権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
特許権
令和3年1月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)19441請求棄却
損害賠償請求事件 (ガスコンロ装置)
原告株式会社旭テクノス 被告株式会社ニチネン
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特許法134条の2 特許法102条3項 特許法102条
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[概要] 本件は,原告が,被告による別紙被告製品目録記載1から3の各製品(以下,
番号に応じて「被告製品1」等といい,併せて「各被告製品」という。)の製
造,販売,販売の申出は,原告の有する特許第2908792号の特許権(以5
下「本件特許権」という。)を侵害し,原告は損害を被ったと主張して,不法
行為による損害賠償請求権に基づき,9637万3591円及びこれに対する
不法行為より後の日である平成30年7月7日(訴状送達の日の翌日)から支
払済みまで平成29年法律第44号による改正前の民法所定の年5分の割合に
よる遅延損害金の支払を求める事案である。10
▶判決の詳細
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特許権
令和3年1月26日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10039審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (熱硬化性コーティングを有する物品及びコーティング方法)
原告ナイロックエルエルシー 被告特許庁長官
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特許法29条2項
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実施 | 37回 | 審決 | 18回 | 進歩性 | 1回 | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
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[概要] 本件は,特許出願の拒絶査定に対する不服審判請求を不成立とした審決の取消訴
訟である。争点は,請求項1及び12に係る特許発明の進歩性の有無である。
▶判決の詳細
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特許権
令和3年1月25日 知的財産高等裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ネ)10003控訴棄却
特許権侵害に基づく損害賠償請求控訴事件 (携帯電話,Rバッジ,受信装置)
被控訴人シャープ株式会社
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民法709条
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「携帯電話,Rバッジ,受信装置」とする特許第47
89092号(本件特許)に係る本件特許権を有する控訴人が,原判決別紙物
件目録記載の各スマートフォン(被告製品)は,本件特許の特許請求の範囲の
請求項1に係る発明の技術的範囲に属し,被控訴人は被告製品を製造・販売等
することにより本件特許権を侵害したとして,民法709条に基づき,損害額
の一部である1億円及びこれに対する不法行為の日以後(最後の出荷日の後の
日)である平成30年1月1日から支払済みまで民法(平成29年法律第44
号による改正前のもの)所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める
事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和3年1月25日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10007審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (ロータリ作業機)
原告松山株式会社 被告小橋工業株式会社
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特許法29条2項 特許法29条1項3号 特許法36条6項2号 特許法29条1項2号
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審決 | 120回 | 無効 | 43回 | 進歩性 | 28回 | 無効審判 | 8回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 被告は,名称を「ロータリ作業機」とする発明に係る特許(特許第599
6033号。平成23年5月24日を出願日とする特願2011-1156
79号(原出願)の一部を平成27年4月8日に分割出願した特願2015
-79549号に係る特許。設定登録日平成28年9月2日。請求項の数5。
以下「本件特許」という。)の特許権者である。
▶判決の詳細
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特許権
令和3年1月21日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10144審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (地熱発電等温泉システム)
原告X 被告特許庁長官
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特許法29条1項3号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成28年4月27日,名称を「地熱発電等温泉システム」とす
る発明につき,特許出願(特願2016-89537。以下「本願」という。)
をした(甲4,乙7)。25
原告は,平成29年5月29日付けで拒絶理由通知(甲5)を受けたため,
その指定期間内の同年8月21日に,特許請求の範囲の請求項1について手
続補正(以下「第1次補正」という。)をした(甲7,乙8)。原告は,同
年12月4日付けで拒絶理由通知(甲8)を受け,平成30年3月8日に特
許請求の範囲の請求項1及び2並びに発明の名称について手続補正(以下「第
