権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
著作権
平成28年6月8日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)8615請求棄却
地位確認請求事件
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民法90条 民法1条2項
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[概要] 1 事案の概要
原告らは,コミュニティ放送(放送法施行規則別表第五号(注)九のコミュニテ
ィ放送をいう。以下同じ。)を行う放送局(FMラジオ局)を運営する株式会社で
あり,各原告が運営する各放送局の放送番組の一つとして,それぞれラジオ音楽番
組を地上波により放送(以下「地上波放送」という。)しているところ,同ラジ
オ音楽番組の地上波放送と同時に,株式会社エムティアイ(以下「MTI」とい
う。)が運営するスマートフォン及びパソコン向け無料配信サービス「List
en Radio」(以下「リスラジ」という。)においてインターネット配信
している(以下,各原告による同ラジオ音楽番組のインターネット配信を併せて
「本件各番組配信」という。また,各原告がそれぞれ運営する放送局において地
上波放送し,リスラジを通じて配信しているラジオ音楽番組のリスラジにおける番
組名は,別紙「各原告の音楽番組名」記載のとおり,放送局やリスラジにおけるチ
ャンネルにより異なることがあるが,以下,各原告らがリスラジを通じてインタ
ーネット配信している各ラジオ音楽番組を併せて「本件各音楽番組」という。)。
リスラジにおける「おすすめ番組まとめ」チャンネルには,各原告の本件各音楽
▶判決の詳細
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著作権
平成28年5月26日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10002控訴棄却
証書真否確認等請求控訴事件
控訴人株式会社サウンド・フューチャー
X 被控訴人エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社
エイベックス・デジタル株式会社
エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ株式会社
エイベックス・ミュージック・パブリッシング株式会社
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民法709条
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[概要] 本判決の略称は,特段の断りがない限り,原判決に従う。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年5月20日 大阪高等裁判所
▶概要
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平成28(ネ)25控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
控訴人A 被控訴人岩出市
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[概要] 1 事案の要旨
原審における本件は,岩出市議会議員である控訴人が,被控訴人に対し,岩
出市議会は,控訴人が市議会広報誌「いわで議会だより」用に提出した原稿を,
控訴人に無断で編集して上記広報誌に掲載し,控訴人の著作権を侵害したと主
張して,国家賠償法1条1項に基づく損害賠償請求として,10万円及びこれ
に対する訴状送達の日の翌日である平成26年9月14日から支払済みまで民
法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年5月19日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)21850請求棄却
楽曲演奏禁止等請求事件
被告Y
Zクエンタテインメント
株式会社ソニー・ミュージッ
テレビせとうち株式会社クダイレクト
株式会社ソニー・ミュージッ 原告XMine‐Changこと
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著作権法114条2項
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[概要] 本件は,別紙楽譜目録記載2の楽曲(以下「原告楽曲」という。)の著作者
である原告が,被告Y,被告Z及び被告SMEが原告楽曲に依拠してこれに類
似した被告楽曲を創作し,被告TSCがこれを番組内で放送し,被告SMDが
これを収録したDVDその他の物を販売したことが原告の著作権(複製権又は
編曲権)及び著作者人格権(同一性保持権及び氏名表示権)を侵害していると
主張して,被告らに対し,①著作権法112条に基づき被告楽曲の演奏,複製
等及びこれを録音又は録画したCD,DVDその他の物の複製等の禁止を求め
るとともに,②民法709条,著作権法114条2項に基づき,損害賠償金
(被告Y,被告Z及び被告SMEに対し9000万円,被告TSCに対し70
00万円,被告SMDに対し6000万円)及びこれに対する不法行為の後で
ある訴状送達日の翌日(被告Yにつき平成27年9月3日,その余の被告につ
き同月2日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の連
帯支払を求める事案である。
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著作権
平成28年4月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)18469請求棄却
損害賠償等請求事件
被告株式会社朝日新聞社秋山淳 原告A中村秀一
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著作権法21条 著作権法41条 著作権法115条
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[概要] 本件は,原告が,新聞社である被告に対し,被告が発行する新聞の記事に原
告の執筆したブログの一部を引用したことが原告の複製権(著作権法21条)
及び同一性保持権(同法20条)の侵害に当たるとともに,原告を取材せずに
記事を掲載した行為が不法行為に当たると主張して,①民法709条に基づく
損害賠償金352万円及びこれに対する最終の不法行為の日である平成24年
7月11日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支
払,②著作権法115条及び人格権に基づく名誉回復措置として謝罪広告の掲
載を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年4月28日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)12757
損害賠償請求事件
被告株式会社アドモーション 原告P1
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民法709条
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[概要] 原告は,別紙「請求の原因」のとおり,請求の原因を述べた。
第2 原告の著作権(原告による本件著作物の制作)
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著作権
