| 権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
特許権
平成27年11月26日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成26(行ケ)10254審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (青果物用包装袋及び青果物包装体)
被告住友ベークライト株式会社 原告株式会社ベルグリーンワイズ
|
特許法36条6項2号 特許法36条4項1号 特許法36条6項1号 特許法36条5項
|
| 実施 | 186回 | | 審決 | 65回 | | 新規性 | 25回 | | 進歩性 | 23回 |
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,平成18年1月16日,発明の名称を「青果物用包装袋及び青果物
包装体」とする発明について特許出願(特願2006-7100号)をし,平成2
3年7月15日,設定の登録(特許第4779658号)を受けた(請求項の数3。
以下,この特許を「本件特許」という。甲54の2)。
被告は,平成24年9月13日,本件特許につき訂正審判を請求し(訂正201
2-390119号),同年10月29日,訂正を認める旨の審決が確定し(請求
項の数3。甲54の3),さらに,被告は,平成25年4月26日,本件特許につ
き訂正審判を請求し(訂正2013-390063号),同年7月12日,訂正を
認める旨の審決が確定した(請求項の数3。甲54の4)。
(2) 原告は,平成26年3月3日,本件特許の請求項1ないし3に係る発明につ
いて特許無効審判を請求し,無効2014-800033号事件として係属した。
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年11月26日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
|
平成22(ネ)10006
民事訴訟 特許権
控訴人X 被控訴人オリンパスメディカルシステ
補助参加人オリンパス株式会社古城春実
|
民法96条 特許法100条1項
|
|
|
|
[概要] 1 民法96条に基づく本件和解の取消しについて
⑴ 控訴人は,被控訴人が,原審において,実際には被告製品の構成を示すもの
ではない証拠を,被告製品の構成を示すものと偽って提出したことによって,原審
の受訴裁判所を構成する裁判官が錯誤に陥ったことにより,原判決において被告製
品の充足性を否定する旨の判断をし,控訴人も錯誤に陥り,被控訴人らに有利な本
件和解に合意した,当審の受命裁判官も錯誤に陥り,それも,本件和解の内容に影
響を与えた旨主張しているものと解される。
⑵ この点に関し,原審以来本件で対象となった被告製品は,「内視鏡ビデオス
コープシステム『EVIS LUCERA SPECTRUM』にビデオスコープ『EVIS LUCERA OLYMPUS
GIF TYPE FQ260Z』を装着してなる蛍光内視鏡観察システム」である。そして,被控
訴人が原審において被告製品の構成を示す証拠として提出した甲第4号証の1・2
は,いずれも取引先等に配布しているものと推認できるパンフレットであり,「EVIS
LUCERA 上部消化管汎用ビデオスコープ OLYMPUS GIF TYPE FQ260Z」という,被告製
品の名称が明記されている。これら甲第4号証の1・2が,被告製品の構成と称し
て,実際にはそれと異なる構成を示しているという事情は,うかがわれない。
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年11月26日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成26(ワ)1459一部認容
特許権侵害差止等請求事件 (道路橋道路幅員拡張用地覆ユニット及び道路橋道路幅員拡張用地覆ユニット設置方法)
被告株式会社ダイクレ 原告株式会社シラヤマ鈴木太一
|
特許法102条2項 特許法100条1項
|
|
|
|
[概要] 以下,中間判決(同判決書写しは別添のとおり)において用いられた略語は,
本判決においてもそのまま用いる。
本件は,発明の名称を「道路橋道路幅員拡張用地覆ユニット及び道路橋道路
幅員拡張用地覆ユニット設置方法」とする特許権,及び意匠に係る物品を「道
路橋道路幅員拡張用張出し材」とする意匠権を有する原告が,被告による被告
製品1ないし3の製造,譲渡等は原告の上記特許権及び意匠権を侵害すると主
張して,被告に対し,特許法100条1項,2項ないし意匠法37条1項,2
項に基づいて,被告製品3の譲渡等の差止め及び廃棄等を求めるとともに,不
法行為に基づき,損害賠償金1720万6051円及びこれに対する訴状送
達日の翌日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支
払を求める事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年11月25日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成26(行ケ)10228審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (質量分析器およびこの質量分析器のための液体金属イオン源)
被告アルバック・ファイ株式会社 原告イーオン-トーフ・テクノロジーズ・ゲー・エム・ベー・ハー
|
特許法29条2項
|
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(争いがない。)
原告は,発明の名称を「質量分析器およびこの質量分析器のための液体金属イオ
ン源」とする特許第5128814号(平成16年7月1日国際出願,国際特許出
願番号:PCT/EP2004/007154,優先権主張日:平成15年8月2
5日,優先権主張国:ドイツ。平成24年11月9日設定登録。以下「本件特許」
という。)の特許権者である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年11月24日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成27(行ケ)10017審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (遠心分離機用ロータユニット)
被告特許庁長官千葉成就 原告アルファラヴァル
|
特許法36条4項1号 特許法36条6項1号 特許法36条 特許法29条
|
|
|
|