2次補正」という。)をした(甲10,乙9)が,同年7月13日付け(発5
送日:同月24日)で,第2次補正の却下決定(乙10)とともに拒絶査定
(甲11)を受けた。
(2) 原告は,平成30年10月24日,拒絶査定不服審判を請求する(甲12)
とともに,同日付けで,特許請求の範囲の請求項1及び発明の名称について
手続補正(以下「第3次補正」という。)をした(甲13)。10
▶判決の詳細
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特許権
令和3年1月21日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)5041一部認容
損害賠償等請求事件
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民法709条
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許諾 | 131回 | 特許権 | 131回 | 実施 | 74回 | 侵害 | 72回 |
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[概要] 1 前提事実(当事者間に争いがないか,各項に掲げた証拠及び弁論の全趣旨に
より容易に認められる事実。なお,枝番号のある証拠で枝番号の記載のないもの
は,全ての枝番号を含む。)
(1) 当事者等
ア 原告は,ポリイミドフィルム(以下「フィルム」という。)の製造,販売等
を主たる事業とする会社である。原告は,コーロン インダストリー インコーポ
レイテッド及びエスケーシー カンパニー リミテッド(以下,両社を併せて
「SKC 等」という。)のフィルム製品製造販売事業を統合した合弁会社として2
008年(平成20年)4月頃設立され(なお,その商号は,設立時の「エスケー
シー コーロン ピーアイ インコーポレイテッド」から,後に現在のものに変更
された。),SKC 等のフィルム事業に係る全ての権利義務を承継した。
▶判決の詳細
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特許権
令和3年1月20日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)24942一部認容
特許権侵害に基づく不当利得返還等請求事件 (情報提供方法およびシステム)
原告株式会社ジェイ・キャスト 被告Zホールディングス株式会社
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特許法102条3項 民法703条 特許法36条6項1号 特許法29条2項
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実施 | 170回 | ライセンス | 64回 | 侵害 | 51回 | 特許権 | 41回 |
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[概要] 1 本件は,原告が,被告に対し,被告の運営するウェブサイト等において提供さ5
れている地域ターゲティング広告等のサービスが原告の特許権を侵害すると主
張して,民法709条,特許法102条3項に基づく損害賠償請求又は民法70
3条,704条に基づく不当利得返還請求の各一部請求として,30億円及びこ
れに対する平成29年8月2日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法(平
成29年法律第44条による改正前)所定の年5分の割合による遅延損害金又は10
利息の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和3年1月18日 知的財産高等裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ネ)10036控訴棄却
特許権侵害損害賠償請求控訴事件
被控訴人西日本旅客鉄道株式会社
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特許法70条1項
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[概要] 1 本件は,座席管理システムの特許に係る特許権者である控訴人が,被控訴人
の使用に係る被告各システムは,本件各特許請求の範囲に記載された構成の各要件
を充足し,また,被控訴人の使用に係る被告システム1は,本件各特許請求の範囲
に記載された各構成と均等なものであり,いずれも,本件各発明の技術的範囲に属
すると主張して,被控訴人に対し,特許権侵害の不法行為による損害賠償請求とし
て,10万円及びこれに対する平成30年12月1日(訴状送達の日の翌日)から
支払済みまで平成29年法律第44号による改正前の民法所定の年5分の割合によ
る遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和3年1月15日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)36690請求棄却
特許権侵害損害賠償請求事件 (携帯情報通信装置及び携帯情報通信装置を使用したパーソナルコンピュータシステム)
原告株式会社DAPリアライズ 被告シャープ株式会社
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特許法126条5項 民法724条 特許法123条1項2号 特許法104条の3
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実施 | 149回 | 特許権 | 46回 | ライセンス | 40回 | 進歩性 | 24回 |
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[概要] 1 事案の要旨 ......................................................... 6
2 前提事実(当事者間に争いがない事実並びに後掲の証拠(以下,書証番号は
特記しない限り枝番を含む。)及び弁論の全趣旨により容易に認められる事実) 7
(1) 当事者 .......................................................... 75
(2) 本件特許 ........................................................ 7
(3) 特許請求の範囲 .................................................. 8
