権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
特許権
平成30年12月12日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10027控訴棄却
特許権に基づく損害賠償請求権不存在確認等請求控訴事件 (無線フレーム特有のカウンタ初期化)
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ライセンス | 124回 | 特許権 | 69回 | 侵害 | 22回 | 実施 | 19回 |
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,控訴人アップル インコーポレイテッド(以下「控訴人アップル」
という。)及び控訴人Apple Japan合同会社(以下「控訴人アップ
ルジャパン」という。)が,被控訴人クアルコム インコーポレイテッド(以
下「被控訴人クアルコム」という。),被控訴人クアルコムジャパン合同会社
(以下「被控訴人クアルコムジャパン」という。),被控訴人クアルコム テ
クノロジーズ インク(以下「被控訴人QTI」という。)及び被控訴人クア
ルコム シーディーエムエー テクノロジーズ アジア-パシフィック ピー
ティーイー エルティーディー(以下「被控訴人QCTAP」という。)に対
し,控訴人らによる原判決別紙2物件目録記載の各製品(原告製品)の生産,
譲渡等の行為は,被控訴人クアルコムが有する発明の名称を「無線フレーム特
有のカウンタ初期化」とする特許第3706580号の特許権(以下「本件特
許権」といい,この特許を「本件特許」という。)の侵害に当たらないなどと
主張し,被控訴人らが控訴人らの上記行為に係る本件特許権侵害を理由とする
損害賠償請求権及び実施料請求権を有しないことの確認を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年12月10日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10068審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (合わせガラス)
被告特許庁長官大橋賢一 原告日本ゼオン株式会社
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特許法29条2項 特許法159条2項
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[概要] 本件は,原告の特許拒絶査定不服審判請求を不成立とした審決に対する取消訴訟
である。争点は,①進歩性判断の当否,②手続違背の有無である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年12月6日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10041審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (地殻様組成体の製造方法)
被告特許庁長官森竜介 原告NextInnovation合同会社
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特許法36条6項1号 特許法29条2項 特許法29条1項
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[概要] 弁論の全趣旨から認められる。)
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)3018
特許権侵害差止等請求事件 (美容器)
原告株式会社MTG
の特許権
は,ソーラーパネル取付台には半円形状の凹部である係合部及び段差
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特許法100条1項 特許法36条4項1号 特許法29条1項
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[概要] 本件は,発明の名称を「美容器」とする特許権を有する原告が,被告に対し,
被告による別紙被告製品目録記載の製品(以下「被告製品」という。)の製造,販25
売等の行為が特許権侵害に当たると主張して,特許法100条1項及び2項に基
づく被告製品の製造,販売等の差止め及び廃棄を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月29日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)5345一部認容
特許権侵害差止等請求事件
被告株式会社ファイブスター
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特許法102条1項 特許法100条1項 特許法29条2項 特許法104条の3
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無効 | 23回 | 実施 | 19回 | 特許権 | 12回 | 無効審判 | 11回 |
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[概要] 本件は,いずれも「美容器」とする発明2件の特許権者である原告が,被告の製
造販売する美容器は上記各特許発明の技術的範囲に属し,同製品を製造・販売等す
る被告の行為は原告の有する上記各特許権を侵害するとして,特許法100条1項
及び同条2項に基づく製造・販売等の差止め及び製品の廃棄,並びに民法709条,
特許法102条1項に基づく損害賠償の一部請求として,3億円及びうち381015
万円に対する訴状送達の日の翌日から,うち405万円に対する平成29年8月1
5日付け訴えの変更申立書の送達日の翌日から,うち2億5785万円に対する平
成29年11月13日付け訴えの変更申立書(2)の送達日の翌日から,それぞれ
支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月29日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)4356一部認容
特許権侵害差止等請求事件 (美容器)
被告株式会社ファイブスター
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特許法102条1項 特許法103条 特許法29条2項 特許法100条1項
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特許権 | 18回 | 無効 | 17回 | 進歩性 | 13回 | 侵害 | 12回 |
