権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
著作権
平成27年4月14日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ネ)10063控訴棄却
著作権侵害行為差止等請求控訴事件
控訴人ピーター・オプスヴィック・エイエス
ストッケ・エイエス 被控訴人株式会社カトージ川岸弘樹
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著作権法112条1項 著作権法1条 著作権法21条 著作権法114条3項
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[概要] 1 訴訟の概要
⑴ 本件は,控訴人らが,被控訴人に対し,被控訴人の製造,販売する被控訴
人製品の形態が,控訴人らの製造等に係る別紙1「控訴人ら製品目録」記載の製品
(以下「控訴人製品」という。)の形態的特徴に類似しており,被控訴人による被控
訴人製品の製造等の行為は,①控訴人オプスヴィック社の有する控訴人製品の著作
権(以下「控訴人オプスヴィック社の著作権」ともいう。)及び同著作権について控
訴人ストッケ社の有する独占的利用権(以下「控訴人ストッケ社の独占的利用権」
ともいう。)を侵害するとともに,②控訴人らの周知又は著名な商品等表示に該当す
る控訴人製品の形態的特徴と類似する商品等表示を使用した被控訴人製品の譲渡等
として,不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条1項1号又は2号の「不正
競争」に該当する,仮に,上記侵害及び不正競争に該当すると認められない場合で
あっても,少なくとも③控訴人らの信用等を侵害するものとして民法709条の一
般不法行為が成立する旨主張して,①控訴人らにおいて,不競法3条1項及び2項
に基づき,控訴人オプスヴィック社において,著作権法112条1項及び2項に基
づき,被控訴人製品の製造,販売等の差止め及び破棄を求め,②控訴人オプスヴィ
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著作権
平成27年3月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)7527請求棄却
著作権確認等請求事件
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著作権法112条1項 著作権法6条 民法715条1項 著作権法19条1項
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[概要] 1 本件は,別紙論文目録記載1の論文(以下「原告論文」という。)の著作者
である原告が,被告Bが単独又は被告Aと共同で執筆した別紙論文目録記載2
ないし4の各論文及び訴外Cが執筆した論文(以下「C論文」という。)の中
にそれぞれ原告論文の記述とほぼ同一の記述があることを前提に,これらが原
告論文に係る原告の著作権(複製権又は翻案権)及び著作者人格権(同一性保
持権及び氏名表示権)を侵害する不法行為であり,また,学術論文を他人に盗
用・剽窃されない利益を侵害する一般不法行為(民法709条)を構成し,被
告Aが勤める大学院を運営する被告学園は被告Aの各不法行為について使用者
責任(同法715条1項)を負うと主張して,被告B及び被告Aに対しては,
別紙論文目録記載2ないし4の各論文による著作権侵害及び著作者人格権侵害
の共同不法行為に基づき,被告学園に対しては,その使用者責任に基づき,慰
謝料及び弁護士費用として330万円及びこれに対する各不法行為の日から民
法所定の年5分の割合による遅延損害金の連帯支払を求め〔請求の趣旨1項〕,
また,被告Aに対しては,別紙論文目録記載2及び3の各論文による学術論文
を盗用・剽窃されない利益の侵害に係る一般不法行為並びにC論文による著作
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著作権
平成27年3月26日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)19494一部認容
著作権侵害差止等請求事件
被告株式会社笠倉出版社川添大資 原告株式会社新紀元社小林健太郎
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[概要] 本件は,原告が,被告の出版,販売する別紙物件目録記載の書籍(以下「被
告書籍」という。)は,原告が出版,販売している「幻想ネーミング辞典」
(以下「原告書籍」という。)を複製又は翻案したものであり,被告は原告の
著作権(複製権又は翻案権)と著作者人格権(同一性保持権及び氏名表示権)
を侵害していると主張して,被告に対し,著作権法(以下「法」という。)1
12条に基づく被告書籍の印刷,出版,販売及び頒布の差止めと廃棄を求める
とともに,著作権及び著作者人格権侵害の不法行為に基づく損害賠償として主
位的に損害賠償金7248万4686円,予備的に損害賠償金2886万50
00円並びにこれらに対する不法行為の後であり訴状送達の日の翌日である平
成25年8月30日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害
金の支払を求める事案である。
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著作権
平成27年3月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成24(ワ)19125一部認容
損害賠償請求事件
被告株式會社Aⅰ
Aⅱ
Aⅱ補助参加人有限会社グループ・ゼロ
Aⅲ
株式会社Aⅳ
Aⅴ 原告株式会社MANGARAK
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民法651条1項 著作権法113条 著作権法27条 民法108条
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許諾 | 308回 | 侵害 | 84回 | 損害賠償 | 48回 | 無効 | 28回 |
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[概要] 本件は,漫画原作者である被告Aⅱから著作物独占的利用権の設定を受けた
と主張する原告(旧商号:平成19年6月5日まで「ウクソンジャパン株式
会社」,平成21年1月29日まで「被告Aⅵ株式会社」,同年3月30日
まで「劇画村塾株式会社」。同日以降現商号。甲1,25)が,被告らに対
し,不法行為(独占的利用権の侵害)に基づく損害賠償を求める(請求の趣
旨第1項~第5項)とともに,被告Aⅱに対し,貸金の返還を求め(請求の
趣旨第6項),さらに,被告Aⅱに対し,請求の趣旨第1項~第5項の予備
的請求として不当利得の返還を求める(請求の趣旨第7項)事案である。
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著作権
平成27年3月24日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)31738一部認容
著作権及び商標権侵害差止等請求事件
被告株式会社メディアジャパン福田純一 原告有限会社アートステーション
株式会社コスモ・コーディネート
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著作権法114条1項 商標法2条3項1号 著作権法113条1項1号 著作権法112条1項
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[概要] ウォルト・ディズニーのアニメーション映画「三人の騎士」(以下「本件
