権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
著作権
令和3年1月14日 大阪高等裁判所
▶概要
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令和1(ネ)1735一部認容
著作権に基づく差止等請求控訴事件
被控訴人郡山柳町商店街協同組合
P2
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著作権法2条1項15号 著作権法114条3項 著作権法114条の5 著作権法112条1項
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[概要] 1 控訴人の請求と訴訟の経過
本件は,控訴人が,被控訴人らが制作して展示した原判決別紙被告作品目録
記載の美術作品(以下「被告作品」という。)は,控訴人の著作物である同別
紙原告作品目録記載の美術作品(以下「原告作品」という。)を複製したもの
であり,被控訴人らは控訴人の著作権(複製権)及び著作者人格権(氏名表示
権及び同一性保持権)を侵害したとして,① 被控訴人らに対し,著作権法1
▶判決の詳細
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著作権
令和2年12月25日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ワ)20130
発信者情報開示請求事件
原告X 被告エキサイト株式会社
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[概要] 1 本件は,漫画家である原告が,経由プロバイダである被告に対し,氏名不詳
者(以下「本件発信者」という。)が,P2P型のファイル共有ソフトを使用
して原告が執筆した漫画の電子データを原告に無断で送信し,上記漫画に係る20
原告の著作権(複製権,公衆送信権)を侵害したことが明らかであるとして,
特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する
法律(以下「プロバイダ責任制限法」という。)4条1項に基づき,上記著作
権侵害行為に係る別紙発信者情報目録記載の各情報(以下「本件発信者情報」
という。)の開示を求める事案である。25
2 前提事実(当事者間に争いのない事実並びに後掲証拠及び弁論の全趣旨によ
り認められる事実)
(1) 当事者
ア 原告は,「X’」との筆名で活動する漫画家であり,「勇者のクズ」1
巻及び2巻(以下,総称して「本件漫画」という。)の著作者である。(甲
▶判決の詳細
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著作権
令和2年12月23日 東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ワ)24035
著作権侵害差止等請求事件
原告A 被告合同会社レカ・コーポレーション
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著作権法114条3項 著作権法112条1項 著作権法30条 著作権法2条1項1号
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侵害 | 20回 | 損害賠償 | 5回 | 許諾 | 4回 | ライセンス | 4回 |
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[概要] 1 本件は,原告が,被告に対し,原告が撮影した別紙1著作物目録記載の写真
(以下「本件写真」という。)を複製したものを,被告が管理運営するウェブ20
サイト((URLは省略)。以下「本件サイト」という。)内に掲載して,本
件写真に係る原告の著作権(複製権,自動公衆送信権(送信可能化権を含む。
以下同じ。))及び著作者人格権(氏名表示権)を侵害し,これにより原告に
損害を与えたと主張して,不法行為に基づく損害賠償として,合計31万10
32円(ライセンス料相当額21万1032円,慰謝料5万円,弁護士費用525
万円)及びこれに対する上記掲載日である平成27年6月29日から支払済み
まで民法(平成29年法律第44号による改正前のものをいう。以下同じ。)
所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を,被告により本件写真の著作権
が侵害されるおそれがあると主張して,著作権法112条1項に基づき,本件
写真を複製し,自動公衆送信し,又は送信可能化することの差止めを,それぞ
れ求める事案である。5
2 当事者の主張
(1) 請求原因
▶判決の詳細
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著作権
令和2年12月17日 東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ワ)3594一部認容
損害賠償等請求事件
原告株式会社URICE 被告Y
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民法709条
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許諾 | 16回 | 侵害 | 7回 | 損害賠償 | 3回 | ライセンス | 1回 |
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[概要] 本件は,原告が,被告に対し,原告は著作物であるソフトウェアについて独
占的利用の許諾を受けていたところ,被告が上記ソフトウェアを無断で複製し,
第三者に公衆送信したことにより,原告は上記独占的利用権を侵害され損害を
被ったと主張して,不法行為による損害賠償請求権(民法709条)に基づき,
384万8460円及びこれに対する不法行為より後の日である令和元年9月
▶判決の詳細
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著作権
令和2年12月10日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)39933等請求棄却
損害賠償等請求事件
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著作権法63条1項 著作権法119条 著作権法114条3項
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[概要] 本訴事件は,音楽著作権に関する著作権等管理事業者である原告が,カラ10
オケ愛好家等を主たる読者とする歌謡情報誌「月刊 歌の手帖」(以下「本件
雑誌」という。)を発行・販売していた被告は,過去20年以上にわたって,
本件雑誌に原告が著作権を管理する音楽著作物(以下「管理著作物」という。)
を掲載するための利用許諾申請をした際,本件雑誌の複製部数を過少に申告
し,原告から受けた利用許諾の範囲を大幅に超える部数の本件雑誌を無断で15
発行・販売し,管理著作物の著作権(複製権)(以下「本件著作権」という。)
を侵害したと主張して,被告に対し,不法行為に基づく損害賠償として,管
理著作物の使用料相当損害金の一部である9071万5884円,これに対す
る平成30年12月26日までの遅延損害金4464万4160円及び弁護
士費用相当損害金907万1588円の合計額である1億4443万16320
2円並びにうち9978万7472円(上記使用料相当損害金及び弁護士費用
相当損害金の合計額)に対する同月27日から支払済みまで民法(平成29年
法律第44号による改正前のもの。以下同じ。)所定の年5分の割合による遅延
損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和2年12月9日 東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ワ)12113
