権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
著作権
平成31年2月5日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成30(ワ)13092
プログラム著作権確認請求並びに著作権侵害差止請求事件
|
著作権法27条 著作権法112条1項 不正競争防止法2条1項4号
|
|
|
[概要] 本件は,別紙対象プログラム目録記載1及び2の各プログラムにつき著作権を
有すると主張する原告らが,①主位的には上記各プログラムの全てにつき著作権
を有することの確認を,予備的には上記各プログラムのうち,後記1⑵ウの登録20
済みプログラムに係るものを除いた残部(以下「非登録プログラム」という。)に
つき著作権を有することの確認を求めるとともに(前記第1の1),②被告にお
いて被告製品を販売する行為が,原告らの上記著作権を侵害すると主張して,著
作権法112条1項,2項に基づき,被告に対し,被告製品の販売差止め・廃棄
等を求める(前記第1の2ないし5)事案である。25
▶判決の詳細
|
著作権
平成31年2月1日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成28(ワ)28925等一部認容
損害賠償請求事件(本訴),使用料規程無効確認請求事件(反訴)
|
著作権法114条3項 著作権法99条1項 著作権法103条 著作権法114条4項
|
許諾 | 112回 | 損害賠償 | 26回 | 無効 | 21回 | 侵害 | 15回 |
|
|
[概要] 本訴は,著作権等管理事業法に基づき登録を受けた著作権等管理事業者で
あり,放送法で定めるテレビジョン放送による地上基幹放送を行う放送事業
者から信託により著作権及び著作隣接権の有線放送権等の管理委託を受けた
原告が,有線テレビジョン放送事業を行っている被告に対し,被告は原告の
許諾を受けることなく平成26年4月1日以降継続して上記放送事業者の地25
上テレビジョン放送を受信して有線放送し,原告の有線放送権(著作権法9
9条1項)を侵害したと主張して,有線放送権侵害の不法行為に基づく損害
賠償請求として,民法709条,著作権法114条3項により,3億591
3万0024円(原告が文化庁長官に届け出た使用料規程に基づく使用料相
当損害金3億2648万1840円及び弁護士費用3264万8184円の
合計額)及びうち1億7812万6438円(平成26年4月1日から平成5
28年3月31日までの分)に対する平成28年9月10日(訴状送達の日
の翌日)から支払済みまで,うち1億8100万3586円(平成28年4
月1日から平成30年3月31日までの分)に対する平成30年4月1日か
ら支払済みまで年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
|
著作権
平成31年1月31日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
|
平成30(ネ)10066控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
被告)株式会社キッズ・カンパニー 控訴人(一審原告)X橋幸二 被控訴人(一審被告)株式会社キッズ・カンパニー
|
著作権法14条 著作権法19条 民法709条 著作権法18条
|
|
|
[概要] かは,原判決に従い,原判決に「原告」とあるのを「控訴人」に,「被告」とある
のを「被控訴人」に,適宜読み替える。なお,書証の掲記は,枝番号を全て含むと
きは,枝番号の記載を省略する。)
▶判決の詳細
|
著作権
平成31年1月24日 大阪地方裁判所
▶概要
|
平成29(ワ)6322請求棄却
損害賠償請求事件
被告有限会社ローテックジャパン
|
著作権法114条3項 著作権法15条1項
|
侵害 | 12回 | 損害賠償 | 11回 | 許諾 | 1回 | ライセンス | 1回 |
|
|
[概要] 1 事案の概要
本件は,原告が,被告に対し,①著作権(複製権及び翻案権)及び著作者人格権
(同一性保持権及び氏名表示権)侵害の不法行為及び違法な従業員の引抜きに係る
不法行為に基づく各損害の賠償並びにこれらに対する不法行為の後である平成29
年8月18日(訴状送達日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合によ25
る遅延損害金の支払,②競業避止義務違反の債務不履行若しくは不法行為又は違法
な競業行為に係る不法行為に基づく損害の一部550万円の賠償及びこれに対する
請求(訴状送達)の日の翌日である平成29年8月18日から支払済みまで商事法
定利率である年6分(不法行為に基づく損害賠償請求については,不法行為の後で
ある同日から支払済みまで民法所定の年5分)の割合による遅延損害金の支払を請
求した事案である。5
なお,原告は当初,本件を別件訴訟(当庁平成28年(ワ)第10854号営業行
為差止等請求事件)における反訴として提起したが,その後,当該反訴を別訴とし
て取り扱うことを希望したため,これを独立の訴えとして取り扱うこととした。そ
して,その後,本件の口頭弁論から顧客情報等の不正取得に関する損害賠償請求に
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年12月26日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成30(ワ)6943請求棄却
損害賠償等請求事件
被告株式会社エンタシス 原告A
|
著作権法112条1項 著作権法2条1項1号
|
|
|
[概要] 1 本件は,別紙物件目録記載1のマニュアル(以下「本件マニュアル」という。)20
を作成した原告が,本件マニュアルは著作物であり,自ら著作権を有するとし,被告
において,本件マニュアルをシンハラ語及び英語に翻訳し,本件マニュアルの内容を
削除し,変形し,又は追加し,著作者としての原告の氏名を誤って表示した別紙物件
目録記載2のマニュアル(以下「被告マニュアル」という。)を作成したことは,本件