平成28年4月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)27220請求棄却
著作権侵害行為差止等請求事件 (子供の知的能力を発達させる練習用箸)
被告スケーター株式会社 原告株式会社ケイジェイシー
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著作権法2条1項1号 不正競争防止法2条1項1号 著作権法112条1項 著作権法10条1項6号
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[概要] 1 本件は,「エジソンのお箸」という商品名の幼児用箸を製造販売している原
告が,「デラックストレーニング箸」という商品名の幼児用箸を製造販売している
被告に対し,自らが別紙原告著作物目録1記載の図画(以下「原告図画」という。)
及び別紙原告著作物目録2記載1ないし19の各幼児用箸(以下,同目録の番号に
従い「原告製品1」などといい,これらを併せて「原告各製品」という。)に係る
各著作権を有すること(なお,原告各製品のうち,上部の部材に記載又は成形され
たキャラクターの図柄又は立体像については,原告も著作権を主張しているもので
はないと解される。)を前提に,被告による被告商品目録記載1ないし20の各幼
児用箸(以下,同目録の番号に従い「被告商品1」などといい,これらを併せて「被
告各商品」という。)の製造販売が上記各著作権(複製権及び翻案権)を侵害する
旨主張して,被告に対し,①著作権法112条1項・2項に基づき,被告各商品の
製造及び販売の差止め並びに廃棄を求めるとともに,②平成25年1月から平成2
7年9月28日(訴え提起時現在)までの間における上記各著作権侵害を内容とす
る不法行為に基づく損害賠償請求として,2400万円の内金100万円及びこれ
に対する不法行為の後である同年11月13日(訴状送達の日の翌日)から支払済
▶判決の詳細
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著作権
平成28年4月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)2419
発信者情報開示請求事件
被告KDDI株式会社 原告A
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著作権法14条 著作権法15条1項 著作権法10条1項8号
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[概要] 1 本件は,別紙原告写真目録記載1及び2の各写真(以下,符号に対応して「本
件写真1」,「本件写真2」といい,併せて「本件各写真」という。)の著作者で
あり,本件各写真の著作権を有すると主張する原告が,氏名不詳者(以下「本件投
稿者」という。)が被告の提供するインターネット接続サービスを経由してインタ
ーネット上のウェブサイト「NAVERまとめ」(以下「本件サイト」という。)
に投稿した記事(以下「本件記事」という。)中に掲載されている別紙投稿写真目
録記載1及び2の各写真(以下,符号に対応して「本件投稿写真1」,「本件投稿
写真2」といい,併せて「本件各投稿写真」という。)は,それぞれ本件写真1及
び同2を複製したものであるから,本件投稿者が本件記事を本件サイトに投稿した
行為により原告の有する著作権及び著作者人格権が侵害されたことは明らかであり,
本件投稿者に対する損害賠償請求権の行使のために本件記事に係る別紙発信者情報
目録記載の情報(以下「本件発信者情報」という。)の開示を受ける必要があると
主張して,特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に
関する法律(以下,単に「法」という。)4条1項に基づき,経由プロバイダであ
る被告に対し,本件発信者情報の開示を求める事案である。
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著作権
平成28年4月27日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ネ)10059控訴棄却
損害賠償等,著作権侵害差止等,損害賠償(反訴)請求控訴事件
控訴人兼附帯被
株式会社ニック
兼附帯被
株式会社あすみ技研
兼附帯被
X 被控訴人兼附帯控訴人協和界面科学株式会社
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不正競争防止法2条6項 著作権法114条1項 不正競争防止法2条1項7号 不正競争防止法2条1項15号
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[概要] 1 事案の要旨
(1) 原審の事案の概要
ア 原審A事件
被控訴人は,①原判決別紙被告プログラム目録1記載のプログラム(被告旧バー
ジョン)のうち「接触角計算(液滴法)プログラム」(被告旧接触角計算(液滴法)
プログラム)は,控訴人ニックが控訴人Xの担当の下に原判決別紙原告プログラム
目録記載のプログラム(原告プログラム)のうち「接触角計算(液滴法)プログラ
ム」(原告接触角計算(液滴法)プログラム)を複製又は翻案したものであり,控
訴人ニックが被告旧バージョンを搭載した製品(自動接触角計)を製造,販売する
ことは,被控訴人の原告接触角計算(液滴法)プログラムに対する著作権を侵害す
る行為であり,②控訴人Xが,被控訴人の営業秘密である原告プログラムのソース
コード(以下「原告ソースコード」という。)や原判決別紙アルゴリズム一覧記載
のアルゴリズム(原告アルゴリズム)を控訴人ニックに不正に開示し,控訴人ニッ
クがこれを不正に取得したことは,不正競争防止法2条1項7号及び8号に該当す
る行為であり,③控訴人X及び控訴人ニックが,原告ソースコードや原告アルゴリ
▶判決の詳細
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著作権
平成28年4月21日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)28086請求棄却
損害賠償等請求事件
被告Y 原告X
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民法1条 著作権法114条3項 著作権法2条1項1号
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[概要] 本件は,原告が,宇多田ヒカル名義の編集著作物であるCDアルバム「Fi
rst Love」(以下「本件アルバム」という。)及び「誰かの願いが叶う
ころ」と題する楽曲の歌詞(以下,これと本件アルバムを併せて「原告著作権
主張作品」という。)の共同著作者であり,「B&C」,「はやとちり」及び「W
ait&See~リスク~」と題する各楽曲の歌詞(以下「原告関与主張歌詞」
と総称する。)の被告による創作に関与したが,被告が原告の氏名を表示せず,
被告のみが著作者として利益を得ており,これにより原告が損害を被ったと主
張して,被告に対し,①著作権法2条,12条1項,19条1項及び115条
に基づきウェブサイト上に原告の氏名及び謝辞を表示すること(第1請求),
②民法1条,90条及び91条に基づき被告が原告と合意した上で著作物を発
表する前に原告に通知等を行うこと(第2請求),③民法709条,著作権法
114条3項に基づき原告著作権主張作品及び原告関与主張歌詞から受領すべ
き金員を支払うこと(第3請求),④民法709条,710条に基づき損害賠
償金1339万1000円を支払うこと(第4請求),⑤著作権法115条及
び民法723条に基づき原告著作権主張作品及び原告関与主張歌詞の創作に原
▶判決の詳細
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著作権