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[概要] 本件は,発明の名称を「美容器」とする各発明の特許権者である原告が,被告の
製造販売する美容器は上記各特許発明の技術的範囲に属し,同製品を製造・販売等
する被告の行為は原告の有する上記各特許権を侵害するとして,特許法100条1
項及び同条2項に基づく製造・販売等の差止め,及び半製品・金型等の廃棄,並び
に民法709条,特許法102条1項に基づく損害賠償として,(中略)円及びう15
ち(中略)円に対する本件訴状送達日の翌日(平成28年5月15日)から,うち
(中略)円に対する訴えの変更申立書送達日の翌日(平成29年10月17日)か
ら,それぞれ支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求め
た事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10030審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (鋼矢板圧入引抜機及び鋼矢板圧入引抜工法)
被告株式会社コーワン 原告株式会社技研製作所
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特許法36条6項1号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,平成22年4月22日にした特許出願(特願2010-9913
7号)の一部を分割して,平成26年1月14日,発明の名称を「鋼矢板圧
入引抜機及び鋼矢板圧入引抜工法」とする発明について特許出願(特願20
14-4293号。以下「本件出願」という。)をし,平成27年6月19
日,特許権の設定登録(特許第5763225号。請求項の数9。以下,こ
の特許を「本件特許」という。甲17)を受けた。
(2) 原告は,平成29年6月19日,本件特許に係る請求項1ないし3,8及
び9に係る発明についての特許を無効にすることを求める特許無効審判を
請求した(甲19)。
特許庁は,上記請求を無効2017-800078号事件として審理を行
い,平成30年1月24日,「本件審判の請求は成り立たない。」との審決
(以下「本件審決」という。)をし,その謄本は,同年2月1日,原告に送
達された。
(3) 原告は,平成30年2月28日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を提
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10230
特許取消決定取消請求事件 (ポリイミド,及びポリイミド前駆体)
被告特許庁長官加藤友也 原告宇部興産株式会社下彰彦
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特許法2条3項2号
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[概要] 本件は,特許異議の申立てを認めて特許を取り消した決定に対する取消訴訟であ
る。争点は,進歩性の有無,サポート要件違反の有無及び実施可能要件違反の有無
についての判断の当否である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)28884請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (敗血症及び敗血症様全身性感染の検出のための方法20及び物質)
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特許法101条5号 特許法101条4号 特許法36条4項1号 特許法100条1項
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「敗血症及び敗血症様全身性感染の検出のための方法20
及び物質」とする特許第5215250号の特許権(以下「本件特許権」といい,
この特許を「本件特許」という。また,本件特許の願書に添付した明細書及び図面
を併せて「本件明細書」という。)を有する原告が,別紙物件目録記載1の装置
(以下「被告装置」という。)及び同目録記載2のキット(以下「被告キット」と
いう。)を用いる敗血症及び敗血症様全身性感染(以下「敗血症等」という。)の25
検出に係る方法(以下「被告方法」という。)は本件特許の特許請求の範囲請求項
1に係る発明(以下「本件発明」という。)の技術的範囲に属するとして,被告に
おいて被告装置の製造,譲渡,輸入,貸渡し,譲渡又は貸渡しの申出(以下「製造
等」という。)をする行為は,特許法101条5号の間接侵害に当たり,被告にお
いて被告キットの製造等(ただし,被告キットについては貸渡し及び貸渡しの申出
を除く。以下同じ。)をする行為は,同条4号の間接侵害に当たると主張して,被5
告に対し,特許法100条1項に基づき,被告装置及び被告キットの製造等の差止
め,同条2項に基づき,被告装置及び被告キットの廃棄を求めるとともに,不法行
為による損害賠償請求権に基づき,900万円及びこれに対する不法行為後の日で
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月26日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ネ)10055控訴棄却
特許権侵害差止請求控訴事件 (連続貝係止具とロール状連続貝係止具)
控訴人(一審被告)有限会社シンワ
(一審被告)進和化学工業株式会社 被控訴人(一審原告)株式会社むつ家電特機
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特許法100条1項
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無効 | 14回 | 進歩性 | 13回 | 新規性 | 13回 | 特許権 | 11回 |
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[概要] かは,原判決に従い,原判決に「原告」とあるのを「被控訴人」に,「被告」とあ
るのを「控訴人」に,適宜読み替える。また,原判決の引用部分の「別紙」をすべ
て「原判決別紙」と改める。なお,書証の掲記は,枝番号を全て含むときは,枝番
号の記載を省略する。)
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月26日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10016審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (多成分物質の計量及び混合装置)