発信者情報開示請求事件
原告創価学会 被告株式会社TOKAIコミュニケーションズ
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著作権法32条1項 著作権法21条
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[概要] 1 本件は,原告が,別紙投稿記事目録記載のIPアドレス(以下「本件IPア
ドレス」という。)を利用している被告に対し,氏名不詳者(以下「本件発信
者」という。)が,ツイッター上に写真を含む投稿(以下「本件投稿」とい
う。)をし,別紙写真目録記載の写真(以下「本件写真」という。)に対する
原告の著作権(公衆送信権)を侵害したことが明らかであるとして,特定電気
通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(以
下「法」という。)4条1項に基づき,別紙発信者情報目録記載の各情報(以
下「本件情報」という。)の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和2年11月25日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(ネ)10027控訴棄却
コンピュータプログラムの著作権にかかる損害賠償請求等請求控訴事件
被控訴人システムギア株式会社
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[概要] 本件は,中央情報システム株式会社(以下「中央情報システム」という。)
の従業員であった控訴人が,中央情報システムを吸収合併した被控訴人に対し,
①中央情報システムが,控訴人が作成した著作物である別紙プログラム目録記
載のプログラム(以下「本件プログラム」)を無断で複製して第三者に売却し
た行為が控訴人の著作権(複製権,譲渡権)の侵害に当たる旨主張して,不法
行為に基づく損害賠償として,1800万円の支払を求めるとともに,本件プ
ログラムの著作権が控訴人に帰属することについての確認を求め,②控訴人が
他の従業員等からパワーハラスメント(以下「パワハラ」という。)やセクシ
ャルハラスメント(以下「セクハラ」という。)を受けたが,中央情報システ
ムがこれを放置したことにより,統合失調症を発症し,入院治療や通院治療を
余儀なくされたなどと主張して,債務不履行又は不法行為に基づく損害賠償と
して,1850万円(慰謝料1800万円及び医療費・交通費50万円)の支
払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和2年11月16日 東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ワ)10689
発信者情報開示請求事件
原告日本コロムビア株式会社
株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント 被告ソフトバンク株式会社
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著作権法96条の2 著作権法102条
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,レコード製作会社である原告らが,インターネット接続プロバイダ
事業を営む被告に対して,被告の用いる電気通信設備を経由したファイル交換5
ソフトウェアの使用によって,原告らがレコード製作者の権利を有するレコー
ドについての送信可能化権(著作権法96条の2)が侵害されたことが明らか
であり,上記のソフトウェアの使用者に対する損害賠償請求等のために必要で
あるとして,特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の
開示に関する法律(以下「法」という。)4条1項に基づいて,別紙発信者情10
報目録記載1ないし4の各情報(以下,併せて「本件各発信者情報」という。)
の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和2年10月28日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(ネ)10071控訴棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件
被控訴人有限会社ピー・エム・エー
Y1
株式会社インターステラー
Y2
Y3
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著作権法114条3項 著作権法114条1項 著作権法27条 民法709条
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侵害 | 108回 | 差止 | 65回 | 損害賠償 | 38回 | 許諾 | 13回 |
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[概要] 1 事案の要旨
⑴ 本件は,被控訴人有限会社ピー・エム・エー(以下「被控訴人ピー・エム
・エー」という。)の委託を受けて,「1risekabu.com」ドメインのウェブサ
イト(以下「原告制作ウェブサイト」という。)を制作した控訴人が,被控
訴人ピー・エム・エー及びその取締役である被控訴人Y1,同取締役であっ
た被控訴人Y2,被控訴人株式会社インターステラー(以下「被控訴人イン
ターステラー」という。)及びその取締役である被控訴人Y3に対し,被控
訴人らが別紙ウェブサイト目録1記載のウェブサイト(「risekaubu.com」ド
メインのウェブサイト。以下「被告ウェブサイト」という。)及び同目録2
記載のウェブサイト(「plusone.socialcast.jp」ドメインのウェブサイト。
以下「本件動画ウェブサイト」という。)を制作して公開した行為が,控訴
人が保有する原告制作ウェブサイトに係る著作物(イラスト,URL名,タ
イトル名,写真,プログラム等)の著作権(複製権,翻案権及び公衆送信権)
及び著作者人格権(公表権,氏名表示権及び同一性保持権)の侵害並びに一
般不法行為に当たるなどと主張して,著作権法112条1項及び2項に基づ
▶判決の詳細
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著作権
令和2年10月23日 東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ワ)1667一部認容
著作権侵害損害賠償請求事件
原告A 被告株式会社アドエイト
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著作権法23条1項 著作権法10条1項8号 著作権法23条 著作権法19条1項
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[概要] 本件は,原告が,被告の管理するウェブサイトに原告が撮影した写真が掲載
され公衆送信権及び氏名表示権が侵害されたなどと主張して,被告に対し,不
法行為に基づき,損害賠償金144万円及びこれに対する不法行為の後の日で
ある令和2年2月15日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法(平成
29年法律第44号による改正前のもの。以下同じ。)所定の年5分の割合に
よる遅延損害金の支払を求める事案である。5
▶判決の詳細
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著作権
令和2年10月23日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ワ)11680
発信者情報開示請求事件
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著作権法96条の2 著作権法102条
