権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
著作権
平成30年1月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)31837
損害賠償請求事件
被告A
は,原告に対し,1000万円及びこれに対する平成28年7月2日から
の行為
は,上記ヤフオクにおいて,「注意
に対する刑事事件
による著作権侵害及び著作者人格権侵害の有無
は,ソフトウェアのダウンロード販売をしたものではなく,ソフトウ 原告株式会社建築ピボット
の損害額
は,被告の不法行為により本件ソフトウェアの141点分につき,正規
は,著作権侵害以外に,商標権侵害や不正競争防止法違反による不法行
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著作権法114条3項 著作権法15条2項 商標法37条1号 不正競争防止法2条1項11号
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侵害 | 30回 | 許諾 | 12回 | 商標権 | 11回 | 損害賠償 | 4回 |
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[概要] 本件は,原告が,「建築 CAD ソフトウェア「DRA-CAD11」(以下「本件ソフトウェ
ア」という。)について著作権及び著作者人格権を有し,また「DRA-CAD」との文
字からなる商標に係る商標権を有しているところ,被告において,原告の許諾な
しに本件ソフトウェアをダウンロード販売等すると共に,本件ソフトウェアのア
クティベーション機能(正規品のシリアルナンバー等を入力しないとプログラム25
が起動・実行されないようにする機能をいう。)を回避するプログラムを顧客に
提供して同機能の効果を妨げたものであり,かかる被告の行為は,原告の上記著
作権(複製権,翻案権,譲渡権)及び著作者人格権(同一性保持権)を侵害する
とともに,原告の上記商標権を侵害し,さらに平成27年法律第54号による改
正前の不正競争防止法2条1項11号(同号は,同改正後の同法2条1項12号
に相当する。以下,単に「旧11号」という。)所定の不正競争行為に該当する」5
と主張して,被告に対し,上記各不法行為に基づき,損害賠償金2812万95
00円の一部である1000万円及びこれに対する平成28年7月2日(被告が
上記商標権侵害に関する刑事事件において有罪判決を受けた日の翌日)から支払
済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年1月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)32038
特許権侵害差止等請求事件 (光学情報読取装置)
原告株式会社デンソーウェーブ
の特許権
は,以下の本件特許権を有していたが,平成29年10月27日の終了
は,被告製品の構成が別紙被告製品説明書記載のとおりであると主張す「このコンピュ
の損害額(争点3)
は,「受光
は,構成要件Gの「所定値」について,
購入品が販売可能となったのは平成9年12月以降である上,こ
の損害額(争点3)について
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特許法36条4項 特許法36条6項2号 特許法100条1項 特許法29条2項
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実施 | 36回 | 進歩性 | 21回 | 無効 | 16回 | 特許権 | 10回 |
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[概要] 本件は,発明の名称を「光学情報読取装置」とする特許第3823487号(以
下「本件特許」という。)に係る特許権(以下「本件特許権」という。)を有して
いた原告が,被告において業として被告製品を製造等する行為は原告の本件特許
権を侵害すると主張して,特許法100条1項に基づき,被告製品の製造・販売
等の差止めを,同条2項に基づき,被告製品の廃棄を,民法709条に基づき,5
損害賠償金2億円(一部請求)及びこれに対する不法行為後である平成28年9
月30日(訴状送達日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損
害金の支払を求める事案である。なお,原告は,本件特許権の存続期間の満了後,
上記差止請求及び廃棄請求に係る訴えを取り下げたが,被告はこれに同意しなか
った。10
▶判決の詳細
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特許権
平成30年1月30日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)780請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (二次元コード,ステルスコード,情報コードの読み取り装置及びステルスコードの読み取り装置)
被告株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
株式会社東京スター銀行
株式会社秋田銀行
株式会社大分銀行
株式会社東日本銀行
株式会社筑邦銀行
京都信用金庫
長野県信用組合 原告P1
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特許法29条1項3号 特許法102条3項 特許法2条3項1号 民事訴訟法61条
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特許権 | 30回 | 侵害 | 27回 | 実施 | 26回 | 新規性 | 20回 |
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[概要] 1 事案の概要
本件は,発明の名称を「二次元コード,ステルスコード,情報コードの読み取り
装置及びステルスコードの読み取り装置」とする後記本件特許権を有する原告が,
被告エヌ・ティ・ティ・データ(以下「被告NTTデータ」という。)がその余の被5
告ら(以下「被告金融機関ら」という。)に対して別紙物件目録記載1の二次元コ
ードによるトランザクション認証機能(以下「本件認証機能」という。)を実現する
ソフトウェアを提供し,被告金融機関らが同ソフトウェアを利用等する行為につき,
後記本件特許権の侵害(被告NTTデータについては予備的に間接侵害)を主張し
て,被告NTTデータに対し,①本件特許権に基づき,本件認証機能を実現するソ10
フトウェアの提供,提供の申出の差止め,②不法行為に基づく損害賠償請求として,
損害金2400万円のうちの一部である1200万円及びこれに対する平成29年
2月9日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による
遅延損害金の支払を求め,被告金融機関らに対し,①本件特許権に基づき,同二次
元コードを生成して,利用者の端末に送信し,同端末上の取引画面に表示させる行15
為(同二次元コードの生産行為)の差止め,並びに②不法行為に基づく損害賠償請
▶判決の詳細
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特許権
平成30年1月29日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10073審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (回転角検出装置)
被告株式会社ミクニ弓削田博 原告株式会社デンソー中村広希
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特許法36条6項1号 特許法36条6項
