権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
著作権
平成26年8月28日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ネ)10068控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
控訴人有限会社マックスアヴェール
X 被控訴人日本放送協会
株式会社ワグ
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著作権法2条1項3号 著作権法2条1項1号 著作権法23条1項 著作権法2条1項4号
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[概要] 1 本件は,控訴人らが,被控訴人日本放送協会(以下「被控訴人NHK」とい
う。)は,被控訴人株式会社ワグ(以下「被控訴人ワグ」という。)従業員を
介して,控訴人らの開催したファッションショーの映像の提供を受け,上記映
像の一部である原判決別紙映像目録記載の映像(以下「本件映像部分」という。)
をそのテレビ番組において放送し,これにより,控訴人有限会社マックスアヴ
ェール(以下「控訴人会社」という。)の著作権(公衆送信権)及び著作隣接
権(放送権)並びに控訴人X(以下「控訴人X」という。)の著作者及び実演
家としての人格権(氏名表示権)を侵害したと主張し,被控訴人らに対し,著
作権,著作隣接権,著作者人格権及び実演家人格権侵害の共同不法行為責任(被
控訴人ワグについては使用者責任)に基づく損害賠償として,控訴人会社につ
き943万4790円,控訴人Xにつき110万円(附帯請求として,これら
に対する平成21年6月12日から各支払済みまで民法所定の年5分の割合
による遅延損害金)の連帯支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成26年8月27日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ネ)10085控訴棄却
損害賠償,同中間確認各請求控訴事件
控訴人ソフトウェア部品株式会社 被控訴人株式会社アクセスネット
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著作権法61条2項 民法415条 著作権法2条1項10号 著作権法27条
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損害賠償 | 32回 | 侵害 | 27回 | 許諾 | 11回 | ライセンス | 3回 |
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[概要] 1 事案の要旨
(1) 原審請求の要旨
本件は,原審において,①被控訴人が,控訴人に対し,両名間のパートナー契約
に基づいて控訴人が被控訴人に提供したソフトウェアには,第三者が著作権を有す
るソフトウェア中のプログラムを複製又は翻案したプログラムが含まれているとい
う著作権上の瑕疵があり,控訴人において上記第三者の利用許諾を得る見込みもな
いことから,被控訴人は控訴人が提供したソフトウェアを転売するという上記パー
トナー契約の目的を達成できなくなったとして,上記パートナー契約の債務不履行
に基づき,損害賠償金206万5000円及びこれに対する催告後の日である平成
23年3月15日から支払済みまで商事法定利率年6分の割合による遅延損害金の
支払を求めた事案(以下「本件損害賠償請求」という。)並びに②控訴人が,被控
訴人に対し,中間確認の訴えとして,別紙(控訴人の原審平成24年11月21日
付け「中間確認の訴状」添付の別紙「プログラム目録」1頁の写し。)中「部品屋
2007 中核部(ミドルソフト)」欄記載の各製品に含まれる各ミドルソフト(営
業秘密に関するプログラムを除く。)がソフトウェア「BSS-PACKサーバー
▶判決の詳細
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著作権
平成26年8月6日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ネ)10028控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
控訴人大一電機産業株式会社 被控訴人株式会社エレクス
Y1
Y2
Y3
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不正競争防止法2条6項 不正競争防止法3条 不正競争防止法4条 著作権法114条2項
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[概要] 1 本件は,控訴人が,被控訴人会社並びに控訴人の従業員であった被控訴人Y
1,被控訴人Y2及び被控訴人Y3(以下,当該3名を併せて「被控訴人元従
業員ら」という。)に対し,控訴人は,パチンコ・スロット用の呼出ランプ「デ
ー太郎ランプシリーズ」(以下「原告製品」という場合がある。)を開発・製造
するための技術情報として,「デー太郎ランプX(エックス)」を機能させるた
めに作成されたソースプログラム(以下「原告ソースプログラム」という。),
「デー太郎ランプMZ(メガゼータ)」の電気設計図面(パチンコ用及びスロ
ット用入出力装置電気回路図,代表灯中継器回路図を含む。以下「原告図面」
という。)及び電子部品データベース(以下「原告データベース」という。ま
た,原告ソースプログラム,原告図面及び原告データベースを併せて「原告技
術情報」という。)を有しており,原告技術情報が営業秘密に当たるとした上
で,被控訴人会社は,被控訴人Y1が指示し,被控訴人Y2が原告ソースプロ
グラムを,被控訴人Y3が原告図面及び原告データベースをそれぞれ控訴人の
承諾なく持ち出したことを知って,原告技術情報を取得したものであって,被
対象製品
▶判決の詳細
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著作権
平成26年7月31日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)3577
発信者情報開示請求事件
被告ソフトバンクBB株式会社佐々木政明 原告株式会社ジェイ・ストーム
株式会社ランティス
ユニバーサルミュージック合同会社
株式会社エピックレコードジャパン
株式会社ポニーキャニオン中川達也
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著作権法96条の2 著作権法102条1項
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[概要] 本件は,レコード製作会社である原告らが,被告に対し,原告らが送信可
能化権を有するレコードに収録された楽曲を氏名不詳者が無断で複製してコ
ンピュータ内の記録媒体に記録して蔵置し,被告の提供するインターネット
接続サービスを経由して自動的に送信し得る状態にすることにより,原告ら
の送信可能化権が侵害されたと主張して,被告に対し,特定電気通信役務提
供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(以下「プロ
バイダ責任制限法」という。)4条1項に基づき,被告が保有する発信者情
報の開示を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成26年7月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)28434一部認容
著作権侵害差止等請求事件
被告株式会社K.S.G.コンサルティング. 原告千年堂株式会社
