権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
著作権
令和2年3月24日 東京地方裁判所
▶概要
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平成31(ワ)10821請求棄却
コンピュータプログラムの著作権にかかる損害賠償等請求事件
被告システムギア株式会社
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民法709条 民法415条
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[概要] 本件は,別紙プログラム目録記載のコンピュータプログラム(以下「本件プロ
グラム」という。)を作成してその著作権を有すると主張する原告が,かつての就25
労先であった中央情報システム株式会社(以下「中央情報システム」という。)を
令和元年8月1日に吸収合併した被告に対し,①中央情報システムが本件プログ
ラムを原告に無断で複製して第三者に売却した行為が原告の著作権(複製権,頒
布権)を侵害する不法行為に該当すると主張して,民法709条に基づき,損害
賠償金1800万円の支払を求めるとともに,本件プログラムの著作権が原告に
帰属することについての確認を求めるほか,②被告が,原告に対するパワーハラ5
スメント(以下「パワハラ」という。)やセクシャルハラスメント(以下「セクハ
ラ」という。)に対して適切な措置を講じることなくこれを放置したことは安全
配慮義務違反に違反するなどして違法であり,それにより原告は統合失調症に罹
患して入院治療や通院治療を余儀なくされたと主張して,民法415条又は70
9条に基づき,損害賠償金1850万円(慰謝料1800万円及び医療費・交通10
費50万円)の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和2年3月24日 知的財産高等裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和1(ネ)10072控訴棄却
販売差止等請求控訴事件
被控訴人アイスマン株式会社
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不正競争防止法2条1項7号
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[概要] 1 事案の要旨等
本件は,控訴人(一審原告)が,商品開発に係る契約の相手方であった被控訴人
(一審被告)に対し,①被控訴人は契約の約定に違反して控訴人の有していたノウ
ハウを活用し被告製品を販売したと主張して,契約の約定に基づく被告製品の販売
等の差止め等及び債務不履行に基づく損害賠償を求めるとともに,②上記ノウハウ
を使用することが不正競争行為(不正競争防止法2条1項7号)に該当すると主張
して,同法3条1項及び2項に基づく被告製品の製造,販売等の差止め,半製品及
びカタログ等の廃棄,被控訴人のホームページからの被告製品に関する掲載情報の
削除,原告営業秘密の第三者への開示の禁止及び原告営業秘密が記録された媒体の
廃棄等並びに同法4条に基づく損害賠償を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年3月19日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成31(行ケ)10018等審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (アミノ酸生産菌の構築方法及び構築されたアミノ酸生産菌を用いる醗酵法によるアミノ酸の製造法)
原告シージェイジャパン株式会社
シージェーチェイルジェダンコーポレーション 被告味の素株式会社
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特許法36条6項1号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 甲事件・乙事件被告(以下「被告」という。)は,平成11年9月22日
にした特許出願(特願2000-572382号。優先日平成10年9月2
5日(以下「本件優先日」という。),優先権主張国日本)の一部を分割し
て,平成16年7月8日,発明の名称を「アミノ酸生産菌の構築方法及び構
築されたアミノ酸生産菌を用いる醗酵法によるアミノ酸の製造法」とする発
明について特許出願(特願2004-202121号。以下「本件出願」と
いう。)をし,平成17年3月4日,特許権の設定登録(特許第36510
02号。請求項の数8。以下,この特許を「本件特許」という。甲1)を受
けた。
⑵ 甲事件原告は,平成29年2月24日,本件特許について特許無効審判を
請求(無効2017-800021号事件。以下「本件審判」という。)し
た。
被告は,同年7月7日付けで,請求項1ないし8からなる一群の請求項に
ついて,請求項1,2及び4を訂正し,請求項3及び5ないし8を削除する
▶判決の詳細
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特許権
令和2年3月19日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10097審決取消訴訟
審決取消請求事件 (簡易蝶ネクタイ又は簡易ネクタイ)
原告X 被告特許庁長官
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特許法17条の2 特許法29条1項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,平成26年7月1日にした特許出願(特願2014-13559
6号)の一部を分割して,平成29年3月13日,発明の名称を「簡易蝶ネ
クタイ又は簡易ネクタイ」とする発明について特許出願(特願2017-4
7926号。請求項の数4。以下「本願」といい,本願の願書に添付した明
細書を,図面を含めて「本願明細書」という。甲5)をした。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年3月19日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10100
特許取消決定取消請求事件 (窒化物半導体積層体及びそれを用いた発光素子)
原告日亜化学工業株式会社 被告特許庁長官
