権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
特許権
平成30年3月26日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10085
特許取消決定取消請求事件 (電力変換装置)
被告特許庁長官山澤宏 原告ダイキン工業株式会社植松祐二
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特許法134条の2 特許法120条の5
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成20年1月31日,発明の名称を「電力変換装置」とする特許
出願をし,平成27年7月3日,設定の登録(特許第5770412号)を受け,
同年8月26日,特許掲載公報が発行された(請求項の数6。以下,この特許を「本
件特許」という。甲5。)
(2) 本件特許について,平成28年2月24日,特許異議の申立てがされ,特許
庁は,これを異議2016-700153号事件として審理した。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年3月26日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10062
取消決定取消請求事件 (半導体デバイス)
被告特許庁長官飯田清司 原告ローム株式会社廣瀬文雄
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成26年10月31日,発明の名称を「半導体デバイス」とする
特許出願(特願2010-121375号の分割出願である特願2013-237
035号の分割出願)をし,平成27年10月9日,その設定登録(特許第581
8959号。請求項数10。以下「本件特許」という。)を受けた(甲9)。
(2) Aは,平成28年5月16日,本件特許の請求項1ないし10に対して特許
異議の申立てをし,特許庁は,これを異議2016-700433号事件として審
理した。原告は,同年9月9日,請求項2,4,5の削除を含む本件特許の請求の
範囲の訂正を請求した(甲10。以下「本件訂正」という。)。
(3) 特許庁は,平成29年1月30日,本件訂正を認めた上,「特許第5818
959号の請求項1,3に係る特許を取り消す。同請求項6ないし10に係る特許
を維持する。同請求項2,4及び5に係る特許についての特許異議の申立てを却下
する。」との別紙決定書(写し)記載の決定(以下「本件決定」という。)をし,
その謄本は,同年2月9日,原告に送達された。
(4) 原告は,同年3月10日,上記決定のうち,特許第5818959号の請求
▶判決の詳細
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特許権
平成30年3月26日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)12807請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (洗浄剤用泡だて器)
被告株式会社大創産業
補助参加人近畿用品製造株式会社 原告株式会社富士
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不正競争防止法2条1項3号 特許法100条1項 不正競争防止法5条1項 特許法102条1項
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[概要] 1 事案の概要
本件は,①発明の名称を「洗浄剤用泡だて器」とする発明に係る特許権を有して20
いる原告株式会社鳥越樹脂工業(以下「原告鳥越」という。)が,被告に対し,被
告が製造,販売する別紙「被告製品目録」記載(1)の製品(以下「被告製品1」とい
う。)が当該発明の技術的範囲に属するとして,(a)特許法100条1項に基づき,
被告製品1の製造,譲渡等の差止めを,(b)同条2項に基づき,被告製品1の廃棄を,
(c)同法106条に基づき,謝罪広告の掲載を,(d)特許権侵害の不法行為に基づき,25
損害(平成28年6月1日から同年8月6日までの925万9712円)の賠償及
びこれに対する不法行為の後の日である平成29年3月12日(訴状送達日の翌日)
から支払済みまで民法所定の年5%の割合による遅延損害金の支払を請求するとと
もに,②「あわわ」,「awa hour」という製品名の洗浄剤用泡だて器(以
下「原告製品」という。)を開発・製造・販売したと主張する原告鳥越及び原告株
式会社富士(以下「原告富士」という。)が,被告に対し,被告が製造,販売する5
被告製品1及び別紙「被告製品目録」記載(2)の製品(以下「被告製品2」といい,
被告製品1と合わせて「被告製品」ということがある。)は原告製品の形態を模倣
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特許権
平成30年3月22日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ネ)10071一部認容
特許権侵害差止等請求控訴事件 (生海苔異物分離除去装置における生海苔の共回り防止装置)
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民法709条 特許法36条4項 民法724条 特許法102条2項
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特許権 | 62回 | 侵害 | 52回 | 損害賠償 | 24回 | 実施 | 20回 |
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[概要] 1 本件は,その名称を「生海苔異物分離除去装置における生海苔の共回り防
止装置」とする発明に係る特許権(「本件特許権」又は「本件特許」)を有
する被控訴人が,①原判決別紙物件目録1記載の生海苔異物除去機(本件装
置(WK 型))及び同目録2記載の生海苔異物除去機(本件装置(LS 型))が
本件各発明(本件発明1,3及び4を併せたもの)の技術的範囲に属する,
②同目録4記載の固定リング(本件固定リング)及び同目録5記載の板状部
材又はステンチップ(本件板状部材)は本件旧装置(本件装置(WK 型)と本
件装置(LS 型)を併せたもの)の「生産にのみ用いる物」(特許法(以下
「法」という。)101条1号)に当たる,③同目録3記載の生海苔異物除
去機(本件新装置)は本件発明3の技術的範囲に属する,④同目録6記載の
回転円板(本件回転円板)は本件新装置の「生産にのみ用いる物」(同号)
に当たる,⑤原判決別紙メンテナンス行為目録1~3の各行為(本件各メン
テナンス行為)のうち本件メンテナンス行為1及び2は本件旧装置又は本件
新装置の「生産」(同法2条3項1号)に当たり,本件メンテナンス行為3
はこれらと一体として行われている,などと主張して,控訴人に対し,以下
