権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
商標権
平成28年2月29日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10117控訴棄却
商標権侵害行為差止等請求控訴事件
控訴人(一審被告)TakedaWorks株式会社佐藤啓介 被控訴人(一審原告)武田エンジニアリング株式会社西脇怜史
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商標法36条1項
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[概要] 本件は,被控訴人が,控訴人において被控訴人の有する本件商標権に係る商標と
類似する被告標章を付した被告商品を製造・販売するなどして本件商標権を侵害し
た旨主張して,控訴人に対し,商標法36条1項及び2項に基づき,被告商品の販
売等及びインターネット上のウェブサイトにおける被告標章の表示の差止め,被告
商品及び被告標章を付した金属製銘板の廃棄を求めるとともに,民法709条に基
づき,損害賠償金1968万2191円及びこれに対する訴状送達の日の翌日であ
る平成26年11月18日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損
害金の支払を求めた事案である。
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著作権
平成28年2月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)25479請求棄却
害賠償等請求事件
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民法641条 民法656条
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[概要] 1 本件は,原告が,株式会社である被告に対し,季刊誌『マダムトモコ』(以
下「本件雑誌」という。)の編集,デザイン,レイアウト等に関する請負契約ない
し継続的取引契約(以下「本件契約」という。)を平成26年2月21日に一方的
に解除された旨主張して,民法641条などに基づく損害賠償請求として,270
万7635円及びこれに対する訴状送達の日の翌日である同年10月17日から支
払済みまでの商事法定利率年6分の割合による遅延損害金の支払を求める事案であ
る。
2 前提事実(当事者間に争いのない事実並びに掲記の証拠及び弁論の全趣旨に
より容易に認められる事実。なお,書証番号は,特記しない限り枝番の記載を省略
する。また,原告本人尋問の結果及び被告代表者尋問の結果については,本人調書
別紙速記録中,当該供述が記載された該当頁を付記する。)
(1) 当事者及び本件雑誌
ア 原告は,「Aⅰデザイン事務所」という屋号で,雑誌やポスターのデザイン
等の業務を営んでいた者である(甲24,弁論の全趣旨)。
イ 被告は,婦人服の企画,製造,販売等を業とする株式会社であり,本件雑誌
▶判決の詳細
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著作権
平成28年2月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)28071等一部認容
著作権侵害行為差止等請求事件(本訴事件),損害賠償請求反訴事件(反訴事件)
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民法545条1項 著作権法112条1項 著作権法112条2項 民法415条
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[概要] 1 事案の概要
(1) 本訴請求は,イラストレーターである原告が,被告との間で締結したとする
別紙イラスト目録各記載のイラスト(いずれも被告の依頼により原告が制作したも
の。以下,同目録の番号に従い「本件イラスト1」などといい,本件イラスト1
ないし同15の2を併せて「本件各イラスト」という。)の各著作権(以下「本
件各著作権」という。)及び被告の依頼により原告が色紙に直接書いて被告に渡
したイラスト(以下「特典色紙イラスト」といい,本件各イラストと併せて「本
件イラスト」という。)の著作権(以下「本件各著作権」と併せて「本件著作
権」という。)を原告が被告に有償で譲渡することなどを内容とする契約(以下
「本件著作権譲渡契約」という。)を被告の債務不履行(本件著作権の譲渡の対
価の不払)により解除した上で,被告に対し,①本件各著作権に基づく差止請求権
(著作権法112条1項)を主張して,本件各イラストの複製,公衆送信,展示,
譲渡及び翻案(以下「複製等」という。)の差止めを求め,②本件各著作権に基
づく廃棄等請求権(同条2項)を主張して,インターネット上のウェブサイト「夢
萌.com」ホームページ(URL:http:// 以下省略)(被告の管理に係るウェブ
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特許権
平成28年2月29日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)6674一部認容
特許権侵害差止等請求事件 (棚装置)
被告株式会社サカエ 原告コージ産業株式会社
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特許法102条2項 特許法123条1項2号 特許法102条3項 特許法134条の2
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[概要] 1 事案の概要
本件は,発明の名称を「棚装置」とする2つの特許(特許第4910097号,
特許第4866138号,以下,前者を「本件特許1」,後者を「本件特許2」と
いい,両者を併せて「本件各特許」という。)に係る特許権を有する原告が,被告
による後記被告製品1ないし3(その生産にのみ用いる棚板を含む。)の製造,販
売等が本件特許1に係る特許権の,被告製品1(上記棚板を含む。)の製造,販売
等が本件特許2に係る特許権の侵害に当たると主張して,被告に対し,特許法10
0条1項に基づき被告製品1ないし3の製造及び販売等の差止め,同条2項に基づ
き被告製品1ないし3及びその半製品の廃棄を求めるとともに,平成24年2月1
日から平成27年3月26日までの特許権侵害の不法行為に基づく損害賠償請求と
して,損害金4億6885万1002円,及びうち3220万円に対する平成25
年7月18日(訴状送達の日の翌日)から,うち4億3665万1002円に対す
る平成27年2月28日から,各支払済みまで,民法所定の年5分の割合による遅
延損害金の支払を求めた事案である。
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商標権
平成28年2月26日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)11616請求棄却
商標権侵害行為差止等請求事件
被告パラダイスダイナシティ株式会社 原告有限会社ミック
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商標法39条 民法709条
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,別紙商標権目録記載1及び2の各商標権(以下「原告商標権1」,