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著作権法112条1項 著作権法15条1項 著作権法2条1項1号 民法709条
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[概要] 本件は,千年堂という屋号で時計修理サービス業を営む原告が,銀座櫻風堂
という屋号で時計修理サービス業を営む被告に対し,被告は,被告の管理する
銀座櫻風堂のウェブサイト(以下「被告ウェブサイト」という。)に掲載した
文言(修理規約を含む。)及びトップバナー画像を作成し,同ウェブサイトを
構成したことにより(以下,文言,トップバナー画像及びサイト構成を「文言
等」ということがある。),原告の管理する千年堂のウェブサイト(以下「原
告ウェブサイト」という。)の文言等を複製又は翻案したものであって,原告
の著作権を侵害したなどと主張して,①不法行為(著作権侵害)に基づく損害
賠償金1000万円の支払を求めるとともに,②著作権法112条1項に基づ
き,被告ウェブサイトに掲載された文言等を同サイト上で使用すること(自動
公衆送信及び送信可能化の趣旨と解される。)の禁止を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成26年7月30日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ネ)10013控訴棄却
著作権確認請求控訴事件
控訴人X(以下「被
中国塗料」という。) 被控訴人中国塗料株式会社
中国塗料技研株式会社
大竹明新化学株式会社
ら
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著作権法15条2項 民法114条
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[概要] 本判決の略称は,原判決に従う。
▶判決の詳細
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著作権
平成26年7月17日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成23(ワ)9238等一部認容
損害賠償請求事件
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不正競争防止法2条1項14号
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[概要] 甲事件は,原告が,①被告らに,原告の著作権を侵害する不法行為があり(請求
1,請求の趣旨第1項に対応),また②被告P2及び同P4に,原告従業員の違法
な引抜行為(不法行為)があり,被告C2は使用者責任を負うとして(請求2,請
求の趣旨第2項に対応),同被告らに対し,原告の蒙った損害の賠償を求める事案
である。
▶判決の詳細
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著作権
平成26年7月16日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)23363
損害賠償請求事件
被告株式会社エス&シンク 原告韓国放送公社
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著作権法98条 著作権法21条 民法709条 民事訴訟法112条2項
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[概要] 1 本件は,被告が,サービスの利用者らに対し,セットトップボックスと称す
る機器を送付するとともに,平成23年8月12日から同年9月8日までの間
に,原告が放送するKBS第1テレビジョン及びKBS第2テレビジョンを受
信の上,エンコード(デジタルデータに変換)してサーバーに保存し,保存し
たデジタルデータを利用者らのセットトップボックスに送信することにより,
原告の放送にかかる別紙「侵害番組一覧」記載の49番組(以下「本件番
組」という。)を利用者らに視聴させて,原告の著作権(複製権)及び著作
隣接権(複製権,送信可能化権)を侵害したとして,民法709条に基づき,
利用許諾料相当損害金490万円及びこれに対する訴状送達の日の翌日である
平成26年6月6日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害
金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成26年7月15日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)995請求棄却
著作権侵害差止等請求事件
被告尼崎市 原告有限会社GSST
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著作権法112条1項 民事訴訟法61条
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[概要] 1 事案の概要
本件は,原告が,原告を著作権者とする別紙コンピュータ業務支援システム
目録記載の「徴収金事務管理支援システム」という名称のプログラム(以下「本
件プログラム」という。)につき,被告との間で,その使用契約を締結して被
告の運営する複数の高校のコンピュータにこれをインストールしたが,被告の
債務不履行(使用料の不払い)により同契約は解除され終了したと主張し,①
著作権法112条1項に基づく本件プログラムの使用差止め(コンピュータか
らの本件プログラムの削除),②本件プログラムを導入した平成19年4月か
ら使用契約解除までの間の,主位的にプログラム使用契約に基づく使用料,予
備的に不法行為に基づく損害賠償として使用料相当額の損害金の支払,③使用
契約解除後から本件プログラムの削除までの間の不法行為に基づく損害賠償と
して使用料相当額の損害金の支払をそれぞれ求めた事案であり,被告は,原告
の主張する契約を否認し,それとは異なる使用許諾を含む契約を締結したと主
張して争っている。
2 争いのない事実等(証拠の記載のない事実は当事者間に争いがない。)
▶判決の詳細
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著作権
平成26年6月26日 東京地方裁判所
▶概要
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平成24(ワ)32339請求棄却
著作権侵害差止等請求事件
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民法719条1項 著作権法28条
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[概要] 本件は,音楽著作権等管理事業者である原告が, 被告有限会社銀座クラ
ブチック(以下「被告銀座クラブチック」という。)及び被告株式会社トゥエ
ンティーワンコミュニティ(以下「被告トゥエンティーワンコミュニティ」と
いう。)に対し,同被告らが経営するキャバクラの店舗内で原告が著作権を管
理する楽曲をピアノ演奏して原告の著作権を侵害していると主張して,著作権
法112条に基づく上記楽曲のピアノを使用しての生演奏の差止めを求めると
ともに,上記著作権の侵害により損害を受けた,又は同被告らが上記店舗内で
上記楽曲をピアノ演奏して著作権使用料相当の利益を得た反面,同額の損失を
被ったと主張して,主位的に民法719条1項に基づく損害金511万504
0円(使用料相当損害金426万2470円と弁護士費用相当損害金85万2
570円の合計額)及びこれに対する不法行為の後である訴状送達の日の翌日