(4) 本件発明の構成要件の分説 ........................................ 8
(5) 被告各製品の構成 ............................................... 10
(6) 被告による被告各製品の製造販売 ................................. 1010
(7) 原告による別件訴訟 ............................................. 11
(8) 不法行為に基づく損害賠償請求権についての消滅時効の援用 ......... 11
3 争点 .............................................................. 12
第2 事案の概要
▶判決の詳細
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特許権
令和3年1月14日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10066審決取消訴訟一部認容
審決取消請求事件 (2軸ヒンジ並びにこの2軸ヒンジを用いた端末機器)
原告株式会社ナチュラレーザ・ワン 被告四方工業株式会社
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[概要] 本件は,特許無効審判請求の無効審決の取消訴訟である。争点は,進歩性の判断
の誤りの有無である。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年12月24日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10023審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (下肢用衣料)
原告株式会社タカギ 被告株式会社ゴールドウイン
トラタニ株式会社
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特許法29条2項 特許法167条 特許法36条6項1号 特許法29条1項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 株式会社ゴールドウインテクニカルセンター(以下「ゴールドウインテク
ニカルセンター」という。)と被告トラタニ株式会社(以下「被告トラタニ」
という。)は,発明の名称を「下肢用衣料」とする発明について,平成17
年8月22日を国際出願日とする特許出願(特願2007-514943号。
以下「本件出願」という。)をし,平成20年11月7日,特許権の設定登
録(特許第4213194号。請求項の数5。以下「本件特許」といい,本
件特許に係る特許権を「本件特許権」という。という。)を受けた(甲1,
乙1)。
(2) 原告は,平成30年7月10日,本件特許について特許無効審判を請求し
た。
特許庁は,上記請求を無効2018-800085号事件として審理を行
い,令和2年1月16日,「本件審判の請求は,成り立たない。」との審決
(以下「本件審決」という。)をし,その謄本は,同月27日,原告に送達
された。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年12月24日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)29802請求棄却
特許権侵害差止請求事件 (含硫化合物と微量金属元素を含む輸液製剤)
原告株式会社大塚製薬工場 被告エイワイファーマ株式会社
株式会社陽進堂
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特許法100条1項
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[概要] 本件は,発明の名称を「含硫化合物と微量金属元素を含む輸液製剤」とする
物ないし方法に係る特許発明についての特許権を有する原告が,輸液製剤の製
造販売業者である被告らに対し,被告らが,上記特許発明の技術的範囲に属す15
る輸液製剤を製造ないし販売し(直接侵害),又は,上記特許発明の技術的範
囲に属する輸液製剤の保存安定化方法を使用し(直接侵害),若しくは,その
保存安定化方法にのみ使用する輸液製剤を製造ないし販売し(間接侵害),も
って原告の特許権を侵害していると主張して,特許法100条1項及び2項に
基づき,当該輸液製剤の製造販売等の差止め及びその廃棄を求めた事案である。20
▶判決の詳細
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特許権
令和2年12月18日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)18010一部認容
特許権侵害差止請求事件 (通信回線を用いた情報供給システム)
原告株式会社アイペックス 被告イッツ・コミュニケーションズ株式会社
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特許法102条3項 特許法29条2項 特許法29条1項3号 特許法39条2項
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無効 | 127回 | 実施 | 79回 | 分割 | 51回 | 進歩性 | 38回 |
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[概要] 1 事案の概要
本件は,発明の名称を「通信回線を用いた情報供給システム」とする特許権(特
許第3701962号。以下,「本件特許権1」といい,この特許を「本件特許1」
といい,その特許出願の願書に添付された明細書及び図面を「本件明細書1」と
いう。)及び発明の名称を「通信回線を用いた情報供給システム」とする特許権25
(特許第3701963号。以下,「本件特許権2」といい,この特許を「本件特
許2」といい,その特許出願の願書に添付された明細書及び図面を「本件明細書
2」という。本件特許1及び本件特許2を「本件各特許」といい,本件明細書1
及び本件明細書2を「本件明細書」と総称することがある。)の特許権者である原
告が,被告の提供する情報供給システムは本件特許1の請求項1及び2並びに本
件特許2の請求項1の発明の技術的範囲に属するものであると主張して,被告に5
対し,特許法100条1項及び2項に基づき,被告システムの構築等の差止め及
