権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
特許権
令和3年4月13日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(ネ)10041控訴棄却
損害賠償請求控訴事件 (座席管理システム)
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特許法70条1項
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「座席管理システム」とする特許(本件特許)の特許
権者である控訴人において,被控訴人が運営等を行う東海道新幹線で使用され
ている車内改札システム(被告システム)は本件特許権を侵害するものであり,25
これにより控訴人に実施料相当額の損害が生じた旨主張して,本件特許権侵害
の不法行為による損害賠償請求権に基づく一部請求として,10万円及びこれ
に対する平成30年10月25日(不法行為の後である訴状送達の日の翌日)
から支払済みまで平成29年法律第44号による改正前の民法所定の年5分の
割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和3年3月30日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10032
特許取消決定取消請求事件 (撮像装置)
原告株式会社リコー 被告特許庁長官
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがない。)
(1) 原告は,平成19年10月27日を出願日とする特許出願(特願2007
-279727号。優先権主張番号特願2007-243138号。優先権25
主張日平成19年9月19日(以下「本件優先日」という。))の一部を,平
成24年7月17日を出願日とする特許出願(特願2012-158646
号),同年11月16日を出願日とする特許出願(特願2012-25274
9号),平成25年11月20日を出願日とする特許出願(特願2013-2
39614号)の各分割を経て,平成28年1月4日,発明の名称を「撮像
装置」とする発明について特許出願(以下「本件出願」という。)をし,平成5
29年8月18日,特許権の設定登録を受けた(特許第6191928号。
請求項の数7。以下,この特許を「本件特許」という。)。
(2) 本件特許について,平成30年3月5日,キャノン株式会社から特許異議
の申立て(異議2018-700196号事件)がされた。
原告は,平成30年5月25日付けで取消理由通知を受けたため,同年710
月27日付けで,請求項1ないし7を一群の請求項として,特許請求の範囲
▶判決の詳細
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特許権
令和3年3月30日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10043審決取消訴訟
審決取消請求事件 (架橋アクリル系樹脂粒子及びその製造方法,樹脂組成物並びに包装物品)
原告積水化成品工業株式会社 被告特許庁長官
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[概要] 本件は,特許異議の申立てを一部認容した決定に対する取消訴訟である。争点は,
進歩性欠如の判断の違法性の有無(相違点に係る容易想到性の判断の当否)である。
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特許権
令和3年3月30日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10027審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (体液用センサーアッセンブリ)
原告ラジオメーターメディカルアーペーエス 被告シーメンスヘルスケアダイアグノスティックスインコーポレーテッド
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[概要] 本件は,特許無効審判請求による無効審決の一部の取消訴訟である。争点は,進
歩性についての認定判断の誤りの有無である。
▶判決の詳細
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特許権
令和3年3月30日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10016審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (組織の通過を容易にし保持強度を高める凹凸とげを有するとげ付き縫合糸)
原告エシコンエルエルシー 被告特許庁長官
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特許法29条2項
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実施 | 50回 | 審決 | 32回 | 進歩性 | 7回 | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがない。)
⑴ 原告は,発明の名称を「組織の通過を容易にし保持強度を高める凹凸とげ
を有するとげ付き縫合糸」とする発明について,2013年(平成25年)
9月16日(パリ条約による優先権主張外国庁受理2012年(平成24年)5
9月17日,アメリカ合衆国)に国際特許出願(日本国における出願番号は
特願2015-532118号。請求項の数20。以下「本願」という。)を
した。
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特許権
令和3年3月30日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10092審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (下肢関節手術用牽引手術台,接続マットユニット及び下肢関節手術用牽引手術台設置・収納システ5ム)
原告メダクタ・インターナショナル・ソシエテ・アノニム 被告サージカルアライアンス株式会社
国立大学法人千葉大学
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特許法134条の2 特許法36条6項2号 特許法36条4項1号 特許法156条3項
