| 権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
特許権
令和4年3月1日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
|
令和3(行ケ)10053請求棄却
特許取消決定取消請求事件 (電子レンジ加熱食品用容器の製法)
原告アテナ工業株式会社 被告特許庁長官
|
特許法29条2項 特許法120条の5
|
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,平成29年2月16日に出願した特許出願(特願2017-27
018号。優先日平成28年3月14日,優先権主張国日本)の一部を分割
して,平成30年3月20日,発明の名称を「電子レンジ加熱食品用容器の
製法」とする発明について,新たな特許出願(特願2018-52726号。
以下「本件出願」という。)をし,令和元年6月14日,特許権の設定登録(特
許第6538225号。請求項の数1。以下,この特許を「本件特許」とい
う。)を受けた(甲14,16)。
⑵ 本件特許について,令和元年12月23日,Aから特許異議の申立て(異
議2019-701049号事件)がされた。
原告は,令和2年9月18日付けの取消理由通知(決定の予告)(以下「本
件取消理由通知」という。甲11)を受けたため,同年11月18日付けで,
本件特許の特許請求の範囲及び明細書を訂正する旨の訂正請求(以下「本件
訂正」という。甲13)をした。
▶判決の詳細
|
特許権
令和4年2月28日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
|
令和2(ワ)7486請求棄却
特許権移転登録手続等請求事件
原告P1 被告P2
|
特許法74条1項 特許法74条 特許法38条 民法709条
|
|
|
|
[概要] 1 本件は、原告が、被告に対し、別紙特許権目録記載の特許権(以下「本件特
許権」といい、これに係る特許を「本件特許」という。)につき、被告の冒認出願
(主位的請求)又は共同出願違反(予備的請求)により設定登録されたとして、主
位的請求においては持分全部、予備的請求においては持分2分の1の限度で、特許
法74条1項に基づく移転登録手続をすることを求めると共に、被告のこのような10
特許出願(以下「本件出願」という。)は不法行為を構成するとして、民法709
条に基づき、弁護士費用相当額100万円の損害賠償及びこれに対する不法行為の
日(出願日)である平成30年1月29日から支払済みまで平成29年法律第44
号による改正前の民法所定の年5%の割合による遅延損害金の支払を求める事案で
ある。15
2 前提事実(争いのない事実又は証拠(後掲のもの)もしくは弁論の全趣旨に
より容易に認められる事実)
(1) 当事者
原告は、水産会社に勤務し、活魚の処理業務を日常的に行っている者である(甲
30~33、37、原告本人)。20
▶判決の詳細
|
特許権
令和4年2月28日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
|
令和2(ワ)19919請求棄却
特許権侵害差止請求事件 (イソブチルGABAまたはその誘導体を含有する鎮痛剤)
原告ワーナー-ランバートカンパニーリミテッドライアビリティー 被告サンド株式会社
|
|
| 侵害 | 165回 | | 特許権 | 40回 | | 実施 | 40回 | | 無効 | 25回 |
|
|
|
[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「イソブチルGABAまたはその誘導体を含有する鎮
痛剤」とする特許第3693258号の特許(以下「本件特許」という。)に
係る特許権(以下「本件特許権」という。)の特許権者である原告が,別紙物10
件目録記載の医薬品(以下,用量にかかわらず「被告医薬品」という。)が本
件特許の特許請求の範囲の請求項1ないし4記載の各発明の技術的範囲に属し,
被告による被告医薬品の製造等が上記各発明の実施に当たると主張して,被告
に対し,特許法(以下「法」という。)100条1項に基づき,被告医薬品の
製造,販売及び販売の申出の差止めを求めるとともに,同条2項に基づき,被15
告医薬品の廃棄を求める事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
令和4年2月24日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
|
令和3(行コ)10003控訴棄却
手続却下処分取消請求控訴事件
|
|
|
|
|
[概要] 1 本件は,「千九百七十年六月十九日にワシントンで作成された特許協力条約」10
(特許協力条約,PCT)に基づく外国語でされた国際特許出願の出願人であり,
特許法(以下「法」という。)184条の4第1項所定の期間(国内書面提出期
間)内に同第3項所定の明細書及び請求の範囲の日本語による翻訳文(明細書
等翻訳文)を提出しなかったことにより当該国際特許出願を取り下げられたと
みなされた者である控訴人が,被控訴人に対し,同第4項所定の「正当な理由」15
があるにもかかわらず,同項に基づく明細書等翻訳文の提出手続を却下した特
許庁長官の処分が違法であると主張して,当該処分の取消しを求める事案であ
る。
原判決が控訴人の請求を棄却したため,控訴人がこれを不服として控訴した。
▶判決の詳細
|
特許権
令和4年2月24日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
|
令和3(ワ)3816請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (ビタミンD誘導体結晶およびその製造方法)
原告中外製薬株式会社 被告沢井製薬株式会社
日医工株式会社
日産化学株式会社
|
特許法68条の2 特許法126条1項2号 特許法123条1項8号 特許法67条2項
|
|
|
|
[概要] 1 事案の概要
本件は、発明の名称を「ビタミンD誘導体結晶およびその製造方法」とする特