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,レコード製作会社である原告らが,インターネット接続プロバイダ
事業を営む被告に対して,被告の用いる電気通信設備を経由したファイル交換
ソフトウェアの使用によって,原告らがレコード製作者の権利を有するレコー
ドについての送信可能化権(著作権法96条の2)が侵害されたことが明らか20
であり,上記のソフトウェアの使用者に対する損害賠償請求等のために必要で
あるとして,特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の
開示に関する法律(以下「法」という。)4条1項に基づいて,別紙3発信者目
録の「日時」欄記載の日時頃に「IPアドレス」欄記載のアイ・ピー・アドレ
スを使用してインターネットに接続していた者についての氏名又は名称,住所25
及び電子メールアドレス(以下,併せて「本件各発信者情報」という。)の開示
を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和2年10月14日 東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ワ)6862
発信者情報開示請求事件
原告創価学会 被告KDDI株式会社
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著作権法30条の2 著作権法32条1項
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[概要] 1 本件は,原告が,経由プロバイダである被告に対し,氏名不詳者(以下「本
件発信者」という。)が,ツイッター(インターネットを利用してツイートと25
呼ばれるメッセージ等を投稿することができる情報ネットワーク)のウェブサ
イトに,原告が著作権を有する別紙写真目録記載の写真(以下「本件写真」と
いう。)を掲載した別紙投稿記事目録記載の投稿記事(以下「本件投稿記事」
という。)を投稿したことによって,本件写真に係る原告の著作権(公衆送信
権)を侵害したことが明らかであるとして,特定電気通信役務提供者の損害賠
償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(以下「プロバイダ責任制限5
法」という。)4条1項に基づき,上記著作権侵害行為に係る別紙発信者情報
目録記載の各情報(以下「本件発信者情報」という。)の開示を求める事案で
ある。
2 前提事実(当事者間に争いのない事実並びに後掲証拠及び弁論の全趣旨によ
り認められる事実)10
(1) 当事者
ア 原告は,宗教法人法に基づいて設立された宗教法人である。
▶判決の詳細
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著作権
令和2年10月14日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和1(ワ)26106請求棄却
損害賠償請求事件
原告X 被告Y
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著作権法27条 著作権法2条1項15号 著作権法114条2項 著作権法112条1項
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[概要] 1 本件は,原告が,被告に対し,被告が制作したキャラクターの画像を用いた「L
INE」のスタンプやグッズを販売する行為が,原告の制作した漫画に係る原告
の著作権(複製権・翻案権,公衆送信権及び譲渡権)並びに著作者人格権(氏名
表示権及び同一性保持権)を侵害するなどと主張して,著作権法112条1項に
基づき,別紙1作品目録の「うるせぇトリ」欄記載の画像を使用した上記スタン5
プ等の商品の作成,販売の差止めを,同条2項に基づき,上記画像及び商品の廃
棄を求めるとともに,民法709条,著作権法114条2項に基づき,損害賠償
として1892万円及びこれに対する不法行為の日である令和元年5月6日か
ら支払済みまで民法(平成29年法律第44条による改正前)所定の年5分の割
合による遅延損害金の支払を求める事案である。10
2 前提事実(当事者間に争いのない事実又は文中掲記した証拠及び弁論の全趣旨
により認定することができる事実)
(1) 原告は,平成16年11月から株式会社リクルートホールディングスの発行
する雑誌「FromA」(以下「本件雑誌」という。)に連載された漫画「M
r.BEAK」(以下「原告漫画」という。)の作者である。15
▶判決の詳細
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著作権
令和2年10月6日 知的財産高等裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ネ)10018控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
被控訴人X
株式会社アクラス
Y1
Y2
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民法709条
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[概要] 1 事案の要旨
⑴ 本件は,一審原告が,一審被告会社は,自らが運営する原判決別紙ウェブ
サイト目録記載のウェブサイト(本件各ウェブサイト)に,一審原告が著作
権を有する原判決別紙著作物目録記載の漫画(本件各漫画)を無断で掲載し,
一審原告の著作権(公衆送信権)を侵害したと主張して,一審被告会社に対
し,民法709条及び著作権法(以下「法」という。)114条1項に基づ
き,損害賠償金1億9324万3288円のうち1000万円及びこれに対
する不法行為日である平成30年7月7日(本件各ウェブサイトへの掲載日
のうち最も遅い日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損
害金の支払を求めるとともに,一審被告会社の現在の代表取締役である一審
被告Y1及び同年8月25日まで代表取締役であったY3(同日死亡。以下
「亡Y3」という。)が,一審被告会社の法令順守体制を整備する義務に違
反して,一審被告会社が上記著作権侵害行為を行う本件各ウェブサイトを運
営することを許容したとして,一審被告Y1及び亡Y3を相続した同人の配
偶者である一審被告Y2に対し,会社法429条1項に基づき,一審被告会
▶判決の詳細
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著作権
令和2年9月25日 東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ワ)9105
発信者情報開示請求事件
原告A 被告KDDI株式会社
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著作権法32条1項 著作権法2条1項1号 著作権法2条
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[概要] 1 本件は,原告が,電気通信事業を営む被告に対し,被告の電気通信設備を用
いてウェブサイトに別紙4写真画像目録記載の画像(以下「本件写真画像」と
いう。)を複製したものが掲載されたことによって,本件写真画像に係る原告の20
著作権(複製権及び自動公衆送信権(送信可能化権を含む。以下同じ。))が侵
害されたことが明らかであるとして,その投稿を行った者(以下「本件投稿者」
という。)に対する損害賠償請求権の行使のため,被告が保有する別紙1発信者
情報目録記載の各情報(以下「本件発信者情報」という。)の開示を受けるべき
正当な理由があるとして,特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び25