[概要] 本件は,特許出願に対する拒絶査定不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟
である。争点は,①記載要件違反(特許法36条4項1号及び同条6項1号)につ
いての判断の当否,②手続違背の有無及び③進歩性についての判断の当否である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年11月24日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成27(行ケ)10026審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (回転角検出装置)
被告株式会社デンソー中村広希 原告株式会社ミクニ
|
特許法36条6項1号 特許法29条1項3号
|
|
|
|
[概要] 本件は,特許無効審判請求を不成立とする審決の取消訴訟である。争点は,①実
施可能要件違反の有無,②サポート要件違反の有無,③明確性要件違反の有無,④
新規性・進歩性の有無である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年11月19日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
|
平成25(ネ)10051一部認容
特許権侵害行為差止等請求控訴事件 (印刷物の品質管理装置及び印刷機)
控訴人三菱重工印刷紙工機械株式会社 被控訴人株式会社東京機械製作所
|
特許法102条1項 特許法102条2項 特許法102条3項 特許法2条3項1号
|
|
|
|
[概要] 1 本件は,控訴人が,①被控訴人において,原判決別紙被告製品目録1記載の
装置(被告製品1)を製造,販売等する行為は,控訴人の有する,発明の名称を「印
刷物の品質管理装置及び印刷機」とする特許権(特許番号第3790490号。本
件特許権1)を侵害する行為であると主張し,被控訴人に対し,特許法100条1
項に基づき,被告製品1の製造,販売等の差止めを求めるとともに,同条2項に基
づき,被告製品1の廃棄を求め,併せて,損害賠償請求権(民法709条,特許法
102条3項)に基づき,平成18年4月7日から平成23年5月31日までの間
の被告製品1の製造,販売等に関する損害額1億3440万円の一部として500
万円の支払を求め,②被控訴人が原判決別紙被告製品目録2記載の版胴(被告製品
2)を製造,販売等した行為は,控訴人の有していた,発明の名称を「オフセット
輪転機版胴」とする特許権(特許番号第2137621号。本件特許権2)を侵害
する行為であると主張し,被控訴人に対し,損害賠償請求権(民法709条,特許
法102条1項ないし3項)に基づき,平成8年2月28日から平成23年3月2
6日(存続期間満了日)までの間の被告製品2の製造,販売等に関する損害額●●
●●●●●円の一部として2億4000万円の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年11月18日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
|
平成27(ネ)10100控訴棄却
特許権侵害損害賠償請求控訴事件 (草質材圧着物)
控訴人X 被控訴人株式会社三幸商事
|
特許法101条2号
|
|
|
|
[概要] 本件は,発明の名称を「草質材圧着物」とする特許(特許第3871395
号。以下「本件特許」という。)に係る特許権(以下「本件特許権」とい
う。)の準共有者である控訴人が,被控訴人が輸入し,きのこ栽培用の配合培
地に使用したトウモロコシの芯(コーンコブ)の粉砕物(コーンコブミール)
が本件特許の請求項1に係る発明(以下「本件発明」という。)の技術的範囲
に属し,被控訴人による上記輸入及び使用が本件特許権の侵害に当たる旨主張
して,被控訴人に対し,特許権侵害の不法行為に基づく損害賠償として450
0万円及びこれに対する訴状送達の日の翌日である平成26年8月16日から
支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案で
ある。
原判決は,控訴人主張の上記コーンコブミールは本件発明の技術的範囲に属
しないとして,控訴人の請求を棄却した。
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年11月12日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成26(行ケ)10239審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (回転角検出装置)
被告株式会社デンソー 原告株式会社ミクニ
|
特許法17条の2 特許法29条1項3号 特許法134条の2 特許法36条6項1号
|
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,平成15年7月11日,発明の名称を「回転角検出装置」とする
発明について特許出願(特願2003-273606号。以下「本件出願」という。
平成12年5月19日にした特許出願(優先権主張日:平成11年11月1日及び
平成12年1月31日,日本国。特願2000-147238号)の分割出願)を
し,平成18年8月25日,特許第3843969号(請求項の数1。以下「本件
特許」という。)として特許権の設定登録を受けた(甲12,13)。
(2) 原告は,平成24年8月31日,本件特許について特許無効審判(無効2
012-800141号事件)を請求し,被告は,同年11月30日付けで本件特
許の特許請求の範囲の減縮等を目的とする訂正請求(以下「第1次訂正」という。
)をした。特許庁は,平成25年5月20日,上記無効審判事件について,「訂正
を認める。本件審判の請求は,成り立たない。」との審決(以下「第1次審決」と
いう。)をし,その謄本は,同月30日,原告に送達された。
(3) 原告は,平成25年6月25日,第1次審決の取消しを求める訴訟を提起
し,知的財産高等裁判所平成25年(行ケ)第10174号審決取消請求事件とし
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年11月12日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
|
平成27(ネ)10048等一部認容
特許権侵害差止等請求控訴事件,仮執行の原状回復および損害賠償の申立事件 (生海苔異物分離除去装置における生海苔の共回り防止装置)
控訴人兼被
フルタ電機株式会社 被控訴人兼控訴人渡邊機開工業株式会社
|
