権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
著作権
平成29年5月23日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10113控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
控訴人X 被控訴人株式会社ネットワーク応用通信研究所金川裕紀
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著作権法15条2項 民法704条
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[概要] 1 本件は,平成19年9月3日から平成22年5月31日までの間,被控訴人に
雇用されていた控訴人が,被控訴人に対し,⑴控訴人が被控訴人の従業員として開発
に従事したプログラムである「会員情報管理システム」及び「知らせますケン」並び
にこれらに係るシステム(以下,これらのシステム及びプログラムを総称して「本件
システム」という。)について,被控訴人が納入先から得た請負代金及び保守費用を
控訴人に分配していないことが不当利得に当たると主張して,不当利得返還請求権に
基づき,①主位的に,被控訴人が得た請負代金及び保守費用のうちの控訴人の寄与分
相当額から控訴人が受領済みの賃金額を控除した額合計1938万6607円及び
うち558万3703円に対する平成21年4月1日(被控訴人が「知らせますケン」
の報酬金の支払を受けた日の翌日)から,うち1380万2904円に対する平成2
2年4月2日(被控訴人が「会員情報管理システム」の報酬金の支払を受けた日の翌
日)から各支払済みまで民法704条前段所定の年5分の割合による利息(以下「法
定利息」という。)の支払を,②予備的に,上記合計額から「会員情報管理システム」
の保守費用相当額を控除した合計1318万6607円及びこれに対する法定利息
の支払を求め,⑵控訴人が,被控訴人の安全配慮義務違反のために過重労働を原因と
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著作権
平成29年4月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)23694請求棄却
著作者人格権侵害差止等請求事件
被告株式会社竹中工務店
株式会社彰国社 原告株式会社甲建築研究所
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著作権法115条 民法719条
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[概要] 本件は,建築設計等を目的とする原告が,自らが別紙物件目録記載の建物
(以下「本件建物」という。)の共同著作者(主位的主張)又は本件建物を二
次的著作物とする原著作物の著作者(予備的主張)であるにもかかわらず,①
被告竹中工務店が本件建物の著作者を同被告のみであると表示したことにより,
そのように表示された賞を同被告が受賞したこと,及び,②被告竹中工務店の
上記表示を受けて,被告彰国社がそのように表示された書籍を発行・販売して
これを継続していることが,原告の有する著作者人格権(氏名表示権)を侵害
する行為であると主張して,⑴被告らに対し,①原告が本件建物について著作
物人格権(氏名表示権)を有することの確認,及び,②民法719条及び70
9条に基づき,慰謝料100万円(上記書籍の販売等に係るもの)及びこれに
対する不法行為の日の後である平成27年6月17日から支払済みまで民法所
定の割合による遅延損害金の連帯支払を,⑵被告竹中工務店に対し,①民法7
09条に基づき,慰謝料200万円(上記受賞に係るもの)及びうち100万
円に対する不法行為の日の後である同月30日から,うち100万円に対する
不法行為の日の後である同年7月10日から各支払済みまで民法所定の割合に
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著作権
平成29年4月26日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10108控訴棄却
不当利得返還等請求控訴事件
控訴人一般財団法人知と文明のフォーラム 被控訴人Y
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[概要] 2
本判決の略称は,特段の断りがない限り,原判決に従う。
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著作権
平成29年3月23日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)16088請求棄却
著作権侵害損害賠償請求事件 (ゆとり紙)
被告株式会社箔一堀籠佳典 原告株式会社鳳凰堂鰺坂和浩
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著作権法114条2項
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[概要] 本件は,原告が,被告に対し,原告は別紙著作物目録記載の「ふるや紙」等
の文字及び図柄からなるデザイン(以下「本件著作物」という。)の著作権者
であるところ,被告が製造販売する別紙被告商品目録の記載の商品(以下「被
告商品」という。)のデザイン(同目録「表」欄記載のもの。以下「被告デザ
イン」という。)は本件著作物に依拠して作成されたものであり,原告の著作
権(複製権)の侵害に当たると主張して,民法709条,著作権法114条2
項に基づき損害賠償金の一部2000万円及びこれに対する不法行為の日の後
(訴状送達の日の翌日)である平成28年5月28日から支払済みまで民法所
定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
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著作権
平成29年3月14日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10102控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
控訴人株式会社カーネルコンセプト 被控訴人ナチュラルメディスン株式会社高瀬亜富
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著作権法10条1項9号 著作権法15条2項 著作権法114条3項 著作権法2条1項1号
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[概要] 1 訴訟の概要(略称は,特に断らない限り,原判決に従う。)
⑴ 本件は,控訴人が,被控訴人に対し,被控訴人は,控訴人が被控訴人との契約
(本件契約)に基づいて作成し,被控訴人に使用させていた通販管理システム(本
件システム)を機能させるためのプログラム(本件プログラム)を,本件契約終了後
に違法に複製し,本件プログラムの著作権(複製権)を侵害したとして,不法行為
(民法709条)に基づき,本件契約終了日の翌日である平成25年11月1日か
ら平成26年12月31日までの著作権法114条3項による損害の賠償等及び遅
延損害金の支払を求めた事案である。
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著作権
平成29年2月20日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)10506
損害賠償請求事件
被告P1 原告マイクロソフトコーポレーション
