権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
不正競争
平成24年4月26日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成22(ワ)6766請求棄却
損害賠償請求事件
被告P2
P3
P4
P5 原告有限会社顧問料不要の三輪会計事務所
P1
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不正競争防止法2条1項7号
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[概要] 1 前提事実(証拠等の掲記がない事実は当事者間に争いがない。)
(1)当事者
原告有限会社顧問料不要の三輪会計事務所(以下「原告会社」という。)
は,会社個人経営の帳簿の記帳及び決算に関する業務等を目的とする会社で
あり,税務書類の作成を行っている。
原告P1は,原告会社の代表者であり,P1税理士事務所の屋号で税務代
理及び税務相談等を業としている。
被告P2は,株式会社USPアカウンティングの代表取締役であり,被告
P3は,その妻である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成24年4月19日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成23(ワ)10113請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
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[概要] 1 前提事実(証拠の掲記がない事実は当事者間に争いがない。)
(1)当事者
原告は,住宅エクステリア,メンテナンスの設計施工請負等を目的とする
会社である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成24年4月18日 東京地方裁判所
▶概要
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平成21(ワ)25324等一部認容
損害賠償
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民法715条 民法719条
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[概要] 1(1) 第1事件
労働者派遣事業を営む第1事件原告株式会社ヒューマントラストは,第1
事件被告株式会社マーキュリー,同Y1,同Y2,同Y3,同Y4,同Y5
及び同Y6が,共謀の上,平成21年4月27日から同年6月22日にかけ
て,労働者派遣先や請負契約の受注先を同原告から奪い取ることを企図して,
同原告の取引先であった兼松コミュニケーションズ株式会社,株式会社新通
エスピー,日本エイサー株式会社,株式会社第一エージェンシー,株式会社
エヌ・ティ・ティ・アド及びKDDI株式会社の6社ないし同原告の派遣労
働者ら(以下「スタッフ」ともいう。)に対し,競争関係にある同原告の営
業上の信用を害する虚偽の事実を告知した行為(以下「本件不正競争」とい
う。)は,不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条1項14号の不
正競争に当たるとして,上記被告らに対し,同法4条に基づき,連帯して,
損害賠償4887万3690円及びこれに対する平成21年8月27日から
支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めている。
(2) 第2事件
▶判決の詳細
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不正競争
平成24年3月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成21(ワ)5848請求棄却
損害賠償請求事件
被告Y1
Y2高林良男
Y3
Y4
株式会社マネースクウェア・ジャパン西尾政行 原告株式会社イーグルワンエンタープライズ
X2石井尚子
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民法715条 不正競争防止法2条1項4号 不正競争防止法19条1項6号 不正競争防止法2条6項
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[概要] 1 本件は,被告らが,①不正競業,兼職,②横領,背任,③営業妨害,業務懈
怠,④情報管理義務違反,⑤著作権侵害,⑥営業秘密の侵害,⑦原告らの被害
回復に対する妨害行為,⑧契約の不当破棄に該当する行為を行ったとして,
(1) 原告らが,被告Y1(以下「被告Y1」という。),被告Y3(以下「被
告Y3」という。),被告Y4(以下「被告Y4」という。),被告マネー
スクウェア・ジャパン(以下「被告会社」という。)に対し,上記①,③,
④,⑦の行為が同被告らの共同不法行為に当たるとして,不法行為に基づく
損害賠償金,
(2) 原告イーグルワンエンタープライズ(以下「原告会社」という。)が,被
告Y1,被告Y4に対し,上記②の行為が同被告らの共同不法行為に当たる
として,不法行為に基づく損害賠償金,
(3) 原告会社が,被告Y1,被告Y4に対し,上記①,②,③,④,⑦の行為
が債務不履行に当たるとして,債務不履行に基づく損害賠償金(この請求と
上記(1),(2)の被告Y1,被告Y4に対する請求は選択的併合の関係にある。),
(4) 原告会社が,被告会社に対し,上記⑧の行為が不法行為又は債務不履行に
▶判決の詳細
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不正競争
平成24年3月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成21(ワ)43952一部認容
損害賠償等請求事件
被告株式会社日栄
Y1堀江竜太
株式会社ピーストック
株式会社エピキュア
Y2
Y3 原告日本ソアー株式会社杉本賢郎
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民法109条
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[概要] 1 本件は,原告が,被告らに対し,次の各請求をする事案である(各請求の併
合態様はいずれも単純併合である。)。
(1) 原告は,原告が販売していたフルーツジュース(後記2(1)アの本件ジュー
ス)と内容物及び容器デザインが同一の商品(後記2(1)イの被告商品)を,
被告らが輸入し,販売する行為は,不正競争防止法(以下「不競法」という。)
2条1項3号の不正競争に該当するとして,被告ら各自に対し,同法4条に
基づき,損害賠償金1300万円及びこれに対する平成21年12月27日
から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めて
いる(以下「本件請求1」という。)。
(2) 原告は,被告ピーストックと本件ジュースの輸入販売について,原告が輸
入して同被告に販売する取引を継続的に行っていたところ,平成20年5月
から同年10月までの売掛金及び費用(以下,併せて「売掛金等」という。)
のうち153万2476円が未払であるとして,同被告に対し,上記未払の
売掛金等153万2476円及びこれに対する平成21年12月27日から
支払済みまで商事法定利率年6分の割合による遅延損害金の支払を求めてい
▶判決の詳細
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不正競争
平成24年3月21日 東京地方裁判所
▶概要
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平成22(ワ)145等請求棄却
損害賠償等請求事件