「原告商標権2」といい,併せて「原告各商標権」と,その商標をそれぞれ
「原告商標1」,「原告商標2」といい,併せて「原告各商標」という。)を
有する原告が,平成25年6月から,別紙被告標章目録記載1及び2の標章
(以下「被告標章1」,「被告標章2」という。)並びに「皇朝」の文字を書
して成る標章(以下,被告標章1及び2と併せ,「被告各標章」という。)を
使用して被告頭書所在地で「パラダイスダイナシティ」との名称の中華料理店
(以下「被告店舗」という。)を経営する被告に対し,被告各標章は,原告各
商標と類似し,その指定役務である飲食物の提供につき標章を使用するもので
あるとして,(1)被告各標章の使用の差止め,(2)被告各標章を付した看板等の
廃棄,(3)被告店舗のホームページからの被告各標章の削除,(4)商標法(以下
「法」という。)38条3項及び民法709条に基づき,平成25年6月17
日から平成27年10月5日までのうちの27か月間につき,売上月額500
万円の27か月分に商標使用料割合10%を乗じた1350万円の内金500
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特許権
平成28年2月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)31948一部認容
特許権侵害差止等請求事件 (デッキ材の固定装置)
被告ウッディワールド株式会社 原告ハンディテクノ株式会社
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特許法102条1項 特許法102条2項 特許法36条4項 特許法36条4項1号
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[概要] 本件は,発明の名称を「デッキ材の固定装置」とする特許権を有する原告が,
デッキ材固定装置を業として販売等する被告に対し,これらの行為が上記特許
権を侵害する旨主張して,①同製品の製造,販売等の差止め及びその廃棄,②
不法行為に基づく損害賠償金2310万円及びこれに対する訴状送達日の翌日
である平成26年12月12日から支払済みまで民法所定の年5分の割合によ
る遅延損害金の支払を求める事案である。
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著作権
平成28年2月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)21900請求棄却
収益金配分請求事件
被告株式会社グラニ 原告A
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著作権法29条1項 著作権法2条3項 著作権法15条1項 著作権法2条1項10号
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[概要] 本件は,「神獄のヴァルハラゲート」との名称のソーシャルアプリケーショ
ンゲーム(以下「本件ゲーム」という。)の開発に関与した原告が,本件ゲー
ムをインターネット上で配信する被告に対し,①主位的に,原告は本件ゲーム
の共同著作者の1人であって,同ゲームの著作権を共有するから,同ゲームか
ら発生した収益の少なくとも6割に相当する金員の支払を受ける権利がある旨,
②予備的に,仮に原告が本件ゲームの共同著作者の1人でないとしても,原被
告間において報酬に関する合意があり,仮に同合意がないとしても,原告には
商法512条に基づき報酬を受ける権利がある旨主張して,著作権に基づく収
益金配分請求権(主位的請求)ないし報酬合意等による報酬請求権(予備的請
求)に基づき,本件ゲームの配信開始から平成25年7月末日までに被告が本
件ゲームにより得た利益の6割相当額とされる1億1294万1261円及び
これに対する訴状送達日の翌日である平成25年9月20日から支払済みまで
民法所定の年5分の割合(主位的請求)又は商事法定利率年6分の割合(予備
的請求)による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年2月25日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10095審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (内燃機関の燃費削減装置)
被告特許庁長官 原告X
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(争いがない。)
原告は,発明の名称を「内燃機関の燃費削減装置」とする発明につき,201
3年(平成25年)4月30日(優先権主張日・2012年〔平成24年〕4月2
7日。以下「本願優先日」という。)を国際出願日とする特許出願(特願2013
-537963号。以下「本願」という。)をした。
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特許権
平成28年2月24日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10130審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (省エネ行動シート)
被告特許庁長官 原告日本テクノ株式会社
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特許法2条1項 特許法52条1項 特許法29条1項 特許法36条4項1号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成24年12月21日,発明の名称を「省エネ行動シート」と
する発明(請求項の数5)について特許出願した(出願番号:特願2012-27
9543号。以下「本願」という。)。本願は,平成21年12月25日に出願した
特願2009-295281号を分割出願した特願2010-82481号(以下
「原出願」という。)を,更に分割・変更等した特願2012-279524号の
分割出願である(甲1)。
(2) 原告は,平成26年6月3日付けで拒絶査定を受け,同年9月10日,こ
れに対する不服の審判を請求するとともに,同日付け手続補正書により特許請求の
範囲を補正した(以下「本件補正」という。)(甲2,5,6)。
(3) 特許庁は,前記審判請求を不服2014-18064号事件として審理し,
平成27年5月27日,「本件審判の請求は,成り立たない。」との別紙審決書(写
し)記載の審決(以下「本件審決」という。)をし,その謄本は,同年6月8日,
原告に送達された。
(4) 原告は,平成27年7月7日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を提起
▶判決の詳細
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特許権
平成28年2月24日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10081審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (ピタバスタチンカルシウム塩の結晶)
被告沢井製薬株式会社 原告日産化学工業株式会社
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特許法134条の2 特許法36条6項2号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成16年12月17日,発明の名称を「ピタバスタチンカルシウ