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著作権法21条 著作権法10条1項9号 著作権法114条3項
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侵害 | 15回 | 許諾 | 10回 | ライセンス | 6回 | 損害賠償 | 5回 |
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[概要] 1 請求原因
原告は,別紙「請求の原因」のとおり,請求の原因を述べた。
2 請求原因に対する認否,反論
被告は,原告の主張する債務の存在を積極的に争うものではないが,損害額は否
認ないし争う。
被告が販売したライセンスキーの単価は,本件各プログラム(別紙「原告製品一
覧表」記載の「原告プログラム」)の単価と異なる。
また,本件各プログラムの販売価格が1キー1PC認証の割高な単価となってい
るのに対し,被告が販売したボリュームライセンス(通称MAKキー)は,本件各
プログラムのそれぞれに対してキーが1種類であり,同一のキーで複数のPCでの
認証が可能である。
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著作権
平成29年1月24日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10091控訴棄却
著作権侵害および名誉侵害行為に対する損害賠償控訴事件
被告)株式会社朝日新聞社 控訴人(一審原告)X 被控訴人(一審被告)株式会社朝日新聞社
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著作権法115条 著作権法113条6項
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[概要] 本件は,控訴人記事(甲2)の著作者であり,著作権者である控訴人が,被控訴
人が運営するウェブサイトに掲載された被控訴人記事(甲1)により,著作権(翻
案権)及び著作者人格権(同一性保持権,名誉・声望権)を侵害され,名誉を毀損
されたと主張して,被控訴人に対し,①著作権侵害,著作者人格権侵害ないし名誉
毀損の不法行為に基づき,損害合計340万円及びこれに対する不法行為の後の日
(訴状送達の日の翌日)である平成28年2月16日から支払済みまで民法所定の
年5分の割合による遅延損害金の支払を求めるとともに,②著作権法115条ない
し民法723条に基づき,被控訴人のウェブサイトへの謝罪文の掲載を求めた事案
である。
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著作権
平成28年12月26日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10123一部認容
著作権侵害差止等請求控訴事件
控訴人(一審被告)X村上斐子 被控訴人(一審原告)Y柳誠一郎
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著作権法27条 著作権法112条1項 著作権法20条 民法95条
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[概要] 本件は,被控訴人が,控訴人に対し,(1)①控訴人の製作に係る別紙物件目録(原
判決添付の別紙物件目録と同一であるから,これを引用する。)記載の映画(本件映
画)は,被控訴人の執筆に係る本件各著作物の複製物又は二次的著作物(翻案物)
であると主張して,本件各著作物について被控訴人が有する著作権(複製権,翻案
権)及び本件各著作物の二次的著作物について被控訴人が有する著作権(複製権,
上映権,公衆送信権〔自動公衆送信の場合にあっては,送信可能化権を含む。〕及び
頒布権),並びに本件各著作物について被控訴人が有する著作者人格権(同一性保持
権)に基づき,本件映画の上映,複製,公衆送信及び送信可能化並びに本件映画の
複製物の頒布(本件映画の上映等)の差止め(著作権法112条1項)を求めると
ともに,本件映画のマスターテープ又はマスターデータ及びこれらの複製物(本件
映画のマスターテープ等)の廃棄(同条2項)を求め,②本件映画は,被控訴人の
人格権としての名誉権又は名誉感情を侵害するとして,同人格権に基づき,本件映
画の上映等の差止めを求めるとともに,本件映画のマスターテープ等の廃棄を求め,
③本件映画製作の前に控訴人・被控訴人間に成立した本件各著作物不使用の合意に
基づいて,本件映画の上映等の差止めを求めるとともに,本件映画のマスターテー
▶判決の詳細
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著作権
平成28年12月22日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10072控訴棄却
地位確認請求控訴事件
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民法90条
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[概要] 1 本件は,コミュニティ放送を行う放送局(FMラジオ局)を運営する控訴人
ら(一審原告ら)が,被控訴人(一審被告)に対し,被控訴人による本件更新
拒絶(控訴人らがそれぞれラジオ音楽番組をスマートフォン及びパソコン向け
無料配信サービス「Listen Radio」〔リスラジ〕においてインターネット配信
〔本件各音楽番組配信〕しているのは,被控訴人が管理するレコード〔管理レ
コード〕の利用に関する,控訴人らと被控訴人との間の利用許諾契約〔本件利
用許諾契約〕に基づく使用料規程〔本件使用料規程〕の細則〔本件使用料規程
細則〕の適用基準に違反するとして,本件利用許諾契約の更新を拒絶した行為)
は,著作権等管理事業法(管理事業法)16条所定の正当な理由のない利用の
許諾の拒否,私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(独禁法)所定
の不公正な取引方法に該当し,又は信義則に反するから,私法上無効であると
主張して,本件利用許諾契約に基づき,①主位的に,本件使用料規程細則第3
条に定める使用料を支払うことにより,被控訴人による著作隣接権管理に係る
商業用レコード(被控訴人の管理レコード)を録音したコミュニティ放送番組
をインターネット上で同時に配信することを目的として,被控訴人の管理レコ
▶判決の詳細
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著作権
平成28年12月22日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10057控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
控訴人X 被控訴人Y
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民法1条 著作権法115条
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[概要] 本件は,控訴人が,被控訴人に対し,控訴人がAOLのチャット機能又はメール
機能を使用して被控訴人のスクリーンネームであるA又は同人のメールアドレスで
あるA@aol.com に文章を伝達するなどして被控訴人の創作に関与したとして,控訴
人は宇多田ヒカル名義の編集著作物(CDアルバム「First Love」)及び「誰かの
願いが叶うころ」と題する楽曲の歌詞の共同著作者であると主張し,また,控訴人
が「B&C」,「はやとちり」及び「Wait & See~リスク~」と題する各楽曲の歌
詞につき,被控訴人の創作に関与したものの被控訴人が控訴人の氏名を表示せず被
控訴人のみが著作者として利益を得るなどしたと主張して,著作権法115条,民