から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の連帯支払,予備
的に民法703条に基づく使用料相当の利得金426万2470円及びこれに
対する訴状送達により支払を催告した日の翌日から支払済みまで民法所定の年
5分の割合による遅延損害金の連帯支払を求め, 被告有限会社チック(以
▶判決の詳細
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著作権
平成26年6月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)3570
民事訴訟 著作権
被告KDDI株式会社
原告キングレコード株式会社
ユニバーサルミュージック合同会社
ら
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著作権法96条の2
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[概要] 本件は,レコード製作会社である原告らが,インターネット接続プロバイダ
事業を行っている被告に対し,原告らが送信可能化権(著作権法96条の2)
を有するレコードが氏名不詳者によって原告らに無断で複製され,被告のイン
ターネット回線を経由して自動的に送信し得る状態に置かれたことにより,原
告らの送信可能化権が侵害されたと主張して,被告に対し,特定電気通信役務
提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(以下「プロ
バイダ責任制限法」という。)4条1項に基づき,上記氏名不詳者に係る発信
者情報(氏名,住所及び電子メールアドレス)の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成26年5月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成22(ワ)27449請求棄却
民事訴訟 著作権
被告株式会社東京美術倶楽部
原告A
B訴訟承継人
ら
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著作権法32条1項 著作権法47条の2 著作権法112条1項 著作権法107条
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[概要] 本件は,画家である亡D(平成4年2月20日死亡。以下「D」という。)
の絵画につき,原告A及び原告Cが,Dの絵画の著作権を相続により取得し
て各2分の1の割合で共有するとして,被告に対し,絵画の鑑定証書の裏面
にDの絵画の複製物を添付している被告の行為は,原告らが共有する著作権
(複製権)を侵害するものであると主張して,①著作権法112条1項に基
づき,Dの制作にかかる別紙文書目録添付にかかる絵画目録記載の絵画(油
彩作品566点,水彩作品187点,版画作品106点の合計859点)に
つき裏面にその複製物を添付した文書である鑑定証書の作成頒布の差止めと
(請求の趣旨第1項),②民法709条,著作権法114条2項に基づき,
複製権侵害による逸失利益として,原告らそれぞれに対し,508万800
0円及びうち200万円に対する平成22年8月29日(訴状送達の日の翌
日)から,うち308万8000円に対する平成25年7月27日(同月1
9日付け訴えの変更申立書送達の日の翌日)から,各支払済みまで民法所定
の年5分の割合による遅延損害金の支払を(請求の趣旨第2項,第3項),
それぞれ求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成26年5月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)13369一部認容
損害賠償等請求事件
被告株式会社アンダーカバー大塚智倫
株式会社三越伊勢丹若林功 原告A古谷祐介
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著作権法114条3項 著作権法25条
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[概要] 本件は,写真家である原告が,被告三越伊勢丹の店舗内に被告アンダーカバ
ーが設置した猫の写真等を多数並べて貼り付けた看板(以下「本件看板」とい
う。)に
原告が撮影した猫の写真又はその複製物を加工したものが使用されていたこ
とについて,被告アンダーカバーについては原告の著作権(複製権又は翻案
権)及び著作者人格権(同一性保持権及び氏名表示権)の侵害行為があり,
被告三越伊勢丹については被告アンダーカバーの上記侵害行為を幇助し,又
は被告アンダーカバーに看板の設置場所を漫然と提供したことに過失がある
と主張して,被告らに対し,不法行為(民法709条,719条,著作権法
114条3項)に基づく損害金1億2150万円及びこれに対する不法行為
後の日(訴状送達日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延
損害金の連帯支払並びに著作権法115条に基づく名誉回復措置を求めた事
案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成26年5月21日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ネ)10082控訴棄却
著作権及び出版権侵害差止請求控訴事件
控訴人特定非営利活動法人風の谷委員会(以下「被
エコ・パワー」という。) 被控訴人エコ・パワー株式会社
福島県
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著作権法19条 著作権法61条2項 著作権法80条1項
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[概要] 本判決の略称は,原判決に従う。
▶判決の詳細
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著作権
平成26年4月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成24(ワ)964一部認容
民事訴訟 著作権
被告株式会社サンセイアールアンドディサンセイ」
株式会社第一通信社(以下「
第一通信社」という。) 原告東映株式会社(以下「
東映」という。)
株式会社ビーエフケーBFK」という
株式会社大一商会(以下「
大一商会」という。)
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著作権法114条2項 商標法38条2項 商標法4条1項7号 著作権法16条
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侵害 | 103回 | 商標権 | 64回 | 許諾 | 58回 | 損害賠償 | 25回 |
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[概要] 1 本件は,テレビ放映用番組として製作された「遠山の金さんシリーズ」のう
ち,別紙著作物目録記載の合計3話((((以下以下以下以下「「「「原告著作物原告著作物原告著作物原告著作物」」」」というというというという。)。)。)。)の著作権
を有し,別紙商標目録記載の「遠山の金さん」の商標権(第4700298号。
以下以下以下以下「「「「本件商標権本件商標権本件商標権本件商標権」」」」というというというという。。。。)を有する原告東映が,別紙被告商品目録記載の
パチンコ機「CR松方弘樹の名奉行金さん」((((以下以下以下以下「「「「被告商品被告商品被告商品被告商品」」」」というというというという。)。)。)。)を
