| 権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
著作権
平成27年8月27日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成24(ワ)9838請求棄却
著作権侵害差止等請求事件
被告P1 原告一般社団法人日本音楽著作権協会
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民法709条 著作権法112条1項
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[概要] 1 事案の概要
本件は,音楽著作物(歌詞・楽曲)の著作権者から信託を受けて,音楽著作
物を管理している原告が,カラオケ装置のリース業者(以下「リース業者」とい
う。)である株式会社ミューティアル(以下「訴外会社」という。)の代表者であ
った被告に対し,著作権(演奏権,上映権)侵害を理由として,民法709条
に基づき4012万2390円(著作物使用料相当額3647万4900円及
び弁護士費用相当額364万7490円の合計額)及びこれに対する不法行為
の後の日である平成26年11月1日から支払済みまで民法所定の年5分の割
合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成27年8月5日 知的財産高等裁判所 横浜地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10072控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
控訴人X 被控訴人Y
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著作権法10条1項6号 著作権法2条1項1号
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[概要] 本件は,被控訴人が,控訴人に対する民事訴訟の訴状に添付するために,控
訴人の作成した現況実測図(以下「本件実測図」という。)を控訴人に無断で
複製し,本件実測図についての控訴人の著作権(複製権)を侵害したとして,
控訴人が,被控訴人に対し,不法行為に基づく損害賠償として50万円及び遅
延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成27年7月16日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)32688請求棄却
損害賠償等請求事件
被告X
株式会社Y 原告株式会社エービープロモーショ
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[概要] 本件は,芸能プロダクションである原告が,①芸能人である被告X1と専
属的所属契約を締結していたところ,被告X1が同契約を一方的に破棄して
独立し,被告会社も被告X1と共同して上記独立を敢行したとして,被告ら
に対し,債務不履行に基づく損害賠償金(移籍金相当額)1億3554万8
125円及びこれに対する請求の日の翌日である平成25年4月24日から
支払済みまで商事法定利率年6分の割合による遅延損害金の連帯支払,②被
告らが上記独立に当たり原告の所有する本件衣装及び本件譜面を無断で持ち
出し原告の所有権を侵害したとして,被告らに対し,不法行為に基づく損害
賠償金(各製作費相当額)合計5170万1928円及びこれに対する不法
行為の後の日である平成24年9月1日から支払済みまで民法所定の年5分
の割合による遅延損害金の連帯支払,③原告は本件衣装の著作権者であり,
上記無断持出し等の後も被告X1は芸能活動を継続しており被告らによる著
作権侵害のおそれが生じているとして,被告らに対し,著作権に基づく侵害
予防請求として,本件衣装の複製,展示,譲渡,貸与及び変形の差止め,④
原告は本件譜面に係る音楽の著作権者であり,上記無断持出し等の後も被告
▶判決の詳細
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著作権
平成27年7月16日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)26770請求棄却
損害賠償等請求事件
被告TAC株式会社町田弘香 原告株式会社建築資料研究社船江莉佳
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著作権法114条1項 著作権法112条1項 著作権法2条1項1号
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[概要] 本件は,原告が,別紙原告書籍目録記載の書籍(以下,それぞれを同別紙の
番号により「原告書籍1」などといい,これらを「原告各書籍」と総称する。)
の著作権及び著作者人格権を有するところ,被告による被告各書籍の発行が原
告各書籍に係る原告の著作権(複製権,翻案権)及び著作者人格権(同一性保
持権)を侵害すると主張して,被告に対し,① 著作権法112条1項に基づ
く被告各書籍の発行等の差止め,② 民法709条に基づく損害賠償金762
3万円及びこれに対する不法行為の日の後(訴状送達の日の翌日)である平成
26年11月15日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害
金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成27年6月26日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)9738請求棄却
民事訴訟 著作権
被告東映アニメーション株式会社 原告A
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民法724条 著作権法114条1項 著作権法114条2項 著作権法114条の5
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,原告が,被告に対し,原告と被告とは,昭和60年4月10日付
けで,原告が作曲し,原盤に録音した別紙著作物目録記載の4曲の楽曲(以
下「本件楽曲」という。)について,被告がホームユースゲーム用VHDソ
フト「サンダーストーム」のバック・グラウンド・ミュージックとして使用
することを許諾する旨の使用許諾契約(以下「本件契約」という。)を締結
したが,(1)本件契約においては出庫枚数を3000枚に限定して著作権使用
料15万円が支払われたところ,被告は,この枚数を7000枚超えて販売
し,その債務不履行に基づき原告に損害を与え,さらに,(2)ホームユース用
でない,ゲームセンター用アーケード方式の「サンダーストーム」としても
8000台が販売され,(3)「サンダーストーム」の海外版である「Cobra
Command」としての販売もされ,(4)さらにレーザーディスク用ゲームにも複
製されて販売され,(5)「サンダーストーム」及び「Cobra Command」として
多数の違法ダウンロードもされたところ,これら(2)ないし(5)につき,被告
には原告との本件契約以外の契約関係に基づく債務不履行,あるいは,著作
▶判決の詳細
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著作権