び被告システムに用いる機器並びにデータの廃棄等を求めるとともに,民法70
9条に基づき,損害賠償金及び遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年12月17日 東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ワ)1330
特許権侵害行為差止等請求事件
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[概要]
▶判決の詳細
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特許権
令和2年12月15日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10136審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (パロノセトロン液状医薬製剤)
原告ヘルシンヘルスケアソシエテアノニム 被告ニプロ株式会社
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,発明の名称を「パロノセトロン液状医薬製剤」とする発明につい
て,平成16年1月30日(優先日:平成15年1月30日(以下「本件優
先日」という。),優先権主張国:米国)を国際出願日とする特許出願(特
願2006-501686号。以下「原出願」という。)の一部を分割して,
平成23年7月28日に新たな出願(特願2011-165212号。以下
「本件出願」という。)をし,平成26年5月30日,特許権の設定登録
(甲48,特許第5551658号。請求項の数18。以下,この特許を
「本件特許」という。)を受けた。
⑵ 被告は,平成28年10月27日,請求項1~17について特許無効審判
を請求した(無効2016-800125号事件)。原告は,平成29年1
▶判決の詳細
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特許権
令和2年12月14日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10076審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (炎症性疾患および自己免疫疾患の処置の組成物および方法)
原告エフ.ホフマンーラロシュアクチェンゲゼルシャフト 被告アムジェンインコーポレイテッド
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特許法29条の2 特許法36条4項1号 特許法36条6項1号
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実施 | 135回 | 優先権 | 66回 | 無効 | 54回 | 新規性 | 20回 |
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[概要] 本件は,特許無効審判請求に対する不成立審決の取消訴訟である。争点は,後記1
に係る特許の請求項1~17の記載要件違反(実施可能要件違反,サポ-ト要件違
反),新規性及び進歩性の有無である。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年12月8日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和1(ワ)31214
民事訴訟 特許権 (塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルム及びその製造方法)
原告旭化成株式会社 被告株式会社シーズワン
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特許法36条4項1号 特許法36条6項2号 特許法29条1項3号 特許法36条6項1号
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実施 | 112回 | 無効 | 54回 | 進歩性 | 35回 | 新規性 | 30回 |
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[概要] 本件は,発明の名称を「塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルム及びその製造
方法」とする特許に係る特許権を有する原告が,被告は,上記特許に係る発明
の技術的範囲に属する別紙物件目録記載の各ラップフィルム製品について,輸
入,販売又は販売の申出をしており,これらの行為は,上記特許権を侵害する5
と主張して,上記特許権に基づき,上記各製品の輸入,販売又は販売の申出の
差止め及び上記各製品の廃棄を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年12月3日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10117
特許取消決定取消請求事件
原告三菱重工機械システム株式会社 被告特許庁長官
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実施 | 64回 | 刊行物 | 46回 | 進歩性 | 20回 | 新規性 | 20回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,特許第6093811号発明「機械式駐車装置,機械式駐車装置
の制御方法,及び機械式駐車装置の安全確認機能を設ける方法」(以下「本
件特許」という。)の特許権者である。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年12月2日 知的財産高等裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和1(ネ)10055控訴棄却
特許法第1条の違反,及び,特許権侵害,慰謝料等被害請求控訴事件
被控訴人日本製鉄株式会社
日鉄テクノロジー株式会社
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特許法79条 特許法125条 特許法102条1項 特許法29条1項2号
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[概要] 1(1) 本件は,被控訴人日本製鉄(以下,被控訴人日本製鉄について,旧商号
時についても特に区別せず,単に「被控訴人日本製鉄」ということがある。)の子