アニメ映画」という。)は既に著作権の保護期間が満了しているところ,被
告は,これに日本語の音声及び字幕を付したDVD商品の販売等をしている。
本件は,被告による別紙被告商品目録記載のDVD商品(以下,同目録記
載1の商品を「被告商品1」,同2の商品を「被告商品2」といい,併せて
「被告商品」と総称する。)の輸入,製造及び販売行為(ただし,被告商品
1については争いがある。)につき,(1) 原告ら(以下,それぞれを「原
告アートステーション」,「原告コスモ・コーディネート」という。)が,
原告らの共有する別紙本件著作物目録記載1の日本語台詞原稿(以下「本件
台詞原稿」という。)及び同2の日本語字幕(以下「本件字幕」といい,本
件台詞原稿と併せて「本件台詞原稿等」という。)の著作権(複製権及び譲
渡権。以下「本件著作権」という。ただし,著作物性及び著作権の帰属につ
いては争いがある。)を侵害すると主張して,被告に対し,① 被告商品の
輸入,製造及び販売の差止め(著作権法112条1項,113条1項1号),
② 主位的に著作権侵害の不法行為による損害賠償金として,予備的に不当
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著作権
平成27年3月20日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)21237請求棄却
著作権侵害差止等請求事件
被告エス株式会社 原告株式会社エスプリライン
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不正競争防止法2条1項1号 著作権法112条1項 著作権法2条1項
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[概要] 1 本件は,原告が,被告による別紙被告キャッチフレーズ目録記載1ないし4
の各キャッチフレーズ(以下,番号に従って「被告キャッチフレーズ1」な
いし「被告キャッチフレーズ4」といい,併せて「被告キャッチフレーズ」
という。)の複製,公衆送信,複製物の頒布は,別紙原告キャッチフレーズ
目録記載1ないし3の各キャッチフレーズ(以下,番号に従って「原告
キャッチフレーズ1」ないし「原告キャッチフレーズ3」といい,併せて
「原告キャッチフレーズ」という。)の著作権侵害(なお,原告は,侵害に
係る支分権を明らかにしていない。)又は不正競争を構成すると主張して,被
告に対し,被告キャッチフレーズの複製,公衆送信,複製物の頒布の差止めを
求めるとともに,不法行為(著作権侵害行為,不正競争行為又は一般不法行
為)に基づく損害賠償金60万円及びこれに対する平成26年9月2日(訴状
送達の日の翌日)から支払済みまでの民法所定年5分の割合による遅延損害金
の支払を求める事案である。
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著作権
平成27年3月16日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)4962一部認容
著作権及び商標権侵害差止等請求事件
被告株式会社コスミック出版
補助参加人株式会社メディアジャパン 原告有限会社アートステーション
株式会社コスモ・コーディネート
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著作権法112条1項 著作権法114条2項 著作権法26条の2 民事訴訟法142条
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[概要] 1 請求原因
(1) 著作権(持分)に基づく請求(原告ら)
ア 原告らの著作権
(ア) 原告らは,著作権の保護期間を満了しパブリックドメインとなっ
たディズニーの名作長編アニメーション映画「三人の騎士」(以下
「原作映画」という。)につき,日本語吹替え音声及び日本語字幕
を付け直した,別紙1原告ら商品目録記載のDVD(以下「原告ら
DVD」という。)を製作している。
(イ) 原告らDVDの日本語台詞 の原稿(以下「本件台詞原稿」とい
う。)及び日本語字幕(以下「本件字幕」という。)は,原告アー
トステーションが著作権を取得した。
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著作権
平成27年3月12日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)28342一部認容
著作権侵害差止等請求事件
被告株式会社日本教文社
生長の家田中伸一郎 原告公益財団法人生長の家社会事業
株式会社光明思想社
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民法597条2項
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[概要] 本件は,原告らが,別紙著作物目録記載の言語の著作物(以下,それぞれ
を「本件著作物1」,「本件著作物2」といい,「本件各著作物」と総称す
る。)につき原告公益財団法人生長の家社会事業団(以下「原告事業団」と
いう。)が著作権を,原告光明思想社が出版権を有し,被告教文社による被
告書籍1の出版及び被告生長の家による同目録記載2の書籍(以下「被告書
籍2」という。)の出版はそれぞれ本件各著作物に係る原告らの著作権(複
製権,譲渡権)及び出版権を侵害すると主張して,被告らに対し,原告事業
団は著作権に基づく複製,頒布の差止め等を,原告光明思想社は出版権に基
づく複製の差止めを求めるとともに,原告らそれぞれに対する不法行為に基
づく損害賠償金(弁護士費用相当額)及び不法行為の後の日である被告教文
社につき平成25年11月23日から,被告生長の家につき同月25日から
各支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事
案である。
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著作権
平成27年2月26日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)32114一部認容
損害賠償請求事件
被告乙
株式会社ケイ・アソシエイツ
ら 原告甲飯野毅一
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著作権法65条2項 民法719条1項 著作権法114条2項
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[概要] 本件は,別紙記載の亡A(以下「亡A」という。)の作品24点(以下,一
括して「本件作品」という。)に係る著作権(以下「本件著作権」という。)
の共有者である原告が,被告らにおいて原告に無断で本件作品の複製を他人に
許諾したことにより,原告は本件著作権の2分の1の共有持分権を侵害されて
損害を被ったと主張して,被告らに対し,民法719条1項に基づく損害賠償
金1260万円及びこれに対する不法行為の日である平成14年8月7日から
支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の連帯支払を求める事
案である。
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著作権
平成27年2月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)15362一部認容
著作権侵害差止等請求事件
被告株式会社テレビマンユニオン 原告X
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著作権法19条3項 著作権法10条1項7号 著作権法21条 著作権法112条1項