平成27年6月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)19866一部認容
名誉回復措置並びに損害賠償請求事件
被告B 原告Aこと●(省略)●
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著作権法115条 著作権法20条1項
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[概要] 本件は,別紙原告著作物目録記載1~17の各写真(以下,これらを「本
件各写真」と総称し,各写真を目録記載の番号により「本件写真1」などと
いう。)及び同18~25の各コラム(以下「本件各コラム」と総称す
をパンフレット及びウェブサイトに掲載したことが原告の著作権(複製権及
び送信可能化権)の侵害に当たるとして,不法行為による損害賠償金(使用
料相当額)80万円の支払を求め
イトルを変更したことが原告の著作者人格権(同一性保持権)の侵害に当た
るとして,不法行為による損害賠償金(慰謝料)100万円の支払を求める
とともに,著作権法115条に基づき謝罪広告の掲載を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成27年6月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)18110請求棄却
損害賠償等請求事件
被告株式会社フェイス 原告株式会社カンバス安國忠彦
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著作権法114条1項 著作権法112条 民事訴訟法232条1項
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[概要] 本件は,原告が,被告の製造,販売する「Babel」という名称の字幕制
作用ソフトウェア(以下「被告プログラム」という。)は,被告が原告の著作
物であるプログラムを複製又は翻案したものであるから,被告が被告プログラ
ムを製造,販売することは原告の著作権(具体的には,複製権,翻案権ないし
譲渡権と解される。)を侵害する旨主張して,被告に対し,著作権法112条
に基づき,被告プログラムの複製や販売等の差止め及び同プログラムの廃棄を
求めるとともに,不法行為に基づく損害賠償金4844万1393円及びこれ
に対する不法行為の後である訴状送達の日の翌日(平成25年7月20日)か
ら支払済みまで商事法定利率年6分の割合による遅延損害金の支払を求める事
案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成27年6月24日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10035控訴棄却
証書真否確認請求控訴事件
控訴人株式会社ビーエスエス・サービス株式会社 被控訴人インターナショナル・システム
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民事訴訟法134条
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[概要] 本判決の略称は,以下に掲記するほか,原判決に従う。
▶判決の詳細
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著作権
平成27年6月24日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ネ)10004控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
控訴人株式会社コナミデジタルエンタテインメント 被控訴人株式会社gloops
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著作権法114条2項 民法709条 著作権法2条1項15号 著作権法2条1項1号
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[概要] 1 本件は,「プロ野球ドリームナイン」というタイトルのゲーム(以下「控訴
人ゲーム」という。)をソーシャルネットワーキングサービス(SNS)上で提供
・配信している控訴人が,「大熱狂!!プロ野球カード」というタイトルの原判決
別紙ゲーム目録記載のゲーム(以下「被控訴人ゲーム」という。)を提供・配信し
ている被控訴人に対し,主位的には,①被控訴人が控訴人ゲームを複製又は翻案し
て,被控訴人ゲームを自動公衆送信することによって,控訴人の有する著作権(複
製権,翻案権,公衆送信権)を侵害していることを理由とする不法行為に基づく損
害賠償請求,又は,②被控訴人ゲームの影像や構成等は控訴人ゲームの影像や構成
と同一又は類似しているから,不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条1
項1号又は3号の不正競争に該当することを理由とする不競法4条に基づく損害賠
償請求として,被控訴人に対し,5595万1875円及びこれに対する平成23
年9月21日(訴状送達日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合によ
る遅延損害金の支払並びに弁護士費用相当額として260万円及びこれに対する平
成24年2月21日(同月14日付け訴え変更申立書の送達日の翌日)から支払済
みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求め,また,③著作権1
▶判決の詳細
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著作権
平成27年6月18日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10039一部認容
損害賠償請求控訴事件
控訴人株式会社建築ピボット 被控訴人Y
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著作権法114条3項 著作権法15条2項 著作権法2条1項10号 著作権法114条4項
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[概要] 本件は,控訴人が,被控訴人が控訴人の建築CADソフトウェア製品(製品
名「DRA-CAD10」。以下「本件ソフトフェア」という。)のプログラ
ムを一部改変したソフトウェア(以下「本件商品」という。)を本件ソフトフ
ェアであるとしてインターネットオークションサイトに出品し,そのプログラ
ムファイルをウェブサイトにアップロードし,落札者にダウンロードさせた行
為が控訴人が有する本件ソフトフェアのプログラムの著作権(複製権,送信可
能化権,翻案権)の侵害に当たるなどと主張して,被控訴人に対し,著作権侵
害の不法行為に基づく損害賠償として1117万2000円及び訴状送達の日
の翌日以降の遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成27年6月18日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)7351等請求却下
債務不存在確認請求本訴事件,損害賠償請求反訴事件
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| 損害賠償 | 55回 | | 侵害 | 4回 | | 許諾 | 3回 | | ライセンス | 1回 |