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特許権
平成30年3月22日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)6361一部認容
特許権侵害差止等請求事件 (スプレー缶用吸収体およびスプレー缶製品)
被告日本瓦斯株式会社 原告エヌ・ケイ・ケイ株式会社
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特許法102条2項 特許法36条6項2号 特許法100条1項 民事訴訟法61条
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[概要] 本件は,発明の名称を「スプレー缶用吸収体およびスプレー缶製品」とする特許
権を有する原告が,被告が製造,販売する別紙「被告製品目録」記載の製品(以下
「被告製品」といい,各製品を「被告製品1」などという。)中,その灰分含有量
を特定した特定被告製品の製造,販売が原告の特許権を侵害するとして,被告に対
し,①特許法100条1項に基づき,特定被告製品の製造,販売等の差止め,②同15
条2項に基づき,特定被告製品,その半製品及び特定被告製品の製造に供する金型
の廃棄を請求するとともに,③平成25年10月25日から平成28年2月29日
までの特許権侵害の不法行為に基づく損害(上記特許権を原告と共有していた者か
ら譲り受けた被告に対する不法行為に基づく損害賠償請求権に係る損害を含む。)
の一部738万円の賠償及びこれに対する損害賠償請求対象期間の最後の日である20
平成28年2月29日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金
の支払を請求する事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年3月19日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)3569請求棄却
特許権侵害差止請求事件 (ソレノイド)
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特許法29条2項 特許法100条1項 特許法70条2項 特許法29条
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「ソレノイド」とする特許第3611969号に係る特許権
(以下「本件特許権」といい,その特許を「本件特許」という。また,本件特許の願
書に添付した明細書〔特許庁が訂正2016-390104号事件について平成28
年10月25日にした審決(以下「本件訂正審決」という。)による訂正後のもの〕を20
「本件明細書」という。)の共有者の1名である原告が,別紙被告製品目録(原告)
記載の可変容量コンプレッサ容量制御弁(以下「被告製品」という。)は本件明細書の
特許請求の範囲(以下「本件特許請求の範囲」ということがある。)の請求項1記載
の発明(以下「本件発明」という。)の技術的範囲に属する旨主張して,被告に対し,
特許法100条1項に基づき,被告製品の製造,使用,譲渡,貸渡し,輸出,又は譲25
渡若しくは貸渡しの申出の差止めを求めるとともに,同条2項に基づき,同製品の廃
棄を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年3月19日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ネ)10079一部認容
職務発明対価不足額請求控訴事件
控訴人兼被
X 被控訴人兼控訴人株式会社エンプラス
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特許法35条
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実施 | 144回 | 職務発明 | 9回 | 無効 | 5回 | 無効審判 | 4回 |
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[概要] 1 本件は,一審被告の従業員であった一審原告が,本件各特許に関し,一審原
告は,本件各発明の発明者(又は共同発明者の一人)であり,本件各発明に係る特
許を受ける権利(又は特許を受ける権利の一審原告持分)を一審被告に承継させた
として,一審被告に対し,相当の対価合計1億9807万8808円及びこれに対
する平成21年8月8日(請求の日の翌日)から支払済みまで民法所定年5分の割
合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年3月14日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ネ)10059等控訴棄却
特許権侵害差止請求権不存在確認等請求控訴事件
被告・反訴原告)(以下,「被控訴人」という。) 控訴人・附帯被
(1審本訴原告・反訴被告)(以下,「
」という。)
・附帯被
補助参加人(以下,「補助参加人」という。) 被控訴人・附帯控訴人(1審本訴被告・反訴原告)(以下,「
」という。)
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特許法73条2項 特許法65条1項 特許法100条1項 民法709条
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特許権 | 36回 | 侵害 | 25回 | 損害賠償 | 12回 | 実施 | 8回 |
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[概要] 1(1) 控訴人は,ふぐを仕入れて,皮をはぎ,これをスライスし,刺身として販
売する事業(原告事業)を営んでいた者であり,本件製品1台を本件リース契約1
により取得し,これを業として使用していた。
被控訴人は,本件特許権を補助参加人と共に共有する者である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年3月14日 知的財産高等裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
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平成29(ネ)10091控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件
被告)株式会社FrontierVision被控訴人(一審
)株式会社半田屋商店被控訴人(一審
)株式会社はんだや 控訴人(一審原告)X藤田知美 被控訴人(一審被告)株式会社FrontierVision
(一審被告)株式会社半田屋商店
(一審被告)株式会社はんだや