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[概要] 1 前提事実(証拠を掲げていない事実は当事者間に争いがない。)
(1) 当事者
原告は,フリーのライターであり,「大君の通貨」(昭和59年9月刊
行)で「第4回新田次郎賞」を受賞し,「恵比寿屋善兵衛手控」(平成5
年10月刊行)で「第110回直木賞」を受賞し,そのほかにも作品を発
表している。
被告は,テレビ,ラジオ番組の企画・制作を主たる業務とする株式会社
である。
▶判決の詳細
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著作権
平成27年2月25日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ネ)10094控訴棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件
控訴人X 被控訴人Y
株式会社日本文芸社
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不正競争防止法2条1項2号 不正競争防止法2条1項1号
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[概要] 1 本件は,控訴人が,被控訴人Y(以下「被控訴人Y」という。)が著作し,被
控訴人日本文芸社(以下「被控訴人会社」という。)が出版する原判決別紙被告書籍
目録1記載の書籍(題号「1日1分から 1本のバンドですっきりスリム 巻くだ
けでやせる!」。以下「被控訴人書籍1」という。)及び同目録2記載の書籍(題号
「腰痛・肩こり・ひざ痛 巻くだけで痛みをとる!」。以下「被控訴人書籍2」とい
い,被控訴人書籍1と合わせて「被控訴人書籍」という。)の発行は,控訴人の著作
した原判決別紙原告著作物目録記載の書籍(題号「バンド1本でやせる!巻くだけ
ダイエット」。以下「控訴人書籍」という。)の著作権(複製権,翻案権)及び著作
者人格権(同一性保持権,氏名表示権)を侵害し,又は不正競争防止法2条1項1
号若しくは2号の不正競争に当たると主張して,被控訴人らに対し,①控訴人書籍
に係る複製権,翻案権,同一性保持権又は氏名表示権(著作権法21条,27条,
20条1項,19条1項,112条1項)に基づき,被控訴人書籍の複製及び頒布
の差止め,②不正競争防止法2条1項1号,2号,3条1項に基づき,被控訴人書
籍の製造,販売,販売のための展示の差止め,③著作権法112条2項又は不正競
争防止法3条2項に基づき,被控訴人書籍の廃棄,④民法709条,719条,著
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著作権
平成27年2月12日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)33433一部認容
損害賠償請求事件
被告A 原告株式会社建築ピボット
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著作権法114条4項 著作権法114条3項
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[概要] 1 原告は,別紙「請求の原因」記載のとおり主張する。
被告は,適式の呼出を受けながら,本件口頭弁論期日に出頭せず,答弁書そ
の他の準備書面も提出しない。したがって,被告において,原告の主張する請
求原因事実を争うことを明らかにしないものと認め,これを自白したものとみ
なす。
2 よって,原告は,被告に対し,原告のプログラムの著作物であるDRA-C
AD10(以下「本件ソフトウェア」という。)の複製権,送信可能化権,著
作者人格権(同一性保持権)侵害に基づき,その被った損害の賠償を請求する
ことができる。
3 原告は,著作権法114条3項に基づく損害のみを主張し,被告が本件ソフ
トウェアの違法複製版をダウンロードサイトに記録,蔵置し,インターネット
オークションサイトを経由してダウンロード販売を行ったことにより,原告は,
本件ソフトウェアを正規に販売する機会を56回分失ったなどとして,本件ソ
フトウェアに係る商品の標準小売価格である19万9500円の56回分であ
る1117万2000円を原告が受けた損害の額であるとする。
▶判決の詳細
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著作権
平成27年2月6日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)10797請求棄却
損害賠償等請求事件
被告株式会社ニュートラルマネジメント
Y1
Y2
Y3 原告株式会社商業美術
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著作権法112条1項
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[概要] 1 前提事実(証拠を掲げていない事実は当事者間に争いがない。以下,証
拠番号の枝番の記載を省略することがある。)
(1) 当事者
ア 原告は,ファッションモデル(以下「モデル」という。)の事業部門
である「SUPERBALL 事業部」(以下「原告モデル事業部」という。)の
ほか,レストラン業等を営む株式会社である。
▶判決の詳細
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著作権
平成27年1月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)22400請求棄却
著作権侵害停止等請求事件
被告A 原告株式会社東京リーガルマインド
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著作権法21条 著作権法112条1項 著作権法6条 著作権法13条
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[概要] 1 本件は,別紙1「原告書籍目録」記載の書籍(以下「原告書籍」という。)
の著作権を有するとする原告が,別紙2「被告書籍目録」記載の書籍(以下
「被告書籍」という。)を販売するなどしている被告に対し,被告が被告書籍
を販売・頒布する行為は,原告の複製権(著作権法21条)及び譲渡権(同法
26条の2)を侵害し(なお,「頒布」には,複製物を公衆に貸与することが
含まれるが〔同法2条1項19号〕,原告は貸与権〔同法26条の3〕の侵害
には言及していない。),また,被告がその管理するインターネットサイト上
で被告書籍を表示・配信する行為は,原告の複製権(同法21条),自動公衆
送信権及び送信可能化権(同法23条)を侵害すると主張して,著作権法11
2条1項に基づき,被告書籍の販売・頒布,並びに上記サイト上における被告
書籍の複製,自動公衆送信及び送信可能化の差止めを求めるとともに,侵害の
停止又は予防に必要な措置(同条2項)として,被告書籍の廃棄を求め,さら
に,不法行為(著作権侵害に基づく請求と一般不法行為に基づく請求の選択的
併合)に基づく損害賠償金210万円(被告書籍の販売に対する使用料相当の
損害10万円と弁護士費用200万円の合計)及びこれに対する訴状送達の日
▶判決の詳細
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著作権
平成27年1月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成24(ワ)21067一部認容
著作権侵害差止等請求事件
被告A 原告インター・イケア・システム