平成28年4月21日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)13760一部認容
損害賠償請求事件
被告A 原告株式会社CA佐藤裕紀
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著作権法114条3項 著作権法114条1項 著作権法23条1項
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[概要] 本件は,原告が,被告に対し,原告は別紙著作物目録記載の映像作品(以下,
同目録記載の番号により「本件著作物1」などという。)の著作権を有すると
ころ,被告が本件著作物1及び2のデータを動画共有サイトのサーバーにアッ
プロードした行為が公衆送信権(著作権法23条1項)の侵害に当たると主張
して,民法709条及び著作権法114条1項(主位的)又は3項(予備的)
に基づき,損害賠償金1475万4090円(内金請求)及びうち518万3
880円に対する本件著作物1に係る不法行為の日である平成25年10月5
日から,うち957万0210円に対する本件著作物2に係る不法行為の日で
ある同月4日から各支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の
支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年4月21日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)21304請求棄却
著作権侵害差止等請求事件
被告株式会社グラファイトデザイン 原告AことX
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民法704条 著作権法112条1項 民法703条 著作権法2条1項1号
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[概要] 本件は,原告が,被告に対し,別紙原告デザイン目録記載1のゴルフクラブ
のシャフトの外装デザイン(以下「本件シャフトデザイン」という。)及びそ
の基となった同記載2の原画(以下「本件原画」という。)並びに同記載3の
カタログの表紙デザイン(以下「本件カタログデザイン」という。)はいずれ
も原告の著作物であるところ,被告の販売する被告シャフトは本件シャフトデ
ザインの特徴を全て踏襲した上で配色,パターンの位置等を変えたものである
から本件シャフトデザイン(予備的に本件原画)に係る原告の著作権(翻案権,
二次的著作物の譲渡権)及び同一性保持権を侵害し,また,被告の頒布する被
告カタログは本件カタログデザインの特徴を全て踏襲した上で配色,パターン
の位置等を変えたものであるから本件カタログデザインに係る原告の同一性保
持権を侵害しているとして, ① 被告シャフト5~8による著作権侵害につき
民法703条,704条に基づく使用料相当額の不当利得金5400万円及び
利息の返還,② 被告シャフト及び被告カタログによる同一性保持権侵害につ
き民法709条に基づく慰謝料(一部請求)425万円及び遅延損害金の支払,
③ 被告シャフト及び被告カタログによる同一性保持権侵害につき著作権法1
▶判決の詳細
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著作権
平成28年4月7日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(モ)40004
保全異議申立事件
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著作権法64条1項 著作権法112条1項 著作権法19条3項 著作権法20条1項
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侵害 | 82回 | 差止 | 60回 | 許諾 | 34回 | 間接侵害 | 14回 |
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[概要] 1 事案の概要
債権者は,自らが編集著作物たる別紙著作物目録記載の雑誌『著作権判例百選[第
4版]』(以下「本件著作物」という。)の共同著作者の一人であることを前提に,
債務者が発行しようとしている別紙雑誌目録記載の雑誌『著作権判例百選[第5版]』
(以下「本件雑誌」という。)は本件著作物を翻案したものであるなどと主張して,
本件著作物の①翻案権並びに二次的著作物の利用に関する原著作物の著作者の権利
(著作権法28条)を介して有する複製権,譲渡権及び貸与権又は②著作者人格権
(氏名表示権及び同一性保持権)に基づく差止請求権(以下「本件差止請求権」と
もいい,これに係る差止請求を「本件差止請求」ともいう。)を被保全権利として,
債務者による本件雑誌の複製,頒布,頒布する目的をもってする所持又は頒布する
旨の申出(以下,併せて「複製・頒布等」ということがある。)を差し止める旨の
仮処分命令を求めた(以下「本件仮処分申立て」という。)。当裁判所は,本件仮
処分申立てには理由があると判断し,平成27年10月26日,「債務者は,別紙
雑誌目録記載の雑誌の複製,頒布,頒布する目的をもってする所持又は頒布する旨
の申出をしてはならない。」との仮処分決定(以下「本件仮処分決定」という。)
▶判決の詳細
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著作権
平成28年3月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)24749一部認容
印税等請求事件
被告株式会社ジヤパンタイムズ 原告A
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[概要] 本件は,被告から出版された「中日英ビジネス用語辞典 会計・金融・法律」
(以下「本件書籍」という。)の編著者である原告が,被告との間で締結した
本件書籍の出版契約(以下「本件契約」という。)に基づく印税が未払である
などと主張して,被告に対し,①本件契約に基づく印税140万円及びこれに
対する支払日である平成26年5月15日から支払済みまで商事法定利率年6
分の割合による遅延損害金の支払(上記第1の1。以下「本件請求1」とい
う。),②被告による印税の過少申告という不法行為に基づく損害賠償金108
0万円及びこれに対する不法行為の後の日である平成27年9月26日(訴状
送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金
の支払(上記第1の2。以下「本件請求2」という。)をそれぞれ求めるとと
もに,③本件契約17条に係る文言についての原告の解釈が正しいことを認め
るよう求め(第1の3。以下「本件請求3」という。),また,④本件契約18
条に規定する発行部数を証する全ての証拠書類について,本件契約が定める保
存期間の満了日からさらに2年間延長することを求める(第1の4。以下「本
件請求4」という。)事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年3月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)28704一部認容
著作権侵害差止等請求事件
被告A
BAと併せて「
ら」という。) 原告一般社団法人日本音楽著作権協会
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著作権法112条1項 民事訴訟法135条 著作権法114条3項
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許諾 | 103回 | 侵害 | 45回 | 差止 | 29回 | 損害賠償 | 17回 |