製造販売していた被告らに対し,著作権法112条1項又は商標法36条1項
に基づき,被告商品の部品である別紙被告部品目録記載の部品((((以下以下以下以下「「「「被告部被告部被告部被告部
品品品品」」」」というというというという。)。)。)。)の交換又は提供の差止めを求めるとともに,原告東映,原告東
映から原告著作物の著作権及び本件商標権の独占的使用許諾を受けたとする原
告BFK,原告BFKから原告著作物の著作権及び本件商標権の独占的使用再
許諾を受けたとする原告大一商会が,原告らの連帯債権として,被告らに対し,
連帯して,民法709条,719条,著作権法114条2項又は商標法38条
2項に基づき,合計19億8000万円及びこれに対する被告商品の製造販売
が終了した日である平成22年4月16日から支払済みまで年5分の割合によ
る遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成26年4月24日 東京地方裁判所
▶概要
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平成23(ワ)36945等請求棄却
損害賠償等請求事件
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著作権法114条1項 不正競争防止法2条6項 民法719条
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[概要] A事件は,原告が,① 被告ニックの製造,販売する自動接触角計に搭
載されたプログラムは被告ニックが被告乙Aの担当の下に原告のプログラムを
複製又は翻案したもので,被告ニックが自動接触角計を製造,販売することは
原告のプログラムの著作物の著作権を侵害する,② 被告乙Aは原告の営業秘
密である上記プログラムやそのアルゴリズムを不正に開示し,被告ニックはこ
れを不正に取得した,③ 原告の従業員であった被告乙Aは原告の秘密を保持
すべき義務を負う秘密情報を開示,漏洩したなどと主張して,被告ニック及び
被告乙Aに対し,民法719条又は不正競争防止法4条(被告乙Aについてさ
らに民法415条)に基づき,損害金994万2000円と弁護士費用相当損
害金90万円の合計額1084万2000円及びこれに対する不法行為の後で
あり,訴状送達の最も遅い日の翌日である平成23年12月15日から支払済
みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の連帯支払を求める事案であ
り, B事件は,原告が,被告ニックの上記プログラムの新バージョンも被
告ニックが被告乙Aの担当の下に原告プログラムを翻案したもので,これを搭
載した自動接触角計を被告ニックが製造,販売し,被告あすみ技研が販売する
▶判決の詳細
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著作権
平成26年4月23日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ネ)10080控訴棄却
損害賠償本訴,著作権確認等反訴請求控訴事件,同附帯控訴事件
被告・反訴原告)(以下「被控訴人」という。) 控訴人・附帯被
(原告・反訴被告)(以下「
」という。) 被控訴人・附帯控訴人(被告・反訴原告)(以下「
」という。)
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著作権法114条3項
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[概要] 1 事案の要旨
(1) 原審請求の要旨
本件は,原審における本訴として,控訴人が被控訴人に対し,①被控訴人が販売
する後記「本件作品」中の後記「本件風景映像動画」部分が控訴人の著作権(複製
権)を侵害するとして,不法行為に基づいて,損害賠償金225万円及び附帯金の
支払と,②本件風景映像動画の著作権(複製権)に基づいて,本件作品から本件風
景映像動画を削除(廃棄)することを求め,同反訴として,被控訴人が,控訴人に
対し,③控訴人が販売する後記「本件映像動画1」及び「本件映像動画2」は録音
録画物製作委託契約である後記「本件契約」に基づき被控訴人が著作権を取得した
として,著作権に基づいて,本件映像動画1及び本件映像動画2の著作権確認と,
④本件契約に基づいて,本件映像動画1及び本件映像動画2の映像素材の引渡しと,
⑤本件契約の解除に基づいて,既払金153万6465円の返還及び附帯金の支払
とを求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成26年4月18日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ネ)10115控訴棄却
著作権確認等請求控訴事件
控訴人有限会社東京サウンドシティ企画 被控訴人Y
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[概要] 1 本件は,ジャズ歌手である被控訴人が,レコード製作等を業とする会社であ
る控訴人に対し,①被控訴人の歌唱を録音したCDについて被控訴人がレコー
ド製作者の権利を有することの確認,②レコード製作者の権利又は所有権に基
づくマスターCDの引渡し,③被控訴人が立替払した伴奏代金として20万円
及びこれに対する遅延損害金の支払,を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成26年4月17日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)8040請求棄却
著作権侵害行為差止等請求事件
被告株式会社カトージ 原告ピーター・オプス
ストッケ・エイエス
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著作権法112条 著作権法114条2項 著作権法114条3項 著作権法6条3号
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[概要] 本件は,原告らが,被告に対し,被告の製造・販売する被告製品の形態が
「TRIPP TRAPP」(トリップ・トラップ)という製品名の原告ら
の製造等に係る椅子(別紙1「原告製品目録」記載のもの。以下「原告製品」
という。)の形態に酷似しており,被告の行為が,原告製品のデザインに係
る原告オプスヴィック社の著作権(複製権若しくは翻案権)及び原告ストッ
ケ社の著作権の独占的利用権を侵害するとともに,原告らの周知又は著名な
商品等表示と類似する商品等表示を使用した商品の販売等をする不正競争行
為に当たり,そうでないとしても原告らの信用等を毀損する一般不法行為に
当たると主張して,①著作権法112条,不正競争防止法(以下「不競法」
という。)3条に基づく被告製品の製造・販売等の差止め及び破棄,②著作
権法114条2項,3項,不競法4条,5条2項,3項1号,民法709条
に基づく損害賠償及びこれに対する民法所定の年5分の割合による遅延損害
金(その起算日は不法行為日以降の日である平成25年6月20日)の支払,
③不競法14条に基づく謝罪広告の掲載をそれぞれ求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成26年3月27日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ネ)10094控訴棄却
著作権確認等請求控訴事件
控訴人株式会社MANGARAK 被控訴人ラッキー17フィルムズ・
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民法1636条 著作権法27条 不正競争防止法2条1項14号