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[概要] 本件は,特許無効審判請求に基づいて特許を無効とした審決の取消訴訟である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年1月29日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ネ)10062控訴棄却
損害賠償請求控訴事件,同反訴請求控訴事件
被告)ポリマープラス株式会社田中伸一郎 控訴人(一審被告兼反訴原告)聖豊商事株式会社
(一審被告)X 被控訴人(一審原告兼反訴被告)ポリマープラス株式会社田中伸一郎
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民法533条 民法656条
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[概要] 1 事案の経緯等
(1) 本件は,控訴人会社の代表取締役である控訴人Xが特許を有するイヴリ素
材に関し,①控訴人会社に対しイヴリ素材の成形加工専用の本件機械の売買代金と
して1億3650万円,②控訴人Xに対し上記特許等の通常実施権の権利設定料と
して2億円を支払った被控訴人が,イヴリ素材は控訴人ら主張の性質を有するもの
ではないとして,上記支払の根拠となった本件機械売買契約,本件実施許諾契約の
解除,錯誤無効,詐欺取消及び控訴人らによる不法行為等を主張して,控訴人らに
対し,上記3億3650万円の返還又は損害賠償を求める一方(本訴),控訴人会社
が,被控訴人に対し,イヴリ素材の売買代金の残金等の支払,不法行為による損害
賠償等を求める事案(反訴)である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成30年1月26日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)7855請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
被告株式会社伊藤鐵工所野末寿一
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民法709条
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[概要] 1 本件は,昭和60年頃から被告に対してサイレンサー(消音器)を販売して
いた原告が,被告に対し,①被告が原告から示された原告の営業秘密である技
術情報を不正の利益を得る目的又は原告に損害を加える目的で使用し,原告の
製造したサイレンサーの模倣品を第三者に製造させたことが不正競争防止法
(以下「不競法」という。)2条1項7号の不正競争に当たり,②被告が原告
製品を模倣した製品の製造を第三者に発注したこと及び原告との継続的取引を5
終了する際に猶予期間を置くなどの配慮をしなかったことが商取引上の信義則
に基づく債務の不履行に当たり,③仮に原告が被告に示した技術情報が営業秘
密に当たらないとしても,被告が取引上の地位を利用して入手した原告の技術
情報を使用して第三者に模倣品を製造させ,原告への発注を止めて甚大な損害
を与えたことが,取引社会において通常求められるルールを大幅に逸脱するも10
のとして民法709条の不法行為を構成すると主張して,不競法3条1項によ
り,製品番号PSSI-2ないし16並びに製品番号PSS-2ないし16の
各サイレンサーの製造,販売の差止め及び同条2項によりその廃棄を求めると
ともに,不法行為(同法4条及び5条2項,民法709条)又は債務不履行に
▶判決の詳細
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特許権
平成30年1月25日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ネ)10072控訴棄却
損害賠償請求控訴事件 (人脈関係登録システム,人脈関係登録方法と装置,人脈関係登録プログラムと当該プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体)
被告)株式会社ミクシィ岡田誠 控訴人(1審原告)株式会社メキキ平井佑希 被控訴人(1審被告)株式会社ミクシィ岡田誠
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特許法70条1項 特許法102条3項 民事訴訟法297条
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「人脈関係登録システム,人脈関係登録方法と装置,
人脈関係登録プログラムと当該プログラムを記録したコンピュータ読取可能な
記録媒体」とする二つの特許権(特許第3987097号に係る本件特許権1
及び同第3987098号に係る本件特許権2)を有する控訴人が,被控訴人
の提供するサービス(被控訴人サービス)において使用されているサーバ(被
控訴人サーバ)が,上記各特許に係る発明の技術的範囲に属すると主張して,
被控訴人に対し,不法行為に基づく損害賠償請求として,特許法102条3項
により,上記各特許の実施料相当額及び弁護士費用の合計114億1140万
円のうち1億円並びにこれに対する不法行為の後の日である平成28年6月1
日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅
延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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商標権
平成30年1月25日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10154審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告特許庁長官田中幸一 原告株式会社みやび
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商標法4条1項11号 商標法68条の40 商標法77条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成27年2月13日,別紙記載1(1)の商標(以下「本願商
標」という。)について,指定商品を第30類「洋菓子,和菓子,食パン」
として,商標登録出願をした(商願2015-17135号。甲1)。
(2) 原告は,上記商標出願に対して,平成28年6月7日付けで拒絶査定を受
けたので,同年8月9日,拒絶査定に対する不服の審判を請求した(不服2
016-12847号。甲4,5,乙14)。
(3) 特許庁は,平成29年6月8日,「本件審判の請求は,成り立たない。」
とする審決をし,その謄本は同年7月2日に原告に送達された。
(4) 原告は,平成29年7月25日,審決の取消しを求めて本件訴訟を提起し
た。
2 審決の理由の要旨
審決の理由は,別紙審決書(写し)記載のとおりである。要するに,本願商
標は,別紙記載2の登録商標(以下「引用商標」という。)と類似する商標で
あり,かつ,本願商標の指定商品と引用商標の指定商品とは,同一又は類似す
▶判決の詳細
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不正競争
平成30年1月24日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ネ)10031控訴棄却
不正競争行為差止等請求控訴事件,請求異議控訴事件
被告)有限会社世靴三國被控訴人(一審
)Y₁被控訴人(一審
)株式会社たくみ屋被控訴人(一審
)Y₂ 控訴人(一審原告)有限会社スーパーリアルシステム 被控訴人(一審被告)有限会社世靴三國
(一審被告)Y₁
(一審被告)株式会社たくみ屋
(一審被告)Y₂
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民法719条
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[概要] 1(1) 第1事件は,婦人靴の企画・設計・卸売を業とする控訴人が,①被控訴人
三國ら及びA(一審原告。以下,「A」という。)は,被控訴人三國が控訴人から預