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[概要] 1 本件は,著作権等管理事業者である原告が,被告らに対し,別紙1店舗目録
記載の店舗(以下「本件店舗」といい,同目録(1)の店舗を「本件店舗6階部分」
といい,同目録(2)の店舗を「本件店舗5階部分」という。)を被告らが共同経
営しているところ,被告らが原告との間で利用許諾契約を締結しないまま同店
内でライブを開催し,原告が管理する著作物を演奏(歌唱を含む)させている
ことが,原告の有する著作権(演奏権)侵害に当たると主張して,①上記著作
物の演奏・歌唱による使用の差止めを求め,②主位的に著作権侵害の不法行為
に基づく損害賠償請求として,予備的に悪意の受益者に対する不当利得返還請
求として,連帯して,使用料相当額,弁護士費用及び使用料相当額について平
成27年10月31日までに生じた確定遅延損害金又は利息金合計703万5
519円並びにうち616万3064円(使用料相当額及び弁護士費用)に対
する同年11月1日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害
金又は利息金の支払を求めるとともに,③不法行為に基づく損害賠償請求又は
不当利得に基づく返還請求として,平成27年11月1日から上記著作物の使
用終了に至るまで,連帯して,使用料相当額月6万3504円の支払を求める
▶判決の詳細
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著作権
平成28年3月24日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)7614
損害賠償請求事件
被告P1 原告トリンブル・ソリューションズ社
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著作権法114条3項 民事訴訟法61条
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ライセンス | 40回 | 侵害 | 14回 | 許諾 | 6回 | 損害賠償 | 2回 |
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[概要] 本件は,別紙プログラム目録記載のプログラム(以下「本件プログラム」という。)
の著作権者である原告が,同プログラムの不正コピー品を購入しコンピュータにイ
ンストールして利用した被告に対し,不法行為に基づく損害賠償請求として836
万円及びこれに対する不法行為の日の後である平成24年11月1日から支払済
みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年3月23日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10102控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
控訴人株式会社カンバス朝吹英太 被控訴人株式会社フェイス
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著作権法27条 民事訴訟法232条 著作権法114条1項 民事訴訟法232条1項
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[概要] 1 事案の要旨
(1) 本件請求の要旨
本件は,控訴人が,被控訴人に対し,被控訴人が製造,販売する「Babel」とい
う名称の字幕制作用ソフトウェア(被控訴人プログラム)が,控訴人が製造,販売
する「SST G1」という名称の字幕制作用ソフトウェア(控訴人プログラム)の複
製又は翻案であるとして,①著作権(複製権,翻案権又は譲渡権)に基づき,被控
訴人プログラムの複製等の差止め及び被控訴人プログラムの廃棄を求めるとともに,
②不法行為に基づき,平成25年2月1日から同年8月9日までの損害賠償金48
44万1393円(著作権法114条1項適用,平成26年3月5日付けで請求拡
張)及びこれに対する不法行為後である訴状送達日の翌日(平成25年7月20日)
から支払済みまで商事法定利率年6分の割合による遅延損害金の支払を求める事案
である。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年3月15日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)7540
発信者情報開示請求
被告さくらインターネット株式会社 原告共和ゴム株式会社
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不正競争防止法2条1項12号 著作権法32条 著作権法32条1項 不正競争防止法2条9項
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[概要] 本件は,インターネット上のウェブサイトに使用されるドメイン名あるいは
ウェブページの掲載記事の流通によって権利を侵害されたとする原告が,不正
競争防止法2条1項12号の不正競争又は著作権侵害を理由とする損害賠償請
求権等の行使のために,問題とするウェブページで特定されるウェブサイトが
開設されたレンタルサーバーを保有,管理する被告に対し,特定電気通信役務
提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律4条1項に基
づき,発信者情報(氏名又は名称,住所)の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年3月4日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)37302一部認容
民事訴訟 著作権
被告A 原告創価学会
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著作権法114条3項 著作権法15条1項
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,別紙写真目録記載の写真(以下「本件写真」という。)の著作者で
あると主張する原告が,別紙投稿記事目録記載1ないし29の各記事(以下,
同目録の番号に従って「被告記事1」などといい,各記事を併せて「被告各記
事」という。)をインターネット上の電子掲示板に投稿した被告に対し,本件
各記事に掲載された写真は,原告が本件写真について有する著作権(複製権,
翻案権,公衆送信権)及び著作者人格権(同一性保持権)を侵害するものであ
るとして,不法行為に基づく損害賠償として350万円及びこれに対する平成
28年1月22日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分
の割合による遅延損害金の各支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年2月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)25479請求棄却
害賠償等請求事件
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民法641条 民法656条
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[概要] 1 本件は,原告が,株式会社である被告に対し,季刊誌『マダムトモコ』(以
下「本件雑誌」という。)の編集,デザイン,レイアウト等に関する請負契約ない
し継続的取引契約(以下「本件契約」という。)を平成26年2月21日に一方的
に解除された旨主張して,民法641条などに基づく損害賠償請求として,270
万7635円及びこれに対する訴状送達の日の翌日である同年10月17日から支