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[概要] 1 本件は,被控訴人が,控訴人に対し,(1) 原判決別紙著作物目録記載の著作
物(以下「本件原作」という。)について,平成24年1月16日から平成2
6年4月19日までの間,その翻案権の一部である実写映画化権(以下「本件
実写映画化権」という。)を取得したと主張して,被控訴人が,当該期間,本
件実写映画化権を有することの確認を求めるとともに,(2) 控訴人が,本件原
作の独占的利用権が控訴人に帰属する旨並びに本件原作を基に実写映画及びこ
れに派生した実写テレビドラマシリーズを製作する被控訴人の行為が控訴人の
独占的利用権を侵害する旨を告知したことが不正競争防止法2条1項14号所
定の不正競争行為に当たると主張して,同法3条1項に基づく告知,流布の差
止めを求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成26年3月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)5210請求棄却
著作権侵害差止等請求事件
被告インターナショナル・システ 原告株式会社ビーエスエス
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著作権法10条1項9号 著作権法112条1項 著作権法10条3項 著作権法2条1項1号
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[概要] 本件は,原告が,「BSS-PACK」という統合業務管理パッケージの
ソフトウェア製品(以下「BSS-PACK製品」という。)に含まれる別
紙原告営業秘密プログラム目録記載1(1)~(7)の7本のプログラム(以下
「原告各プログラム」という。)の著作者人格権を有するところ,被告が,
BSS-PACK製品について,同目録記載1(2)のプログラム(以下「原告
プログラム(2)」という。)のソースコードの記述を変更し,ISS-PAC
Kという名称を付し,原告名を表示せずに販売し,原告の著作者人格権(同
一性保持権及び氏名表示権)を侵害したとして,著作権法112条1項及び
2項に基づき,① BSS-PACK製品につき,著作者名を「株式会社ビ
ーエスエス」と表示すること,② BSS-PACK製品に,BSS-PA
CK以外の名称を使用しないこと,③ 原告プログラム(2)の記述を一切変更
してはならないこと,④ 同プログラムを被告が変更して譲渡等している場
合にはその記述を元に戻し,これを媒体に書き出して被告の責任において全
譲渡先に再配付すること,また,⑤ 同法115条に基づき謝罪文を掲載す
ることを求めるとともに,⑥ 著作者人格権侵害の不法行為に基づく損害賠
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著作権
平成26年3月14日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)26251
民事訴訟 著作権
被告ソフトバンクBB株式会社 原告株式会社シナノ企画
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著作権法19条 著作権法20条 著作権法19条3項 著作権法20条1項
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[概要] 1 前提となる事実(証拠等を付した以外の事実は争いがない。)
(1) 当事者
ア 原告は,創価学会に関連する映像作品や一般映画の企画・製作・興行を
業とする株式会社である(弁論の全趣旨)。
イ 被告は,電気通信事業を営む株式会社である。
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著作権
平成26年3月14日 東京地方裁判所
▶概要
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平成21(ワ)16019一部認容
民事訴訟 著作権
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著作権法114条1項 著作権法112条2項 著作権法112条1項 著作権法2条1項10号
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[概要] 本件は,原告に吸収合併される前の訴外株式会社ブロードリーフ(以下「旧
原告会社」という。なお,原告は,旧原告会社を平成22年1月1日に吸収合
併するとともに商号を旧原告会社と同名に変更したものである。)が,訴外翼
システム株式会社(以下「翼システム」という。)から営業譲渡に伴い著作権
等の譲渡を受けた,別紙原告物件目録記載のデータベース部分(以下「原告C
DDB」という。なお,「CDDB」はCDで提供されるマスターテーブルに
よるデータベースの趣旨である。)を含む旅行業者向けシステム「旅行業シス
テムSP」(旧製品名「スーパーフロントマン 旅行業システム」。以下,こ
の旧製品名のものも併せて「原告システム」という。)につき,その開発,営
業等を担当していた旧原告会社の社員であった被告Y2,被告Y3,被告Y4,
被告Y5,被告Y6らが,旧原告会社を退職した後,被告Y1らと共に被告ア
ゼスタを設立し,あるいは同社に入社して,別紙被告物件目録記載1ないし2
2の各検索及び行程作成業務用データベース(以下,これらデータベースを総
称して「被告CDDB」という。)を含む旅行業者向けシステム「旅 nesPro」
(以下「被告システム」という。)を制作し,顧客らに販売するに当たり,被
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著作権
平成26年3月12日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ネ)10008控訴棄却
著作権侵害差止請求権不存在確認等請求控訴事件
控訴人日本テクノ・ラボ株式会社 被控訴人新高和ソフトウェア株式会社
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不正競争防止法2条1項7号 著作権法2条1項10号 著作権法21条 著作権法112条1項
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[概要] 本判決の略称は,「本件ソフトウェアのプログラム」を「本件プログラム」と,
「原告ソフトウェアのプログラム」を「被控訴人プログラム」と各改め,以下に掲
記するほかは,原判決に従う。
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著作権
平成26年2月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成24(ワ)9450一部認容
著作物頒布広告掲載契約に基づく著作物頒布広告掲載撤去損害賠償請求事件
被告株式会社シャトー勝沼甲光俊一 原告株式会社黄菱
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[概要] 本件は,原告が,被告に対し,被告との間の広告掲載契約において,被告に
債務の不履行があったとして,これによる損害金1005万6200円及びこ
れに対する支払を催告した日である平成24年3月15日から支払済みまで民
法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
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著作権