かっていた本件オリジナル木型を同被控訴人の社外に持ち出して,被控訴人たくみ
屋ら及びハマノ木型に対して不正に開示した上,同木型を不正に複製することによ
り得られた木型を更に改造した木型に基づいて靴の試作品を製作し,それを小売業
者に開示するなどし,②その際,控訴人の従業員であった被控訴人Y₂は,控訴人の
製造受託業者であった被控訴人三國に対し,被控訴人たくみ屋と取引を行うことを
持ち掛け,また,③被控訴人Y₂は,控訴人の取引先であった小売業者に対し,被控
訴人たくみ屋と取引するように営業活動を行ったものであり,(a)上記①については,
本件設計情報は控訴人の営業秘密に該当するから,同情報につき,被控訴人三國ら
及びAの行為は不競法2条1項7号所定の営業秘密の不正使用・不正開示行為に,
被控訴人たくみ屋らの行為は同項4号所定の営業秘密の不正取得・不正使用・不正
開示行為又は同項8号所定の不正開示行為後の取得・使用・開示行為に,それぞれ
該当し,(b)上記②については,本件取引先製造受託業者情報は控訴人の営業秘密に
該当するから,同情報につき,被控訴人たくみ屋らの行為は同項7号所定の営業秘
▶判決の詳細
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特許権
平成30年1月23日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10047審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (発光装置)
被告パナソニック株式会社 原告X
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,発明の名称を「発光装置」とする特許(特許第4094047号。
請求項の数は1。以下,この特許を「本件特許」という。)の特許権者であ
る。
(2) 被告は,平成19年8月13日,本件特許の出願をし(優先権主張の日:平
成16年4月27日,同年6月21日及び同月30日),平成20年3月14
日,設定の登録を受けた。なお,本件特許出願は,平成16年12月15日に
した特許出願(特願2004-363534号。以下「原出願」という。)の
一部についてした分割出願である。(甲56)
(3) 原告は,平成26年1月22日,本件特許の請求項1に記載された発明につ
き無効審判を請求した(無効2014-800013号)。
被告は,同年11月28日付けで,本件特許の特許請求の範囲及び明細書に
ついて訂正請求をした(以下「本件訂正」といい,本件訂正後の明細書及び図
面を併せて「本件明細書」という。甲57)。
特許庁は,平成27年4月6日,本件訂正を認めた上,「特許第40940
▶判決の詳細
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不正競争
平成30年1月23日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)14909請求棄却
民事訴訟 不正競争
被告A飯田聡 原告WDSC
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法9条 不正競争防止法2条 不正競争防止法2条1項
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[概要] 本件は,歯科医師らによる自主学習グループであり,「WDSC」の表示を使用
して歯科治療技術の勉強会を主催する活動等を行っている法人格なき社団であ
る原告が,被告株式会社シーエム(以下「被告シーエム」という。)が企画,編集5
した雑誌中に掲載された記事において「WDSC」の表示を被告A(以下「被告
A」という。)が自己の宣伝広告に使用したことが不正競争防止法2条1項1号
の不正競争に当たると主張して,被告らに対し,同法4条に基づき,各自損害賠
償金180万円及びこれに対する不法行為の後の日(訴状送達の日の翌日)であ
る平成29年5月25日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延10
損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成30年1月23日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)13897一部認容
損害賠償請求事件
被告A 原告株式会社WILL松下翔
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著作権法114条3項 著作権法29条1項 民法724条 著作権法23条1項
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[概要] 本件は,原告が,被告に対し,原告は別紙著作物目録記載の映像作品(以下,
同目録記載の番号により「本件著作物1」,「本件著作物2」といい,本件著作物
1及び本件著作物2を併せて「本件各著作物」という。)の著作権を有する株式会
社CAを吸収合併し,同社の権利義務を承継したところ,被告が本件各著作物の
データを動画共有サイトのサーバー上にアップロードした行為が公衆送信権(著
作権法23条1項)の侵害に当たると主張して,民法709条及び著作権法115
4条3項に基づき,損害賠償金107万7843円及びこれに対する不法行為の
後の日である平成29年5月3日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法
所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成30年1月23日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)7901一部認容
損害賠償請求事件
被告P1 原告株式会社WILL
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著作権法114条3項 民事訴訟法61条 著作権法23条1項
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[概要] 本件は,原告が著作権を有する別紙著作物目録記載の著作物(以下,順に「本件
著作物1,2」といい,まとめて「本件著作物」ともいう。)を被告が無断で「F
C2アダルト」にアップロードして同サイトにアクセスした者の視聴に提供した行25
為が,原告が本件著作物について有する公衆送信権を侵害すると主張して,原告が
被告に対し,著作権侵害の不法行為に基づく損害賠償として損害額の内金800万
円及びこれに対する不法行為の後の日又は不法行為の日である平成26年1月20
日から支払済みまで年5%の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年1月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10055審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (オーガ併用鋼矢板圧入工法)
被告株式会社技研製作所橋口尚幸 原告株式会社コーワン
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,平成19年2月8日,発明の名称を「オーガ併用鋼矢板圧入工法」と
する発明について特許出願をし,平成22年12月24日,設定の登録を受けた(特
許第4653127号。甲61。請求項の数4。以下,この特許を「本件特許」とい
う。)。
(2) 被告は,平成27年9月24日,これに対する無効審判を請求し,無効20
15-800183号事件として係属した。原告は,平成28年9月5日,本件特
許に係る特許請求の範囲及び明細書の訂正をする旨の訂正請求をした(甲58の1
ないし3。以下「本件訂正」という。)。
(3) 特許庁は,平成29年1月24日,本件訂正を認め,請求項1ないし4に記
載された発明に係る特許を無効とする旨の別紙審決書(写し)記載の審決(以下「本
件審決」という。)をし,同年2月2日,その謄本が原告に送達された。