許権を有する原告が、被告沢井製薬株式会社(以下「被告沢井」という。)及び被25
告日医工株式会社(以下「被告日医工」という。)がそれぞれ被告日産化学株式会
社(以下「被告日産化学」という。)に製造を委託した医薬品の原料を被告日産化
学が製造する過程で、同特許権に係る技術的範囲に属する物を製造しているとし
て、被告沢井及び被告日産化学に対して、特許法100条1項、2項に基づき、
被告沢井が販売する医薬品に係る原料の製造及び使用の差止め並びに廃棄を請
求し、民法719条1項前段及び特許法102条2項に基づき、連帯して、2億5
4200万円の一部である5500万円及び遅延損害金の支払を請求し、被告日
医工及び被告日産化学に対して、特許法100条1項、2項に基づき、被告日医
工が販売する医薬品に係る原料の製造及び使用の差止め並びに廃棄を請求し、民
法719条1項前段及び特許法102条2項に基づき、連帯して、2億4200
万円及びその一部である5500万円及び遅延損害金の支払を請求する事案で10
ある。
▶判決の詳細
|
特許権
令和4年2月21日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
|
令和3(行ケ)10072審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (増幅器の出力回路)
原告X 被告特許庁長官
|
特許法36条6項2号 特許法51条 特許法29条2項
|
|
|
|
[概要] 本件は,特許出願拒絶査定に対する不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟
である。争点は,明確性の要件違反及び進歩性についての認定判断の誤りの有無で
ある。
▶判決の詳細
|
特許権
令和4年2月18日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
|
令和2(ワ)22071請求棄却
特許権に基づく損害賠償請求事件 (角栓除去用液状クレンジング剤)
原告甲 被告株式会社ユーグレナ
|
特許法104条の3 特許法36条6項1号 特許法29条1項3号 特許法123条1項2号
|
|
|
|
[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「角栓除去用液状クレンジング剤」とする特許第62
71790号の特許(以下「本件特許」という。)に係る特許権(以下「本件
特許権」という。)の特許権者である原告が,被告に対し,別紙被告製品目録
記載の製品(以下「被告製品」という。)が本件特許の特許請求の範囲の請求25
項1記載の発明(以下「本件発明」という。)の技術的範囲に属し,被告によ
る被告製品の製造,販売及び販売の申出が本件発明の実施に当たるとして,民
法709条に基づき,本件特許権の侵害による損害金300万円及びこれに対
する平成29年法律第44号による改正前の民法所定の年5分の割合による遅
延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
令和4年2月16日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
|
令和2(ワ)19931等請求棄却
特許権侵害差止請求事件 (イソブチルGABAまたはその誘導体を含有する鎮痛剤)
原告ワーナー-ランバートカンパニーリミテッドライアビリティー 被告辰巳化学株式会社
株式会社陽進堂
三笠製薬株式会社
|
|
| 侵害 | 172回 | | 特許権 | 42回 | | 実施 | 40回 | | 無効 | 22回 |
|
|
|
[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「イソブチルGABAまたはその誘導体を含有する鎮
痛剤」とする特許第3693258号の特許(以下「本件特許」という。)に25
係る特許権(以下「本件特許権」という。)の特許権者である原告が,別紙物
件目録記載1ないし3の医薬品(以下,用量等にかかわらず「被告医薬品」と
いう。)が本件特許の特許請求の範囲の請求項1ないし4記載の各発明の技術
的範囲に属し,被告らによる被告医薬品の製造等が上記各発明の実施に当たる
と主張して,特許法(以下「法」という。)100条1項に基づき,被告辰巳
に対し,同目録記載1の医薬品の販売及び販売の申出並びに同目録記載2の医5
薬品の製造,販売及び販売の申出の差止めを,被告陽進堂に対し,同目録記載
▶判決の詳細
|
特許権
令和4年2月14日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
|
令和3(行ケ)10042審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (無5線充電器用磁場遮蔽シート及びその製造方法と、それを用いた無線充電器用受信装置)
原告アモセンス・カンパニー・リミテッド 被告特許庁長官
|
|
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがない。)
(1) 原告は、平成24年12月21日を国際出願日とする特願2014-54
8673号(パリ条約による優先権主張・2011年12月21日、優先権
主張国・韓国)の一部を分割して、平成29年12月1日、発明の名称を「無5
線充電器用磁場遮蔽シート及びその製造方法と、それを用いた無線充電器用
受信装置」とする発明について特許出願(特願2017-231517号。
以下「本願」という。)をした。
▶判決の詳細
|
特許権
令和4年2月10日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
|
令和3(行ケ)10051審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (光子活性化ゲルでコーティングされた頭蓋内ステントおよび塞栓コイル)
原告X 被告特許庁長官
|
特許法29条2項
|
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成27年(2015年)5月12日,発明の名称を「光子活性