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民法709条
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[概要] 1 本訴請求は,ドライビングアシストコントローラー(スロットルコントロー
ラー。自動車のアクセルの踏み込み具合に対する加速の反応を自動的に制御す
ることによって加速と燃費をコントロールする製品)である別紙物件目録Ⅰ記
載の製品「i-Accel」(以下「原告製品」という。)を製造販売する本訴原告(反
訴被告。以下「原告」という。)が,同種製品である「3-DRIVE」(以下「被
告製品」という。)を製造販売する本訴被告(反訴原告。以下「被告」という。)
に対し,原告製品の販売は不正競争に当たらないにもかかわらず,被告のホー
ムページや原告の取引先に対する通知書において,原告製品は被告製品の部品
を模倣したものである等記載し,原告が被告の知的財産権を侵害している旨告
知,流布した被告の行為が不正競争防止法(以下「不競法」いう。)2条1項
14号の不正競争に当たるとして,①同法3条1項に基づく虚偽事実の告知,
流布の差止め,②同法4条に基づく損害賠償金5400万円及びこれに対する
訴状送達日の翌日である平成21年11月17日から支払済みまで民法所定の
年5分の割合による遅延損害金の支払を求めるとともに,③同法14条に基づ
く信用回復措置として謝罪広告の掲載を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成24年3月5日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成23(ネ)10066控訴棄却
業務禁止等請求控訴事件
控訴人(被告)X
(被告)オキシーヘルスジャパン株式会社石田亮
ら 被控訴人(原告)日本ライトサービス株式会社片岡剛
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[概要]
▶判決の詳細
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不正競争
平成24年2月29日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成23(ネ)10061控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
控訴人株式会社パリスメール 被控訴人株式会社ドルチェ
Y1
Y2
Y3
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不正競争防止法2条1項7号 不正競争防止法2条6項 不正競争防止法4条 不正競争防止法2条1項8号
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[概要] 1 本件は,服飾品の販売等を業とする控訴人が,控訴人の従業員であった被控
訴人 Y2 及び同 Y3 が控訴人を退職し,被控訴人 Y1 が経営する被控訴人株式会社ド
ルチェ(以下「被控訴人会社」という。)に就職しているところ,①被控訴人 Y2 及
び同 Y3 は,不正の利益を得る目的又は保有者に損害を加える目的で,控訴人から
開示を受けた営業秘密(原判決別紙1の顧客が記載された名簿(以下「本件顧客名
簿」という。)及び同2の仕入先が記載された名簿(以下「本件仕入先名簿」とい
う。))を被控訴人会社及び同 Y1 に開示し,かつ,上記営業秘密を使用して,原判
決別紙1記載の各顧客に案内状を送付し,原判決別紙2記載の仕入先から控訴人の
売れ筋商品である同別紙記載の商品(以下「本件商品」という。)を仕入れるなど
した(不正競争防止法2条1項7号),②被控訴人 Y2 及び同 Y3 は,控訴人との雇
用契約上,控訴人の就業規則(以下「本件就業規則」という。)所定の競業避止義
務及び秘密保持義務を負っているにもかかわらず,競業会社である被控訴人会社に
上記のとおり就職し,かつ,上記①のとおり控訴人の営業秘密を被控訴人会社及び
同 Y1 に開示した,③被控訴人会社及び同 Y1 は,被控訴人 Y2 及び同 Y3 による本件
顧客名簿及び本件仕入先名簿の開示が上記①及び②のとおり営業秘密の不正開示行
▶判決の詳細
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不正競争
平成24年2月6日 東京地方裁判所
▶概要
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平成23(ワ)5864請求棄却
不正競争行為に基づく損害回復等請求事件
被告株式会社デコス
株式会社安成工務店
株式会社風土社 原告A
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不正競争防止法2条1項14号 不正競争防止法3条 民法667条 不正競争防止法2条1項7号
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[概要] 本件は,原告が,被告株式会社風土社(以下「被告風土社」という。)の発
行した「チルチンびと 別冊安成工務店」(以下「本件雑誌」という。)に掲
載された本判決末尾添付の記事(以下「本件記事」という。)は,被告株式会
社デコス(以下「被告デコス」という。)及び被告株式会社安成工務店(以下
「被告安成工務店」といい,被告デコス及び被告安成工務店を併せて「被告安
成工務店ら」ということがある。)と競争関係にある原告の営業上の信用を害
する事実を告知又は流布し(不正競争防止法2条1項14号),かつ,原告の
氏名権及び肖像権を侵害するものに該当するところ,本件雑誌は,被告デコス
及び被告安成工務店の宣伝のため,同被告らの依頼及び資金提供のもとで発行
されたものであるから,被告らは,共同して,前記不正競争行為又は氏名権等
侵害の不法行為に及んだものであると主張し,被告らに対し,連帯して,①不
正競争防止法14条に基づき,原告の営業上の信用を回復するのに必要な措置
としての謝罪広告の掲載,②同法3条に基づき,原告の氏名及び肖像を使用し,
本件記事と同旨の事実を告知又は流布することの差止め,③不正競争防止法4
条に基づく損害賠償として440万円及び氏名権等侵害の共同不法行為責任
▶判決の詳細
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不正競争
平成24年1月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成23(ワ)15964請求棄却
請負代金等請求事件
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不正競争防止法2条1項3号 不正競争防止法4条 不正競争防止法5条1項
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[概要] 1 本訴事件
本件は,婦人装飾品の販売等を業とする株式会社である本訴原告(反訴被告。
以下「原告」という。)が,服飾品の販売等を業とする株式会社である本訴被
告(反訴原告。以下「被告」という。)から装飾品等の製造を4回にわたり受
注し,約定の期日までにこれらの商品を製造し,納入したにもかかわらず,約
定支払期限を過ぎても被告が上記商品代金を支払わないと主張して,上記商品
の製造に関する各請負契約に基づき,未払請負代金合計額である77万688
4円及び各約定支払期限の翌日から支払済みまで商事法定利率年6分の割合に
よる遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成23年12月15日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)11489等一部認容
損害賠償請求事件
被告ら
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民法709条 不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法2条1項13号 不正競争防止法5条2項