発信者情報の開示に関する法律(以下「プロバイダ責任制限法」という。)4条
▶判決の詳細
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著作権
令和2年9月24日 東京地方裁判所
▶概要
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令和1(ワ)31972
発信者情報開示請求事件
原告A
B 被告ソフトバンク株式会社
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[概要] 本件は,原告らが,被告に対し,原告Aの著作物であり原告Bを被撮影者と
する動画の一部等が,被告の提供するプロバイダを経由してインターネット上
のウェブサイトに投稿されたことによって,原告Aの著作権並びに原告Bの肖5
像権及び名誉権が侵害されたところ,各損害賠償請求権の行使のために必要で
あると主張して,それぞれ,特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及
び発信者情報の開示に関する法律(以下「プロバイダ責任制限法」という。)
4条1項所定の発信者情報開示請求権に基づき,上記の各権利侵害に係る発信
者情報である別紙発信者情報目録記載の各情報(以下「本件各情報」という。)10
の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和2年9月24日 東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ワ)7411
発信者情報開示請求事件
原告A 被告株式会社NTTドコモ
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著作権法10条1項8号
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[概要] 本件は,原告が,経由プロバイダである被告に対し,氏名不詳者が,インター25
ネット上のウェブサイトに原告が著作権を有する別紙写真目録の写真(以下「本
件写真」という。)を掲載し原告の著作権(複製権及び公衆送信権)を侵害した
ことが明らかであるなどと主張して,特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の
制限及び発信者情報の開示に関する法律(以下「法」という。)4条1項に基づ
き,上記著作権の侵害に係る発信者情報である別紙発信者情報目録記載の各情報
の開示を求める事案である。5
▶判決の詳細
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著作権
令和2年8月28日 大阪高等裁判所
▶概要
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令和2(ネ)171控訴棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件
被控訴人日本心理テスト研究所株式会社
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著作権法117条2項
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[概要] 以下で使用する略称は,特に断らない限り,原判決の例による。
▶判決の詳細
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著作権
令和2年3月24日 東京地方裁判所
▶概要
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平成31(ワ)10821請求棄却
コンピュータプログラムの著作権にかかる損害賠償等請求事件
被告システムギア株式会社
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民法709条 民法415条
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[概要] 本件は,別紙プログラム目録記載のコンピュータプログラム(以下「本件プロ
グラム」という。)を作成してその著作権を有すると主張する原告が,かつての就25
労先であった中央情報システム株式会社(以下「中央情報システム」という。)を
令和元年8月1日に吸収合併した被告に対し,①中央情報システムが本件プログ
ラムを原告に無断で複製して第三者に売却した行為が原告の著作権(複製権,頒
布権)を侵害する不法行為に該当すると主張して,民法709条に基づき,損害
賠償金1800万円の支払を求めるとともに,本件プログラムの著作権が原告に
帰属することについての確認を求めるほか,②被告が,原告に対するパワーハラ5
スメント(以下「パワハラ」という。)やセクシャルハラスメント(以下「セクハ
ラ」という。)に対して適切な措置を講じることなくこれを放置したことは安全
配慮義務違反に違反するなどして違法であり,それにより原告は統合失調症に罹
患して入院治療や通院治療を余儀なくされたと主張して,民法415条又は70
9条に基づき,損害賠償金1850万円(慰謝料1800万円及び医療費・交通10
費50万円)の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和2年3月19日 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)33203請求棄却
著作権侵害差止等請求事件
原告株式会社Blast 被告株式会社Z-StyleJapan
甲
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著作権法12条1項 著作権法12条 著作権法114条1項 著作権法112条1項
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[概要] 本件は,インターネットを利用した各種サービス等を提供する原告が,同様に5
インターネットを利用した各種サービス等を提供する被告に対し,被告が原告に
無断で別紙物件目録記載のアプリケーション(以下「被告商品」という。)を製作
し,インターネットを通じて顧客に提供した行為が,原告が開発した「Line
ct」(以下「原告商品」という。)について原告が有する著作権(複製権,送信
可能化権,公衆送信権)を侵害すると主張して,①著作権法112条1項に基づ10
き,被告商品の複製,送信可能化又は公衆送信の差止めを,②同条2項に基づき,
被告商品及びその複製物(被告商品を格納した記録媒体を含む。)の廃棄を,③被
告会社に対し,民法709条に基づき,被告甲に対し,会社法429条1項に基
づき,連帯して,損害賠償金2376万円及び不法行為後(本訴状送達の日の翌
日)である平成30年11月3日から支払済みまで年5分の割合による遅延損害15
金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和2年2月25日 東京地方裁判所
▶概要
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令和1(ワ)19689請求棄却
発信者情報開示請求事件
原告A 被告ソフトバンク株式会社
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著作権法14条
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[概要] 本件は,原告が,氏名不詳者によりインターネット上のウェブサイトに投稿
された別紙記事目録の「本件投稿動画」欄記載の動画(以下「本件投稿動画」
という。)は,原告が著作権を有する同目録の「本件著作物」欄記載の動画(以25
下「原告動画」という。)と同一であり,同氏名不詳者が本件投稿動画を投稿し
た行為は原告動画に係る原告の公衆送信権又は送信可能化権を侵害するもの