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[概要] 本件は,特許無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。
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特許権
令和3年3月29日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10036審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (遊技機)
原告株式会社サンセイアールアンドディ 被告特許庁長官
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特許法29条2項 特許法159条
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,平成28年11月25日,発明の名称を「遊技機」とする発明に
ついて,特許出願(特願2016-228517号。以下「本願」という。
甲3)をした。
▶判決の詳細
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特許権
令和3年3月29日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10035審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (遊技機)
原告株式会社サンセイアールアンドディ 被告特許庁長官
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特許法29条2項 特許法17条の2 特許法159条
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実施 | 74回 | 審決 | 44回 | 進歩性 | 6回 | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,平成28年7月6日,発明の名称を「遊技機」とする発明につい
て,特許出願(特願2016-133838号。以下「本願」という。甲6)
をした。
▶判決の詳細
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特許権
令和3年3月29日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10037審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (遊技機)
原告株式会社サンセイアールアンドディ 被告特許庁長官
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特許法159条2項 特許法29条1項3号 特許法17条の2 特許法159条
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実施 | 58回 | 審決 | 35回 | 新規性 | 14回 | 拒絶査定不服審判 | 3回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,平成26年7月24日に出願した特許出願(特願2014-15
0521号)の一部を分割して,平成28年2月2日,発明の名称を「遊技
機」とする発明について,新たな特許出願(特願2016-18140号。
以下「本願」という。甲2)をした。
▶判決の詳細
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特許権
令和3年3月25日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10041審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (止痒剤)
原告沢井製薬株式会社 被告東レ株式会社
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特許法123条1項2号 特許法29条2項
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[概要] 本件は,特許無効審判請求に対する不成立審決の取消訴訟である。争点は,進歩
性の認定判断の誤りの有無である。
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特許権
令和3年3月25日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成31(ワ)3273請求棄却
差止請求権不存在確認請求事件
原告株式会社しちだ・教育研究所 被告株式会社キャニオン・マインド
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特許法101条1号 特許法36条6項2号 特許法100条1項
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[概要] 1 本件は,原告が,原告の製造販売する別紙物件目録記載の製品(以下「原告
製品」という。)は被告の有する特許権に係る特許発明の技術的範囲に属しないと
して,被告に対し,被告が原告に対し本件特許権に基づく原告製品の生産等の差止5
請求権(特許法100条1項)を有しないことの確認を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和3年3月25日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10063審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (止痒剤)
原告東レ株式会社 被告特許庁長官
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特許法67条の3 特許法67条2項 特許法29条の2
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[概要] 本件は,存続期間延長登録の出願に対する拒絶査定に係る不服審判請求について,
特許庁がした請求不成立審決の取消訴訟である。争点は,存続期間延長登録の出願
が,平成28年法律第108号による改正前の特許法(以下「旧特許法」という。)
67条の3第1項1号に該当する否かである。
▶判決の詳細
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特許権