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,発明の名称を「窒化物半導体積層体及びそれを用いた発光素子」
とする特許第6252092号(平成25年10月17日特許出願,平成2
9年12月8日設定登録,請求項の数11。以下「本件特許」という。)の
特許権者である。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年3月19日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10113審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (基板保持装置)
原告サムコ株式会社 被告特許庁長官
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特許法29条2項
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実施 | 17回 | 審決 | 15回 | 進歩性 | 6回 | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成26年12月3日,発明の名称を「基板保持装置」とする
発明について特許出願(特願2014-245193号。請求項の数2。以
下「本願」という。甲4)をした。
▶判決の詳細
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商標権
令和2年3月19日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10152審決取消訴訟
審決取消請求事件
原告株式会社KIYORA 被告特許庁長官
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商標法4条1項11号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,平成30年6月20日,次の構成から成る商標(以下「本願商標」
という。)について,第5類「サプリメント,栄養補助食品」を指定商品と
して,商標登録を出願した(商願2018-80910号)。
⑵ 原告は,令和元年8月6日付けで拒絶査定を受けたので,同月16日,不
服審判を請求した(不服2019-010871号)。
⑶ 特許庁は,令和元年9月30日,「本件審判の請求は,成り立たない。」
との審決をし,その謄本は,同年10月15日,原告に送達された。
⑷ 原告は,令和元年11月7日,審決の取消しを求めて本件訴訟を提起した。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年3月19日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)32839一部認容
特許権侵害差止等請求事件 (美容器)
原告株式会社MTG 被告株式会社ファイブスター
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特許法29条2項 特許法102条2項 特許法104条
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[概要] 原告は,美容器の特許に係る特許権者であるところ,別紙被告製品目録記載
▶判決の詳細
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不正競争
令和2年3月19日 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)23860請求棄却
差止請求等事件
原告ギネマム株式会社 被告レネロファーマ株式会社
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不正競争防止法2条1項7号 不正競争防止法2条6項
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[概要] 本件は,原告が,被告に対し, 被告が原告から示された別紙情報目録記載の
情報(以下「本件情報」という。)を使用して別紙物件目録記載の製品(以下「被
告製品」という。)を製造,販売等する行為が不正競争行為(不正競争防止法2条
▶判決の詳細
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著作権
令和2年3月19日 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)33203請求棄却
著作権侵害差止等請求事件
原告株式会社Blast 被告株式会社Z-StyleJapan
甲
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著作権法12条1項 著作権法12条 著作権法114条1項 著作権法112条1項
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[概要] 本件は,インターネットを利用した各種サービス等を提供する原告が,同様に5
インターネットを利用した各種サービス等を提供する被告に対し,被告が原告に
無断で別紙物件目録記載のアプリケーション(以下「被告商品」という。)を製作
し,インターネットを通じて顧客に提供した行為が,原告が開発した「Line
ct」(以下「原告商品」という。)について原告が有する著作権(複製権,送信
可能化権,公衆送信権)を侵害すると主張して,①著作権法112条1項に基づ10
き,被告商品の複製,送信可能化又は公衆送信の差止めを,②同条2項に基づき,
被告商品及びその複製物(被告商品を格納した記録媒体を含む。)の廃棄を,③被
告会社に対し,民法709条に基づき,被告甲に対し,会社法429条1項に基
づき,連帯して,損害賠償金2376万円及び不法行為後(本訴状送達の日の翌
日)である平成30年11月3日から支払済みまで年5分の割合による遅延損害15
金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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商標権
令和2年3月19日 知的財産高等裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和1(ネ)10049控訴棄却
商標権侵害行為差止等請求控訴事件
被控訴人FC2,INC.