化ゲルでコーティングされた頭蓋内ステントおよび塞栓コイル」とする発明5
につき,特許出願(パリ条約による優先権主張(いずれも米国)平成26年
(2014年)5月12日(以下「本件優先日」という。),同日,同年10
月2日)をした(特願2016-566730号。請求項の数16。以下「本
件出願」という。)。(甲12)
(2) 原告は,平成31年2月15日付けの拒絶理由通知を受けたため,令和元10
年7月3日,特許請求の範囲を補正する旨の手続補正書(補正後の請求項の
数11)及び意見書を提出したが,同年8月14日付けで拒絶査定を受けた。
(甲10,11)
(3) 原告は,令和元年12月20日,拒絶査定不服審判(不服2019-17
215号事件)を請求するとともに,特許請求の範囲を補正する旨の手続補15
正書を提出した(補正後の請求項の数4。以下「本件補正」という。)。(甲9)
(4) 特許庁は,令和2年11月30日,本件補正を却下した上で,「本件審判
▶判決の詳細
|
特許権
令和4年2月10日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
|
令和3(行ケ)10056審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
原告X 被告特許庁長官
|
|
| 許諾 | 111回 | | 実施 | 65回 | | 特許権 | 52回 | | 審決 | 32回 |
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,平成27年4月9日に出願した特願2015-80124号(以25
下「親出願」という。)の一部を分割して,平成28年3月30日,「情報
処理装置及び方法,並びにプログラム」の発明の特許出願(特願2016-
67886号)をした。
▶判決の詳細
|
特許権
令和4年2月10日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
|
令和3(行ケ)10134審決取消訴訟却下
審決取消請求事件 (ボトルキャップ開けホルダー)
原告X 被告特許庁長官
|
特許法178条3項 民事訴訟法16条1項 民事訴訟法140条
|
|
|
|
[概要] 一件記録によれば,以下の事実が認められる。
▶判決の詳細
|
特許権
令和4年2月9日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
|
令和2(ネ)10059控訴棄却
特許権侵害差止請求控訴事件 (エクオール含有抽出物及びその製造方法,エクオール抽出方法,並びにエクオールを含む食品)
被控訴人株式会社アドバンスト・メディカル・ケア
株式会社ダイセル
|
特許法104条 特許法39条2項 特許法29条1項3号 特許法36条4項1号
|
|
|
|
[概要] 1 本件は,発明の名称を「エクオール含有抽出物及びその製造方法,エクオー
ル抽出方法,並びにエクオールを含む食品」とする物の製造方法の特許(以下「本
件特許」といい,本件特許に係る特許権を「本件特許権」という。)に係る特許権者
である控訴人が,被控訴人ダイセルが実施している原判決別紙被控訴人方法目録記
載の方法(被控訴人方法)は,本件特許に係る特許発明の技術的範囲に属するもの
であるところ,①被控訴人ダイセルが,被控訴人方法を用いて別紙被控訴人原料目
録記載の原料(被控訴人原料)を生産し,これを譲渡するなどすることは,本件特
許権を侵害し,②被控訴人AMCが,被控訴人原料を用いて別紙被控訴人製品目録
記載の製品(以下「被控訴人製品」という。)を生産し,かつ,被控訴人原料を含む
被控訴人製品を譲渡等することは本件特許権を侵害すると主張し,被控訴人らに対
し,特許法100条1項及び同条2項に基づき,以下の各請求をする事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
令和4年2月8日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
|
令和3(ネ)10066控訴棄却
損害賠償請求控訴事件 (入力支援コンピュータプログラム,入力支援コンピュータシステム)
|
|
|
|
|
[概要] 1 事案の概要5
(1) 本件は,発明の名称を「入力支援コンピュータプログラム,入力支援コン
ピュータシステム」とする特許(特許第4611388号。請求項の数5。
以下,「本件特許」といい,本件特許に係る特許権を「本件特許権」という。)
の特許権者である控訴人が,被控訴人シャープによるスマートフォンSHV
39,SHV40,SHV41,SHV42及びSHV43(以下,総称し10
て「被告製品」という。)の製造及び被控訴人KDDIによる被告製品の販売
がいずれも本件特許権の侵害に当たると主張して,被控訴人らに対し,不法
行為に基づく損害賠償の一部請求として270万円並びにうち106万20
00円に対する令和元年5月21日(不法行為の後の日)から支払済みまで
及びうち163万8000円に対する訴状送達の日の翌日(被控訴人KDD15
Iについては令和2年8月14日,被控訴人シャープについては同月18日)
から支払済みまで民法(平成29年法律第44号による改正前のもの)所定
の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
令和4年2月2日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
|
令和2(行ケ)10071審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (1回当たり100~200単位のPTHが週1回投与されることを特徴とする,PTH含有骨粗鬆症治25療/予防剤)
原告沢井製薬株式会社 被告旭化成ファーマ株式会社
|
|
|
|
|
[概要] 本件は,特許無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。
▶判決の詳細
|
特許権
令和4年2月2日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