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商標法38条2項 著作権法112条1項 商標法36条1項
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侵害 | 38回 | 商標権 | 20回 | 差止 | 10回 | 損害賠償 | 2回 |
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[概要] 本件は,原告が,①被告が別表1「被告サイト」「製品写真」欄の製品写真
(別紙6の対応する番号の製品写真。以下「被告各写真」といい,個別の製品
写真をその番号に従い「被告写真A1」のようにいう。)及び別表2「被告サ
イト」欄の文章,写真(別紙6の対応する番号の文章,写真。以下「被告各文
章等」といい,被告各写真と併せて「本件写真等」という。)をドメイン名
「IKEA-STORE.JP」(以下「旧ドメイン名」という。)又は「STORE051.COM」
(以下「新ドメイン名」という。)を使用したウェブサイト(以下「被告サイ
ト」という。)に掲載したことは原告の著作権を侵害し,②被告が別紙3被告
標章目録記載1ないし4の標章(以下「被告各標章」という。)を被告サイト
のhtmlファイルのタイトルタグ,メタタグとして使用したことは,原告の
商標権を侵害し,また,不正競争に当たると主張して,被告に対し,①著作権
法112条1項,2項に基づき,別紙1製品写真目録1記載の製品写真データ
(被告各写真の一部)及び別紙2文章写真目録1記載の文章,写真データ(被
告各文章等)のウェブサイトへの掲載の差止め,これらの自動公衆送信及び送
信可能化の差止め並びにこれらの廃棄,②商標法36条1項,2項,不正競争
▶判決の詳細
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著作権
平成27年1月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)8146一部認容
損害賠償請求事件
被告パナソニック健康保険組合田中宏岳 原告株式会社エスアイ大橋正典
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著作権法115条の5 著作権法114条の5 著作権法20条1項
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[概要] 本件は,原告が,被告に対し,被告は,原告が著作権を有するイラストを無
断で利用したポスター等のプロダクトを自ら製作し,又は第三者に製作させて,
原告のイラストの著作権(複製権又は翻案権)及び著作者人格権(同一性保持
権)を侵害して原告に損害を与えた,被告は,プロダクトを原告に優先的に発
注するとの合意に違反し,第三者に発注して原告に損害を与えたと主張して,
主位的に著作権及び著作者人格権侵害による損害賠償請求権に基づき,予備的
に債務不履行による損害賠償請求権に基づき,損害賠償金合計3355万円及
びこれに対する不法行為の後である平成23年8月31日から支払済みまで民
法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成26年12月24日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)4088請求棄却
損害賠償請求事件
被告B 原告A
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著作権法27条 著作権法19条1項
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[概要] 1 本件は,別紙書籍目録記載の書籍(以下「本件問答集」という。)における
「解題」と題する部分(以下「本件解題」という。)を執筆した原告が,「法
史学研究会会報15号」(以下「本件会報」という。)に本件問答集の書評
(以下「本件書評」という。)を寄稿した被告に対し,本件書評は本件解題の
翻案物であり,被告は原告の著作権(翻案権)及び著作者人格権(氏名表示
権・同一性保持権)を侵害した旨主張して,翻案権侵害の不法行為又は氏名表
示権及び同一性保持権の侵害の不法行為に基づく損害賠償金300万円及びこ
れに対する平成26年3月3日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまでの民
法所定年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である(翻案権侵害
の不法行為に基づく請求と氏名表示権及び同一性保持権の侵害の不法行為に基
づく請求は,選択的併合の関係にある。なお,以下では,人物その他の固有名
詞を中心に,一部の表記を常用漢字で置き換えた箇所がある。)。
2 前提事実(争いのない事実以外は,証拠等を末尾に記載する。)
(1) 当事者
ア 原告は,城西大学経済学部准教授の地位にあり,法史学研究会に所属す
▶判決の詳細
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著作権
平成26年12月19日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)9673請求棄却
書籍出版差止等請求事件
被告株式会社育鵬社
株式会社扶桑社
B
C
D 原告A
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著作権法117条2項 著作権法27条 著作権法112条1項 著作権法114条2項
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[概要] 1 本件は,原告が,被告らが制作して出版する別紙書籍目録記載1及び2の各
書籍が原告の著作権を有する書籍の記述を流用したものであり,原告の翻案権
及び著作者人格権(同一性保持権,氏名表示権)を侵害すると主張して,著作
権法112条1項及び2項に基づき,被告らに対し,被告書籍1の出版等の差
止めを求めるとともに,同書籍の発行者である被告育鵬社及び被告扶桑社に対
し,同書籍の廃棄を求め,また,共同不法行為に基づき,被告ら各自に対して,
翻案権侵害に係る損害賠償金及び著作者人格権侵害に係る慰謝料並びにこれら
に対する別紙書籍目録記載2の書籍(以下,同書籍を「被告書籍2」といい,
被告書籍1と併せて「被告書籍」という。)の教科書検定の合格日である平成
23年3月30日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金
の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成26年12月18日 東京地方裁判所
▶概要
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平成22(ワ)38369一部認容
著作権侵害差止請求事件
被告有限会社菁映社
X亀岡知子 原告株式会社エーピーピーカンパニー小倉秀夫
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著作権法114条3項 著作権法112条1項 著作権法10条1項6号
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[概要] 本件は,別紙物件目録記載の各地図(以下,「本件各地図」と総称し,同
目録記載1の地図を「本件江戸図」,同2の地図を「本件明治図」とい
う。)の著作権者であると主張する原告が,被告らが本件各地図につき著作
権を有すると主張してこれらを複製ないし翻案し,また,被告X(以下「被
告X」という。)と被告有限会社菁映社(以下「被告会社」という。)の代
表者が原告の事業を妨害したことが不法行為に当たるとして,被告らに対し,