であることが明らかであると主張して,上記投稿行為に係る経由プロバイダで
ある被告に対し,特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情
報の開示に関する法律(以下「法」という。)4条1項に基づき,本件投稿動画
が投稿されたウェブサイトに最後にログインした者に関する別紙発信者情報5
目録1記載の情報,及び,同人が最後にログインした際に割り当てられたIP
アドレスを,本件投稿動画の投稿日時頃に割り当てられていた者に関する別紙
発信者情報目録2又は同目録3記載の情報(以下,上記3つの情報を併せて「本
件各発信者情報」といい,各情報をいう場合には,目録の番号に従い,「本件発
信者情報1」などという。)の開示を求める事案である。10
▶判決の詳細
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著作権
令和2年2月20日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成31(ネ)10033請求棄却
パブリシティ権侵害等差止等・著作権侵害差止等請求控訴事件
被告の控訴に対する関係において)(以下「一審原告X」という。) 控訴人・被
ジル・スチュアート(アジア)(以下「一審原告会社」という。) 被控訴人・控訴人株式会社サンエー・インター(以下「一審被告」という。)
(一審被告の控訴に対する関係において)(以下「一審原告X」という。)
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著作権法112条1項 著作権法114条3項
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[概要] 1 原審第1事件は,ファッションデザイナーである一審原告X及びそのマネジ
メント会社である一審原告会社が,一審被告に対し,①被告ウェブサイトに被
告表示1(一審原告Xの氏名。別紙被告表示目録記載1の表示を指す。なお,
他の被告表示も,それぞれ同目録記載の表示に対応する。)及び被告表示2
(同人の肖像写真)を掲載した行為は一審原告Xのパブリシティ権を侵害する,
②被告ウェブサイトに被告表示1~4を表示し又は被告商品に被告表示5を付
す行為は,不正競争防止法(平成30年法律第33号による改正前のもの。以
下「不競法」という。)2条1項14号の不正競争行為(品質誤認惹起行為)
に該当し,これにより一審原告らの営業上の利益等が侵害されたなどと主張し
て,一審被告に対し,次の(1)~(5)(控訴の趣旨2項の(1)~(5)にそれぞれ対
応する。)を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和2年2月20日 東京地方裁判所
▶概要
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令和1(ワ)14446請求棄却
発信者情報開示請求事件
原告株式会社K.E.G 被告ソフトバンク株式会社
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著作権法32条1項 著作権法15条1項
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[概要] 本件は,原告が,氏名不詳者によりインターネット上のウェブサイトに投稿
された別紙投稿記事目録記載1ないし5の各内容欄記載の写真(以下,同目録25
の番号に合わせて「本件写真1」ないし「本件写真5」といい,本件写真1な
いし5を併せて「本件各写真」という。)は,原告が著作権を有する別紙著作物
目録記載の各写真(以下,同目録の番号に合わせて「原告写真1-1」ないし
「原告写真5-4」といい,原告写真1-1ないし5-4を併せて「原告各写
真」という。)をつなぎ合わせて作成されたものであり,同氏名不詳者が本件各5
写真を投稿した行為は原告各写真に係る原告の複製権及び公衆送信権を侵害す
るものであることが明らかであると主張して,経由プロバイダである被告に対
し,特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関
する法律(以下「法」という。)4条1項に基づき,本件各写真の投稿に用いら
れたアカウントと同一のアカウントへのログインに用いられた別紙発信者情報10
目録記載1の各IPアドレス(以下「本件各IPアドレス」という。)を同目録
記載1の発信日時頃に割り当てられていた者に係る同目録記載2の情報(以下,
「本件各発信者情報」という。)の開示を求める事案である。
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著作権
令和2年2月19日 東京地方裁判所
▶概要
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平成31(ワ)9347
発信者情報開示請求事件
原告創価学会 被告KDDI株式会社
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著作権法32条1項
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,原告が,被告の電気通信設備を経由してされたインターネット上の短文投
稿サイトである「ツイッター」(以下「ツイッター」という。)への別紙2投稿記事
目録記載1及び2の各投稿記事(以下,同別紙の番号順に「本件記事1」などとい
い,これらを一括して「本件記事」という。)において,本件記事1中の写真(以下5
「本件記事写真1」という。)及び本件記事2中の2名の人物とピアノが写った写真
(以下「本件記事写真2」といい,本件記事写真1と併せて「本件記事写真」とい
う。)が掲載され,本件記事写真を含む本件記事の投稿によって,別紙3写真目録記
載1及び2の各写真(以下,同別紙の番号順に「本件写真1」などといい,これら
を一括して「本件写真」という。)についての原告の著作権(公衆送信権)が侵害さ10
れたことが明らかであり,本件記事の投稿者(以下「本件投稿者」という。)に対す
る損害賠償請求等を行うために,被告の保有する別紙1発信者情報目録記載の発信
者情報(以下「本件発信者情報」という。)の開示が必要であると主張して,被告に
対し,特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関す
る法律(以下「法」という。)4条1項に基づき,本件発信者情報の開示を求める事15
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著作権
令和2年2月19日 東京地方裁判所
▶概要
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令和1(ワ)23122一部認容
損害賠償請求事件
原告株式会社WILL 被告A
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著作権法114条3項 著作権法23条1項 著作権法114条1項
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[概要] 1 事案の要旨25
本件は,映画の著作物である別紙著作物目録記載の著作物(以下「本件著作物」
という。)の著作権を有する原告が,本件著作物をインターネット上の動画共有サイ
トにアップロードした被告に対して,被告の当該行為によって本件著作物について
の原告の公衆送信権が侵害されたとして,不法行為による損害賠償請求権に基づき
著作権法114条3項による損害金341万2430円及びこれに対する訴状送達
の日の翌日である令和元年9月15日から支払済みまで民法所定の年5分の割合に5
よる遅延損害金の支払を求める事案である。
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著作権