令和3年3月24日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10073審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (プログラム,情報処理装置及び情報処理方法)
原告株式会社ヴァイタス 被告株式会社レイズ
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,発明の名称を「プログラム,情報処理装置及び情報処理方法」と
する発明に係る特許(特許第6309504号。請求項の数7。以下「本件5
特許」という。)の特許権者である。
▶判決の詳細
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特許権
令和3年3月24日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10074審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (情報処理装置,情報処理方法,情報処理プログラム,端末装置およびその制御方法と制御プログラム)
原告株式会社ヴァイタス 被告株式会社レイズ
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,発明の名称を「情報処理装置,情報処理方法,情報処理プログラ
ム,端末装置およびその制御方法と制御プログラム」とする発明に係る特許5
(特許第6407464号。請求項の数10。以下「本件特許」という。)の
特許権者である。
▶判決の詳細
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特許権
令和3年3月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10064審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (路面切削用の自走式道路切削機,特に大型切削機,および路面切削の方法)
原告ヴィルトゲンゲゼルシャフトミットベシュレンクテ 被告範多機械株式会社
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成25年3月8日(優先日平成24年3月8日(以下「本件優
先日」という。),優先権主張国ドイツ)を国際出願日とする特許出願(特願
2013-46747号)の一部を分割して,平成26年8月1日,発明の10
名称を「路面切削用の自走式道路切削機,特に大型切削機,および路面切削
の方法」とする発明について新たな特許出願(特願2014-157748
号)をし,平成28年11月11日,特許権の設定登録(特許第60388
46号。請求項の数14。)を受けた。(甲17)
(2) 被告は,平成30年12月4日,上記特許のうち請求項1ないし6及び115
▶判決の詳細
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特許権
令和3年3月18日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10110審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (加除圧制御システム及びその制御方法並びに血管強化方法)
原告X 被告KAATSUJAPAN株式会社
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特許法29条1項3号
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[概要] (以下,書証については,単に「甲1」などと略記する。)
▶判決の詳細
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特許権
令和3年3月17日 知的財産高等裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ネ)10052控訴棄却
特許権持分一部移転登録手続等請求控訴事件 (癌治療剤)
被控訴人小野薬品工業株式会社
Y
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特許法74条1項 特許法2条1項
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特許権 | 23回 | 実施 | 19回 | 損害賠償 | 6回 | 優先権 | 5回 |
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,控訴人が,特許権者を被控訴人ら両名として設定登録された,発明
の名称を「癌治療剤」とする特許(特許第5885764号。請求項の数18。
以下,この特許を「本件特許」といい,本件特許に係る特許権を「本件特許権」
という。)に係る発明(以下「本件発明」という。)の共同発明者であり,本件
特許は,共同出願違反によりされた旨主張して,被控訴人らに対し,控訴人が
本件発明の発明者であることの確認及び特許法74条1項に基づく本件特許権
の持分各4分の1の移転登録手続を求めるとともに,被控訴人らによる上記共
同出願違反の特許出願が控訴人に対する不法行為を構成する旨主張して,共同
不法行為に基づく損害賠償として1000万円及びこれに対する不法行為の後
の訴状送達の日の翌日(被控訴人小野薬品につき平成29年9月5日,被控訴
人Yにつき同月3日)から各支払済みまで平成29年法律第44号による改正
前の民法(以下,単に「民法」という。)所定の年5分の割合による遅延損害金
の連帯支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和3年3月16日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10140審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (通信回線を用いた情報供給システム)
原告イッツ・コミュニケーションズ株式会社 被告株式会社アイペックス
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実施 | 35回 | 審決 | 33回 | 新規性 | 12回 | 進歩性 | 10回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等5
⑴ 被告は,発明の名称を「通信回線を用いた情報供給システム」とする発明
について,平成13年6月22日を出願日とする国際特許出願(PCT/JP