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損害賠償 | 35回 | 商標権 | 27回 | 侵害 | 15回 | 差止 | 7回 |
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[概要] 1 第1事件は,「GOLD Glitter」という商品名のカー
ワックス(以下,原告が製造していた同商品名のカーワックスを「本
件商品」という。)を製造し,被告会社に納入していた原告が,被
告会社及びその代表者取締役である被告P1に対し,被告会社が原
告以外の者に製造させたカーワックス及び車専用のシャンプーに
「GOLD Glitter」及びこれを含む商品表示類を付して
販売したことについて,下記ア,イの請求をする事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成23年12月14日 東京地方裁判所
▶概要
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平成23(ワ)10050請求棄却
プログラム差止等請求事件
被告アドバンスソフト株式会社
Y1
Y2椎名健二
ら 原告ヴァンダープラッツ・デザイン・オプティマ
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不正競争防止法14条 不正競争防止法2条1項4号 不正競争防止法2条6項
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[概要] 1 本件は,被告らが別紙「技術情報目録」記載1~4の原告の営業秘密を窃取
し,これを使用して別紙「物件目録」記載1のプログラム(以下「被告プログ
ラム」という。)及び同目録記載2の論文(以下「被告論文」という。)を作
成,開示した(不正競争防止法2条1項4号)として,原告が,被告らに対し,
不正競争防止法3条1項,2項に基づき,被告プログラムの製造,使用,複製,
頒布及び被告プログラムを格納した記録媒体の頒布の差止め(上記第1の1,
2),被告プログラムを格納した記録媒体の廃棄(上記第1の3),被告論文
の出版,頒布等の差止め(上記第1の4),被告論文が掲載された書籍の廃棄
(上記第1の5)を求めるとともに,被告アドバンスソフト株式会社(以下「被
告会社」という。)に対し,不正競争防止法14条に基づき,被告会社のホー
ムページに別紙「謝罪広告目録」記載の謝罪広告を掲載すること(上記第1の
6)を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成23年11月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成22(ワ)11017等一部認容
不正競争防止法に基づく差止め等請求事件
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法4条 不正競争防止法3条1項 民事訴訟法29条
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実施 | 24回 | 侵害 | 20回 | 差止 | 16回 | 損害賠償 | 13回 |
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[概要] 以下,原告中野書写検,被告社団法人中野書写検及び被告Aを併せて「原告
ら」といい,被告琴河原,被告B及び被告社団法人書写書道振興会を併せて「被
告ら」という。
本件は,書写書道に関する検定試験等の事業を行う原告中野書写検が,権利
能力なき社団である「日本書写能力検定委員会」(以下「旧書写検」という。
)と同一の団体であり,その営業表示(商品等表示)である「日本書写能力検
定委員会」及びその略称「書写検」が周知性を有するところ,被告琴河原が,
「日本書写能力検定委員会」に酷似する「日本書写書道検定委員会」(以下「書
写書道検」という。)を設置し,書写書道検が旧書写検そのもの又はその正当
な承継団体であるかのように誤信させて著しい混同を生じさせているから,不
正競争防止法2条1項1号に該当するなどと主張し,①被告琴河原に対し,不
正競争防止法3条1項に基づく差止請求として,書写書道の検定試験等の一切
の事業において,「書写検」及び「日本書写書道検定委員会」の表示の使用禁
止(請求1(1)),②被告琴河原及び被告Bに対し,被告琴河原につき不正競
争防止法3条1項又は不法行為,被告Bにつき不法行為に基づく差止請求とし
▶判決の詳細
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不正競争
平成23年11月28日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成23(ネ)10033控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
被告)ソニー株式会社 控訴人(一審原告)承鎂源數位科技股份有限公司 被控訴人(一審被告)ソニー株式会社
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民法709条
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侵害 | 29回 | 損害賠償 | 12回 | 進歩性 | 6回 | 新規性 | 6回 |
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[概要] 1 本件は,台湾法人で一審原告である控訴人が,日本法人で一審被告である被
控訴人に対し,被控訴人が平成18年12月1日から同19年11月30日ま
での間に小型USBフラッシュメモリを台湾の会社に製造委託してこれを日本
に輸入して販売したことに関し,
①上記小型USBフラッシュメモリは控訴人が製造する商品の形態を模倣
したものであって,被控訴人による上記輸入・販売は不正競争防止法(以
下「不競法」という。)2条1項3号の不正競争行為に該当する,
②上記小型USBフラッシュメモリは被控訴人が控訴人から示された営業
秘密を不正に使用して製造されたものであって,不競法2条1項7号の不
正競争行為に該当する,
③被控訴人による上記小型USBフラッシュメモリの製造は,台湾の著作権
法上,控訴人の著作物である小型USBフラッシュメモリの設計図の著作
権(翻案権)を侵害する,
④被控訴人による上記小型USBフラッシュメモリの製造・販売は,控訴人
の技術情報を使用して行われたものであって,民法709条の不法行為に
▶判決の詳細
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不正競争
平成23年11月8日 東京地方裁判所
▶概要
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平成21(ワ)24860一部認容
損害賠償請求事件
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不正競争防止法2条1項14号 民法715条1項 不正競争防止法2条1項 不正競争防止法2条1項7号
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[概要] 本件は,投資用マンションの販売等を業とする原告株式会社エフ・ジェー・
ネクスト(以下「原告ネクスト」という。)とその完全子会社で投資用マンシ
ョンの管理・賃貸等を業とする原告株式会社エフ・ジェー・コミュニティ(以
下「原告コミュニティ」という。)が,原告ネクストの営業社員であった被告
A及び同Bにおいて,原告らからは不正の手段により,秘密保持義務を負った
原告らの元社員からは悪意重過失により,原告らの営業秘密である顧客情報を
取得し,被告Aが原告ネクストを退職した後に設立した投資用マンションの賃