株式会社ドワンゴ
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商標法38条2項 商標法38条3項 不正競争防止法2条1項1号 商標法4条1項10号
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商標権 | 21回 | 侵害 | 18回 | 差止 | 10回 | 損害賠償 | 8回 |
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[概要] 1 事案の要旨
第1事件は,原判決別紙第1事件商標目録記載1の商標(甲商標)の商標権
者であるFC2が,ドワンゴによる原判決別紙第1事件標章目録記載の標章(乙
標章)の使用が商標権侵害及び不正競争行為に当たると主張して,ドワンゴに
対し,不正競争防止法3条1項に基づき,原判決別紙第1事件ウェブサイト目
録記載の各ウェブサイト(乙ウェブサイト)及び乙ウェブサイトのメタタグに
おける乙標章の使用の差止めを求めるとともに,民法709条,商標法38条
2項,3項及び不正競争防止法5条3項に基づき,1億円(一部請求)及びこ
れに対する損害賠償請求の対象である不法行為が終了した日である平成28年
9月30日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払
を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和2年3月19日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成31(ワ)1580請求棄却
損害賠償等請求事件
原告P1ことP2 被告株式会社ザシティ
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民法709条 不正競争防止法2条1項15号
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[概要] 本件は,パチンコ・スロット店(以下「パチンコ店」という。)向けの顧客誘引25
を目的とするゲームコンテンツを開発・販売する原告が,パチンコ店の企画営業を
行う被告に対し,埼玉県警察が実施する管理者講習会に参加した被告の店長が,同
講習会において,原告の販売するコンテンツを利用した広告,宣伝は禁止されると
の説明がなされた旨のメッセージを被告の他の店長らに送信した行為,及びこれを
閲覧した被告の他の店長が当該メッセージを社外の第三者に転送した行為は,「競
争関係にある他人の営業上の信用を害する虚偽の事実の告知又は流布する」不正競5
争行為(平成30年法律第33号による改正前の不正競争防止法2条1項15号。
令和元年7月1日の改正法施行後は21号であるが,以下改正前の号による。)に
該当し,あるいは,被告の店長らが,真偽の確認をせず,また外部拡散の防止等を
せず,虚偽の情報を送信,転送したことは,不法行為に当たり,被告に使用者責任
が成立するとして,不競法4条,又は民法709条,715条1項に基づき,逸失10
利益4764万円の賠償及びこれに対するメッセージ送信の日である平成30年1
0月3日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求め
るとともに,不競法14条に基づき謝罪文の掲載を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年3月18日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10088審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (シート状の積層体)
原告株式会社フクヨー 被告株式会社Life-do.Plus
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特許法36条4項1号 特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 株式会社岸製作所は,平成17年4月22日,発明の名称を「シート状の
積層体」とする発明について,特許出願(特願2005-125264号。
以下「本件出願」という。)をし,平成18年11月10日,特許権の設定
登録(特許第3877000号。請求項の数1。以下,この特許を「本件特
許」という。)を受けた(甲1,2)。
原告は,株式会社岸製作所から,本件特許の特許権を譲り受け,平成20
年4月8日,その旨の移転登録を経由した(甲1)。
(2) 被告は,平成29年12月21日,本件特許について特許無効審判(無効
2017-800156号事件)を請求した。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年3月17日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10072審決取消訴訟
審決取消請求事件 (ホストクラブ来店勧誘方法及びホストクラブ来店勧誘装置)
原告株式会社3starproject 被告特許庁長官
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特許法17条の2
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,平成29年4月13日,発明の名称を「ホストクラブ来店勧誘方法
及びホストクラブ来店勧誘装置」とする発明について特許出願をしたが(特願20
▶判決の詳細
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特許権
令和2年3月17日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成31(行ケ)10063等審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (タブ端子の製造方法およびその方法により得られるタブ端子)
原告株式会社アプトデイト
湖北工業株式会社 被告株式会社アプトデイト
湖北工業株式会社
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特許法134条の2 特許法36条6項2号 特許法36条4項1号
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審決 | 82回 | 実施 | 77回 | 進歩性 | 21回 | 新規性 | 19回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,名称を「タブ端子の製造方法およびその方法により得られるタブ
端子」とする発明に係る特許権(特許第4732181号。平成18年2月
▶判決の詳細
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特許権
令和2年3月17日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10123審決取消訴訟
審決取消請求事件
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[概要]
▶判決の詳細