① 原告が本件各地図の著作権を有することの確認,② 著作権法112条
1項及び2項に基づく本件各地図の複製等の差止め及び廃棄,③ 不法行為
(民法709条,719条1項,会社法350条)に基づく損害賠償金(本
件江戸図の著作権侵害につき50万円,本件明治図の著作権侵害につき10
0万円,事業妨害行為につき1年当たり200万円,弁護士費用200万円。
ただし,請求の趣旨の減縮はない。)及び不法行為の後である平成22年1
1月3日(訴状送達日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合に
よる遅延損害金の連帯支払を求めた事案である。なお,本件各地図はDVD
-ROMに収録されたものであるが,パソコンの画面に表示され,プリント
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著作権
平成26年11月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)14424請求棄却
売掛金請求事件
被告A 原告株式会社フェブライオ・エ・メッツォ
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民法173条1号 著作権法112条1項
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[概要] 1 本件は,原告が,被告に対し,(1)①主位的に,原告は,被告に,原告代表
者であるB(以下「B」という。)の作詞に係る第1歌詞及び第2歌詞(以下,
これらを併せて「本件歌詞」という。)に旋律を付した音楽(以下,それぞれ
「本件第1楽曲」及び「本件第2楽曲」といい,これらを併せて「本件楽曲」
という。)を録音収録したコンパクトディスク(以下「本件CD」という。)
を売り渡したと主張して,本件CDの売買契約(以下「本件売買契約」とい
う。)に基づき,本件CDの代金144万円及びこれに対する平成23年11
月21日(本件CDの引渡し後の日)から支払済みまでの商事法定利率年6分
の割合による遅延損害金の支払を求め(以下「本件請求(1)①」という。),
②予備的に,本件CDの制作から本件訴訟に至る一連の被告の行為(本件訴訟
において,被告が本件請求(1)①に関する抗弁として消滅時効の完成を主張し,
同時効を援用したことを含む。)が原告に対する不法行為を構成すると主張し
て,損害賠償金144万円及びこれに対する平成26年3月10日(消滅時効
援用の日)から支払済みまでの民法所定年5分の割合による遅延損害金の支払
を求める(以下「本件請求(1)②」という。)とともに,(2)原告は,Bから本
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著作権
平成26年11月26日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)7280
発信者情報開示請求事件
被告ビッグローブ株式会社 原告A
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著作権法2条1項10号 著作権法2条1項1号
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[概要] 本件は,原告が,別紙ウェブページ目録記載1のURLにより表示されるウ
ェブページ(以下「本件サイト」という。)において氏名不詳者(以下「本件
発信者」という。)がアップロードした同目録記載2のファイルに含まれるプ
ログラムとされる制作物(以下「発信者プログラム」という。)は,原告の創
作に係るプログラムとされる制作物(以下「本件パッチ」という。)の複製物
ないし翻案物であり,本件発信者の行為は原告の複製権又は翻案権及び公衆送
信権を侵害するものであることが明らかであるから,本件発信者に対し損害賠
償請求権を行使するために本件発信者に係る発信者情報の開示を受ける正当な
理由があると主張して,特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発
信者情報の開示に関する法律(以下「プロバイダ責任制限法」という。)4条
1項に基づき,被告に対し,別紙発信者情報目録記載の発信者情報の開示を求
める事案である。
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著作権
平成26年11月13日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)8321等一部認容
貸金等請求事件
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著作権法65条2項 民事訴訟法61条 著作権法114条3項 著作権法2条1項12号
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[概要] 1 事案の概要
本件は,原告P1が,被告会社に対し,消費貸借契約に基づく貸金の返還
を,被告P2に対し,保証契約に基づく保証債務の履行(甲事件)を求め,
原告会社が,被告会社に対し,請負代金債権を原債権とする債務弁済契約
(準消費貸借契約)に基づく弁済金の支払を,被告P2に対し,保証契約に
基づく保証債務の履行(乙事件)をそれぞれ求めている事案である。被告ら
は,①甲事件,乙事件双方の請求に対し,被告会社のプログラム著作権の侵
害による損害賠償請求を,②乙事件の請求に対し,被告会社の業務委託契約
に基づく委託金請求権を,それぞれ自働債権とする相殺の抗弁を主張してい
る。
2 前提事実(証拠等の掲記のない事実は当事者間に争いがない。)
(1) 当事者
ア 原告会社は,コンピューターシステム及びソフトウェアの設計,開発
等を目的とする株式会社であり,原告P1はその代表者である。
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著作権
平成26年11月7日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)2728請求棄却
損害賠償請求事件 (日神パレステージ初台オペラ通り新築工事)
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民法709条 著作権法10条1項6号 著作権法2条1項1号
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[概要] 1 前提となる事実(証拠を掲げていない事実は当事者間に争いがない。)
(1) 当事者
ア 原告は,建築設計を主たる業とする株式会社である。
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著作権
平成26年10月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)17433一部認容
損害賠償等請求事件
被告G.C.PRESS株式会社 原告有限会社玄廬
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著作権法112条1項 著作権法2条1項15号 著作権法114条2項
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[概要] 本件は,原告代表者から別紙原告著作物目録記載①~⑨の絵柄(以下「原
告著作物」と総称し,それぞれを「原告著作物①」などという。)の著作権
の譲渡を受けた原告が,被告に対し,被告商品の製造及び販売は原告の著作
権(複製権)を侵害する行為であると主張して,著作権法112条1項及び
2項に基づき被告商品の販売の差止め及び廃棄を求めるとともに,著作権
(複製権)侵害の不法行為に基づく損害賠償金の支払を求める事案である。
