| 権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
特許権
平成27年2月10日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成26(行ケ)10091審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (認証方法および装置)
被告特許庁長官山崎達也 原告株式会社ジェネス小和田敦子
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特許法126条5項 特許法29条2項
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[概要] 本件は,特許出願に対する拒絶査定不服審判の不成立審決の取消訴訟である。争
点は,補正却下決定(独立特許要件の欠如)の適否であり,具体的には,①引用発
明の認定の誤り(相違点・一致点の認定誤り)及び②相違点の判断の誤りの有無で
ある。
▶判決の詳細
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特許権
平成27年2月10日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成26(行ケ)10128審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (フレキシブル基盤上のイメージ撮像デバイスの実装におけるシステムと方法)
被告特許庁長官小池正彦 原告デジタルオプティクスコーポレーション北本友彦
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特許法17条の2
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[概要] 本件は,特許出願に対する拒絶査定不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟
である。争点は,進歩性判断の当否である。
▶判決の詳細
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特許権
平成27年1月29日 知的財産高等裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
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平成25(ネ)10098控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (角度調整金具)
控訴人向陽技研株式会社 被控訴人株式会社ヒカリ
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特許法36条6項1号 特許法36条6項2号 特許法29条1項3号 特許法123条1項2号
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| 実施 | 43回 | | 無効 | 20回 | | 無効審判 | 10回 | | 特許権 | 8回 |
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「角度調整金具」とする特許権(特許番号第4895
236号。本件特許権)について専用実施権を有する控訴人が,原判決別紙1
のイ-1号物件目録,イ-2号物件目録,イ-3号物件目録及びイ-4号物件
目録記載の製品(被告製品)は,本件特許権の特許請求の範囲の請求項1に記
載された発明(本件特許発明)の技術的範囲に属し,被控訴人による被告製品
の製造,販売等は本件特許権を侵害する行為であると主張し,被控訴人に対し,
特許法100条1項に基づき,被告製品の製造及び販売等の差止めを求めると
ともに,同条2項に基づき,被告製品及びその部品等の廃棄を求め,併せて,
本件特許権の侵害による損害賠償請求権(民法709条)に基づき,損害賠償
金3000万円(特許法102条2項に基づく損害額2500万円及び弁護士
等費用500万円)の支払を求めた事案である。
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特許権
平成27年1月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成26(行ケ)10131審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (化粧用チップ)
被告特許庁長官 原告株式会社タイキ
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがない。)
原告は,発明の名称を「化粧用チップ」とする発明について,平成22年1
月18日に特許出願(特願2010-7777号。以下「本願」という。請求
項の数は3である。)をしたが,平成23年10月26日付けで拒絶査定を受
けたので,平成24年1月31日,これに対する不服の審判を請求するととも
に,手続補正書を提出した(以下「本件補正」という。)
特許庁は,この審判請求を,不服2012-1824号事件として審理し,
同年10月16日,本件補正を却下した上,「本件審判の請求は,成り立たな
い。」との審決(以下「原審決」という。)をし,原審決の謄本を,同月30
日,原告に送達した。
▶判決の詳細
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特許権
平成27年1月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成26(行ケ)10114審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件
被告特許庁長官 原告株式会社ニコン
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特許法36条6項1号 特許法41条
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(証拠等を摘示しない事実は,当事者間に争い
がない。)
原告は,平成18年5月8日に国際出願した特願2007-528269号
(特許法41条に基づく優先権主張日 平成17年5月12日)について,平
成23年7月4日,その一部を分割する分割出願(特願2011-14830
1号。以下「本願」という。平成25年6月14日付け手続補正後の本願の発
明の名称は「投影光学系,露光装置,露光方法,デバイス製造方法,および屈
折光学素子」であり,同補正後の請求項の数は32である。)をしたが(甲1,
2,弁論の全趣旨),本願について平成25年7月23日付けで拒絶査定を受
けたので,同年10月29日,これに対する不服の審判を請求するとともに,
平成26年2月14日,手続補正書を提出した(甲6。これに係る手続補正を,