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特許権
令和2年3月17日 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)36271請求棄却
特許権侵害損害賠償請求事件 (座席管理システム)
原告A 被告西日本旅客鉄道株式会社
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[概要] 1 本件は,座席管理システムの特許に係る特許権者である原告が,被告の使用
に係る後記の被告各システムは,上記特許に係る特許請求の範囲に記載された
構成の各要件を充足し,又は,被告の使用に係る後記の被告システム1は,上
記特許に係る特許請求の範囲に記載された各構成と均等なものであり,いずれ25
も,その各特許発明の技術的範囲に属すると主張して,被告に対し,特許権侵
害の不法行為による損害賠償請求権に基づき,10万円及びこれに対する平成
30年12月1日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分
の割合による金員の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年3月12日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10095請求棄却
特許取消決定取消請求事件 (多結晶質シリコン断片及び多結晶質シリコンロッドの粉砕方法)
原告ワッカーケミーアクチエンゲゼルシャフト 被告特許庁長官
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特許法36条6項2号 特許法36条6項1号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,平成26年8月7日,発明の名称を「多結晶質シリコン断片及び多
結晶質シリコンロッドの粉砕方法」とする発明について特許出願をし(優先権主張:
2013年8月21日,ドイツ),平成29年6月9日,特許権の設定登録(特許第
6154074号。請求項数11。以下,この特許を「本件特許」という。甲1)を
受けた。
(2) 本件特許について,平成29年12月22日,Aから特許異議の申立て(異
議2017-701223号)がされた(甲3)。
原告は,平成30年5月21日付け訂正請求書(甲6)により,特許請求の範囲に
ついて訂正請求をし,同年9月27日付け手続補正書(甲2)により同訂正請求書
の手続補正をした(以下「本件訂正」という。)。
(3) 特許庁は,平成31年2月21日,本件訂正を認めた上,「特許第6154
074号の請求項1~4,8,11に係る特許を取り消す。特許第6154074
号の請求項5~7,9,10に係る特許に対する特許異議の申立てを却下する。」と
の決定(以下「本件決定」という。)をし,その謄本は,同年3月1日,原告に送達
▶判決の詳細
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商標権
令和2年3月11日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10121審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
原告一般社団法人日本ハオルシア協会 被告特許庁長官
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商標法4条1項14号 商標法4条1項11号 商標法25条
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成28年12月22日,「粉雪」の文字を標準文字で表してな
る商標(以下「本願商標」という。)について,指定役務を第31類「植物,
草,苗,種子」として,商標登録出願(商願2016-143501号。以
下「本件出願」という。)をした(甲5,乙2)。
原告は,平成29年10月27日付けの拒絶理由通知(甲7)を受けたた
め,同年12月28日付けで指定商品を第31類「ハオルシア,ハオルシア
の苗,ハオルシアの種子」とする手続補正(甲6,乙3)をしたが,平成3
0年3月9日付けで拒絶査定(甲9)を受けた。
(2) 原告は,平成30年6月9日,拒絶査定不服審判を請求した(甲10)。
特許庁は,上記請求を不服2018-7967号事件として審理し,令和
元年7月24日,「本件審判の請求は成り立たない。」との審決(以下「本
件審決」という。)をし,その謄本は,同年8月31日,原告に送達された。
(3) 原告は,令和元年9月20日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を提起
した。
▶判決の詳細
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商標権
令和2年3月11日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10119審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
原告株式会社LIFULL 被告特許庁長官
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商標法3条1項6号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,平成27年4月1日,別紙1掲記の橙色の色彩のみからなる商標
(以下「本願商標」という。)について,第35類及び第36類に属する役
務を指定役務として,商標登録出願(商願2015-30535号。以下「本
願」という。)をした(甲34)。
⑵ 原告は,平成29年12月8日付けで拒絶査定(甲44)を受けたため,
平成30年3月8日,拒絶査定不服審判(以下「本件審判」という。)を請
求するとともに(甲45),本願の指定役務を第36類「インターネット上
に設置された不動産に関するポータルサイトにおける建物又は土地の情報
の提供」と補正する手続補正(甲46)をした。
▶判決の詳細
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商標権
令和2年3月11日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10111審決取消訴訟
審決取消請求事件
原告株式会社総本家駿河屋 被告株式会社総本家駿河屋
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商標法4条1項11号 商標法4条1項7号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 株式会社総本家駿河屋(平成21年12月18日設立,旧商号「千鳥屋宗
家株式会社」。以下「総本家駿河屋(旧千鳥屋宗家㈱)」という場合がある。)
は,平成26年5月20日,「総本家駿河屋」の文字を標準文字により書し
てなる商標(以下「本件商標」という。)について,指定商品を第30類「菓
子,パン,サンドイッチ,中華まんじゅう,ハンバーガー,ピザ,ホットド
ッグ,ミートパイ」として,商標登録出願(商願2014-40006号。
以下「本件出願」という。甲26の1)をし,同年6月17日付けで,指定