被告特許庁長官金澤俊郎 原告シーカテクノロジー
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特許法159条2項 特許法157条2項4号 特許法29条2項
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[概要] 本件は,特許出願拒絶査定に対する不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟
である。争点は,補正要件(独立特許要件〔進歩性〕)の適否,手続違背の有無,理
由不備の有無である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月26日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)6494一部認容
自由発明対価等請求事件
被告サントリーホールディングス株式会社 原告P1
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特許法35条3項
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[概要] 1 請求の要旨
本件は,後記の本件特許に係る発明の発明者の一人で,金沢大学の助教授で
あった原告が,その特許を受ける権利の持分をサントリー株式会社(以下「サント
リー」という。)に譲渡したと主張して,同特許権の特許権者の一人で組織改編に
よりサントリーの権利義務を承継した被告に対し,①特許法35条3項(平成275
年法律第55号による改正前のもの。以下同じ。)に基づく職務発明の対価として
(主位的請求),②上記発明がサントリーとの関係で職務発明でないとしても,特
許を受ける権利の譲渡に伴う合理的意思解釈ないし信義誠実の原則による合理的な
譲渡対価として(予備的請求1),③原告が金沢大学の「従業者等」であり,サン
トリーの「従業者等」でないとしても,金沢大学とサントリーとの一体的な関係に10
照らして特許法35条3項の類推適用に基づく相当の対価として(予備的請求2),
(1)平成27年3月までの国内販売分について1億3500万円及びこれに対する平
成29年8月9日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで年5分の割合による遅
延損害金,(2)平成27年4月以降の国内販売分及び平成15年以降平成29年まで
の国外販売分について発明対価の支払を請求した事案である。15
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10166審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (ネマチック液晶組成物)
被告DIC株式会社寺下雄介 原告JNC株式会社深井俊至
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特許法29条1項3号 特許法29条の2
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,平成24年9月27日,発明の名称を「ネマチック液晶組成物」
とする特許出願(特願2012-214114号。以下「本件出願」という。)
をし,平成26年10月3日,特許権の設定の登録(特許第5622058
号。請求項の数は3。)を受けた(以下,この特許を「本件特許」といい,
本件特許に係る明細書を「本件明細書」という。)。
本件出願は,平成17年10月31日にした特許出願(特願2005-3
16168号。以下「本件原出願」という。)の一部について新たにした分
割出願である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10123審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (ネマチック液晶組成物)
被告DIC株式会社水野秀一 原告JNC株式会社深井俊至
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特許法36条6項1号 特許法29条の2 特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,平成24年9月27日,発明の名称を「ネマチック液晶組成物」
とする特許出願(特願2012-214112号。以下「本件出願」という。)
をし,平成26年10月3日,特許権の設定の登録(特許第5622056
号。請求項の数は5。)を受けた(以下,この特許を「本件特許」といい,
本件特許に係る明細書を「本件明細書」という。)。
本件出願は,平成17年10月31日にした特許出願(特願2005-3
16168号。以下「本件原出願」という。)の一部について新たにした分
割出願である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10122審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (ネマチック液晶組成物)
被告DIC株式会社水野秀一 原告JNC株式会社深井俊至
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特許法36条6項1号 特許法29条の2 特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,平成17年10月31日,発明の名称を「ネマチック液晶組成物」
とする特許出願(特願2005-316168号。以下「本件出願」という。)
をし,平成25年4月12日,特許権の設定の登録(特許第5240487
号。請求項の数は6。)を受けた(以下,この特許を「本件特許」といい,
本件特許に係る明細書を「本件明細書」という。)。
(2) 原告は,平成27年12月15日,本件特許の請求項1~6に係る発明に
つき無効審判を請求した(無効2015-800224号)。
被告は,平成29年2月3日付けで,本件特許の特許請求の範囲について
訂正請求をした(以下「本件訂正」という。)。
特許庁は,平成29年4月27日,本件訂正請求を認めた上,「本件審判
の請求は,成り立たない。」との審決をし,その謄本は,同年5月10日,
原告に送達された。
(3) 原告は,平成29年6月7日,審決の取消しを求めて,本件訴訟を提起し
た。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10209審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告特許庁長官中田誠 原告新シコー科技株式会社山本典弘