法709条等に基づき,別紙控訴人請求目録記載の各請求(当審第1回口頭弁論調
書参照)を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年12月21日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10054控訴棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件
被告)株式会社グラファイトデザイン 控訴人(1審原告)Xデザイン事務所こと 被控訴人(1審被告)株式会社グラファイトデザイン
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著作権法2条1項1号 著作権法10条1項4号 著作権法27条 著作権法112条1項
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[概要] 本件は,控訴人が,被控訴人に対し,①別紙被告シャフト目録(原判決別紙被告
シャフト目録記載の各シャフトに,それぞれデザインを記載したもの)記載1~8
3の被告シャフトが,主位的には,控訴人の著作物である本件シャフトデザインの
翻案に当たり,予備的には,控訴人の著作物である本件原画の翻案に当たるから,
被控訴人の被告シャフト製造,販売行為が,控訴人の著作権(翻案権,二次的著作
物の譲渡権)を侵害し,②被告シャフトの製造は,主位的には,控訴人の意に反し
て本件シャフトデザインを改変してなされたものであり,予備的には,控訴人の意
に反して本件原画を改変してなされたものであるから,控訴人の著作者人格権(同
一性保持権)を侵害し,③別紙被告カタログ目録(原判決別紙被告カタログ目録記
載の各カタログに,それぞれデザインを記載したもの)記載1及び2の被告カタロ
グの製作は,控訴人の意に反して,控訴人の著作物である本件カタログデザインを
改変してなされたものであるから,控訴人の著作者人格権(同一性保持権)を侵害
しているとして,①被告シャフト5~8による著作権(翻案権,二次的著作物の譲
渡権)侵害につき民法703条,704条に基づく使用料相当額の不当利得金54
00万円及びこれに対する不当利得日である平成19年6月30日から支払済みま
▶判決の詳細
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著作権
平成28年12月20日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)34083
著作隣接権侵害差止等請求事件
被告A 原告株式会社第一興商
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著作権法96条の2
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[概要] 本件は,原告が,被告に対し,被告が原告の作成したカラオケ音源を用いて
カラオケ歌唱を行っている様子を自ら動画撮影した動画の電磁的記録をインタ
ーネット上の動画共有サイトにアップロードした行為が,原告の上記カラオケ
音源に係る送信可能化権(著作権法96条の2)の侵害に当たると主張して,
同法112条1項及び2項に基づく上記動画の送信可能化の差止め及びその電
磁的記録の消去を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年12月20日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)31972
発信者情報開示請求事件
被告エヌ・ティ・ティ・コミュ 原告株式会社カラー
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[概要] 本件は,原告が被告に対し,氏名不詳者が被告の提供するインターネット接
続サービスを経由してインターネット上の動画共有サイトに動画を掲載したこ
とにより原告の著作権(複製権及び公衆送信権)が侵害されたと主張して,特
定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法
律(以下「プロバイダ責任制限法」という。)4条1項に基づき,被告が保有
する発信者情報の開示を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年12月15日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)9552等請求棄却
損害賠償請求事件(本訴),著作権使用料請求事件(反訴)
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著作権法121条 著作権法64条3項 民法704条 著作権法27条
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[概要] 1 事案の概要
(1) 本訴
原告が,被告に対し,被告が,全ろうの中自ら作曲したと発表していた楽曲につ
き,被告の説明が真実であると誤信して当該楽曲を利用する全国公演の実施を求め
た原告に対してその実施を許可し,さらに,その後も,被告の説明が虚偽であるこ
とを隠して多数回の実施を強く申し入れたことにより,原告が多数の全国公演を実
施することとなったが,被告の虚偽説明等が公となり原告が上記公演を実施できな
くなったことにより多額の損害を被ったと主張し,不法行為に基づく損害賠償請求
として,損害金6131万0956円及びこれに対する不法行為日後の平成26年
8月1日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求め
た事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年12月8日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10067控訴棄却
楽曲演奏禁止等請求控訴事件
控訴人XMine‐Changこと 被控訴人Y
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著作権法112条
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[概要] 本判決の略称は,特に断らない限り,原判決に従う。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年11月28日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)6363等請求棄却
使用権料請求事件使用権料返還請求事件
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民法620条 民法543条 民事訴訟法64条
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許諾 | 70回 | 分割 | 9回 | 損害賠償 | 3回 | ライセンス | 3回 |
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[概要] 1 請求の要旨
第1事件は,原告が被告に対し,原告が使用権あるいは著作権を有する地図デー
タについて,被告との間の有償使用許諾契約に基づき,使用権料1億5500万円
(税抜き)の残金5940万円(5500万円とその消費税)及びこれに対する支
払期日の翌日である平成27年5月14日から支払済みまで同契約で定める年1
5%による遅延損害金の支払を請求した事案である。これに対し,被告は,同契約
による使用権料について支払済みの1億800万円(1億円とその消費税)を超え
る額の合意はなく,また,同契約は原告が地図データを提供しなかった債務不履行
に基づき解除されたと主張して争っている。