01/05380)に係る国内移行の特許出願(特願2002-505473
号,以下「原出願」という。)をしたが,平成15年4月18日,原出願の
一部を新たな特許出願とした出願(特願2003-114428号)をし,10
さらに,平成15年8月13日,同出願の一部を新たな特許出願とした出願
(特願2003-207491号)をし,さらに,平成15年12月17日,
同出願の一部を新たな特許出願とした出願(特願2003-419617号)
をした上で,さらに,平成17年2月15日,同出願の一部を新たな特許出
願とした出願(特願2005-37078号,以下「本件出願」という。)15
をし,同年7月22日,その設定登録(特許第3701962号。請求項の
数2。)を受けた(甲2,3,13,15,79。以下この登録を受けた特
許を「本件特許」という。)。
⑵ 原告は,平成30年3月23日,本件特許について特許無効審判を請求し
▶判決の詳細
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特許権
令和3年3月16日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10141審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (通信回線を用いた情報供給システム)
原告イッツ・コミュニケーションズ株式会社 被告株式会社アイペックス
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等5
⑴ 被告は,発明の名称を「通信回線を用いた情報供給システム」とする発明
について,平成13年6月22日を出願日とする国際特許出願(PCT/JP
01/05380)に係る国内移行の特許出願(特願2002-505473
号,以下「原出願」という。)をしたが,平成15年4月18日,原出願の
一部を新たな特許出願とした出願(特願2003-114428号)をし,10
さらに,平成15年8月13日,同出願の一部を新たな特許出願とした出願
(特願2003-207491号)をし,さらに,平成15年12月17日,
同出願の一部を新たな特許出願とした出願(特願2003-419617号)
をした上で,さらに,平成17年2月15日,同出願の一部を新たな特許出
願とした出願(特願2005-37081号,以下「本件出願」という。)15
をし,同年7月22日,その設定登録(特許第3701963号。請求項の
数1。)を受けた(甲2,3,17,83。以下この登録を受けた特許を「本
件特許」という。)。
⑵ 原告は,平成30年3月23日,本件特許について特許無効審判を請求し
▶判決の詳細
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特許権
令和3年3月11日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10075審決取消訴訟
審決取消請求事件 (包装体及び包装体の製造方法)
原告東洋紡株式会社
二葉化成株式会社 被告特許庁長官
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特許法29条1項
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[概要] 本件は,特許異議審判請求を認容した異議の決定に対する取消訴訟である。争点
は,進歩性の有無(一致点及び相違点の認定,相違点に係る容易想到性の判断の当
否)である。
▶判決の詳細
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特許権
令和3年3月10日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)7207一部認容
民事訴訟 特許権 (真空洗浄装置および真空洗浄方法)
原告株式会社IHI機械システム
株式会社IHI 被告高砂工業株式会社
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特許法102条2項 特許法44条2項 特許法100条1項
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実施 | 68回 | 特許権 | 47回 | 分割 | 34回 | 進歩性 | 23回 |
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[概要] 1 本件は,いずれも発明の名称を「真空洗浄装置および真空洗浄方法」とする
特許第6043888号(以下「本件特許権1」という。)及び第5976820
58号(以下「本件特許権2」という。)の各特許権(以下「本件各特許権」
という。)を共有する原告らが,別紙1物件目録記載の製品(以下「被告製品」
という。)は,本件特許権1の請求項1(以下「本件発明1」という。)及び
本件特許権2の請求項1(以下「本件発明2」という。)の各発明(以下「本
件各発明」という。)の技術的範囲に含まれるものであるから,被告による被25
告製品の製造販売は,本件各特許権の侵害に当たるとして,被告に対し,特許
法100条1項に基づき,被告製品の製造販売等の差止めを求め,同条2項に
基づき,被告製品及びその半製品の廃棄を求めるとともに,原告らの本件各特
許権の持分割合に応じ,民法709条に基づき,不法行為に対する損害の賠償
及び被告製品の最終の売上日から支払済みまで民法(平成29年法律第44号
による改正前)所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案であ5
る。
2 前提事実(当事者間に争いのない事実並びに掲記した証拠及び弁論の全趣旨
▶判決の詳細
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特許権
令和3年3月8日 知的財産高等裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ネ)10035控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (美容器)
被控訴人株式会社MTG
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特許法36条6項1号 特許法36条6項2号 特許法29条1項3号 特許法44条1項
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「美容器」とする特許(特許第6121026号,本
件特許)の特許権者である被控訴人が,原判決別紙被告製品目録記載1ないし