ム塩の結晶」とする特許出願(特願2006-520594号。優先日:平成15
年12月26日(以下「本件優先日」という。),優先権主張国:日本。)をし,
平成25年1月25日,設定の登録(特許第5186108号)を受けた(請求項
の数2。以下,この特許を「本件特許」という。甲54)。
(2) 被告は,平成25年11月7日,本件特許の請求項1及び2に係る発明につ
いて特許無効審判を請求し,無効2013-800211号事件として係属した。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年2月24日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10080控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (ピタバスタチンカルシウム塩の結晶)
控訴人日産化学工業株式会社 被控訴人沢井製薬株式会社
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特許法36条6項2号 特許法29条1項 特許法17条の2 特許法100条1項
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「ピタバスタチンカルシウム塩の結晶」とする発明に
係る特許権及び発明の名称を「ピタバスタチンカルシウム塩の保存方法」とする発
明に係る特許権を有する控訴人が,被控訴人が原判決別紙物件目録(1)記載のピタバ
スタチンカルシウム原薬(以下「被控訴人原薬」という。)を使用する行為,被控
訴人原薬を保存する行為及び被控訴人原薬を使用して製造された原判決別紙物件目
録(2)記載のピタバスタチンカルシウム製剤(以下「被控訴人製剤」という。)を製
造販売等する行為は,上記各特許権を侵害する行為であるなどと主張して,被控訴
人に対し,特許法100条1項に基づき,被控訴人原薬の使用,被控訴人原薬の保
存及び被控訴人製剤の製造販売等の差止めを求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年2月24日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10119控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
被告)株式会社WEB広報鍬竹昌利 控訴人(原告)X1
(原告)X2 被控訴人(被告)株式会社WEB広報鍬竹昌利
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[概要] 1 本件は,弁護士である原告らが,被告に対し,被告が被告ウェブサイトにお
いて,「弁護士は,料金が高い」,「法律のプロの力を借りなければ削除が難しいサイ
トだけに限って弁護士に依頼すれば,全体の費用を大幅に減らすことができます」
等と表示し,「ネット削除に詳しい弁護士」として原告らの氏名を表示したことが,
(1)原告らよりも契約条件において有利であるかのような表示をしている点におい
て品質等誤認表示(平成27年7月10日法律第54号による改正前の不正競争防
止法〔以下「不競法」という。〕2条1項13号)に,(2)原告らと被告とは競争関
係にあるところ,原告らの料金が不相当に高額であり,被告に比べて「コストパフ
ォーマンスが悪い」との営業上の信用を害する虚偽の事実の告知(不競法2条1項
14号)にそれぞれ当たり,これにより原告らの営業権が侵害され,原告らの名誉,
信用に対する損害を被ったと主張して,慰謝料各80万円の支払を求めた事案であ
る。
原判決は,原告らの請求をいずれも棄却した。これに対し,原告らは,控訴をし
た。
2 前提事実
▶判決の詳細
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特許権
平成28年2月24日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10115審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (光源モジュール)
被告特許庁長官星野浩一 原告株式会社光波遠藤和光
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特許法17条の2 特許法29条2項
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実施 | 42回 | 審決 | 40回 | 進歩性 | 7回 | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
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[概要] 本件は,特許出願拒絶査定不服審判請求に対する不成立審決の取消訴訟である。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年2月24日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10062一部認容
著作権侵害差止等請求控訴事件,同附帯控訴事件
控訴人株式会社日本教文社
兼附帯被
生長の家 被控訴人兼附帯控訴人公益財団法人生長の家社会事業団
兼附帯控訴人株式会社光明思想社
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民法544条1項 著作権法114条3項 著作権法61条 著作権法114条1項
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許諾 | 93回 | 侵害 | 25回 | 差止 | 14回 | 損害賠償 | 10回 |
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[概要] 1 本件は,(1)被控訴人事業団が,言語の著作物である「生命の實相」(本件著
作物1)及び「聖経 甘露の法雨」(本件著作物2)につき,著作権を有するとこ
ろ,控訴人教文社による原判決別紙書籍目録1記載の書籍(以下「控訴人書籍」と
いう。)の出版及び控訴人生長の家による同目録2記載の経本(以下「控訴人経本」
という。)の出版は,上記各著作物に係る被控訴人事業団の著作権(複製権,譲渡
権)を侵害する旨主張して,①控訴人教文社に対し,本件著作物1の著作権に基づ
き,控訴人書籍の複製,頒布又は販売の申出の差止め及び廃棄,②控訴人教文社に
対し,不法行為による損害賠償請求権に基づき,50万円(弁護士費用相当額)及
びこれに対する不法行為の後の日である平成25年11月23日(訴状送達の日の
翌日)から支払済みまで年5分の割合による遅延損害金の支払,③控訴人生長の家
に対し,本件著作物2の著作権に基づき,控訴人経本の複製又は頒布の差止め,④
控訴人生長の家に対し,不法行為による損害賠償請求権に基づき,50万円(弁護
士費用相当額)及びこれに対する不法行為の後の日である平成25年11月25日
(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで年5分の割合による遅延損害金の支払を
求め,(2)被控訴人光明思想社が,本件著作物1及び2につき,出版権を有するとこ
▶判決の詳細
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その他