以下「本件補正」という。)。
特許庁は,この審判請求を,不服2013-21075号事件として審理し
た後,同年3月25日,独立特許要件を欠くとして本件補正を却下した上,
「本件審判の請求は,成り立たない。」との審決をし,審決の謄本を,同年4
▶判決の詳細
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特許権
平成27年1月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成26(行ケ)10104審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (フッ素置換オレフィンを含有する組成物)
被告特許庁長官 原告ハネウエル・インターナショナル
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがない。)
原告は,発明の名称を「フッ素置換オレフィンを含有する組成物」とする特
許第4699758号(平成15年10月27日出願(パリ条約による優先権
主張 平成14年10月25日),平成23年3月11日設定登録。以下「本
件特許」という。設定登録時の請求項の数は9である。)の特許権者である。
▶判決の詳細
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特許権
平成27年1月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成26(行ケ)10087審決取消訴訟
審決取消請求事件 (ラック搬送装置)
被告株式会社島津製作所 原告日立アロカメディカル株式会社
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特許法134条の2 特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の概要(当事者間に争いがない。)
原告は,平成14年3月29日,発明の名称を「ラック搬送装置」とする特許出
願(特願2002-94306号)をし,平成16年10月8日,特許権の設定登
録を受けた(特許第3604133号。請求項の数は8。以下「本件特許」という。)。
被告は,平成23年9月2日,特許庁に対し,本件特許の請求項2,4,5,7
及び8に記載された発明についての特許を無効にすることを求めて審判の請求をし,
特許庁は,上記請求を無効2011-800157号として審理した。原告は,こ
の審理の過程で,訂正請求をした。特許庁は,審理の結果,平成24年3月27日,
同訂正請求を認めた上,本件特許を有効とする旨の審決をした。知的財産高等裁判
所は,被告の同審決の取消しを求める訴えについて,平成25年3月14日,同訂
正請求は不適法であるとして同審決を取り消す旨の判決をし,同年7月11日,同
判決は確定した。
▶判決の詳細
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特許権
平成27年1月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成26(行ケ)10068審決取消訴訟
審決取消請求事件 (ポリウレタンフォームおよび発泡された熱可塑性プラスチックの製造)
被告ゾルファイフルーオルゲゼルシャフト 原告セントラル硝子株式会社
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特許法181条2項
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| 審決 | 139回 | | 抵触 | 17回 | | 無効 | 11回 | | 進歩性 | 10回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(甲18,21,22の1及び2,25,27,
乙2,3の1及び2,4,並びに弁論の全趣旨により認められる。)
被告は,発明の名称を「ポリウレタンフォームおよび発泡された熱可塑性プ
ラスチックの製造」とする特許第3949889号(平成11年5月15日国
際出願(パリ条約による優先権主張 平成10年5月22日),平成19年4
月27日設定登録。以下「本件特許」という。設定登録時の請求項の数は20
であった。)の特許権者である。
▶判決の詳細
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特許権
平成27年1月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成26(行ケ)10058審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (電気自動車の蓄電池管理の表示方法)
被告特許庁長官 原告X
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがない。)
原告は,発明の名称を「電気自動車の蓄電池管理の表示方法」とする発明に
ついて,平成21年7月9日に国際出願(特願2010-519816号(パ
リ条約による優先権主張 平成20年7月10日)。以下「本願」という。平
成24年8月27日付け手続補正後の請求項の数は4である。)をしたが,平
成24年12月12日付けで拒絶査定を受けたので,平成25年3月12日,
これに対する不服の審判を請求した。
▶判決の詳細
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特許権
平成27年1月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成26(行ケ)10048審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (書店における書籍の書籍販売システム)
被告特許庁長官 原告株式会社ビジュアルジャパン
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特許法50条 特許法29条2項 特許法159条2項
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| 審決 | 31回 | | 実施 | 5回 | | 進歩性 | 1回 | | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(争いがない。)
原告は,発明の名称を「書店における書籍の書籍販売システム」とする発明に
つき,平成23年3月29日を出願日とする特許出願(特願2011-72157
号。以下,「本願」という。)をしたが,平成24年12月12日付けで拒絶査定を
受けたため,平成25年1月30日付けで拒絶査定に対する不服の審判(不服20
13-1697号)を請求した。
▶判決の詳細
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特許権