マニュアルについての原告の翻案権,同一性保持権及び氏名表示権を侵害する旨を主25
張して,①著作権法112条1項に基づき,被告マニュアルの複製の差止めを求める
とともに,②民法709条の著作権及び著作者人格権侵害の不法行為による損害賠償
請求権に基づく損害賠償金2660万円のうち2500万円の支払を求める事案で
ある(なお,原告は,損害の内訳として後記のとおり主張するところ,その合計額は
2660万円であり,一部請求として2660万円のうち2500万円を請求するも
のと解される。)。5
2 前提事実(当事者間に争いがない又は後掲の証拠(以下,書証番号は特記しな
い限り枝番を含む。)及び弁論の全趣旨により容易に認められる事実)
⑴ 当事者
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年12月11日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成29(ワ)27374一部認容
損害賠償請求事件
被告B
讀賣テレビ放送株式会社 原告A
|
民法719条
|
|
|
[概要] 本件は,作曲等の音楽活動を行う原告が,被告讀賣テレビの放送番組に出演
していた被告Bにおいて原告の創作した未発表の楽曲の一部を原告の許諾なく
同番組内で再生したことにより,被告らが共同して上記楽曲に係る原告の著作10
権(公衆送信権)及び著作者人格権(公表権)を侵害したと主張して,被告ら
に対し,民法719条(共同不法行為)及び著作権法(以下「法」という。)
114条3項に基づき,損害賠償金3307万0400円及びこれに対する不
法行為後である平成28年11月29日から支払済みまで民法所定の年5分の
割合による遅延損害金の連帯支払を求める事案である。15
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年11月15日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成29(ワ)22922請求棄却
著作権に基づく差止等請求事件
被告株式会社筑摩書房 原告株式会社三京房
|
著作権法83条2項 著作権法79条1項 著作権法112条1項 著作権法83条
|
|
|
[概要] 1 事案の要旨
本件は,原告が,質問紙法人格検査(ミネソタ多面的人格目録)の日本語翻10
訳版につき出版権を有し,被告による書籍等(ハンドブック,質問項目記載の
冊子,マークカード及び診断用ソフトウェア)の出版及び頒布が同出版権を侵
害すると主張して,被告に対し,著作権法112条1項及び2項に基づき,同
書籍等の複製及び頒布の差止め,同書籍等及びその印刷用原版の廃棄をそれぞ
れ求める事案である。15
2 前提事実(以下の各事実については,当事者間に争いがないか,後掲各証拠
及び弁論の全趣旨により容易に認められる。)
⑴ 当事者等
ア 原告は,出版を業とする株式会社であり,心理検査の出版を専門に手が
ける。20
イ 被告は,出版等を業とする株式会社である。
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年10月26日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成30(ワ)21931
発信者情報開示請求事件
被告GMOペパボ株式会社尾西祥平
|
|
|
|
[概要] 1 本件は,原告が,被告が運用するレンタルサーバ上のウェブサイト上に掲載さ20
れた写真は原告が撮影した著作物であるから,これを無断で掲載することが原告
の著作権(複製権及び送信可能可権)を侵害することは明らかであるなどと主張
して,被告に対し,特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情
報の開示に関する法律(以下「プロバイダ責任制限法」という。)4条1項に基
づき,上記著作権侵害行為に係る別紙発信者情報目録記載の各情報(以下「本件25
発信者情報」という。)の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年10月9日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
|
平成29(ネ)10101控訴棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件
控訴人公益財団法人生長の家社会事業団
株式会社光明思想社 被控訴人生長の家
Y田中伸一郎
|
著作権法32条 著作権法112条1項 民事訴訟法157条
|
|
|
[概要] 1 本件は,(1) 控訴人事業団が,同控訴人は,言語の著作物である「大調
和の神示」(「『七つの燈薹の點燈者』の神示」あるいは「『七つの灯台の
点灯者』の神示」という題号のときもある。)(本件著作物)の著作権を有
するところ,被控訴人らによる原判決別紙書籍目録記載1及び2の各書籍
(本件各書籍)の出版が控訴人事業団の著作権(複製権)を侵害する旨主張
して,被控訴人らに対し,① 著作権法112条1項及び2項に基づく本件
各書籍の複製,頒布又は販売の申出の差止め及び廃棄(世界聖典普及協会,
日本教文社及び被控訴人生長の家教化部の保管するものを含む。),② 不
法行為に基づく損害賠償金160万円及びこれに対する不法行為の日以後で
ある訴状送達日の翌日(被控訴人生長の家につき平成27年11月19日,
被控訴人Yにつき同月15日)から各支払済みまで民法所定の年5分の割合
による遅延損害金の支払,(2) 控訴人光明思想社が,同控訴人は,「生命
の實相」及び「甘露の法雨」の出版権(各著作物につき,別々の出版権設定
契約に基づくもの。)を有するところ,被控訴人らによる本件各書籍の出版
が控訴人光明思想社の上記各出版権を侵害する旨主張して,被控訴人らに対
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年9月27日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成29(ワ)41277
損害賠償請求事件
被告B