平成26年2月19日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ネ)10070控訴棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件
被告)有限会社シーエムシー・リサーチ被控訴人(
)株式会社シーエムシー出版今井亮被控訴人(
)Y1 控訴人(原告)X 被控訴人(被告)有限会社シーエムシー・リサーチ
(被告)株式会社シーエムシー出版今井亮
(被告)Y1
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著作権法112条1項
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[概要] 1 控訴人は,被控訴人らに対し,被控訴人らが共謀して被控訴人書籍を作成・
販売し,インターネット上に掲載している行為が,原判決別紙書籍目録記載1の書
籍(以下「本件書籍」という。)に掲載された14個の表(原判決別紙対照表の左
側に記載されたもの(ただし,ピンク色及び緑色の着色はされていない。)。以下
「本件書籍の各表」と総称する。)についての控訴人の著作権(複製権,譲渡権及
び公衆送信権)及び著作者人格権(同一性保持権及び氏名表示権)を侵害している
と主張して,①著作権侵害の不法行為による損害賠償請求権に基づき,被控訴人ら
に対し,84万円及びこれに対する不法行為の後である平成24年10月18日か
ら支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の連帯支払を,②著作者
人格権侵害の不法行為による損害賠償請求権に基づき,被控訴人Y1に対し100
万円,被控訴人リサーチに対し100万円,被控訴人出版に対し50万円及びこれ
らに対する平成24年10月18日から支払済みまで年5分の割合による遅延損害
金の支払を,③著作権法112条1項に基づき,被控訴人らに対し,被控訴人書籍
の複製,譲渡あるいは公衆送信の差止めを,④同条2項に基づき,被控訴人らに対
し,被控訴人書籍の廃棄及びその電子データを記憶した媒体の廃棄を,⑤同法11
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著作権
平成26年2月7日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)4710請求棄却
著作物利用権確認請求事件
被告公益財団法人生長の家社会事業団
補助参加人株式会社光明思想社 原告株式会社日本教文社
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著作権法63条 民法144条 著作権法79条
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[概要] 1 本件は,原告が,被告に対し,出版使用許諾契約に基づく著作物利用権の確
認を求めた事案である。
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著作権
平成26年1月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)18124
発信者情報開示請求事件
被告エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 原告A
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著作権法32条1項 著作権法10条1項1号
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[概要] 本件は,原告が,インターネット上に開設されたウェブログ(ブログ)中に
投稿された別紙投稿記事目録記載のURL,タイトル及び内容の記事(以下
「本件記事」という。)により,原告の名誉感情及び著作権(複製権,公衆送
信権)が侵害されたことが明らかであって,本件記事の投稿者に対する損害賠
償請求権の行使のためには,上記投稿者に係る発信者情報の開示を受ける正当
な理由があると主張して,特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び
発信者情報の開示に関する法律(以下「プロバイダ責任制限法」という。)4
条1項に基づき,いわゆる経由プロバイダである被告に対し,別紙発信者情報
目録記載の発信者情報の開示を求める事案である。
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著作権
平成26年1月22日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ネ)10066控訴棄却
不正競争防止法,著作権侵害・損害賠償請求控訴事件
控訴人株式会社黄菱 被控訴人株式会社シャトー勝沼大西達也
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民法709条 不正競争防止法2条1項1号 著作権法6条
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[概要] なお,呼称は,審級による読替えを行うほか,原判決に従う。
▶判決の詳細
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著作権
平成26年1月17日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)20542
発信者情報開示請求事件
被告KDDI株式会社 原告Aⅰ
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著作権法27条 著作権法2条1項9号
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[概要] 1 請求原因
(1) 当事者
ア 原告は,別紙著作物目録記載の著作物((((以下以下以下以下,,,,同目録記載同目録記載同目録記載同目録記載1111,,,,2の2の2の2の著著著著
作物作物作物作物ををををそれぞれそれぞれそれぞれそれぞれ「「「「本件漫画本件漫画本件漫画本件漫画1111」」」」,,,,「「「「本件漫画本件漫画本件漫画本件漫画2222」」」」といいといいといいといい,,,,合合合合わせてわせてわせてわせて「「「「本本本本
件漫画件漫画件漫画件漫画」」」」というというというという。)。)。)。)の著作権者である。
▶判決の詳細
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著作権
平成25年12月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成22(ワ)42457請求棄却
損害賠償等請求事件
被告株式会社エレクス
甲
乙
丙
4名 原告大一電機産業株式会社
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不正競争防止法3条 不正競争防止法4条 著作権法112条 不正競争防止法3条1項
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[概要] 本件は,原告が,被告会社及び原告の従業員であった被告甲,被告乙及び被
告丙(以下,当該3名を併せて「被告元従業員ら」という。)に対し,パチン
コ・スロット用の呼出ランプ「デー太郎ランプシリーズ」(以下,併せて「原
告製品」という場合がある。)を開発・製造するための技術情報として,「デ
ー太郎ランプX(エックス)」を機能させるために作成されたソースプログラ
ム(以下「原告ソースプログラム」という。),「デー太郎ランプMZ(メガ
ゼータ)」の電気設計図面(パチンコ用及びスロット用入出力装置電気回路図,
代表灯中継器回路図を含む。以下「原告図面」という。)及び電子部品データ