特許法2条3項1号 特許法101条1号 特許法102条3項 特許法36条6項1号
|
| 実施 | 115回 | | 侵害 | 49回 | | 特許権 | 46回 | | 差止 | 45回 |
|
|
|
[概要] 1 本件は,発明の名称を「生海苔異物分離除去装置における生海苔の共回り防
止装置」とする発明に係る特許権(特許番号第3966527号。本件特許権)を
有する一審原告が,原判決別紙物件目録1記載の「生海苔異物除去機」(被告装置)
は,本件特許権に係る特許(本件特許)の特許請求の範囲の請求項1,3及び4記
載の各発明(本件各発明)の技術的範囲に属し,また,被告装置の部品である原判
決別紙物件目録2記載の「固定リング」(本件固定リング)及び3記載の「板状部
材」(本件板状部材)が本件各発明の実施品に当たる被告装置の「生産にのみ用い
る物」(特許法101条1号)に当たるから,一審被告が被告装置,本件固定リン
グ及び本件板状部材(総称して「被告製品」)を製造,販売,輸出又は販売の申出
をする行為は本件特許権を侵害する行為であり,さらに,原判決別紙メンテナンス
行為目録記載の各行為(本件各メンテナンス行為)も本件特許権を侵害する行為で
あると主張して,一審被告に対し,①特許法100条1項に基づき,被告製品の製
造,販売,輸出又は販売の申出及び本件各メンテナンス行為の差止めを求めるとと
もに,②同条2項に基づき被告製品の廃棄を求め,併せて,③特許権侵害の不法行
為による損害賠償請求権又は無償実施による不当利得返還請求権(本件特許権の設
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年11月12日 知的財産高等裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
|
平成27(ネ)10076控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件
控訴人株式会社日研工作所清原直己 被控訴人津田駒工業株式会社笹倉興基
|
特許法100条1項
|
|
|
|
[概要] 1 訴訟の概要
(略称は,特に断らない限り,原判決の略称に従う。)
⑴ 本件は,控訴人が,被控訴人に対し,原判決別紙被告製品目録記載の装置(被
告製品)が控訴人の特許権(本件特許権)を侵害するとして,①特許法100条1
項,2項に基づき,被告製品の製造等の差止め,廃棄を求めるとともに,②不法行
為(民法709条)に基づき,平成17年9月頃から平成25年8月末までの特許
法102条2項による損害の賠償の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年11月11日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
|
平成27(ネ)10105控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件
控訴人アテンションシステム株式会社シャル・グループ 被控訴人株式会社三菱UFJフィナン
|
特許法102条3項 特許法101条1号
|
|
|
|
[概要] 1 本件は,控訴人が,被控訴人の製品が,控訴人の有する特許権(登録番号特
許第3010152号。後記本件特許権)を侵害すると主張して,①本件特許権に
基づき,被控訴人に対し,「個人確認できない電話番号と持主いない通信機」の使
用等の差止め及び廃棄を求めるとともに,②特許権侵害の不法行為(特許法102
条3項)に基づいて,損害賠償金9万9000円及びこれに対する不法行為後の日
である訴状送達の日の翌日(平成27年6月9日)から支払済みまで民法所定の年
5%の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年11月10日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成27(行ケ)10037審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (斜板式コンプレッサ)
被告大豊工業株式会社萩尾保繁 原告株式会社内藤大野浩之
|
特許法29条2項 特許法29条1項3号
|
|
|
|
[概要] 本件は,特許に対する無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。争点
は,進歩性判断の当否である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年11月5日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
|
平成26(ネ)10082
特許権侵害差止請求控訴事件 (4H型単結晶炭化珪素の製造方法)
控訴人新日鐵住金株式会社 被控訴人東レ・ダウコーニング株式会社
|
特許法29条1項3号 特許法36条6項2号 特許法36条4項1号 特許法36条6項1号
|
| 実施 | 89回 | | 無効 | 72回 | | 進歩性 | 27回 | | 新規性 | 12回 |
|
|
|
[概要] 1 本件は,発明の名称を「4H型単結晶炭化珪素の製造方法」とする特許(特
許番号第3590464号。以下「本件特許」という。)に係る特許権(以下「本
件特許権」という。)を有する控訴人が,被控訴人が別紙物件目録記載のウエハ(以
下「被控訴人製品」という。)を業として輸入し,販売し,又は販売のために展示
する行為は,本件特許を侵害する行為であると主張し,被控訴人に対し,特許法1
00条1項に基づき,特許権の存続期間満了日(平成27年12月8日)までの被
控訴人製品の輸入販売等の差止めを求めた事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年10月30日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成24(ワ)36311
特許権侵害差止等請求事件 (哺乳動物,特に犬猫のノミを防除するための殺虫剤の組合せ)
被告フジタ製薬株式会社 原告メリアルエスアーエス
|
特許法36条6項1号 特許法29条2項 特許法29条1項3号 特許法123条1項4号
|
| 実施 | 36回 | | 無効 | 28回 | | 無効審判 | 12回 | | 進歩性 | 9回 |
|
|
|
[概要] 本件は,発明の名称を「哺乳動物,特に犬猫のノミを防除するための殺虫
剤の組合せ」とする特許権(特許第3702965号。以下,その発明に係
る特許を「本件特許」という。)を有する原告が,別紙物件目録記載1及び
2の製品(以下,それぞれ「被告製品1」,「被告製品2」といい,併せて