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特許法29条2項 特許法17条の2 特許法29条1項 特許法29条1項3号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成27年11月17日,「レンズホルダ,レンズ駆動装置,カ
メラ装置及び電子機器」なる名称の発明について特許出願をした(特願20
15-224624号。以下「本願」という。)。
なお,本願は,同日に出願した特願2015-224478号(優先権主
張平成26年12月1日)の一部を新たな特許出願としたものである。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月21日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10196審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (ジペプチジルペプチダーゼ―IV阻害剤の新規結晶形)
被告特許庁長官 原告メルク・シャープ・アンド・ドーム・
メルクシャープエンドドーム
ら
ら訴訟復代理人弁護士藤井駿太郎
ら
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告らは,発明の名称を「ジペプチジルペプチダーゼ―IV阻害剤の新規
結晶形」とする発明について,平成24年6月25日(優先日平成23年6月
29日,優先権主張国米国)を国際出願日とする特許出願(特願2014-5
18879号。以下「本願」という。)をした。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月20日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10058審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (二次元コード,ステルスコード,情報コードの読み取り装置及びステルスコードの読み取り装置)
被告株式会社エヌ・ティ・ティ・データ高梨義幸 原告マイクロインテレクス株式会社
X
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特許法29条1項3号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯
⑴ 原告らは,発明の名称を「二次元コード,ステルスコード,情報コードの読
み取り装置及びステルスコードの読み取り装置」とする発明に係る特許権者である
(平成9年11月28日特許出願,平成19年2月2日設定登録。特許第3910
705号。請求項の数8。以下「本件特許」という。)。
⑵ 被告は,平成29年3月13日,特許庁に対し,本件特許の請求項1につい
て無効審判請求をし,無効2017-800036号事件として係属した。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月20日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10147審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (2-(3-シアノ-4-イソブチルオキシフェニル)-4-メチル-5-チアゾールカルボン酸の結晶多形体およびその製造方法)
被告日本ケミファ株式会社 原告帝人株式会社
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯
⑴ 原告は,平成11年6月18日,発明の名称を「2-(3-シアノ-4-イ
ソブチルオキシフェニル)-4-メチル-5-チアゾールカルボン酸の結晶多形体
およびその製造方法」とする発明について特許出願をし(優先権主張:1998年
6月19日,日本国。特願2000-554711号),平成16年4月23日,
設定登録を受けた(特許第3547707号。請求項の数19。以下「本件特許」
という。)。
⑵ 被告は,平成28年3月30日,特許庁に対し,本件特許の特許請求の範囲
請求項1,3,5,6,8,10,12,14,16,17及び18に係る発明に
ついての特許の無効審判請求をし,無効2016-800037号事件として係属
した。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月20日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10162審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (光配向用偏光光照射装置)
被告ウシオ電機株式会社相良由里子 原告株式会社ブイ・テクノロジー溝田宗司
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特許法29条1項3号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,名称を「光配向用偏光光照射装置」とする発明に係る特許権(特
許第4815995号。平成17年10月24日出願,平成23年9月9日
設定登録。請求項の数1。以下,「本件特許権」といい,同特許権に係る特
許を「本件特許」という。)の特許権者である(甲10)。
(2) 原告は,平成28年2月17日に特許庁に無効審判請求をし,特許庁は上
記請求を無効2016-800024号事件として審理した。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月20日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(行ウ)297請求棄却
異議申し立て棄却処分取消請求事件 (携帯電話の基地局,無線通信利用のモバイル内蔵テレビインターネッ20トシステム)
被告国 原告X
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特許法112条の2 特許法107条 特許法18条の2 特許法112条1項
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,特許第4527763号の特許権(以下「本件特許権」という。)
の特許権者であった原告が,特許法112条1項規定の特許料追納期間中に第5
4年分の特許料及び割増特許料(以下「特許料等」ということがある。)を納
付しなかったため同条4項により消滅したものとみなされた本件特許権につい
て,同法112条の2第1項に基づき第4年分及び第5年分の各特許料等を納
付する旨の特許料納付書(以下「本件納付書」という。)及び回復理由書を提
出したが,特許庁長官が本件納付書による納付手続を却下したこと(以下「本10
件却下処分」という。)から,追納期間の徒過には同項所定の「正当な理由」