貸管理等を業とする被告株式会社レントレックス(以下「被告レントレックス」
という。)で,上記顧客情報を使用して原告らの顧客に連絡し,原告ネクスト
が債務超過で倒産する可能性が高く,原告コミュニティも連鎖倒産するなどと,
競争関係にある原告らの営業上の信用を害する虚偽の事実を告知するととも
に,図利加害目的で賃貸管理の委託先を原告コミュニティから被告レントレッ
クスに変更するよう勧誘して賃貸管理委託契約を締結したとして,営業秘密の
不正取得・使用や信用毀損の不正競争行為,又は,秘密保持義務や競業避止義
務を定めた誓約書違反若しくは就業規則違反の債務不履行等に基づき,被告ら
▶判決の詳細
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不正競争
平成23年10月21日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)30603請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
被告有限会社セキショウ
Y1
Y2
Y3
Y4
Y5
Y6
Y7
株式会社コーヨー斉藤印刷
ら 原告株式会社ヤマガタ木下肇
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不正競争防止法2条1項7号 民法709条 不正競争防止法3条 不正競争防止法4条
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[概要] 1 本件における原告の請求の要旨は,次のとおりである。
▶判決の詳細
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不正競争
平成23年9月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)35836一部認容
業務禁止等請求事件
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不正競争防止法5条2項 不正競争防止法3条1項
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[概要] 本件は,健康器具の販売等を業とする原告が,取締役兼営業担当部長であっ
た被告A(以下「被告A」という。)及び同被告が原告を退職した後に設立し
た健康器具の販売等を業とする被告オキシーヘルスジャパン株式会社(以下「被
告オキシーヘルス」という。)に対し,被告Aにおいては,不正の手段により
営業秘密が記載された原告の顧客名簿を取得し,原告を退職した後に入社した
バイオネット株式会社(以下「バイオネット」という。)に上記顧客名簿を開
示し,バイオネット・被告オキシーヘルスで上記顧客名簿を使用して原告の顧
客らに対する販売活動を行い,被告オキシーヘルスにおいては,バイオネット
から上記顧客名簿を取得し,仮に被告Aによる上記顧客名簿の取得が不正の手
段によるものでなかったとしても,被告Aにおいて図利加害目的で上記顧客名
簿を開示したり使用したりしているとして,労働契約又は不正競争防止法に基
づく上記顧客名簿を使用した販売業務の差止めや不正競争防止法に基づく上記
顧客名簿の廃棄を求めるとともに,債務不履行又は不法行為に基づく上記販売
活動による逸失利益相当額の損害賠償を求め,また,被告Aにおいて,原告の
貸付先等であったバイオネットに,その財産を不当に流出させ,株式会社ニュ
▶判決の詳細
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不正競争
平成23年9月27日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成22(ネ)10039等控訴棄却
不正競争行為差止等請求控訴,同附帯控訴事件
被告)株式会社ビーシー工業被控訴人(第1事件
)Y1被控訴人兼附帯控訴人(第2事件
)(判決中では「
山野商事」と表記)被控訴人兼附帯控訴人(第2事件
)(判決中では「
Y2」と表記) 控訴人兼附帯被
(原告)出光興産株式会社 被控訴人(第1事件被告)株式会社ビーシー工業
(第1事件被告)Y1
兼附帯控訴人(第2事件被告)(判決中では「被告山野商事」と表記)
兼附帯控訴人(第2事件被告)(判決中では「被告Y2」と表記)
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不正競争防止法2条1項8号 不正競争防止法5条2項 不正競争防止法4条 不正競争防止法2条6項
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ライセンス | 22回 | 損害賠償 | 6回 | 差止 | 6回 | 侵害 | 1回 |
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[概要] 1 請求の概要と原判決
石油精製等を業とする株式会社であり,吸収合併により,子会社であった出光石
油化学株式会社(出光石化)の権利義務を承継した原告は,被告らが共同して,出
光石化が保有していた営業秘密であるポリカーボネート樹脂製造装置(PCプラン
ト)に関する別紙営業秘密目録記載1ないし3の図面及び図表(以下「本件図面図
表」という。)に記載された本件情報を出光石化の従業員をして不正に開示させて
取得し,その取得した本件情報を中国の藍星(集団)総公司(以下「藍星公司」と
いう。)に開示した行為が,不正競争防止法2条1項8号の不正競争行為又は民法
709条の不法行為に該当する旨主張して,被告らに対し,不正競争防止法3条1
項に基づく本件図面図表の使用,開示の差止め,同条2項に基づく本件図面図表が
記録された記録媒体の廃棄,同法4条(予備的に民法709条)に基づく損害賠償
として2億9700万円の支払を求めた。なお,本判決の別紙営業秘密目録は,原
判決の別紙に更に特定事項を付加したものである。
▶判決の詳細
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不正競争
平成23年9月7日 東京地方裁判所
▶概要
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平成23(ワ)1432一部認容
不正競争行為差止請求事件
被告Y 原告シャネルエスアーエールエル
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法2条1項2号
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[概要] 1 本件は,原告が,被告に対し,被告がその営業する営業施設において使用す
る後記2(1)イの営業表示は原告の周知かつ著名な営業表示と同一又は類似し,
被告の行為は不正競争防止法2条1項1号又は2号の不正競争に該当するとし
て,同法4条に基づき,損害賠償金1300万円及びこれに対する訴状送達日
の翌日である平成23年2月18日から支払済みまで民法所定の年5分の割合
による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成23年7月21日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成23(ネ)10023控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
控訴人株式会社夢工房
株式会社アルミ工房 被控訴人株式会社トーエイ
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[概要] 1 本件は,アルミニウム製の雨戸を製造・販売する被控訴人が,控訴人らにお
いて当該雨戸の製造に係る営業秘密を不正に取得した上で使用し,又は開示を受け
た当該営業秘密を不正の利益を得る目的で使用して,当該雨戸と同じ構造を有する
雨戸を製造・販売していることは,不正競争防止法(以下「不競法」という。)2