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[概要] 1 本件は,本件特許権を有する控訴人が,イ号製品が本件特許権に係る特許発
明の技術的範囲に属すると主張して,同製品を製造販売している被控訴人フロンテ
ィアビジョン及び被控訴人半田屋に対しては,上記製品の製造販売等の差止め及び
その廃棄を求めるともに,本件特許権侵害を理由とする損害賠償を求め,同製品を
販売している被控訴人はんだやに対しては,上記製品の販売等の差止め及びその廃
棄を求めるともに,本件特許権侵害を理由とする損害賠償を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年3月12日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10041等審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (熱間プレス部材)
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特許法29条1項1号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 甲事件被告・乙事件原告(以下「被告」という。)は,平成23年7月13
日,発明の名称を「熱間プレス部材」とする特許出願(平成22年9月29日(優
先権主張:平成21年10月28日及び平成22年4月28日,日本国)に出願し
た特願2010-218094号の分割出願)をし,平成25年8月30日,設定
の登録(特許第5348431号)を受けた(請求項の数6。甲24。以下,この
特許を「本件特許」という。)。
⑵ 甲事件原告・乙事件被告(以下「原告」という。)は,平成25年12月1
2日,本件特許のうち請求項1ないし5に係る発明について特許無効審判請求をし,
無効2013-800226号事件として係属した。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年3月12日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10040審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (熱間プレス部材およびその製造方法)
被告JFEスチール株式会社奥井正樹 原告新日鐵住金株式会社橋口尚幸
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特許法29条1項1号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 被告は,平成22年9月29日,発明の名称を「熱間プレス部材およびその
製造方法」とする特許出願をし,平成23年10月28日,設定の登録(特許第4
849186号。優先日:平成21年10月28日及び平成22年4月28日,日
本国)を受けた(請求項の数11。甲27。以下,この特許を「本件特許」という。)。
⑵ 原告は,平成25年12月12日,本件特許のうち請求項1ないし3及び5
ないし11に係る発明について特許無効審判請求をし,無効2013-80022
5号事件として係属した。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年3月12日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10088審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (気泡シールド工法で発生する建設排泥の処理方法)
被告栗田工業株式会社片岡誠 原告テクニカ合同株式会社菅尋史
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特許法29条2項
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[概要] 本件は,特許無効審判請求に対する不成立審決の取消訴訟である。争点は,進歩
性判断(相違点の認定,相違点の容易想到性の判断)の誤りの有無である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年3月12日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)7604一部認容
特許権侵害差止等請求事件 (下肢用衣料)
被告株式会社タカギ
株式会社名古屋タカギ 原告トラタニ株式会社
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特許法102条2項 特許法36条6項1号 特許法73条2項 特許法29条2項
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特許権 | 57回 | 侵害 | 53回 | 実施 | 47回 | 損害賠償 | 23回 |
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[概要] 1 事案の概要
本件は,発明の名称を「下肢用衣料」とする特許権を有する原告が,被告らが製
造販売するなどした別紙被告製品目録記載の各製品が当該発明の技術的範囲に属す
ると主張して,被告らに対し,当該特許権に基づいて,当該製品の製造販売等の差
止め及び当該製品の廃棄を求めるとともに,特許権侵害の不法行為に基づく損害賠
償請求として,被告株式会社タカギに対し損害金1億2350万2610円及び別
紙遅延損害金起算日一覧表1「元金額」欄記載の各金員に対する不法行為又は不法
行為後の日である同別紙「起算日」欄記載の各日から各支払済みまで民法所定の年
5分の割合による遅延損害金の支払を,被告株式会社名古屋タカギに対し損害金3
002万3136円及び別紙遅延損害金起算日一覧表2「元金額」欄記載の各金員
に対する不法行為又は不法行為後の日である同別紙「起算日」欄記載の各日から各
支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年3月8日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(行ケ)10213審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告特許庁長官高橋克 原告ワトロウエレクトリックマニュ
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特許法50条 特許法157条2項4号 特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
原告は,「温度センサ・アセンブリ及びその製造方法」なる名称の発明につ
いて,平成20年6月6日を国際出願日とする特許出願(特願2010-51
3323号。パリ条約による優先権主張平成19年6月22日,米国。以下「本
願」という。)をし,平成23年8月9日付け,平成24年9月4日付け及び
