権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
特許権
平成30年10月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10106審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (抗-ErbB2抗体による治療)
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特許法29条2項 特許法29条1項3号
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無効 | 43回 | 審決 | 29回 | 進歩性 | 21回 | 新規性 | 19回 |
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[概要] 本件は,特許無効審判請求に対する不成立審決の取消訴訟である。争点は,新規
性判断,進歩性判断の誤りの有無である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年10月19日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)22041請求棄却
差止等請求事件 (洗濯用ネット)
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特許法100条1項 民法709条 特許法102条1項
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「洗濯用ネット」とする特許第3523141号(以
下「本件特許」という。)に係る特許権(以下「本件特許権」という。)を有す
る原告が,被告において業として別紙被告製品目録1~16記載の洗濯ネット
(以下,目録番号順に「被告製品1」などといい,これらを「被告製品」と総
称する。)を製造等する行為は本件特許権を侵害すると主張して,特許法105
0条1項及び2項に基づき,被告製品1ないし16の製造,販売等の差止め,
被告製品の完成品及び半製品の廃棄を求めるとともに,民法709条に基づき,
損害賠償金3398万7869円及びこれに対する不法行為の後の日である平
成29年8月4日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分
の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。10
2 前提事実(当事者間に争いのない事実又は文中に掲記した証拠及び弁論の全
趣旨により認定できる事実。なお,本判決を通じ,証拠を摘示する場合には,
特に断らない限り,枝番を含むものとする。)
(1) 当事者
ア 原告は,家庭用品等の製造販売を営む株式会社である。15
▶判決の詳細
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特許権
平成30年10月18日 知的財産高等裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10020控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (二次元コード,ステルスコード,情報コードの読み取り装置及びステルスコードの読み取り装置)
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特許法29条1項3号
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[概要] 1 事案の概略
⑴ 本件は,発明の名称を「二次元コード,ステルスコード,情報コードの読み
取り装置及びステルスコードの読み取り装置」とする特許権(本件特許権)を有す
る控訴人が,後記被控訴人NTTデータ及び被控訴人金融機関らの各行為は本件特
許権を侵害すると主張して(被控訴人NTTデータに対しては予備的に間接侵害も
主張),被控訴人NTTデータに対し,①本件特許権に基づき,後記本件認証機能
を実現するソフトウェアの提供及び提供の申出の差止め,②不法行為に基づく損害
賠償請求として,損害金2400万円のうちの一部である1200万円及びこれに
対する平成29年2月9日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年
5分の割合による遅延損害金の支払を求めるとともに,被控訴人金融機関らに対し,
①本件特許権に基づき,後記本件コードを生成して,利用者の端末に送信し,同端
末上の取引画面に表示させる行為の差止め,②不法行為に基づく損害賠償請求とし
て,損害金各240万円の一部である120万円及びこれに対する平成29年11
月22日(訴え変更申立書送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の
割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年10月17日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10232
特許取消決定取消請求事件 (ステーキの提供システム)
被告特許庁長官尾崎淳史 原告株式会社ペッパーフードサービス弓削田博
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特許法2条1項
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[概要] 本件は,特許異議の申立てに基づく取消決定の取消訴訟である。争点は,発明該
当性の判断の誤りの有無である。
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特許権
平成30年10月17日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)38103一部認容
損害賠償請求事件
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特許法102条3項 特許法102条1項 民法709条 特許法78条
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[概要] 1 本件は,太陽光発電装置の施工方法等の発明に係る特許第5279937号
の特許権(以下「本件特許権」といい,この特許を「本件特許」という。また,本20
件特許の願書に添付した明細書及び図面を併せて「本件明細書」という。)を有す
る原告が,被告において別紙物件目録記載1及び2の各土地(以下,同記載1の土
地を「本件土地1」といい,同記載2の土地を「本件土地2」という。また,これ
らを併せて「本件各土地」という。)に太陽光発電装置を施工した際に使用した施
工方法(以下,本件土地1において使用された施工方法を「被告方法1」といい,25
本件土地2において使用された施工方法を「被告方法2」という。また,これらを