払済みまでの商事法定利率年6分の割合による遅延損害金の支払を求める事案であ
る。
2 前提事実(当事者間に争いのない事実並びに掲記の証拠及び弁論の全趣旨に
より容易に認められる事実。なお,書証番号は,特記しない限り枝番の記載を省略
する。また,原告本人尋問の結果及び被告代表者尋問の結果については,本人調書
別紙速記録中,当該供述が記載された該当頁を付記する。)
(1) 当事者及び本件雑誌
ア 原告は,「Aⅰデザイン事務所」という屋号で,雑誌やポスターのデザイン
等の業務を営んでいた者である(甲24,弁論の全趣旨)。
イ 被告は,婦人服の企画,製造,販売等を業とする株式会社であり,本件雑誌
▶判決の詳細
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著作権
平成28年2月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)28071等一部認容
著作権侵害行為差止等請求事件(本訴事件),損害賠償請求反訴事件(反訴事件)
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民法545条1項 著作権法112条1項 著作権法112条2項 民法415条
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[概要] 1 事案の概要
(1) 本訴請求は,イラストレーターである原告が,被告との間で締結したとする
別紙イラスト目録各記載のイラスト(いずれも被告の依頼により原告が制作したも
の。以下,同目録の番号に従い「本件イラスト1」などといい,本件イラスト1
ないし同15の2を併せて「本件各イラスト」という。)の各著作権(以下「本
件各著作権」という。)及び被告の依頼により原告が色紙に直接書いて被告に渡
したイラスト(以下「特典色紙イラスト」といい,本件各イラストと併せて「本
件イラスト」という。)の著作権(以下「本件各著作権」と併せて「本件著作
権」という。)を原告が被告に有償で譲渡することなどを内容とする契約(以下
「本件著作権譲渡契約」という。)を被告の債務不履行(本件著作権の譲渡の対
価の不払)により解除した上で,被告に対し,①本件各著作権に基づく差止請求権
(著作権法112条1項)を主張して,本件各イラストの複製,公衆送信,展示,
譲渡及び翻案(以下「複製等」という。)の差止めを求め,②本件各著作権に基
づく廃棄等請求権(同条2項)を主張して,インターネット上のウェブサイト「夢
萌.com」ホームページ(URL:http:// 以下省略)(被告の管理に係るウェブ
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著作権
平成28年2月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)21900請求棄却
収益金配分請求事件
被告株式会社グラニ 原告A
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著作権法29条1項 著作権法2条3項 著作権法15条1項 著作権法2条1項10号
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[概要] 本件は,「神獄のヴァルハラゲート」との名称のソーシャルアプリケーショ
ンゲーム(以下「本件ゲーム」という。)の開発に関与した原告が,本件ゲー
ムをインターネット上で配信する被告に対し,①主位的に,原告は本件ゲーム
の共同著作者の1人であって,同ゲームの著作権を共有するから,同ゲームか
ら発生した収益の少なくとも6割に相当する金員の支払を受ける権利がある旨,
②予備的に,仮に原告が本件ゲームの共同著作者の1人でないとしても,原被
告間において報酬に関する合意があり,仮に同合意がないとしても,原告には
商法512条に基づき報酬を受ける権利がある旨主張して,著作権に基づく収
益金配分請求権(主位的請求)ないし報酬合意等による報酬請求権(予備的請
求)に基づき,本件ゲームの配信開始から平成25年7月末日までに被告が本
件ゲームにより得た利益の6割相当額とされる1億1294万1261円及び
これに対する訴状送達日の翌日である平成25年9月20日から支払済みまで
民法所定の年5分の割合(主位的請求)又は商事法定利率年6分の割合(予備
的請求)による遅延損害金の支払を求める事案である。
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著作権
平成28年2月24日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10062一部認容
著作権侵害差止等請求控訴事件,同附帯控訴事件
控訴人株式会社日本教文社
兼附帯被
生長の家 被控訴人兼附帯控訴人公益財団法人生長の家社会事業団
兼附帯控訴人株式会社光明思想社
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民法544条1項 著作権法114条3項 著作権法61条 著作権法114条1項
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許諾 | 93回 | 侵害 | 25回 | 差止 | 14回 | 損害賠償 | 10回 |
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[概要] 1 本件は,(1)被控訴人事業団が,言語の著作物である「生命の實相」(本件著
作物1)及び「聖経 甘露の法雨」(本件著作物2)につき,著作権を有するとこ
ろ,控訴人教文社による原判決別紙書籍目録1記載の書籍(以下「控訴人書籍」と
いう。)の出版及び控訴人生長の家による同目録2記載の経本(以下「控訴人経本」
という。)の出版は,上記各著作物に係る被控訴人事業団の著作権(複製権,譲渡
権)を侵害する旨主張して,①控訴人教文社に対し,本件著作物1の著作権に基づ
き,控訴人書籍の複製,頒布又は販売の申出の差止め及び廃棄,②控訴人教文社に
対し,不法行為による損害賠償請求権に基づき,50万円(弁護士費用相当額)及
びこれに対する不法行為の後の日である平成25年11月23日(訴状送達の日の
翌日)から支払済みまで年5分の割合による遅延損害金の支払,③控訴人生長の家
に対し,本件著作物2の著作権に基づき,控訴人経本の複製又は頒布の差止め,④
控訴人生長の家に対し,不法行為による損害賠償請求権に基づき,50万円(弁護
士費用相当額)及びこれに対する不法行為の後の日である平成25年11月25日
(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで年5分の割合による遅延損害金の支払を
求め,(2)被控訴人光明思想社が,本件著作物1及び2につき,出版権を有するとこ
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著作権
平成28年2月17日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10115控訴棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件,同附帯控訴事件
控訴人兼附帯被
株式会社メディアジャパン 被控訴人兼附帯控訴人有限会社アートステーション
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著作権法114条2項 著作権法112条1項 著作権法2条1項1号
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[概要] 1 訴訟の概要
⑴ 本件は,被控訴人が,控訴人及び附帯被控訴人は,原判決別紙被告商品目録
記載の各DVD商品(以下「控訴人商品」という。)を輸入,複製及び頒布し,被控