平成28年2月24日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ネ)10117控訴棄却
著作物使用差止等請求控訴事件
控訴人X 被控訴人中国塗料株式会社
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著作権法15条2項 民法114条
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[概要] 1 本件は,控訴人が,被控訴人に対し,控訴人が「船舶情報管理システム」(以
下「本件システム」という。)の著作権を有する旨主張して,控訴の趣旨第2項ない
し第8項記載の請求をする事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年2月24日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成26(行ケ)10275審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (歯列矯正ブラケットおよび歯列矯正ブラケット用ツール)
被告アメリカン・オーソドンティ 原告トミー株式会社伊藤晴國
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特許法33条3項 特許法2条1項 不正競争防止法2条1項14号 特許法35条3項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,平成11年10月8日,発明の名称を「歯列矯正ブラケットおよび
歯列矯正ブラケット用ツール」とする特許出願をし(甲2。以下「本件特許出願」
という。),平成22年1月22日,設定の登録を受けた(特許第4444410号。
請求項の数19。甲1。以下,この「特許」を「本件特許」といい,この特許権を
「本件特許権」という。本件特許に係る明細書〔甲1〕を「本件明細書」という。)。
⑵ 被告は,平成25年12月12日,本件特許の特許請求の範囲請求項1から
18に係る特許について特許無効審判を請求した。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年2月23日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)12748請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (リクライニング椅子)
被告株式会社ライフサポート雨宮沙耶花 原告アキテーヌジャパン株式会社
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特許法100条1項 特許法29条1項2号 特許法102条2項 特許法36条4項1号
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[概要] 本件は,発明の名称を「リクライニング椅子」とする特許権を有する原告が,
被告による被告製品の譲渡又は譲渡の申出が上記特許権を侵害すると主張して,
被告に対し,①特許法100条1項,2項に基づき被告製品の譲渡等の差止め
及び廃棄を,②民法709条及び特許法102条2項に基づき損害賠償金22
99万5738円及びこれに対する不法行為の後(訴状送達日の翌日)である
平成27年5月23日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損
害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年2月19日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)19912
損害賠償請求事件
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特許法29条の2 特許法29条 特許法36条 特許法48条の3
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刊行物 | 41回 | 損害賠償 | 35回 | 進歩性 | 32回 | 特許権 | 26回 |
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[概要] 1 本件は,別紙目録記載の各特許出願(以下,それぞれ「本件出願1」ないし
「本件出願4」といい,これらを併せて「本件各出願」という。)の願書に添付し
た明細書(以下,それぞれ,図面と併せて「本件明細書1」ないし「本件明細書
4」という。なお,本件各出願は,いずれも平成15年6月30日以前にされたも
のであるから,その明細書は,特許請求の範囲を含む〔平成14年法律第24号附
則1条2号,3条1項,平成15年政令第214号〕。また,本判決において,特
許要件に関して「特許法」の条項を示す場合,本件各出願の時点におけるものをい
うことがある。)の特許請求の範囲に記載された発明(以下,それぞれ「本件発明
1」ないし「本件発明4」といい,これらを併せて「本件各発明」という。)に
ついて,平成14年11月26日に原被告間で共同出願契約(以下「本件契約」と
いう。)が締結され,同目録記載の各出願日に本件各出願がされたところ,原告
が,被告が本件契約上の義務に違反して,出願審査請求をしないまま審査請求期間
を徒過し,原告の本件各発明について特許を受ける権利を失わせた旨主張して,被
告に対し,債務不履行又は不法行為に基づく損害賠償請求(以下「本件各請求」と
いい,本件各請求に係る権利を「本件各請求権」という。)として,2億円及びこ
▶判決の詳細
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商標権
平成28年2月18日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10103請求棄却
損害賠償等本訴請求,商標使用差止等反訴請求控訴事件
被告)(以下「1審原告会社」という。)被控訴人兼控訴人(1審本訴
兼反訴原告)International 控訴人兼被
(1審本訴原告兼反訴被告)(以下「1審原告X」という。) 被控訴人(1審本訴原告兼反訴被告)(以下「1審原告会社」という。)
兼控訴人(1審本訴被告兼反訴原告)International
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商標法36条1項 商標法38条3項 商標法50条1項
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ライセンス | 108回 | 商標権 | 59回 | 損害賠償 | 18回 | 差止 | 17回 |
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[概要] 略称は,特に断りのない限り,原判決に従う。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年2月18日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10051審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (構造物の目地の構造)
被告千葉県コンクリート製品協同組合 原告訴訟引受人X1
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特許法29条2項 特許法123条1項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(証拠等を摘示しない事実は,当事者間に争い