平成27年1月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成26(行ケ)10004審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (包装袋)
被告特許庁長官 原告帝國製薬株式会社
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(争いがない。)
原告は,発明の名称を「包装袋」とする発明につき,平成18年10月11日
を出願日とする特許出願(特願2006-278057号。以下,「本願」とい
う。)をし,平成24年1月19日付けの手続補正書により,特許請求の範囲につい
ての手続補正(以下「本件補正」という。)を行ったが,同年7月30日付けで拒
絶査定を受けたため,同年10月25日,拒絶査定に対する不服の審判(不服20
12-21082号)を請求した。
▶判決の詳細
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特許権
平成27年1月28日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ネ)10106控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
控訴人株式会社イー・ピー・ルーム 被控訴人国
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民事訴訟法23条1項6号
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[概要] 1 本件は,控訴人が,特許庁が平成13年7月4日にした異議の決定(以下「本
件取消決定」という。)が国家賠償法上違法であるとして,被控訴人に対し,一部
請求として,200万円及びこれに対する訴状送達の日の翌日である平成26年7
月19日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求め
る事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成27年1月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成26(行ケ)10120審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (防火ガラスの組付け構造体及び防火ガラス戸及び防火ガラス窓)
被告特許庁長官 原告日本板硝子株式会社
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(争いがない。)
原告は,発明の名称を「防火ガラスの組付け構造体及び防火ガラス戸及び防火ガ
ラス窓」とする発明について,平成17年1月26日を出願日とする特許出願(特
願2005-18663号。平成12年8月23日を出願日とする特願2000-
252392号の一部を分割出願したもの。以下「本願」という。)をしたが,平成
23年11月28日付けで拒絶査定を受けたため,平成24年3月1日付けで,拒
絶査定に対する不服の審判を請求した。
▶判決の詳細
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特許権
平成27年1月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成26(行ケ)10125審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (抗重力縦伸歩行装置)
被告特許庁長官 原告X
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特許法29条2項 特許法29条1項3号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(争いがない)
原告は,発明の名称を「抗重力縦伸歩行装置」(ただし,平成25年6月10日付
け手続補正書による補正後の名称は「本人駆動自立杖」。甲6)とする発明について,
平成23年3月10日を出願日とする特許出願(特願2011-53632号。以
下「本願」という。)をしたが,平成25年3月26日付けで拒絶査定を受けたため,
同年6月10日付けで,拒絶査定に対する不服の審判(不服2013-10749
号事件)を請求した。
▶判決の詳細
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特許権
平成27年1月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)33993請求棄却
特許権侵害差止等請求事件
被告ダイト株式会社
持田製薬株式会社
東和薬品株式会社
鶴原製薬株式会社
科研製薬株式会社
小林化工株式会社
MeijiSeika 原告日産化学工業株式会社
補助参加人興和株式会社
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特許法100条1項 特許法17条の2 特許法36条6項1号 特許法44条1項
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[概要] 本件は,ピタバスタチンカルシウム塩の結晶及びその保存方法に関する2
件の特許権を有する原告が,被告らによる原薬及び製剤の製造・販売等が上
記各特許権の侵害に当たる旨主張して,特許法100条1項に基づきその差
止めを求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成27年1月23日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)14002確認
特許権に基づく損害賠償請求権等不存在確認請求事件
被告株式会社オズ
Y 原告株式会社アルティス
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| 特許権 | 44回 | | 侵害 | 35回 | | 損害賠償 | 10回 | | 実施 | 4回 |
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[概要] 1 本件は,清算中の会社である原告が,その特別清算手続において債権者とし
て債権申出をした被告らに対して,被告らの申し出た各債権が存在しないこと
の確認を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成27年1月23日 東京地方裁判所
▶概要
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平成24(ワ)15693請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (図書保管管理装置)
被告株式会社岡村製作所 原告日本ファイリング株式会社