条1項4号又は同項7号(以下,平成21年法律第30号による同号の改正の前後
を通じて,単に「7号」という。)の不正競争に該当すると主張して,控訴人らに
対し,同法3条1項に基づき,原判決別紙物品目録記載の雨戸(以下「セキュアガ
ード」という。)及びその構成部品の製造・販売の差止めを求めるとともに,同法
4条に基づき,連帯して損害賠償6090万円及びこれに対する上記不正競争行為
の後であり本件訴状送達の日の翌日である平成21年1月7日から支払済みまで年
5分の割合による遅延損害金の各支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成23年6月30日 知的財産高等裁判所 横浜地方裁判所
▶概要
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平成23(ネ)10019控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
控訴人ファーストガス 被控訴人レモンガス株式会社神谷宗之介
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不正競争防止法2条1項7号 不正競争防止法2条6項 不正競争防止法4条 不正競争防止法2条1項
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[概要] 1 本件は,控訴人が,控訴人の顧客名簿を被控訴人が不正に使用して営業活動
を行い,控訴人の顧客を奪ったことは,①不正競争防止法2条1項7項の「営業秘
密の不正使用」に該当する,②控訴人と被控訴人との間のLPガス供給契約に基づ
く守秘義務及び競業避止義務並びに信義則上の競業避止義務に違反する債務不履行
に該当する,③違法な勧誘行為により控訴人の顧客を奪った不法行為に該当するな
どと主張して,不正競争防止法4条,2条1項7号又は債務不履行,不法行為に基
づいて,事業譲渡により得べかりし利益に相当する損害1億3440万円及びこれ
に対する訴状送達の日の翌日である平成21年5月20日から支払済みまで民法所
定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成23年6月23日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成22(ネ)10060一部認容
求償金等請求控訴事件
控訴人兼附帯被
兼附帯被
ヤング株式会社 被控訴人兼附帯控訴人
兼附帯控訴人ヤングブレイン株式会社
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民法702条3項 不正競争防止法2条1項14号 不正競争防止法14条 不正競争防止法4条
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[概要] 本判決の略称は,「製品ヤング」を「本件製品」に改め,控訴人 と被控訴人
との間で検討された本件事業の譲渡(ただし,その具体的内容については当事者
間で争いがある。)を総称して「本件事業譲渡」といい,審級に応じた読替えをす
るほかは,原判決に倣う。
▶判決の詳細
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不正競争
平成23年5月19日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成22(ネ)10088控訴棄却
不正競争行為差止等請求控訴事件
控訴人株式会社目白プレシジョン栗原千亜希 被控訴人河北ライティングソリューショ
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民法709条
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[概要] 1 控訴人は,① 控訴人が製造販売する原告250型ランプ及び原告252型
ランプの商品形態が商品等表示として需要者間に広く認識されているとして,被控
訴人が被告250ランプ型及び被告252型ランプを製造販売する行為は不正競争
防止法(不競法)2条1項1号所定の不正競争に該当すると主張し,a同法3条に基
づき,被告商品の製造等の差止め及び廃棄,並びにb同法4条に基づき,損害賠償
金5000万円と遅延損害金の支払,又は,② 上記①bの請求と選択的に,被控
訴人の原告各ランプと混同を生じさせようとする不公正な営業活動が不法行為に該
当すると主張して,民法709条に基づき,同額の損害賠償金の支払を被控訴人に
求めた。
2 原判決は,不競法違反に基づく請求について,原告各商品形態が,控訴人の
業務に係る交換ランプであることを示す商品等表示として需要者の間に広く認識さ
れていたものとは認め難いとして,請求を棄却するとともに,一般不法行為の成立
も否定してその請求を棄却した。
▶判決の詳細
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不正競争
平成23年3月24日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成22(ネ)10077控訴棄却
不正競争行為差止等請求控訴事件
控訴人(被告)有限会社せいらく 被控訴人(原告)素数株式会社髙井信也
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[概要] 1 被控訴人は,控訴人商品の形態は被控訴人商品との混同を生じさせるもので
あり,また,控訴人商品は被控訴人商品の形態を模倣した商品であるから,控訴人
による控訴人商品の販売は,不競法2条1項1号又は3号の不正競争行為に当たる
と主張して,控訴人に対し,不競法3条1項に基づき,控訴人商品の譲渡等の差止
めを求めるとともに,同法4条に基づき,損害賠償として3996万円及び遅延損
害金の支払を求めた。
原審は,控訴人商品を販売する控訴人の行為は不競法2条1項1号の不正競争行
為に当たるとして,控訴人商品の譲渡等の差止請求を認めるとともに,被控訴人は
控訴人の上記不正競争行為により183万円6180円の損害を被ったとして,1
83万円6180円及びこれに対する遅延損害金の支払の限度で,被控訴人の損害
賠償請求を認めた。
2 本件の外形的事実関係は,原判決「事実及び理由」中の「第2 事案の概
要」のとおりであるが,要点は次のとおりである。
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不正競争
平成23年3月10日 東京地方裁判所
▶概要
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平成22(ワ)8605一部認容
損害賠償請求事件
被告FC・ジャパン・ホールディングス株式会社 原告株式会社ウェルネス四万十研究所
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[概要] 1 請求原因
(1) 債務不履行に基づく損害賠償請求
ア 原告と被告は,平成20年3月7日,以下の内容の,日本国産冬虫夏草
の健康補助食品に関する長期売買契約(以下「本件契約」という )を締。
結した。
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不正競争
平成23年2月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)26698請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
被告株式会社ABGInternational 原告株式会社アイ・ウェーブ
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不正競争防止法2条1項3号 不正競争防止法2条1項7号 不正競争防止法3条1項 不正競争防止法2条6項
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[概要] 本件は,別紙原告商品目録1記載の自動排泄処理装置(以下「原告装置1」