(4) 原告は,同年2月25日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を提起した。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年1月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10007審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (2-ベンゾイルシクロヘキサン-1,3-ジオン)
被告ビーエーエスエフソシエタス 原告バイエルクロップサイエンス
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特許法134条の2 特許法36条4項1号 特許法184条の18
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,平成10年8月5日,発明の名称を「2-ベンゾイルシクロヘキサ
ン-1,3-ジオン」とする発明について特許出願(優先権主張:平成9年8月7
日,ドイツ連邦共和国。外国語特許出願)をし,平成22年9月24日,特許権の
設定登録を受けた(特許番号第4592183号。請求項の数4。以下「本件特許」
という。甲71)。
(2) 平成25年3月14日,請求項2の削除を含む訂正審決がされ,同審決は確
定した(甲72)。
(3) 原告は,平成27年3月17日,本件特許について無効審判を請求し(甲7
3),特許庁は,上記審判請求を無効2015-800065号事件として審理を
行った。
(4) 原告は,平成28年8月26日,本件特許について訂正を請求した(以下
「本件訂正」という。甲92)。
(5) 特許庁は,平成28年12月6日,本件訂正を認めた上,「本件審判の請求
は,成り立たない。」との別紙審決書(写し)記載の審決(以下「本件審決」とい
▶判決の詳細
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特許権
平成30年1月22日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)25780等確認
特許権を受ける権利を有することの確認等請求,真の発明者ではない旨の宣誓手続請求反訴事件 (地盤改良装置)
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特許法2条1項
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[概要] 1 請求の概要5
本訴請求は,原告らが,発明の名称を「地盤改良装置」とする特許出願(特願2
014-14297。以下「本件特許出願」という。)の願書に添付した特許請求
の範囲の請求項1ないし同4に各記載の発明(以下,請求項の番号に応じて「本件
発明1」などといい,本件発明1ないし同4を併せて「本件各発明」という。)は,
いずれも原告らによる共同発明であるとして,本件特許出願の出願人である被告に10
対し,本件各発明について原告らが特許を受ける権利の共有持分を2分の1ずつ有
していること及び被告が特許を受ける権利を有しないことの各確認を求めると共に
(なお,原告らは,仮に,原告らのほかに被告の従業員が共同発明者として認定さ
れた場合には,予備的に,原告らが被告と共に本件各発明について特許を受ける権
利の共有持分を有することの確認を求める旨を明らかにした。),原告Aが,被告15
が原告Aを発明者として記載しないまま本件特許出願をしたことは発明者名誉権侵
害の不法行為を構成すると主張して,被告に対し,損害賠償金1100万円(慰謝
料1000万円及び弁護士費用100万円)及びこれに対する不法行為後の日であ
る平成26年1月29日から支払済みまでの民法所定年5分の割合による遅延損害
▶判決の詳細
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実用新案権
平成30年1月17日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10002審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告Y 原告有限会社公郷生命工学研究所大嶋勇樹
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実用新案法3条2項
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[概要] 本件は,被告が請求した実用新案登録無効審決に対する取消訴訟である。争点は,
進歩性の有無(①引用発明の認定,②相違点の判断)についての判断の当否である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年1月15日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(行ケ)10278一部認容
特許取消決定取消請求事件 (ピタバスタチンカルシウムの新規な結晶質形態)
被告特許庁長官木村敏康 原告日産化学工業株式会社橋口尚幸
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特許法17条の2
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成26年7月30日,発明の名称を「ピタバスタチンカルシウム
の新規な結晶質形態」とする特許出願(特願2014-155001号)をした(以
下「本件出願」といい,本件出願当初の明細書,特許請求の範囲及び図面(甲2)
を「本件出願当初明細書等」という。甲2)。
本件出願は,平成16年2月2日(優先権主張:平成15年2月12日,欧州特
許庁)にした特許出願(特願2006-501997号)の一部についてした特許
出願(特願2011-127696号)の一部についてした特許出願(特願201
3-264348号)の一部についてした特許出願である(以下,順に「第1出願」
「第2出願」「第3出願」といい,第3出願当初の明細書,特許請求の範囲及び図
面(甲48)を「第3出願当初明細書等」という。甲6,48)。
(2) 原告は,平成26年12月26日,本件出願の願書に添付した明細書及び特
許請求の範囲について補正した(以下「本件補正」という。甲5)。
(3) 原告は,本件出願について特許をすべき旨の査定を受け,平成27年2月2
7日,設定の登録(特許第5702494号)を受け,同年4月15日,特許掲載
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商標権
平成30年1月15日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10155審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告特許庁長官早川文宏 原告君岡鉄工株式会社
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商標法3条1項3号 商標法3条2項 商標法4条1項18号
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意匠権 | 23回 | 実用新案権 | 20回 | 審決 | 15回 | 実施 | 6回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,平成26年7月23日,別紙本願商標目録のとおりの構成から成り,
第6類「くい」を指定商品とする立体商標(以下「本願商標」という。)の登録出願
(商願2014-61502号)をした(乙1)。
(2) 原告は,平成27年6月9日付けで拒絶査定を受けたので,同年9月14日,
これに対する不服の審判を請求した(乙23)。
(3) 特許庁は,これを,不服2015-16890号事件として審理し,平成2
9年6月19日,「本件審判の請求は,成り立たない。」との別紙審決書(写し)記載
の審決(以下「本件審決」という。)をし,同年6月30日,その謄本が原告に送達