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特許法123条1項2号 特許法36条6項1号 特許法36条6項2号 特許法29条1項3号
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| 無効 | 45回 | | 進歩性 | 25回 | | 特許権 | 18回 | | 実施 | 11回 |
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[概要] 1 本件は,名称を「図書保管管理装置」とする特許権を有する原告が,被告が
業として製造・販売する図書保管管理装置が上記特許権に係る特許発明の技術
的範囲に属すると主張して,被告に対し,同特許権に基づいて,上記装置の製
造・販売等の差止め及び廃棄を求めるとともに,特許権侵害を理由とする不法
行為に基づく損害賠償請求として,8250万円及びこれに対する平成24年
6月8日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合に
よる遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成27年1月22日 東京地方裁判所
▶概要
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平成24(ワ)15621請求棄却
特許権侵害行為差止等請求事件 (強度と曲げ加工性に優れたCu-Ni-Si系合金)
被告三菱電機メテックス株式会社重入正希 原告JX日鉱日石金属株式会社
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| 実施 | 43回 | | 差止 | 20回 | | 特許権 | 14回 | | 新規性 | 11回 |
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[概要] 本件は,Cu-Ni-Si系合金に関する特許権を有する原告が,被告に対
し,被告の製造,販売する別紙被告製品目録記載1及び2の各製品(以下「被
告各製品」といい,それぞれをその番号に従い「被告製品1」のようにいう。)
が原告の特許権の特許発明の技術的範囲に属すると主張して,特許法(以下
「法」という。)100条に基づき,上記製品の生産,使用,譲渡及び譲渡の
申出の差止めを求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成27年1月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成25(行ケ)10286審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (イバンドロネート多形B)
被告特許庁長官 原告エフ.ホフマン-ラロシュアーゲー
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特許法29条の2
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
原告は,平成18年1月24日,発明の名称を「イバンドロネート多形B」
とする発明について国際特許出願(特願2007-553501号。パリ条
約による優先権主張日:平成17年2月1日,優先権主張国:欧州特許庁(E
P)。以下「本願」という。)をし,平成22年12月1日付けで拒絶理由通
知を受けたため,平成23年6月7日付け手続補正書(請求項数10)を提
出して特許請求の範囲の補正(以下「本件補正」という。)を行ったが,同
年10月3日付けで拒絶査定を受けたことから,平成24年2月9日,これ
に対する不服の審判を請求した(甲2の1~3,甲3~5,8,9の1)。
特許庁は,前記 審判請求を不服2012-2606号事件として審理
し,平成25年6月10日,「本件審判の請求は,成り立たない。」との審決
(以下「本件審決」という。)をし,その謄本は,同年6月25日,原告に
送達された。
原告は,平成25年10月22日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を
提起した。
▶判決の詳細
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特許権
平成27年1月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成25(行ケ)10285審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (イバンドロネート多形A)
被告特許庁長官 原告エフ.ホフマン-ラロシュアーゲー
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特許法29条の2
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
原告は,平成18年1月24日,発明の名称を「イバンドロネート多形A」
とする発明について国際特許出願(特願2007-553502号。パリ条
約による優先権主張日:平成17年2月1日,優先権主張国:欧州特許庁(E
P)。以下「本願」という。)をし,平成22年12月1日付けで拒絶理由通
知を受けたため,平成23年6月7日付け手続補正書(請求項数11)を提
出して特許請求の範囲の補正(以下「本件補正」という。)を行ったが,同
年10月3日付けで拒絶査定を受けたことから,平成24年2月9日,これ
に対する不服の審判を請求した(甲2の1~3,甲3~5,8,9の1)。
特許庁は,前記 審判請求を不服2012-2605号事件として審理
し,平成25年6月10日,「本件審判の請求は,成り立たない。」との審決
(以下「本件審決」という。)をし,その謄本は,同年6月25日,原告に
送達された。
原告は,平成25年10月22日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を
提起した。
▶判決の詳細
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特許権
平成27年1月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成26(行ケ)10101審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (暗記学習用教材,及びその製造方法)
被告特許庁長官 原告X
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著作権法13条 特許法29条1項 特許法2条1項 特許法159条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
原告は,平成24年12月4日,発明の名称を「暗記学習用教材,及びそ
の製造方法」とする特許出願(請求項数9。特願2012-277387号。
以下「本願」という。)をした(甲1)。