併せて「被告各方法」という。)は,本件特許の特許請求の範囲請求項1記載の発
明(以下「本件発明」という。)の技術的範囲に属し,被告による被告各方法の使
用は本件特許権を侵害する旨を主張して,被告に対し,不法行為による損害賠償請
求権に基づき,1億1581万4400円及びこれに対する不法行為後の日である
平成28年12月14日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまでの民法所定年55
分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年10月11日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10165等審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (抗ErbB2抗体を用いた治療のためのドーセージ)
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特許法36条4項 特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 甲事件・乙事件被告(以下「被告」という。)は,平成23年7月8日,発
明の名称を「抗ErbB2抗体を用いた治療のためのドーセージ」とする特許出願
(平成12年8月25日に出願した特願2001-520142号(優先権主張:
平成11年8月27日,平成12年6月23日,米国)の分割出願)をし,平成2
7年10月9日,設定の登録を受けた(特許第5818545号。請求項の数9。
甲51。以下,この特許を「本件特許」という。)。
(2) 乙事件原告(以下「原告セルトリオン」という。)は,平成28年6月17
日,本件特許について特許無効審判請求をし,無効2016-800071号事件
として係属した(丙302,303)。その後,甲事件原告(以下「原告ファイザ
ー」という。)が審判に参加した(丙313)。
(3) 特許庁は,平成29年7月5日,「本件審判の請求は,成り立たない。」と
の別紙審決書(写し)記載の審決(以下「本件審決」という。)をし,同月13日,
その謄本が原告セルトリオン及び原告ファイザーに送達された。なお,原告セルト
リオンに対しては,出訴期間として90日が附加された。
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特許権
平成30年10月11日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10212審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (黒ショウガ成分含有組成物)
被告株式会社東洋新薬 原告株式会社エヌ・エル・エー
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特許法36条4項1号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,平成25年3月26日,発明の名称を「黒ショウガ成分含有組成
物」とする特許出願をし(特願2013-64545号。優先日は平成24
年9月13日,優先権主張国は日本国。),平成26年7月4日,特許権の
設定登録を受けた(特許第5569848号。請求項の数は2。以下「本件
特許」という。)。
(2) 原告は,平成27年1月8日,特許庁に対し,本件特許の特許請求の範囲
請求項1及び2に記載された発明について特許無効審判を請求した。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年10月11日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10160審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (光安定性の向上した組成物)
被告大日本住友製薬株式会社細田芳弘 原告エルメッドエーザイ株式会社中村勝彦
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特許法39条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,平成26年2月21日,発明の名称を「光安定性の向上した組成
物」とする特許出願(特願2014-31177号。以下「本件出願」とい
う。)をし,平成27年2月6日,特許権の設定の登録(特許第56891
92号。請求項の数は17。)を受けた(以下,この特許を「本件特許」と
いい,本件特許に係る明細書を「本件明細書」という。甲30)。
本件出願は,平成17年4月27日にされた特許出願(特願2005-1
29150号。以下「本件原出願」といい,この出願に係る願書に添付され
た明細書を「本件当初明細書」という。),当該出願の一部について平成2
0年10月6日にされた特許出願(特願2008-260095号),当該
出願の一部について平成23年12月26日にされた特許出願(特願201
1-283072号)を経て,当該出願の一部についてされた分割出願であ
る。
(2) 原告は,平成28年9月30日,本件特許の請求項1,3,14~16に
係る発明につき無効審判を請求した(無効2016-800114号。甲9
▶判決の詳細
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特許権
平成30年10月5日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)22884請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (加熱調理器)
被告日立アプライアンス株式会社 原告アイリスオーヤマ株式会社
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特許法29条1項2号 特許法104条の3 特許法36条6項1号 特許法36条4項1号
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「加熱調理器」とする特許第3895311号の特許
権(以下「本件特許権」といい,この特許を「本件特許」という。また,本件特許
の願書に添付した明細書(ただし,平成30年4月18日にされた審決により訂正
されたもの)及び図面を「本件明細書等」という。)及び本件特許権に基づく被告5
に対する一切の請求権の譲渡を受けた原告が,被告に対し,被告において製造し,
販売する別紙1物件目録記載の各製品(以下,「被告製品1」と総称する。)及び
被告において製造し,販売していた別紙2販売額一覧表の「被告製品」欄記載の被
告製品2ないし被告製品7に対応する各製品(以下,同欄の表示に対応して「被告
製品2」などといい,被告製品1と併せて「被告各製品」と総称する。)につき,10
本件特許の請求項1記載の発明(以下「本件発明」という。)の技術的範囲に属す
るから,被告による被告各製品の製造及び販売は本件特許権を侵害する旨を主張し