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[概要] 本件の本訴事件は,原告が被告に対し,原告と被告との間で本件損害賠償債務が
存在しないことの確認を求めた事案であり,本件の反訴事件は,原告の本訴事件の
訴え提起及び訴訟追行は,原告代表者による不法行為であるとして,会社法600
条に基づき損害賠償として100万円及びこれに対する不法行為の日の後である
平成27年4月7日から支払済みまで民法所定年5分の割合による遅延損害金の
支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成27年6月11日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)7683請求棄却
民事訴訟 著作権
被告国 原告P1
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著作権法42条1項 著作権法42条 民事訴訟法61条
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[概要] 1 事案の概要
本件は,死刑確定者として大阪拘置所に収容中の原告が,①大阪拘置所職員
等が,信書を発信する手続に際し,原告の著作物である原稿を騙して提出させ
た行為,②同職員が同原稿の写しを原告の許諾なく作成した行為,③同職員が,
その写しを大阪法務局訟務部職員に交付した行為,④同訟務部職員が同原稿の
写し等に基づき書面を作成した行為が,いずれも違法な行為(②,④について
は著作権侵害行為として)であると主張し,国家賠償法1条1項に基づき,被
告に対し,損害金300万円及びこれに対する原告が前記原稿を提出した日で
ある平成26年5月26日から本件の判決確定の日まで民法所定年5分の割
合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成27年5月28日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)10396請求棄却
著作権侵害差止等請求事件
被告株式会社ワードシステム 原告株式会社ソフィア
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著作権法112条
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[概要] 本件は,原告が,被告に対し,原告が著作権を有する業務管理のプログラム等につ
き,被告が無断でインストールして使用するなどして,原告の著作権を侵害したと主
張し,著作権法112条により,プログラム等の使用,複製,翻案,公衆送信又は送
信可能化の差止め並びにプログラム等及びその複製物の廃棄を求めるとともに,著作
権侵害の不法行為による損害賠償請求権(民法709条)に基づき,損害の合計額1
億0941万9692円及びこれに対する最終のバージョンアップがされた日であ
る平成21年8月10日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害
金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成27年5月28日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ネ)10103控訴棄却
出版差止等請求控訴事件,出版契約無効確認請求控訴事件
控訴人株式会社七つ森書館 被控訴人株式会社読売新聞東京本社
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民法509条 民法715条 民法109条 著作権法15条
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| 侵害 | 39回 | | 損害賠償 | 30回 | | 差止 | 18回 | | 無効 | 13回 |
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[概要] 本判決の略称は,原判決に従う。
▶判決の詳細
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著作権
平成27年5月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)2946請求棄却
著作権ライセンス契約確認等請求
被告トラムシステム株式会社 原告株式会社ブールソフトウェア
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[概要] 本件は,原告が,別紙「著作権ライセンス契約(著作権使用許諾契約)」記載
の著作権ライセンス契約(以下「本件契約」という。)を被告との間で締結した
と主張して,被告に対し,本件契約が締結されていることの確認と,本件契約に
基づく著作権使用料39万4200円の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成27年5月25日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ネ)10130控訴棄却
損害賠償請求控訴事件 (B新築工事)
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民法709条 著作権法10条1項6号 著作権法2条1項1号
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[概要] 1 当事者(争いがない)
(1) 控訴人は,建築設計を主たる業とする株式会社である。
▶判決の詳細
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著作権
平成27年5月21日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ネ)10003請求棄却
損害賠償請求控訴事件
控訴人兼被
X 被控訴人兼控訴人株式会社ジーオーティー
兼控訴人有限会社ジップス・ファクトリー
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著作権法115条 著作権法20条1項 著作権法28条 著作権法19条1項
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[概要] 1 本訴事件は,1審原告が,別紙1審被告著作物目録記載1及び2の各漫画(以
下,それぞれを「被告漫画1」,「被告漫画2」という。)は,それぞれ,別
紙1審原告著作物目録記載1及び2の各記事(以下,それぞれを「原告記事1」,
「原告記事2」という。)の翻案物であるとして,1審被告ジップス・ファク
トリーにおいて被告漫画1及び2を掲載した雑誌を編集し,1審被告ジーオー
ティーにおいて同雑誌を発行したことにより,1審原告が原告記事1及び2に
ついて有する著作権,並びに著作者人格権(氏名表示権及び同一性保持権)を
侵害された旨主張して,1審被告らに対し,共同不法行為による損害賠償請求
権に基づき,131万円(著作権侵害による損害として16万円,著作者人格
権侵害による慰謝料として100万円,弁護士費用として15万円)の連帯支
払を求めるとともに,1審被告ジーオーティーに対し,著作権法115条に基