された。
(4) 原告は,平成29年7月25日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を提起
した。
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商標権
平成30年1月15日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10108審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告Y 原告株式会社メディカルズ
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商標法50条 商標法54条2項 商標法50条1項 商標法63条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告及び株式会社いきいき緑健(以下「いきいき緑健」という。)は,以下
の商標(登録第5169730号)の商標権者である。(乙1,2)
登録商標:別紙商標目録記載のとおり(以下「本件商標」という。)
登録出願:平成19年1月9日
設定登録:平成20年10月3日
指定商品:第29類「大麦若葉若しくはケールを主原料とする顆粒状・カプセル
状・粒状・錠剤状・粉末状・液体状・ゼリー状の加工食品,大麦若葉若しくはケー
ルを主原料として難消化性デキストリンを配合した粉末状・顆粒状・カプセル状・
錠剤状若しくは液体状の加工食品,大麦若葉若しくはケールを主原料として食物繊
維キトサンを配合した粉末状・顆粒状・カプセル状・錠剤状若しくは液体状の加工
食品」
⑵ 被告は,平成26年1月10日,特許庁に対し,本件商標は,その指定商品
について,継続して3年以上日本国内において商標権者,専用使用権者又は通常使
用権者のいずれもが使用した事実がないとして,商標法50条1項の規定に基づく
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商標権
平成30年1月15日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10107審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告Y 原告株式会社メディカルズ
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商標法50条 商標法54条2項 商標法50条1項 商標法63条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告及び株式会社いきいき緑健(以下「いきいき緑健」という。)は,以下
の商標(登録第5151243号)の商標権者である。(乙1,2)
登録商標:別紙商標目録記載のとおり(以下「本件商標」という。)
登録出願:平成19年4月2日
設定登録:平成20年7月18日
指定商品:第32類「縁色野菜(粉末を含む)を主原料とする飲料用青汁のもと,
緑色野菜(粉末を含む)を主原料とする飲料用青汁」
⑵ 被告は,平成26年1月10日,特許庁に対し,本件商標は,その指定商品
について,継続して3年以上日本国内において商標権者,専用使用権者又は通常使
用権者のいずれもが使用した事実がないとして,商標法50条1項の規定に基づく
本件商標の商標登録の取消しを求める審判を請求し,当該請求は同月29日に登録
された。(乙20)
⑶ 特許庁は,これを取消2014-300025号事件として審理し(以下「本
件審判」という。),平成29年3月31日,「登録第5151243号商標の商
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不正競争
平成30年1月15日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ネ)10076控訴棄却
営業秘密使用差止等請求控訴事件
控訴人株式会社ブイ・テクノロジー鮫島正洋 被控訴人ウシオ電機株式会社相良由里子
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不正競争防止法10条3項
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[概要] 1 本件は,控訴人が,本件各文書に掲載された原告製品に関する情報(本件情
報)を取得した上,別件訴訟等において本件各文書を証拠又は疎明資料として裁判
所に提出した被控訴人の行為は,控訴人の営業秘密である本件情報につき,不正開
示行為であること若しくは同行為が介在したこと(以下「不正開示行為等」ともい
う。)を重大な過失により知らないで取得し,使用するなどしたものであって,不競
法2条1項8号所定の不正競争に該当する旨主張して,被控訴人に対し,①同法3
条1項に基づく本件情報の使用及び開示の差止め,②同条2項に基づく本件情報が
記録された文書及び記録媒体の廃棄,並びに③同法14条に基づく謝罪広告の掲載
を求めた事案である。
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特許権
平成30年1月11日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)12965請求棄却
損害賠償請求事件 (液体を微粒子に噴射する方法とノズル)
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特許法101条4号 特許法70条2項 民法704条 民事訴訟法61条
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[概要] 1 事案の概要25
本件は,発明の名称を「液体を微粒子に噴射する方法とノズル」とする特許権を
有する原告が,被告による別紙被告製品目録記載の各製品の製造販売が,下記のと
おり,原告の特許権侵害に当たると主張して,被告に対し,①特許権侵害の不法行
為に基づく損害賠償請求として,損害金(対象期間は平成25年1月1日ないし同
年12月31日)3000万円及び弁護士費用相当額300万円並びにこれらに対
する不法行為後の日である平成28年1月21日(訴状送達日の翌日)から支払済5
みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を,②不当利得返還請求権
に基づき,不当利得金(対象期間は平成20年1月1日から平成23年12月31
日)2億6550万円の返還,及び同期間における悪意の受益が不法行為に当たる
として,不法行為に基づく損害賠償請求として弁護士費用相当額2655万円の支
払並びにこれらに対する請求後又は不法行為後の日である平成28年1月21日10
(訴状送達日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金
の支払を求めた事案である。
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著作権
平成29年12月28日 大阪高等裁判所
▶概要
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平成29(ネ)233等
損害賠償著作権使用料請求控訴事件,同附帯控訴事件
被告)(以下「被控訴人」という。)被控訴人に対し,真実を告知する義務はなく,その理由として,本件公 原告は,」の次に「平成26年2月5日,」を加え
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民法704条
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[概要] 以下で使用する略称は,特に断らない限り,原判決のものによる。
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特許権
平成29年12月26日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10029審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (エチレン-酢酸ビニル共重合体ケン化物ペレット群及びその用途)
