権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
不正競争
平成31年1月31日 大阪高等裁判所
▶概要
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平成30(ネ)1745請求棄却
損害賠償,同反訴請求控訴事件
被告)(以下「一審原告P1」という。)被控訴人兼控訴人(一審本訴
兼反訴1・2原告)(以下「一審
」という。) 控訴人兼被
(一審本訴原告兼反訴1・2被告)(以下「一審原告会社」という。) 被控訴人(一審本訴原告兼反訴1・2被告)(以下「一審原告P1」という。)
兼控訴人(一審本訴被告兼反訴1・2原告)(以下「一審被告」という。)
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不正競争防止法4条 民法536条2項 民法650条3項
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[概要] (以下における略称は,特に断らない限り,原判決の例による。)
▶判決の詳細
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特許権
平成31年1月31日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)34450請求棄却
損害賠償請求事件 (住宅地図)
被告ヤフー株式会社 原告生活地図株式会社
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特許法2条3項1号 特許法2条 民法709条 特許法102条3項
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実施 | 52回 | 分割 | 48回 | 進歩性 | 22回 | 新規性 | 22回 |
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[概要] 1 事案の概要
本件は,発明の名称を「住宅地図」とする特許権(第3799107号)につ
いて特許権者から専用実施権の設定を受けた原告が,被告が制作し,インターネ
ット上でユーザに利用させている別紙物件目録記載の電子地図は前記特許権の
請求項1の発明の技術的範囲に属すると主張して,被告に対し,民法709条に
基づく損害賠償金(一部請求)及び遅延損害金の支払いを求める事案である。5
2 前提事実(後掲各証拠及び弁論の全趣旨によって容易に認められる事実)
原告は,情報処理サービス業,情報提供サービス業等を業とする株式会社で
ある。(弁論の全趣旨)
被告は,検索連動型広告やディスプレイ広告等の広告関連サービス等を業と
する株式会社である。(争いがない)10
原告は,以下の特許権(以下,「本件特許権」といい,その特許を「本件特許」
という。)について,特許権者(有限会社エン企画)から,平成22年9月7日
に専用実施権の設定を受けた。(争いがない)
特許番号 特許第3799107号
▶判決の詳細
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特許権
平成31年1月31日 知的財産高等裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10033控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (スプレー缶用吸収体およびスプレー缶製品)
控訴人日本瓦斯株式会社 被控訴人エヌ・ケイ・ケイ株式会社
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特許法123条1項4号 特許法29条2項 特許法123条1項2号 民事訴訟法157条1項
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無効 | 71回 | 実施 | 24回 | 進歩性 | 21回 | 特許権 | 14回 |
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[概要] 本件は,発明の名称を「スプレー缶用吸収体およびスプレー缶製品」とする
特許(特許第5396136号。請求項の数9。以下,この特許を「本件特許」
といい,本件特許に係る特許権を「本件特許権」という。)の特許権者である
被控訴人が,控訴人が製造,販売する原判決別紙「被告製品目録」記載1ない
し5の各製品(以下,同目録記載の番号に応じて「被告製品1」などという。)
中,その製品の吸収体の灰分含有量を特定した原判決別紙「特定被告製品目録」
記載1ないし5の各製品(以下「特定被告製品」と総称する。)の製造,販売
が本件特許権の侵害に当たる旨主張して,控訴人に対し,①特許法100条1
項に基づき,特定被告製品の製造,販売等の差止め,②同条2項に基づき,特
定被告製品及びその半製品,特定被告製品の製造に供する金型の廃棄を求める
とともに,③本件特許権侵害の不法行為に基づく損害賠償として738万円及
びこれに対する平成28年2月29日から支払済みまで民法所定の年5分の割
合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成31年1月31日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10012審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (スプレー缶用吸収体およびスプレー缶製品)
被告日本瓦斯株式会社 原告エヌ・ケイ・ケイ株式会社
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特許法134条の2 特許法36条6項1号 特許法123条1項2号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告,王子ホールディングス株式会社(旧商号「王子製紙株式会社」)及
び王子キノクロス株式会社は,平成21年4月20日,発明の名称を「スプ
レー缶用吸収体およびスプレー缶製品」とする発明について特許出願(特願
2009-102082号。以下「本件出願」という。)をし,平成25年
10月25日,特許権の設定登録(特許番号第5396136号。請求項の
数9。以下,この特許を「本件特許」という。甲55。)を受けた。
その後,原告は,王子ホールディングス株式会社及び王子キノクロス株式
会社から,本件特許に係る特許権の持分の全部譲渡を受け,その旨の移転登
録(受付日平成27年12月14日)を受けた(甲56の1,2)。
(2) 被告は,平成28年5月19日,本件特許の請求項1,2,6及び8に係
る発明についての特許を無効にすることを求める特許無効審判を請求(無効
2016-800058号事件)した(甲57)。
原告は,同年7月29日付けで特許請求の範囲について訂正請求(甲59)
をした後,平成29年5月22日付けの審決の予告(甲72)を受けたため,