づき,名誉又は声望を回復するための適当な措置として,謝罪広告の掲載を求
めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成27年5月15日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)1107一部認容
発信者情報開示請求事件
被告AOLオンライン・ジャパン株式会社 原告株式会社アクトコミュニケーション
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著作権法15条1項 民法709条 民事訴訟法61条
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[概要] 1 本件は,別紙記事目録に記載のURLのウェブサイト上に掲載された記事
(以下「本件記事」という。)に,原告のロゴマーク(以下「原告ロゴマーク」
という。)及び原告の社内風景等を撮影した複数の写真(以下,複数の写真を
まとめて「本件写真」といい,原告ロゴマークと本件写真を合わせて「本件写
真等」という。)が掲載されたことにより,原告の著作権が侵害されたとして,
本件記事の投稿者(以下「本件発信者」という。)に対する損害賠償請求権の
行使のため,本件発信者に係る情報の開示を受ける正当な理由があると主張し
て,特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関
する法律(以下,単に「法」という。)4条1項に基づき,被告に対し,別紙
発信者情報目録記載の発信者情報の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成27年4月28日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10005控訴棄却
売掛金請求控訴事件
控訴人株式会社フェブライオ・エ・メッツォ田中みどり 被控訴人Y平野好道
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著作権法113条6項 民事訴訟法54条 著作権法112条 著作権法112条1項
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[概要] なお,呼称は,審級による読替えを行うほか,原判決に従う。
▶判決の詳細
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著作権
平成27年4月28日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ネ)10109控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
控訴人公益財団法人生長の家社会事業団 被控訴人一般財団法人世界聖典普及協会
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著作権法27条 著作権法112条1項 著作権法112条 民法723条
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[概要] 1 本件は,控訴人が,被控訴人に対し,①被控訴人による原判決別紙物件目録
第1記載の各カセットテープ(以下「本件カセットテープ」という。)の複製,
頒布について,Ⅰ)主位的に,著作権使用契約に基づき,昭和61年8月から
平成23年10月までの未払印税として合計2098万8000円及び原判決
別紙請求金額目録の番号1ないし251の「請求金額」欄記載の各金員に対す
る約定支払期日の翌日である「遅延損害金始期」欄記載の各年月日から各支払
済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求め,Ⅱ)予備的
に,別紙2著作物目録記載の各著作物(以下「本件原著作物」という。)に係
る著作権を侵害するものであるとして,著作権法112条に基づき,本件カセッ
トテープの頒布の差止め及びその廃棄を求めるとともに,ⅰ)不法行為による
損害賠償請求権に基づき,平成23年10月までに受けた損害として本件カ
セットテープの印税(定価の10%)相当額2250万円と弁護士費用相当額
200万円の合計2450万円及びこれに対する訴状送達の日の翌日である平
成23年12月6日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害
金の支払,又は,ⅱ)被控訴人は控訴人に支払うべき本件カセットテープの印
▶判決の詳細
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著作権
平成27年4月28日 最高裁判所 第三小法廷
▶概要
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平成26(行ヒ)75審決取消訴訟
審決取消等請求事件
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[判示事項] 音楽著作権の管理事業者が放送への利用の許諾につき使用料の徴収方法を定めるなどの行為が,独占禁止法2条5項にいう「排除」の要件である他の事業者の参入を著しく困難にする効果を有するとされた事例 [概要] 音楽著作権の管理事業を行う既存の事業者が,その管理する音楽著作物の放送への利用の包括的な許諾につき,ほとんど全ての放送事業者との間で年度ごとの放送事業収入に所定の率を乗じて得られる金額又は所定の金額による使用料の徴収方法を定める利用許諾契約を締結しこれに基づくその徴収をする行為は,次の~など判示の事情の下では,音楽著作物の放送への利用の許諾に係る市場において,独占禁止法2条5項にいう「他の事業者の事業活動を排除」する行為の要件である他の事業者の参入を著しく困難にする効果を有する。
上記の市場においては,放送事業者にとって,上記管理事業の許可制から登録制への移行後も大部分の音楽著作権につき管理の委託を受けている当該既存の事業者との間で,包括的な許諾による利用許諾契約を締結しないことがおよそ想定し難い状況にあった。
上記の徴収方法は,当該既存の事業者の管理する音楽著作物の利用割合が使用料の金額の算定に反映されないものであるため,放送事業者が他の事業者に使用料を支払うとその負担すべき使用料の総額が増加するものであった。
当該既存の事業者による上記行為の継続期間は,7年余に及ぶものであった。
▶判決の詳細
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著作権
平成27年4月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)26974
発信者情報開示請求事
被告エヌ・ティ・ティ・コミュニケ 原告創価学会
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著作権法32条1項 著作権法15条1項
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[概要] 1 本件は,別紙写真目録記載の写真(以下「本件写真」という。)の著作権
を有する原告が,被告の提供するインターネット接続サービスを経由して,イ
ンターネット上の電子掲示板「Yahoo!知恵袋」(以下「本件掲示板」
という。)に投稿された別紙投稿記事目録記載1ないし29の各記事(以下,
同目録の番号に対応して「本件記事1」などという。また,本件記事1ない