は,原告に対し,232万1500円及びこれに対する平成29年12月
は,アカウント名「F」,ユーザー名「G」との登録によりツイッタ
は,本件写真を複製し,同日,本件写真を自らのツイッター上にアッ
の主張について
が本件写真を掲載する際,「プロの縄師は決して素人モデルなんか吊る
|
著作権法114条3項 著作権法27条
|
|
|
[概要] 本件は,原告が,被告において原告が被写体となっている写真1点(訴状別紙
原告写真目録記載の写真。以下「本件写真」という。)を原告に無断で複製して
インターネット上の短文投稿サイトTwitter(以下「ツイッター」という。)
上にアップロードした行為が,原告の当該写真に係る著作権(複製権及び公衆送25
信権),肖像権及びプライバシー権を侵害すると主張して,被告に対し,不法行
為に基づく損害賠償として,著作権法114条3項による使用料相当額12万1
500円,慰謝料200万円及び弁護士費用20万円の合計232万1500円
及びこれに対する不法行為後である平成29年12月16日(訴状送達日の翌日)
から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案
である。5
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年9月20日 大阪地方裁判所
▶概要
|
平成27(ワ)2570一部認容
著作権侵害差止等請求事件
被告有限会社九州ハワイアン協会
|
民法651条2項 著作権法10条1項3号 著作権法112条1項 民法651条1項
|
許諾 | 50回 | 侵害 | 32回 | 差止 | 12回 | 損害賠償 | 11回 |
|
|
[概要] 1 請求の要旨
ハワイに在住するクムフラ(フラダンスの師匠ないし指導者)である原告は,従
前,フラダンス教室事業を営む被告と契約を締結し,被告ないし被告が実質的に運
営する九州ハワイアン協会(以下「KHA」という。)やその会員に対するフラダ20
ンス等の指導助言を行っていたが,両者の契約関係は解消された。本件は,原告が,
被告に対して,以下の請求をする事案である。
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年9月13日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成30(ワ)12524一部認容
損害賠償請求事件
被告E 原告A
|
著作権法23条1項 著作権法114条
|
許諾 | 10回 | 侵害 | 7回 | 損害賠償 | 6回 | ライセンス | 4回 |
|
|
[概要] 本件は,原告が,被告に対し,原告が著作権を有するイラスト3点を被告がそ
の運営するウェブサイトに掲載した行為は上記各イラストについての原告の送
信可能化権(著作権法23条1項)を侵害するものであると主張して,送信可能
化権侵害の不法行為に基づき,著作権法114条3項により損害賠償金及び遅延
損害金の支払を求める事案である。5
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年8月23日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
|
平成30(ネ)10023控訴棄却
著作権侵害差止等本訴請求,損害賠償反訴請求控訴事件
被告) 控訴人(1審本訴被告・反訴原告) 被控訴人(1審本訴原告・反訴被告)
|
著作権法32条1項 著作権法19条2項 著作権法19条3項 著作権法48条1項1号
|
許諾 | 68回 | 侵害 | 27回 | 損害賠償 | 11回 | 差止 | 10回 |
|
|
[概要] 1 本件は,次の本訴及び反訴から成る事案である。
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年8月2日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成30(ワ)8291請求棄却
損害賠償等請求事件
被告株式会社キッズ・カンパニー 原告A
|
著作権法19条1項 民法709条
|
|
|
[概要] 本件は,原告が,被告に対し,被告が開設するホームページ(以下「被告ホー20
ムページ」という。)において,原告の著作物である書籍2冊(以下「本件各書籍」
と総称する。)を原告以外の者の著作物であるなどと表示し,これが原告の著作
者人格権(氏名表示権)の侵害に当たると主張し,民法709条に基づく損害賠
償金100万円及び不法行為の日の後である平成30年1月16日(訴状送達の
日の翌日)から支払済みまで年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案25
である。
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年7月20日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成30(ワ)8214
民事訴訟 著作権
被告アマゾンジャパン合同会社渋谷洋平
|
|
|
|
[概要] 1 本件は,原告が,被告が運用するインターネットのウェブサイト上に掲載され
た別紙発信者商品画像目録記載の各画像が原告の著作権(複製権又は翻案権及び
公衆送信権)を侵害することは明らかであるなどと主張して,被告に対し,特定
電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律
(以下「プロバイダ責任制限法」という。)4条1項に基づき,別紙発信者情報25
目録記載の各情報の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年7月19日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成30(ワ)6484
発信者情報開示請求事件
被告KDDI株式会社湯川信吾 原告株式会社フライングドッグ
株式会社ポニーキャニオン林幸平
|
|
|
|
[概要] 本件は,レコード製作会社である原告らが,自らの製作に係るレコードにつ