がない。)
(1) 脱退原告亡X2(以下,単に「脱退原告」という。)は,平成18年8月
23日,発明の名称を「構造物の目地の構造」とする発明について,特許出
願(特願2006-226761号,優先権主張日平成17年9月26日及
び平成18年3月29日。以下「本件出願」という。)をし,平成19年1
月12日,特許第3900500号として特許権の設定登録(請求項の数5)
を受けた(以下,この特許を「本件特許」,この特許権を「本件特許権」と
いう。甲11,26)。
(2) 被告は,平成25年4月16日,本件特許の特許請求の範囲の請求項1及
び2に記載された発明についての特許を無効にすることについて特許無効
審判を請求した(甲13)。
特許庁は,上記請求を無効2013-800063号事件として審理を行
い,平成26年5月22日付けで審決の予告をした(甲19)。
これに対し脱退原告は,同年7月31日付けで本件特許の特許請求の範囲,
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特許権
平成28年2月17日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10120審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (モータ駆動双方向弁とそのシール構造)
被告沖マイクロ技研株式会社
愛知時計電機株式会社 原告パナソニック株式会社
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告らは,平成3年9月10日,発明の名称を「モータ駆動双方向弁とそ
のシール構造」とする発明について特許出願(特願平3-230252号。以下
「本件出願」という。)をし,平成12年3月31日,設定の登録(特許第304
9251号)を受けた(請求項の数4。甲1。以下,この特許を「本件特許」とい
う。)。
(2) 原告は,平成26年4月25日,本件特許の請求項1に係る発明について
特許無効審判を請求し,無効2014-800064号事件として係属した。
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特許権
平成28年2月17日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10065審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (船舶)
被告特許庁長官 原告三井造船株式会社
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成21年2月13日,発明の名称を「船舶」とする発明について,
特許出願をした(請求項数3。特願2009-30758号。以下「本願」という。
甲7)。
(2) 特許庁は,平成25年7月1日付けで拒絶査定をしたため,原告は,同年1
0月8日,これに対する不服の審判を請求した。
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特許権
平成28年2月17日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10077審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (水洗便器)
被告TOTO株式会社富岡英次 原告パナソニック株式会社川端さとみ
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特許法134条の2 特許法164条の2 特許法36条6項1号
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[概要] 本件は,特許無効審判請求を不成立とした審決に対する取消訴訟である。争点は,
①訂正要件(特許法134条の2第1項1号,同9項で準用する同法126条5項・
6項)の充足の有無,②サポート要件(特許法36条6項1号)及び明確性要件(同
項2号)の充足の有無,③進歩性判断(発明の要旨認定,引用発明の認定,相違点
の認定,相違点の判断)の是非である。
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特許権
平成28年2月17日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成26(行ケ)10272審決取消
行政訴訟 特許権 (自己乳化性の活性物質配合物およびこの配合物の使用)
被告特許庁長官松浦新司 原告アッヴィ・ドイチュラント・ゲー・エム・
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特許法159条2項 特許法29条1項3号 特許法17条の2 特許法126条5項
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実施 | 87回 | 審決 | 71回 | 進歩性 | 11回 | 拒絶査定不服審判 | 4回 |
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[概要] 本件は,特許出願に対する拒絶査定不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟
である。争点は,進歩性判断の当否(①相違点の看過,②相違点判断の誤り)及び
③手続違反の有無である。
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商標権
平成28年2月17日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10134審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件
被告株式会社タニタ奥村直樹 原告オムロンヘルスケア株式会社木村剛大
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商標法4条1項11号 商標法6条3項 商標法6条1項 商標法1条
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[概要] 本件は,商標登録無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。争点は,
商標法4条1項11号該当性(指定商品の類似性)である。
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特許権
平成28年2月17日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10090審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (盲鋲素子及びその使用)
被告特許庁長官冨岡和人 原告X1
X2柳橋泰雄
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特許法29条2項 特許法36条4項1号
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[概要] 本件は,特許拒絶査定不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。争点
は,進歩性判断の当否である。