し29を併せて「本件各記事」という。)中に掲載された写真は,いずれも
本件写真を複製又は翻案したものであり,本件各記事を投稿した行為は原告の
著作権(公衆送信権)を侵害するところ,本件各記事の投稿者に対する損害賠
償請求権の行使のためには,本件各記事に係る別紙発信者情報目録記載の情報
(以下「本件発信者情報」という。)の開示が必要であると主張して,経由
プロバイダである被告に対し,特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限
及び発信者情報の開示に関する法律(以下「法」という。)4条1項に基づ
き,本件発信者情報の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成27年4月24日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)30442一部認容
損害賠償請求事件
被告株式会社Clara
A 原告株式会社トレードトレード
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著作権法114条3項
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,原告のブログに掲載された記事を被告らが複製した上,被告らの
ブログに別紙投稿記事目録記載のとおり投稿して送信可能化及び公衆送信し
たとして,被告らに対し,著作権侵害に基づく損害賠償として,連帯して2
97万円及びこれに対する最終の不法行為日(記事投稿日)である平成25
年2月26日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の
支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成27年4月15日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)24391一部認容
損害賠償請求事件
被告弁護士法人ボストン法律経済事務所 原告株式会社アマナイメージズ
A
B
C
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著作権法114条3項 民法715条1項 著作権法19条3項 著作権法2条1項9号
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,被告が,平成25年7月5日から平成26年1月15日までの期
間,別紙写真目録記載1ないし6の各写真(以下,同目録記載の番号に従い
「本件写真1」などといい,これらを併せて「本件各写真」という。)を「B
OSTON law firm(ボストンローファーム)」の名称で被告が運
営するウェブサイト(以下「被告ウェブサイト」という。URLは,<以下
略>である。)に掲載したことに関して,本件写真の著作権者,独占的利用
権者又は著作者であると主張する原告らが,被告に対し,それぞれ,次のと
おり,不法行為に基づく損害賠償請求をするとともに,当該請求の一部と選
択的に不当利得返還請求をした事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成27年4月14日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ネ)10063控訴棄却
著作権侵害行為差止等請求控訴事件
控訴人ピーター・オプスヴィック・エイエス
ストッケ・エイエス 被控訴人株式会社カトージ川岸弘樹
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著作権法112条1項 著作権法1条 著作権法21条 著作権法114条3項
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[概要] 1 訴訟の概要
⑴ 本件は,控訴人らが,被控訴人に対し,被控訴人の製造,販売する被控訴
人製品の形態が,控訴人らの製造等に係る別紙1「控訴人ら製品目録」記載の製品
(以下「控訴人製品」という。)の形態的特徴に類似しており,被控訴人による被控
訴人製品の製造等の行為は,①控訴人オプスヴィック社の有する控訴人製品の著作
権(以下「控訴人オプスヴィック社の著作権」ともいう。)及び同著作権について控
訴人ストッケ社の有する独占的利用権(以下「控訴人ストッケ社の独占的利用権」
ともいう。)を侵害するとともに,②控訴人らの周知又は著名な商品等表示に該当す
る控訴人製品の形態的特徴と類似する商品等表示を使用した被控訴人製品の譲渡等
として,不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条1項1号又は2号の「不正
競争」に該当する,仮に,上記侵害及び不正競争に該当すると認められない場合で
あっても,少なくとも③控訴人らの信用等を侵害するものとして民法709条の一
般不法行為が成立する旨主張して,①控訴人らにおいて,不競法3条1項及び2項
に基づき,控訴人オプスヴィック社において,著作権法112条1項及び2項に基
づき,被控訴人製品の製造,販売等の差止め及び破棄を求め,②控訴人オプスヴィ
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著作権
平成27年3月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)7527請求棄却
著作権確認等請求事件
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著作権法112条1項 著作権法6条 民法715条1項 著作権法19条1項
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[概要] 1 本件は,別紙論文目録記載1の論文(以下「原告論文」という。)の著作者
である原告が,被告Bが単独又は被告Aと共同で執筆した別紙論文目録記載2
ないし4の各論文及び訴外Cが執筆した論文(以下「C論文」という。)の中
にそれぞれ原告論文の記述とほぼ同一の記述があることを前提に,これらが原
告論文に係る原告の著作権(複製権又は翻案権)及び著作者人格権(同一性保
持権及び氏名表示権)を侵害する不法行為であり,また,学術論文を他人に盗
用・剽窃されない利益を侵害する一般不法行為(民法709条)を構成し,被
告Aが勤める大学院を運営する被告学園は被告Aの各不法行為について使用者
責任(同法715条1項)を負うと主張して,被告B及び被告Aに対しては,
別紙論文目録記載2ないし4の各論文による著作権侵害及び著作者人格権侵害
の共同不法行為に基づき,被告学園に対しては,その使用者責任に基づき,慰
謝料及び弁護士費用として330万円及びこれに対する各不法行為の日から民
法所定の年5分の割合による遅延損害金の連帯支払を求め〔請求の趣旨1項〕,
また,被告Aに対しては,別紙論文目録記載2及び3の各論文による学術論文
を盗用・剽窃されない利益の侵害に係る一般不法行為並びにC論文による著作
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著作権
平成27年3月26日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)19494一部認容
著作権侵害差止等請求事件
被告株式会社笠倉出版社川添大資 原告株式会社新紀元社小林健太郎