ベース(以下「原告データベース」という。また,原告ソースプログラム,原
告図面及び原告データベースを併せて「原告技術情報」という。)を有してお
り,原告技術情報が営業秘密に当たると主張した上で,被告会社は,被告甲が
指示し,被告乙が原告ソースプログラムを,被告丙が原告図面及び原告データ
ベースを原告の承諾なく持ち出したことを知って,原告技術情報を取得したも
のであって,被告会社の製造・販売に係る別紙製品目録記載1(1)及び(2)の製
品(以下,併せて「被告製品」といい,個別に特定する場合には「イ号製品」
▶判決の詳細
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著作権
平成25年12月25日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ネ)10076一部認容
著作権侵害差止等請求控訴事件
控訴人兼被
X 被控訴人兼控訴人株式会社デアゴス(以下「第1審被告」という。)
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著作権法112条1項 著作権法112条2項 著作権法18条2項1号 著作権法63条1項
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[概要] 1 本件は,職業写真家である第1審原告が,出版社である第1審被告に対し,
別紙写真目録1記載の写真(写真番号QP3K4517。以下「本件写真」と
いう。)の著作権が第1審原告に帰属するのに,第1審被告は,第1審原告の
承諾なく,別紙書籍目録記載の書籍(以下「本件書籍」という。)に本件写真
を掲載し,第1審原告の著作権(複製権,公衆送信権)及び著作者人格権(公
表権,氏名表示権,同一性保持権)を侵害したなどと主張して,(1) 不法行為
に基づく損害賠償請求として790万円(附帯請求として本件書籍の発行日で
ある平成22年9月21日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅
延損害金)の支払,(2) 著作権法112条1項に基づく差止請求として,ア
本件写真の複製,公衆送信又は改変の禁止,イ 本件写真を複製した本件書籍
の出版,販売又は頒布の禁止,(3) 同法2項に基づく廃棄請求として,ア 被
告の運営するウェブサイト内のウェブページからの本件写真の削除,イ 本件
書籍の廃棄を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成25年12月20日 東京地方裁判所
▶概要
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平成24(ワ)268一部認容
損害賠償等請求事件
被告株式会社毎日オークション 原告グラフィックアート及び(以下「
協会」という。)
X1,X2,X3,X5,X6(以下「
X1」という。)
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著作権法47条の2 著作権法114条3項 著作権法47条 著作権法32条1項
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侵害 | 71回 | 許諾 | 39回 | 損害賠償 | 37回 | 分割 | 26回 |
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[概要] 本件は,①フランス共和国法人である原告協会が,その会員(著作者又は著
作権承継者)から美術作品(以下「会員作品」という。)の著作権の移転を受
け,著作権者として著作権を管理し,②原告X1が,亡P(以下単に「P」と
いう。)の美術作品(以下「P作品」という。)の著作権について,フランス
民法1873条の6に基づく不分割共同財産の管理者であって,訴訟当事者と
して裁判上において,同財産を代表する権限を有すると主張した上で,原告ら
が,被告に対し,被告は,被告主催の「毎日オークション」という名称のオー
クション(以下「本件オークション」という。)のために被告が作成したオー
クション用のカタログ(以下「本件カタログ」という。)に,原告らの利用許
諾を得ることなく,会員作品及びP作品の写真を掲載しているから,原告らの
著作権(複製権)を侵害しているなどと主張して,不法行為に基づく損害賠償
請求(又は不当利得に基づく利得金返還請求)として,㋐原告協会につき1億
5564万1860円の一部請求として8650万円(附帯請求として最終の
侵害行為の日の後である平成22年12月4日から支払済みまで民法所定の年
5分の割合による遅延損害金)の支払,㋑原告X1につき1696万1560
▶判決の詳細
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著作権
平成25年12月17日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ネ)10057控訴棄却
著作物頒布広告掲載契約に基づく著作物頒布広告掲載料未払請求控訴事件
控訴人株式会社黄菱 被控訴人株式会社シャトー勝沼大西達也
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民法709条 著作権法6条
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[概要] 1 本件訴訟の経過
本件は,原判決別紙目録記載の図柄1~12(以下,それぞれ「図柄1」などと
いう。)につき著作権を有すると主張する控訴人が,被控訴人は,上記図柄を案内用
看板に表示して使用し,上記図柄に係る原告の著作権を侵害等していると主張し,
被控訴人に対し,著作権侵害等の不法行為責任に基づく損害賠償として,200万
円及びこれに対する不法行為日よりも後の日である平成24年3月23日から支払
済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。原
審が控訴人の請求を棄却したところ,控訴人が控訴した。
▶判決の詳細
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著作権
平成25年12月13日 東京地方裁判所
▶概要
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平成24(ワ)24933等請求棄却
損害賠償等請求本訴事件 (一般社団法人心検)
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著作権法114条2項 著作権法10条1項1号 著作権法24条 著作権法2条1項19号
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[概要] 1 本訴事件
本件は,宗教法人である原告が,
(1) 別紙動産目録記載の祈願経文(以下,同目録記載(1)ないし(6)の標題毎
に,それぞれ「本件経文原本①」などといい,これらを併せて「本件経文
原本」という。)の所有権に基づき,被告Bにつき本件経文原本①ないし
③の,被告Aにつき本件経文原本④ないし⑥の各返還を求め,
(2) 本件祈願経文原本に記載された祈願経文であって,別紙動産目録記載
(1)ないし(6)の標題を有するもの(以下,同目録記載(1)ないし(6)の標題
毎に,それぞれ「本件経文①」などといい,これらを併せて「本件経文」
という。)の著作権(複製権,口述権)に基づき,①被告Bにつき本件経
文①ないし③の口述の差止め(著作権法112条1項)及び同経文の複製
物の廃棄(同条2項)を,②被告Aにつき本件経文④ないし⑥の複製及び
上記複製によって作成された物の頒布(同法113条1項2号)の差止め
(同法112条1項)並びに同経文の複製物の廃棄(同条2項)を各求め,