平成25年10月25日付けの各拒絶理由通知に対し,それぞれ,平成23年
11月14日付け,平成25年3月7日付け及び平成26年4月30日付けの
手続補正書をもって特許請求の範囲の補正をしたが,平成26年10月31日
付けで拒絶査定を受けた。
原告は,平成27年3月5日,拒絶査定不服審判を請求し(不服2015-
4409号),同年4月16日付けで手続補正書(方式)を提出した。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年3月8日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)35189請求棄却
民事訴訟 特許権 (モータ)
被告株式会社ミツバ田中浩之 原告アスモ株式会社
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特許法100条1項 特許法36条6項1号 特許法79条 特許法29条の2
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[概要] 本件は,発明の名称を「モータ」とする特許権を有する原告が,被告に対し,5
被告による被告製品の製造等の行為が特許権侵害に当たると主張して,特許法1
00条1項及び2項に基づく被告製品の製造等の差止め及び廃棄を求める事案
である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年3月7日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10137審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (美容器)
被告特許庁長官長屋陽二郎 原告株式会社MTG弘泰
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実施 | 42回 | 審決 | 14回 | 拒絶査定不服審判 | 1回 | 進歩性 | 1回 |
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[概要] 本件は,特許出願拒絶査定に対する不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟
である。争点は,進歩性の判断の当否である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年3月7日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ネ)10070控訴棄却
特許権に基づく製造販売禁止等請求控訴事件 (分断部分を有するセルフラミネート回転ケーブルマーカーラベル)
被告)ヘラマンタイトン株式会社宇津呂修 控訴人(一審原告)パンドウイット・コーポレーション菅礼子 被控訴人(一審被告)ヘラマンタイトン株式会社宇津呂修
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特許法100条1項 特許法29条2項
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[概要] 本件は,発明の名称を「分断部分を有するセルフラミネート回転ケーブルマーカ
ーラベル」とする本件特許権(第5377629号)を有する控訴人が,被告製品
は,本件発明1及び26の各技術的範囲に属するから,被控訴人による被告製品の
譲渡等は,いずれも本件特許権を侵害する行為であると主張して,被控訴人に対し,
①特許法100条1項に基づき被告製品の譲渡等の差止めを求め,②同条2項に基
づき被告製品の廃棄を求めるとともに,③特許権侵害の不法行為による損害賠償請
求(損害賠償の対象期間は,平成25年10月4日から平成28年3月9日までで
ある。)として,損害賠償金510万円及びこれに対する不法行為後の日である平成
28年3月26日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまでの民法所定の年5分の
割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年3月5日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10090審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (医療用軟質容器及びそれを用いた栄養供給システム)
被告株式会社ジェイ・エム・エス白波瀬文吾 原告ニプロ株式会社速見禎祥
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特許法17条の2
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 被告は,平成25年12月2日,発明の名称を「医療用軟質容器及びそれを
用いた栄養供給システム」とする特許出願(優先権主張:平成21年5月18日(日
本国),同年9月14日(日本国))をし(以下「本件出願」という。),平成2
5年12月2日,願書に添付した明細書及び特許請求の範囲の補正をし(以下「本
件補正」という。),平成27年6月26日,設定の登録(特許第5765408
号)を受けた(請求項の数6。以下,この特許を「本件特許」という。甲16,1
7の1,36)。
⑵ 原告は,平成28年8月24日,本件特許のうち請求項1及び3ないし6に
係る部分について特許無効審判請求をし,無効2016-800108号事件とし
て係属した(甲37)。
⑶ 特許庁は,平成29年3月29日,本件審判の請求は成り立たない旨の別紙
審決書(写し)記載の審決(以下「本件審決」という。)をし,その謄本は,同年
4月7日,原告に送達された。
(4) 原告は,平成29年4月28日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を提起
▶判決の詳細
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特許権
平成30年3月5日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10089審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (医療用軟質容器及びそれを用いた栄養供給システム)
被告株式会社ジェイ・エム・エス白波瀬文吾 原告ニプロ株式会社速見禎祥
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特許法17条の2
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 被告は,平成22年5月17日,発明の名称を「医療用軟質容器及びそれを
用いた栄養供給システム」とする特許出願(優先権主張:平成21年5月18日(日