被告日本合成化学工業株式会社大友良浩 原告長春石油化學股份有限公司
長春ジャパン株式会社藤浪一郎
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特許法36条4項1号
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実施 | 103回 | 審決 | 34回 | 新規性 | 15回 | 進歩性 | 13回 |
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[概要] 本件は,特許無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。争点は,①新
規性の有無,②進歩性の有無,③実施可能要件違反の有無,④サポート要件違反の
有無,⑤明確性要件違反の有無である。
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特許権
平成29年12月26日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)42269請求棄却
不当利得返還等請求事件
被告A栁下彰彦
B
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民法696条
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特許権 | 24回 | 実施 | 21回 | 侵害 | 20回 | 損害賠償 | 16回 |
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,原告が,①被告Aとの間で締結した被告Aが有する特許権(特許第
4728331号。以下「本件特許権」という。)に関する通常実施権許諾契
約の錯誤無効,詐欺取消し若しくは情報提供義務違反による解除を理由とする
不当利得返還請求権又は上記詐欺若しくは情報提供義務違反により契約締結に10
関する原告の自己決定権が侵害されたことを理由とする不法行為に基づく損害
賠償請求権に基づき,被告Aに対し,支払ったライセンス料1635万542
5円及びこれに対する平成23年11月2日(利得後の日又は不法行為の後の
日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払(以下,
これらの支払請求を「第1請求」と総称する。),②被告らによる本件特許権に15
関する虚偽の情報提供,脅迫行為等により本件特許権につき専用実施権を有す
る被告B(以下「被告B」という。)との通常実施権許諾契約の締結に関する
原告の自己決定権が侵害されたことを理由とする不法行為に基づく損害賠償請
求権に基づき,被告らに対し,損害賠償金320万円(同契約に基づき前掲①
の被告Aとの契約の未払報酬として支払った212万7660円及び被告Bと20
▶判決の詳細
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商標権
平成29年12月25日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10126審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件
被告株式会社ベガスベガス 原告株式会社ダイハチ小早川俊一郎
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商標法2条3項8号 商標法50条1項 商標法50条 商標法2条3項
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[概要] 本件は,商標登録の不使用取消審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。
▶判決の詳細
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商標権
平成29年12月25日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(行ケ)10254審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件
被告Y末岡秀文
株式会社ShapesInternational井嶋倫子 原告株式会社Shapes寺島英輔
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商標法58条1項 商標法50条1項
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[概要] 1 前提事実
原告は,商標登録第5177809号に係る商標(登録年月日平成20年10月
31日。以下,「本件商標」といい,本件商標に係る商標権を「本件商標権」という。)
の商標権者であったところ,被告株式会社Shapes Internation
al(以下「被告Shapes」という。)に対し,平成24年2月10日,本件商
標権を譲渡して移転登録をした(以下,当該移転登録を「本件移転登録」という。)。
もっとも,原告は,被告Shapesに対し,同年10月17日,本件商標権の譲
渡を解除したと主張して,本件移転登録の抹消登録手続を求める訴えを提起したと
ころ(以下,当該訴えに係る訴訟を「別件訴訟」という。),被告Y(以下「被告Y」
という。)は,平成26年11月28日,本件商標が使用されていないとして,商標
法50条1項に基づき本件商標に係る商標登録の取消しを求めて審判(以下「原審
判」という。)を請求した(審判の予告登録年月日平成26年12月17日。取消2
014-300963号)。
特許庁は,被告Shapesが応答しなかったことから,平成27年3月31日,
上記商標登録を取り消す旨の審決(以下「原審決」という。)をし,原審決は,同年
▶判決の詳細
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商標権
平成29年12月25日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10080審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件
被告ブルソンカンパニーリミテッド 原告レッド・ブル・アクチェンゲゼルシャフト佐藤力哉
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商標法4条1項15号 商標法4条1項7号 商標法4条1項19号
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[概要] 本件は,商標登録無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟であり,争点は,
①商標法4条1項15号該当性,②同項19号該当性及び③同項7号該当性であ
る。
▶判決の詳細
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特許権
平成29年12月25日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ネ)10081控訴棄却
債務不存在確認請求控訴事件
控訴人オリオン電機株式会社合併前会社ワイラン・インク訴訟承継人 被控訴人クォーターヒル・インク
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特許法271条
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侵害 | 43回 | 特許権 | 31回 | 損害賠償 | 10回 | 差止 | 1回 |
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[概要] 1 本件は,控訴人が,被控訴人に対し,被控訴人が控訴人に本件米国特許権侵