会社であって,後に被控訴人日鉄テクノロジーに吸収合併されたテクノリサーチ社
にかつて勤務していた控訴人が,①船舶の傾斜測定装置として被控訴人日本製鉄の
使用・販売する装置(被告装置)は,控訴人の保有する本件特許に係る発明の技術
的範囲に属するものであり,被控訴人日本製鉄による被告装置の使用及び販売は本
件特許権を侵害し,テクノリサーチ社は被控訴人日本製鉄による本件特許権の侵害
行為の原因となる行為をした,②被控訴人日本製鉄及びテクノリサーチ社は,控訴
人のテクノリサーチ社在勤中にした別件発明につき,別件訴訟1で控訴人の職務を
偽って主張するなどして裁判所に職務発明であるとの誤った判断をさせ,その後,
適切な内容での特許出願をせず拒絶査定を意図的に確定させるなどした上,さらに,
被控訴人らにおいて,異議に理由がないことを知りながら本件特許に対して特許異
議の申立てをするなどの一連の不法行為をし,③被控訴人日鉄テクノロジーはテク
ノリサーチ社を吸収合併したことによりテクノリサーチ社の権利義務を承継したと
主張して,被控訴人らに対し,不法行為による損害賠償請求権に基づき,①につい
▶判決の詳細
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特許権
令和2年12月2日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10096審決取消訴訟
審決取消請求事件 (⽌痒剤)
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特許法148条1項 特許法179条
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無効 | 16回 | 審決 | 15回 | 特許権 | 10回 | 無効審判 | 10回 |
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[概要] 1 本件は,特許権の存続期間の延長登録を無効とする審決に対する取消訴訟で
ある。
2 手続の経緯
(1) 原告は,発明の名称を「⽌痒剤」とする発明に係る特許(特許第3531
▶判決の詳細
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特許権
令和2年12月2日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10097審決取消訴訟
審決取消請求事件 (⽌痒剤)
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特許法148条1項 特許法179条
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無効 | 16回 | 審決 | 15回 | 特許権 | 10回 | 無効審判 | 10回 |
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[概要] 1 本件は,特許権の存続期間の延長登録を無効とする審決に対する取消訴訟で
ある。
2 手続の経緯
(1) 原告は,発明の名称を「⽌痒剤」とする発明に係る特許(特許第3531
▶判決の詳細
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特許権
令和2年12月2日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10098審決取消訴訟
審決取消請求事件 (⽌痒剤)
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特許法148条1項 特許法179条
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無効 | 16回 | 審決 | 15回 | 特許権 | 10回 | 無効審判 | 10回 |
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[概要] 1 本件は,特許権の存続期間の延長登録を無効とする審決に対する取消訴訟で
ある。
2 手続の経緯
(1) 原告は,発明の名称を「⽌痒剤」とする発明に係る特許(特許第3531
▶判決の詳細
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特許権
令和2年12月1日 知的財産高等裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ネ)10039控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (アンテナ装置)
被控訴人株式会社ヨコオ
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特許法36条6項1号 特許法123条1項4号 特許法104条の3 特許法100条1項
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「アンテナ装置」とする特許(特許第5237617
号,請求項の数11。以下「本件特許」という。)の特許権者である控訴人が,
被控訴人が製造又は輸入し,販売又は販売の申出をしている原判決別紙被告製
品目録記載の製品(以下「被控訴人製品」という。)は,後記3⑴の訂正認容
審決及び無効審判請求不成立審決により訂正が認められた後の本件特許の請求
項1(以下,後記3⑴の訂正認容審決及び無効審判請求不成立審決により訂正
が認められた後の本件特許の請求項1を,単に「請求項1」という。)記載の
発明の技術的範囲に属し,その生産,譲渡又は譲渡の申出は,請求項1に係る
特許の特許権を侵害すると主張し,被控訴人製品の生産,譲渡又は譲渡の申出
の差止め(特許法100条1項),被控訴人製品の廃棄(特許法100条2項),
損害賠償4000万円(民法709条,特許法102条3項)及びこれに対す
る不法行為の後である平成30年3月2日(訴状送達日の翌日)から支払済ま
で民法(平成29年法律第44号による改正前のもの。以下同じ。)所定の年
5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年12月1日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)28541
損害賠償請求事件
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[概要]
▶判決の詳細
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特許権