▶判決の詳細
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不正競争
平成31年1月31日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)9834一部認容
不正競争行為差止等請求事件
被告株式会社技研製作所
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不正競争防止法2条1項15号
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特許権 | 19回 | 侵害 | 15回 | 差止 | 12回 | 損害賠償 | 2回 |
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[概要] 本件は,原告が,被告が自己のウェブサイト上のウェブページに掲載した文章が
虚偽の事実であり,これにより営業上の信用を著しく毀損されたとして,被告に対
し,不正競争防止法2条1項15号,3条1項,4条,14条に基づき,上記ウェ
ブページの内容を被告のウェブサイトに表示することの差止め,謝罪広告の掲載並
びに損害賠償として1000万円及びこれに対する訴状送達の日(平成29年105
月19日)の翌日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支
払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成31年1月31日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10066控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
被告)株式会社キッズ・カンパニー 控訴人(一審原告)X橋幸二 被控訴人(一審被告)株式会社キッズ・カンパニー
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著作権法14条 著作権法19条 民法709条 著作権法18条
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[概要] かは,原判決に従い,原判決に「原告」とあるのを「控訴人」に,「被告」とある
のを「被控訴人」に,適宜読み替える。なお,書証の掲記は,枝番号を全て含むと
きは,枝番号の記載を省略する。)
▶判決の詳細
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特許権
平成31年1月31日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10104審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (容器および容器製造方法)
被告株式会社エフピコ 原告シーピー化成株式会社
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特許法36条6項2号 特許法36条6項1号 特許法36条4項1号 特許法17条の2
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[概要] 本件は,特許無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。争点は,記載
要件(特許法36条4項1号,同条6項1号,2号)及び補正要件(特許法17条
の2第3項)の適否である。
▶判決の詳細
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特許権
平成31年1月31日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)37782
損害賠償請求事件 (電気機械の制御)
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特許法101条4号 特許法101条5号 民法709条 特許法102条1項
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[概要] 1 事案の概要
本件は,発明の名称を「電気機械の制御」とする特許(特許第5189132
号。以下,「本件特許1」といい,本件特許1に係る特許権を「本件特許権1」と5
いう。)及び発明の名称を「高速電気システム」とする特許(特許第518913
3号。以下,「本件特許2」といい,本件特許2に係る特許権を「本件特許権2」
という。)を有する原告が,被告の製造販売に係る別紙物件目録記載のバッテリ
式真空掃除機(コードレスクリーナー。以下「被告製品」という。)及び被告製品
におけるモータの制御方法が本件特許権1の請求項1,6,8ないし12の発明10
の技術的範囲及び本件特許権2の請求項1,4ないし7の発明の技術的範囲に属
し,被告が被告製品を製造,販売等することは本件特許権1及び2を侵害すると
主張して,被告に対し,民法709条に基づく損害賠償金(一部請求)及び遅延
損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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商標権
平成31年1月31日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)4106一部認容
商標権侵害差止等請求事件
被告株式会社オジェッティ 原告株式会社ショコラティエ・エリカ
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民法709条
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[概要] 本件は,別紙商標権目録記載の各商標権を有する原告が,被告による別紙被
告標章目録記載の各標章の使用行為が上記各商標権の侵害に当たると主張して,
被告に対し,商標法(以下「法」という。)36条1項及び2項に基づき,上
記各標章の使用の差止めと抹消を求めるとともに,民法709条及び法38条20
3項に基づき,被告が平成26年10月1日から平成29年1月31日までの
間(以下「本件対象期間」という。)に上記各標章を使用したことによる損害
賠償金1272万0174円及びこれに対する訴状送達日の翌日である平成2
9年2月17日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の
支払を求める事案である。25
▶判決の詳細
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特許権
平成31年1月31日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10039控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (容器)