て,①特許法100条1項に基づき被告製品1の製造及び販売の差止めを求め,②
同条2項に基づき被告製品1の廃棄を求めると共に,③民法709条の不法行為に
よる損害賠償請求権(対象期間は,平成19年1月1日から平成28年12月3115
日までである。)に基づき,4億1700万円及びこれに対する不法行為後の日で
▶判決の詳細
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特許権
平成30年10月5日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)13794請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (LED照明装置およびLED照明光源)
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特許法36条6項2号 特許法36条6項1号 特許法29条の2 特許法101条1号
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無効 | 51回 | 進歩性 | 19回 | 新規性 | 19回 | 特許権 | 17回 |
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[概要] 1 本件は,名称を「LED照明装置およびLED照明光源」とする特許第398
9794号の特許権(以下「本件特許権」といい,この特許を「本件特許」という。
また,本件特許の願書に添付した明細書及び図面を併せて「本件明細書」という。)
を有する原告が,被告シチズンにおいて業として製造,販売,販売の申出(販売のた5
めの展示を含む。以下同じ。),輸入又は輸出(以下「製造等」という。)をしてい
る別紙被告製品目録記載1の製品(以下「被告照明光源1」という。),被告日亜に
おいて業として製造等(ただし,被告日亜については輸入を除く。以下同じ。)をし
ている同目録記載2の製品(以下「被告照明光源2」といい,被告照明光源1と併せ
て「被告各照明光源」という。),被告大光において業として製造等をしている同目10
録記載3の製品(以下「被告照明装置」といい,本件各照明光源と併せて「被告各製
品」という。)について,被告各照明光源は本件特許の特許請求の範囲請求項7(以
下「本件発明1」という。)の技術的範囲に属し,本件照明装置は本件特許の特許請
求の範囲請求項1(以下「本件発明2」といい,本件発明1と併せて「本件各発明」
という。)の技術的範囲に属し,被告らによる被告各製品の製造等は本件特許権を侵15
害する(いずれの行為も直接侵害を構成し,そのうち被告シチズン及び被告日亜によ
▶判決の詳細
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特許権
平成30年10月3日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10229請求棄却
特許取消決定取消請求事件 (ゴルフスイングの計測解析システム及び計測解析方法)
被告特許庁長官 原告株式会社ブリヂストン
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成23年8月1日,発明の名称を「ゴルフスイングの計測解析
システム及び計測解析方法」とする発明について特許出願(以下「本件出願」
という。)をし,平成27年10月16日,特許権の設定登録(特許第58
23767号。請求項の数3。以下,この特許を「本件特許」という。甲1
2)を受けた。
(2) 本件特許について,平成28年5月24日,Aから特許異議の申立て(異
議2016-700469号事件)がされた(甲13)。
原告は,平成28年11月21日付けで特許請求の範囲について訂正請求
をした後,平成29年5月17日付けの取消理由通知(甲22)を受けたた
め,同年7月13日付けで,特許請求の範囲について訂正請求(以下「本件
訂正」という。甲23)をした。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年9月26日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10044控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (光学情報読取装置)
控訴人株式会社デンソーウェーブ 被控訴人ゼブラ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社
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特許法29条2項 特許法104条の3 民事訴訟法297条 特許法126条2項
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無効 | 56回 | 実施 | 30回 | 無効審判 | 13回 | 侵害 | 11回 |
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「光学情報読取装置」とする特許(特許第38234
87号。請求項の数2。以下「本件特許」という。)に係る特許権(以下「本
件特許権」という。)を有していた控訴人が,原判決別紙被告製品目録記載の
各製品(以下「被告製品」という。)が本件特許の特許請求の範囲の請求項1
に係る発明(以下「本件発明」という。)の技術的範囲に属し,被控訴人によ
る被告製品の販売等が本件特許権の侵害に当たる旨主張して,被控訴人に対し,
本件特許権侵害の不法行為に基づく損害賠償7億2375万円の一部請求と
して2億円及びこれに対する不法行為の後である平成28年8月26日(訴状
送達日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を
求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年9月26日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10015控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (光学情報読取装置)
控訴人株式会社デンソーウェーブ 被控訴人カシオ計算機株式会社
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特許法104条の3 特許法100条1項 特許法29条2項 特許法126条2項
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「光学情報読取装置」とする特許(特許第38234
87号。請求項の数2。以下「本件特許」という。)に係る特許権(以下「本
件特許権」という。)を有していた控訴人が,原判決別紙被告製品目録記載の
各製品(以下「被告製品」という。)が本件特許の特許請求の範囲の請求項1
に係る発明(以下「本件発明」という。)の技術的範囲に属し,被控訴人によ