さらに,
▶判決の詳細
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著作権
平成25年12月11日 東京地方裁判所
▶概要
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平成24(ワ)33631却下
著作権確認請求事件
被告中国塗料株式会社
中国塗料技研株式会社
大竹明新化学株式会社
ら 原告A
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著作権法15条2項 民法114条 民事訴訟法115条
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[概要] 1 本件は,原告が,被告らに対し,プログラムの著作物である船舶情報管理シ
ステムの著作権確認を求める訴訟である。
▶判決の詳細
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著作権
平成25年12月11日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ネ)10064控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
控訴人(第1審被告)X 被控訴人(第1審原告)Y
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[概要] 1 本件は,漫画家である被控訴人が,①控訴人の依頼に応じて描いた似顔絵を
控訴人が無断で画像投稿サイトに投稿して被控訴人の著作権(公衆送信権)を
侵害し,かつ,その名誉又は声望を害する方法で著作物を利用し被控訴人の著
作者人格権を侵害した,②控訴人が被控訴人からあたかも殺害予告を受けたか
のような記事をツイッターのサイトに投稿し,被控訴人の名誉を毀損した,と
主張して,控訴人に対し,不法行為に基づく損害賠償として400万円及びこ
れに対する不法行為後の日である平成24年9月29日から支払済みまで民法
所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成25年11月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成23(ワ)29184請求棄却
損害賠償等 (リーグ)
被告株式会社gloops 原告株式会社コナミデジタルエンタテインメント
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民法709条 著作権法2条1項15号 著作権法112条1項 不正競争防止法2条1項3号
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[概要] 本件は,「プロ野球ドリームナイン」というタイトルのゲーム(以下「原告
ゲーム」という。)をソーシャルネットワーキングサービス上で提供・配信し
ている原告が,別紙ゲーム目録記載のゲーム(以下「被告ゲーム」という。)
を提供・配信している被告に対して,主位的に,被告が原告ゲームを複製ない
し翻案して,自動公衆送信することによって,原告の有する著作権(複製権,
翻案権,公衆送信権)を侵害している,また,原告ゲームの影像や構成は周知
又は著名な商品等表示若しくは形態であるところ,被告ゲームの影像や構成等
は,原告ゲームの影像や構成と同一又は類似しているから,不正競争防止法(以
下「不競法」という。)2条1項1号ないし3号の不正競争に該当すると主張
して,被告に対し,著作権法112条1項又は不競法3条の規定に基づき,被
告ゲームの配信(公衆送信,送信可能化)の差止めを求めるとともに,著作権
侵害による不法行為に基づく損害賠償請求,又は不競法4条に基づく損害賠償
請求として5595万1875円及びこれに対する平成23年9月21日(訴
状送達日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金
の支払,並びに弁護士費用相当額として260万円及びこれに対する平成24
▶判決の詳細
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著作権
平成25年11月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成24(ワ)18701請求棄却
損害賠償等請求事件
被告TAC株式会社
X
両名 原告ネットスクール株式会社
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法3条1項 著作権法112条1項 不正競争防止法2条4項
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[概要] 本件は,原告が,①被告らの背信的な引き抜き行為があったなどと主張して,
<ア>被告らに対し,不法行為に基づく損害賠償請求(以下「不法行為請求①」
という。)として,7137万4238円(附帯請求として訴状送達の日の翌
日である平成24年7月21日から支払済みまで民法所定の年5分の割合によ
る遅延損害金)の支払(請求1項のうちの一部),<イ>営業権に基づく差止請
求として,原告従業員及び原告と業務委託契約をしている第三者との接触等の
禁止(請求2項)を求めるとともに,②被告会社の簿記検定試験受験誌におい
て,原告発行の簿記検定試験受験誌が切り離し式暗記カードを付けていること
などを模倣しているから,原告の商品等表示と被告の商品等表示が同一又は類
似であり,原告の編集著作物の侵害であるなどと主張して,<ア>被告らに対し,
不法行為に基づく損害賠償請求(以下「不法行為請求②」という。)として,
458万9500円(附帯請求として上記①<ア>と同様の遅延損害金)の支払
(請求1項のうちの一部)を求めるとともに,<イ>被告会社に対し,不正競争
防止法3条1項又は著作権法112条1項に基づく差止請求として,被告会社
発行の簿記検定試験受験誌に切り離し式の暗記カードを添付する等して出版,
▶判決の詳細
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著作権
平成25年11月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成24(ワ)3677等一部認容
著作権侵害損害賠償等本訴,ブログ記事抹消等反訴請求事件
被告・反訴原告株式会社ジーオーティー
・反訴原告有限会社ジップス・ファ 原告・反訴被告F松本紘明
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著作権法115条
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[概要] 本件は,本訴において,原告・反訴被告(以下「原告」という。)が,被告・
反訴原告(以下「被告」という。)らが漫画を掲載した雑誌を編集,発行した
ことが原告の著作物の著作権及び著作者人格権を侵害すると主張して,被告ら
に対し,不法行為による損害賠償請求権に基づく131万円の連帯支払,被告
株式会社ジーオーティー(以下「被告GOT」という。)に対し,著作権法1
15条に基づく謝罪広告の掲載をそれぞれ求め,反訴において,被告らが,原
告がブログに記事等を掲載したことが被告らの名誉,信用を毀損したと主張し
て,原告に対し,不法行為による損害賠償請求権に基づく各100万円及びこ
れに対する不法行為の後である反訴状送達の日の翌日から支払済みまで民法
所定の年5分の割合による遅延損害金の支払並びに名誉権に基づく記事等の
削除を求める事案である。
▶判決の詳細
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