控訴人・被
(一審被告。以下「一審被告」という。) 被控訴人・控訴人(一審原告。以下「一審原告」という。)
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特許法102条3項 特許法100条1項 特許法102条2項
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[概要] かは,原判決に従い,原判決に「原告」とあるのを「一審原告」に,「被告」とあ
るのを「一審被告」に,「当庁」とあるのを「東京地方裁判所」に,適宜読み替え
る。また,原判決の引用部分の「別紙」をすべて「原判決別紙」と改める。)
▶判決の詳細
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商標権
平成31年1月29日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10059審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告株式会社デンソーウェーブ山口健司 原告A・Tコミュニケーションズ
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商標法50条1項 商標法2条3項 特許法132条2項 商標法74条1号
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[概要] 本件は,商標法50条1項に基づく商標登録取消審判請求を不成立とした審決の
取消訴訟である。
▶判決の詳細
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商標権
平成31年1月29日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10057控訴棄却
商標権侵害行為差止等請求控訴事件
控訴人ジー・エス・エフ・ケー・シ 被控訴人株式会社国際建機販売
Y弓削田博
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商標法36条1項 商標法38条2項 商標法4条1項19号
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[概要] 1(1) 本件は,原判決別紙「商標権目録」記載の商標(以下「本件商標」とい
う。)につき商標権を有する控訴人が,被控訴人らが,原判決別紙「被告標章目録
1~5」記載の標章(以下「被告標章」と総称し,各目録の標章を示すときは,同
目録の番号を付して「被告標章1」などという。)を使用しているとして,被控訴
人らに対し,商標権侵害の不法行為に基づく損害賠償請求として,損害金2140
万円及びこれに対する不法行為後の日である平成29年6月7日から支払済みまで
民法所定の年5分の割合による遅延損害金の連帯支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成31年1月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10027審決取消訴訟
審決取消請求事件 (油または脂肪中の環境汚染物質の低減方法,揮発性環境汚染物質低減作業流体,健康サプリメントおよび動物飼料製品)
被告BASFアーエス金本恵子 原告日本水産株式会社鈴木修
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[概要] 弁論の全趣旨から認められる。)
▶判決の詳細
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不正競争
平成31年1月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)40121請求棄却
損害賠償等請求事件
被告株式会社メドレー
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不正競争防止法2条1項1号 民法709条
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[概要] 本件は,遠隔診療に従事している医師である原告が,遠隔診療を可能にす
るスマートフォン向けアプリケーションを提供している被告に対し,原告の
肖像が掲載された新聞記事を被告が広告用ポスターに使用して複数の医療機
関に配布したことが原告のパブリシティ権(主位的請求)及び肖像権(予備
的請求)を侵害するとともに,需要者の間に広く認識された原告の氏名,原5
告の運営する医院の名称及び原告の写った写真を同ポスターに使用すること
が不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条1項1号の不正競争行為
に当たるとして,民法709条又は不競法5条2項,同4条に基づき,損害
賠償金合計600万円(上記不法行為及び不正競争行為について各300万
円)及びこれに対する不法行為日の後である平成29年11月7日から支払10
済みまで民法所定の年5分の遅延損害金の支払,並びに不競法14条に基づ
く信用回復措置として謝罪文書の送付及び掲載を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成31年1月24日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)11694請求棄却
損害賠償請求事件 (発破用填塞物の製造方法)
被告エスビー工業株式会社
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特許法102条2項
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[概要] 1 請求の要旨
本件は,発明の名称を「発破用填塞物の製造方法」とする発明に係る特許権(特
許第3458131号。以下「本件特許権」といい,これに係る特許を「本件特
許」という。)を有していた原告が,被告が販売した発破用込物の製造方法が本件25
特許に係る特許請求の範囲請求項1の発明(以下「本件発明」という。)の技術的
範囲に属するとして,被告に対し,不法行為(本件特許権の侵害)に基づき,損害
金9900万円及びこれに対する不法行為の後の日である平成28年12月24日
(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害
金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成31年1月24日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10038一部認容
不正競争行為差止等請求控訴事件
控訴人株式会社タツミ楽器 被控訴人ForestoneJapan