る被告製品の製造,販売等が本件特許権の侵害に当たると主張して,被控訴人
に対し,特許法100条1項に基づく被告製品の製造,販売等の差止め,同条
2項に基づく被告製品の廃棄並びに本件特許権侵害の不法行為に基づく損害
賠償8億0500万円の一部請求として2億円及びこれに対する不法行為の
後である平成28年9月30日(訴状送達日)から支払済みまで民法所定の年
5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年9月26日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10173審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (ドライブスプロケット支持構造)
被告Y 原告株式会社SUBARU木下茂
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特許法29条2項 特許法29条1項 特許法29条
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[概要] 本件は,特許一部無効審決に対する取消訴訟である。争点は,新規性の有無であ
る。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年9月25日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10193審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (掘削土飛散防止装置)
被告株式会社横山基礎工事弓削田博 原告株式会社高知丸高北本友彦
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯
⑴ 被告は,平成16年5月12日,発明の名称を「掘削土飛散防止装置」とす
る発明について特許出願をし(特願2004-142869号),平成22年7月
23日,設定登録を受けた(特許第4553629号。訂正後の請求項の数3。以
下「本件特許」という。)。
⑵ 原告は,平成28年12月8日,特許庁に対し,本件特許につき無効審判請
求をし,無効2016-800133号事件として係属した。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年9月25日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ネ)10064控訴棄却
特許権侵害行為差止等請求控訴事件 (掘削装置)
控訴人兼被
株式会社横山基礎工事 被控訴人兼控訴人株式会社高知丸高
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特許法29条1項2号 特許法100条1項 特許法29条2項
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[概要] 1 本件は,以下の特許権を有する1審原告が,以下のとおり,1審被告の各行
為がそれぞれ本件各特許権を侵害すると主張して,1審被告に対し,特許法100
条1項及び2項に基づき,被告装置2及び3の製造販売等の差止め及び廃棄をそれ
ぞれ求めるとともに,民法709条に基づき,特許法102条2項による損害賠償
金2億7170万7951円及びこれに対する不法行為後の日である平成25年5
月18日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による
遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年9月20日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10194等審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (ガスセンサ素子及びその製造方法)
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特許法36条6項2号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,平成20年12月18日,発明の名称を「ガスセンサ素子及びそ
の製造方法」とする特許出願をし,平成24年10月12日,設定の登録(特
許第5104744号)を受けた(以下「本件特許」という。)。
なお,本件特許の設定登録時の請求項の数は4であったが,後記の平成2
7年5月27日付けの審決(以下「前審決」という。)により,特許請求の
範囲の請求項4を削除した訂正が認められ,当該部分については確定したこ
とから,現時点での本件特許の請求項の数は3である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年9月20日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10144審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (保湿剤)
被告特許庁長官須藤康洋 原告株式会社デンソー
国立大学法人筑波大学
藻バイオテクノロジーズ株式会社中村広希
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告らは,平成23年8月9日,発明の名称を「保湿剤」とする出願をし
(特願2011-174242号。請求項の数3。以下「本件出願」という。)
(原告藻バイオテクノロジーズ株式会社の出願時の商号は株式会社新産業創
造研究所。),平成27年8月5日付けで特許請求の範囲を補正(以下「本
件補正」という。甲8)し,平成28年1月5日付けで拒絶査定を受けた。
(2) 原告らは,平成28年3月8日,拒絶査定に対する不服の審判を請求し,
特許庁は,これを不服2016-3571号事件として審理した。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年9月20日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10116審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (オーディオエンコーダ,オーディオデコーダ,符号化されたオーディオ情報,オーディオ信号を符号化および復号化する方法およびコンピュータ・プログラム)
被告特許庁長官酒井朋広 原告フラウンホッファー-ゲゼルシャデァアンゲヴァンテンフォアシ
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特許法36条6項2号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,発明の名称を「オーディオエンコーダ,オーディオデコーダ,符
号化されたオーディオ情報,オーディオ信号を符号化および復号化する方法
およびコンピュータ・プログラム」とする発明について,平成22年1月2
