権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
不正競争
平成28年11月1日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)803請求棄却
損害賠償請求事件
被告P1 原告株式会社成学社
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不正競争防止法2条1項7号 民事訴訟法61条
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[概要] 本件は,学習塾を経営する原告が,かつて原告に在職し,現在,原告の経営する
学習塾から直線距離で2.18km の場所に開設された学習塾で稼働している被告ら
に対し,同被告らの同学習塾開設に向けての原告在職中の行為を問題として,請求
原因として,主位的に雇用契約上の付随義務違反,第1次予備的に就業規則に定め
られた競業避止義務違反,第2次予備的に顧客情報を不正利用した不正競争行為(不
正競争防止法2条1項7号),第3次予備的に不法行為,第4次予備的に誓約書に基
づく合意違反を主張して,被告らに対し,債務不履行(主位的,第1次予備的,第
4次予備的請求)又は不法行為(第2次予備的,第3次予備的請求)に基づく損害
賠償請求として,2820万5331円(逸失利益としての損害2570万533
1円,弁護士費用相当額250万円の合計額)の連帯支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年10月31日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10058控訴棄却
不正競争行為差止等請求控訴事件
被告)カネハツ食品株式会社井上尚司 控訴人(一審原告)ケンコーマヨネーズ株式会社 被控訴人(一審被告)カネハツ食品株式会社井上尚司
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不正競争防止法2条1項1号
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[概要] 1 本件は,別紙控訴人商品目録記載の商品(以下「控訴人商品」という。)を
販売している控訴人が,別紙被控訴人商品目録記載の商品(以下「被控訴人商品」
という。)を販売している被控訴人に対し,控訴人の商品等表示として需要者の間
に広く認識されている控訴人商品に係る商品等表示(以下「控訴人表示」という。)
と類似の商品等表示を使用した被控訴人商品を販売し,又は,販売のために展示し,
控訴人商品と混同を生じさせる行為を行っている(不正競争防止法2条1項1号)
と主張して,被控訴人に対し,①同法3条1項に基づく営業上の利益の侵害の予防
請求としての被控訴人商品の販売及び販売のための展示の差止請求,②同条2項に
基づく営業上の利益の侵害の予防請求としての被控訴人商品の廃棄請求,③同法4
条及び5条1項に基づく838万8000円の損害賠償及びこれに対する不法行為
後(訴状到達日の翌日)である平成27年10月16日から支払済みまで民法所定
の年5分の割合による遅延損害金の支払請求を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年10月31日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10051控訴棄却
不正競争行為差止等請求控訴事件
被告)株式会社INK 控訴人(一審原告)株式会社メディアハーツ島川知子 被控訴人(一審被告)株式会社INK
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不正競争防止法2条1項3号 不正競争防止法2条4項
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[概要] 本件は,控訴人商品を販売する控訴人が,被控訴人商品が控訴人商品の形態を模
倣したものであるから被控訴人による被控訴人商品の販売は不正競争防止法2条1
項3号の不正競争に当たるとともに,被控訴人による被控訴人商品の販売及びウェ
ブ広告の配信は債務不履行に当たると主張して,被控訴人に対し,①同法3条1項
に基づく被控訴人商品の販売の差止め,②同条2項に基づく被控訴人商品の販売に
関する広告の禁止及び被控訴人商品の廃棄,③同法4条,5条2項に基づく損害賠
償金6840万円のうち500万円(一部請求)及び債務不履行に基づく損害賠償
金500万円の合計1000万円並びにこれに対する不正競争行為の後であり,訴
状送達の日の翌日である平成27年10月29日から支払済みまで民法所定の年5
分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年10月27日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10053控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (ワークの加工装置)
控訴人株式会社モトロニクス 被控訴人森川産業株式会社
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特許法100条1項 特許法36条4項
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[概要] 本判決の略称は,特段の断りがない限り,原判決に従う。
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年10月27日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)10522等請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法5条2項 不正競争防止法19条1項3号 不正競争防止法2条1項15号
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[概要] 1 事案の概要
【本訴請求事件】
本件本訴請求事件は,原告が,被告に対し,原告の販売するインクジェットプリ
ンタ用のリサイクルインクカートリッジの包装のうち,別紙原告表示目録記載の各
表示(以下同目録記載1の表示を「原告表示1」,同2の表示を「原告表示2」とい
い,これらを併せて「原告各表示」という。)が原告の商品等表示として周知になっ
ており,被告が原告各表示に類似する別紙被告表示目録記載の各表示(以下同目録
記載1の表示を「被告表示1」,同2の表示を「被告表示2」といい,併せて「被告
各表示」という。)を使用するリサイクルインクカートリッジを販売などする行為が
不正競争防止法2条1項1号の不正競争に該当するとして,下記請求をした事案で
ある。
記
① 同法3条1項に基づく被告商品目録記載の各商品の譲渡等の差止請求(本訴
請求(1)),
② 同項に基づく被告製造販売に係るリサイクルインクカートリッジの包装への
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年10月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)360等請求棄却
不正競争行為差止請求事件,同承継参加申出事件,プログラム著作権確認請求事件
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著作権法27条 不正競争防止法2条1項4号