「被告各製品」という。)は本件特許の請求項9,10及び12に係る発明
(以下,それぞれ「本件特許発明3」ないし「本件特許発明5」という。な
お,原告は,当初,本件特許の請求項5及び6をそれぞれ「本件特許発明
1」及び「本件特許発明2」としていたが,これらに基づく請求を取り下げ
た。),及び仮に無効審判請求における訂正請求が認められてこれが確定し
た後には,訂正後の請求項5,10及び12の発明(以下,それぞれ「本件
訂正発明1」ないし「本件訂正発明3」といい,本件特許発明3ないし5と
併せ,「本件各特許発明」という。)の技術的範囲にそれぞれ属すると主張
して,被告に対し,特許法100条1項及び2項に基づき,被告各製品の販
売等の差止めと廃棄を求めた事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年10月30日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成25(ワ)32394請求棄却
特許を受ける権利帰属確認請求事件
被告株式会社カネカ 原告A
|
民法95条 民法94条1項 特許法29条 特許法184条の3
|
|
|
|
[概要] 1 本件は,原告が,別紙特許出願目録記載1の特許出願(以下「本件出願1」
という。なお,被告は,本件出願1につき,平成26年11月18日付け手続補正
書〔甲47の1〕により特許請求の範囲を補正しており,同目録記載1の各請求項
の記載内容は,同補正後のものである。)の請求項1ないし11記載の各発明(以
下,請求項の番号に従い,「本件発明1-1」「本件発明1-2」などといい,こ
れらを併せて「本件発明1」という。)及び同目録記載2の特許出願(以下「本件
出願2」という。なお,被告は,本件出願2につき,平成27年1月5日付け手続
補正書〔甲48の1〕により特許請求の範囲を補正しており,同目録記載2の各請
求項の記載内容は,同補正後のものである。)の請求項1ないし4記載の各発明(以
下,請求項の番号に従い,「本件発明2-1」「本件発明2-2」などといい,こ
れらを併せて「本件発明2」という。また,本件発明1と本件発明2を併せて「本
件各発明」という。)は,いずれも原告が発明したものであると主張して,被告と
の間において,本件各発明について,原告が特許を受ける権利を有することの確認
を求めた事案である(なお,原告は,平成27年6月12日の本件第2回口頭弁論
において,本件請求は,仮に,本件各発明が原告と被告の従業員らとの共同発明で
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年10月29日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成26(行ケ)10195審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (無線発振装置およびレーダ装置)
被告日本碍子株式会社 原告AICTOKYO株式会社
|
特許法36条6項2号 特許法134条の2 特許法36条4項1号
|
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,平成17年7月11日,発明の名称を「無線発振装置およびレーダ
装置」とする発明について特許出願(特願2006-529206号。優先権主張
:平成16年7月14日,日本国)をし,平成23年10月28日,設定の登録
(特許第4849621号)を受けた(請求項の数22。以下,この特許を「本件
特許」という。甲37)。
(2) 原告は,平成25年4月10日,本件特許の請求項1ないし10に係る発明
について特許無効審判を請求し,無効2013-800059号事件として係属し
た(甲19)。
(3) 被告は,平成26年5月7日,本件特許に係る明細書及び特許請求の範囲を
訂正明細書(甲31)及び特許請求の範囲(甲30)記載のとおり訂正する旨の訂
正請求をした(以下「本件訂正」という。甲29~31)。
(4) 特許庁は,平成26年7月17日,「請求のとおり訂正を認める。本件審判
の請求は,成り立たない。」との別紙審決書(写し)記載の審決(以下「本件審
決」という。)をし,その謄本は,同月25日,原告に送達された。
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年10月29日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成27(行ケ)10031審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告株式会社横山基礎工事弓削田博 原告株式会社高知丸高北本友彦
|
特許法29条2項 特許法123条1項2号
|
|
|
|
[概要] 本件は,特許無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。争点は,進歩
性判断の当否である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年10月29日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成27(行ケ)10030審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告株式会社横山基礎工事弓削田博 原告株式会社高知丸高北本友彦
|
特許法123条1項2号
|
|
|
|
[概要] 本件は,特許無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。争点は,進歩
性判断の当否である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年10月29日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
|
平成27(ネ)10083控訴棄却
特許権侵害行為差止等請求控訴事件
被告・第2事件原告) 控訴人
(第2事件被告)X株式会社ドコモCS関西 被控訴人(第1事件被告・第2事件原告)
|
特許法102条3項
|
|
|
|
[概要] 本件は,控訴人アテンションシステムが,被控訴人に対し,「売買禁止の電話番号
及び持主いない無電送無受信機」(被控訴人製品)が控訴人アテンションシステムの
有する本件特許権を侵害するとして,本件特許権に基づいて,被控訴人製品の使用
等の差止めとその廃棄を,特許権侵害の不法行為(特許法102条3項)に基づい
て,損害賠償金9万9000円及びこれに対する不法行為後の日で訴状送達の日の
翌日である平成27年2月7日から支払済みまで民法所定の年5パーセントの割合