訴人の著作権(複製権及び譲渡権)を侵害していると主張して,控訴人及び附帯被
控訴人に対し,著作権法112条1項に基づき,控訴人商品の輸入,複製及び頒布
の差止めを求めるとともに,民法709条に基づき,連帯して,前記著作権侵害に
係る著作権法114条2項による損害賠償金405万円及びこれに対する訴状送達
の日の翌日である平成26年3月14日から支払済みまで年5分の割合による遅延
損害金の支払を求めた事案である。
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著作権
平成28年2月16日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)22603一部認容
損害賠償請求事件
被告日鉄住金物産マテックス株式 原告株式会社ジャパンコーラー角田政芳
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著作権法114条2項 著作権法114条の5
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[概要] 本件は,別紙カタログ目録記載1のカタログ(以下「原告カタログ」とい
う。)の著作権者である原告が,同目録記載3のカタログ(以下「被告カタロ
グ」という。)を被告が作成,配布した行為が原告の著作権(編集著作物であ
る原告カタログ全体並びにこれに掲載された文章及び図表に係る複製権又は翻
案権及び譲渡権)並びに著作者人格権(氏名表示権及び同一性保持権)の侵害
に当たると主張して,被告に対し,民法709条及び著作権法114条2項,
3項に基づき,損害賠償金の一部である1000万円及びこれに対する不法行
為の後である平成25年11月1日から支払済みまで民法所定の年5分の割合
による遅延損害金の支払を求める事案である。
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著作権
平成28年2月10日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10086控訴棄却
文書返還請求控訴事件
控訴人X 被控訴人新日鉄住金ソリューションズ株式会社
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特許法35条3項 特許法2条1項 著作権法15条 著作権法2条1項1号
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[概要] 1 本件は,被控訴人の従業員であった控訴人が,被控訴人に対し,①本件各文
書に係る著作権,著作者人格権及び付帯する全ての知的財産法に定められた権利を
有することの確認,②所有権に基づく本件各文書の返還を求めた事案である。
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著作権
平成28年1月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)21233
発信者情報開示請求事件
被告ニフティ株式会社 原告A
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著作権法32条1項 著作権法27条 著作権法20条2項4号 著作権法113条6項
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[概要] 1 前提事実(証拠を掲げていない事実は当事者間に争いがない。)
(1) 当事者
原告は,「風水」に関するコンサルタント及び執筆活動を行っている者
である。(甲1)
被告は,電気通信事業を営む株式会社である。
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著作権
平成28年1月27日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10022控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
控訴人X 被控訴人株式会社幻戯書房
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著作権法112条1項 著作権法12条1項
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[概要] 1 本件は,控訴人が,別紙書籍目録記載の書籍(以下「本件書籍」という。)
は編集著作物であり,控訴人がその編集著作者であるところ,被控訴人による本件
書籍の複製及び販売は,控訴人の有する編集著作物に係る著作権(複製権,譲渡権)
及び著作者人格権(氏名表示権)を侵害する行為である旨主張して,被控訴人に対
し,①著作権法112条1項に基づき,本件書籍の複製及び販売の差止め,②同条
2項に基づき,本件書籍の廃棄及びその版下データの消去,③著作権及び著作者人
格権侵害の不法行為による損害賠償請求権に基づき,損害金238万円(印税相当
額の損害38万円及び慰謝料200万円の合計額)及びこれに対する不法行為の後
の日である平成25年9月14日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所
定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めるとともに,④同法115条に基
づき,編集著作者としての名誉及び声望の回復措置として謝罪広告等の掲載を求め
た事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年1月26日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10106控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
控訴人株式会社エービープロモーション 被控訴人Y
株式会社オフィス・ミカワ
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[概要] 1 本件は,芸能プロダクションである控訴人が,①芸能人である被控訴人Y₁
と専属的所属契約を締結していたところ,被控訴人Y₁が同契約を一方的に破棄し
て独立し,被控訴人会社も被控訴人Y₁と共同して上記独立を敢行したとして,被
控訴人らに対し,債務不履行に基づく損害賠償金(移籍金相当額)1億3554万
8125円及びこれに対する請求の日の翌日である平成25年4月24日から支払
済みまで商事法定利率年6分の割合による遅延損害金の連帯支払,②被控訴人らが
上記独立に当たり控訴人の所有する本件衣装及び本件譜面を無断で持ち出して控訴
人の所有権を侵害したとして,被控訴人らに対し,不法行為に基づく損害賠償金
(各製作費相当額)合計5170万1928円及びこれに対する不法行為の後の日
である平成24年9月1日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損
害金の連帯支払,③控訴人は本件衣装の著作権者であり,上記無断持出し等の後も
被控訴人Y₁は芸能活動を継続しており被控訴人らによる著作権侵害のおそれが生
じているとして,被控訴人らに対し,著作権に基づく侵害予防請求として,本件衣
装の複製,展示,譲渡,貸与及び変形の差止め,④控訴人は本件譜面に係る音楽の
著作権者であり,上記無断持出し等の後も被控訴人Y₁は芸能活動を継続しており
▶判決の詳細
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著作権
平成28年1月22日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)9469一部認容
損害賠償請求事件
被告B 原告有限会社スーパーグラフィック
A