商品を第30類「最中」とする手続補正(甲26の3)をした。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年3月11日 知的財産高等裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和1(ネ)10065控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (養殖魚介類への栄養補給体及びその製造方法)
被控訴人Y
ケアシェル株式会社
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民法190条 特許法36条6項2号 特許法101条5号 民法1条2項
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特許権 | 77回 | 侵害 | 64回 | 損害賠償 | 28回 | 実施 | 26回 |
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[概要] 1(1) 本件は,発明の名称を「養殖魚介類への栄養補給体及びその製造方法」と
する共有特許権(特許第3999585号)を被控訴人Yと共有するとともに,発明
の名称を「透析機洗浄排水の中和処理用マグネシウム系緩速溶解剤」とする甲4特許
権(特許第5227537号)を単独で有している控訴人が,被控訴人らに対し,次
の各請求をした事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年3月11日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10109審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (情報管理方法,情報管理装置及び情報管理プログラム)
原告株式会社コムスクエア 被告TIS株式会社
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[概要] 本件は,特許無効審判請求に対する審決の取消訴訟である。争点は,特許発明の
新規性である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和2年3月6日 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)18874一部認容
不正競争行為差止等請求事件
原告ヤマム株式会社 被告新東化成株式会社
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民法709条
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侵害 | 77回 | 実用新案権 | 65回 | 実施 | 15回 | 差止 | 12回 |
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[概要] 1 本件は,原告が,被告が別紙1原告製品目録1~6記載の製品(以下,それぞ
れを符号に従い「原告製品1」などという。)に関して虚偽の事実を告知又は流
布したことは不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条1項15号(平成
30年法律第33号による改正後の2条1項21号)の不正競争行為に当たり,
これによって原告の営業上の利益が侵害されたなどと主張して,被告に対し,不15
競法3項1項に基づき不正競争行為の差止めを求めるとともに,民法709条,
不競法4条,5条2項に基づき損害賠償金4600万円及びこれに対する不法行
為の後の日である平成30年6月27日(訴状送達の日の翌日)から支払済みま
で民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年2月28日 知的財産高等裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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平成31(ネ)10003控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (美容器)
被控訴人株式会社MTG
株式会社ファイブスター
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特許法102条1項 特許法36条6項2号 特許法100条1項 特許法100条
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実施 | 128回 | 特許権 | 57回 | 侵害 | 44回 | 無効 | 25回 |
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[概要] 1 訴訟の概要
(1) 本件は,発明の名称を「美容器」とする後記2(2)の各特許権を有する一審
原告が,一審被告に対し,一審被告が原判決別紙「被告製品目録」1ないし9記載
の美容器(以下,それぞれ「被告製品1」等といい,総称して「被告製品」という。)
の製造,使用,譲渡,貸渡し,輸出,又は譲渡若しくは貸渡しの申出をすることは,
上記各特許権を侵害すると主張して,①特許法100条1項及び2項に基づき,上
記各特許権による被告製品の製造販売等の差止め及び廃棄を求めるとともに,②民
法709条に基づき,一部請求として,後記2(2)イの特許権の侵害による,特許法
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特許権
令和2年2月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10066審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (美容器)
原告株式会社ファイブスター 被告株式会社MTG
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[概要] 本件は,特許無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。争点は,進歩
性についての判断の誤りの有無である。
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特許権
令和2年2月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)27238一部認容
特許権侵害差止等請求事件 (発光装置と表示装置)
原告日亜化学工業株式会社 被告東芝映像ソリューション株式会社
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特許法36条6項1号 特許法102条3項 特許法29条の2 特許法44条1項
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無効 | 168回 | 実施 | 154回 | 進歩性 | 56回 | 特許権 | 35回 |
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[概要] 1 事案の概要