本国),同年9月14日(日本国))をし(以下「本件出願」という。),平成2
5年12月2日,願書に添付した明細書及び特許請求の範囲の補正をし(以下「本
件補正」という。),平成26年12月12日,設定の登録(特許第566133
1号)を受けた(請求項の数13。以下,この特許を「本件特許」という。甲16,
17の1,35)。
⑵ 原告は,平成28年8月24日,本件特許のうち請求項1,3,5ないし7
及び11ないし13に係る部分について特許無効審判請求をし,無効2016-8
00107号事件として係属した(甲36)。
⑶ 特許庁は,平成29年3月29日,本件審判の請求は成り立たない旨の別紙
審決書(写し)記載の審決(以下「本件審決」という。)をし,その謄本は,同年
4月7日,原告に送達された。
(4) 原告は,平成29年4月28日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を提起
▶判決の詳細
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特許権
平成30年3月2日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)31774等請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (螺旋状コイルインサートの製造方法)
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特許法29条2項 特許法79条 特許法123条1項6号 特許法104条の3
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[概要] 1 本件の本訴は,名称を「螺旋状コイルインサートの製造方法」とする発明に15
ついての特許権(請求項の数11。以下「本件特許権」又は「本件特許」とい
い,特許請求の範囲請求項1の発明を「本件発明」という。)を有する原告が,
被告の螺旋状コイルインサートの製造方法は本件発明の技術的範囲に属すると
主張して,被告に対し,特許法100条1項及び2項に基づき,上記製造方法
の使用の差止め,同方法により製造した螺旋状コイルインサートの譲渡等の差20
止め,及び,上記製造方法により製造した螺旋状コイルインサートの廃棄を求
める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年3月1日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)14635等一部認容
特許権侵害差止等請求事件,損害賠償請求事件 (ブルニアンリンク作成デバイスおよびキット)
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特許権 | 74回 | 侵害 | 58回 | 実施 | 37回 | 損害賠償 | 28回 |
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[概要] 本件は,発明の名称をいずれも「ブルニアンリンク作成デバイスおよびキット」
とする特許第5514962号及び特許第5575340号に係る各特許権を
有する原告が,①被告ハナヤマにおいて,別紙3被告製品目録記載の各製品(以下,
同目録記載1の製品を「被告製品1」,同目録記載2の製品を「被告製品2」とい
い,これらを併せて「各被告製品」という。)を輸入し,販売し,販売のために展10
示し,又は販売の申出をした行為,②被告エイチ・ディー・エスにおいて,各被
告製品を輸入し又は販売した行為が,いずれも原告の上記各特許権を侵害してい
た旨主張して,不法行為に基づく損害賠償請求権に基づき,被告ハナヤマに対し,
損害賠償金3億3443万3199円及び別紙2-1記載1~10の各「内金額」
欄の内金額に対する不法行為日又は不法行為後の日である同別紙記載1~1015
の各「起算日」欄の年月日から各支払済みまで民法所定の年5分の割合による各
遅延損害金の支払を,被告エイチ・ディー・エスに対し,損害賠償金1億554
5万7627円及び別紙2-2記載1~10の各「内金額」欄記載の内金額に対
する不法行為日又は不法行為後の日である同別紙記載1~10の各「起算日」欄
の年月日から各支払済みまで年5分の割合による各遅延損害金の支払を,それぞ20
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特許権
平成30年2月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)38795請求棄却
民事訴訟請求事件
被告日本電気株式会社
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特許法35条3項 特許法35条1項 特許法35条
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,被告の従業員であった原告が,被告が保有していた特許第286997
8号の特許(以下「本件特許」という。)に関し,原告は本件特許に係る発明(本
件特許の願書に添付した明細書の特許請求の範囲の請求項1記載の発明。以下「本
件発明」という。)の発明者であるとして,被告に対し,特許法35条(平成1620
年法律第79号による改正前のもの。以下同じ。)3項の規定による相当の対価の
支払請求権(以下「本件対価請求権」という。なお,原告は,特許法35条1項か
ら4項までの条文に書かれている「相当の対価」を請求すると主張するところ,特
許法35条において「相当の対価」との文言が使用されているのは同条3項のみで
ある。)に基づき,1000万円の支払を求めた事案である。25
2 前提事実(当事者間に争いがないか,後掲の証拠等により容易に認められる
事実)
⑴ 当事者
原告は,昭和59年4月から昭和63年6月までの間,被告に雇用されていた。
⑵ 本件特許
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特許権
平成30年2月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10079審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (空気熱エネルギーを利用して仕事,冷却,および水を出力するための低温状態エンジン)
被告特許庁長官中村達之 原告X飯山和俊
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特許法29条1項 特許法36条4項1号
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実施 | 28回 | 審決 | 14回 | 優先権 | 1回 | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