令和2年11月30日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(ネ)10049一部認容
損害賠償請求控訴事件 (チューブ状ひも本体を備えたひも)
被控訴人株式会社ツインズ
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特許法102条2項 特許法73条2項 特許法102条3項 特許法73条1項
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特許権 | 264回 | 侵害 | 95回 | 実施 | 90回 | 損害賠償 | 70回 |
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[概要] 1(1) 本件は,控訴人が,被控訴人には次のアからウの債務不履行又は不法行為
があると主張して(アとイは選択的な主張),被控訴人に対し,債務不履行又は不法
行為による損害賠償請求権に基づき,損害額の合計2億2000万円(ア又はイに
ついて1億円,ウについて1億円,弁護士費用相当額として2000万円)及びこ
れに対する催告の後の日又は不法行為の後の日である平成28年6月16日から支
払済みまで平成29年法律第44号による改正前の民法所定の年5分の割合による
遅延損害金の支払を求めた事案である。
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特許権
令和2年11月25日 知的財産高等裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和1(ネ)10081控訴棄却
損害賠償請求控訴事件 (入力支援コンピュータプログラム,入力支援コンピュータシステム)
被控訴人シャープ株式会社
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特許法104条の3 特許法102条3項
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[概要] 本件は,発明の名称を「入力支援コンピュータプログラム,入力支援コンピ
ュータシステム」とする特許(特許第4611388号。以下,この特許を「本
件特許」といい,本件特許に係る特許権を「本件特許権」という。)の特許権
者である控訴人が,被控訴人によるスマートフォン「AQUOS SERIE
SHV32」(以下「被告製品」という。)の製造及び販売が本件特許権の
侵害に当たる旨主張して,被控訴人に対し,本件特許権侵害の不法行為に基づ
く損害賠償の一部請求として456万円及びこれに対する平成28年8月11
日(不法行為の後)から支払済みまで平成29年法律第44号による改正前の
民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
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特許権
令和2年11月25日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(ネ)10057控訴棄却
特許権に基づく損害賠償請求控訴事件 (タンパク質を抽出する混合液)
被控訴人株式会社ディーエイチシー
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特許法70条1項
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「タンパク質を抽出する混合液」とする特許(特許第
5388259号。以下,この特許を「本件特許」といい,本件特許に係る特
許権を「本件特許権」という。)の特許権者である控訴人が,被控訴人による
別紙被告製品目録記載のクレンジングオイル(以下「被告製品」という。)の
製造及び販売は本件特許権の侵害に当たる旨主張して,本件特許権侵害の不法
行為に基づく損害賠償の一部請求として,1000万円及びこれに対する平成
29年12月20日(不法行為の後である訴状送達の日の翌日)から支払済み
まで平成29年法律第44号による改正前の民法(以下,単に「民法」という。)
所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
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特許権
令和2年11月25日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和1(ワ)29883一部認容
特許権侵害行為差止等請求事件 (装飾品鎖状端部の留め具)
原告有限会社宝石のエンジェル
X1 被告Y1
石福ジュエリーパーツ株式会社
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特許法126条6項 特許法100条1項 特許法37条 特許法70条2項
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「装飾品鎖状端部の留め具」とする特許権(特許第40
44598号。以下「本件特許権」という。)を有する原告会社及び原告会社か20
らその専用実施権の設定を受けた原告X1が,被告Y1が製造,販売し,被告石
福ジュエリーが販売する別紙1物件目録記載の商品名の製品(以下「被告製品」
という。)が,本件特許権に係る特記発明の技術的範囲に属するなどと主張して,
(1) 被告Y1に対しては,特許法100条1項及び2項に基づく被告製品の製造,
販売及び販売の申出の差止め,並びに被告製品,半製品及び製造設備の廃棄を求25
めるとともに,本件特許権侵害の不法行為に基づく損害賠償として,原告会社に
つき平成28年11月8日から令和元年7月7日までの間の損害額1億271
9万0400円,原告X1につき同月8日から同年11月7日までの間の損害額
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特許権
令和2年11月18日 知的財産高等裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和2(ネ)10028控訴棄却
不当利得返還請求控訴事件(本訴),損害賠償請求控訴事件(反訴)
被控訴人株式会社サンワード商会
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不正競争防止法2条1項20号 不正競争防止法4条 不正競争防止法2条1項1号