特許庁は,平成25年7月31日付けで拒絶理由を通知し(甲2),原告
は,同年8月23日付け手続補正書により,本願の特許請求の範囲の補正を
した(請求項数9。甲4)。
特許庁は,同年10月1日付けで拒絶理由を通知し(甲6),同年11月
26日付けで拒絶査定をしたため(甲8),原告は,同年12月13日,こ
れに対する不服の審判を請求した(甲9)。
特許庁は,これを不服2013-25925号事件として審理し,平成2
6年3月11日,「本件審判の請求は,成り立たない。」との審決(以下
「本件審決」という。)をし,その謄本は,同年4月2日,原告に送達され
た。
原告は,平成26年4月18日,本件審決の取消しを求めて本件訴訟を提
▶判決の詳細
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特許権
平成27年1月22日 知的財産高等裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
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平成26(ネ)10092控訴棄却
損害賠償請求控訴事件 (アクセス制御システム,アクセス制御方法およびサーバ)
控訴人X 被控訴人株式会社ミクシィ
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特許法184条の10 特許法104条の3
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「アクセス制御システム,アクセス制御方法およびサ
ーバ」とする特許権(特許番号第5211401号。以下,この「特許」を「
本件特許」といい,この特許権を「本件特許権」という。)の特許権者である
控訴人が,本件特許に係る日本語でされた国際特許出願(以下「本件特許出願」
という。)の国際公開後その設定登録前及び設定登録後に,被控訴人がその運
営する「ミクシィ」という名称のソーシャル・ネットワーキング・サービス(
SNS)(以下,単に「ミクシィ」という。)においてスマートフォン端末の
位置情報を利用した「一緒にいる人とつながる」との名称の機能(以下「本件
機能」という。)のサービスを提供した行為が本件特許に係る発明の実施に該
当する旨主張して,被控訴人に対し,特許法184条の10第1項に基づく補
償金の一部請求として495万円及び本件特許権侵害の不法行為に基づく損害
賠償の一部請求として500万円の合計995万円及び遅延損害金の支払を求
めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成27年1月20日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成26(行ケ)10069審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (燃焼機関の作動パラメータ最適化方法)
被告特許庁長官金澤俊郎 原告エスペートロワアッシュ恩田博宣
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特許法29条2項
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[概要] 本件は,特許出願に対する拒絶査定不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟
である。争点は,進歩性判断の当否である。
▶判決の詳細
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特許権
平成27年1月16日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)16060請求棄却
特許権に基づく損害賠償請求事件 (データ処理システム)
被告富士通株式会社 原告A
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特許法29条2項 特許法29条1項3号 特許法102条3項 特許法70条2項
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「データ処理システム」とする特許権を有する原告が,
被告に対し,被告の使用に係る別紙1「物件目録」記載のクラウド・コン
ピューティング・システム(以下「被告商品」という。)が同特許権に係る発
明の技術的範囲に属すると主張して,特許権侵害の不法行為に基づく損害賠償
金(特許法102条3項による損害額と弁護士費用及び弁理士費用の合計)1
億1000万円及びこれに対する平成25年6月26日(訴状送達の日の翌日)
から支払済みまでの民法所定年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事
案である。
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特許権
平成27年1月15日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)654請求棄却
損害賠償請求事件
被告株式会社コスメロール 原告P1
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特許法79条 民法709条 特許法102条3項 不正競争防止法2条1項14号
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[概要] 本件は,後記特許権の特許権者である原告が,被告が製造,販売する化粧品が原告
の特許権を侵害すると主張して,不法行為(民法709条)に基づく損害賠償及び不
法行為の後である訴状送達の日の翌日からの遅延損害金の支払を求めた事案である。
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特許権
平成26年12月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成24(ワ)11459
特許権に基づく損害賠償請求権不存在確認等請求事件
被告アイピーコムゲゼルシャフトハフツングウントコンパニー 原告株式会社NTTドコモ
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特許法105条1項
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[概要] 本件は,「FOMA」という名称の携帯電話通信サービスを提供する原告
が,主文第1項掲記の特許権を有する被告に対し,上記サービスを提供した
行為は上記特許権を侵害するものではないと主張して,不法行為に基づく損
害賠償債務又は不当利得返還債務の不存在確認を求める事案である。
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特許権