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[概要] 本件は,特許出願拒絶査定に対する不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟
である。争点は,発明該当性と実施可能要件の有無である。
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特許権
平成30年2月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10156審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告コージ産業株式会社福本洋一 原告株式会社サカエ白木裕一
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特許法17条の2 特許法29条2項 特許法123条1項1号 特許法29条1項
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[概要] 本件は,原告が請求した特許無効審判の不成立審決に対する取消訴訟である。争
点は,補正要件(特許法17条の2第3項)違反の有無についての判断の当否であ
る。
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特許権
平成30年2月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10066審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (大容量送水システム)
被告帝國纎維株式会社水沼淳 原告日本ドライケミカル株式会社柴田明夫
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特許法29条2項
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[概要] 本件は,特許無効審判請求の不成立審決の取消訴訟である。争点は,進歩性の判
断の誤り(周知技術の認定の誤り,相違点の判断の誤り)の有無である。
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特許権
平成30年2月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10036審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (空気極材料及び固体酸化物型燃料電池)
被告日本碍子株式会社上田雅子 原告X
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特許法36条4項1号 特許法131条の2 特許法36条6項1号 特許法134条の2
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[概要] 本件は,特許無効審判請求の不成立審決の取消訴訟である。争点は,訂正要件,
実施可能要件,サポート要件の各充足性及び進歩性の判断の誤りの有無である。
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特許権
平成30年2月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10035審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (空気極材料及び固体酸化物型燃料電池)
被告日本碍子株式会社上田雅子 原告X
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特許法36条4項1号 特許法131条の2 特許法36条6項1号 特許法134条の2
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[概要] 本件は,特許無効審判請求の不成立審決の取消訴訟である。争点は,訂正要件,
実施可能要件,サポート要件の各充足性及び進歩性の判断の誤りの有無である。
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特許権
平成30年2月22日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ネ)10089控訴棄却
虚偽事実の告知・流布差止等本訴請求,特許権侵害差止等反訴請求控訴事件 (ユーザ認証方法およびユーザ認証システム)
被告) 控訴人(1審本訴被告・反訴原告) 被控訴人(1審本訴原告・反訴被告)
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特許法29条1項2号 特許法29条の2 特許法134条の2 特許法38条
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[概要] 1 事案の要旨
(1) 本件は,次の本訴と反訴から成る事案である。
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特許権
平成30年2月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10093審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (扁平型非水電解質二次電池)
被告マクセルホールディングス株式会社 原告株式会社ルートジェイド
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
被告は,発明の名称を「扁平型非水電解質二次電池」とする特許第5072
123号(原出願 平成11年8月27日(特願平11-240964号),
分割出願 平成21年10月9日,設定登録 平成24年8月31日。以下
「本件特許」という。)の特許権者である。
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特許権
平成30年2月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10092審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (扁平型非水電解質二次電池)
被告マクセルホールディングス株式会社 原告株式会社ルートジェイド
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
被告は,発明の名称を「扁平型非水電解質二次電池」とする特許第5072
123号(原出願 平成11年8月27日(特願平11-240964号),
分割出願 平成21年10月9日,設定登録 平成24年8月31日。以下