本件は,発明の名称を「発光装置と表示装置」とする特許権(特許第5177
317号。以下,「本件特許権1」といい,この特許を「本件特許1」といい,そ
の特許出願の願書に添付されたとみなされる明細書及び図面を「本件明細書1」
という。),発明の名称を「発光装置,樹脂パッケージ,樹脂成形体並びにこれら15
の製造方法」とする特許権(特許第6056934号。以下,「本件特許権2」と
いい,この特許を「本件特許2」といい,その特許出願の願書に添付された明細
書及び図面を「本件明細書2」という。)及び発明の名称を「発光装置,樹脂パッ
ケージ,樹脂成形体並びにこれらの製造方法」とする特許権(特許第58253
90号。以下,「本件特許権3」といい,この特許を「本件特許3」といい,その20
特許出願の願書に添付された明細書及び図面を「本件明細書3」という。)の特許
権者である原告が,被告の販売等に係る別紙物件目録記載のテレビ(以下,同目
録記載1の製品を「被告製品1」,同目録記載2の製品を「被告製品2」といい,
被告製品1と被告製品2を「被告製品」と総称する。)に搭載されていたLEDは
本件特許1の請求項1の発明の技術的範囲及び本件特許3の請求項2の発明の25
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商標権
令和2年2月26日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成31(行ケ)10059審決取消訴訟
審決取消請求事件
原告株式会社イーカム 被告シャネルエスアーエールエル
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商標法2条3項1号 商標法50条1項 商標法50条 商標法2条3項8号
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許諾 | 27回 | 審決 | 18回 | 商標権 | 12回 | ライセンス | 4回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 株式会社ダンエンタープライズ(以下「ダンエンタープライズ」という。)
は,以下の商標(登録第1493277号。以下「本件商標」という。)の
商標権(以下「本件商標権」という。)を有していた(甲133の2,15
0)。
商 標 別紙1記載のとおり
登録出願日 昭和52年10月27日
設定登録日 昭和56年12月25日
指定商品(指定商品の書換登録(平成14年3月20日)及び存続期間の
更新登録(平成23年12月20日)後のもの)
第14類「身飾品(「カフスボタン」を除く。),カフスボ
タン,貴金属製のがま口及び財布,宝玉及びその模造品,貴
金属製コンパクト」
第18類「かばん類,袋物,携帯用化粧道具入れ」
第25類「ガーター,靴下止め,ズボンつり,バンド,ベル
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特許権
令和2年2月26日 知的財産高等裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和1(ネ)10042控訴棄却
特許権侵害行為差止等請求控訴事件 (会計処理方法および会計処理プログラムを記録した記録媒体)
被控訴人株式会社TKC
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特許法100条1項
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「会計処理方法および会計処理プログラムを記録した
記録媒体」とする特許(特許第4831955号。請求項の数4。以下,この
特許を「本件特許」といい,本件特許に係る特許権を「本件特許権」という。)
の特許権者である控訴人が,別紙1物件目録記載1ないし3の各製品(以下,
これらを一括して「被告製品」という。)は本件特許の特許請求の範囲の請求
項1に係る発明(以下「本件発明」という。)の技術的範囲に属し,被控訴人
による被告製品の生産及び使用は本件特許権の侵害に該当する旨主張して,被
控訴人に対し,特許法100条1項及び2項に基づき,被告製品の生産,使用
の差止め及び廃棄を,本件特許権侵害の不法行為に基づく損害賠償として28
00万円及びこれに対する平成30年4月7日(不法行為の後である訴状送達
の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支
払を求めた事案である。
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特許権
令和2年2月26日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10103審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (コンクリート造基礎の支持構造)
原告株式会社大林組 被告大成建設株式会社
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特許法2条3項1号
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[概要] 本件は,特許無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。争点は,新規
性,進歩性,明確性要件違反,サポート要件違反及び実施可能要件違反の判断の誤
りの有無である。
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特許権
令和2年2月25日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成31(行ケ)10011審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (遺伝子産物の発現を変更するためのCRISPR-Cas系および方法)
被告特許庁長官長井啓子 原告ザ・ブロード・インスティテュート
マサチューセッツ・インスティテュート
ら
ら
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特許法29条の2 特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告らは,平成28年6月29日,発明の名称を「遺伝子産物の発現を変更
するためのCRISPR-Cas系および方法」とする特許出願をした(特願20
16-128599。特願2015-547555(優先権主張:平成24年12
月12日・米国)の分割。公開日:平成28年9月29日。甲9)。
⑵ 原告らは,平成29年5月9日付けで拒絶査定を受けたことから(甲13),
同年9月15日,これに対する不服審判の請求をし(甲14),特許庁は,上記請求
を不服2017-13796事件として審理した。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年2月25日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成31(行ケ)10010審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (配列操作のための系,方法および最適化ガイド組成物のエンジニアリング)