6の各美容器(被告各製品)はいずれも本件特許の特許請求の範囲の請求項1
に係る発明(本件発明)の技術的範囲に属し,控訴人による被告各製品の製造,
使用,譲渡,貸渡し,輸出若しくは輸入又は譲渡若しくは貸渡しの申出は本件
特許権を侵害すると主張して,本件特許権に基づき,被告各製品の製造,使用,
譲渡,貸渡し,輸出若しくは輸入又は譲渡若しくは貸渡しの申出の差止め(特
許法100条1項)を求め,上記侵害行為を組成したものであるとして,被告
各製品,その半製品及び製造のための金型の廃棄(特許法100条2項)を求
めるとともに,不法行為による損害賠償請求(民法709条及び特許法102
条2項)として,損害賠償金1億0089万6455円の一部である5000
万円及びうち885万0600円に対する平成29年10月4日(訴状送達の
日の翌日)から,うち4114万9400円に対する令和元年7月3日(令和
元年6月27日付け訴えの変更申立書送達の日の翌日)から各支払済みまでそ
▶判決の詳細
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特許権
令和3年3月4日 知的財産高等裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ネ)10045控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (ドットパターン)
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特許法17条の2 特許法36条6項1号 特許法134条の2 特許法39条2項
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[概要] (以下,略称は,特に断りのない限り原判決に従う。)
▶判決の詳細
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特許権
令和3年3月4日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10034審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (ボール配列用マスクの製造5方法)
原告アテネ株式会社 被告株式会社ボンマーク
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 被告は,平成27年6月8日,発明の名称を「ボール配列用マスクの製造5
方法」とする発明について特許出願(特願2015-115779。以下「本
件特許出願」という。)をし,平成30年3月9日,特許権の設定登録(特許
第6302430号。請求項の数3。)を受けた(甲31。以下,この特許を
「本件特許」という。)。
⑵ 原告は,平成30年11月29日,本件特許のうち,請求項1に係る特許10
を無効にすることを求めて審判の請求をした(甲13)。
特許庁は,上記請求を無効2018-800134号事件として審理を行
った。
⑶ 被告は,平成31年3月5日付けで,本件特許の特許請求の範囲の請求項
▶判決の詳細
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特許権
令和3年2月25日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10042請求棄却
特許取消決定取消請求事件 (駆動ユニット及び電動補助自転車)
原告ヤマハ発動機株式会社 被告特許庁長官
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特許法29条の2 特許法29条1項3号 特許法29条2項 特許法120条の5
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[概要] 本件は,特許異議申立事件において,訂正を一部認めずに特許の一部取消しをし
た異議の決定のうち当該取消しに係る部分の取消訴訟である。争点は,訂正の可否
である。
▶判決の詳細
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特許権
令和3年2月25日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10058審決取消訴訟
審決取消請求事件 (ベッド等におけるフレーム構造)
原告株式会社プラッツ 被告パラマウントベッド株式会社
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審決 | 51回 | 進歩性 | 26回 | 新規性 | 19回 | 無効 | 13回 |
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[概要] 本件は,特許無効審判請求の不成立審決の取消訴訟である。争点は,新規性及び
進歩性の判断並びにサポート要件違反の誤りの有無である。
▶判決の詳細
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特許権
令和3年2月24日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10049審決取消訴訟
審決取消請求事件 (作業機)
原告小橋工業株式会社 被告松山株式会社
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特許法36条4項1号 特許法29条2項 特許法29条1項 特許法29条の2
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実施 | 149回 | 審決 | 93回 | 無効 | 31回 | 無効審判 | 12回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,名称を「作業機」とする発明に係る特許(特許第5976246
号。平成27年9月4日を出願日とする特願2015-174637号(原
出願)の一部を平成28年3月10日に新たな特許出願とした特願2016
-46843号に係る特許。設定登録日平成28年7月29日。請求項の数
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特許権
令和3年2月24日 知的財産高等裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ネ)10050控訴棄却
特許権侵害行為差止等請求控訴事件 (情報処理装置,情報処理方法,情報処理プログラ25ム,端末装置およびその制御方法と制御プログラム)