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著作権法115条 著作権法113条6項
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[概要] 1 本件は,原告らが,被告に対し,原告Aが創作し,原告会社が著作権を有す
る著作物(DVD)について,被告が無断で複製・販売して,原告会社の著作
権(複製権,頒布権)を侵害し,また,原告Aの名誉・声望を害する方法で利
用したことを理由に著作者人格権を侵害したとみなされると主張して,不法行
為に基づく損害賠償金(原告会社につき103万0448円,原告Aにつき6
0万円)及びこれらに対する不法行為の後の日である平成27年4月16日(訴
状送達の日の翌日)から支払済みまで年5分の割合による遅延損害金の支払を
求め,併せて,原告Aが被告に対し,著作権法115条に基づき,謝罪広告の
掲載を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年1月21日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)15005請求棄却
著作権侵害差止等請求事件
被告株式会社復刊ドットコム大井法子 原告A島川知子
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著作権法112条
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[概要] 本件は,別紙イラスト目録記載のイラスト(以下「本件イラスト」と総称す
る。)の著作者であると主張する原告が,被告に対し,被告による本件書籍の
複製等が本件イラストに係る原告の著作権(複製権)及び著作者人格権(氏名
表示権)を侵害すると主張して,著作権法112条に基づき本件書籍の複製の
差止め及び廃棄等を,同法114条3項,民法709条に基づき損害賠償金7
37万円及びこれに対する不法行為の後(訴状送達日の翌日)である平成27
年6月11日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支
払を求める訴訟である。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年1月19日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ネ)10038一部認容
著作権侵害差止請求控訴事件
控訴人兼被
株式会社ブロードリーフ訴訟承継人(以下「1審原告」という。) 被控訴人兼控訴人株式会社アゼスタ
兼控訴人Y1
兼控訴人Y2
兼控訴人Y3
兼控訴人Y4
兼控訴人Y5
兼控訴人Y6
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著作権法114条1項 著作権法27条 著作権法114条 著作権法124条
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[概要] 略称は,特に断りのない限り,原判決に従う。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年1月18日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)21642
発信者情報開示請求事件
被告KDDI株式会社 原告創価学会
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著作権法32条1項 著作権法15条1項
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[概要] 1 本件は,別紙写真目録記載の写真(以下「本件写真」という。)の著作権を
有すると主張する原告が,氏名不詳者(以下「本件投稿者」という。)により,被
告の提供するインターネット接続サービスを経由してインターネット上のウェブサ
イト「NAVERまとめ」(以下「本件サイト」という。)に投稿された別紙投稿
記事目録記載の記事(以下「本件記事」という。)と共に掲載された別紙掲載写真
目録記載の写真(以下「本件掲載写真」という。)は,本件写真を複製したもので
あって,本件投稿者が本件掲載写真を本件サイトに掲載した行為により原告の有す
る著作権が侵害されたことは明らかであるとして,本件投稿者に対する損害賠償請
求権の行使のために本件記事に係る別紙発信者情報目録記載の情報(以下「本件発
信者情報」という。)の開示を受ける必要があると主張し,特定電気通信役務提供
者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(以下,単に「法」と
いう。)4条1項に基づき,経由プロバイダである被告に対し,本件発信者情報の
開示を求める事案である。被告は,本件投稿者の上記行為により,原告の著作権(公
衆送信権)が侵害されたことが明らかとはいえないなどとして争っている。
2 前提事実(証拠等を付記しない事実は,当事者間に争いがない。)
▶判決の詳細
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著作権
平成27年12月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)6058請求棄却
民事訴訟 著作権
被告国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
株式会社小学館 原告A
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著作権法15条1項 著作権法114条3項 著作権法2条1項11号 著作権法19条2項
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[概要] 1 本件は,別紙イラスト目録記載のイラスト(以下「本件イラスト」という。)
の著作権を有すると主張する原告が,①被告国立研究開発法人宇宙航空研究開発機
構(以下「被告JAXA」という。)が本件イラストのサイズを変更して展示用パ
ネルを制作し,展示した行為,②被告JAXAが本件イラストを被告JAXAのウ
ェブサイトに掲載した行為,③被告JAXAが本件イラストを複写したポジフィル
ムを被告株式会社小学館(以下「被告小学館」という。)に交付し,被告小学館が,
同ポジフィルムを用いて本件イラストの掲載された別紙書籍目録記載1の書籍(以
下「本件書籍1」という。)及び同目録記載2の書籍(以下「被告書籍2」といい,
被告書籍1と被告書籍2を併せて「被告各書籍」という。)を制作,出版及び頒布
した行為が,それぞれ,原告の著作権(上記①及び③の各行為について複製権,譲
渡権又は翻案権,上記②の行為について公衆送信権)及び著作者人格権(氏名表示
権及び同一性保持権)を侵害すると主張して(なお,原告は,上記③の行為は,被
告らの共同不法行為に当たると主張している。),(1) 著作権法112条1項に基
づき,被告らに対して本件イラストの複製又は翻案の差止めを求め(上記第1の1),
被告JAXAに対して本件イラストのウェブサイトへのアップロードの差止めを求
▶判決の詳細
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著作権
平成27年12月9日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)14747
損害賠償請求事件
被告株式会社コワフュール・ド・パリ・ジャポン 原告株式会社オールビユーテイ社
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著作権法114条3項 著作権法10条1項8号