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著作権
平成28年2月17日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10115控訴棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件,同附帯控訴事件
控訴人兼附帯被
株式会社メディアジャパン 被控訴人兼附帯控訴人有限会社アートステーション
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著作権法114条2項 著作権法112条1項 著作権法2条1項1号
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[概要] 1 訴訟の概要
⑴ 本件は,被控訴人が,控訴人及び附帯被控訴人は,原判決別紙被告商品目録
記載の各DVD商品(以下「控訴人商品」という。)を輸入,複製及び頒布し,被控
訴人の著作権(複製権及び譲渡権)を侵害していると主張して,控訴人及び附帯被
控訴人に対し,著作権法112条1項に基づき,控訴人商品の輸入,複製及び頒布
の差止めを求めるとともに,民法709条に基づき,連帯して,前記著作権侵害に
係る著作権法114条2項による損害賠償金405万円及びこれに対する訴状送達
の日の翌日である平成26年3月14日から支払済みまで年5分の割合による遅延
損害金の支払を求めた事案である。
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特許権
平成28年2月16日 東京地方裁判所 棄却
▶概要
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平成26(ワ)17390請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (ヘリコバクター・ピロリへの感染を判定する検査方法及び検査試薬)
被告富士レビオ株式会社三井睦貴 原告わかもと製薬株式会社佐合俊彦
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特許法29条の2 特許法102条2項 特許法104条の3 特許法134条の2
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[概要] 本件は,発明の名称を「ヘリコバクター・ピロリへの感染を判定する検査方
法及び検査試薬」とする特許権を有する原告が,被告に対し,被告による被告
製品1及び2の輸入等が特許権侵害に当たると主張して,①特許法100条1
項及び2項に基づく被告製品1及び2の輸入等の差止め及び廃棄,②民法70
9条及び特許法102条2項に基づく損害賠償金1億円(内金請求)及びこれ
に対する不法行為の後の日である平成26年1月1日から支払済みまで民法所
定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年2月16日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)22603一部認容
損害賠償請求事件
被告日鉄住金物産マテックス株式 原告株式会社ジャパンコーラー角田政芳
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著作権法114条2項 著作権法114条の5
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[概要] 本件は,別紙カタログ目録記載1のカタログ(以下「原告カタログ」とい
う。)の著作権者である原告が,同目録記載3のカタログ(以下「被告カタロ
グ」という。)を被告が作成,配布した行為が原告の著作権(編集著作物であ
る原告カタログ全体並びにこれに掲載された文章及び図表に係る複製権又は翻
案権及び譲渡権)並びに著作者人格権(氏名表示権及び同一性保持権)の侵害
に当たると主張して,被告に対し,民法709条及び著作権法114条2項,
3項に基づき,損害賠償金の一部である1000万円及びこれに対する不法行
為の後である平成25年11月1日から支払済みまで民法所定の年5分の割合
による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年2月15日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)17362請求棄却
損害賠償請求事件
被告A 原告株式会社ティアラ
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[概要] 1 本件は,美容室を経営する原告が,かつて原告の従業員の地位にあった被告
に対し,被告が原告の顧客情報を盗み出したことが,被告による原告の営業秘密の
不正取得行為(不正競争防止法〔以下「不競法」という。〕2条1項4号)に当た
り,原告は,同行為により営業上の利益を侵害されたと主張して,不正競争による
損害賠償請求権(不競法4条)に基づき,損害賠償金375万円及びこれに対する
訴状送達の日の翌日である平成27年9月7日から支払済みまでの民法所定年5分
の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年2月10日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10072審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (電気自動車の発電システム)
被告特許庁長官 原告X
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特許法29条1項3号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成25年1月28日,発明の名称を「電気自動車の発電システ
ム」とする発明について,特許出願をした(請求項数1。特願2013-2710
6号。以下「本願」という。甲1)。
(2) 特許庁は,平成25年12月13日付けで拒絶査定をしたため(甲5),原
告は,平成26年4月7日,これに対する不服の審判を請求した。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年2月10日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10086控訴棄却
文書返還請求控訴事件
控訴人X 被控訴人新日鉄住金ソリューションズ株式会社
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特許法35条3項 特許法2条1項 著作権法15条 著作権法2条1項1号
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[概要] 1 本件は,被控訴人の従業員であった控訴人が,被控訴人に対し,①本件各文
書に係る著作権,著作者人格権及び付帯する全ての知的財産法に定められた権利を
有することの確認,②所有権に基づく本件各文書の返還を求めた事案である。
▶判決の詳細
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商標権
平成28年2月9日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10180審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件