平成26年12月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)10151請求棄却
損害賠償請求事件 (液晶表示装置)
被告株式会社東芝
補助参加人エルジーディスプレイ 原告大林精工株式会社
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特許法29条の2 特許法102条3項 特許法29条2項 特許法104条の3
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[概要] 本件は,発明の名称を「液晶表示装置」とする特許権を有する原告が,被
告による後記被告製品の製造・販売が上記特許権の侵害に当たる旨主張して,
特許権侵害に基づく損害賠償金の支払を求める事案である。
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特許権
平成26年12月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成23(ワ)35723一部認容
特許権侵害差止等請求事件 (窒化ガリウム系発光素子)
被告三洋電機株式会社 原告日亜化学工業株式会社
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特許法100条1項 特許法102条3項
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[概要] 本件は,発明の名称を「窒化ガリウム系発光素子」とする特許権を有する
原告が,被告による後記被告製品の生産,譲渡,輸出等が上記特許権の侵害
に当たる旨主張して,特許法100条1項及び2項に基づきその差止め及び
被告製品の廃棄を求めるとともに,不法行為又は不当利得返還請求権に基づ
き4800万円及びこれらに対する訴状送達日の翌日である平成23年11
月11日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払
を求める事案である。
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特許権
平成26年12月24日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)4040
特許権侵害行為差止請求事件
被告DKSHジャパン株式会社
岩城製薬株式会社
高田製薬株式会社
株式会社ポーラファルマ
ら 原告中外製薬株式会社
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特許法2条3項3号 特許法100条1項 特許法36条6項1号 特許法67条2項
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| 無効 | 40回 | | 実施 | 36回 | | 特許権 | 19回 | | 進歩性 | 14回 |
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[概要] 1 本件は,「ビタミンDおよびステロイド誘導体の合成用中間体およびその製
造方法」という名称の発明に関する特許第3310301号の特許権(以下
「本件特許権」といい,同特許権に係る特許を「本件特許」という。)の共
有者の1名である原告が,被告DKSHの輸入販売に係る別紙物件目録1記
載のマキサカルシトール原薬(以下「被告製品1」という。),並びに被告
岩城製薬,被告高田製薬及び被告ポーラファルマの販売に係る別紙物件目録
2記載(1)ないし(3)の各マキサカルシトール製剤(以下,個別には「被告製
品2(1)」などといい,これらを併せて「被告製品2」といい,被告製品1と
併せて「被告製品」という。)の製造方法である別紙方法目録記載の方法
(以下「被告方法」という。なお,被告製品1は,別紙物件目録1におい
て,被告方法で製造されたものと特定されており,被告製品2は,別紙物件
目録2において,被告方法で製造されたマキサカルシトールの製剤と特定さ
れている。)は,本件特許に係る明細書(特許権設定登録時のもの。以下,
図面と併せて「本件明細書」という。なお,本件特許は平成15年6月30
日以前にされた出願に係るものであるから,本件特許に係る明細書は特許請
▶判決の詳細
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特許権
平成26年12月24日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成26(行ケ)10042審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (半導体装置)
被告特許庁長官丸山英行 原告株式会社東芝村井賢郎
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特許法29条2項 特許法159条2項
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| 実施 | 46回 | | 審決 | 19回 | | 進歩性 | 2回 | | 拒絶査定不服審判 | 2回 |
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[概要] 本件は,特許出願に対する拒絶査定不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟
である。争点は,進歩性についての判断の当否である。
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特許権
平成26年12月24日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)23702請求棄却
特許権侵害行為差止等請求事件 (美顔器)
被告株式会社MTG 原告株式会社遊気創健美倶楽部
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特許法2条3項1号 特許法100条1項 特許法102条2項 特許法104条の3
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| 無効 | 32回 | | 進歩性 | 25回 | | 特許権 | 18回 | | 実施 | 13回 |
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「美顔器」とする特許(特許第5329608号。
以下「本件特許」という。)についての特許権(以下「本件特許権」とい
う。)を有する原告が,被告に対し,被告の製造販売に係る別紙被告製品目
録記載1ないし4の各製品(以下,同目録の番号に対応して「被告製品1」
などといい,これらを併せて「被告製品」という。)は,本件特許の特許請
求の範囲(以下,明細書及び図面と併せて,「本件明細書」といい,参照の
便宜のため,本件特許に係る特許公報の写し〔甲14〕を本判決末尾に別添