があり本件却下処分は違法であると主張して,同処分の取消し,及び同処分に
対する異議申立てを棄却する旨の決定の取消しを求めるとともに,被告に対し,
国家賠償法(以下「国賠法」という。)1条1項に基づき,慰謝料100万円
の支払を求める事案である。15
2 前提事実(当事者間に争いがないか,後掲各証拠及び弁論の全趣旨により容
易に認められる。)
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月20日 知的財産高等裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10031控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (下肢用衣料)
控訴人兼被
トラタニ株式会社 被控訴人兼控訴人株式会社タカギ
兼控訴人株式会社名古屋タカギ
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特許法102条2項 特許法104条の3 特許法102条3項 特許法73条2項
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「下肢用衣料」とする本件特許の特許権(以下「本件
特許権」という。)を有する1審原告が,被告製品を製造販売等する1審被告らに
対し,被告製品は本件発明の技術的範囲に属し,1審被告らの上記行為は本件特許
権を侵害すると主張して,特許法100条に基づき,被告製品の製造販売等の差止
め及び廃棄を求めるとともに,民法709条に基づき,1審被告タカギに対し特許
法102条2項による損害金1億2350万2610円及び原判決別紙「遅延損害
金起算日一覧表1」の「元金額」欄記載の各金員に対する不法行為又は不法行為後
の日である同別紙「起算日」欄記載の各日から各支払済みまで民法所定の年5分の
割合による遅延損害金の支払を,1審被告名古屋タカギに対し損害金3002万3
136円及び原判決別紙「遅延損害金起算日一覧表2」の「元金額」欄記載の各金
員に対する不法行為又は不法行為後の日である同別紙「起算日」欄記載の各日から
各支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案であ
る(なお,1審被告タカギに対する訴状送達の日は平成26年8月22日,1審被
告名古屋タカギに対する訴状送達の日は同月25日である。)。
原判決は,被告製品につき本件発明の技術的範囲に属するとし,また,本件特許
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特許権
平成30年11月14日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10024審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告富士フイルム株式会社服部誠 原告ソニー株式会社乾裕介
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特許法29条2項
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[概要] 本件は,原告が請求した特許無効審判の不成立審決に対する取消訴訟である。争
点は,進歩性の判断の当否である。
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特許権
平成30年11月9日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)17791請求棄却
特許権侵害行為差止等請求事件 (マグネット歯車及びその製造方法,これを用いた流量計)
被告株式会社Toshin
笛吹精工株式会社
ら
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特許法29条1項1号 特許法36条6項2号 民法709条 特許法100条1項
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「マグネット歯車及びその製造方法,これを用いた流
量計」とする特許第5554433号(以下「本件特許」という。)に係る特
許権(以下「本件特許権」という。)を有する原告が,被告株式会社Tosh
in(以下「被告Toshin」という。)の製造委託を受けて被告笛吹精工
株式会社(以下「被告笛吹精工」という。)が製造を行っている別紙被告ら物15
件目録1記載のマグネット歯車(以下「被告マグネット歯車」という。)を製
造等する行為は本件特許権を侵害すると主張して,特許法100条1項及び2
項に基づき,被告らに対し,被告マグネット歯車及び同部品を使用している被
告ら物件目録2記載の流量計用指針ユニット(以下「被告ユニット」といい,
被告マグネット歯車と被告ユニットを併せて「被告製品」という。)の製造等20
の差止め,被告製品の完成品及び半製品の廃棄を求め,民法709条に基づき,
損害賠償金5830万円及びこれに対する不法行為後である平成29年6月9
日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅
延損害金の支払を求める事案である。
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特許権
平成30年11月6日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10117
特許取消決定取消請求事件 (マイコプラズマ・ニューモニエ検出用イムノクロマトグラフィー試験デバイスおよびキット)
被告特許庁長官高橋祐介 原告アルフレッサファーマ株式会社犬飼一博
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特許法29条2項 特許法29条1項3号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,発明の名称を「マイコプラズマ・ニューモニエ検出用イムノクロ
マトグラフィー試験デバイスおよびキット」とする特許第5845033号
(平成23年9月26日特許出願,平成27年11月27日設定登録,請求
項の数8。以下「本件特許」という。)の特許権者である。
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特許権
平成30年11月6日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10131審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (ゆとり発生装置)
被告特許庁長官野崎大進 原告X