令和2年1月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)30795請求棄却
著作権侵害差止等請求事件
原告X1X2 被告株式会社丹青社
株式会社ルーセントデザイン
Y
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著作権法27条 著作権法2条1項1号 著作権法114条1項 著作権法112条1項
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[概要] 1 本件は,原告らが,被告丹青社及び被告ルーセントが制作した別紙被告作品5
目録記載の「Prism Chandelier」(以下「被告作品」という。)は,原告らが
制作した著作物である別紙原告作品目録記載の照明用シェード(以下「原告作
品」という。)を改変したものであるから,被告らが被告作品を制作,販売,
貸与又は展示する行為は原告らの翻案権及び同一性保持権を侵害すると主張
して,著作権法112条1項及び2項に基づき,被告らに対し,被告作品の制10
作,販売,貸与及び展示の差止めを求めるとともに,被告丹青社及び被告ルー
セントによる上記翻案権侵害及び同一性保持権侵害により,原告らは財産的損
害及び精神的損害を被ったと主張して,民法709条(財産的損害につき同条
及び著作権法114条1項)に基づき,被告丹青社及び被告ルーセントに対し,
550万円(財産的損害330万円,精神的損害220万円)及びこれに対す15
る被告丹青社につき平成30年10月6日から,被告ルーセントにつき同月7
日から(いずれも不法行為の後である訴状送達日の翌日),支払済みまで民法
所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求め,併せて,著作権法115
条に基づき,名誉回復措置として謝罪広告の掲載を求める事案である。
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著作権
令和2年1月27日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)12572請求棄却
著作権侵害差止等請求事件
原告株式会社仮説創造研究所 被告株式会社ナカシマ
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著作権法112条1項 著作権法27条 著作権法12条1項
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[概要] 1 本件は,ビジュアル・アイデンティティ(以下「VI」という。)の制作等を
目的とする株式会社である原告が,被告並びに被告が後に吸収合併してその権利義
務を承継した株式会社ナカシマエナジー(以下「ナカシマエナジー」という。)及
び株式会社播磨喜水(以下「播磨喜水」という。)からの依頼を受けて制作,納品
した制作物に関して,被告に対し,以下の各請求をする事案である。5
(1) 別紙原告制作物目録記載1-1~1-6の各パッケージデザイン(以下,目
録記載の番号順に「原告パッケージデザイン1-1」などといい,これらのパッケ
ージデザインを併せて「原告各パッケージデザイン」という。)に関する請求
ア 未払報酬支払請求(前記第1の1(1))
原告は,播磨喜水からの依頼を受けて制作,納品した原告各パッケージデザイン10
に係る報酬につき,合計1260万1440円(原告パッケージデザイン1-1及
び1-2につき405万8000円,同1-3及び1-4につき187万円,同1
-5につき326万6000円,同1-6及び1-7につき247万4000円,
これらに対する消費税(8%)合計93万3440円)の未払報酬があるとして,
播磨喜水を吸収合併した被告に対し,主位的にはデザイン業務委託契約に基づき,15
▶判決の詳細
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著作権
令和2年1月22日 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)11982請求棄却
発信者情報開示請求事件
原告X 被告クラウドフレアインク
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[概要] 1 本件は,漫画「人生リセット留学。」(以下「本件著作物」という。)の著
作権者である原告が,被告に対し,被告がサーバーを提供しているウェブサイ
トに氏名不詳者が本件著作物を無断でアップロードしたことにより,原告が有20
する公衆送信権及び送信可能化権が侵害されたことが明らかであり,権利の侵
害に係る発信者情報の開示を受ける正当な理由があると主張して,特定電気通
信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(以下
「プロバイダ責任制限法」という。)4条1項に基づき,被告に対し,別紙発
信者情報目録1及び2記載の各発信者情報(以下,符号に従い「本件発信者情25
報1」及び「本件発信者情報2」といい,併せて「本件各発信者情報」という。)
の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和2年1月22日 東京地方裁判所
▶概要
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令和1(ワ)28535
発信者情報開示請求事件
原告創価学会 被告ビッグローブ株式会社
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著作権法32条1項
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,原告が,被告の電気通信設備を経由してされたインターネット上の短文
投稿サイトである「ツイッター」(以下「ツイッター」という。)への別紙2投稿記
事目録記載1ないし3の各投稿記事(以下,これらを一括して「本件記事」という。)
中の写真部分を含む画像(以下,これらを一括して「本件画像」という。)の掲載に25
よって,別紙3写真目録記載の写真(以下「本件写真」という。)についての原告の
著作権(複製権,公衆送信権)が侵害されたことが明らかであり,本件記事の投稿
者(以下「本件投稿者」という。)に対する損害賠償請求等を行うために,被告の保
有する別紙1発信者情報目録記載の発信者情報(以下「本件発信者情報」という。)
の開示が必要であると主張して,被告に対し,特定電気通信役務提供者の損害賠償
責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律4条1項に基づき,本件発信者情報5
の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和2年1月14日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)7538一部認容
損害賠償請求事件
被告P2
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著作権法114条3項 民法709条 著作権法119条1項
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[概要] 本件は,著名な彫刻家である故富永直樹(以下「訴外直樹」という。)の単独相
続人である原告が,被告において訴外直樹の作品を複製した行為が,訴外直樹の著
作権(複製権)の侵害行為に当たるとして,被告に対し,著作権法114条3項,
民法709条に基づく損害賠償(原告が相続した訴外直樹の損害賠償請求権及び相
続後の原告固有の損害賠償請求権)として,1億2580万円及びこれに対する不25
法行為の後の日である平成30年9月14日(本件訴状送達の日の翌日)から支払