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[概要] 本件は,原告が,被告の出版,販売する別紙物件目録記載の書籍(以下「被
告書籍」という。)は,原告が出版,販売している「幻想ネーミング辞典」
(以下「原告書籍」という。)を複製又は翻案したものであり,被告は原告の
著作権(複製権又は翻案権)と著作者人格権(同一性保持権及び氏名表示権)
を侵害していると主張して,被告に対し,著作権法(以下「法」という。)1
12条に基づく被告書籍の印刷,出版,販売及び頒布の差止めと廃棄を求める
とともに,著作権及び著作者人格権侵害の不法行為に基づく損害賠償として主
位的に損害賠償金7248万4686円,予備的に損害賠償金2886万50
00円並びにこれらに対する不法行為の後であり訴状送達の日の翌日である平
成25年8月30日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害
金の支払を求める事案である。
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著作権
平成27年3月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成24(ワ)19125一部認容
損害賠償請求事件
被告株式會社Aⅰ
Aⅱ
Aⅱ補助参加人有限会社グループ・ゼロ
Aⅲ
株式会社Aⅳ
Aⅴ 原告株式会社MANGARAK
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民法651条1項 著作権法113条 著作権法27条 民法108条
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| 許諾 | 308回 | | 侵害 | 84回 | | 損害賠償 | 48回 | | 無効 | 28回 |
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[概要] 本件は,漫画原作者である被告Aⅱから著作物独占的利用権の設定を受けた
と主張する原告(旧商号:平成19年6月5日まで「ウクソンジャパン株式
会社」,平成21年1月29日まで「被告Aⅵ株式会社」,同年3月30日
まで「劇画村塾株式会社」。同日以降現商号。甲1,25)が,被告らに対
し,不法行為(独占的利用権の侵害)に基づく損害賠償を求める(請求の趣
旨第1項~第5項)とともに,被告Aⅱに対し,貸金の返還を求め(請求の
趣旨第6項),さらに,被告Aⅱに対し,請求の趣旨第1項~第5項の予備
的請求として不当利得の返還を求める(請求の趣旨第7項)事案である。
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著作権
平成27年3月24日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)31738一部認容
著作権及び商標権侵害差止等請求事件
被告株式会社メディアジャパン福田純一 原告有限会社アートステーション
株式会社コスモ・コーディネート
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著作権法114条1項 商標法2条3項1号 著作権法113条1項1号 著作権法112条1項
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[概要] ウォルト・ディズニーのアニメーション映画「三人の騎士」(以下「本件
アニメ映画」という。)は既に著作権の保護期間が満了しているところ,被
告は,これに日本語の音声及び字幕を付したDVD商品の販売等をしている。
本件は,被告による別紙被告商品目録記載のDVD商品(以下,同目録記
載1の商品を「被告商品1」,同2の商品を「被告商品2」といい,併せて
「被告商品」と総称する。)の輸入,製造及び販売行為(ただし,被告商品
1については争いがある。)につき,(1) 原告ら(以下,それぞれを「原
告アートステーション」,「原告コスモ・コーディネート」という。)が,
原告らの共有する別紙本件著作物目録記載1の日本語台詞原稿(以下「本件
台詞原稿」という。)及び同2の日本語字幕(以下「本件字幕」といい,本
件台詞原稿と併せて「本件台詞原稿等」という。)の著作権(複製権及び譲
渡権。以下「本件著作権」という。ただし,著作物性及び著作権の帰属につ
いては争いがある。)を侵害すると主張して,被告に対し,① 被告商品の
輸入,製造及び販売の差止め(著作権法112条1項,113条1項1号),
② 主位的に著作権侵害の不法行為による損害賠償金として,予備的に不当
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著作権
平成27年3月20日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)21237請求棄却
著作権侵害差止等請求事件
被告エス株式会社 原告株式会社エスプリライン
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不正競争防止法2条1項1号 著作権法112条1項 著作権法2条1項
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[概要] 1 本件は,原告が,被告による別紙被告キャッチフレーズ目録記載1ないし4
の各キャッチフレーズ(以下,番号に従って「被告キャッチフレーズ1」な
いし「被告キャッチフレーズ4」といい,併せて「被告キャッチフレーズ」
という。)の複製,公衆送信,複製物の頒布は,別紙原告キャッチフレーズ
目録記載1ないし3の各キャッチフレーズ(以下,番号に従って「原告
キャッチフレーズ1」ないし「原告キャッチフレーズ3」といい,併せて
「原告キャッチフレーズ」という。)の著作権侵害(なお,原告は,侵害に
係る支分権を明らかにしていない。)又は不正競争を構成すると主張して,被
告に対し,被告キャッチフレーズの複製,公衆送信,複製物の頒布の差止めを
求めるとともに,不法行為(著作権侵害行為,不正競争行為又は一般不法行
為)に基づく損害賠償金60万円及びこれに対する平成26年9月2日(訴状
送達の日の翌日)から支払済みまでの民法所定年5分の割合による遅延損害金
の支払を求める事案である。
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著作権
平成27年3月16日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)4962一部認容
著作権及び商標権侵害差止等請求事件
被告株式会社コスミック出版
補助参加人株式会社メディアジャパン 原告有限会社アートステーション
株式会社コスモ・コーディネート
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著作権法112条1項 著作権法114条2項 著作権法26条の2 民事訴訟法142条
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[概要] 1 請求原因
(1) 著作権(持分)に基づく請求(原告ら)
ア 原告らの著作権
(ア) 原告らは,著作権の保護期間を満了しパブリックドメインとなっ
たディズニーの名作長編アニメーション映画「三人の騎士」(以下
「原作映画」という。)につき,日本語吹替え音声及び日本語字幕