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特許法104条の3 特許法100条1項
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[概要] 1 事案の概要
(1) 本件は,発明の名称を「情報処理装置,情報処理方法,情報処理プログラ25
ム,端末装置およびその制御方法と制御プログラム」とする特許番号第64
07464号の特許権(以下「本件特許権1」といい,本件特許権1に係る
特許を「本件特許1」という。また,本件特許1の願書に添付した明細書及
び図面を併せて「本件明細書1」という。)及び発明の名称を「プログラム,
情報処理装置及び情報処理方法」とする特許番号第6309504号の特許
権(以下「本件特許権2」といい,本件特許権2に係る特許を「本件特許2」5
という。また,本件特許2の願書に添付した明細書及び図面を併せて「本件
明細書2」という。なお,本件明細書2の図面は,本件明細書1の図面と同
一である。)を有する被控訴人が,控訴人に対し,控訴人が日本国内の複数の
医療機関向けに生産,譲渡,貸渡しを行っている原判決別紙物件目録記載の
「医療看護支援ピクトグラムシステム」やそれを構成する情報処理装置等(以10
下,同目録記載のシステムやそれを構成する装置及びプログラムを総称して
「被告製品」ということがある。)は本件特許1の請求項1,2,7,8及び
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特許権
令和3年2月18日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10029審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (旨み成分と栄養成分を保持した無洗米)
原告幸南食糧株式会社 被告東洋ライス株式会社
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特許法36条6項1号 特許法36条6項2号 特許法36条 特許法167条
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 被告は,発明の名称を「旨み成分と栄養成分を保持した無洗米」とする発
明について,平成17年3月28日,特許出願(特願2005-9315225
号。以下「本件出願」という。)をし,平成23年3月25日,その設定登
録(特許第4708059号。請求項の数3。)を受けた(甲20。以下,
この登録を受けた特許を「本件特許」という。)。
⑵ 原告は,平成27年9月4日,本件特許の請求項1ないし3について特許
無効審判(無効2015-800173号,以下「別件無効審判」という。)
を請求し,被告は,平成28年11月21日付けで明細書及び特許請求の範5
囲を訂正する訂正請求(以下「本件訂正請求」という。)を行った(甲25)。
特許庁は,平成29年3月24日,「特許第4708059号の明細書及
び特許請求の範囲を訂正請求書に添付された訂正明細書及び訂正特許請求の
範囲のとおり,訂正後の請求項1,〔2-3〕について訂正することを認め
る。特許第4708059号の請求項1に係る発明についての特許を無効と10
する。特許第4708059号の請求項2ないし3に係る発明についての審
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特許権
令和3年2月18日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)3461一部認容
特許権侵害差止等請求事件
原告株式会社タカゾノ 被告日進医療器株式会社
株式会社セイエー
OHU株式会社
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特許法102条2項 特許法101条1号 特許法36条6項1号
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特許権 | 17回 | 侵害 | 14回 | 進歩性 | 12回 | 無効 | 11回 |
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[概要] 本件は,薬剤分包用ロールペーパに関する特許権を有していた原告が,被告らに
対し,被告らが共同して分包紙ロールを製造,販売することは,原告の特許権に対10
する間接侵害(特許法101条1号)に当たるとして,共同不法行為による損害賠
償(特許法102条2項,民法709条,719条1項)として3899万319
9円及びこれに対する本件訴状送達の日(被告日進及び被告OHUについて平成3
0年5月7日,被告セイエーについて同月9日)の翌日から支払済みまで民法所定
の年5分の割合による遅延損害金の連帯支払を求める事案である。15
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特許権
令和3年2月17日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10011審決取消訴訟
審決取消請求事件 (カテーテル組立体)
原告ベー・ブラウン・メルズンゲン・アクチエンゲゼルシャフト 被告特許庁長官
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,発明の名称を「カテーテル組立体」とする発明について,平成2
6年8月18日(優先日平成25年8月21日,同月29日及び同年10月
31日(以下「本願優先日」という。),優先権主張国英国及び中国)を国際
出願日とする特許出願(特願2015−563128号。甲26)の一部を分
割して,平成27年12月11日,新たに特許出願(特願2015−2420
55号。以下「本願」という。)をした。
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特許権
令和3年2月16日 知的財産高等裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和1(ネ)10078控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (屋根煙突貫通部の施工方法及び屋根煙突貫通部の防水構造)
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特許法104条の3 特許法100条1項