済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和1年12月26日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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令和1(ネ)10048一部認容
損害賠償請求控訴事件
控訴人兼被
X 被控訴人兼控訴人Y
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著作権法114条3項 民法709条 著作権法21条 民事訴訟法61条
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,1審原告が,1審被告が1審原告の著作物である別紙写真目録記載
の写真(以下「本件写真」という。)の画像データを一部改変の上,オンライ
ン・カラオケサービスのアカウントの自己のプロフィール画像等としてアップ
ロードした行為が1審原告の著作権(複製権及び公衆送信権)及び著作者人格
権(氏名表示権及び同一性保持権)の侵害行為に当たる旨主張して,1審被告
に対し,著作権侵害及び著作者人格権侵害の不法行為に基づく損害賠償として,
168万9848円及びうち84万4924円に対する平成28年1月7日か
ら,うち84万4924円に対する同年2月18日から各支払済みまで民法所
定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和1年12月23日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)6004請求棄却
民事訴訟 著作権
被告日本心理テスト研究所株式会社
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著作権法114条2項 著作権法117条2項
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[概要] 1 本件は,原告が,別紙商品目録1及び2記載の各用紙(以下,目録の番号に
従って,「被告用紙1」などといい,これらを総称して「被告各用紙」という。)
を発行,販売及び頒布する被告の行為が,昭和41年に創作されたYG性格検査法25
の検査用紙(以下「昭和41年用紙」という。)の著作権(以下「本件著作権」と
いう。複製権,譲渡権)に係る原告の共有持分権を侵害するとして,被告に対し,
本件著作権に基づき,被告各用紙の発行等の差止め(著作権法117条2項,1項,
112条1項)及び被告の占有に係る被告各用紙の廃棄(同法117条2項,1項,
112条2項)を求めるとともに,本件著作権侵害の不法行為に基づき,損害賠償
金2640万円及びこれに対する不法行為の後の日である平成30年7月18日5
(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害
金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和1年12月12日 東京地方裁判所
▶概要
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平成31(ワ)11185
発信者情報開示請求事件
原告SODクリエイト株式会社
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[概要] 本件は,原告が,被告のインターネット接続サービスを介してインターネッ
ト上のウェブサイトに投稿された別紙動画目録1及び2記載の動画(以下「本
件各動画」という。なお,個別の動画をいうときには,別紙動画目録の番号を
用いて,「本件動画1」などという。)は,原告が著作権を有する動画の一部を
抜き出し繋ぎ合わせたものであり,原告の上記動画に係る公衆送信権を侵害す25
るものであることが明らかであるとして,経由プロバイダである被告に対し,
特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関す
る法律(以下「法」という。)4条1項に基づき,本件各動画の投稿に関する別
紙1及び2の各「発信者情報目録」記載の情報(以下,これらを併せて「本件
各発信者情報」という。)の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和1年11月25日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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令和1(ネ)10043控訴棄却
著作権に基づく差止等請求控訴事件
控訴人株式会社日本入試センター 被控訴人株式会社受験ドクター
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著作権法112条1項
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[概要] 1 本件は,学習塾等の運営に当たって原判決別紙1-1及び1-2の各問題
(本件問題)並びに同別紙1-3及び1-4の「解答と解説」と題する各解説
(本件解説)を作成した控訴人が,控訴人とは別個に本件問題についての解説
(被告ライブ解説)をインターネット上で動画配信した被控訴人に対し,①被
控訴人が被告ライブ解説に際して本件問題及び本件解説を複製して利用するこ
とによって控訴人の複製権を侵害した旨主張し,また,②被告ライブ解説は本
件問題及び本件解説の翻案であるから翻案権の侵害に当たる旨主張して,被告
に対し,著作権法112条1項に基づき,上記動画等の配信の差止め及びその
予防を求めるとともに,同法114条2項に基づき,損害賠償の一部請求とし
て1500万円及びこれに対する不法行為の日以後である平成30年6月13
日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅
延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和1年11月18日 大阪地方裁判所
▶概要
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令和1(ワ)6020
損害賠償請求事件
原告の著作権
の
各雑誌に係る著作権(複製権,自動公衆送信権〔送信可能化権を含む。
は,本件各アップロード行為により,以下のとおり,合計1億6558万0
の著作権について
各雑誌(合計353号)について,いずれも,何らかの方法により電子
各雑誌に係る著作権(複製権,自動公衆送信権)を侵害するものである。
各雑誌複製ファイル(本件各少年マガジンエッジに係るファイルを除
の単位利益額
の逸失利益額(上記ア)その他本件に現れた一切の事情を考慮すると,被告
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著作権法114条1項
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[概要] 1 原告の主張(請求原因)
(1) 原告の著作権
別紙著作物目録の「著作物の名称」欄記載の各漫画雑誌合計353号(以下,こ25
れらを併せて「原告各雑誌」という。また,誌名ごとに併せて「本件各週刊少年マ
ガジン」のようにいい,個別の雑誌については,誌名及び同別紙の番号欄記載の番
号を組み合わせて「本件週刊少年マガジン1」のようにいう。)は,いずれも編集
著作物であるところ,原告は,そのいずれについても,編集著作者として著作権を
有する。
(2) 被告らの著作権侵害行為5
被告らは,共謀の上,被告P3が,別紙著作物目録の「created」欄記載の各日時
頃,「サイバーロッカー」と呼ばれるオンラインストレージサイト(本件で問題と
なるオンラインストレージサイトは複数あるが,以下,一括して「本件サイバーロ
ッカー」という。)のサーバに,各日時に対応する同別紙の「著作物の名称」欄記
載の各漫画雑誌について,自ら購入した電子書籍の画面を表示させた上でキャプチ10