という。)及び同目録2記載の自動排泄処理装置(以下「原告装置2」という。)
を開発し,商品として販売を準備しているとする原告が,別紙被告商品目録記
載の自動排泄処理装置(以下「被告装置」という。)は原告装置1又は原告装
置2の形態を模倣した装置であるから,被告による被告装置の譲渡行為等は不
正競争防止法2条1項3号の不正競争行為に該当し,また,被告の代表者が原
告から示された原告の営業秘密である原告装置1,2に係る機能,形態等の情
報を被告に開示し,被告がこの営業秘密を使用して被告装置を製造したことは,
同法2条1項7号,8号の不正競争行為に該当するなどと主張して,被告装置
を開発し,商品としての販売を準備している被告に対し,同法3条1項に基づ
き,被告装置の譲渡等の差止めを求めるとともに,同条2項に基づき,被告装
置の廃棄を求めた事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成23年2月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成21(ワ)31686請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
被告株式会社箔一 原告夢らく商事株式会社
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[概要] 1 本件は,原告が,被告に対し,①原告が商品名を「KINPAK」として販
売する金箔を素材とした美顔パック(以下「原告商品」という。)の形態は需
要者の間に広く認識されている商品等表示に該当し,被告が別紙被告商品目録
記載1及び2の美顔パック(以下,併せて「被告商品」という。)を販売する
行為は不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条1項1号の不正競争に
該当すると主張して,(a)同法3条に基づき,被告商品の製造等の差止め及び廃
棄,並びに(b)同法4条,5条2項に基づき,損害賠償金2000万円及びこれ
に対する訴状送達の日の翌日である平成21年4月9日から支払済みまで民法
所定の年5分の割合による遅延損害金の支払,又は②上記①(b)の請求と選択的
に,被告が製造販売する被告商品の形態は原告の販売する原告商品の形態を模
倣したものであり,被告が被告商品を販売する行為は不競法2条1項3号の不
正競争に該当すると主張して,同法4条,5条2項に基づき,上記①(b)と同額
の損害賠償金及び遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成23年2月24日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成22(ネ)10074請求棄却
特許権差止請求権不存在確認等請求本訴,損害賠償等請求反訴控訴事件
被告・反訴原告)(以下「1審
」という。) 控訴人兼被
(第1審本訴原告・反訴被告)(以下「1審原告」という。) 被控訴人兼控訴人(第1審本訴被告・反訴原告)(以下「1審被告」という。)
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特許法65条1項 民法709条 特許法51条 特許法29条1項1号
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刊行物 | 62回 | 特許権 | 36回 | 無効 | 29回 | 侵害 | 22回 |
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[概要] 1 本訴事件は,1審原告が,1審被告に対し,①原告製品の販売が本件特許権
の侵害に当たらないと主張して,1審被告が,本件特許権に基づき,1審原告に対
して原告製品を販売することの差止請求権を有しないことの確認を求めるとともに,
②1審被告が1審原告の取引先に対して1審原告の販売する原告製品が本件特許権
を侵害する旨告知したこと(本件告知行為)が不競法2条1項14号所定の不正競
争に該当すると主張して,同法4条及び民法709条に基づき,損害賠償金339
7万4752円及び内金1392万3540円に対する訴状送達の日の翌日である
平成20年7月12日から,内金2005万1212円に対する請求の趣旨拡張の
申立書送達の日の翌日である平成22年2月10日から,各支払済みまで民法所定
の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成23年2月17日 大阪高等裁判所
▶概要
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平成22(ネ)2247控訴棄却
不正競争行為差止等請求控訴事件
被告)A被控訴人(
)公益財団法人全日本拳法連盟 控訴人(原告)特定非営利活動法人日本拳法会
(原告)一般財団法人日本拳法全国連盟 被控訴人(被告)A
(被告)公益財団法人全日本拳法連盟
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不正競争防止法2条1項1号
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[概要] 控訴人らは日本拳法の普及活動等を行う法人である(控訴人全国連盟は権利能
力なき社団であったが,本件訴訟係属中に法人格を取得した。)。被控訴人連盟
は,日本拳法の大会の開催等を行う公益財団法人であり(本件係属中に組織変更
により名称を現在のものに変更した。),被控訴人Aはその代表理事である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成22年12月16日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成21(ワ)6755請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
被告イオンリテール株式会社 原告株式会社西松屋チェーン
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法3条1項 不正競争防止法4条 民法709条
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[概要] 本件における原告の被告に対する被告行為の差止めに係る請求は,原告が被
告に対し,原告店舗でベビー・子供服の陳列のために使用している別紙原告商
品陳列デザイン目録記載1ないし3の商品陳列デザイン(以下「原告商品陳列
デザイン1ないし3」という )は,主位的にはそれぞれ独立して,第1次予。
備的に原告商品陳列デザイン1及び2の組み合わせにより,第2次予備的に原
告商品陳列デザイン1ないし3の組み合わせにより,子供服等の販売を業とす
る原告の営業表示として周知又は著名であるとして(以下,原告商品陳列デザ
イン1ないし3の商品陳列デザイン及び上記組み合わせにかかる商品陳列デザ
インを総称して「原告商品陳列デザイン」ともいう ,不正競争防止法3条1。)
項(2条1項1号又は2号)に基づき,被告の特定店舗を対象として,被告が
使用する商品陳列デザインの使用の差止めを求める事案であり,本件における
原告の被告に対する金銭請求は,原告が被告に対し,主位的には上記不正競争
行為を理由として,上記店舗及びそれ以外の被告店舗も対象とした上,不正競
争防止法4条に基づく損害賠償と同損害金支払債務の遅延損害金の支払を求め,
予備的には,被告が上記店舗及びそれ以外の被告店舗において原告商品陳列デ
▶判決の詳細
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不正競争
平成22年11月29日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成22(ネ)10015控訴棄却
輸入販売差止等請求控訴事件