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[概要] 1 事案の概要(以下において略称を用いるときは,別途定めるほか,原判決に5
同じ。)
本件は,発明の名称を「屋根煙突貫通部の施工方法及び屋根煙突貫通部の防
水構造」とする発明についての特許(特許第5047754号。請求項の数6。)
に係る特許権(本件特許権)を有する控訴人において,原判決別紙被告方法目
録記載の方法(被告方法)が本件特許の請求項1及び同2に係る発明(それぞ10
れ「本件発明1」,「本件発明2」)の,原判決別紙被告製品目録記載の製品
(被告製品)が本件特許の請求項4及び同5に係る発明(それぞれ「本件発明
3」,「本件発明4」)のそれぞれ技術的範囲に属し,被控訴人による被告方
法の使用及び被告製品の販売が本件特許権を侵害していると主張して,被控訴
人に対し,特許法100条1項に基づき,被告方法の使用及び被告製品の製造15
の差止めを求めるとともに,民法709条及び特許法102条2項に基づき,
損害賠償金4752万円及びこれに対する不法行為の後の日(訴状送達の日の
翌日)である平成30年4月1日から支払済みまで平成29年法律第44号に
よる改正前の民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案で
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特許権
令和3年2月10日 知的財産高等裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和1(ネ)10074控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (無線通信サービス提供システム及び無線通信サービス提供方法)
被控訴人CinarraSystemsJapan株式会社
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特許法29条2項 特許法123条1項2号 特許法70条1項 特許法36条6項1号
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[概要] 控訴人サービス」,「被告システム」は「被控訴人システム」,「被告方法」
は「被控訴人方法」とする。)
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特許権
令和3年2月9日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10085審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (高度なイメージング特性を有する顕微鏡イメージング装置)
原告ザボードオブトラスティーズオブザレランドス 被告特許庁長官
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特許法30条2項 特許法30条4項 特許法30条1項 特許法157条2項4号
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[概要] 本件は,特許出願拒絶査定に対する不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟
である。
▶判決の詳細
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特許権
令和3年2月9日 知的財産高等裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ネ)10051控訴棄却
特許権侵害行為差止等請求控訴事件 (ウイルス及び治療法におけるそれらの使用)
被控訴人アムジェン株式会社
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特許法69条1項 特許法271条 特許法100条1項 特許法100条2項
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特許権 | 214回 | 実施 | 56回 | 侵害 | 30回 | 差止 | 18回 |
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「ウイルス及び治療法におけるそれらの使用」とする
本件特許に係る特許権者である控訴人が,被控訴人が原判決別紙物件記載のウイル
ス(T-VEC)を用いた本件治験を日本で業として実施していることが,本件発明の実
施に当たり,本件特許権を侵害すると主張して,特許法100条1項に基づき,同
ウイルスの使用の差止めを求めるとともに,同条2項に基づき,同ウイルスの廃棄
を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和3年2月8日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10001
特許取消決定取消請求事件 ((メタ)アクリル酸エステル共重合体)
原告リケンテクノス株式会社 被告特許庁長官
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,名称を「(メタ)アクリル酸エステル共重合体」とする発明につ
いて,平成29年1月11日,特許出願(特願2017-2700号。以下5
「本件出願」という。)をし,平成30年10月19日,設定登録を受けた(特
許第6419863号。請求項の数2。以下「本件特許」という。)。
なお,本件出願は,原告が平成24年2月28日にした特許出願(特願2
012-42174号)の一部について,平成27年9月25日に新たな特
許出願がされ(特願2015-187678号),さらに,同出願の一部につ10
いて,新たな特許出願がされたものである。(甲1)
(2) 本件特許のうち請求項1について,平成31年4月19日,特許異議の申
立てがされた(異議2019-700313号)。(甲2)
(3) 特許庁は,令和元年11月28日,「特許第6419863号の請求項1
に係る特許を取り消す。」との決定(以下「本件決定」という。)をし,その15
決定書の謄本は,同年12月10日,原告に送達された。
(4) 原告は,令和2年1月8日,本件決定の取消しを求めて本件訴えを提起し
▶判決の詳細
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特許権
令和3年2月5日 東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ワ)13703請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (製鋼スラグ炭酸固化体ブロックの製造方法)