第2事件は,被告が原告に対し,上記使用許諾契約の解除に基づく原状回復請求
権として,支払済み使用権料1億円の返還及びこれに対する同金員受領の日である
平成26年6月12日から支払済みまで商事法定利率年6%の割合による利息の支
払を請求した事案である。これに対し,原告は,上記解除の有効性を争うとともに,
仮に上記解除が有効であるとしても原告は被告に対して使用権料の支払請求権を有
する等と主張して争っている。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年11月28日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)6363等請求棄却
使用権料請求事件使用権料返還請求事件
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民法620条 民法543条 民事訴訟法64条
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許諾 | 70回 | 分割 | 9回 | 損害賠償 | 3回 | ライセンス | 3回 |
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[概要] 1 請求の要旨
第1事件は,原告が被告に対し,原告が使用権あるいは著作権を有する地図デー
タについて,被告との間の有償使用許諾契約に基づき,使用権料1億5500万円
(税抜き)の残金5940万円(5500万円とその消費税)及びこれに対する支
払期日の翌日である平成27年5月14日から支払済みまで同契約で定める年1
5%による遅延損害金の支払を請求した事案である。これに対し,被告は,同契約
による使用権料について支払済みの1億800万円(1億円とその消費税)を超え
る額の合意はなく,また,同契約は原告が地図データを提供しなかった債務不履行
に基づき解除されたと主張して争っている。
第2事件は,被告が原告に対し,上記使用許諾契約の解除に基づく原状回復請求
権として,支払済み使用権料1億円の返還及びこれに対する同金員受領の日である
平成26年6月12日から支払済みまで商事法定利率年6%の割合による利息の支
払を請求した事案である。これに対し,原告は,上記解除の有効性を争うとともに,
仮に上記解除が有効であるとしても原告は被告に対して使用権料の支払請求権を有
する等と主張して争っている。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年11月11日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ラ)10009
保全異議申立決定に対する保全抗告事件
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民法92条
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[概要] 1 事案の概要(略称は原決定のそれによる。)
相手方は,「相手方は,編集著作物たる著作権判例百選[第4版](本件著作
物)の共同著作者の一人であるところ,抗告人が発行しようとしている著作権
判例百選[第5版](本件雑誌)は本件著作物を翻案したものであるから,本件
著作物の著作権を侵害する。」などと主張して,本件著作物の翻案権並びに二
次的著作物の利用に関する原著作物の著作者の権利を介して有する複製権,譲
渡権及び貸与権,又は著作者人格権(氏名表示権及び同一性保持権)に基づく
差止請求権(本件差止請求権)を被保全権利として,抗告人による本件雑誌の
複製・頒布等を差し止める旨の仮処分命令を求める申立て(本件仮処分申立て)
をした。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年11月10日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10050控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
控訴人X 被控訴人株式会社朝日新聞社
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著作権法2条1項15号 著作権法115条 著作権法21条 著作権法2条1項1号
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[概要] 1 本件は,控訴人が,新聞社である被控訴人に対し,被控訴人が発行する新聞
の記事に控訴人の執筆したブログの一部を引用したことが控訴人の複製権(著作権
法21条)及び同一性保持権(同法20条)の侵害に当たるとともに,控訴人を取
材せずに記事を掲載した行為が不法行為に当たると主張して,①民法709条に基
づき,慰謝料等の損害賠償金合計352万円及びこれに対する最終の不法行為の日
である平成24年7月11日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延
損害金の支払を,②著作権法115条及び人格権に基づき名誉回復措置として謝罪
広告の掲載を,それぞれ求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年11月2日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10029控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件,同付帯控訴事件
控訴人兼附帯被
株式会社スペースシャワーネ(以下「
」という。) 被控訴人兼附帯控訴人株式会社ノアコーポレーション
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著作権法114条2項 著作権法96条 著作権法94条 民事訴訟法67条1項
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[概要] 1 訴訟の概要(ただし,本件控訴及び附帯控訴の審理対象に関するものに限る。
略称は,特に断らない限り,原判決に従う。)
⑴ 本件は,被控訴人が,控訴人に対し,①本件原盤から複製された本件CDの
レンタル事業者への販売及び本件楽曲の配信により,被控訴人が有する本件原盤に
ついてのレコード製作者の著作隣接権(複製権,貸与権,譲渡権及び送信可能化権)
及び本件楽曲についての実演家の著作隣接権(送信可能化権)を侵害したことを理
由とする,民法709条に基づく損害賠償金722万3480円(著作権法114
条2項)の支払,②本件CDを廃盤にして,被控訴人の本件原盤,ジャケットを含
む本件CD及びポスター等の所有権を侵害したことを理由とする,民法709条に
基づく損害賠償金839万1174円の支払,③民法709条に基づく上記①及び
②に関する弁護士相談料に係る損害賠償金113万3232円の合計1674万7
886円及びこれに対する平成23年4月5日から支払済みまで民法所定の年5分
の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年10月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)24340一部認容
不正競争行為等差止請求事件
被告株式会社ロウィンズ 原告株式会社ジヤコス
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不正競争防止法2条6項 不正競争防止法2条1項7号 著作権法12条の2
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[概要] 本件は,原告が,①原被告間において「被告が別紙事業目録記載の事業
(以下「本件事業」という。)を行わない」旨の競業禁止合意があるところ,