を付け直した,別紙1原告ら商品目録記載のDVD(以下「原告ら
DVD」という。)を製作している。
(イ) 原告らDVDの日本語台詞 の原稿(以下「本件台詞原稿」とい
う。)及び日本語字幕(以下「本件字幕」という。)は,原告アー
トステーションが著作権を取得した。
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著作権
平成27年3月12日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)28342一部認容
著作権侵害差止等請求事件
被告株式会社日本教文社
生長の家田中伸一郎 原告公益財団法人生長の家社会事業
株式会社光明思想社
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民法597条2項
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[概要] 本件は,原告らが,別紙著作物目録記載の言語の著作物(以下,それぞれ
を「本件著作物1」,「本件著作物2」といい,「本件各著作物」と総称す
る。)につき原告公益財団法人生長の家社会事業団(以下「原告事業団」と
いう。)が著作権を,原告光明思想社が出版権を有し,被告教文社による被
告書籍1の出版及び被告生長の家による同目録記載2の書籍(以下「被告書
籍2」という。)の出版はそれぞれ本件各著作物に係る原告らの著作権(複
製権,譲渡権)及び出版権を侵害すると主張して,被告らに対し,原告事業
団は著作権に基づく複製,頒布の差止め等を,原告光明思想社は出版権に基
づく複製の差止めを求めるとともに,原告らそれぞれに対する不法行為に基
づく損害賠償金(弁護士費用相当額)及び不法行為の後の日である被告教文
社につき平成25年11月23日から,被告生長の家につき同月25日から
各支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事
案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成27年2月26日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)32114一部認容
損害賠償請求事件
被告乙
株式会社ケイ・アソシエイツ
ら 原告甲飯野毅一
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著作権法65条2項 民法719条1項 著作権法114条2項
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[概要] 本件は,別紙記載の亡A(以下「亡A」という。)の作品24点(以下,一
括して「本件作品」という。)に係る著作権(以下「本件著作権」という。)
の共有者である原告が,被告らにおいて原告に無断で本件作品の複製を他人に
許諾したことにより,原告は本件著作権の2分の1の共有持分権を侵害されて
損害を被ったと主張して,被告らに対し,民法719条1項に基づく損害賠償
金1260万円及びこれに対する不法行為の日である平成14年8月7日から
支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の連帯支払を求める事
案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成27年2月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)15362一部認容
著作権侵害差止等請求事件
被告株式会社テレビマンユニオン 原告X
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著作権法19条3項 著作権法10条1項7号 著作権法21条 著作権法112条1項
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[概要] 1 前提事実(証拠を掲げていない事実は当事者間に争いがない。)
(1) 当事者
原告は,フリーのライターであり,「大君の通貨」(昭和59年9月刊
行)で「第4回新田次郎賞」を受賞し,「恵比寿屋善兵衛手控」(平成5
年10月刊行)で「第110回直木賞」を受賞し,そのほかにも作品を発
表している。
被告は,テレビ,ラジオ番組の企画・制作を主たる業務とする株式会社
である。
▶判決の詳細
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著作権
平成27年2月25日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ネ)10094控訴棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件
控訴人X 被控訴人Y
株式会社日本文芸社
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不正競争防止法2条1項2号 不正競争防止法2条1項1号
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[概要] 1 本件は,控訴人が,被控訴人Y(以下「被控訴人Y」という。)が著作し,被
控訴人日本文芸社(以下「被控訴人会社」という。)が出版する原判決別紙被告書籍
目録1記載の書籍(題号「1日1分から 1本のバンドですっきりスリム 巻くだ
けでやせる!」。以下「被控訴人書籍1」という。)及び同目録2記載の書籍(題号
「腰痛・肩こり・ひざ痛 巻くだけで痛みをとる!」。以下「被控訴人書籍2」とい
い,被控訴人書籍1と合わせて「被控訴人書籍」という。)の発行は,控訴人の著作
した原判決別紙原告著作物目録記載の書籍(題号「バンド1本でやせる!巻くだけ
ダイエット」。以下「控訴人書籍」という。)の著作権(複製権,翻案権)及び著作
者人格権(同一性保持権,氏名表示権)を侵害し,又は不正競争防止法2条1項1
号若しくは2号の不正競争に当たると主張して,被控訴人らに対し,①控訴人書籍
に係る複製権,翻案権,同一性保持権又は氏名表示権(著作権法21条,27条,
20条1項,19条1項,112条1項)に基づき,被控訴人書籍の複製及び頒布
の差止め,②不正競争防止法2条1項1号,2号,3条1項に基づき,被控訴人書
籍の製造,販売,販売のための展示の差止め,③著作権法112条2項又は不正競
争防止法3条2項に基づき,被控訴人書籍の廃棄,④民法709条,719条,著
▶判決の詳細
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著作権
平成27年2月12日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)33433一部認容
損害賠償請求事件
被告A 原告株式会社建築ピボット
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著作権法114条4項 著作権法114条3項
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[概要] 1 原告は,別紙「請求の原因」記載のとおり主張する。
被告は,適式の呼出を受けながら,本件口頭弁論期日に出頭せず,答弁書そ
の他の準備書面も提出しない。したがって,被告において,原告の主張する請
求原因事実を争うことを明らかにしないものと認め,これを自白したものとみ
なす。