いて送信可能化権を有するところ,氏名不詳者において,当該レコードに収録
された楽曲を無断で複製してコンピュータ内の記録媒体に記録・蔵置し,イン
ターネット接続プロバイダ事業を行っている被告の提供するインターネット接5
続サービスを経由して自動的に送信し得る状態にして,原告らの送信可能化権
を侵害したと主張して,被告に対し,特定電気通信役務提供者の損害賠償責任
の制限及び発信者情報の開示に関する法律(以下「プロバイダ責任制限法」と
いう。)4条1項に基づき,上記氏名不詳者に係る発信者情報の開示を求める
事案である。10
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年6月29日 大阪高等裁判所
▶概要
|
平成30(ネ)433控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
被告)P1 控訴人(一審原告)株式会社WILL 被控訴人(一審被告)P1
|
著作権法114条3項
|
|
|
[概要] 以下で使用する略称は,特に断らない限り,原判決の例による。
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年6月21日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成29(ワ)32433請求棄却
損害賠償等請求事件
被告株式会社マルイチ産商
株式会社テクニカルパートナー
A 原告株式会社マルスジャパン町田麻美
|
著作権法113条2項 著作権法114条3項 著作権法47条の3 著作権法47条の8
|
|
|
[概要] 1 事案の要旨
本件は,原告が,被告マルイチ産商に対してソフトウェア開発委託契約に基づ
き原告が著作権を有するプログラムの使用を許諾していたところ,被告らが違法
に同プログラムの複製又は翻案を行い,また,上記委託契約が終了したにもかか5
わらず,被告マルイチ産商がプログラムの使用を継続し,複製又は翻案している
と主張して,被告らに対し,次の請求をする事案である。
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年6月20日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
|
平成29(ネ)10103等控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
控訴人兼附帯被
株式会社ヨコハマ・モーター(以下「
」という。) 被控訴人兼附帯控訴人株式会社トノックスという。)
有限会社マルチデバイスイス」という。)
|
著作権法2条1項1号 著作権法114条1項 著作権法12条1項
|
|
|
[概要] 1 本件は,キャンピングカー及び特殊車両等の製造等を行っている控訴人が,
消防庁における消防用特殊車両の製造に係る一般競争入札に参加して落札し,自ら
上記車両を製造し,これを消防庁に納入した被控訴人トノックス及びその製造に関
与した被控訴人マルチデバイスに対し,被控訴人トノックスは,不当に安い金額で
上記落札をしたほか,上記車両の製造に当たり控訴人から提供を受けた資料を流用
し,また,被控訴人らは,上記車両の製造に当たって,控訴人が著作権を有する制
御プログラム,タッチパネル画面,取扱説明書及び警告用のシールを複製,翻案し
たと主張して,主位的に,上記一連の行為は不法行為を構成するとして,不法行為
に基づく損害賠償請求(民法709条,719条1項前段)として,予備的に,上
記各著作権侵害の不法行為に基づく損害賠償請求(民法709条,719条1項前
段,著作権法114条1項又は3項)として,損害金4億6750万円及びこれに
対する不法行為の日又はその後の日である平成25年2月13日(被控訴人トノッ
クスが上記車両を消防庁に納車した日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合
による遅延損害金の連帯支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年6月19日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成28(ワ)32742一部認容
著作権侵害差止等請求事件
被告株式会社FCF 原告A
株式会社一竹工房
|
著作権法114条3項 著作権法114条2項 著作権法114条1項 著作権法47条
|
侵害 | 115回 | 許諾 | 85回 | 差止 | 11回 | 損害賠償 | 7回 |
|
|
[概要] 本件は,原告らが,故久保田一竹(以下「故一竹」という。)が開発した「一
竹辻が花」という独自の染色技術を用いた創作着物作品や,その制作工程に関す
る文章及び写真等について著作権及び著作者人格権を有している(具体的には,25
原告Aが,後記一竹作品,制作工程写真及び美術館写真の著作権を有するととも
に,後記制作工程文章及び旧HPコンテンツの著作権及び著作者人格権を有し,
原告工房が,後記工房作品の著作権及び著作者人格権を有する。)ところ,久保
田一竹美術館(以下「一竹美術館」という。)を経営する被告が,同美術館にお
いて販売している商品等に原告らに無断で上記着物作品等を複製等したことによ
り,原告らの著作権(複製権,譲渡権,公衆送信権)及び著作者人格権(同一性5
保持権等)を侵害したと主張して,①原告Aにおいて,被告に対し,著作権法1
12条1項に基づき,別紙「被告配布物目録」1ないし5,7,8,10ないし
12記載の各配布物の複製・頒布の差止め,及び被告のウェブサイトにおける別
紙「被告HP目録」記載の各文章の自動公衆送信等の差止めを求めるとともに,
民法709条及び著作権法114条1項ないし3項に基づき,損害賠償金27610
5万4034円及びこれに対する不法行為後である平成28年9月1日から支払
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年6月15日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成30(ワ)5939
発信者情報開示請求事件