|
令和3(行ケ)10037審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (片手支持可能な表示装置)
原告有限会社コロンブスの卵たち被告特許庁長官 被告特許庁長官
|
特許法157条2項 特許法126条1項 特許法126条
|
|
|
|
[概要] 本件は、特許訂正審判請求の不成立審決の取消訴訟である。
▶判決の詳細
|
特許権
令和4年2月2日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
|
令和2(ワ)19923等請求棄却
特許権侵害差止請求事件 (イソブチルGABAまたはその誘導体を含有する鎮痛剤)
|
|
| 侵害 | 192回 | | 実施 | 47回 | | 特許権 | 44回 | | 審決 | 25回 |
|
|
|
[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「イソブチルGABAまたはその誘導体を含有する鎮
痛剤」とする特許第3693258号の特許(以下「本件特許」という。)に
係る特許権(以下「本件特許権」という。)の特許権者である原告が,別紙物
件目録記載の医薬品(以下,用量にかかわらず「被告医薬品」という。)が本15
件特許の特許請求の範囲の請求項1ないし4記載の各発明の技術的範囲に属し,
被告らによる被告医薬品の製造等が上記各発明の実施に当たると主張して,特
許法(以下「法」という。)100条1項に基づき,被告ダイトに対し,被告
医薬品の製造,販売及び販売の申出の差止めを,被告科研に対し,被告医薬品
の販売及び販売の申出の差止めを,それぞれ求めるとともに,同条2項に基づ20
き,被告らに対し,被告医薬品の廃棄を求める事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
令和4年1月27日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
|
令和3(行コ)10001控訴棄却
手続却下処分取消等請求控訴事件
被控訴人国
|
|
|
|
|
[概要] 1 事案の要旨
本件は,米国法人である控訴人が,千九百七十年六月十九日にワシントンで
作成された特許協力条約に基づく外国語特許出願(特願2018-55334
0号。以下「本件国際特許出願」という。)につき,国内書面提出期間内に明
細書等翻訳文を提出することができなかったことについて,特許法(以下「法」
という。)184条の4第4項の「正当な理由」があるとして,国内書面提出
期間経過後に国内書面及び明細書等翻訳文の提出をしたが,特許庁長官から,
「正当な理由」があるとはいえず,本件国際特許出願は,同項の要件を満たし
ていないため,同条3項の規定により取り下げられたものとみなされたとして,
上記提出手続(国内書面に係る手続)の却下処分(以下「本件却下処分」とい
う。)を受けたため,その取消しを求める事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
令和4年1月25日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
|
令和2(ワ)5616請求棄却
特許権 (携帯情報通信装置及び携帯情報通信装置を使用したパーソナルコンピュータシステム)
原告株式会社DAPリアライズ 被告シャープ株式会社
|
特許法102条3項 特許法134条の2 特許法126条5項 特許法104条の3
|
|
|
|
[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「携帯情報通信装置及び携帯情報通信装置を使用した
パーソナルコンピュータシステム」とする特許第4555901号の特許(以
下「本件特許」という。)に係る特許権(以下「本件特許権」という。)の特許
権者である原告が,別紙被告製品目録記載の各製品(以下,併せて「被告各製25
品」という。)が本件特許の特許請求の範囲の請求項1記載の発明(以下「本件
発明」という。)の技術的範囲に属するものであり,被告による被告各製品の製
造販売が本件特許権の侵害に当たると主張して,不法行為による損害賠償請求
権に基づき,被告各製品の実施料相当額(特許法102条3項)の合計6億4
000万円の一部として,3000万円及びこれに対する訴状送達の日の翌日
である令和2年3月31日から支払済みまで平成29年法律第44号による改5
正前の民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
令和4年1月24日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
|
令和3(行コ)10002控訴棄却
手続却下処分取消等請求控訴事件
被控訴人国
|
|
|
|
|
[概要] 1 事案の概要
(1) 本件は,控訴人が,千九百七十年六月十九日にワシントンで作成された特許
協力条約に基づいて外国語でした国際特許出願(国際出願番号PCT/US201
6/065653。特願2018-531203号。本件国際特許出願)について,
特許法(以下,単に「法」という。)184条の4第1項の国内書面提出期間の経
過後に,特許庁長官に対し,同条4項の正当な理由があるとして同条1項に規定す
る明細書の翻訳文及び請求の範囲の翻訳文(以下,併せて「本件明細書等翻訳文」
という。)を含むいわゆる国内書面の提出(本件提出手続)をしたところ,上記正
当な理由があるとは認められないとされて本件提出手続を却下する旨の本件処分を
受け,本件処分の取消しを求める審査請求についてもこれを棄却する旨の本件裁決
を受けたことから,本件処分及び本件裁決がいずれも違法であるとして,その各取
消しを求めた事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
令和4年1月20日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
|