「本件特許」という。)の特許権者である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年2月20日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10063審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (ソルダペースト組成物及びリフローはんだ付方法)
被告株式会社タムラ製作所 原告千住金属工業株式会社
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
被告は,発明の名称を「ソルダペースト組成物及びリフローはんだ付方法」
とする特許第4447798号(平成13年3月23日出願,平成22年1月
29日設定登録。以下「本件特許」という。)の特許権者である。
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特許権
平成30年2月20日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ネ)10035控訴棄却
特許権侵害損害賠償請求控訴事件 (累進屈折力レンズ)
被告)HOYA株式会社安國忠彦 控訴人(1審原告)株式会社ニコン・エシロール小林英了 被控訴人(1審被告)HOYA株式会社安國忠彦
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特許法126条5項 特許法102条2項
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「累進屈折力レンズ」とする特許(特許第5000505
号。以下「本件特許」という。)に係る特許権(以下「本件特許権」という。また,
本件特許の願書に添付した明細書を図面と併せて「本件明細書」という。)を有す
る控訴人が,被控訴人が製造,販売する別紙被控訴人製品目録記載の各製品(以下,
目録記載の番号に従い「被控訴人製品1」などといい,これらを併せて「被控訴人
各製品」と総称する。)は,本件特許の請求項5及び8に係る各発明(以下,それ
ぞれ「本件発明5」,「本件発明8」といい,これらを併せて「本件各発明」とい
う。なお,本件特許のうち本件各発明に係るものを個別には「本件発明5について
の特許」などといい,これらを併せて「本件各発明についての特許」という。)の
技術的範囲に属し,被控訴人が平成24年5月25日から平成26年4月2日〔訴
え提起日〕まで被控訴人製品1を,平成24年11月1日から平成26年4月2日
まで被控訴人製品2ないし4を,それぞれ販売したことにより,控訴人は,本件特
許権を侵害され,少なくとも合計7億9800万円の損害を被った旨主張して,民
法709条,特許法102条2項に基づく損害賠償金1億円(一部請求。被控訴人
▶判決の詳細
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特許権
平成30年2月15日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)8736一部認容
特許権侵害行為差止等請求事件 (医療用軟質容器及びそれを用いた栄養供給システム)
被告ニプロ株式会社 原告株式会社ジェイ・エム・エス
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民事訴訟法61条
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[概要] 本件は,発明の名称を「医療用軟質容器及びそれを用いた栄養供給システム」とす
る後記本件特許権1,2を有する原告が,被告による別紙物件目録記載の製品(以下
「被告製品」という。)の製造等が本件特許権1,2の侵害行為であると主張して,
被告に対し,被告製品の製造等の差止め及び廃棄を求めるとともに,特許権侵害の不10
法行為に基づく損害賠償請求として,損害金1億5544万9450円(弁護士及び
弁理士費用相当の損害1400万円を含む。)及びこれに対する本件の対象とする不
法行為の最後の日である平成28年12月31日から支払済みまで民法所定の年
5%の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年2月14日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10121審決取消訴訟一部認容
審決取消請求事件 (はんだ合金,ソルダペーストおよび電子回路基板)
被告ハリマ化成株式会社服部誠 原告千住金属工業株式会社多田宏文
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特許法29条2項 特許法36条6項1号
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[概要] 本件は,特許無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。争点は,進歩
性の有無(①引用発明の認定の当否,③本件発明と引用発明との対比判断の当否,
③相違点に係る判断の当否)についての認定判断の当否である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年2月6日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ネ)10074控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (生海苔異物分離除去装置における生海苔の共回り防止装置)
控訴人有限会社金子商会 被控訴人フルタ電機株式会社
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民法709条 特許法36条4項 民法724条
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[概要] 1 本件は,その名称を「生海苔異物分離除去装置における生海苔の共回り防
止装置」とする発明に係る特許権(「本件特許権」又は「本件特許」)を有
する被控訴人が,①原判決別紙物件目録1記載の生海苔異物除去機(本件装
置(WK 型))及び同目録2記載の生海苔異物除去機(本件装置(LS 型))が
本件各発明(本件発明1,3及び4を併せたもの)の技術的範囲に属する,
②同目録4記載の固定リング(本件固定リング)及び同目録5記載の板状部
材又はステンチップ(本件板状部材)は本件旧装置(本件装置(WK 型)と本
件装置(LS 型)を併せたもの)の「生産にのみ用いる物」(特許法(以下
「法」という。)101条1号)に当たる,③同目録3記載の生海苔異物除
去機(本件新装置)は本件発明3の技術的範囲に属する,④同目録6記載の
回転円板(本件回転円板)は本件新装置の「生産にのみ用いる物」(同号)
に当たる,⑤原判決別紙メンテナンス行為目録1~3の各行為(本件各メン
テナンス行為)のうち本件メンテナンス行為1及び2は本件旧装置又は本件