|
|
|
|
[概要] 本件は,別紙対象目録に係る各レコードの送信可能化権を有すると主張する
原告らが,氏名不詳者が上記各レコードを圧縮して複製したファイルをコンピ
ュータ内の記録媒体に記録して蔵置し,被告の提供するインターネット接続サ
ービスを経由して自動公衆送信し得る状態にした行為により上記送信可能化権
を侵害されたことが明らかであり,権利の侵害に係る発信者情報の開示を受け20
る正当な理由があると主張して,特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制
限及び発信者情報の開示に関する法律(以下「プロバイダ責任制限法」とい
う。)4条1項に基づき,経由プロバイダである被告に対し,上記発信者情報
の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年6月7日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成29(ワ)39658一部認容
損害賠償請求事件
被告株式会社スタークラウン中尾義孝 原告A
|
著作権法114条3項 著作権法23条1項
|
|
|
[概要] 本件は,原告が,被告に対し,被告が運営するウェブサイト(以下「本件サイ
ト」という。)に,原告が著作権を有するイラスト3点(以下「本件各イラスト」25
と総称する。)を掲載した行為が送信可能化権(著作権法23条1項)の侵害に当
たると主張して,民法709条及び著作権法114条3項に基づき,損害賠償金
99万円及びこれに対する不法行為日(本件各イラストを掲載した日)である平
成26年7月31日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害
金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年5月28日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
|
平成30(ネ)10002控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
控訴人株式会社ジンセイプロ弘中絵里 被控訴人X
株式会社オフィス亜都夢
|
著作権法114条2項
|
|
|
[概要] 1 本件は,本件宣材写真の著作権者であると主張する控訴人が,ホテルセンチ
ュリー静岡ないしその委託先において本件宣材写真の複製物を掲載した本件チラシ
を作成,頒布したことは,控訴人が有する本件宣材写真の著作権(複製権,譲渡権)
の侵害に当たるところ,かかる侵害行為は被控訴人らがホテルセンチュリー静岡な
いしその委託先をして行わせた共同不法行為であると主張して,被控訴人らに対し,
著作権侵害の不法行為による損害賠償請求権に基づき,損害賠償金330万円及び
これに対する不法行為後の日である平成26年7月16日から支払済みまで民法所
定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年5月24日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成30(ワ)6456
発信者情報開示請求事件
被告ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社 原告株式会社ポニーキャニオン
|
民事訴訟法61条
|
|
|
[概要] 1 本件は,レコード制作会社である原告が,原告が送信可能化権を有するレコ
ードに収録された楽曲を氏名不詳者が無断で複製した上でコンピュータ内の記
録媒体に記録して蔵置し,被告の提供するインターネット接続サービスを経由
して自動的に送信し得る状態にしたことから,上記送信可能化権が侵害された
ことは明らかである等と主張して,被告に対し,特定電気通信役務提供者の損10
害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(以下「プロバイダ責任
制限法」という。)4条1項に基づき,発信者情報の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年4月26日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成29(ワ)29099一部認容
損害賠償等請求事件
原告群馬県立桐生高等学校応援団山紫会
|
著作権法114条3項 著作権法112条1項 著作権法27条 著作権法21条
|
|
|
[概要] 本件は,法人格なき社団である原告が,被告に対し,被告が別紙写真目録記載
の写真(以下「本件写真」という。)を別紙書籍目録記載の各書籍(以下「本件書
籍」と総称する。)に使用し,本件書籍を販売したことが本件写真に係る著作権5
(複製権,翻案権,譲渡権又は著作権法28条に基づく二次的著作物の利用に関
する原著作者の権利)侵害に該当し,原告は本件写真の著作権者から本件写真の
著作権及び被告に対する上記著作権侵害の不法行為に基づく損害賠償請求権(譲
受日までに発生していた請求権)を譲り受けたと主張して,著作権法112条1
項及び2項に基づく本件書籍の印刷,頒布の差止め及び本件書籍のうち本件写真10
を掲載した部分の廃棄並びに民法709条及び著作権法114条3項に基づき,
一部請求として,損害賠償金220万円及びこれに対する不法行為日(本件書籍
の発行日)である平成21年8月20日から支払済みまで民法所定の年5分の割
合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年4月26日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成28(ワ)44243等請求棄却
損害賠償請求事件
|
著作権法14条 著作権法10条3項 民事訴訟法146条1項 著作権法114条2項
|
|
|
[概要] 本件は,①原告が,自らの作成に係る別紙1(甲12の1。以下「本件本体部
分」という。)及び別紙2(甲12の2。以下「本件ライブラリ部分」という。)5
の各ソースコードから成るプログラム(以下「本件プログラム」という。)の著作