被告は同合意に反して同事業を行っているとして,同合意に基づき,被告が
同事業を行うことの差止めを(上記第1,1),②別紙営業秘密目録記載の
情報(以下「本件情報」という。)が原告の有する営業秘密に該当するとこ
ろ,被告がこれを原告から開示された上で不正に使用していることが不正競
争防止法2条1項7号に該当するとして,同法3条1項及び2項に基づき,
本件情報を利用して小売業者に対し仕入効率の良否を判定するための情報が
記載された文書を配布することの差止め,及び本件情報が記載された書面や
記憶媒体の廃棄を(上記第1,2及び3),③本件事業に係るソフトウェア
及びデータベースにつき原告が著作権を有するところ,被告がこれらを無断
で改変し,自らの本件事業のために使用したことが,原告の上記著作権(翻
案権)を侵害するとともに,原被告間における「被告が原告の本件事業拡大
のためにこれらのソフトウェア等を利用する」旨の合意にも反するとして,
著作権法112条1項及び2項並びに同合意に基づき,同ソフトウェア及び
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著作権
平成28年10月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)31705請求棄却
不当利得返還等請求事件
被告A 原告一般財団法人知と文明のフォーラム
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民法968条2項
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[概要] 本件は,原告が,本件各著作物の著作権を含むB(以下「亡B」という。)
の財産につき,これを法定相続により取得したとする被告(亡Bの夫)に対し,
主位的に自筆証書(後述の本件文書)による遺言に基づいて遺贈を受けたこと,
予備的に死因贈与を受けたことを主張して,不当利得(主位的)又は死因贈与
契約(予備的)に基づく3000万円(内金請求)及びこれに対する訴状送達
の日の翌日である平成27年12月5日から支払済みまで民法所定の年5分の
割合による遅延損害金の支払と,本件各著作物に係る著作権を有することの確
認を求める事案である。
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著作権
平成28年10月21日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)20841請求棄却
損害賠償請求事件
被告株式会社ネットワーク応用通信研究所 原告A
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著作権法15条2項 民事訴訟法132条の2 著作権法18条 著作権法112条
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[概要] 1 本件は,平成19年9月3日から平成22年5月31日までの間,被告に雇
用されていた原告が,被告に対し,(1)原告が被告の従業員として開発に従事
したコンピュータシステムないしプログラムである別紙プログラム目録記載
2の「知らせますケン」(以下,単に「しらせますケン」という。)及び「会
員情報管理システム」について,被告が納入先から得た請負代金及び保守代
金を原告に分配していないことが不当利得に当たると主張して,不当利得返
還請求権に基づき,①主位的に,被告が得た請負代金及び保守費用のうちの
原告の寄与分相当額から原告が受領済みの賃金額を控除した額合計1938
万6607円及びうち558万3703円に対する平成21年4月1日(被
告が「知らせますケン」の報酬金の支払を受けた日の翌日)から,うち13
80万2904円に対する平成22年4月2日(被告が「会員情報管理シス
テム」の報酬金の支払を受けた日の翌日)から各支払済みまで民法所定の年
5分の割合による遅延損害金の支払を,②予備的に,上記合計額から「会員
情報管理システム」の保守費用相当額を控除した合計1318万6607円
及びこれに対する遅延損害金の支払を求め(請求の趣旨第1項),(2)原告が,
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著作権
平成28年10月19日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10049一部認容
印税等請求控訴事件
控訴人X 被控訴人株式会社ジヤパンタイムズ吉葉一浩
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[概要] 1 事案の概要(略称は,特に断らない限り,原判決に従う。)
本件は,被控訴人から出版された本件書籍の編著者である控訴人が,被控訴人と
の間の本件契約に基づく印税が未払であるなどと主張し,被控訴人に対し,①本件
契約に基づく印税の一部140万円及びこれに対する支払日である平成26年5月
15日から支払済みまで商事法定利率年6分の割合による遅延損害金の支払,②不
法行為に基づく損害賠償金1080万円及びこれに対する不法行為の後の日である
平成27年9月26日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分
の割合による遅延損害金の支払をそれぞれ求めるとともに,③本件契約17条に係
る文言についての控訴人の解釈が正しいことを認めるよう求め,また④本件契約1
8条に規定する発行部数を証する全ての証拠書類について,本件契約が定める保存
期間の満了日からさらに2年間延長することを求める事案である。
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著作権
平成28年10月19日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10041請求棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件
控訴人兼被
一般社団法人日本音楽著作権協会 被控訴人兼控訴人Y1
兼控訴人Y2
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著作権法114条の5 著作権法114条3項 民事訴訟法135条
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許諾 | 77回 | 侵害 | 51回 | 差止 | 23回 | 損害賠償 | 21回 |
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[概要] 1 本件は,著作権等管理事業者である1審原告が,1審被告らに対し,原判決
別紙1店舗目録記載の店舗(本件店舗。なお,同目録(1)の店舗は本件店舗6階部分
であり,同目録(2)の店舗は本件店舗5階部分である。)を1審被告らが共同経営し
ているところ,1審被告らが1審原告との間で利用許諾契約を締結しないまま同店
内でライブを開催し,1審原告が管理する著作物を演奏(歌唱を含む。)させてい
ることが,1審原告の有する著作権(演奏権)侵害に当たると主張して,①上記著
作物の演奏・歌唱による使用の差止めを求め,②主位的に著作権侵害の不法行為に
基づく損害賠償請求として,予備的に悪意の受益者に対する不当利得返還請求とし
て,連帯して,i)平成21年5月23日(本件店舗の開設日)から平成27年1
0月31日までの使用料相当額560万2787円,ⅱ)弁護士費用56万027
7円及びⅲ)上記使用料相当額について平成27年10月31日までに生じた確定
遅延損害金又は利息金87万2455円の合計703万5519円及びうち616
万3064円(上記i)とⅱ)の合計額)に対する同年11月1日から支払済みま
で民法所定の年5分の割合による遅延損害金又は利息金の支払を求めるとともに,