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著作権
平成26年10月30日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ネ)10042控訴棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件
控訴人株式会社ビーエスエス 被控訴人インターナショナル・システム・サービス株式会社
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著作権法112条1項 民事訴訟法224条
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[概要] 1 本件は,控訴人が,「BSS-PACK」という統合業務管理パッケージの
ソフトウェア製品(以下「BSS-PACK製品」という。)に含まれる原判決別
紙原告営業秘密プログラム目録記載1(1)ないし(7)の7本のプログラム(以下「控
訴人各プログラム」という。)の著作者人格権を有するところ,被控訴人が,BS
S-PACK製品について,平成18年8月2日から平成25年3月1日までの間
に,同目録記載1(2)のプログラム(以下「控訴人プログラム(2)」という。)のソ
ースコードの記述を変更し,「ISS-PACK」という名称を付し,控訴人名を
表示せずに販売し,控訴人の著作者人格権(同一性保持権及び氏名表示権)を侵害
したとして,著作権法112条1項及び2項に基づき,① BSS-PACK製品
につき,著作者名を「株式会社ビーエスエス」と表示すること,② BSS-PA
CK製品に,BSS-PACK以外の名称を使用しないこと,③ 控訴人プログラ
ム(2)の記述を一切変更してはならないことを求めるとともに,④ 著作者人格権侵
害の不法行為に基づく損害賠償金160万円及びこれに対する不法行為の後の日で
ある平成25年5月17日(訴状送達日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5
分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
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著作権
平成26年10月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)32154請求棄却
プログラム著作物使用権不存在確認等請求事件
被告三井住友トラスト・パナソニック 原告ディーアイシージャパン株式会社
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[概要] 本件は,別紙物件目録記載のソフトウェアプログラム(以下「本件ソフトウェ
ア」という。)の著作権者である原告が,リース業者である被告に対し,不当利
得金68万7750円(被告がユーザーから受領した再リース料相当額)及びこ
れに対する平成25年12月13日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで商
事法定利率年6分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
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著作権
平成26年10月23日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)19107一部認容
損害賠償請求事件
被告株式会社ダイヤ電機
A
B岡本敬一郎 原告株式会社第一興商木村圭太
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著作権法114条3項 民法709条
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[概要] 本件は,原告が,被告株式会社ダイヤ電機(以下「被告会社」という。)
とその役員であった被告A(以下「被告A」という。)及び被告B(以下
「被告B」という。)に対し,被告らが,(1) 原告との契約関係に基づい
て飲食店等に設置すべきカラオケ機器につき正規の手続を執らずに飲食店等
にカラオケ機器を利用させたことが一般不法行為に,(2) 原告がレコード
製作者としての権利を有する楽曲データを複製したことが著作隣接権(複製
権)侵害に当たるとして,不法行為(民法709条,719条1項)に基づ
く損害賠償金の支払を求めた事案である。
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著作権
平成26年10月22日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ネ)10089控訴棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件
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著作権法30条1項 著作権法112条1項 著作権法2条1項15号 著作権法21条
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[概要] 以下,控訴人有限会社ドライバレッジジャパンを「控訴人ドライバレッジ」,
控訴人Xを「控訴人X」,控訴人ドライバレッジ及び控訴人Xを併せて「控訴
人ら」という。
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著作権
平成26年10月21日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)6295請求棄却
著作権侵害差止等請求事件
被告P1 原告南海プランニング株式会社
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著作権法15条 民法709条 著作権法10条1項8号 著作権法15条1項
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[概要] 本件は,原告が,被告は原告の従業員であったと主張して,①雇用契約上の競業避
止義務違反に基づく損害賠償請求として,被告が第三者から受注した建築関係工事の
報酬相当額の支払を求め,②被告が自己のウェブサイトにおいて使用する写真につい
て,原告が著作権を有するとして,その使用の差止め等を求めた事案である。
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著作権
平成26年10月17日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)22468請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
被告Y 原告株式会社アールシーコア
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著作権法10条1項5号 著作権法23条 不正競争防止法2条1項1号 著作権法15条
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[概要] 1 本件は,別紙1原告表示目録記載の表示(以下「原告表示」という。)を付
加したログハウス調木造住宅(以下「原告表示の建物」という。)を販売する
原告が,別紙2被告表示目録記載の表示を付加したログハウス調木造住宅(以
下「被告建物」という。)を販売する被告に対し,①原告表示の建物はその形
態が周知な商品等表示であり,被告建物はその形態が類似するから,被告によ