害に基づく損害賠償請求権を有しないことの確認を求める事案である。被控訴
人は,本件訴えにつき,日本の裁判所は国際裁判管轄を有しないとして争って
いる。
原審は,本件訴えにつき,日本の裁判所に国際裁判管轄があるとは認められ
ないし,その点を措くとしても,民事訴訟法(以下,単に「民訴法」とい
う。)3条の9にいう「特別の事情」があるとして,本件訴えを却下する判決
をした。そこで,控訴人は,これを不服として,本件控訴を提起した。
▶判決の詳細
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商標権
平成29年12月25日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ネ)10053控訴棄却
商標権侵害差止等請求控訴事件
控訴人(1審被告)NPO法人極真カラテ門馬道場松本紘明 被控訴人(1審原告)Y
(1審原告)有限会社マス大山エンタープライズ
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商標法4条1項7号 商標法36条1項 商標法38条2項 商標法38条3項
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[概要] 1 事案の要旨
(1) 本件は,原判決別紙商標目録記載1~3の各登録商標(本件商標1~3)
の商標権者である被控訴人(1審原告)Y(以下「被控訴人Y」という。)
と,原判決別紙商標目録記載4~6の各登録商標(本件商標4~6)の商標
権者である被控訴人(1審原告)有限会社マス大山エンタープライズ(以下
「被控訴人会社」という。)が,控訴人(1審被告)及び1審被告A(以下,
「1審被告A」といい,控訴人と併せて「1審被告ら」という。)に対し,
以下の各請求をする事案である。
▶判決の詳細
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平成29年12月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)13003一部認容
(プレハブ式階段)
被告ヤマム株式会社
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実用新案法29条2項 実用新案法14条の2 特許法104条の3 実用新案法37条1項2号
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実施 | 64回 | 実用新案権 | 30回 | 無効 | 19回 | 侵害 | 12回 |
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[概要] 1 本件は,考案の名称を「プレハブ式階段」とする実用新案登録第31592
69号(以下「本件実用新案登録」という。)に係る実用新案権(以下「本件実用
新案権」という。)を有する原告が,被告に対し,別紙1被告製品目録記載のプレ
ハブ式階段(以下「被告製品」という。)は,本件実用新案登録に係る願書に添付10
した実用新案登録請求の範囲(平成26年7月7日付け訂正書による訂正後のもの。)
の請求項1記載の考案(以下「本件考案」という。)の技術的範囲に属するから,
被告が,業として,被告製品を製造し,譲渡し,又は譲渡の申出をすること(以下,
これらの行為を併せて「譲渡等」という。)は,本件実用新案権の侵害を構成する
と主張して,①実用新案法27条1項に基づき被告製品の譲渡等の差止めを,②同15
条2項に基づき被告製品の廃棄をそれぞれ求めるとともに,③被告は,実施料を支
払うことなく被告製品を譲渡等したことにより,法律上の原因なく実施料相当額の
利得を得ており,原告は,これと同額の損失を受けたとして,不当利得返還請求権
(対象期間は平成25年1月1日から平成27年7月31日まで)に基づき,不当
利得金2000万円及びこれに対する請求後の日である平成29年4月7日(同月20
6日付け訴えの変更申立書送達の日の翌日)から支払済みまでの民法所定年5分の
▶判決の詳細
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特許権
平成29年12月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)10742請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (加熱処理システム,加熱調理器および換気ファン装置)
被告日立アプライアンス株式会社
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特許法29条2項 特許法104条の3 特許法123条1項4号 特許法101条1号
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「加熱処理システム,加熱調理器および換気ファン装
置」とする特許第3797900号(以下「本件特許1」といい,その願書に添付
した明細書及び図面を併せて「本件明細書等1」という。)に係る特許権(以下「本
件特許権1」という。)及び発明の名称を「加熱調理器」とする特許第379795
04号(以下「本件特許2」といい,その願書に添付した明細書及び図面を併せて
「本件明細書等2」という。)に係る特許権(以下「本件特許権2」といい,本件
特許権1と併せて「本件各特許権」という。)並びに本件各特許権に基づく被告に
対する一切の請求権の譲渡を受けたと主張する原告が,被告が製造し,販売する別
紙1被告製品目録A記載の各製品(以下,併せて「被告製品A」という。)及び被10
告が過去に製造し,販売していた別紙2被告製品目録B記載の各製品(以下,併せ
て「被告製品B」といい,被告製品Aと併せて「被告各製品」という。)につき,
①被告各製品は,本件明細書等1の特許請求の範囲の請求項1記載の発明(以下「本
件発明1-1」といい,本件特許1のうち本件発明1-1についての特許を「本件
発明1-1についての特許」という。)又は同5記載の発明(以下「本件発明1-15
2」といい,本件特許1のうち本件発明1-2についての特許を「本件発明1-2
▶判決の詳細
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民事訴訟
平成29年12月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)2862
民事訴訟 (2-ベンゾイルシクロヘキサン-1,3-ジオン)
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特許法36条4項 特許法134条の2 特許法102条3項 特許法29条2項
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実施 | 109回 | 無効 | 82回 | 特許権 | 27回 | 審決 | 17回 |
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「2-ベンゾイルシクロヘキサン-1,3-ジオン」とす
る特許第4592183号の特許権(以下「本件特許権」といい,その特許を「本
件特許」という。)を有する原告が,被告に対し,別紙被告製品目録記載1の農薬
原体(以下「被告製品1」という。)及び同2の農薬混合物(以下「被告製品2」20
といい,被告製品1と併せて「被告各製品」という。)は,本件特許の願書に添付
したとみなされる明細書(訂正審判事件〔訂正2012-390175〕の平成2
5年3月14日付け審決〔同月27日確定〕による訂正後のもの。以下「本件明細
書」という。なお,本件特許は平成15年6月30日以前にされた出願に係るので,
その明細書は特許請求の範囲を含む〔平成14年法律第24号附則1条2号,3条25
1項,平成15年政令第214号〕。)の特許請求の範囲(以下「本件特許請求の
範囲」という。)の請求項1及び3記載の各発明(以下,請求項1記載の発明を
「本件発明1」といい,請求項3記載の発明を「本件発明3」という。また,これ
らを併せて「本件各発明」という。)の技術的範囲に属し,被告が被告各製品を製