2 よって,原告は,被告に対し,原告のプログラムの著作物であるDRA-C
AD10(以下「本件ソフトウェア」という。)の複製権,送信可能化権,著
作者人格権(同一性保持権)侵害に基づき,その被った損害の賠償を請求する
ことができる。
3 原告は,著作権法114条3項に基づく損害のみを主張し,被告が本件ソフ
トウェアの違法複製版をダウンロードサイトに記録,蔵置し,インターネット
オークションサイトを経由してダウンロード販売を行ったことにより,原告は,
本件ソフトウェアを正規に販売する機会を56回分失ったなどとして,本件ソ
フトウェアに係る商品の標準小売価格である19万9500円の56回分であ
る1117万2000円を原告が受けた損害の額であるとする。
▶判決の詳細
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著作権
平成27年2月6日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)10797請求棄却
損害賠償等請求事件
被告株式会社ニュートラルマネジメント
Y1
Y2
Y3 原告株式会社商業美術
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著作権法112条1項
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[概要] 1 前提事実(証拠を掲げていない事実は当事者間に争いがない。以下,証
拠番号の枝番の記載を省略することがある。)
(1) 当事者
ア 原告は,ファッションモデル(以下「モデル」という。)の事業部門
である「SUPERBALL 事業部」(以下「原告モデル事業部」という。)の
ほか,レストラン業等を営む株式会社である。
▶判決の詳細
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著作権
平成27年1月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)22400請求棄却
著作権侵害停止等請求事件
被告A 原告株式会社東京リーガルマインド
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著作権法21条 著作権法112条1項 著作権法6条 著作権法13条
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[概要] 1 本件は,別紙1「原告書籍目録」記載の書籍(以下「原告書籍」という。)
の著作権を有するとする原告が,別紙2「被告書籍目録」記載の書籍(以下
「被告書籍」という。)を販売するなどしている被告に対し,被告が被告書籍
を販売・頒布する行為は,原告の複製権(著作権法21条)及び譲渡権(同法
26条の2)を侵害し(なお,「頒布」には,複製物を公衆に貸与することが
含まれるが〔同法2条1項19号〕,原告は貸与権〔同法26条の3〕の侵害
には言及していない。),また,被告がその管理するインターネットサイト上
で被告書籍を表示・配信する行為は,原告の複製権(同法21条),自動公衆
送信権及び送信可能化権(同法23条)を侵害すると主張して,著作権法11
2条1項に基づき,被告書籍の販売・頒布,並びに上記サイト上における被告
書籍の複製,自動公衆送信及び送信可能化の差止めを求めるとともに,侵害の
停止又は予防に必要な措置(同条2項)として,被告書籍の廃棄を求め,さら
に,不法行為(著作権侵害に基づく請求と一般不法行為に基づく請求の選択的
併合)に基づく損害賠償金210万円(被告書籍の販売に対する使用料相当の
損害10万円と弁護士費用200万円の合計)及びこれに対する訴状送達の日
▶判決の詳細
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著作権
平成27年1月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成24(ワ)21067一部認容
著作権侵害差止等請求事件
被告A 原告インター・イケア・システム
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商標法38条2項 著作権法112条1項 商標法36条1項
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| 侵害 | 38回 | | 商標権 | 20回 | | 差止 | 10回 | | 損害賠償 | 2回 |
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[概要] 本件は,原告が,①被告が別表1「被告サイト」「製品写真」欄の製品写真
(別紙6の対応する番号の製品写真。以下「被告各写真」といい,個別の製品
写真をその番号に従い「被告写真A1」のようにいう。)及び別表2「被告サ
イト」欄の文章,写真(別紙6の対応する番号の文章,写真。以下「被告各文
章等」といい,被告各写真と併せて「本件写真等」という。)をドメイン名
「IKEA-STORE.JP」(以下「旧ドメイン名」という。)又は「STORE051.COM」
(以下「新ドメイン名」という。)を使用したウェブサイト(以下「被告サイ
ト」という。)に掲載したことは原告の著作権を侵害し,②被告が別紙3被告
標章目録記載1ないし4の標章(以下「被告各標章」という。)を被告サイト
のhtmlファイルのタイトルタグ,メタタグとして使用したことは,原告の
商標権を侵害し,また,不正競争に当たると主張して,被告に対し,①著作権
法112条1項,2項に基づき,別紙1製品写真目録1記載の製品写真データ
(被告各写真の一部)及び別紙2文章写真目録1記載の文章,写真データ(被
告各文章等)のウェブサイトへの掲載の差止め,これらの自動公衆送信及び送
信可能化の差止め並びにこれらの廃棄,②商標法36条1項,2項,不正競争
▶判決の詳細
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著作権
平成27年1月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)8146一部認容
損害賠償請求事件
被告パナソニック健康保険組合田中宏岳 原告株式会社エスアイ大橋正典
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著作権法115条の5 著作権法114条の5 著作権法20条1項
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[概要] 本件は,原告が,被告に対し,被告は,原告が著作権を有するイラストを無
断で利用したポスター等のプロダクトを自ら製作し,又は第三者に製作させて,
原告のイラストの著作権(複製権又は翻案権)及び著作者人格権(同一性保持
権)を侵害して原告に損害を与えた,被告は,プロダクトを原告に優先的に発
注するとの合意に違反し,第三者に発注して原告に損害を与えたと主張して,
主位的に著作権及び著作者人格権侵害による損害賠償請求権に基づき,予備的
に債務不履行による損害賠償請求権に基づき,損害賠償金合計3355万円及
びこれに対する不法行為の後である平成23年8月31日から支払済みまで民
法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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