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[概要] 1 本件の本訴事件は,控訴人と OEM 販売契約(本件 OEM 契約)及びそれに基づ
く本件売買契約を締結していた被控訴人が,控訴人に対し,本件売買契約の解除に
伴う原状回復請求権に基づき,支払済み代金の返還及びこれに対する代金受領後の
日である平成30年4月17日から支払済みまで平成29年法律第44号による改
正前の民法所定の年5分の割合による民法545条2項所定の利息の支払を請求し
たところ,控訴人が,本件特許権侵害の不法行為に基づく損害賠償請求権及び本件
OEM 契約の債務不履行に基づく損害賠償請求権を自働債権とする相殺の意思表示を
した事案であり,本件の反訴事件は,控訴人が,被控訴人による本件特許権侵害の
不法行為,不正競争防止法2条1項1号,4号,20号及び21号(なお,後二者
の行為時の該当法条は,平成30年法律第33号による改正前の14号及び15号
である。)の不正競争,本件 OEM 契約違反行為を主張して,被控訴人に対し,本件特
許権侵害の不法行為,不正競争防止法4条又は本件 OEM 契約の債務不履行の損害賠
償請求権に基づき,7700万円(逸失利益7000万円[予備的に1400万円]
及び弁護士費用相当額700万円)の損害賠償及びこれに対する不法行為又は不正
競争の後の日であり,請求した日(反訴状送達日)の翌日である平成30年12月
▶判決の詳細
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特許権
令和2年11月18日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10018審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (切断起点領域形成方法及び加工対象物切断方法)
原告株式会社東京精密 被告浜松ホトニクス株式会社
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特許法29条1項3号
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[概要] 本件は,特許無効審判請求の不成立審決の取消訴訟である。争点は,進歩性につ
いての認定判断の誤りの有無である。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年11月18日 知的財産高等裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ネ)10025控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (発光装置と表示装置)
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特許法102条3項 特許法70条2項 特許法100条1項
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実施 | 117回 | ライセンス | 54回 | 侵害 | 36回 | 特許権 | 29回 |
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[概要] 1 事案の概要
(1) 一審原告は,発明の名称を「発光装置と表示装置」とする本件特許権1(特
許第5177317号),発明の名称を「発光装置,樹脂パッケージ,樹脂成形体
並びにこれらの製造方法」とする本件特許権2(特許第6056934号)及び発
明の名称を「発光装置,樹脂パッケージ,樹脂成形体並びにこれらの製造方法」と
する本件特許権3(特許第5825390号)の特許権者である。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年11月16日 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)36168
不当利得返還等請求事件
原告A 被告一般財団法人中東協力センター
学校法人片柳学園
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著作権法47条の3 著作権法20条2項3号 著作権法15条2項 著作権法38条4項
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[概要] 1 本件は,原告が,被告らに対し,被告らが,原告作成の別紙原告プログラム
目録記載のプログラム(以下「本件プログラム」という。)に係る原告の著作
権(複製権,公衆送信権,貸与権及び翻案権)及び著作者人格権(公表権,氏
名表示権及び同一性保持権)を侵害し,これによって利益を受けたと主張して,5
不当利得返還請求権に基づき,連帯して,利得金合計574万8000円のう
ち500万円及びこれに対する請求日の翌日である平成25年9月12日から
支払済みまで民法(平成29年法律第44号による改正前のもの。以下同じ。)
所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年11月11日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10153審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (ショーツ等の衣料)
原告トラタニ株式会社 被告特許庁長官
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成23年6月22日に出願した特許出願(特願2011-13
8776号)の一部を分割して出願した特許出願(特願2015-1461
▶判決の詳細
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特許権
令和2年11月5日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10132審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
原告株式会社ハナヤマ 被告Y
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審決 | 56回 | 無効 | 36回 | 優先権 | 21回 | 新規性 | 17回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,発明の名称「ブルニアンリンク作成デバイスおよびキット」に
係る特許第5575340号(以下「本件特許」という。)の特許権者であ
る。