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特許法36条4項1号 民法709条 特許法29条1項 特許法36条1項4号
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審決 | 20回 | 実施 | 11回 | 抵触 | 6回 | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成22年5月28日,発明の名称を「ゆとり発生装置」とする
特許出願をし(請求項の数1。特願2010-122652号。以下「本件
出願」という。),おおむね次の経過を経て,平成26年8月7日付けで拒
絶査定された。
平成24年12月28日付け 拒絶理由通知
平成25年 1月21日付け 手続補正書・意見書の提出
平成25年10月30日付け 拒絶理由通知
平成25年11月19日付け 手続補正書・意見書の提出
平成26年 4月16日付け 拒絶理由通知
平成26年 5月 9日付け 意見書の提出
(2) 原告は,平成26年11月15日,拒絶査定不服審判請求をし,不服20
14-24729号事件として特許庁に係属した。特許庁は,おおむね次の
経過を経て,平成29年5月1日付けで審判請求は成り立たない旨の審決(以
下「本件審決」という。)をし,本件審決の謄本は平成29年5月20日に
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特許権
平成30年10月30日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10158審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告マサチューセッツインスティ
バーシテックリミテッド田村啓
ら 原告スリー・ディー・マトリックス
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告マサチューセッツ インスティテュート オブ テクノロジーは,発明
の名称を,「止血および他の生理学的活性を促進するための組成物および方法」と
する特許出願(優先権主張:平成17年4月25日,米国。平成18年1月13日,
米国。)をし,平成25年2月22日,設定の登録(特許第5204646号)を
受けた(請求項の数17。以下,この特許を「本件特許」という。甲151)。そ
の後,同被告は,被告バーシテック リミテッドに対し,その特許権の持分の一部
を譲渡した。
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特許権
平成30年10月29日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10142審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (果菜自動選別送り出し方法及び果菜自動選別送り出し装置)
被告日本協同企画株式会社小栗久典 原告澁谷工業株式会社安國忠彦
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特許法134条の2
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[概要] 本件は,特許無効審判請求につき,特許請求の範囲の訂正を認めた上,特許無効
審判請求の一部を却下し,残部を不成立とした審決の取消訴訟である。争点は,①
訂正要件の適合性,②進歩性の有無である。
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特許権
平成30年10月29日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10191審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (溶液から細胞を分離する細胞分離方法,および,細胞分取用水和性組成物)
被告特許庁長官中島庸子 原告国立大学法人山形大学横島善子
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特許法36条6項1号 特許法36条4項1号 特許法36条6項2号
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[概要] 本件は,特許出願拒絶査定に対する不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟
である。争点は,明確性要件,サポート要件及び実施可能要件の有無である。
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特許権
平成30年10月29日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ネ)10073控訴棄却
特許権侵害差止請求控訴事件 (金融商品取引管理装置,プログラム)
被告)株式会社外為オンライン伊藤雅浩 控訴人(一審原告)株式会社マネースクウェアHD平井佑希 被控訴人(一審被告)株式会社外為オンライン伊藤雅浩
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特許法70条2項 特許法100条1項 特許法36条6項1号
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「金融商品取引管理装置,プログラム」とする発明に
ついての特許の特許権者である控訴人が,原判決別紙被告サービス目録記載のサー
ビス(以下「被控訴人サービス」という。)を提供している被控訴人に対し,被控
訴人サービスを管理するサーバ(以下「被控訴人サーバ」という。)の使用が上記
特許権を侵害するとして,特許法100条1項に基づき,上記サーバの使用の差止
めを求めた事案である。
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特許権
平成30年10月29日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10150審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (果菜自動選別装置用果菜載せ体と,果菜自動選別装置と,果菜自動選別方法)
被告澁谷工業株式会社安國忠彦 原告日本協同企画株式会社小栗久典
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特許法134条の2 特許法29条2項 特許法131条の2 特許法123条1項4号