令和3(行ケ)10039審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (他者保護用の衛生マスク)
原告新日本ケミカル・オーナメント工業株式会社 被告Y
|
特許法29条2項 特許法134条の2 特許法36条6項2号 特許法36条6項1号
|
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 被告は,平成21年1月3日(優先日平成20年1月8日,優先権主張国
韓国)を国際出願日とする特許出願(特願2010-530943号。以下
「原出願」という。甲2)の一部を分割した特許出願(特願2012-12
4577号。以下「親出願」という。甲4)の一部を更に分割して,平成2
4年9月19日,発明の名称を「他者保護用の衛生マスク」とする発明につ
いて,新たな特許出願(特願2012-205583号。以下「本件出願」
という。)をし,平成25年1月11日,特許権の設定登録(特許第5174
984号。請求項の数8。以下,この特許を「本件特許」という。)を受けた
(甲1,24)。
⑵ 原告は,令和元年12月26日,本件特許について特許無効審判(無効2
019-800113号事件)を請求した。
▶判決の詳細
|
特許権
令和4年1月19日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
|
令和2(行ケ)10122審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (ウデナフィル組成物を用いてフォンタン患者にお25ける心筋性能を改善する方法)
原告メジオンファーマカンパニーリミテッド 被告特許庁長官
|
特許法36条4項1号
|
| 実施 | 39回 | | 審決 | 15回 | | 無効 | 1回 | | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがない。)
⑴ 原告は,発明の名称を「ウデナフィル組成物を用いてフォンタン患者にお25
ける心筋性能を改善する方法」とする発明について,2015年6月30日
(パリ条約による優先権主張 2014年8月12日 アメリカ合衆国,2
015年6月29日 アメリカ合衆国)に国際特許出願をした(日本国にお
ける出願番号は特願2017-504434号。請求項の数23。以下「本
願」という。)。
⑵ 原告は,平成30年2月20日付けで拒絶理由通知を受けたので,同年95
月6日,特許請求の範囲について手続補正をするとともに,意見書を提出し
たが,平成30年9月14日付けで拒絶査定を受けた。
⑶ 原告は,平成31年2月4日,拒絶査定不服審判を請求し,同年4月4日,
手続補正をし,さらに,令和元年7月17日付けの拒絶理由通知を受け,令
和2年1月23日,特許請求の範囲について手続補正(以下「本件補正」と10
いう。)をするとともに,意見書を提出した。
▶判決の詳細
|
特許権
令和4年1月19日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
|
令和3(行ケ)10045審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (発電車両を電源とする新方式大規模社会電力給電インフラシステム)
原告X被告特許庁長官 被告特許庁長官
|
特許法29条1項3号
|
| 審決 | 13回 | | 新規性 | 3回 | | 拒絶査定不服審判 | 1回 | | 実施 | 1回 |
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがない。)
⑴ 原告は,平成25年8月26日,発明の名称を「発電車両を電源とする新
方式大規模社会電力給電インフラシステム」とする発明につき,国際特許出
願をした(日本国における出願番号は特願2015-533927号。請求
項の数4。以下「本願」という。)。25
原告は,平成29年10月16日付けの拒絶理由通知書を受けて,平成3
0年2月23日意見書とともに手続補正書を提出したが,同年7月30日付
けで拒絶理由通知書(最後)を受けたので,同年12月5日手続補正書を提
出した。
▶判決の詳細
|
特許権
令和4年1月19日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
|
令和2(ワ)22290等請求棄却
特許権侵害差止請求事件 (イソブチルGABAまたはその誘導体を含有する鎮痛剤)
|
|
| 侵害 | 178回 | | 特許権 | 41回 | | 実施 | 38回 | | 審決 | 23回 |
|
|
|
[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「イソブチルGABAまたはその誘導体を含有する鎮
痛剤」とする特許第3693258号の特許(以下「本件特許」という。)に
係る特許権(以下「本件特許権」という。)の特許権者である原告が,別紙物
件目録記載の医薬品(以下,用量にかかわらず「被告医薬品」という。)が本20
件特許の特許請求の範囲の請求項1ないし4記載の各発明の技術的範囲に属し,
被告らによる被告医薬品の製造等が上記各発明の実施に当たると主張して,特
許法(以下「法」という。)100条1項に基づき,被告武田テバに対し,被
告医薬品の製造,販売及び販売の申出の差止めを,被告武田薬品に対し,被告
医薬品の販売及び販売の申出の差止めを,それぞれ求めるとともに,同条2項25
に基づき,被告らに対し,被告医薬品の廃棄を求める事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
令和4年1月19日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
|
令和2(ワ)19932請求棄却
特許権侵害差止請求事件 (イソブチルGABAまたはその誘導体を含有する鎮痛剤)
原告ワーナー-ランバートカンパニーリミテッドライアビリティーカンパニー 被告株式会社フェルゼンファーマ
|
特許法68条の2 特許法67条2項 特許法36条6項1号 特許法36条4項1号
|