(2) 本件特許に係る出願(特願2014-14615号。以下「本件出願」
という。)は,2011年6月23日(パリ条約による優先権主張外国庁受
理2010年11月5日,米国)を国際出願日とする特願2013-537
663号(以下「原出願」という。)の一部を分割して平成26年1月29
日に新たな出願としたものであった。
パリ条約による優先権主張の基礎となった米国仮出願「61/410,3
99」(以下「本件米国仮出願」という。)は,2010年11月5日にな
された。被告は,2011年6月23日,本件米国仮出願に基づくPCT出
願(PCT/US2011/041553)を行い,これを国内移行させて
原出願をした。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年11月4日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10024審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (発光装置,樹脂パッケージ,樹脂成形体並びにこれらの製造方法)
原告東芝映像ソリューション株式会社 被告日亜化学工業株式会社
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特許法36条6項1号
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[概要] 本件は,特許無効審判事件の審決のうち審判の請求が成り立たないとする部分の
取消訴訟である。争点は,サポート要件違反についての認定判断の誤りの有無であ
る。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年10月29日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)36763請求棄却
損害賠償請求事件 (LED電灯装置)
原告株式会社ナオコ 被告株式会社ビームテック
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特許法36条6項1号 特許法29条1項2号 特許法36条6項2号 特許法29条の2
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[概要] 本件は,発明の名称を「LED電灯装置」とする各特許(特許第53178
48号及び同第5677520号)に係る特許権者である原告が,被告の製造
販売等に係るLED電球は,上記各特許に係る特許請求の範囲の記載文言を充5
足し,その特許発明の技術的範囲に属すると主張して,不法行為による損害賠
償請求権に基づき,被告に対し,1100万円(上記各特許権につき,それぞ
れ特許法102条3項により算定した損害額の合計1億5887万円の一部で
ある1000万円,弁護士・弁理士費用相当額100万円)及びこれに対する
平成29年11月20日(訴状送達日の翌日)から支払済みまで民法所定の年10
5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年10月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10137審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (セレコキシブ組成物)
原告日本ケミファ株式会社
ダイト株式会社 被告ジー.ディー.サール,リミテッド,ライアビリティ,カンパニー
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,発明の名称を「セレコキシブ組成物」とする発明について,平成
▶判決の詳細
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特許権
令和2年10月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10126審決取消訴訟
審決取消請求事件
原告株式会社技研製作所 被告株式会社コーワン
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[概要] 1 手続の経緯
⑴ 被告は,特許第5763225号(以下「本件特許」という。)の特許権
者である。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年10月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10130審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (非磁性材粒子分散型強磁性材スパッタリングターゲット)
原告田中貴金属工業株式会社 被告JX金属株式会社
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特許法36条6項1号 特許法29条2項 特許法29条1項1号 特許法29条の2
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 被告は,名称を「非磁性材粒子分散型強磁性材スパッタリングターゲット」
とする発明に係る特許権(特許第4975647号。平成18年12月26
日出願,同年1月13日優先権主張,平成24年4月20日設定登録。請求
項の数6。以下,同特許権に係る特許を「本件特許」という。)の特許権者で
ある(甲16)。
⑵ア 原告は,平成26年9月12日,特許庁に本件特許の請求項1~6につ
いて無効審判請求をした。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年10月21日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10161審決取消訴訟
審決取消請求事件 (弾塑性履歴型ダンパ)
原告NextInnovation合同会社 被告特許庁長官
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特許法29条2項
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[概要] 本件は,特許出願拒絶査定に対する不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟
である。争点は,独立特許要件違反(進歩性欠如)の判断の誤りの有無である。
▶判決の詳細
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