ⅳ)平成27年11月1日から上記著作物の使用終了に至るまで,連帯して,使用
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著作権
平成28年10月13日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10059控訴棄却
著作権侵害行為差止等請求控訴事件
控訴人株式会社ケイジェイシー 被控訴人スケーター株式会社
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著作権法112条1項 著作権法2条1項1号
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[概要] 1 本件は,幼児用箸を製造販売する控訴人(1審原告)が,同種製品を製造販
売する被控訴人(1審被告)に対し,被控訴人による別紙被控訴人商品目録記
載1ないし20の各幼児用箸(被告各商品)の製造販売は,控訴人が有する原
判決別紙原告著作物目録1記載の図画(原告図画)及び同別紙原告著作物目録
2記載1ないし19の各幼児用箸(原告各製品)に係る各著作権(複製権及び
翻案権。ただし,原告各製品のうちキャラクターの図柄及び立体像に関する部
分を除く。)を侵害すると主張して,①著作権法112条1項・2項に基づき,
被告各商品の製造販売の差止め及び廃棄を求めるとともに,②平成25年1月
から平成27年9月28日(本件訴え提起日)までの間における前記各著作権
の侵害を内容とする不法行為に基づく損害賠償請求として,2400万円のう
ち100万円及びこれに対する不法行為の後の日である同年11月13日(訴
状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定年5分の割合による遅延損害金
の支払を求める事案である。
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著作権
平成28年9月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)5619請求棄却
損害賠償請求事件
被告ナチュラルメディスン株式会社 原告株式会社カーネルコンセプト
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著作権法47条の3 著作権法15条2項 著作権法2条1項10号 著作権法114条3項
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[概要] 本件は,原告が,通販管理システムの作成を被告から委託されて,同システ
ムを機能させるためのコンピュータプログラムを作成し,被告に利用させてい
たところ,被告が利用契約の終了後も,上記プログラムを違法に複製し上記シ
ステムの利用を継続している旨主張して,被告に対し,上記プログラムの著作
権(複製権)侵害に基づき,損害賠償金1896万4000円及びこれに対す
る訴状送達日の翌日である平成27年4月25日から支払済みまで民法所定の
年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
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著作権
平成28年9月15日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)17928請求棄却
発信者情報開示請求事件
被告TwitterJapan株式会社
ツイッター,インク 原告X
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著作権法23条1項 著作権法113条6項 著作権法10条1項8号 著作権法23条2項
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[概要] 本件は,原告が,インターネット上の短文投稿サイト「ツイッター」におい
て,原告の著作物である別紙写真目録記載の写真(以下「本件写真」とい
う。)が,①氏名不詳者により無断でアカウントのプロフィール画像として用
いられ,その後当該アカウントのタイムライン及びツイート(投稿)にも表示
されたこと,②氏名不詳者により無断で画像付きツイートの一部として用いら
れ,当該氏名不詳者のアカウントのタイムラインにも表示されたこと,③氏名
不詳者らにより無断で上記②のツイートのリツイート(その意味は後述す
る。)がされ,当該氏名不詳者らのアカウントのタイムラインに表示されたこ
とにより,原告の著作権(複製権,公衆送信権等)及び著作者人格権(氏名表
示権,同一性保持権等)が侵害されたと主張して,特定電気通信役務提供者の
損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(以下「プロバイダ責
任制限法」という。)4条1項に基づき,上記①~③のそれぞれについて,主
位的に,各氏名不詳者が当該アカウントにログインした際の発信者情報であっ
てそのうちIPアドレス等については本判決確定の日の正午時点で最も新しい
もの(別紙発信者情報目録(第1)),予備的に,上記各ツイート等がされた
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著作権
平成28年8月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)16352
発信者情報開示請求事件
被告エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 原告エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ株式会社
ユニバーサルミュージック合同会社
株式会社トイズファクトリー
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著作権法96条の2
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[概要] 本件は,レコード制作会社である原告らが,インターネット接続プロバイダ
事業を行っている被告に対し,原告らが送信可能化権を有するレコードに収録
された楽曲を氏名不詳者が無断で複製してコンピュータ内の記録媒体に記
録・蔵置し,被告の提供するインターネット接続サービスを経由して自動的に
送信し得る状態にして,原告らの送信可能化権を侵害したと主張して,特定電
気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律
(以下「プロバイダ責任制限法」という。)4条1項に基づき,上記氏名不詳
者に係る発信者情報の開示を求める事案である。
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著作権
平成28年8月19日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)3218請求棄却
著作権侵害および名誉侵害行為に対する損害賠償事件
被告株式会社朝日新聞社 原告A
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著作権法27条 著作権法115条 著作権法113条6項
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[概要] 本件は,原告が,被告の運営するウェブサイト上の記事により著作権(翻案
権)及び著作者人格権(同一性保持権,名誉・声望権)を侵害され,また名誉を
毀損されたと主張して,被告に対し,①著作権侵害,著作者人格権侵害ないし名
誉毀損の不法行為に基づき,損害合計340万円及びこれに対する不法行為の後
の日(本訴状送達の日の翌日)である平成28年2月16日から支払済みまで民