| 侵害 | 188回 | | 特許権 | 60回 | | 無効 | 53回 | | 実施 | 53回 |
|
|
|
[概要] 本件は,発明の名称を「イソブチルGABAまたはその誘導体を含有する鎮
痛剤」とする発明に係る特許権(特許第3693258号。以下「本件特許権」
といい,同特許権に係る特許を「本件特許」という。)を有する原告が,被告5
に対し,被告が別紙物件目録記載の医薬品(以下「被告医薬品」という。)の
製造,販売及び販売の申出をすることが本件特許権の侵害に当たると主張して,
特許法100条1項及び2項に基づき,被告医薬品の製造,販売,販売の申出
の差止め及び廃棄を求める事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
令和4年1月19日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
|
令和2(ワ)19920等請求棄却
特許権侵害差止請求事件 (イソブチルGABAまたはその誘導体を含有する鎮痛剤)
|
特許法67条2項 特許法36条6項 特許法36条4項 特許法134条の2
|
| 侵害 | 159回 | | 無効 | 64回 | | 実施 | 43回 | | 特許権 | 40回 |
|
|
|
[概要] 本件は,発明の名称を「イソブチルGABAまたはその誘導体を含有する鎮
痛剤」とする発明に係る特許権(特許第3693258号。以下「本件特許権」
といい,同特許権に係る特許を「本件特許」という。)を有する原告が,被告10
らに対し,被告日本ケミファにおいて別紙物件目録記載1の医薬品の製造,販
売及び販売の申出をし,被告日本薬品工業において同目録記載2の医薬品(以
下,同目録記載1の医薬品と併せて「被告医薬品」という。)の製造,販売及
び販売の申出をすることが本件特許権の侵害に当たると主張して,特許法10
0条1項及び2項に基づき,被告医薬品の製造,販売,販売の申出の差止め及15
び廃棄を求める事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
令和4年1月13日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
|
令和3(ネ)10031控訴棄却
特許権侵害行為差止等請求控訴事件 (半導体集積回路装置及びその製造方法)
被控訴人マイクロンジャパン株式会社
|
特許法36条6項2号 特許法104条の3 特許法70条1項 特許法36条6項1号
|
|
|
|
[概要] 1 事案の要旨
控訴人は,発明の名称を「半導体集積回路装置及びその製造方法」とする特5
許(特許第3593079号)の特許権者であり,控訴人自身を受託者として
同特許を自己信託(信託法3条3項)している(以下,同特許を「本件特許」,
その特許権を「本件特許権」といい,本件特許の願書に添付された明細書を「本
件明細書」といい,願書に添付された図面と併せて「本件明細書等」という。
本件明細書等の内容は,別紙特許公報の該当箇所に記載のとおりである。)。10
本件は,控訴人が,被控訴人が輸入,譲渡している原判決別紙被告製品目録
記載の製品(以下,これらを「被控訴人製品」と総称する。)は本件特許の請求
項1ないし3,請求項5ないし8記載の発明(以下,これらの発明を「本件発
明」という。)の各技術的範囲に属するものであり,被控訴人は本件特許権を侵
害していると主張して,被控訴人に対し,特許法100条1項及び2項に基づ15
き被控訴人製品の輸入,譲渡等の差止め及び廃棄を求めるとともに,主位的に
民法709条に基づき損害賠償金(一部請求)1億円及びこれに対する本件訴
状送達の翌日である令和2年3月20日から支払済みまで民法(平成29年法
▶判決の詳細
|
特許権
令和4年1月11日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
|
令和2(行ケ)10128審決取消訴訟
審決取消請求事件
原告ボクシーズ株式会社 被告特許庁長官
|
|
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,平成27年5月26日,「安否確認システム,受信機,安否確認
方法及びプログラム」の発明について特許出願(特願2015-10655
3号)をした。
▶判決の詳細
|
特許権
令和3年12月27日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
|
令和2(行ケ)10077審決取消訴訟
審決取消請求事件 (5-HT1A受容体サブタイプ作動薬)
原告大塚製薬株式会社 被告共和薬品工業株式会社
日医工株式会社
|
特許法36条4項 特許法148条1項
|
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ア 原告は,発明の名称を「5-HT1A受容体サブタイプ作動薬」とする
発明について,平成14年1月29日を国際出願日とする特許出願(特願
2002-560616号,優先日平成13年1月29日,優先権主張国
米国。以下「本件出願」という。)をし,平成20年8月29日,特許権
の設定登録(特許第4178032号。請求項の数6。以下,この特許を
「本件特許」という。)を受けた(甲501,乙533)。
イ 原告は,平成30年8月21日,本件特許の特許請求の範囲の請求項3
及び6を削除する訂正を求める訂正審判請求(訂正2018-39012
0号事件)をした。
▶判決の詳細
|
特許権
令和3年12月27日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
|
令和2(行ケ)10078等審決取消訴訟
審決取消請求事件 (5-HT1A受容体サブタイプ作動薬)
原告大塚製薬株式会社
ニプロ株式会社 被告大塚製薬株式会社
ニプロ株式会社
|
特許法36条4項
|
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ア 原告は,発明の名称を「5-HT1A受容体サブタイプ作動薬」とする
発明について,平成14年1月29日を国際出願日とする特許出願(特願