権を有しているところ,被告において原告の許諾なく本件プログラムを複製して
販売していることが,原告の上記著作権(複製権又は譲渡権)を侵害すると主張
して,被告に対し,不法行為に基づく損害賠償金209万3600円及びこれに
対する不法行為日以後である平成28年8月16日から民法所定の年5分の割10
合による遅延損害金の支払を求める(本訴)のに対し,②被告が,原告において
被告と交わした電話での通話内容(原告が被告による上記著作権侵害を主張する
内容である。)を録音してインターネット上で配信等した行為が被告の名誉権及
びプライバシー権を侵害すると主張して,原告に対し,不法行為に基づく損害賠
償金55万円及びこれに対する不法行為後である平成29年3月1日から支払15
済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める(反訴)事案
である。
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年4月25日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
|
平成28(ネ)10101控訴棄却
発信者情報開示請求控訴事件
被告)TwitterJapan株式会社被控訴人(1審
)ツイッターインク 控訴人(1審原告)X 被控訴人(1審被告)TwitterJapan株式会社
(1審被告)ツイッターインク
|
著作権法23条1項 著作権法113条6項 著作権法21条 著作権法23条2項
|
|
|
[概要] 本件は,控訴人が,インターネット上の短文投稿サイト「ツイッター」において,
控訴人の著作物である原判決別紙写真目録記載の写真(以下「本件写真」とい
う。)が,①氏名不詳者により無断でアカウントのプロフィール画像として用いら
れ,その後当該アカウントのタイムライン及びツイート(投稿)にも表示されたこ
と,②氏名不詳者により無断で画像付きツイートの一部として用いられ,当該氏名
不詳者のアカウントのタイムラインにも表示されたこと,③氏名不詳者らにより無
断で上記②のツイートのリツイートがされ,当該氏名不詳者らのアカウントのタイ
ムラインに表示されたことにより,控訴人の本件写真についての著作権(複製権,
公衆送信権[送信可能化権を含む。],公衆伝達権。以下,これらを総称して「本
件著作権」という。)及び著作者人格権(氏名表示権,同一性保持権,名誉声望保
持権。以下,これらを総称して「本件著作者人格権」という。)が侵害されたと主
張して,「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に
関する法律」(以下「プロバイダ責任制限法」という。)4条1項に基づき,上記
①~③のそれぞれについて,別紙発信者情報目録記載の情報の開示を求める事案で
ある。
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年4月19日 大阪地方裁判所
▶概要
|
平成29(ワ)781一部認容
損害賠償請求事件
被告株式会社パルコ
|
著作権法2条1項6号 著作権法96条 民法709条 著作権法8条4号
|
許諾 | 69回 | 侵害 | 13回 | ライセンス | 8回 | 損害賠償 | 3回 |
|
|
[概要] 1 請求の要旨
本件は,レコード会社である原告が,自己が販売する音楽CDに収録されている
楽曲がBGMとして使用されている映画を複製した,外国映画の配給会社である被25
告に対し,レコード製作者の権利(複製権)侵害を理由として,民法709条に基
づき,損害賠償金635万円及びこれに対する不法行為の後の日である平成29年
2月26日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合によ
る遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年4月13日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成30(ワ)274
発信者情報開示請求事件
被告ソフトバンク株式会社梶原圭
|
著作権法30条 著作権法30条1項 著作権法2条1項1号
|
|
|
[概要] 本件は,原告が,氏名不詳者がインターネット上のブログに投稿した記事は
原告が著作権を有し又はその肖像が写った写真を複製するなどして不特定多数
に送信したものであるから,同行為により原告の著作権(複製権及び公衆送信
権)及び肖像権が侵害されたことは明らかであると主張して,特定電気通信役
務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(以下「プ
ロバイダ責任制限法」という。)4条1項の開示関係役務提供者である被告に5
対し,同項に基づき,被告の保有する発信者情報の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年3月29日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成29(ワ)672等請求棄却
損害賠償請求事件
|
民法90条 著作権法2条1項15号 著作権法114条2項
|
|
|
[概要] 本件は,原告が,被告において原告の販売する写真素材を原告に無断でイラス
ト化して自らの作品に使用して販売した行為が,原告の当該写真素材に係る著作
権(複製権,翻案権及び譲渡権)を侵害すると主張して,被告に対し,不法行為
に基づき,損害賠償金62万3000円及びこれに対する不法行為後である平成
28年10月1日から支払済みまで商事法定利率年6分の割合による遅延損害金
の支払を求める(本訴)のに対し,被告が,本件本訴の提起を含む原告による過5
大な損害賠償請求等が不法行為に当たると主張して,原告に対し,不法行為に基
づき,損害賠償金9万2200円及びこれに対する不法行為後である平成29年
5月11日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を
求める(反訴)事案である。