8日を国際出願日とする特許出願(特願2011-546842号。パリ条
約に基づく優先権主張・平成21年1月28日,米国。請求項の数14)を
したが,平成26年11月25日付けで拒絶査定を受けた。
(2) 原告は,平成27年3月31日,特許庁に対し,拒絶査定不服審判を請求
し,特許庁は,これを不服2015-5914号事件として審理した。原告
は,平成28年6月21日付けで特許請求の範囲の記載を補正した(甲2。
以下「本件補正」という。)。
(3) 特許庁は,平成29年1月10日付けで審判請求は成り立たない旨の審決
(以下「本件審決」という。)をし(出訴期間として90日を附加),その
謄本は,同月24日原告に送達された。
(4) 原告は,平成29年5月20日,本件審決の取消しを求めて本件訴訟を提
▶判決の詳細
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特許権
平成30年9月19日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10182審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (キノコ発酵エキス)
被告特許庁長官 原告有限会社バイオメディカルリサーチグループ
X
ら
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告らは,発明の名称を「キノコ発酵エキス」とする発明について,平成
24年2月29日に特許出願(特願2012-44887号。以下「本願」
という。)をした。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年9月19日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10171審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (選択された炭酸ランタン水和物を含有する医薬組成物)
被告シャイアインターナショナル 原告沢井製薬株式会社
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特許法36条6項1号 特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ カナダ国法人であるアノーメッド インコーポレイティドは,発明の名称
を「選択された炭酸ランタン水和物を含有する医薬組成物」とする発明につ
いて,平成8年3月19日(優先日平成7年3月25日,優先権主張国イギ
リス)を国際出願日とする特許出願(特願平8-529040号。以下「本
件出願」という。)をし,平成13年8月24日,特許権の設定登録を受け
た(特許番号第3224544号。請求項の数8。以下,この特許を「本件
特許」といい,この特許権を「本件特許権」という。甲26)。
その後,アノーメッド コーポレーションは,合併による一般承継により,
アノーメッド インコーポレイティドから本件特許権の移転登録(受付日平
成22年5月31日)を受け,被告は,アノーメッド コーポレーションか
ら,本件特許権の譲渡を受け,その旨の移転登録(受付日同日)を受けた(乙
1,2)。
⑵ 原告は,平成28年9月15日,本件特許について特許無効審判を請求し
た(甲27)。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年9月19日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10006審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (ローコスト・イージー衛生ウォッシュトイレ)
被告特許庁長官小野忠悦 原告株式会社ドクター中松創研
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特許法29条2項
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[概要] 本件は,特許出願拒絶査定に対する不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟
である。争点は,進歩性の判断の当否である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年9月19日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10029控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (モータ)
被告)株式会社ミツバ田中浩之 控訴人(一審原告)アスモ株式会社訴訟承継人 被控訴人(一審被告)株式会社ミツバ田中浩之
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特許法100条1項
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「モータ」とする発明についての特許の特許権者であ
る控訴人(一審原告)が,被控訴人(一審被告)の製造,販売する原判決別紙「被
告製品目録」記載1及び2の各製品(以下,同目録記載1の製品を「被控訴人製品
1」,同目録記載2の製品を「被控訴人製品2」といい,被控訴人製品1と被控訴
人製品2を併せて「被控訴人製品」という。)は,上記特許権を侵害するとして,
特許法100条1項及び2項に基づき,被控訴人に対し,被控訴人製品の製造等の
差止め及び廃棄を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年9月19日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)38565請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (表示装置,コメント表示方法,及びプログラム)
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特許法101条1号 特許法29条2項 特許法101条2号 特許法102条3項
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特許権 | 29回 | 侵害 | 25回 | 進歩性 | 24回 | 新規性 | 11回 |
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[概要] 1 本件は,いずれも名称を「表示装置,コメント表示方法,及びプログラム」と5
する特許第4734471号の特許権(以下「本件特許権1」といい,この特許を「本
件特許1」という。また,本件特許1の願書に添付した明細書及び図面を併せて「本
件明細書1」という。)及び特許第4695583号の特許権(以下「本件特許権2」
といい,この特許を「本件特許2」,本件特許2の願書に添付した明細書及び図面を併
せて「本件明細書2」という。また,本件特許権1と併せて「本件各特許権」,本件特10