2002-560616号,優先日平成13年1月29日,優先権主張国
米国。以下「本件出願」という。)をし,平成20年8月29日,特許権
の設定登録(特許第4178032号。請求項の数6。以下,この特許を
「本件特許」という。)を受けた(乙B54,55)。
イ 原告は,平成30年8月21日,本件特許の特許請求の範囲の請求項3
及び6を削除する訂正を求める訂正審判請求(訂正2018-39012
0号事件)をした。
▶判決の詳細
|
特許権
令和3年12月27日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
|
令和2(行ケ)10079等審決取消訴訟
審決取消請求事件 (5-HT1A受容体サブタイプ作動薬)
原告大塚製薬株式会社
東和薬品株式会社 被告大塚製薬株式会社
東和薬品株式会社
|
特許法36条4項
|
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ア 原告は,発明の名称を「5-HT1A受容体サブタイプ作動薬」とする
発明について,平成14年1月29日を国際出願日とする特許出願(特願
2002-560616号,優先日平成13年1月29日,優先権主張国
米国。以下「本件出願」という。)をし,平成20年8月29日,特許権
の設定登録(特許第4178032号。請求項の数6。以下,この特許を
「本件特許」という。)を受けた(乙C46,47)。
イ 原告は,平成30年8月21日,本件特許の特許請求の範囲の請求項3
及び6を削除する訂正を求める訂正審判請求(訂正2018-39012
0号事件)をした。
▶判決の詳細
|
特許権
令和3年12月27日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
|
令和2(行ケ)10080等審決取消訴訟
審決取消請求事件 (5-HT1A受容体サブタイプ作動薬)
原告大塚製薬株式会社
MeijiSeikaファルマ株式会社 被告大塚製薬株式会社
MeijiSeikaファルマ株式会社
大原薬品工業株式会社
|
特許法36条4項 特許法148条1項
|
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ア 原告は,発明の名称を「5-HT1A受容体サブタイプ作動薬」とする
発明について,平成14年1月29日を国際出願日とする特許出願(特願
2002-560616号,優先日平成13年1月29日,優先権主張国
米国。以下「本件出願」という。)をし,平成20年8月29日,特許権
の設定登録(特許第4178032号。請求項の数6。以下,この特許を
「本件特許」という。)を受けた(乙D35,36)。
イ 原告は,平成30年8月21日,本件特許の特許請求の範囲の請求項3
及び6を削除する訂正を求める訂正審判請求(訂正2018-39012
0号事件)をした。
▶判決の詳細
|
特許権
令和3年12月27日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
|
平成30(ワ)866請求棄却
職務発明の対価
原告P1 被告不二製油グループ本社株式会社
|
|
| 実施 | 42回 | | 特許権 | 41回 | | 職務発明 | 13回 | | ライセンス | 3回 |
|
|
|
[概要] 1 本件は,被告の従業員であった原告が,被告に対し,2つの職務発明につい20
て特許を受ける権利をいずれも被告に承継させたことにつき,平成16年法律第7
9号による改正前の特許法(以下「昭和34年法」という。)35条3項の規定に
基づき,相当の対価の未払分合計1億0515万円及びこれに対する平成30年2
月17日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで平成29年法律第44号による
改正前の民法所定の年5%の割合による遅延損害金の各支払を求める事案である。25
2 前提事実(争いのない事実,掲記の証拠及び弁論の全趣旨より容易に認定で
きる事実。なお,枝番号のある証拠で枝番号の記載のないものは全ての枝番号を含
む。)
(1) 当事者
ア 原告は,昭和58年10月に被告に従業員として入社し,平成13年4月か
らは被告の新技術開発室(以下「NT」という。)の室長として業務に従事したが,5
平成18年10月に被告を退職した。
▶判決の詳細
|
特許権
令和3年12月24日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
|
令和2(ワ)19927請求棄却
特許権侵害差止請求事件 (イソブチルGABAまたはその誘導体を含有する鎮痛剤)
原告ワーナー-ランバートカンパニーリミテッドライアビリティー 被告小林化工株式会社
|
|
| 侵害 | 180回 | | 実施 | 49回 | | 特許権 | 44回 | | 無効 | 26回 |
|
|
|
[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「イソブチルGABAまたはその誘導体を含有する鎮
痛剤」とする特許第3693258号の特許(以下「本件特許」という。)に
係る特許権(以下「本件特許権」という。)の特許権者である原告が,被告に10
対し,別紙物件目録記載の医薬品(以下,用量にかかわらず「被告医薬品」と
いう。)が本件特許の特許請求の範囲の請求項1ないし4記載の各発明の技術
的範囲に属し,被告による被告医薬品の製造等が上記各発明の実施に当たると
主張して,特許法(以下「法」という。)100条1項に基づく被告医薬品の
製造,販売及び販売の申出の差止め並びに同条2項に基づく被告医薬品の廃棄15
を求める事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
令和3年12月22日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
|
令和3(行ケ)10050審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (撮像装置)
原告X 被告富士フイルム株式会社
|
|