1として添付する。)の請求項1及び3ないし6に係る各発明(以下,請求
項の番号に対応して「本件発明1」などといい,これらを併せて「本件発明」
という。なお,特許権の侵害等に係る訴訟において,当該特許が特許無効審
判により無効とされるべきものと認められるか否かが争点となる場合には,請
求項ごとに特許がされたものとみなして審理判断することになるから〔特許法
104条の3第1項(65条6項により準用される場合を含む。),123条
1項柱書,185条参照〕,以下では,本件特許のうち,請求項1及び3な
いし6に係るものを指して,「本件発明1についての特許」などということ
▶判決の詳細
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特許権
平成26年12月24日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ネ)10067控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件
控訴人吉佳エンジニアリング株式会社 被控訴人KJSエンジニアリング株式会社
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特許法101条4号 民法719条2項 特許法102条2項 特許法101条5号
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[概要] 本判決の略称は,原判決に従う。
本件は,「斜面保護方法及び逆巻き施工斜面保護方法」という名称の発明につ
いて本件特許権(特許第4256545号)を有する控訴人が,被控訴人に対
し,
ト(HDP-50U,HDP-75U)及び2のHDネット(以下,上部プレ
ートとHDネットを併せて「被告製品」という。)を使用して施工するHDネッ
ト工法と称する斜面保護工法(被告方法)が,本件発明の技術的範囲に属する
被控訴人が被告製品を販売及び宣伝・広告する行為は,特許法
101条4号及び5号の間接侵害に当たるとして,特許法100条1項に基づ
き,被告製品の販売行為の差止めを求めるとともに, 被控訴人がユウテック
株式会社(以下「ユウテック」という。)に対して被告方法を宣伝・広告し,被
告製品を販売及び宣伝・広告した行為は,ユウテックが被告方法による斜面保
護工事を実施して本件特許権を直接侵害することの教唆又は幇助に当たるとし
て,民法719条及び特許法102条2項の損害賠償請求権に基づき,控訴人
が受けた損害の額と推定される,共同行為者であるユウテックが本件特許権の
▶判決の詳細
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特許権
平成26年12月24日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成26(行ケ)10045審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (骨代謝疾患の処置のための医薬の製造のための,ゾレドロネートの使用)
被告特許庁長官 原告ノバルティスアーゲー
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
原告は,平成13年5月9日,発明の名称を「骨代謝疾患の処置のための
医薬の製造のための,ゾレドロネートの使用」とする発明について特許出願
(特願2001-585739号。パリ条約による優先権主張日:平成12
年5月19日,優先権主張国:イギリス,請求項数10。以下「本願」とい
う。)をし,平成20年4月24日付け手続補正書(請求項数14)を提出
して特許請求の範囲を補正したところ,平成23年10月28日付けで拒絶
理由通知を受けたため,平成24年3月9日付け誤訳訂正書(請求項数10)
を提出して特許請求の範囲及び明細書の補正を行ったが,同年12月13日
付けで拒絶査定を受けたことから,平成25年4月17日,これに対する不
服の審判を請求し,併せて同日付け手続補正書により特許請求の範囲を補正
した(請求項数10。以下「本件補正」という。)。(甲4,5,7,8,1
5~17)
特許庁は,前記 審判請求を不服2013-7030号事件として審理
し,平成25年9月30日,「本件審判の請求は,成り立たない。」との審決
▶判決の詳細
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特許権
平成26年12月24日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成26(行ケ)10103審決取消訴訟
審決取消請求事件
被告株式会社フジワラテクノアート森廣三郎 原告カワタ工業株式会社河原秀樹
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特許法134条の2 特許法29条2項
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[概要] 本件は,特許無効審判請求を一部成立とした審決の取消訴訟である。争点は,進
歩性判断の当否である。
▶判決の詳細
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特許権
平成26年12月24日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成26(行ケ)10107審決取消訴訟一部認容
審決取消請求事件 (抵抗付温度ヒューズ)
被告エヌイーシーショット 原告X1
X2コンポーネンツ株式会社
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
被告は,平成10年6月19日,発明の名称を「抵抗付温度ヒューズ」と
する発明について特許出願(特願平10-17362号。以下「本件出願」
という。)をし,平成16年5月14日,特許第3552539号(請求項
の数3。以下「本件特許」という。)として特許権の設定登録を受けた(甲
34)。
原告らは,平成25年1月7日,本件特許に対して特許無効審判を請求し
た。
特許庁は,上記請求を無効2013-800007号事件として審理を行
い,同年8月28日付けで審決の予告(甲33)をした。
▶判決の詳細
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特許権
平成26年12月24日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ネ)10071控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (くつ下の製造方法)
控訴人武田レツグウエアー株式会社 被控訴人コーマ株式会社
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特許法100条1項
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「くつ下の製造方法」とする特許権(特許番号第28