る被告建物の販売は,不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条1項1
号の不正競争行為に該当する,②後記第3.4〔原告の主張〕において原告が
主張する六つの表現上の特徴を有する建物(以下「原告表現建物」という。)
は「建築の著作物」(著作権法10条1項5号)に該当し,職務著作として原
告がその著作者となるところ,(ⅰ)被告による被告建物の建築は,原告表現
建物について原告が有する著作権(翻案権)を侵害する,(ⅱ)被告建物の写
真は原告表現建物の二次的著作物であるとして,被告による別紙4被告写真目
録記載の各写真(以下「被告各写真」という。)を被告のホームページ(以下
「被告ホームページ」という。)に掲載することは,原著作者である原告の著
作権(公衆送信権)を侵害する,(ⅲ)被告による被告各写真を掲載したパン
▶判決の詳細
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著作権
平成26年10月15日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)9989請求棄却
著作物使用差止等請求事件
被告中国塗料株式会社 原告Aⅰ
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著作権法15条2項
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[概要] 1 原告の請求内容は必ずしも判然としないが,原告は,原告が被告の子会社で
ある信友株式会社(以下「信友」という。なお,信友は,平成12年10月
2日,大竹明新化学株式会社に吸収合併された。)及び中国塗料技研株式会社
(以下「中国塗料技研」という。)に出向中に作成したプログラムの著作物
である「船舶情報管理システム」(以下「本件システム」という。)につい
て,信友や中国塗料技研の「発意」は無効であり,職務著作(著作権法15条
2項)は成立せず,本件システムの著作権は原告に帰属すると主張して,本件
システムの著作権に基づき,各請求をするものと解される(なお,当庁は,民
事訴訟法13条2項,12条の規定により,本件につき管轄権を有する。)。
2 前提となる事実
末尾に掲げた証拠等によれば,以下の事実が認められる。
(1) 原告は,昭和37年4月,被告に入社し,昭和60年,被告の子会社で
ある信友に出向し,昭和61年6月から平成4年5月21日まで同社の取締
役であった。原告は,平成4年6月,中国塗料技研に出向し,平成4年5月
21日から平成5年1月30日まで同社の代表取締役であった。原告は,平
▶判決の詳細
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著作権
平成26年10月15日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ネ)10026控訴棄却
著作物利用権確認請求控訴事件
控訴人株式会社日本教文社 被控訴人公益財団法人生長の家社会事業団
補助参加人株式会社光明思想社
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著作権法63条 著作権法79条 民法144条 民法723条
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[概要] 1 本件は,控訴人が,控訴人と被控訴人との間で締結された原判決別紙書籍目
録記載1ないし31の書籍(本件書籍1~31。本件書籍1~31を併せて本
件書籍)に係る各出版使用許諾契約(本件出版使用許諾契約)の被控訴人によ
る更新拒絶(本件更新拒絶)は,①本件出版使用許諾契約においては,契約の
更新をしないで契約期間満了により契約を終了させるには,被控訴人の代理人
である宗教法人生長の家(生長の家)を含めた文書による通告を必要とする旨
約定されていたにもかかわらず,生長の家の意思に反し,被控訴人単独で行っ
たものであり,約定の要件を欠き無効である,②控訴人には本件出版使用許諾
契約に基づく何らの債務不履行行為も存しないにもかかわらず,一方的にされ
たものであり,更新を拒絶するにつき正当な理由を欠くものとして無効である,
③仮に,更新を拒絶するにつき正当な理由を要しないとしても,信義則に反し,
あるいは,権利の濫用にわたるものとして無効であるから,本件出版使用許諾
契約は自動更新されている旨主張して,被控訴人に対し,控訴人が本件出版使
用許諾契約に基づく著作物利用権を有することの確認を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成26年9月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)14689一部認容
使用許諾料請求事件
被告ラインズ株式会社内田雅敏 原告株式会社学書平田伸男
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[概要] 本件は,原告が,被告に対し,原告と被告との間の問題集等の使用許諾契約
に基づき,未払使用許諾料の支払を求める事案である。被告は,請求原因事
実を全て認め,被告の原告に対する損害賠償債権を自働債権とする相殺の抗
弁を主張して,原告の請求を争っている。
▶判決の詳細
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著作権
平成26年9月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成24(ワ)24628請求棄却
著作権に基づく差止等請求事件
被告アイ・ティ・エル株式会社秋山一弘 原告甲丸茂浩
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[概要] 1 前提事実(当事者間に争いがないか,後掲の証拠及び弁論の全趣旨により容
易に認めることができる事実)は,次のとおりである。
▶判決の詳細
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著作権
平成26年9月26日 大阪高等裁判所
▶概要
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平成25(ネ)2494控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
被告)株式会社テレビ朝日ホールディングス被控訴人(一審
)株式会社IMAGICA 控訴人(一審原告)株式会社視覚デザイン研究所 被控訴人(一審被告)株式会社テレビ朝日ホールディングス
(一審被告)株式会社IMAGICA
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民法709条
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許諾 | 62回 | ライセンス | 13回 | 侵害 | 10回 | 実施 | 2回 |
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,フォントベンダーである控訴人が,テレビ放送等で使用すること
を目的としたディスプレイフォントを製作し,番組等に使用するには個別の
番組ごとの使用許諾及び使用料の支払が必要である旨を示してこれを販売し
組目録」記載の番組を収録した同「DVD目録」記載のDVD及び同「追加
5番組目録」記載の番組を収録した同「追加DVD目録」記載のDVDを販
位的に,故意又は過失によりフォントという控訴人の財産権上の利益又はラ
控訴人の損失において法律上の原因に基づかずにフォントの使用利益を取得
したものであり不当利得を構成するとして,被控訴人らに対し,主位的には
不法行為に基づき,予備的に不当利得の返還として,以下の使用料相当額の