ャする方法により電子化させたファイル(以下「原告各雑誌複製ファイル」とい
▶判決の詳細
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著作権
令和1年11月7日 東京地方裁判所
▶概要
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令和1(ワ)11736
発信者情報開示請求事件
原告有限会社プレステージ
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民事訴訟法61条 著作権法23条1項
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[概要] 1 本件は,映画の著作物について著作権を有すると主張する原告が,一般利用
者に対してインターネット接続プロバイダ事業等を行っている被告に対し,被25
告の提供するインターネット接続サービスを経由して上記映画を何者かが原告
に無断でインターネットの動画投稿サイトである「FC2動画」にアップロー
ドした行為によって原告の公衆送信権(著作権法23条1項)が侵害されたと
主張して,特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開
示に関する法律(以下「プロバイダ責任制限法」という。)4条1項に基づき,
被告が保有する発信者情報の開示を求める事案である。5
2 請求原因(原告の主張)
原告は,別紙著作物目録記載の映像作品(以下「本件著作物」という。)
の著作権者である。このことは,本件著作物に係る動画が原告のウェブサイ
トで販売されていることのほか,本件著作物を収録したDVDのパッケージ
に原告の社名及び登録商標が発売元として通常の方法によって表示され,原10
告の法人名の下に公表されていることから明らかである。
▶判決の詳細
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著作権
令和1年11月7日 大阪高等裁判所
▶概要
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令和1(ネ)1187控訴棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件
被告)株式会社Bee 控訴人(一審原告)P1 被控訴人(一審被告)株式会社Bee
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著作権法29条1項 著作権法2条1項10号 著作権法112条1項 著作権法4条
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[概要] 以下で使用する略称は,特に断らない限り,原判決の例による。
▶判決の詳細
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著作権
令和1年10月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)32519等一部認容
発信者情報開示請求事件
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[概要] 1 本件は,原告が,インターネット上の動画共有サービスを運営する被告ユー
チューブ及び被告ユーチューブにおける通信にサーバーの提供等をしている被告グ
ーグルに対して,被告らの電気通信設備を経由してされたインターネット上のウェ20
ブサイトへの動画の掲載によって,当該動画において再生された文章に係る原告の
著作権(複製権,公衆送信権及び翻案権)が侵害されたことが明らかであり,被告
ユーチューブの保有する別紙発信者情報目録1記載の各情報(以下「本件発信者情
報1」という。)及び被告グーグルの保有する別紙発信者情報目録2記載の各情報
(以下「本件発信者情報2」という。また,本件発信者情報1と併せて「本件発信25
者情報」という。)が,その侵害に係る発信者情報であって,上記の各動画の投稿を
した者ら(以下「本件各投稿者」という。)に対する損害賠償請求を行うために被告
らの保有する発信者情報の開示が必要であるとして,特定電気通信役務提供者の損
害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(以下「法」という。)4条1
項に基づき,第1事件において被告ユーチューブに対し本件発信者情報1の開示を,
第2事件において被告グーグルに対し本件発信者情報2の開示を,それぞれ求める5
事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和1年10月30日 東京地方裁判所
▶概要
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令和1(ワ)15601一部認容
損害賠償(著作権等侵害)請求事件
被告B
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著作権法114条3項
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[概要] 1 事案の要旨20
本件は,原告が,別紙原告写真目録記載の写真(以下「本件写真」という。)は
原告の著作物であり,被告において本件写真を複製し,ウェブサイトにアップロー
ドして公衆送信したことにより,原告の著作権(複製権,公衆送信権)を侵害する
とともに,原告の名誉又は声望を害する方法により著作物を利用する行為として原
告の著作者人格権を侵害すると主張して,被告に対し,不法行為による損害賠償請25
求権に基づき,損害金160万円(著作権侵害につき41万8316円,著作者人
格権侵害につき118万1684円の合計であると解される。)及びこれに対する
本件写真のアップロード日である平成30年3月17日から支払済みまで民法所定
年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和1年10月23日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成31(ネ)10018一部認容
損害賠償請求本訴,使用料規程無効確認請求反訴控訴事件
控訴人株式会社ひのき 被控訴人一般社団法人日本テレビジョン放送著作権協会
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著作権法114条3項 著作権法114条4項 著作権法68条 著作権法99条2項
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[概要] 1 事案の要旨
本訴は,著作権等管理事業法に基づき登録を受けた著作権等管理事業者であ
り,放送法で定めるテレビジョン放送による地上基幹放送を行う放送事業者か
ら信託により著作権及び著作隣接権の有線放送権等の管理委託を受けた被控
訴人が,有線テレビジョン放送事業を行っている控訴人に対し,控訴人は被控
訴人の許諾を受けることなく平成26年4月1日以降継続して上記放送事業
者の地上テレビジョン放送を受信して有線放送し,被控訴人の著作権及び著作
隣接権の有線放送権を侵害したと主張して,有線放送権侵害の不法行為に基づ
く損害賠償請求として,民法709条,著作権法114条3項及び4項により,
3億5913万0024円(被控訴人が平成25年9月4日に文化庁長官に届
け出た使用料規程(甲5。本件使用料規程)に基づく使用料相当損害金3億2
648万1840円及び弁護士費用3264万8184円の合計額)及びうち
1億7812万6438円(平成26年4月1日から平成28年3月31日ま
での分)に対する平成28年9月10日(訴状送達の日の翌日)から支払済み
まで,うち1億8100万3586円(平成28年4月1日から平成30年3
▶判決の詳細
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