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,別紙原告商品目録記載のサックス用ストラップ(以下「原告商品」
という。)を販売する控訴人が,別紙被告商品目録記載のサックス用ストラッ
プ(以下「被告商品」という。)を販売する被控訴人に対し,被告商品は原告
商品の形態を模倣した商品であり,被控訴人による被告商品の販売は,不正競
争防止法(以下「不競法」という。)2条1項3号の不正競争行為(商品形態
模倣行為)に該当すると主張して,同法3条1項及び2項に基づき,被告商品
の販売等の差止め及び廃棄を,同法4条に基づき,損害賠償880万円及びこ
れに対する不正競争行為の後である平成29年6月23日から支払済みまで民
法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成31年1月24日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10080審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (光学情報読取装置)
被告株式会社デンソーウェーブ 原告ハネウェル・インターナショナル・インク
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特許法36条4項 特許法36条6項2号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 株式会社デンソーは,平成9年10月27日,発明の名称を「光学情報読
取装置」とする発明について特許出願(特願平9-294447号。以下「本
件出願」という。)をし,平成18年7月7日,特許権の設定登録(特許番
号第3823487号。請求項の数2。以下,この特許を「本件特許」とい
う。甲6)を受けた。
その後,被告は,株式会社デンソーから,本件特許に係る特許権の譲渡を
受け,その旨の移転登録(受付日平成24年7月2日)を受けた(乙6)。
⑵ 被告は,平成24年12月7日付けで,本件特許の明細書及び特許請求の
範囲を訂正する旨の訂正審判を請求(訂正2012-390156号事件)
し(乙2の1,2),平成25年2月19日付けで訂正明細書及び特許請求
の範囲を補正する旨の手続補正をした(以下,手続補正後の訂正請求を「本
件訂正」という。甲8)。
被告は,特許庁が同年3月19日に訂正拒絶審決をしたため,同年4月2
5日付けで,その取消しを求める審決取消訴訟(知的財産高等裁判所平成2
▶判決の詳細
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特許権
平成31年1月24日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)35663請求棄却
特許権侵害差止請求事件 (エクオール含有大豆胚軸発酵物,及びその製造方法)
被告株式会社アドバンスト・
補助参加人株式会社ダイセル 原告大塚製薬株式会社山内真之
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特許法36条6項1号 特許法36条4項1号 特許法36条6項2号 特許法126条1項1号
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無効 | 69回 | 進歩性 | 67回 | 新規性 | 41回 | 実施 | 39回 |
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[概要] 本件は,発明の名称を「エクオール含有大豆胚軸発酵物,及びその製造方法」10
とする特許権を有する原告が,被告による大豆胚芽抽出発酵物含有食品の生産・
販売等が原告の上記特許権を侵害すると主張して,被告に対し,特許法100条
1項及び2項に基づき,上記製品の生産・譲渡等の差止め及び上記製品の廃棄を
求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成31年1月24日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)6322請求棄却
損害賠償請求事件
被告有限会社ローテックジャパン
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著作権法114条3項 著作権法15条1項
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侵害 | 12回 | 損害賠償 | 11回 | 許諾 | 1回 | ライセンス | 1回 |
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[概要] 1 事案の概要
本件は,原告が,被告に対し,①著作権(複製権及び翻案権)及び著作者人格権
(同一性保持権及び氏名表示権)侵害の不法行為及び違法な従業員の引抜きに係る
不法行為に基づく各損害の賠償並びにこれらに対する不法行為の後である平成29
年8月18日(訴状送達日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合によ25
る遅延損害金の支払,②競業避止義務違反の債務不履行若しくは不法行為又は違法
な競業行為に係る不法行為に基づく損害の一部550万円の賠償及びこれに対する
請求(訴状送達)の日の翌日である平成29年8月18日から支払済みまで商事法
定利率である年6分(不法行為に基づく損害賠償請求については,不法行為の後で
ある同日から支払済みまで民法所定の年5分)の割合による遅延損害金の支払を請
求した事案である。5
なお,原告は当初,本件を別件訴訟(当庁平成28年(ワ)第10854号営業行
為差止等請求事件)における反訴として提起したが,その後,当該反訴を別訴とし
て取り扱うことを希望したため,これを独立の訴えとして取り扱うこととした。そ
して,その後,本件の口頭弁論から顧客情報等の不正取得に関する損害賠償請求に
▶判決の詳細
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不正競争
平成31年1月18日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)1630請求棄却
損害賠償等請求事件
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民法709条
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[概要] 本件は,原告(証券会社)が,被告(弁護士)に対し,①被告が原告の販
売するファンドの購入者を代理して原告に対する訴え(後記第1訴訟)を提
起し,当該訴えが和解で終了した後,原告を退職した者から,営業秘密であ
る同ファンドの他の購入者の顧客情報が記載されたメモを入手した上で,当5