被告特許庁長官長井啓子 原告ザ・ブロード・インスティテュート
マサチューセッツ・インスティテュート
プレジデントアンドフェローズ
ら
ら
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特許法29条の2
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告らは,平成28年6月14日,発明の名称を「配列操作のための系,方法
および最適化ガイド組成物のエンジニアリング」とする特許出願をした(特願20
16-117740。特願2015-547573(優先権主張:平成24年12
月12日,米国)の分割。公開日:平成28年9月15日。甲9)。
⑵ 原告らは,平成29年4月28日付けで拒絶査定を受けたことから(甲14),
同年9月15日,これに対する不服審判の請求をし(甲15),特許庁は,上記請求
を不服2017-13795号事件として審理した。
▶判決の詳細
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著作権
令和2年2月25日 東京地方裁判所
▶概要
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令和1(ワ)19689請求棄却
発信者情報開示請求事件
原告A 被告ソフトバンク株式会社
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著作権法14条
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[概要] 本件は,原告が,氏名不詳者によりインターネット上のウェブサイトに投稿
された別紙記事目録の「本件投稿動画」欄記載の動画(以下「本件投稿動画」
という。)は,原告が著作権を有する同目録の「本件著作物」欄記載の動画(以25
下「原告動画」という。)と同一であり,同氏名不詳者が本件投稿動画を投稿し
た行為は原告動画に係る原告の公衆送信権又は送信可能化権を侵害するもの
であることが明らかであると主張して,上記投稿行為に係る経由プロバイダで
ある被告に対し,特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情
報の開示に関する法律(以下「法」という。)4条1項に基づき,本件投稿動画
が投稿されたウェブサイトに最後にログインした者に関する別紙発信者情報5
目録1記載の情報,及び,同人が最後にログインした際に割り当てられたIP
アドレスを,本件投稿動画の投稿日時頃に割り当てられていた者に関する別紙
発信者情報目録2又は同目録3記載の情報(以下,上記3つの情報を併せて「本
件各発信者情報」といい,各情報をいう場合には,目録の番号に従い,「本件発
信者情報1」などという。)の開示を求める事案である。10
▶判決の詳細
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特許権
令和2年2月20日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10093審決取消訴訟
審決取消請求事件 (伸縮性経編地)
被告特許庁長官 原告ウラベ株式会社
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特許法113条2号 特許法29条1項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,発明の名称を「伸縮性経編地」とする発明について,平成28年
2月9日,特許出願(特願2016-22453号。以下「本件出願」とい
う。)をし,平成29年4月28日,特許権の設定登録(特許第61334
58号。請求項の数3。以下,この特許を「本件特許」という。甲14)を
受けた。
⑵ 本件特許について,平成29年11月22日,Aから特許異議の申立て(異
議2017-701098号事件)がされた(甲15)。
原告は,平成30年1月30日付けの取消理由通知(甲16)を受けた後,
さらに,同年8月20日付けの取消理由通知(甲21)を受けたため,同年
10月19日付けで,請求項1ないし3からなる一群の請求項について,請
求項1を訂正し,請求項2及び3を削除する旨の訂正請求(以下「本件訂正」
という。甲23)をした。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年2月20日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成31(行ケ)10045審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (創傷被覆材用表面シートおよび創傷被覆材)
被告株式会社瑞光白波瀬悠美子 原告イワツキ株式会社花田健史
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,名称を「創傷被覆材用表面シートおよび創傷被覆材」とする発明
に係る特許権(特許第5180410号。平成23年5月31日出願(以下
「本件出願日」という。優先日平成22年6月1日(以下「本件優先日」と
いう。),優先権主張国日本国),平成25年1月18日設定登録。請求項
の数26。以下,同特許権に係る特許を「本件特許」という。)の特許権者
である(甲52)。
(2) 原告は,平成29年10月18日に特許庁に無効審判請求をし,特許庁は
上記請求を無効2017-800138号事件として審理した。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年2月20日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成31(行ケ)10043審決取消訴訟
審決取消請求事件 (高コントラストタイヤパターン及びその製作方法)
被告コンパニーゼネラールデエ
ミシュランルシェルシュエテク
ら 原告株式会社ブリヂストン田部元史
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特許法134条の2
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告らは,名称を「高コントラストタイヤパターン及びその製作方法」と
する発明に係る特許権(特許第5642795号。出願日 平成22年9月
9日(パリ条約に基づく優先権主張 平成21年9月28日 フランス,設
定登録日 平成26年11月7日。請求項の数7。以下この特許権に係る特
許を「本件特許」という。)の特許権者である(甲44)。
(2) 原告は,平成28年9月30日,本件特許につき特許庁に無効審判請求を
し,特許庁は上記請求を無効2016-800115号事件として審理した。
▶判決の詳細
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著作権
令和2年2月20日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成31(ネ)10033請求棄却
パブリシティ権侵害等差止等・著作権侵害差止等請求控訴事件
被告の控訴に対する関係において)(以下「一審原告X」という。) 控訴人・被