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年3月29日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成29(ワ)19660一部認容
損害賠償請求事件
被告A 原告株式会社WILL
|
著作権法114条3項 著作権法23条1項 民法90条 著作権法29条1項
|
|
|
[概要] 1 原告の主張(請求原因)25
⑴ 原告は,映画・ビデオの映像製作,編集業務,販売及びその企画営業代行業務
並びにそのコンサルタント業務等を営む株式会社である。
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年3月26日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成29(ワ)25465一部認容
著作者人格権確認等請求事件
被告カルビー株式会社 原告A
|
|
|
|
[概要] 1 請求の概要
本件は,原告が,①被告が製造し販売するスナック菓子「かっぱえびせん」の広10
告用に昭和39年に制作されたテレビコマーシャル(以下「本件CM」という。)
は,当時株式会社大広(以下「大広」という。)の放送制作部に所属していた原告
が制作したものであるとして,被告に対し,原告が本件CMを制作した事実の確認
を求め,②被告は,原告との間で,原告がかっぱえびせんのキャッチフレーズであ
る「やめられない,とまらない」のフレーズ(以下「本件キャッチフレーズ」とい15
う。)を考えた本人であるとの事実を被告の社内報に掲載することを約したのにこ
れを行っていないとして,被告に対し,被告の社内報及びホームページへの上記事
実を記載した記事の掲載を求め,③被告は,毎日新聞及び日本テレビをして本件キ
ャッチフレーズが被告の社内会議にて誕生した旨を報道させ,原告の名誉を毀損し
たとして,被告に対し,不法行為による損害賠償請求権に基づき,損害賠償金7520
00万円の支払を求め,④被告は,原告に対して複数の書面を送付し,原告を侮辱
したとして,被告に対し,不法行為による損害賠償請求権に基づき,損害賠償金7
500万円の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年3月23日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成29(ワ)35891
損害賠償請求(著作権等侵害)事件
被告Dacoon株式会社前田真樹
は,iPhone・Androidアプリの開発,ウェブサイトの企
は,上記アップロードにつき,プロバイダ責任制限法4条1項の開示 原告が
写真について著作権及び著作者人格権を有するとの点については
が著作権及び著作者人格権を有するものと認めるのが相当である。
|
|
|
|
[概要] 1 本件は,原告が,氏名不詳者がインターネット上のウェブサイトにアップロ
ードした画像は原告が著作権及び著作者人格権を有する写真を複製するなどし
て作成したものであるから,同行為により原告の権利が侵害されたことは明ら25
かであると主張して,特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信
者情報の開示に関する法律(以下「プロバイダ責任制限法」という。)4条1
項の開示関係役務提供者である被告に対し,同項に基づき,被告の保有する発
信者情報の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年3月19日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成30(ネ)10008
独立当事者加事件
控訴人Y 被控訴人株式会社幻戯書房
|
著作権法112条1項 民事訴訟法115条 民事訴訟法338条1項3号 民事訴訟法47条
|
|
|
[概要] 1 確定判決の存在及び再審の訴えの提起等
一件記録によれば,以下の事実が認められる。
(1) 控訴人は,被控訴人を被告として,東京地方裁判所平成25年(ワ)第2
2541号損害賠償等請求事件を提起したが,同裁判所は,平成27年1月22日,
控訴人の請求をいずれも棄却する旨の判決を言い渡した。
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年3月19日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成29(ワ)20452請求棄却
著作権侵害差止等請求事件
被告B
|
著作権法29条1項 著作権法16条 著作権法18条1項 著作権法112条1項
|
侵害 | 22回 | 損害賠償 | 8回 | ライセンス | 2回 | 差止 | 2回 |
|
|
[概要] 1 請求の概要
本件は,別紙著作物目録記載の映画(以下「本件映画」という。)の共同著作者20
であり,同映画の著作権者であると主張する原告が,本件映画の監督である被告が
本件映画のマスターテープ(以下「本件マスターテープ」という。)を引き渡さず
に行方をくらませた行為は,原告が有していた同マスターテープの所有権を侵害す
る不法行為である,被告が本件映画をインターネット上の動画共有サイト「You
Tube」(以下「本件サイト」という。)にアップロードした行為(以下「本件25
アップロード行為」という,)は,本件映画につき原告が有する著作権(公衆送信
権)を侵害するとともに,原告をプロデューサーとして表示しない点及び劇場用映
画として制作された本件映画をインターネットで公表する点において,本件映画に
つき原告が有する著作者人格権(氏名表示権及び公表権)を侵害する行為であり,
被告が今後本件映画を上映,複製,公衆送信若しくは送信可能化し又はその複製物
を頒布する(以下,これらの行為を総称して「上映等」という。)おそれがあると5
主張して,被告に対し,著作権法112条1項に基づき,本件映画の上映等の差止
めを求めると共に,本件マスターテープの所有権侵害の不法行為による損害賠償請