許1と併せて「本件各特許」という。)を有する原告が,被告FC2において提供して
いる別紙「被告らサービスの概要」記載1ないし3のサービス(以下「被告らサービ
ス1」などといい,併せて「被告ら各サービス」という。)に用いられている,動画
を表示する情報処理端末に配信されるコメント表示用プログラムである別紙被告ら
プログラム目録記載1ないし3(以下「被告らプログラム1」などといい,併せて「被15
告ら各プログラム」という。)は本件特許1の請求項9及び10の各発明並びに本件
特許2の請求項9ないし11の各発明の技術的範囲に属し,被告ら各プログラムのイ
ンストールされた情報処理端末(以下,被告ら各プログラムに対応して「被告ら装置
1」などといい,併せて「被告ら各装置」という。)は本件特許1の請求項1,2,
▶判決の詳細
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特許権
平成30年9月18日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10045請求棄却
特許取消決定取消請求事件 (低比重リポタンパク質受容体関連タンパク質6(LRP6)を調節するための分子および方法)
被告特許庁長官藤原浩子 原告ノバルティスアーゲー
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特許法120条の6 特許法157条2項4号 特許法29条1項3号
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[概要] 弁論の全趣旨から認められる。)
▶判決の詳細
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特許権
平成30年9月18日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(ム)10003請求棄却
特許権侵害行為差止等請求再審事件
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特許法104条の4 特許法100条1項 特許法104条の3
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,特許権侵害訴訟の終局判決である前訴判決が再審被告製品は特許発明の
技術的範囲に属しないとして特許権者の請求を認めなかったところ,再審原告が,
前訴判決の基礎となった行政処分である特許査定が後の行政処分である訂正認容審
決により変更されたから,民訴法338条1項8号の再審事由があると主張して,
前訴判決の取消しを求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年9月14日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)17070請求棄却
職務発明の譲渡対価請求事件
被告ファイザー株式会社松田俊治
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民法147条3号 特許法35条3項 特許法35条4項 特許法35条
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職務発明 | 40回 | 特許権 | 10回 | 実施 | 5回 | 優先権 | 2回 |
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[概要] 1 本件は,被告の元従業員であった原告が,被告に対し,平成16年法律第79
号による改正前の特許法35条(以下「旧35条」といい,上記法律による特許
法の改正を「平成16年特許法改正」という。)3項に基づき,上記職務発明に
対する相当の対価の一部である2億円及びこれに対する請求の日の後である平
成29年6月30日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分10
の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年9月11日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10164審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (下肢用衣料)
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特許法36条6項1号 特許法29条1項2号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯
⑴ 被告らは,平成17年8月22日,発明の名称を「下肢用衣料」とする発明
について特許出願をし(特願2007-514943号),平成20年11月7日,
設定登録を受けた(特許第4213194号。請求項の数5。以下「本件特許」と
いう。)。
⑵ 原告らは,平成28年8月5日,特許庁に対し,本件特許について無効審判
請求をし,無効2016-800097号事件として係属した。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年9月10日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10213審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (スロットマシン)
被告特許庁長官安久司郎 原告株式会社三共堀井豊
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特許法17条の2 特許法159条2項 特許法50条 特許法29条の2
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審決 | 50回 | 刊行物 | 46回 | 実施 | 30回 | 拒絶査定不服審判 | 20回 |
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[概要] 本件は,特許出願の拒絶査定不服審判請求に対する不成立審決の取消訴訟である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年9月10日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10018審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告フルタ電機株式会社 原告渡邊機開工業株式会社
ニチモウ株式会社
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特許法29条1項1号 特許法29条2項 特許法29条1項