該顧客に書簡を送付するなどして訴訟提起を勧誘し,同顧客の代理人として
追加的な訴え(後記第2訴訟)を遂行するなどしたことが,不正競争防止法
(以下「不競法」という。)2条1項8号(主位的)又は同項5号(予備的)
の不正競争行為に該当すると主張して,不競法3条1項及び2項に基づき,
顧客情報の使用等の差止め及び同情報が記載された印刷物等の廃棄,並びに,10
不競法4条及び民法709条に基づき,合計1億円の損害賠償金及び不法行
為日である平成26年8月8日(第2訴訟の提起日)から支払済みまで年5
分の割合による遅延損害金の支払を求めるとともに,②上記メモの所有権に
基づき,その返還を求め,③上記第1訴訟の和解調書で規定された秘密保持
条項に違反して,当該和解内容を上記書簡やウェブサイトに掲載するなどし15
たことが不法行為を構成すると主張して(上記①と選択的な主張),民法7
▶判決の詳細
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特許権
平成31年1月17日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)16468一部認容
特許権侵害差止請求事件 (プロタンパク質コンベルターゼスブチリシンケクシン9型(PCSK9)に対する抗原結合タンパク質)
被告サノフィ株式会社東崎賢治 原告アムジエン・インコーポレーテツド
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民事訴訟法61条
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実施 | 74回 | 特許権 | 13回 | 差止 | 13回 | 進歩性 | 11回 |
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[概要] 本件は,発明の名称を「プロタンパク質コンベルターゼスブチリシンケクシ
ン9型(PCSK9)に対する抗原結合タンパク質」とする特許権(同一名称
の2件の特許権)を有する原告が,被告に対し,被告による別紙被告製品目録
記載の製剤(以下「被告製品」という。)及び被告製品の原薬である別紙被告15
モノクローナル抗体目録記載のモノクローナル抗体(以下「被告モノクローナ
ル抗体」という。)の生産,販売等が,原告の特許権を侵害する旨を主張して,
被告製品及び被告モノクローナル抗体の生産等の差止め及び廃棄を求める事案
である。
▶判決の詳細
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特許権
平成31年1月17日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)3572請求棄却
職務発明対価請求事件
被告徳山積水工業株式会社 原告P2
ら
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特許法35条3項 特許法38条 特許法29条2項 特許法35条1項
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実施 | 29回 | 職務発明 | 10回 | 特許権 | 4回 | 進歩性 | 2回 |
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[概要] 1 事案の概要
本件は,原告らが,被告に対し,後記本件特許に関して,特許法35条(平成1
6年法律第79号による改正前のもの。以下同じ。)3項に基づき,特許を受ける
権利を被告に譲渡したことにより被告が受けるべき利益を基礎とする相当の対価15
億5000円(うち原告P1につき1億3500万円,原告P2につき1500万
円)及びこれに対する訴状送達日の翌日である平成29年4月20日から支払済み
まで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を請求した事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成31年1月16日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10177審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (移動ロボットのコンテキスト動作を生成するためのシステムおよび方法)
被告特許庁長官 原告ソフトバンクロボティクス
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯
⑴ 原告は,発明の名称を「移動ロボットのコンテキスト動作を生成するための
システムおよび方法」とする発明について,平成22年7月12日(パリ条約によ
る優先権主張:外国庁受理平成21年7月10日,フランス共和国)を国際出願日
とする特許出願をした(特願2012-518831号。請求項の数14)。
⑵ 原告は,平成27年4月9日付けで拒絶査定を受けたことから,同年8月6
日に拒絶査定不服審判(不服2015-14737号)を請求した。また,原告は,
平成28年12月27日付けで手続補正書(甲16。これによる特許請求の範囲の
補正を「本件補正」という。)を提出した。
▶判決の詳細
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特許権
平成31年1月15日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10061控訴棄却
不当利得返還請求控訴事件
被告)株式会社マコメ研究所平井佑希 控訴人(一審原告)X 被控訴人(一審被告)株式会社マコメ研究所平井佑希
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特許法102条3項 民法703条
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[概要] 1 事案の経緯等
(1) 本件は,控訴人が,①被控訴人が平成19年に製造,販売したデジタル式
2連地殻活動総合観測装置(イ号物件)は,テクノ東郷が有していた本件特許権
(登録番号:特許第3256880号)の特許請求の範囲請求項1の発明(本件発
明)の技術的範囲に属するところ,被控訴人は実施料を支払うことなくイ号物件を
販売したことにより,法律上の原因なく実施料相当額の利得を得た,②控訴人はテ
クノ東郷から前記①の不当利得返還請求権を譲り受けたと主張して,被控訴人に対
し,民法703条に基づく不当利得金1800万円及びこれに対する同法704条
前段所定の法定利息702万円の合計2502万円のうち100万円及びこれに対
する催告の後である平成28年10月21日(訴状送達の日の翌日)から支払済み
まで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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