控訴人ゴヤールサントノレ古木睦美 被控訴人アディダスジャパン株式会社中川豊
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不正競争防止法3条 商標法36条
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[概要] 1 別紙2原告標章目録記載の原告標章を付した鞄等を販売する控訴人(原告)
は,別紙1被告標章目録記載1の被告標章1を付した被告バッグ及び同目録記載2
の被告標章2を付した被告靴を輸入,販売等した被控訴人(被告)に対し,不正競
争防止法3条(2条1項1号又は2号)に基づき,被告バッグ及び被告靴の輸入,
販売等の差止め及び廃棄を求めるとともに,不法行為(不正競争防止法4条)に基
づく損害賠償を求めた。
2 原判決は,原告標章と被告各標章との類似性を否定し,原告の請求をいずれ
も棄却した。
▶判決の詳細
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不正競争
平成22年11月4日 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)36935請求棄却
損害賠償請求事件
被告株式会社トーソー
株式会社平成化成 原告株式会社ベストエバー
株式会社ベストエバージャパン
ら
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不正競争防止法2条1項3号 不正競争防止法5条1項
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[概要] 本件は,別紙原告商品目録記載の商品(以下「原告商品」という )を製造。
している原告ベストエバー及び同商品を販売している原告ベストエバージャパ
ンが,別紙被告商品目録記載の商品(以下「被告商品」という )は原告商品。
の形態を模倣したものであり,被告らが被告商品を販売した行為は不正競争防
止法2条1項3号の不正競争に該当すると主張して,被告らに対し,不正競争
防止法4条に基づき,損害賠償として,原告らにそれぞれ400万円及びこれ
に対する不正競争の後である平成20年12月28日(訴状送達の日の翌日)
から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金を連帯して支払う
よう求めた事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成22年10月21日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成22(ワ)3273一部認容
損害賠償等請求事件
被告P1 原告全国柔整鍼灸協同組合
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不正競争防止法2条1項14号 民法709条
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[概要] 1 請求原因(原告の主張)
(1) 当事者
ア 原告
原告は,大阪市内に主たる事務所を置き,「全柔協」と通称される,柔道
整復師や鍼灸師の組合員を擁する協同組合であり,柔道整復師や鍼灸師の
養成校である学校法人平成医療学園も設立している。
イ 被告
被告は,インターネット上における,いわゆるソーシャルネットワーキ
ングサイトで「mixi」と称するサイトのコミュニティ「接骨院・整骨院の
経営を考える」(以下「本件コミュニティ」という。)において,ハンドル
ネーム「P2」を名乗って書き込みを行っていた者である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成22年10月21日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)8763請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
被告P2
P3
P4財前昌和
P5
P6吉井昭 原告P1
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不正競争防止法2条6項 不正競争防止法2条1項4号 不正競争防止法2条1項5号 民事訴訟法248条
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[概要] 本件は,不動産の売買等を営む原告が,原告の元従業員である被告P2,被
告P3及び被告P4(以下,同被告ら3名を併せて「被告P2ら」という )。
において,原告と同種の事業を営む被告P6が代表取締役を務める被告P5の
販売する不動産の売買等の勧誘等を行っていることなどについて,被告らに対
して下記の各請求をした事案である。原告の被告P2らに対する下記(1)ア及
びイの各差止め及び廃棄請求並びに下記(1)アないしエの各損害賠償請求は,
いずれも選択的請求である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成22年9月17日 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)25956一部認容
不正競争行為差止等請求事件
被告有限会社せいらく 原告素数株式会社
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[概要] 本件は,別紙原告商品目録記載の角質除去具(以下「原告商品」とい
う。)を販売する原告が,別紙被告商品目録記載の角質除去具(以下「被告
商品」という。)を販売する被告に対し,被告商品の形態は原告の商品等表
示として周知な原告商品の形態と類似し,被告商品の販売は原告商品との混
同を生じさせるものであり,また,被告商品は原告商品の形態を模倣した商
品であるから,被告による被告商品の販売は,不正競争防止法(以下「不競
法」という。)2条1項1号又は3号の不正競争行為に当たる旨主張して,
不競法3条1項に基づき,被告商品の譲渡等の差止めを求めるとともに,同
法4条に基づき,損害賠償を求めた事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成22年7月2日 東京地方裁判所
▶概要
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平成21(ワ)5988請求棄却
求償金等請求事件
被告ヤング株式会社
Y1
Y2
Y3
ら 原告X
ヤングブレイン株式会社
ら
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不正競争防止法2条1項14号 民法474条2項 不正競争防止法4条 民法650条1項
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商標権 | 18回 | 差止 | 16回 | 損害賠償 | 15回 | 特許権 | 4回 |
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[概要] 1 本件は,
(1) 被告ヤング株式会社(以下「被告会社」という。)の事業全部の譲渡を受
けたと主張する原告X(以下「原告X」という。)が,事業譲渡契約の約定
(被告会社の負債の整理に関しては被告会社が責任をもって処理し,原告X
には何ら関係させないとする約定)にもかかわらず,被告会社の債務の弁済
(第三者弁済)を余儀なくされたとして,被告会社に対しては,①民法65
0条1項若しくは702条1項の規定に基づく償還請求(一部請求)として,
又は②債務不履行若しくは不法行為による損害賠償請求(一部請求)として,
7617万9729円及びこれに対する平成21年3月30日から支払済み
まで民法所定の年5分の割合による遅延損害金又は利息の支払を求め,被告
Y1(被告会社の代表取締役。以下「被告Y1」という。),被告Y2(被
告会社の取締役。以下「被告Y2」という。)及び被告Y3(被告会社の取
締役。以下「被告Y3」という。)に対しては,会社法429条1項,43