被告株式会社アイフォーレ 原告養命酒製造株式会社
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商標法4条1項11号 商標法4条1項15号
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[概要] 1 本件は,被告が有する商標権について,原告が商標法4条1項11号,15
号を理由に無効審判請求をしたところ,特許庁が審判請求は成り立たないとの審決
をしたため,原告が審決の取消を求めた事案である。
▶判決の詳細
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商標権
平成28年2月9日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10132審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告株式会社カムイワークスジャパン 原告株式会社中条
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商標法4条1項7号 商標法4条1項10号 商標法4条1項19号 商標法36条1項
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[概要] 1 本件は,被告が有する商標権について,原告が商標法4条1項7号及び10
号を理由に無効審判の請求をしたところ,特許庁が「本件審判の請求中,商標法第
4条第1項第10号を理由とする請求は却下する。その余の請求は,成り立たない。」
との審決をしたため,原告が,審決のうち,商標法4条1項7号を理由とする請求
は成り立たないとの部分の取消しを求めた事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年2月9日 知的財産高等裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10109請求棄却
損害賠償請求控訴事件 (発光ダイオード)
控訴人兼附帯被
日亜化学工業株式会社 被控訴人兼附帯控訴人株式会社立花エレテック
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不正競争防止法2条1項14号 不正競争防止法4条 民法709条 特許法2条3項1号
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[概要] 一審被告は,発明の名称を「発光ダイオード」とする発明に係る特許(特許第4
530094号)の特許権者であるところ,一審原告が,原判決別紙物件目録記載
1及び2の各製品の輸入,譲渡又は譲渡の申出を行っており,一審原告による当該
輸入,譲渡又は譲渡の申出が上記特許権の侵害に当たるとして,一審原告に対し特
許権侵害訴訟を提起するとともに,原判決別紙プレスリリース目録に記載のとおり
のプレスリリースを一審被告のウェブサイト上に掲載した。
▶判決の詳細
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民事訴訟
平成28年2月9日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)34227請求棄却
損害賠償請求事件 (グループベースのサブキャリア割当による多重キャリア通信)
被告日本電気株式会社本多広和 原告アダプティックスインコーポレイテッド隈部泰正
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特許法102条3項 特許法101条5号
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[概要] 本件は,発明の名称を「グループベースのサブキャリア割当による多重キャ
リア通信」とする特許権を有する原告が,被告による別紙物件目録記載の基地
局装置(以下「被告製品」という。)の製造,販売等は原告の特許権を侵害し,
又は侵害するものとみなされると主張して,被告に対し,不法行為に基づき,
民法709条及び特許法102条3項に基づく損害賠償金の一部として1億円
及びこれに対する不法行為後である平成27年1月9日(訴状送達の日の翌
日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求
める事案である。
▶判決の詳細
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商標権
平成28年2月9日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)8132一部認容
損害賠償請求事件 (エアウィーヴ四季布団和匠(わしょう))
被告株式会社エアウィーヴホールディングス
株式会社エアウィーヴャリング
株式会社エアウィーヴマニュファクチ 原告西川産業株式会社
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商標法3条1項3号 商標法4条1項11号 商標法38条3項 特許法104条の3
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[概要] 本件は,「なごみ」の文字を横書きしてなり,指定商品をマットレス,布
団等とする別紙商標権目録記載の商標権(以下「本件商標権」といい,その
登録商標を「本件商標」という。)を有する原告が,被告らに対し,被告ら
による別紙被告ら標章目録記載の各標章(以下,それぞれを同目録の番号に
より「被告ら標章1」などといい,これらを「被告ら各標章」と総称す
る。)の使用が本件商標権の侵害に当たる旨主張して,民法719条,70
9条,商標法38条3項に基づき損害賠償金880万円及びこれに対する商
標権侵害行為の後の日である平成27年1月1日から支払済みまで民法所定
の年5分の割合による遅延損害金の連帯支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年2月8日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10098審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (地盤強化工法)
被告鹿島建設株式会社弓削田博 原告X
日本知財開発株式会社
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特許法36条4項 特許法29条2項 特許法36条6項2号 特許法29条1項3号
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[概要] 本件は,被告の特許無効審判請求により原告らの特許を無効とした審決の取消訴
訟である。争点は,①明確性要件違反の有無,②実施可能要件違反の有無,③新規
性の有無,④進歩性の有無である。
▶判決の詳細
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民事訴訟
平成28年2月8日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)6310一部認容
商標権侵害差止等請求
被告株式会社でき太の会 原告株式会社システムラーニングインステイテユート
P1
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商標法38条2項 著作権法114条2項