造し,販売し,譲渡し,貸渡し,輸入し,又は譲渡等の申出をすること(なお,原
▶判決の詳細
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不正競争
平成29年12月22日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)33412
損害賠償等請求事件
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著作権法114条3項
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[概要] 1 本件は,糸半田供給機(半田フィーダ)の開発,製造,販売等を行う原告が,
被告堀内電機が製造し,被告らが共同して展示及び販売した別紙被告商品目録
1及び2記載の各商品(以下「被告商品1」及び「被告商品2」といい,併せ
て「被告各商品」という。)について,①別紙原告商品目録記載の商品(型式:15
ASTY-V1100H。以下「原告商品」という。)の形態を模倣したもの
であり,被告らの行為は不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条1項
3号所定の不正競争に当たると主張して,被告らに対し,同法4条,5条3項
2号に基づき損害賠償金3300万円及びこれに対する不法行為の後の日であ
る平成28年2月3日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年20
5分の割合による遅延損害金の連帯支払を求め(㋐),②被告各商品は,美術
の著作物である原告商品の複製ないし翻案物に当たると主張して,被告らに対
し,著作権法114条3項に基づき
の連帯支払を求めるとともに(㋑-1),被告各商品の製造,販売,展示等の
差止め(㋑-2)及び破棄(㋑-3)を求め,③被告らが,原告から示された25
営業秘密である別紙営業秘密目録(1)ないし(3)記載の情報(以下「本件情報」
▶判決の詳細
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特許権
平成29年12月21日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10083審決取消訴訟
審決取消請求事件 (旨み成分と栄養成分を保持した無洗米)
被告幸南食糧株式会社高田一 原告東洋ライス株式会社
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特許法36条6項2号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,平成17年3月28日,発明の名称を「旨み成分と栄養成分を保持
した無洗米」とする特許出願をし,平成23年3月25日,設定の登録(特許第4
708059号)を受けた(請求項の数3。以下,この特許を「本件特許」という。)。
⑵ 被告は,平成27年9月4日,本件特許の請求項1ないし3に係る発明につ
いて特許無効審判を請求し,無効2015-800173号事件として係属した。
▶判決の詳細
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特許権
平成29年12月21日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10058審決取消訴訟
審決取消請求事件 (ランフラットタイヤ)
被告株式会社ブリヂストン田部元史 原告住友ゴム工業株式会社原悠介
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特許法36条6項1号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 被告は,平成18年9月13日,発明の名称を「ランフラットタイヤ」とす
る特許出願(優先権主張:平成17年9月13日,日本国)をし,平成23年9月
9日,設定の登録(特許第4818272号)を受けた(請求項の数10。甲23。
以下,この特許を「本件特許」という。)。
⑵ 原告は,平成27年7月3日,本件特許について特許無効審判請求をし,無
効2015-800144号事件として係属した(甲201)。
⑶ 被告は,平成28年8月12日,請求項2ないし4を削除することを含む,
本件特許に係る特許請求の範囲及び明細書を訂正する旨の訂正請求をした(訂正後
の請求項の数7。甲209。以下「本件訂正」という。)。
⑷ 特許庁は,平成29年1月24日,本件訂正を認めるとともに,請求項1,
5ないし10に係る発明についての審判請求は成り立たない,請求項2ないし4に
係る発明についての審判請求を却下する旨の別紙審決書(写し)記載の審決(以下
「本件審決」という。)をし,その謄本は,同年2月2日,原告に送達された。
⑸ 原告は,平成29年3月2日,本件審決中,本件特許の請求項1,5ないし
▶判決の詳細
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特許権
平成29年12月21日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10072
特許取消決定取消請求事件 (ポリアルキルシルセスキオキサン粒子)
被告特許庁長官加藤友也 原告コーロンインダストリーズインク藤野睦子
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特許法29条2項 特許法29条1項3号
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[概要] 本件は,信越化学工業株式会社(以下,「特許異議申立人」という。)が申し立て
た特許異議申立てに基づく特許取消決定に対する取消訴訟である。争点は,新規性
及び進歩性の有無についての判断の当否である。
▶判決の詳細
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特許権
平成29年12月21日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10025審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (金融商品取引管理装置,金融商品取引管理システムおよびプログラム)
被告株式会社マネースクウェアHD 原告株式会社外為オンライン伊藤雅浩
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特許法29条2項
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[概要] 本件は,特許無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。争点は,進歩
性の有無についての判断の当否である。
▶判決の詳細
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特許権
平成29年12月21日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10024審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (金融商品取引管理システムにおける金融商品取引管理方法,プログラム)
被告株式会社マネースクウェアHD訴訟承継人 原告株式会社外為オンライン伊藤雅浩
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特許法29条2項
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[概要] 本件は,特許無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。争点は,進歩
性の有無(引用発明の認定の当否)である。
▶判決の詳細
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