による遅延損害金の支払を求めたところ(第1事件),被控訴人が,控訴人らに対し,
第1事件の訴訟提起が訴権濫用の不法行為であるとして,控訴人アテンションシス
テムに対しては会社の対第三者責任(会社法350条)に基づいて,控訴人Xに対
しては役員の対第三者責任(429条)に基づいて,弁護士費用に係る損害賠償金
200万円及びこれに対する訴状送達の日の翌日である平成27年3月4日から支
払済みまで民法所定の年5パーセントの割合による遅延損害金の連帯支払を求める
(第2事件)事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年10月29日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成27(ワ)1025請求棄却
特許権侵害差止請求事件 (pHを調整した低エキス分のビールテイスト飲料)
被告アサヒビール株式会社小林英了 原告サントリーホールディングス
|
特許法29条2項 特許法29条の2 特許法17条の2 特許法104条の3
|
| 実施 | 109回 | | 進歩性 | 21回 | | 優先権 | 9回 | | 特許権 | 9回 |
|
|
|
[概要] 本件は,発明の名称を「pHを調整した低エキス分のビールテイスト飲料」
とする特許権を有する原告が,被告に対し,被告による被告製品の製造等が特
許権侵害に当たると主張して,特許法100条1項及び2項に基づき,被告製
品の製造等の差止め及び廃棄を求める事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年10月29日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
|
平成27(ネ)10024控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
被告)株式会社東芝小栗久典 控訴人(原告)大林精工株式会社井上義隆 被控訴人(被告)株式会社東芝小栗久典
補助参加人エルジーディスプレイカンパニーリミテッド
|
特許法123条1項6号
|
|
|
|
[概要] 1 本件は,控訴人が,被控訴人に対し,被控訴人による製品(被告製品)の製
造・販売が控訴人の特許権(特許第3194127号。本件特許権)の侵害に当た
る旨主張して,特許権侵害の不法行為に基づく損害賠償(元金1億円及びこれに対
する附帯請求として不法行為の後である平成25年4月25日から支払済みまで民
法所定の年5分の割合による遅延損害金)の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年10月28日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
|
平成26(ネ)10109控訴棄却
特許権侵害行為差止等請求控訴事件 (経皮吸収製剤,経皮吸収製剤保持シート,及び経皮吸収製剤保持用具)
控訴人株式会社バイオセレンタック 被控訴人コスメディ製薬株式会社
岩城製薬株式会社
|
特許法134条の2 特許法29条1項3号 特許法100条1項 特許法41条2項
|
| 無効 | 56回 | | 特許権 | 16回 | | 審決 | 12回 | | 新規性 | 12回 |
|
|
|
[概要] 本判決の略称は,特段の断りがない限り,原判決に従う。
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年10月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成26(行ケ)10274審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (ラジアスエンドミル)
被告特許庁長官 原告三菱マテリアル株式会社
|
特許法29条2項
|
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(争いがない事実又は文中掲記の証拠により容
易に認定できる事実)
原告は,発明の名称を「ラジアスエンドミル」とする発明について,平成22年
6月7日を出願日とする特許出願(特願2010-130435号。平成15年1
2月22日を国際出願日とする特願2004-562890号〔優先権主張平成1
4年12月26日,平成14年12月26日〕の一部を,新たな特許出願としたも
の。以下「本件出願」という。)をしたが,平成25年10月31日付で拒絶査定
を受けたため,平成26年2月5日付で,これに対する不服の審判を請求し,同日
付手続補正書(甲20)により特許請求の範囲等の補正(以下「本件補正」とい
う。)をした。
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年10月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成26(行ケ)10251審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (真空吸引式掃除機用パックフィルター)
被告特許庁長官 原告三立機器株式会社
|
特許法29条1項3号
|
|
|
|
[概要] 1 特許庁による手続の経緯等(争いがない。)
原告は,平成22年10月12日,発明の名称を「真空吸引式掃除機用パックフ
ィルター」とする特許出願(特願2010-229730号)をし,平成25年4
月25日付けで拒絶査定を受けたため,同年8月14日,手続補正書を提出すると
共に,拒絶査定に対する不服の審判を請求した。
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年10月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成26(行ケ)10246審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (棚装置)
被告コージ産業株式会社 原告株式会社サカエ
|
特許法44条1項 特許法44条2項
|
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(争いがない。)
被告は,平成23年7月25日,発明の名称を「棚装置」とする特許出願(特願
2011-162246号。出願日を平成18年4月27日とする特許出願(特願
2006-123085号。以下「本件原出願」という。)の分割出願。)をし,平
成24年1月27日,設定の登録(特許第4910097号。請求項の数は2。)を
受けた(以下,この特許を「本件特許」という。)。
原告は,平成25年11月26日,特許庁に対し,本件特許の請求項1及び2に