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年3月16日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成29(ワ)29065
損害賠償請求事件
被告A
|
民法724条 著作権法2条1項10号 著作権法23条1項 著作権法114条3項
|
|
|
[概要] 1 本件は,原告が,被告に対し,被告は,株式会社CA(以下「CA」という。)
の著作物である別紙著作物目録記載の映画の著作物(以下「本件著作物」とい
う。)のデータをインターネット上のサーバーにアップロードしてその公衆送
信権を侵害したところ,原告は,CAの被告に対する同侵害行為による損害賠20
償請求権を吸収合併によりCAから承継したと主張して,民法709条及び著
作権法114条3項により,損害賠償金85万0085円及びこれに対する不
法行為の後の日である平成29年10月3日(訴状送達の日の翌日)から支払
済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年2月28日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成29(ワ)39440
発信者情報開示請求事件
原告有限会社プレステージ
|
著作権法14条 著作権法17条1項
|
|
|
[概要] 1 本件は,別紙3著作物目録記載の各映画の著作物(以下,同目録の番号に対
応して「本件著作物1」などといい,併せて「本件各著作物」という。)の著作権
者であると主張する原告が,氏名不詳者(後述する本件各動画の番号に対応して,
「本件投稿者1」などといい,併せて「本件各投稿者」という。)が被告の提供す
るインターネット接続サービスを経由してインターネット上のウェブサイト「FC
2動画アダルト」(以下「本件サイト」という。)にアップロードした別紙2動画5
目録記載の各動画(以下,同目録の番号に対応して「本件動画1」などといい,こ
れらを併せて「本件各動画」という。)について,本件各動画は,それぞれ対応す
る番号の本件各著作物の複製物であるから,本件各投稿者による上記各アップロー
ド行為により原告の有する本件各著作物の著作権(公衆送信権)がそれぞれ侵害さ
れたことが明らかであり,本件各投稿者に対する損害賠償請求権の行使のために本10
件各動画に係る別紙1発信者情報目録記載の各情報(以下「本件各発信者情報」と
いう。)の開示を受ける必要があると主張して,特定電気通信役務提供者の損害賠
償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(以下,単に「法」という。)4
条1項に基づき,被告に対し,本件各発信者情報の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年2月27日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
|
平成29(行コ)10003控訴棄却
是正処置命令等義務付け請求及び法律構成の矛盾等是正控訴事件
控訴人X 被控訴人国
|
|
|
|
[概要] 請求の原因は,原判決別紙訴状及び訴状訂正申立書の各写し記載のとおりである
から,これを引用する。控訴人の当審における主張は,別紙平成29年10月28
日付け「準備書面Ⅸ」及び平成29年11月6日付け「誤字と訂正・補填とするお
知らせ」の各写し記載のとおりである。
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年2月21日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成28(ワ)37339
著作権侵害差止等請求本訴事件,損害賠償請求
|
著作権法32条1項 著作権法19条2項 著作権法114条3項 著作権法18条
|
許諾 | 44回 | 侵害 | 44回 | 差止 | 20回 | 損害賠償 | 12回 |
|
|
[概要] 1 請求の内容
⑴ 本訴事件
本訴事件は,別紙1著作物目録記載1ないし4の各映像(以下,番号に対応して
「本件映像1」などといい,併せて「本件各映像」という。)の著作者及び著作権
者である原告が,被告が原告の許諾なく本件各映像を使用して製作した別紙3映画
目録記載の映画(以下「本件映画」という。)につき,⑴被告が本件映画を上映す5
る行為は本件各映像につき原告が有する上映権(著作権法22条)を侵害する,⑵
被告が本件映画を記録したDVDを販売する行為は本件各映像につき原告が有する
頒布権(著作権法26条1項)を侵害する,⑶被告が本件映画の上映に際して原告
の名称を表示しなかったことは本件各映像につき原告が有する氏名表示権(著作権
法19条1項)を侵害する,⑷本件映像2のうち別紙2-2「著作物目録の著作物10
2」の⑪ないし⑯の部分(約8秒。同別紙に「未公表部分」との記載のあるもの)
及び本件映像4(原告第2準備書面5頁に「原告著作物3」とあるのは,同準備書
面別紙の記載に照らし,「原告著作物4」の誤記と認められる。)のうち別紙2-
4「著作物目録の著作物4」の①ないし④の部分(約5秒。同別紙に「未公表部分」
▶判決の詳細
|
著作権
平成30年1月30日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成29(ワ)35928
民事訴訟 著作権
被告ソニーネットワークコミュニ 原告株式会社MAXING提箸欣也
|
著作権法14条 著作権法23条1項
|
|
|
[概要] 本件は,原告が,被告に対し,氏名不詳者が被告の提供するインターネット接
続サービスを利用してインターネット上の動画共有サイトに原告が著作権を有
する映像作品を複製して作成した動画のデータをアップロードした行為により,
原告の公衆送信権(著作権法23条1項)が侵害されたと主張して,特定電気通5
信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(以下
「プロバイダ責任制限法」という。)4条1項に基づき,被告が保有する発信者情
報の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
|