法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めるとともに,②著作権法1
15条ないし民法723条に基づき,被告のウェブサイトへの謝罪文の掲載を求
めた事案である。
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著作権
平成28年8月3日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)29129請求棄却
損害賠償請求事件
被告トラムシステム株式会社 原告株式会社ブールソフトウェア
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著作権法26条の2 著作権法26条の3
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[概要] 1 原告の有する著作権(プログラムの著作権)
原告の代表者及び従業員は,原告の発意に基づき,原告の職務上,別紙プログラ
ム目録記載の各ソフトウェアプログラム(以下,同目録の番号に対応して「本件プ
ログラム1」などといい,本件プログラム1ないし同3を併せて「本件各プログラ
ム」という。)を作成した。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年8月3日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)15218
発信者情報開示請求事件
被告ソフトバンク株式会社 原告株式会社トイズファクトリー
エイベックス・ミュージック・
株式会社ポニーキャニオン
株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ
株式会社バップ
日本コロムビア株式会社
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著作権法102条1項
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[概要] 1 本件は,別紙対象目録の「CD(商品番号)」欄に各記載のレコードの送信
可能化権を有すると主張する原告らが,氏名不詳者が上記レコードに収録された楽
曲を複製してコンピュータ内の記録媒体に記録して蔵置し,被告の提供するインタ
ーネット接続サービスを経由して自動公衆送信し得る状態にした行為により上記送
信可能化権を侵害されたことが明らかであり,権利の侵害に係る発信者情報の開示
を受ける正当な理由があると主張して,特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の
制限及び発信者情報の開示に関する法律(以下,単に「法」という。)4条1項
に基づき,経由プロバイダである被告に対し,上記発信者情報の開示を求める事案
である。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年8月3日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)29129請求棄却
損害賠償請求事件
被告トラムシステム株式会社 原告株式会社ブールソフトウェア
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著作権法26条の2 著作権法26条の3
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[概要] 1 原告の有する著作権(プログラムの著作権)
原告の代表者及び従業員は,原告の発意に基づき,原告の職務上,別紙プログラ
ム目録記載の各ソフトウェアプログラム(以下,同目録の番号に対応して「本件プ
ログラム1」などといい,本件プログラム1ないし同3を併せて「本件各プログラ
ム」という。)を作成した。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年7月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)13258一部認容
著作権侵害差止等請求事件
被告株式会社ロイヤル 原告有限会社FUNAZAWA
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著作権法114条2項 民法709条 著作権法112条1項 著作権法15条1項
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侵害 | 70回 | 差止 | 10回 | 損害賠償 | 7回 | ライセンス | 1回 |
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[概要] 1 本件は,「スイマーバ」という商品名の乳幼児用浮き輪(以下「本件商品」
という。)の日本における総代理店である原告が,自らが日本国内において本件商
品を販売する際に同封している説明書(以下「原告説明書」という。)中の別紙原
告説明文目録記載(1)ないし(11)の説明文(以下,それぞれ「原告説明文1」
ないし「原告説明文11」といい,これらを併せて「原告説明文」という。)及び
別紙原告挿絵目録記載(1)ないし(6)の挿絵(以下,それぞれ「原告挿絵1」
ないし「原告挿絵6」といい,これらを併せて「原告挿絵」という。)は,職務著
作として原告が著作者となるところ,直輸入品の販売等を営む被告が,平成26年
12月5日から平成27年3月16日までの間,日本国内において本件商品を販売
する際に同封した説明書(以下「被告説明書」という。)中の別紙被告説明文目録
記載(1)ないし(11)の説明文(以下,それぞれ「被告説明文1」ないし「被
告説明文11」といい,これらを併せて「被告説明文」という。)及び別紙被告挿
絵目録記載(1)ないし(6)の挿絵(以下,それぞれ「被告挿絵1」ないし「被
告挿絵6」といい,これらを併せて「被告挿絵」という。)は,原告説明文及び原
告挿絵を複製したものであり,被告は原告の複製権及び譲渡権並びに著作者人格権
▶判決の詳細
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著作権
平成28年7月19日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)14508
発信者情報開示請求事件
被告株式会社朝日ネット 原告株式会社ポニーキャニオン・クリエイティヴ株式会社
エイベックス・ミュージック
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著作権法96条の2
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[概要] 本件は,レコード会社である原告らが,一般利用者に対してインターネット
接続プロバイダ事業等を行っている被告に対し,氏名不詳者が原告らのレコー
ドに収録された楽曲を複製した音楽ファイルを被告の提供するインターネット
接続サービスを利用して自動公衆送信し得るようにした行為が原告らの送信可
能化権の侵害に当たると主張して,特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の
制限及び発信者情報の開示に関する法律(以下「プロバイダ責任制限法」とい
う。)4条1項に基づき,被告が保有する上記送信可能化権侵害に係る発信者
情報の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年7月19日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)28598請求棄却
著作権侵害等損害賠償請求事件
被告豊橋信用金庫 原告有限会社ADEL
A
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著作権法65条2項 著作権法114条3項 著作権法65条3項 著作権法2条1項12号