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[概要] 本件は,原告らが請求した特許無効審判の不成立審決に対する取消訴訟である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年9月6日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10210審決取消訴訟
審決取消請求事件 (眼科用清涼組成物)
被告Y草深充彦 原告ロート製薬株式会社
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特許法36条6項2号 特許法30条1項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成17年6月7日(平成16年6月8日優先権主張(日本国)),
発明の名称を「眼科用清涼組成物」とする特許出願をし(以下,出願日を「本
件出願日」,優先日を「本件優先日」という。),平成25年11月8日,
設定の登録(特許第5403850号)を受けた(請求項の数6。以下,こ
の特許を「本件特許」という。甲85)。
(2) 被告は,平成27年2月5日,特許庁に対し,本件特許の全ての請求項に
ついて特許を無効にすることを求めて審判を請求し,同請求事件は,無効2
015-800023号事件として係属した。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年9月6日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10219等審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (ユーザ認証方法およびユーザ認証システム)
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特許法29条の2 特許法131条の2 特許法123条1項2号 特許法123条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,発明の名称を「ユーザ認証方法およびユーザ認証システム」とす
る特許第4455666号(請求項の数9。以下「本件特許」という。)の
特許権者である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年9月6日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)40193請求棄却
損害賠償請求事件 (コンピュータ,その制御方法,及びその制御プログラム)
被告Supercell株式会社
ら訴訟復代理人弁護士西村英和
ら補佐人弁理士鈴木信彦 原告グリー株式会社
補佐人弁理士野本裕史
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特許法101条2号 民法709条 特許法102条3項 特許法36条6項1号
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実施 | 39回 | 刊行物 | 19回 | 特許権 | 16回 | 侵害 | 15回 |
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「コンピュータ,その制御方法,及びその制御プログラ
ム」とする特許権(第5952947号)を有する原告が,被告らによる別紙被15
告製品目録記載のゲームアプリのゲームプログラムの作成,配信が上記特許権を
侵害し,また,侵害するものとみなされると主張して,被告らに対し,民法70
9条に基づく損害賠償金(一部請求)及び遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年9月4日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10013審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (美容器)
被告株式会社MTG 原告株式会社ファイブスター西村啓
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯
⑴ 被告は,平成26年10月27日,発明の名称を「美容器」とする発明につ
いて特許出願をし(平成23年11月16日にした特願2011-250916号
の分割出願(特願2014-218573号)),平成27年2月27日,設定登
録を受けた(特許第5702019号。請求項の数1。以下「本件特許」とい
う。)。
⑵ 原告は,平成28年8月9日,特許庁に対し,本件特許について無効審判請
求をし,無効2016-800099号事件として係属した。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年9月4日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10201審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (美容器)
被告株式会社MTG 原告株式会社ファイブスター西村啓
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特許法134条の2
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯
⑴ 被告は,平成25年6月20日,発明の名称を「美容器」とする発明につい
て特許出願をし(平成23年11月16日にした特願2011-250916号の
分割出願(特願2013-129765号)),平成25年9月6日,設定登録を
受けた(特許第5356625号。請求項の数1。以下「本件特許」という。)。
⑵ 原告は,平成28年7月21日,特許庁に対し,本件特許について無効審判
請求をし,無効2016-800086号事件として係属した。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年9月4日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10189審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (排水栓装置)
被告株式会社日本アルファ 原告丸一株式会社竹田千穂
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特許法36条6項2号 特許法134条の2 特許法29条2項 特許法36条4項1号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
被告は,発明の名称を「排水栓装置」とする特許第5975433号(平成
22年5月18日出願,平成28年7月29日設定登録。以下「本件特許」と
いう。)の特許権者である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年9月4日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ネ)10105控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (抗ウイルス剤)