金員及び各行為後の日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延
損害金の各支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成26年9月12日 東京地方裁判所
▶概要
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平成24(ワ)29975等一部認容
出版差止等請求事件
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著作権法15条1項 著作権法113条6項 民法109条 著作権法59条
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[概要] 1 前提事実(証拠を掲げていない事実は当事者間に争いがない。以下,本判
決を通して,証拠番号はA事件において付記された番号であり,枝番の記載
を省略することがある。)
(1) 当事者
ア 原告は,日刊新聞の発行等を目的とする会社であり,「讀賣新聞」を
発行している。同新聞は,以前,株式会社読売新聞社(以下「読売新聞
社」という。)が発行していたところ,平成14年7月1日,読売新聞
グループの再編に伴い,同社は,商法(平成17年7月26日法律第8
7号による改正前のもの。以下「旧商法」という。)373条の新設分
割により,原告を新設分割会社として,読売新聞グループの持株会社で
ある株式会社読売新聞グループ本社(以下「読売新聞グループ本社」と
いう。)と,上記新聞の編集・発行事業等を行う原告とに会社分割され
た。〔弁論の全趣旨〕
イ 被告は,図書の出版及び販売等を目的とする会社である。
▶判決の詳細
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著作権
平成26年9月11日 東京地方裁判所
▶概要
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平成23(ワ)1742請求棄却
請負代金等請求本訴事件,損害賠償請求反訴事件
被告・反訴原告クレヨンソフト株式会社 原告・反訴被告株式会社リンクネット
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民法536条2項 民法415条 民法641条
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[概要] 本件は,原告が被告から請け負ったコンピュータープログラムの開発に関し,
本訴において,原告が,被告に対し,主位的に,被告の責めに帰すべき事
由により原告の債務が履行不能になったと主張して,民法536条2項前段に
基づき,請負代金692万1857円(当初の請負代金304万5000円と
その後の増額分387万6857円の合計額)及びこれに対する上記プログラ
ム成果物の引渡し後である平成22年6月1日から支払済みまで商事法定利率
年6分の割合による遅延損害金の支払を,予備的に,信義則又は民法641条
に基づき,出来高分の報酬相当額又は損害賠償金401万4214円及びこれ
に対する上記と同様の遅延損害金の支払を求め 反訴において,被告が,
原告に対し,原告の債務の不完全履行があったと主張して,民法415条に基
づき,損害金665万5691円及びこれに対する弁済期(納期)の後である
平成23年2月1日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害
金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成26年8月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)28859請求棄却
著作権侵害差止等請求事件
被告Aⅱ
株式会社日本文芸社
ら 原告Aⅰ
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法19条1項1号 不正競争防止法2条1項2号 著作権法21条
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[概要] 1 本件は,原告が,被告Aⅱが著作し,被告会社が出版する被告書籍の発行は,
原告の著作した別 紙原告著作物目録 記載の書籍 (以下 「原告書籍」 とい
う。)の著作権(複製権,翻案権)及び著作者人格権(同一性保持権,氏名表
示権)を侵害し,又は不正競争防止法2条1項1号若しくは2号の不正競争に
当たると主張して,被告らに対し,①原告書籍に係る複製権,翻案権,同一性
保持権又は氏名表示権(著作権法21条,27条,20条1項,19条1項,
112条1項)に基づき,被告書籍の複製及び頒布の差止め,②不正競争防止
法2条1項1号,2号,3条1項に基づき,被告書籍の製造,販売,販売のた
めの展示の差止め,③著作権法112条2項又は不正競争防止法3条2項に基
づき,被告書籍の廃棄,④民法709条,719条,著作権法114条1項,
不正競争防止法4条,5条1項に基づき,損害賠償金4546万8122円及
びこれに対する不法行為開始後の日である平成22年4月1日から支払済みま
での民法所定年5分の割合による遅延損害金の連帯支払を,それぞれ求める事
案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成26年8月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成24(ワ)24300請求棄却
損害賠償請求事件
被告株式会社ヒューマン・ストーリー
A
ら 原告株式会社アートポート
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著作権法114条3項
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[概要] 1 前提となる事実等(証拠の摘示のない事実は当事者間に争いがない。)
(1) 当事者等
ア 原告は,劇場用映画の制作配給等を業とする株式会社である。
▶判決の詳細
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著作権
平成26年8月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)2695請求棄却
著作権侵害損害賠償等請求事件
被告乙
株式会社ウェルブリッジ 原告プラセンタ製薬株式会社大村薫
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著作権法112条
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[概要] 本件は,原告が,被告らに対し,被告らがインターネットのウェブサイトや
チラシ等に原告が著作権や独占的利用権を有する著作物を無断で掲載するなど
して原告の著作物の著作権(公衆送信権及び複製権)や独占的利用権を侵害し,
これにより損害を受けたと主張して,著作権法112条に基づき,無断掲載部
分のウェブサイトへの表示及び紙媒体への印刷,頒布の差止めと無断掲載部分
のウェブサイトからの削除及び記載した紙媒体の廃棄を求めるとともに,不法
行為に基づき,主位的に平成24年9月から平成25年2月までの間の使用料
相当損害金300万円,予備的に裁判所が相当と認める損害額及びこれらに対
する不法行為の後である訴状送達の日の翌日から支払済みまで民法所定の年5
分の割合による遅延損害金の連帯支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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