記載された発明についての特許を無効にすることを求めて審判の請求をした。特許
庁は,上記請求を無効2013-800216号事件として審理をし,被告は,平
成26年2月14日,訂正請求(以下「本件訂正」という。)をした。特許庁は,同
年10月10日,「訂正を認める。本件審判の請求は,成り立たない。」との審決を
し,その謄本を,同月20日,原告に送達した。
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年10月28日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
|
平成27(行コ)10003控訴棄却
再審査請求控訴事件 (多糖類由来化合物の生成方法並びに生成装置)
控訴人X 被控訴人国
|
|
|
|
|
[概要] 本件は,原告が,発明の名称を「多糖類由来化合物の生成方法並びに生成装置」
とする特許出願(特願2008-169216号)の拒絶査定及び手続補正書の手
続却下処分に対し,行政不服審査法6条に基づく異議申立てをしたところ,特許庁
長官から,同異議申立てのうち,拒絶査定に係る異議申立てについては却下し,手
続却下処分に係る異議申立てについては棄却する旨の決定を受けたことから,その
取消しを求める事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年10月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成26(行ケ)10197審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (ごみ袋兼用レジ袋)
被告特許庁長官 原告X
|
特許法29条1項3号
|
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成19年4月10日,発明の名称を「ごみ袋兼用レジ袋」とす
る発明(請求項数4)について特許出願(特願2007-124999号。以下
「本願」という。)をし,平成24年11月30日付けで拒絶査定を受けた。そこ
で,原告は,平成25年3月11日,これに対する不服の審判を請求した(甲6~
8)。
(2) 特許庁は,前記(1)の審判請求を不服2013-4664号事件として審理
し,平成26年7月7日,「本件審判の請求は,成り立たない。」との別紙審決書
(写し)記載の審決(以下「本件審決」という。)をし,その謄本は,同月26日,
原告に送達された。
(3) 原告は,平成26年8月21日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を提
起した。
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年10月14日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成27(ワ)14339請求棄却
損害賠償請求事件 (地盤強化工法)
被告相模原市 原告株式会社ジンム
|
特許法36条6項2号 特許法2条3項 特許法70条2項 特許法70条1項
|
|
|
|
[概要] 1 本件は,発明の名称を「地盤強化工法」とする特許第3793777号の特
許(以下「本件特許」という。)に係る特許権(以下「本件特許権」という。)
について専用実施権(専用実施権の設定登録の申請受付年月日・平成22年10月
14日。以下「本件専用実施権」という。)を有するという原告が,相模原市営
上九沢団地(以下「本件市営団地」という。)を賃貸して賃料収入を得てきた被
告に対し,本件市営団地の建設工事(以下「本件工事」という。)に伴って本件
市営団地の敷地内に施工された免震人工地盤(以下「本件免震人工地盤」とい
う。)は,本件特許に係る発明の技術的範囲に属するものであり,被告は,上記
賃貸行為により,本件免震人工地盤を原告の許諾なく使用したものであるから,本
件専用実施権を侵害して原告に同発明の実施料相当額の損害を被らせ,又は法律上
の原因なく原告の損失の下に同発明の実施料相当額の利得を得たとして,不法行為
による損害賠償金又は不当利得金1000万円(平成22年10月14日〔本件専
用実施権の設定登録の申請受付年月日〕から平成27年5月27日〔本件訴訟の提
起日〕までの間の実施料相当額合計2805万円の一部)及びこれに対する平成2
7年6月2日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまでの民法所定年5分の割合に
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年10月14日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成26(ワ)27277請求棄却
損害賠償請求事件 (Web-POS方式)
被告株式会社カクヤス 原告AdaZERO株式会社
|
特許法17条の2 特許法36条6項1号 特許法102条3項
|
|
|
|
[概要] 1 本件は,発明の名称を「Web-POS方式」とする特許第5097246
号の特許(以下「本件特許」といい,その願書に添付した明細書を「本件明細書」
という。)に係る特許権(以下「本件特許権」という。)を有する原告が,被告に
対し,被告がインターネット上で運営するEC(電子商取引)サイトを管理するた
めに使用している制御方法(以下「被告方法」という。)が,本件特許の願書に添
付した特許請求の範囲(以下「本件特許請求の範囲」という。)の請求項1(以下
「本件請求項1」という。)記載の発明(以下「本件特許発明」という。)の技術
的範囲に属すると主張して,不法行為(特許権侵害)による損害賠償金1億円(特
許法102条3項により算定される損害額6億円の一部である9000万円と,弁
護士費用6000万円の一部である1000万円の合計)及びこれに対する平成2
6年10月26日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまでの民法所定年5分の割
合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年10月13日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成27(行ケ)10021審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (ウイルス感染症およびその他の内科疾患を治療するための化合物,組成物および方法)
被告特許庁長官村上騎見高 原告キメリクス,インコーポレイテッド有原幸一
|
特許法36条4項1号 特許法36条6項1号