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[概要] 本件は,特許無効審判請求に基づいて特許を無効とした審決の取消訴訟である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年10月25日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10113審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (シリコーン・ベースの界面活性剤を含むアルコール含有量の高い発泡性組成物)
被告デブアイピーリミテッド中西淳 原告サラヤ株式会社中野睦子
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特許法29条の2 特許法36条6項2号 特許法36条6項1号 特許法29条2項
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[概要] 裁判所に顕著な事実である。)
▶判決の詳細
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特許権
平成30年10月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)27980請求棄却
債務不履行に伴う契約解除により返還請求と,その契約不履行と相当因果関係にある損害の賠償請求事件
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民法634条 民法632条
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[概要] 本件は,電子ファイルの構造等に係る特許第5926470号(以下「本件特
許」という。)の特許権者である原告が,本件特許に係る特許発明(以下「本件
特許発明」という。)の米国特許出願をするにあたり,被告会社に本件特許の願
書に添付した明細書等の英語翻訳(以下,英語翻訳を単に「翻訳」という。)を
依頼したところ,被告会社の作成した翻訳に誤訳,改ざん等があったと主張して,5
主位的に,①被告会社の債務不履行による契約解除に基づく契約代金返還請求及
び損害賠償請求並びに被告会社の代表者である被告B(以下「被告B」という。)
の取締役の第三者に対する責任(会社法429条1項)に基づく損害賠償請求と
して,被告らに対し,645万3200円及びこれに対する平成29年8月22
日(最初の訴状訂正申立書の作成日付)から支払済みまで民法所定の年5分の割10
合による遅延損害金の連帯支払を,また,②被告らの不法行為に基づく損害賠償
請求として,被告らに対し,上記と同額の連帯支払を,さらに,予備的に,③被
告会社の請負契約に係る担保責任による契約解除に基づく契約代金返還請求及び
損害賠償請求として,被告会社に対し,645万3200円及びこれに対する平
成29年8月22日(最初の訴状訂正申立書の作成日付)から支払済みまで民法15
▶判決の詳細
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特許権
平成30年10月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)10038一部認容
特許権移転登録手続等請求事件 (自動洗髪装置)
被告アサクラインターナショナル有限会社 原告株式会社セリックス
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特許法74条1項 特許法123条1項6号
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[概要] 本件は,原告が,発明の名称を「自動洗髪装置」とする別紙特許権目録記載の
特許権(以下「本件特許権」といい,これに係る特許を「本件特許」という。)に10
係る発明をした原告代表者から同発明に係る特許を受ける権利を譲り受けたに
もかかわらず,被告において,上記発明について原告に無断で特許出願して本件
特許権の設定登録を受けたことが冒認出願(特許法123条1項6号)に当たる
と主張して,被告に対し,①特許法74条1項に基づき,本件特許権の移転登録
手続を求めるとともに,②民法709条に基づき,損害賠償金300万円(弁護15
士・弁理士費用相当額)及びこれに対する不法行為の日である平成27年3月1
7日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求め
る事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年10月24日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10134審決取消訴訟一部認容
審決取消請求事件 (テープドライブ装置,記録媒体,及び記録再生方法)
被告ソニー株式会社 原告富士フイルム株式会社
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特許法29条1項3号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,平成11年3月17日にした特許出願(特願平11-72042
号)の一部を分割して,平成20年8月1日,発明の名称を「テープドライ
ブ装置,記録媒体,及び記録再生方法」とする発明について特許出願(特願
2008-200148号。以下「本件出願」という。)をし,平成23年
6月24日,特許権の設定登録を受けた(特許番号第4766085号。請
求項の数11。以下,この特許を「本件特許」という。甲19)。
(2) 原告は,平成28年6月10日,本件特許に係る請求項5,6,7に係る
発明についての特許を無効にすることを求める特許無効審判を請求した(甲
5)。
特許庁は,上記請求を無効2016-800070号事件として審理を行
い,平成29年5月15日,「本件審判の請求は,成り立たない。」との審
決(以下「本件審決」という。)をし,その謄本は,同月22日,原告に送
達された。
(3) 原告は,平成29年6月20日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を提
▶判決の詳細
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特許権
平成30年10月24日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10133審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (テープドライブ装置,記録媒体)
被告ソニー株式会社 原告富士フイルム株式会社
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特許法29条1項3号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,発明の名称を「テープドライブ装置,記録媒体」とする発明につ