| 進歩性 | 30回 | | 審決 | 30回 | | 新規性 | 27回 | | 実施 | 20回 |
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,平成28年6月22日(パリ条約による優先権主張(日本)平成
27年9月30日(以下「本件優先日」という。)),発明の名称を「撮像
装置」とする発明について特許出願(特願2017-542935号)をし,25
平成29年11月17日,特許権の設定登録(特許第6244501号。請
求項の数12。以下,この特許を「本件特許」という。)を受けた。(甲6,
7,9)
(2) 原告は,令和2年2月11日,本件特許につき,無効審判請求をした(無
効2020-800010号事件)。
(3) 特許庁は,令和3年3月12日,「本件審判の請求は,成り立たない。」5
との審決(以下「本件審決」という。)をし,その謄本は,同月17日,原
告に送達された。
(4) 原告は,令和3年4月12日,本件審決の取消しを求めて本件訴えを提起
した。
▶判決の詳細
|
特許権
令和3年12月20日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
|
令和3(行ケ)10033審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (内装用短尺コーナー材による施工方法)
原告キョーセー株式会社 被告アクワネクスト株式会社
|
特許法36条6項2号 特許法36条6項1号 特許法36条4項1号 特許法157条2項4号
|
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがない。)
⑴ 被告は,平成26年5月21日,発明の名称を「内装用短尺コーナー材に
よる施工方法」とする発明について特許出願(特願2014-105244。
以下「本件特許出願」という。)をし,平成28年10月28日,特許権の設
定登録(特許第6031065号。請求項の数2)を受けた(以下,この特
許を「本件特許」という。)。5
⑵ 原告は,令和2年4月6日,本件特許を無効にすることを求めて審判の請
求をした。特許庁は,上記請求を無効2020-800038号事件として
審理を行った。
⑶ 被告は,令和2年7月10日付けで,本件特許の明細書を訂正する旨の訂
正請求(以下「本件訂正請求」といい,これによる訂正を「本件訂正」とい10
う。)をした。特許庁は,令和3年1月5日,本件訂正請求を認めた上で,「本
件審判の請求は,成り立たない。」との審決をし,その謄本は同月20日原告
に送達された。
⑷ 原告は,令和3年2月16日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を提起
▶判決の詳細
|
特許権
令和3年12月20日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
|
令和3(行ケ)10052審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (カット手法を分析する方法)
原告株式会社トミーズ・スター 被告特許庁長官
|
特許法2条1項 特許法2条
|
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがない。)
(1) 原告は,令和元年9月3日,発明の名称を「カット手法を分析する方法」
とする発明について,特許出願(特願2019-160189号。「以下「本
願」という。」)をした。
▶判決の詳細
|
特許権
令和3年12月20日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
|
令和3(行ケ)10060審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (システムおよび処理方法)
原告株式会社三菱UFJ銀行 被告特許庁長官
|
特許法17条の2
|
| 実施 | 38回 | | 審決 | 23回 | | 進歩性 | 4回 | | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
|
|
|
[概要] 本件は,特許拒絶査定の不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。
▶判決の詳細
|
特許権
令和3年12月16日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
|
令和2(行ケ)10150審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (エクオール含有抽出物及びその製造方法,エクオール抽出方法,並びにエクオールを含む食品)
原告株式会社ダイセル 被告大塚製薬株式会社
|
特許法36条4項1号 特許法29条1項3号 特許法44条1項 特許法126条5項
|
| 進歩性 | 58回 | | 実施 | 54回 | | 審決 | 49回 | | 新規性 | 35回 |
|
|
|
[概要] 本件は,特許無効審判請求に対する不成立審決の取消訴訟である。争点は,新規
性・進歩性及び委任省令要件違反についての認定判断の誤りの有無である。
▶判決の詳細
|
特許権
令和3年12月15日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
|
令和3(行ケ)10048審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
原告X 被告特許庁長官
|
特許法29条2項 特許法17条の2
|
|
|
|
[概要] 1 手続の経緯等
⑴ 原告は,平成31年4月25日,「雨滴除去装置」の発明について特許出
願(特願2019-95552号。以下「本件特許出願」という。)をした
が,令和2年5月20日,拒絶査定を受けたので,同年6月24日,拒絶査25
定不服審判(不服2020-10258号)を請求するとともに,特許請求
の範囲等を補正する手続補正(以下「本件補正」という。)をした。
▶判決の詳細
|