95473号。本件特許権1)及び発明の名称を「くつ下」とする特許権(特
許番号第3316189号。本件特許権2)を有する控訴人が,被控訴人によ
る原判決別紙被告方法説明書記載の方法(被告方法)の使用は本件特許権1を,
被控訴人による原判決別紙被告物件目録記載の製品(被告製品)の製造,販売
等は本件特許権2を,それぞれ侵害する行為であると主張し,被控訴人に対し,
特許法100条1項に基づき,被告方法の使用,並びに被告製品の製造及び販
売等の差止めを求めるとともに,同条2項に基づき,被告製品及びその半製品
(原判決別紙被告製品構造説明書(原告)記載の構造を具備しているが製品と
して完成するに至らないもの)の廃棄を求め,併せて,主位的には本件特許権
1及び2の侵害による損害賠償請求権(民法709条)に基づき,損害賠償金
3億1680万円(特許法102条3項に基づく損害額2億8800万円及び
弁護士等費用2880万円)の,予備的には不当利得返還請求権(民法703
条,704条)に基づき,実施料相当額の不当利得金2億8800万円の支払
を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成26年12月24日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成26(行ケ)10024審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (ヘルペスの治療のためのPVP-ヨウ素リポソームの使用)
被告特許庁長官 原告ユロセテーエ.イ
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特許法29条2項
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| 審決 | 36回 | | 実施 | 8回 | | 刊行物 | 1回 | | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
原告は,発明の名称を「ヘルペスの治療のためのPVP-ヨウ素リポソー
ムの使用」とする発明について,2004年(平成16年)2月12日(優
先権主張日2003年(平成15年)2月24日,(EP)欧州特許庁)を
国際出願日とする特許出願(特願2006-501821号。以下「本願」
という。)をした。
▶判決の詳細
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特許権
平成26年12月24日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成26(行ケ)10080審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (重力発電装置)
被告特許庁長官 原告X
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特許法36条4項1号 特許法2条3項1号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
原告は,平成22年12月10日を出願日,発明の名称を「重力発電装
置」とする特許出願(請求項数11。特願2010-276373号。パリ
条約の例による優先権主張日:平成22年7月16日,優先権主張国:台湾。
以下「本願」という。)の出願人である(甲1,3)。
特許庁は,平成24年2月16日付けで拒絶理由を通知し,原告は,同年
6月14日付け手続補正書により,本願の特許請求の範囲の補正をした(請
求項数9。甲2)。
特許庁は,平成24年12月5日付けで拒絶査定をしたため(甲3),原
告は,平成25年3月6日,これに対する不服の審判を請求するとともに,
同日付け手続補正書により本願の特許請求の範囲及び明細書の補正をした
(以下「本件補正」という。請求項数9。甲4)。
特許庁は,これを不服2013-4417号事件として審理し,平成25
年11月20日,本件補正は適法なものであるとした上で,「本件審判の請
求は,成り立たない。」との審決(以下「本件審決」という。)をし,その
▶判決の詳細
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特許権
平成26年12月24日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成26(行ケ)10083審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告特許庁長官 原告X
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
原告は,平成20年11月26日,平成12年4月3日にされた特許出願
(特願2000-100955号。以下「原出願」という。)の分割出願で
ある特許出願(特願2008-193699号)の一部を分割して,新たな
特許出願(特願2008-301037号。発明の名称「遺体用体液漏出防
止剤の供給管」。請求項数1。以下「本願」という。)をした(甲4)。
原告は,平成23年10月24日付け手続補正及び平成24年6月11日
付け手続補正をしたが,特許庁は,平成24年9月3日付けで,平成24年
6月11日付け手続補正を却下するとともに拒絶査定をしたため(甲5),
原告は,平成24年12月11日,これに対する不服の審判を請求するとと
もに,平成24年12月11日付け手続補正書により特許請求の範囲及び明
細書の補正をした(以下「本件補正」という。請求項数1。甲6)。
特許庁は,これを不服2012-24609号事件として審理し,平成2
6年2月14日,本件補正を却下した上で,「本件審判の請求は,成り立た
ない。」との審決(以下「本件審決」という。)をし,その謄本は,平成2
▶判決の詳細
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特許権
平成26年12月24日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成26(行ケ)10121審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (放射線低減方法及び放射線低減装置)
被告特許庁長官伊藤昌哉 原告有限会社伸興設備荒船良男
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特許法36条6項2号
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[概要] 本件は,特許出願に対する拒絶査定不服審判請求に対する不成立審決の取消訴訟
である。争点は,①明確性要件(特許法36条6項2号)の充足の有無及び②実施
可能要件(特許法36条4項1号)の充足の有無である。
▶判決の詳細
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