ジル・スチュアート(アジア)(以下「一審原告会社」という。) 被控訴人・控訴人株式会社サンエー・インター(以下「一審被告」という。)
(一審被告の控訴に対する関係において)(以下「一審原告X」という。)
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著作権法112条1項 著作権法114条3項
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[概要] 1 原審第1事件は,ファッションデザイナーである一審原告X及びそのマネジ
メント会社である一審原告会社が,一審被告に対し,①被告ウェブサイトに被
告表示1(一審原告Xの氏名。別紙被告表示目録記載1の表示を指す。なお,
他の被告表示も,それぞれ同目録記載の表示に対応する。)及び被告表示2
(同人の肖像写真)を掲載した行為は一審原告Xのパブリシティ権を侵害する,
②被告ウェブサイトに被告表示1~4を表示し又は被告商品に被告表示5を付
す行為は,不正競争防止法(平成30年法律第33号による改正前のもの。以
下「不競法」という。)2条1項14号の不正競争行為(品質誤認惹起行為)
に該当し,これにより一審原告らの営業上の利益等が侵害されたなどと主張し
て,一審被告に対し,次の(1)~(5)(控訴の趣旨2項の(1)~(5)にそれぞれ対
応する。)を求めた事案である。
▶判決の詳細
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商標権
令和2年2月20日 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)15781一部認容
商標権侵害行為差止等請求事件 (桜スカイホテル)
原告有限会社サクラホテル 被告株式会社みずほ
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商標法38条2項 商標法3条1項3号 商標法3条1項6号 商標法26条1項3号
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[概要] 本件は,別紙商標権目録記載の商標権(以下「本件商標権」といい,その登15
録商標を「本件商標」という。)を有し,「Sakura Hotel」という
標章(以下「原告表示」という。)を使用してホテルを営業する原告が,被告に
対し,被告がホテルを営業するに当たり,①別紙被告標章目録1記載①ないし
⑨の各標章(以下,これらの各標章を併せて「被告標章1」と総称する。)を使
用することが本件商標権を侵害すると主張して,商標法36条1項に基づき,20
被告標章1の使用の差止めを求め,また,②別紙被告標章目録2記載の標章(以
下「被告標章2」という。)を使用することが不正競争防止法2条1項1号の不
正競争に当たると主張して,不正競争防止法3条1項に基づき,被告標章2の
使用の差止めを求めるとともに,民法709条及び商標法38条2項に基づき,
不法行為による損害賠償請求として,本件商標権侵害に係る損害賠償金24025
0万円及び本訴訟の提起など法律専門家による対応を余儀なくされたことに
よる損害賠償金532万4400円並びにこれらに対する不法行為日以降で
ある平成30年5月15日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による
遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和2年2月20日 東京地方裁判所
▶概要
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令和1(ワ)14446請求棄却
発信者情報開示請求事件
原告株式会社K.E.G 被告ソフトバンク株式会社
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著作権法32条1項 著作権法15条1項
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[概要] 本件は,原告が,氏名不詳者によりインターネット上のウェブサイトに投稿
された別紙投稿記事目録記載1ないし5の各内容欄記載の写真(以下,同目録25
の番号に合わせて「本件写真1」ないし「本件写真5」といい,本件写真1な
いし5を併せて「本件各写真」という。)は,原告が著作権を有する別紙著作物
目録記載の各写真(以下,同目録の番号に合わせて「原告写真1-1」ないし
「原告写真5-4」といい,原告写真1-1ないし5-4を併せて「原告各写
真」という。)をつなぎ合わせて作成されたものであり,同氏名不詳者が本件各5
写真を投稿した行為は原告各写真に係る原告の複製権及び公衆送信権を侵害す
るものであることが明らかであると主張して,経由プロバイダである被告に対
し,特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関
する法律(以下「法」という。)4条1項に基づき,本件各写真の投稿に用いら
れたアカウントと同一のアカウントへのログインに用いられた別紙発信者情報10
目録記載1の各IPアドレス(以下「本件各IPアドレス」という。)を同目録
記載1の発信日時頃に割り当てられていた者に係る同目録記載2の情報(以下,
「本件各発信者情報」という。)の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年2月19日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10165審決取消訴訟
審決取消請求事件 (安定な炭酸水素イオン含有薬液)
被告国立大学法人千葉大学
扶桑薬品工業株式会社中紀人
ら
ら 原告ニプロ株式会社堤之達也
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特許法134条の2
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実施 | 135回 | 審決 | 85回 | 無効 | 32回 | 進歩性 | 22回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 被告らは,平成20年10月6日(優先日平成19年10月5日(以下「本
件優先日」という。),優先権主張国日本)を国際出願日とする特許出願(特
願2009-536137号。以下「本件原出願」という。)の一部を分割
して,平成25年7月24日,発明の名称を「安定な炭酸水素イオン含有薬
液」とする発明について新たな特許出願(特願2013-153420号。
以下「本件出願」という。甲38)をし,平成26年10月24日,特許権
の設定登録(特許第5636075号。請求項の数14。以下,この特許を
「本件特許」という。甲11,34)を受けた。
⑵ 原告は,平成29年1月30日,本件特許について特許無効審判の請求(無
効2017-800015号事件)をした(甲12)。
被告らは,平成30年3月9日付けの審決の予告(甲29)を受けたため,
同年5月18日付けで,請求項1ないし5を一群の請求項として,請求項1
及び2を削除し,請求項3ないし5を訂正し,請求項6ないし10を一群の
請求項として,請求項6及び7を削除し,請求項8ないし10を訂正し,請
▶判決の詳細
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