いて,平成11年3月17日に特許出願(特願平11-72042号。以下
「本件出願」という。)をし,平成23年1月28日,特許権の設定登録を
受けた(特許番号第4672824号。請求項の数2。以下,この特許を「本
件特許」という。甲21)。
(2) 原告は,平成28年6月10日,本件特許の請求項2に係る発明について
の特許を無効にすることを求める特許無効審判を請求した(甲6)。
特許庁は,上記請求を無効2016-800069号事件として審理を行
い,平成29年5月8日,「本件審判の請求は,成り立たない。」との審決
(以下「本件審決」という。)をし,その謄本は,同月22日,原告に送達
された。
(3) 原告は,平成29年6月20日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を提
起した。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年10月24日 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)9534請求棄却
特許権侵害等請求事件 (検査分析のサービスを提供するシステムおよび方法)
被告株式会社朝日新聞社 原告A
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民法709条 特許法70条1項 特許法70条3項
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「検査分析のサービスを提供するシステムおよび方法」
とする特許第4253793号の特許権(以下「本件特許権」といい,この特許を20
「本件特許」という。また,本件特許の願書に添付した明細書及び図面を「本件明
細書等」という。)を有する原告が,被告に対し,被告の開設する「朝日新聞デジ
タル」という名称のウェブサイト(以下「被告ウェブサイト」という。)に掲載さ
れている別紙1広告目録記載の動画広告等の動画広告の掲載方法(以下「被告方法」
という。)につき,本件特許の請求項5記載の発明(以下「本件発明1」という。)25
及び請求項11記載の発明(以下,「本件発明2」といい,本件発明1と併せて「本
件各発明」という。)の技術的範囲に属するから,被告方法の使用は本件特許権を
侵害する旨を主張して,民法709条の不法行為による損害賠償請求権に基づき,
1600万円(一部請求)及びこれに対する不法行為後の日であり訴状送達の日の
翌日である平成30年5月5日から支払済みまでの民法所定の年5分の割合による
遅延損害金の支払を求める事案である。5
2 前提事実(当事者間に争いがない又は後掲の証拠(以下,書証番号は特記し
ない限り枝番の記載を省略する。)及び弁論の全趣旨により容易に認められる事実)
▶判決の詳細
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特許権
平成30年10月24日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)24174
特許権侵害差止請求事件
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特許法44条1項 特許法36条6項1号 特許法100条1項 特許法79条
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[概要] 1 本件は,特許第6154978号の特許権(以下「本件特許権」といい,こ
の特許を「本件特許」という。また,本件特許に係る明細書及び図面を「本件明細15
書」という。)を有する原告が,別紙2被告サービス目録記載の外国為替取引管理
サービス(以下「被告サービス」という。)に使用されているサーバ(以下「被告
サーバ」という。)は本件特許の特許請求の範囲請求項1記載の発明(以下「本件
発明」という。)の技術的範囲に属するから,被告による被告サーバの使用は本件
特許権を侵害すると主張して,被告に対し,特許法100条1項に基づき,被告サ20
ーバの使用の差止めを求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年10月23日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ネ)10097控訴棄却
職務発明対価金請求控訴事件
控訴人X大石忠生 被控訴人キヤノン株式会社櫻庭信之
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特許法36条6項1号 特許法35条4項
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[概要] 1 事案の概要(略称は,特に断らない限り,原判決に従う。)
本件は,控訴人が,本件各職務発明について使用者である被控訴人に特許を受け
る権利を承継させたところ,被控訴人は,平成12年から平成24年にかけて本件
発明1-2ないし1-5の実施品であるバッテリーパックに格納された電池を譲渡
したことにより独占の利益を得た,また,ソニーが平成17年から平成24年にか
けて本件発明2-1-①ないし2-5-⑦の実施品である商品名Nexelion
とする電池を生産使用譲渡等したことにより独占の利益を得たと主張して,被控訴
人に対し,平成16年法律第79号による改正前の特許法(改正前特許法)35条
3項に基づく相当の対価の残額62億7761万8968円のうち1億円及びこれ
に対する訴状送達の日の翌日である平成26年1月16日から支払済みまで民法所
定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年10月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10017審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (コーヒーメーカ及びその操作方法)
被告特許庁長官紀本孝 原告ヴェーエムエフグループゲゼルシャフ
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特許法29条2項
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[概要] 本件は,特許出願拒絶査定に対する不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟
である。争点は,進歩性判断の誤り(相違点の認定の誤り)の有無である。
▶判決の詳細
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