控訴人塩野義製薬株式会社小林英了 被控訴人MSD株式会社乾裕介
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特許法100条1項 特許法104条の3
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[概要] 1 事案の概要(略称は,特に断らない限り,原判決に従う。)
本件は,名称を「抗ウイルス剤」とする発明に係る特許権(本件特許権)を有す
る控訴人が,被控訴人が譲渡,輸入又は譲渡の申出を行っている被告製品は,本件
特許の特許請求の範囲請求項1ないし3の発明(本件発明1ないし3。以下,併せ
て「本件各発明」といい,訂正後の各発明を「本件各訂正発明」という。)の技術
的範囲に属すると主張して,被控訴人に対し,①特許法100条1項に基づく被告
製品の譲渡,輸入又は譲渡の申出の差止め,②同条2項に基づく被告製品の廃棄を
求めるとともに,③不法行為に基づく損害賠償金又は不当利得に基づく利得金とし
て平成25年3月1日(本件特許の設定登録日)から口頭弁論終結日までの実施料
相当額16億円のうち1000万円及びこれに対する不法行為又は利得の後の日で
ある平成27年8月29日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年
5分の割合による遅延損害金又は利息の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年9月4日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10172審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (抗ウイルス剤)
被告MSD株式会社乾裕介 原告塩野義製薬株式会社小林英了
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特許法36条6項1号 特許法36条4項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成21年3月11日,発明の名称を「抗ウイルス剤」とする特許
出願(平成14年8月8日に出願した特願2003-521202の分割)をし,
平成25年3月1日,設定の登録(特許第5207392号)を受けた(請求項の
数3。甲116。以下,この特許を「本件特許」という。)。
(2) 被告は,平成27年12月17日,本件特許について特許無効審判請求をし,
無効2015-800226号事件として係属した(甲97)。
(3) 原告は,平成29年4月13日,本件特許に係る特許請求の範囲を訂正する
旨の訂正請求をした(以下「本件訂正」という。甲112)。
(4) 特許庁は,平成29年8月8日,本件訂正を認めた上で,本件特許を無効と
する旨の別紙審決書(写し)記載の審決(以下「本件審決」という。)をし,その
謄本は,同月17日,原告に送達された。
(5) 原告は,平成29年9月8日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を提起し
た。
2 特許請求の範囲の記載
▶判決の詳細
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特許権
平成30年8月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(行ウ)559請求棄却
手続却下処分取消請求事件
原告ユニバーシタ’デグリスタディ
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特許法48条の3 特許法8条 特許法184条の3 特許法184条の5
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[概要] 本件は,特願2015-533705の特許出願(以下「本件特許出願」とい
う。)について,特許法48条の3第1項に規定する出願審査の請求をすること
ができる期間(以下「出願審査請求期間」という。)内に出願審査の請求をしなか
ったため,同条4項により本件特許出願が取り下げられたものとみなされた原告10
が,特許庁長官に対し,期間内に出願審査の請求をすることができなかったこと
について同条5項所定の「正当な理由」があるとして,平成28年6月17日付
け出願審査請求書(以下「本件出願審査請求書」という。)を提出して,出願審査
の請求をしたところ(以下「本件手続」という。),特許庁長官が,平成29年5
月24日付けで,本件手続を却下する処分(以下「本件却下処分」という。)をし15
たため,本件却下処分の取消しを求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年8月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)22417請求棄却
損害賠償請求事件 (人脈関係登録システム,人脈関係登録方法と装置,人脈関係登録プログラムと当該プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体)
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特許法36条6項2号 特許法29条1項3号
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[概要] 1 本件は,名称を「人脈関係登録システム,人脈関係登録方法と装置,人脈関係
登録プログラムと当該プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体」とす15
る特許権(特許第3987097号。以下「本件特許権」といい,この特許を「本件
特許」という。)を有する原告が,訴訟承継前被告株式会社DMM.com及び同株式
会社DMM.comラボ(以下「承継前被告ら」という。)の提供していた別紙被告サ
ービス目録記載のソーシャルネットワークサービス(以下「被告サービス」という。)
において使用されているサーバ(以下「被告サーバ」という。)について,本件特許に20
係る発明の技術的範囲に属すると主張して,承継前被告らに対し,不法行為による損
害賠償請求権に基づき,逸失利益1500万円及びこれに対する不法行為後の日であ
る平成29年7月25日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまでの民法所定年5分
の割合による遅延損害金の連帯支払を求める事案であり,被告が,平成30年3月1
日に会社分割により承継前被告らの権利義務を承継した。25
2 前提事実(当事者間に争いのない事実並びに後掲各証拠及び弁論の全趣旨によ
り容易に認められる事実。なお,枝番の記載は特記しない限り省略する。)
⑴ 当事者
▶判決の詳細
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