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,被告から被告主催のクラシックコンサートの企画・制作等を受託し
ていた原告会社(下記(1)ないし(3))ないし同社の代表取締役である原告A
(下記(4))が,被告に対し,次の各請求をする事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年7月19日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)10559一部認容
著作権侵害差止等請求事件
被告P2 原告P1
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著作権法112条2項 著作権法27条 民事訴訟法61条
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[概要] 1 事案の概要
本件は,日本画家である原告が,同人の撮影した舞妓の写真を利用して日本画を
制作し,その日本画を展覧会に出展した日本画家である被告に対し,著作権(翻案
権,展示権)及び著作者人格権(同一性保持権,公表権)侵害を理由として侵害行
為の差止等(翻案権及び同一性保持権に基づく写真の翻案の差止請求,展示権及び
公表権に基づく絵画の展示,譲渡の差止請求及び廃棄請求)を求めるとともに,不
法行為に基づく損害賠償として合計1980万円(著作権侵害を理由とする損害1
500万円,著作者人格権侵害を理由とする損害300万円,弁護士費用相当の損
害180万円)及びこれに対する不法行為の後の日である平成26年4月9日から
支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年6月29日 知的財産高等裁判所 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10019控訴棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件
控訴人X 被控訴人株式会社復刊ドットコム
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著作権法19条 著作権法19条3項 著作権法112条1項
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[概要] 1 本件は,控訴人が,原判決別紙イラスト目録記載のイラスト(本件イラスト)
の著作者であるところ,被控訴人による原判決別紙書籍目録記載の書籍(本件書籍)
の複製等は,控訴人の有する本件イラストに係る著作権(複製権)及び著作者人格
権(氏名表示権)を侵害する行為である旨主張して,被控訴人に対し,①著作権法
112条1項に基づき,本件書籍の複製等の差止め,②同条2項に基づき,本件書
籍及びその印刷用原版の廃棄,③著作権及び著作者人格権侵害の不法行為による損
害賠償請求権に基づき,損害金737万円(印税相当額の損害570万円,慰謝料
100万円及び弁護士費用67万円の合計額)及びこれに対する不法行為の後の日
である平成27年6月11日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の
年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年6月29日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10042控訴棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件
被告)株式会社テレビマンユニオン林千春 控訴人(一審原告)X 被控訴人(一審被告)株式会社テレビマンユニオン林千春
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著作権法20条 著作権法2条1項15号 著作権法27条 著作権法112条1項
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[概要] 1 事案の概要
本件は,控訴人が,被控訴人が控訴人の著作物である原告各小説を無断で翻案な
いし複製して被告各番組を制作して,控訴人が有する著作権(翻案権,複製権)及
び著作者人格権(同一性保持権,氏名表示権)を侵害したと主張して,被控訴人に
対し,著作権法112条1項に基づき,被告各番組の公衆送信及び被告各番組を収
録したDVDの複製,頒布の差止めを求めるとともに,民法709条に基づく損害
賠償金3200万円及びこれに対する平成25年6月26日(訴状送達の日の翌日)
から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案で
ある。
原審は,控訴人の請求のうち,被告番組1-3-1,被告番組2-5-6,被告
番組3-4-6,被告番組4侵害認定表現部分及び被告番組5侵害認定表現部分が,
それぞれ,控訴人の保有する原告各小説に係る著作権(複製権,翻案権)を侵害す
ると認めて,被告各番組の公衆送信の差止め,同番組を収録したDVDの複製又は
頒布の差止め,及び,30万8659円の損害賠償金(遅延損害金を含む。)の支払
について認容し,その余の請求を棄却した。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年6月27日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10005控訴棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件
被告)国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構被控訴人(一審
)株式会社小学館山本博毅 控訴人(一審原告)X貞松宏輔 被控訴人(一審被告)国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
(一審被告)株式会社小学館山本博毅
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著作権法2条1項15号 著作権法112条1項
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[概要] 1 本件は,本件イラストの著作権を有すると主張する控訴人が,①被控訴人J
AXAが本件イラストのサイズを変更して展示用パネルを制作し,展示した行為,
②被控訴人JAXAが本件イラストを被控訴人JAXAのウェブサイトに掲載した
行為,③被控訴人JAXAが本件イラストの複製物を被控訴人小学館に交付し,被
控訴人小学館が,同複製物を用いて本件イラストの掲載された被控訴人各書籍を出
版した行為が,それぞれ,控訴人の著作権(前記①の行為につき複製権,翻案権,
前記②の行為につき公衆送信権,前記③の行為につき複製権,翻案権,譲渡権)及
び著作者人格権(前記①~③の行為につき氏名表示権,同一性保持権)を侵害する
と主張して(なお,控訴人は,前記③の行為は,被告らの共同不法行為に当たると
主張している。),(1)著作権法112条1項に基づき,被控訴人らに対して本
件イラストの複製又は翻案の差止めを求め(前記第1の2),被控訴人JAXAに
対して本件イラストの自動公衆送信の差止めを求め(前記第1の4),被控訴人小
学館に対して被控訴人各書籍の複製,頒布の差止めを求め(前記第1の5),(2)
同条2項に基づき,被控訴人JAXAに対して前記展示用パネル,本件イラストが
描かれたポジフィルム,その他印刷用フィルム等及び本件イラストの電子データが
▶判決の詳細
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