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[概要] 1 事案の概要
本件は,算数・数学のプリント教材を開発・作成してその著作権を有する原
告株式会社システムラーニングインステイテユート(以下「原告会社」とい
う。)と別紙商標権目録記載の商標(以下「原告商標」という。)の商標権者
である原告P1が,従前,被告代表者P2との間で,同人に対して学習塾向け
に同教材の販売を委託する契約を締結するとともに,同教材を複製し,原告商
標と同一又は類似の商標を付して一般家庭に販売することを許諾する内容の契
約を締結していたが,P2による債務不履行行為又は信頼関係破壊行為を理由
として,P2との間で締結した契約をいずれも解除したことから,これら契約
解除後のP2及びP2の事業を承継した被告による同教材の複製販売行為は,
原告らの著作権侵害及び商標権侵害に当たると主張して,被告に対し,これら
侵害行為の差止め,被告の教材の廃棄等並びに著作権侵害及び商標権侵害の不
法行為に基づく損害賠償請求として,上記の解除後である平成16年8月1日
から本件訴訟提起日である平成26年7月8日までの間に原告らに生じた83
1万円の損害賠償金及びこれに対する上記不法行為期間後の平成26年7月3
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年2月5日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)29417請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
被告スケーター株式会社 原告株式会社ビリーブ
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民法709条 不正競争防止法1条1項1号
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[概要] 1 本件は,別紙1の上段の番号1ないし34の商品及びこれらの各商品に別紙
2のようにケースを付属させた形態を有する練習用箸(商品名「エジソンのお
箸」。以下,原告が販売しているこれらの「エジソンのお箸」を総称して「原
告商品」といい,別紙1の上段の各商品を,その付された番号に従って「原
告商品1」ないし「原告商品34」という。)を販売する原告が,別紙被告商
品目録1ないし20記載の商品(商品名「デラックストレーニング箸」。以下,
これらを総称して「被告商品」という。)を製造・販売する被告に対し,原告
商品の形態は周知な商品等表示であるところ,被告商品がこれと同じ形態を有
しており,混同が生じる蓋然性が高いと主張して,不正競争防止法(以下「不
競法」という。)3条1項,2項に基づき,被告商品の製造・販売の差止め及
び廃棄を求めるとともに,民法709条・不競法5条1項に基づいて,損害金
2800万円のうち100万円及びこれに対する不法行為の後の日である平
成26年12月9日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5
分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年2月4日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)8439請求棄却
損害賠償請求事件 (折り曲げ罫線入りプラスチックシート及びその製造方法並びに折り曲げ罫線刃)
被告P2 原告P1
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民事訴訟法6条1項 民事訴訟法61条 不正競争防止法2条1項14号
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特許権 | 13回 | 実施 | 11回 | ライセンス | 8回 | 損害賠償 | 8回 |
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[概要] 1 事案の概要
本件は,原告が被告に対し,「ライセンス秘密契約書」と題する契約書(甲
1)によりされたと主張する契約に基づき,平成11年6月分から平成21年
5月分までの同契約10条2項ただし書による最低使用料として1200万円
の支払を求めるほか,同契約5条に定められた義務に違反したことを理由に債
務不履行又は不法行為に基づく損害賠償として5000万円に加え本件訴訟提
起に要した弁護士費用相当の損害金320万円の合計5320万円の支払と,
これらの合計6520万円に対する訴状送達の日の翌日である平成21年7月
24日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求
めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年2月3日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10070審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (発光装置)
被告特許庁長官髙芳徳 原告シャープ株式会社森田俊雄
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特許法29条2項 特許法41条
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審決 | 44回 | 実施 | 25回 | 進歩性 | 4回 | 拒絶査定不服審判 | 2回 |
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[概要] 本件は,特許出願に対する拒絶査定不服審判請求の不成立審決に対する取消訴訟
である。争点は,進歩性判断(相違点の認定・判断)の誤りの有無である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年2月3日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10035審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (破袋機とその駆動方法)
被告大阪エヌ・イー・ディー・ 原告株式会社大原鉄工所
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,平成21年2月13日,発明の名称を「破袋機とその駆動方法」と
する発明について特許出願(特願2009-31663号。以下「本件出願」とい
う。平成16年8月24日にした特許出願(特願2004-243744号)の分
割出願)をし,平成21年8月28日,設定の登録(特許第4365885号)を
受けた(請求項の数7。以下,この特許を「本件特許」という。甲2)。
(2) 原告は,平成26年2月28日,本件特許の請求項1,2及び4に係る発明
について特許無効審判を請求し,無効2014-800032号事件として係属し
た。
(3) 特許庁は,平成27年1月27日,「本件審判の請求は,成り立たない。」
との別紙審決書(写し)記載の審決(以下「本件審決」という。)をし,その謄本
は,同年2月5日,原告に送達された。
(4) 原告は,平成27年2月24日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を提起
した。
▶判決の詳細
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