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[概要] 本件は,別紙原告写真目録記載1ないし12の各写真(以下,それぞれ「原
告写真1」ないし「原告写真12」といい,併せて「原告各写真」という。)
につき,これらを撮影したカメラマンから譲渡を受けて著作権を有するとする
原告が,被告の出版する雑誌「SNIP STYLE No.348」(以下
「被告雑誌」という。甲7)にこれを複製して掲載した行為は著作権(複製権)
侵害に当たると主張し,写真掲載許諾料相当額18万円(1万5000円×1
2枚)及び弁護士費用3万6000円の合計21万6000円が原告の損害で
あるとして,著作権法114条3項,民法709条に基づき,同額及びこれに
対する平成26年10月1日(被告雑誌の出版の日)から支払済みまで民法所
定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成27年12月7日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)4090一部認容
著作権侵害に基づく損害賠償等請求事件
被告株式会社東京フォト委員会
Aⅱ 原告Aⅰ
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民法709条 著作権法114条3項 著作権法21条 民法715条
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[概要] 1 本件は,写真家である原告が,被告株式会社東京フォト委員会(以下「被告
会社」という。)ないしその代表取締役である被告Aⅱ(以下「被告Aⅱ」という。)
が原告の撮影した別紙写真目録記載の各写真(以下「本件各写真」という。)を被
告会社のウェブサイト等に無断で掲載し,原告の同写真著作物に係る複製権及び公
衆送信権並びに著作者人格権(公表権及び氏名表示権)を侵害したとして,被告会
社に対しては民法709条又は会社法350条若しくは民法715条に基づき,被
告Aⅱに対しては会社法429条1項又は民法709条に基づき,損害賠償金23
1万円及びこれに対する訴状送達の日の翌日(被告Aⅱについては平成27年3月
1日,被告会社については同月11日)から各支払済みまでの民法所定年5分の割
合による遅延損害金の連帯支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成27年11月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)18859
発信者情報開示請求事件
被告ソフトバンク株式会社 原告創価学会
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著作権法32条1項 著作権法15条1項
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[概要] 1 本件は,別紙写真目録記載の写真(以下「本件写真」という。)の著作権を
有すると主張する原告が,氏名不詳者(以下「本件投稿者」という。)が被告の提
供するインターネット接続サービスを経由してインターネット上の電子掲示板「Y
ahoo!知恵袋」(以下「本件掲示板」という。)に投稿した別紙投稿記事目録
記載の記事(以下「本件記事」という。)中に掲載されている別紙掲載写真目録記
載の写真(以下「本件掲載写真」という。)は,本件写真を複製又は翻案したもの
であるから,本件記事を投稿した行為により原告が有する本件写真の著作権(本件
写真の二次的著作物の利用に関する権利を含む。以下,同じ。)が侵害されたこと
は明らかであり,本件投稿者に対する損害賠償請求権の行使のために本件記事に係
る別紙発信者情報目録記載の情報(以下「本件発信者情報」という。)の開示を受
ける必要があると主張して,特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発
信者情報の開示に関する法律(以下,単に「法」という。)4条1項に基づき,経
由プロバイダである被告に対し,本件発信者情報の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成27年11月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)22400請求棄却
著作権侵害差止等請求事件
被告株式会社語学春秋社 原告A
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著作権法114条2項 著作権法112条1項 著作権法2条1項1号
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[概要] 1 事案の概要
本件は,別紙書籍目録記載2の書籍(以下「原告書籍」という。)の著者である
原告が,被告が発行し販売する別紙書籍目録記載1の書籍(以下「被告書籍」とい
う。)に掲載されている複数の英単語の語呂合わせ(特定の英単語の発音に類似し
た日本語と同英単語の日本語訳とを組み合わせて意味のある語句又は文章としたも
の)は,原告が執筆した原告書籍に掲載されている複数の英単語の語呂合わせをい
ずれも複製又は翻案したものであり,被告が被告書籍を発行し,販売することは,
原告が有する上記原告書籍に掲載されている各語呂合わせの著作権(複製権,翻案
権)及び著作者人格権(氏名表示権,同一性保持権)を侵害すると主張して,被告
に対し,著作権法112条1項,2項に基づき,被告書籍の複製及び譲渡の差止め
(前記第1の1)並びに被告書籍の廃棄を求めるとともに(前記第1の2),被告
による被告書籍の平成25年7月16日から平成26年8月28日(本件訴訟の提
起日)までの販売につき,不法行為による損害賠償金129万円(著作権である複
製権又は翻案権の侵害につき著作権法114条2項により算定されるべき損害〔な
お,原告は,訴状において「一部損害額」であるとしている。〕39万円又は同条
▶判決の詳細
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著作権
平成27年11月26日 大阪地方裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10094控訴棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件
被告)株式会社ワードシステム田上洋平 控訴人(原告)株式会社ソフィア美馬拓也 被控訴人(被告)株式会社ワードシステム田上洋平
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著作権法112条
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[概要] 1 本件は,控訴人が,被控訴人に対し,控訴人が著作権を有する業務管理のプ
ログラム等(本件プログラム等)につき,被控訴人が無断でインストールして使用
するなどして,控訴人の著作権を侵害したと主張し,著作権法112条により,プ
ログラム等の使用,複製,翻案,公衆送信又は送信可能化の差止め並びにプログラ
ム等及びその複製物の廃棄を求めるとともに,著作権侵害の不法行為による損害賠
償請求権(民法709条)に基づき,損害賠償(逸失利益9947万2448円及
び弁護士費用994万7244円の合計額1億0941万9692円並びにこれら
に対する最終の不法行為の日(本件プログラム等が最後にバージョンアップされた
日)である平成21年8月10日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による
遅延損害金)の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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