新装置の「生産」(同法2条3項1号)に当たり,本件メンテナンス行為3
はこれらと一体として行われている,などと主張して,控訴人に対し,以下
▶判決の詳細
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特許権
平成30年2月5日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10074審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (近視の進行を遅らせる方法及びシステム)
被告特許庁長官鉃豊郎 原告ザホンコンポリテクニック
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,平成22年9月13日,発明の名称を「近視の進行を遅らせる方法
及びシステム」とする発明について,国際出願をし(特願2013-527440
号。請求項数84),平成27年1月8日付けで拒絶査定(甲11)を受けたので,
同年5月20日,これに対する不服の審判を請求した(甲12)。
(2) 特許庁は,これを不服2015-9380号事件として審理し,原告は,平
成28年8月10日付けで手続補正書を提出した(甲18。以下「本件補正」とい
う。請求項数41)。
(3) 特許庁は,同年11月15日,「本件審判の請求は,成り立たない。」との別
紙審決書(写し)記載の審決(以下「本件審決」という。)をし,その謄本は,同月
29日,原告に送達された。なお,出訴期間として,90日が附加された。
(4) 原告は,平成29年3月29日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を提起
した。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年2月5日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10037審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (電子カルテ画面構成システム)
被告特許庁長官山澤宏 原告株式会社医療情報技術研究所
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成27年11月25日,発明の名称を「電子カルテ画面構成シス
テム」とする特許出願をしたが(特願2015-229249号。請求項数2。甲
1),平成28年5月20日付けで拒絶査定を受けたので,同年6月16日,これ
に対する不服の審判を請求した。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年1月31日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ネ)10043控訴棄却
特許権侵害差止等請求承継参加申立控訴事件 (デジタル格納部を備えた電子番組ガイド)
控訴人(一審原告)ロヴィガイズ 被控訴人東芝映像ソリューション株式会社和田祐造
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特許法101条2号 特許法100条1項 特許法70条2項 特許法70条1項
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侵害 | 12回 | 間接侵害 | 9回 | 特許権 | 5回 | ライセンス | 3回 |
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[概要] 1 事案の経緯等
(1) 本件は,発明の名称を「デジタル格納部を備えた電子番組ガイド」とする
本件特許権を有する控訴人が,一審脱退被告の地位を承継した被控訴人に対し,被
告物件を販売等する行為が本件特許権を侵害する旨主張して,特許法100条1項
及び2項に基づき,被告物件の製造等の差止め及び廃棄を求めるとともに,不法行
為による損害賠償請求として,同法102条3項に基づいて計算した損害賠償金6
億5880万円及びこれに対する上記不法行為(特許権侵害)の開始日である平成
26年4月1日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払
を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年1月31日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10075審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (運動能力(短距離走)向上トレーニング用エクササイズバイク)
被告特許庁長官黒瀬雅一 原告X
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特許法29条2項
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[概要] 本件は,特許出願拒絶査定不服審判請求に対する不成立審決の取消訴訟である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年1月31日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)18032等請求棄却
特許を受ける権利帰属確認請求事件,損害賠償請求反訴事件
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,原告が被告に対し,本訴請求として,被告がした特許出願(特願20155
-227937号。以下「本件出願」という。)がいわゆる冒認出願に当たると主張し
て,原告が別紙1発明目録記載の発明(本件出願の願書に添付した特許請求の範囲記
載の各発明。以下,これらをまとめて,「本件発明」という。)について特許を受ける
権利を有することの確認を求めるとともに,不法行為に基づく損害賠償金21万60
00円(本訴請求の訴訟提起に係る弁護士費用相当額)及びこれに対する平成28年10
5月30日(不法行為後の日であり,委任契約締結の日)から支払済みまでの民法所
定年5分の割合による遅延損害金の支払を求めているのに対し,被告が原告に対し,
反訴請求として,原告が本件発明が未完成のまま研究開発に関する業務を中止したと
して,不法行為又は債務不履行(選択的併合の関係にある。)に基づく損害賠償金81
万5136円(研究開発資金32万2000円,先行技術調査費用3万2400円,15
特許出願費用38万6736円及び弁護士費用相当額7万4000円の合計額)及び
これに対する平成29年9月29日(反訴状送達の日の翌日)から支払済みまでの民
法所定年5分の割合による遅延損害金の支払を求めている事案である。
▶判決の詳細
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