原告X 被告JFEスチール株式会社
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特許法102条3項
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「製鋼スラグ炭酸固化体ブロックの製造方法」とする
発明に係る特許権(特許第5606596号)を有する原告が,被告の製造,
販売等する製鋼スラグ炭酸固化体ブロックの製造方法が上記発明の技術的範囲
に属すると主張して,被告に対し,不法行為に基づき,特許法102条3項に20
よる損害賠償金5000万円の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和3年2月4日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成31(行ケ)10041審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (創傷被覆材用表面シートおよび創傷被覆材)
原告イワツキ株式会社 被告株式会社瑞光
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特許法41条2項 特許法41条1項 特許法36条6項1号 特許法36条6項2号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,平成23年5月31日に出願した国際特許出願(特願2012-
518387号。優先日平成22年6月1日,優先権主張国日本,優先権主5
張番号:特願2010-126338号)の一部を分割して,平成24年1
0月24日,発明の名称を「創傷被覆材用表面シートおよび創傷被覆材」と
する発明について新たな特許出願(特願2012-234412号。以下「本
件出願」という。)をし,平成25年12月13日,特許権の設定登録(特許
第5433762号。請求項の数19。以下,この特許を「本件特許」とい10
う。)を受けた(甲12,34)。
(2) 原告は,平成29年6月30日,本件特許について特許無効審判(無効2
017-800084号)を請求した(甲25)。
被告は,平成29年11月6日付けで,請求項9ないし19を一群の請求
項として訂正する訂正請求(甲27)をした後,平成30年6月29日付け15
の審決の予告(甲28)を受けたため,同年9月4日付けで,請求項1ない
し19を一群の請求項として訂正する訂正請求(甲30。以下「本件訂正」
▶判決の詳細
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特許権
令和3年2月4日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10106審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (情報管理方法,情報管理プログラム,及び情報管理装置)
原告ソフトバンクロボティクス株式会社 被告株式会社パッセルインテグレーション
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特許法29条1項3号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等25
(1) 被告は,平成16年8月13日,発明の名称を「情報管理方法,情報管理
プログラム,及び情報管理装置」とする発明について特許出願(特願200
4-235768号〔以下「本件特許出願」という。〕,優先日・平成16
年7月28日。甲18)をし,平成17年12月22日,特許権の設定登録
(特許第3754438号。請求項の数15。)を受けた(以下,この特許
を「本件特許」という。甲29)。5
(2) 原告は,平成30年8月20日,本件特許の請求項1及び14について特
許無効審判を請求した(甲29)。
特許庁は,上記請求を無効2018-800104号事件として審理を行
い,令和元年6月25日,「本件審判の請求は,成り立たない。」,との審
決(以下「本件審決」という。)をし,その謄本は,同年7月4日,原告に10
送達された。
⑶ 原告は,令和元年8月1日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を提起し
た。
▶判決の詳細
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特許権
令和3年1月29日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)1233一部認容
特許権侵害損害賠償請求事件 (コンクリート造基礎の支持構造)
原告大成建設株式会社 被告株式会社大林組
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特許法102条2項 特許法102条3項 特許法105条の3 民事訴訟法157条1項
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実施 | 149回 | 無効 | 54回 | 無効審判 | 40回 | 許諾 | 27回 |
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「コンクリート造基礎の支持構造」とする特許第38
87248号の特許(以下「本件特許」という。)に係る特許権(以下「本件特
許権」という。)の特許権者である原告が,被告に対し,被告が建設した別紙15
「被告構造物目録」記載の各構造物(以下,同目録の番号欄の番号に対応させ
て「被告構造物1」などといい,併せて「被告各構造物」という。)における基
礎の支持構造は,本件特許の特許請求の範囲の請求項2記載の発明(以下「本
件発明」という。)の技術的範囲に属するものであり,当該基礎の支持構造を構
築することが本件発明の実施に当たると主張して,本件特許権侵害の不法行為10
に基づき,損害金合計1億5000万円(特許法102条2項,3項又は10
5条の3によって算定される損害金)及びこれに対する不法行為後の日である
平成30年1月24日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法(平成2
9年法律第44号による改正前のもの。以下同じ。)所定の年5分の割合による
遅延損害金の支払を求める事案である。15
2 前提事実(当事者間に争いがない事実又は後掲の証拠(以下,書証番号は特
▶判決の詳細
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