0条の規定に基づき,被告会社と連帯(不真正連帯)して同額の損害の賠償
を求め(上記第1,1),
▶判決の詳細
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不正競争
平成22年6月17日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成21(ワ)2948請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
被告A
公益財団法人全日本拳法連盟
ら 原告特定非営利活動法人日本拳法会
日本拳法全国連盟仲元紹
ら
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不正競争防止法2条1項1号
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[概要] 本件は,①拳法の普及等の活動をしている原告らが 「日本拳法」との名称,
が原告らの営業を表示するものとして 「日本拳法会」との名称が原告特定非,
営利活動法人日本拳法会の営業表示として 「日本拳法全国連盟」との名称が,
原告日本拳法全国連盟の営業表示としてそれぞれ周知性を獲得しているから,
「日本拳法」の名称を使用して拳法の普及活動等を行う被告らの行為及び被告
公益財団法人全日本拳法連盟が「全日本拳法連盟」との名称を使用する行為は
不正競争防止法2条1項1号所定の不正競争行為に該当するとして,被告らに
対し,同法3条に基づき,拳法の普及活動等において「日本拳法」の名称を使
用することの差止め及び「日本拳法」の文字を使用した允許状用紙等の廃棄を
求め,被告公益財団法人全日本拳法連盟に対し,同法3条に基づき 「全日本,
拳法連盟」の名称の使用の差止め及び同名称の登記の抹消登記手続を求め,被
告Aに対し,同法14条に基づき,信用回復の措置として,別紙記載の通知文
の送付を求め,②原告日本拳法全国連盟が,被告Aが「日本拳法」の名称を使
用して允許活動をしたことによって損害を受けたとして,被告Aに対し,同法
4条に基づき,損害金36万円及びこれに対する不正競争行為の後の日である
▶判決の詳細
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不正競争
平成22年6月8日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)7756等一部認容
不正競争行為差止等請求事件
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不正競争防止法2条6項 不正競争防止法2条1項5号 不正競争防止法3条 不正競争防止法2条1項7号
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[概要] 1 事案の要旨
( ) 第1事件1
第1事件は,電話占い業を営む原告が,①原告の受付業務等に従事してい
た分離前第1事件被告E及び原告と業務請負契約を締結して原告の顧客に対
して電話による占い鑑定をしていた被告らが共謀して,Eにおいて不正競争
防止法2条6項所定の「営業秘密」に該当する原告の顧客情報(別紙営業秘
密目録記載の情報,以下「本件顧客情報」という。)を持ち出した上,Eが
代表を務める分離前第1事件被告HER−BER−SU合同会社(以下「H
。 ,ER−BER−SU」という )が本件顧客情報を用いて電話占い業を営み
被告らもHER−BER−SUと業務請負契約を締結してHER−BER−
SUの顧客に対して電話による占い鑑定をしているとして,被告らに対し,
不正競争防止法3条(2条1項5号,6号,8号又は9号)に基づき,本件
顧客情報を用いた営業の差止め及び本件顧客情報が記録された記録媒体等の
廃棄を求め,②被告らが原告との間の業務請負契約上の顧客接触・顧客情報
漏洩禁止義務,相互連絡禁止義務及び引抜禁止義務に違反したとして,被告
▶判決の詳細
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不正競争
平成22年5月27日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成22(ネ)10020控訴棄却
損害賠償・損害賠償反訴請求事件
控訴人(原審反訴被告)株式会社イー・ピー・ルーム 被控訴人(原審反訴原告)住石マテリアルズ株式会社
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不正競争防止法2条1項4号
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[概要] 本件は,控訴人(以下「反訴被告」という場合がある。)が,被控訴人(以
下「反訴原告」という場合がある。)との間で放電焼結機及びワークローダー
を製造納入する旨の契約を締結し,放電焼結機の設計図等の原図を反訴原告に
送付したところ,反訴原告が原図を複製し,第三者に頒布して放電焼結機を製
造させ,反訴原告名で販売したと主張して,反訴原告に対し,債務不履行によ
る損害賠償請求権に基づき,損害賠償金10万円及びこれに対する訴状送達の
日の翌日である平成21年8月1日から支払済みまで民法所定の年5分の割合
による遅延損害金の支払を求める本訴を提起し,反訴原告が,反訴被告が提起
した本訴に係る訴えは,反訴原告・反訴被告間の関連訴訟の確定判決において
認められなかった請求と実質的に同一の請求を行うものであるから,反訴被告
による本訴の提起及び維持は,反訴原告に対する不法行為に当たると主張して,
不法行為による損害賠償請求権に基づき,損害賠償金21万円及びこれに対す
る反訴状送達の日の翌日である平成21年10月23日から支払済みまで民法
所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める反訴を提起した事案であ
る。
▶判決の詳細
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不正競争
平成22年5月27日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成22(ネ)10019控訴棄却
損害賠償・損害賠償反訴請求事件
控訴人(原審反訴被告)株式会社イー・ピー・ルーム 被控訴人(原審反訴原告)住石マテリアルズ株式会社
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不正競争防止法2条1項4号
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[概要] 本件は,控訴人(以下「反訴被告」という場合がある。)が有していた放電
焼結装置についての特許権につき,被控訴人(以下「反訴原告」という場合が
ある。)が実用新案に係る出願公告公報を隠して特許異議申立てをしたことが
不法行為に当たると主張して,反訴被告が,反訴原告に対し,不法行為による
損害賠償請求権に基づき,損害賠償金10万円及びこれに対する訴状送達の日
の翌日である平成21年7月16日から支払済みまで民法所定の年5分の割合
による遅延損害金の支払を求める本訴を提起し,反訴原告が,反訴被告が提起
した本訴に係る訴えは,反訴原告・反訴被告間の関連訴訟の確定判決において
認められなかった請求と実質的に同一の請求を行うものであるから,反訴被告
による本訴の提起及び維持は,反訴原告に対する不法行為に当たると主張して,
不法行為による損害賠償請求権に基づき,損害賠償金21万円及びこれに対す
る反訴状送達の日の翌日である平成21年10月23日から支払済みまで民法
所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める反訴を提起した事案であ
る。
原判決は,本訴について,反訴被告が本訴に係る訴えを提起することは,訴
▶判決の詳細
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