|
| 実施 | 60回 | | 審決 | 23回 | | 優先権 | 1回 | | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
|
|
|
[概要] 本件は,特許出願拒絶査定不服審判請求に対する不成立審決の取消訴訟である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年10月8日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成26(行ケ)10176審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (高透明性非金属カソード)
被告株式会社半導体エネルギー研究所 原告ザトラスティーズオブ
ザユニバーシティオブ
ら
|
特許法36条6項1号 特許法184条の18
|
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告らは,平成10年10月8日,発明の名称を「高透明性非金属カソー
ド」とする発明について国際特許出願(国際特許出願番号:PCT/US1998
/021171,日本における出願番号:特願2000-516507号。パリ条
約による優先権主張:平成9年10月9日,同年11月3日,同月5日,同年12
月1日,平成10年4月1日,同月3日,同月10日及び同年9月14日,米国。
甲44)をし,平成12年4月10日,日本国特許庁に翻訳文を提出し(公表公
報:特表2001-520450号),平成22年5月14日,設定の登録(特許
第4511024号)を受けた(請求項の数10。甲1)。以下,この特許を「本
件特許」といい,本件特許に係る発明を請求項の番号に従って「本件発明1」など
といい,本件発明1ないし6,9及び10を併せて「本件発明」ということがある。
(2) 被告は,平成23年6月14日,特許庁に対し,本件発明1ないし6,9
及び10に係る本件特許について無効審判を請求し,無効2011-800099
号事件として係属した。
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年10月8日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成26(行ケ)10255審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (プレストレスト構造物)
被告Y 原告極東鋼弦コンクリート振興株
|
|
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,平成20年3月18日(優先権主張:平成19年11月1日,日本
国。以下「本件優先日」という。),発明の名称を「プレストレスト構造物」とする
特許出願(特願2008-69055号)をし,平成21年11月13日,設定の
登録を受けた(特許第4404933号。請求項の数5。甲33。以下,この「特
許」を「本件特許」という。)。
⑵ 被告は,平成25年5月24日,本件特許の特許請求の範囲請求項1から3
及び5に係る特許について,特許無効審判を請求し,無効2013-800090
号事件として係属した。
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年10月8日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
|
平成27(ネ)10097控訴棄却
差止請求控訴事件
控訴人株式会社チャフローズ・コー 被控訴人楽天株式会社
|
特許法100条1項 特許法101条 民法719条2項 特許法70条1項
|
|
|
|
[概要] 1 訴訟の概要
(略称は,特に断らない限り,原判決の略称に従う。)
⑴ 本件は,控訴人において,被控訴人が原判決別紙差止対象製品目録(以下「差
止目録」という。)記載の各製品(被告製品)を製造,販売,輸出して控訴人の特
許権(本件特許権)を侵害している旨主張し,被控訴人に対し,特許法100条1
項に基づき,上記製造,販売,輸出の差止めを求めた事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年10月8日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
|
平成27(ネ)10059控訴棄却
差止請求控訴事件
控訴人株式会社チャフローズ・コー 被控訴人株式会社抗菌研究所市川穣
菱江化学株式会社
ヤフー株式会社松山智恵
|
特許法100条1項 特許法101条 民法719条2項 特許法70条1項
|
|
|
|
[概要] 1 訴訟の概要
(略称は,特に断らない限り,原判決の略称に従う。)
⑴ 本件は,控訴人において,被控訴人らが差止目録1から3記載の各製品(被
告各製品)を製造,販売,輸出して控訴人の特許権(本件特許権)を侵害している
旨主張し,被控訴人らに対し,特許法100条1項に基づき,上記製造,販売,輸
出の差止めを求めた事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年10月8日 知的財産高等裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
|
平成26(ネ)10111控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (粉粒体の混合及び微粉除去方法並びにその装置)
控訴人株式会社松井製作所 被控訴人株式会社カワタ
|
特許法101条4号 特許法102条2項
|
| 侵害 | 70回 | | 特許権 | 38回 | | 実施 | 17回 | | 間接侵害 | 12回 |
|
|
|
[概要] 1 本件は,控訴人が,被控訴人に対し,原判決別紙イ号製品目録記載の製品(イ
号製品)及び原判決別紙ロ号製品目録記載の製品(ロ号製品)を製造,販売等する
行為が,控訴人の有する発明の名称を「粉粒体の混合及び微粉除去方法並びにその
装置」とする発明に係る特許(登録番号第3767993号。本件特許。)を侵害
すると主張して,本件特許に係る特許権(本件特許権)に基づき,①イ号製品の生
産,譲渡又は譲渡の申出の差止め,②ロ号製品の生産,譲渡又は譲渡の申出の差止
め,③イ号製品及びロ号製品並びにこれらの半製品の廃棄を求め,併せて,不法行
為に基づき,④イ号製品の製造販売による損害賠償(平成23年8月から平成25
年3月まで)として8432万円(特許法102条2項)及びこれに対する不法行
為の後である平成25年4月1日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による
遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年10月1日 大阪地方裁判所
▶概要
|
平成25(ワ)10039一部認容
特許権侵害差止等請求事件 (発泡合成樹脂容器)
被告株式会社コーセイ 原告積水化成品工業株式会社
株式会社積水化成品四国
上田製函株式会社
|
特許法102条2項 特許法102条3項 特許法100条1項 特許法73条2項
|
| 実施 | 35回 | | 進歩性 | 26回 | | 新規性 | 25回 | | 無効 | 16回 |
|
|
|
[概要] 1 事案の概要
本件は,発明の名称を「発泡合成樹脂容器」とする特許権を共有する原告ら
が,被告による被告製品の製造・販売が特許権の侵害に当たると主張して,被
告に対し,特許法100条1項に基づき被告製品の製造及び販売の差止め,同
条2項に基づき被告製品の廃棄を求めるとともに,平成24年9月19日から
平成25年1月15日までの特許権侵害の不法行為に基づく損害賠償請求とし
て,当該特許発明を実施していない原告積水化成品工業株式会社(以下「原告
積水化成品」という。)及び原告上田製函株式会社(以下「原告上田製函」と
いう。)は,特許法102条3項により,実施料相当額のうち各持分3分の1
に相当する25万2513円,当該特許発明を実施する原告株式会社積水化成
品四国(以下「原告積水化成品四国」という。)は,特許法102条2項によ
り推定される損害額から他の原告ら請求の実施料相当額合計50万5026円
を控除した1212万0646円,並びに,各請求損害金に対する訴状送達の
日の翌日から支払済みまで,民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払
を求めた事案である。なお,被告に対する訴状送達の日は,平成25年10月
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年10月1日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
|
平成27(ネ)10096控訴棄却
職務発明対価請求控訴事件
控訴人X 被控訴人AvanStrate株式会社梶並彰一郎
|
特許法35条5項 特許法35条3項 特許法35条1項 特許法35条4項
|
|
|
|
[概要] 1 訴訟の概要
(略称は,特に断らない限り,原判決の略称に従う。)
⑴ 本件は,被控訴人の従業員であった控訴人が,被控訴人に在職中,被控訴人
の業務範囲に属し,かつ,控訴人の職務に属する行為によってした発明(被控訴人
による特許出願に基づき,原判決別紙本件各特許目録1から5項の各⑴記載の本件
各特許として設定の登録をされた同各⑵記載の各請求項に係る本件第4発明,本件
第5発明,本件第6発明,本件第8発明及び本件第9発明)をし,それらについて
特許を受ける権利を被控訴人に承継させた旨主張し,被控訴人に対し,①主位的に,
特許法35条3項及び5項に基づき,相当の対価の一部として,3000万円及び
これに対する請求の日の翌日である平成25年7月29日から支払済みまで民法所
定の年5分の割合による遅延損害金の支払を,②予備的に,本件第4発明から本件
第6発明について,被控訴人における特許規程(被告特許規程)及び特許法35条
3項に基づき,評価期間を平成24年度から平成26年度まで(平成24年4月1
日から平成27年3月31日まで)とする実績報奨金の一部として,3000万円
及びこれに対する控訴状送達の日の翌日である平成27年6月25日から支払済み
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年10月1日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
|
平成27(ネ)10058控訴棄却
職務発明対価請求控訴事件
控訴人X 被控訴人HOYA株式会社安國忠彦
|
特許法35条4項 特許法35条3項 特許法35条1項
|
| 実施 | 68回 | | 許諾 | 12回 | | 職務発明 | 10回 | | 特許権 | 3回 |
|
|
|
[概要] 1 訴訟の概要
(略称は,特に断らない限り,原判決の略称に従う。)
⑴ 本件は,被控訴人の従業員であった控訴人が,被控訴人に在職中,被控訴人
の業務範囲に属し,かつ,控訴人の職務に属する行為によってした発明(被控訴人
による特許出願に基づき,原判決別紙本件各特許目録1から4項の各⑴記載の本件
各特許として設定の登録をされた同各⑵記載の各請求項に係る本件第1発明,本件
第2発明,本件第3発明及び本件第7発明)をし,それらについて特許を受ける権
利を被控訴人に承継させた旨主張し,被控訴人に対し,①本件第1発明,本件第2
発明及び本件第7発明に関しては,平成16年法律第79号による改正前の特許法
(以下「平成16年改正前特許法」という。)35条4項に従って定められる額の相
当の対価の一部として,特許法35条3項に基づき,②本件第3発明に関しては,
主位的に,同法35条3項及び5項に基づき,相当の対価の一部として,予備的に,
被控訴人における特許規程(被告特許規程)及び同法35条3項に基づき,評価期
間を平成25年度までとする実績報奨金の一部として,①及び②の合計金1億円及
びこれに対する請求の日の翌日である平成25年7月30日から支払済みまで民法
▶判決の詳細
|
特許権
平成27年9月30日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成26(行ケ)10240審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (農作業機の整地装置)
被告松山株式会社 原告小橋工業株式会社
|
特許法134条の2
|
|
|
|
[概要] 1 特許庁による手続の概要(争いがない。)
被告は,平成5年5月28日,発明の名称を「農作業機の整地装置」とする特許
出願(特願平5-127319号)をし,平成11年12月3日,特許権の設定の
登録(特許第3009807号。請求項の数は2。)を受けた(以下,この特許を「本
件特許」といい,明細書及び図面を併せて「本件明細書」という。甲9)。
原告は,平成25年11月6日,特許庁に対し,本件特許の請求項1に記載され
た発明についての特許を無効にすることを求めて審判の請求をしたところ(甲11),
被告は,平成26年2月20日付け訂正請求書(以下「本件訂正請求書」という。
甲10)により,明細書についての訂正請求(訂正事項は,特許請求の範囲につい
て2,発明の詳細な説明について2の合計4。以下,併せて「本件訂正」という。)
をした。
▶判決の詳細
|