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[概要] 1 事案の要旨
第1事件は,原告ソフトウェア部品社が,被告に対し,本件営業秘密部プロ
グラムが第1事件原告の営業秘密に当たるところ,被告がこれを取得して使用
し,被告製品を製造して販売したことが不正競争(不正競争防止法2条1項4
号又は5号,10号)に当たると主張して,同法3条1項及び2項に基づき被
告製品の販売差止め及び廃棄等を求めるとともに,第1事件承継参加人らが,
被告に対し,原告ソフトウェア部品社と本件営業秘密部プログラムを共有する
に至ったと主張して承継参加を申し出て,上記請求と同趣旨の請求をする事案
である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年10月13日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)2504一部認容
不正競争行為差止等請求事件
被告株式会社全功 原告全秦通商株式会社
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不正競争防止法5条2項 不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法2条1項13号 不正競争防止法5条3項
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[概要] 本件は,原告の別紙原告標章目録記載の各標章(以下「原告各標章」といい,そ
れぞれを「原告標章1」,「原告標章2」などという。)を営業表示として用いる
原告が,被告に対して下記請求をした事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年10月12日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)23322確認
不正競争行為差止等請求事件
被告甲 原告マイケル・ジョセフ・ジャクソン遺産財団コーポレーテッド
トライアンフインターナショナルイン
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民事訴訟法134条 不正競争防止法2条1項14号
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[概要] 1 本件は,世界的に著名なミュージシャンである訴外マイケル・ジャクソン
(以下「マイケル」という。)の遺産を管理する財団である原告マイケル・
ジョセフ・ジャクソン遺産財団(以下「原告遺産財団」という。)が被告に
対しマイケルのアニメの製作等に係る権利を付与する内容の「Minute Of Und
erstanding」(覚書。以下「本件MOU」という。)と題する証書が真正に
成立したものであることを前提として,被告が代表者であった分離前の相被
告マイケル・ジャクソン・ジャパン株式会社(以下「MJJ」という。)が,
国内の第三者に対し,マイケルの肖像等の使用許諾をしていることに関して,
①原告遺産財団が,被告に対し,本件MOUにおける原告遺産財団代理人の
署名は偽造であると主張して,民事訴訟法134条に基づき,本件MOUが
真正に成立したものでないことの確認を求め,②マイケルの氏名及び肖像の
使用を第三者に許諾する業務を営んでいる原告トライアンフ インターナシ
ョナル インコーポレーテッド(以下「原告トライアンフ」という。)が,
被告に対し,被告がマイケルの肖像等の使用権の許諾を受けていないにもか
かわらず,その旨の許諾を受けている旨を表示して,第三者に対してライセ
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年9月8日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)2690請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
被告C
D 原告A
B
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不正競争防止法2条1項4号 不正競争防止法2条1項5号 不正競争防止法2条6項
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[概要] 本件は,原告らが,被告らに対し,被告Cが不正の手段により原告らの営業
秘密である本件顧客情報を取得し,被告らがこれを使用した行為又は第三者が
不正の手段により本件顧客情報を取得し,被告らがこれを取得して使用した行
為がそれぞれ不正競争(前者につき不正競争防止法2条1項4号及び5号,後
者につき同項5号又は6号)に当たると主張して,①同法3条1項及び2項に
基づく本件顧客情報を用いた顧客勧誘行為等の差止め及び記録媒体等からの本
件顧客情報の抹消等,②同法4条,民法709条に基づく損害賠償金5000
万円(原告A社につき4000万円,原告B社につき1000万円。いずれも
内金請求)及びこれに対する不正競争行為の後の日である訴状送達の日の翌日
(被告D社につき平成27年2月21日,被告Cにつき同月22日)から支払
済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の連帯支払を求める事案で
ある。
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年8月23日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)5281請求棄却
商号使用差止等請求事件
被告株式会社ヤマタカ 原告株式会社山高工務店
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不正競争防止法3条 不正競争防止法2条1項1号
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[概要] 本件は,アスベスト除去工事,ダイオキシン類対策工事等を主な業務とする原告
が,同種業務を行う被告による原告の商号と類似する商号の使用行為が,不正競争
防止法2条1項1号の不正競争又は会社法8条1項の「不正の目的」をもった類似
商号の使用に当たると主張して,不正競争防止法3条又は会社法8条2項に基づき,
被告に対し,その商号の使用差止めと商号登記の抹消登記手続をするよう求める事
案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年7月27日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10028控訴棄却
不正競争行為差止等請求控訴事件
控訴人株式会社ビリーブ 被控訴人スケーター株式会社
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[概要] 1 訴訟の概要(略称は,特に断らない限り,原判決に従う。)
⑴ 本件は,控訴人が,被控訴人に対し,控訴人が販売する原判決別紙1の上段
の番号1から34記載の商品及びこれらの各商品に別紙2のようにケースを付属さ
せた形態を有する「エジソンのお箸」という商品名の練習用箸(原告商品)の形態
は,控訴人の商品等表示として需要者の間に広く認識されているものであり,被控
訴人が製造・販売する原判決別紙被告商品目録1から20記載の「デラックストレ
ーニング箸」という商品名の箸(被告商品)は,上記原告商品の形態と同一の形態
を備えているから,被控訴人による被告商品の販売は,原告商品と混同を生じさせ
る行為であり,不競法2条1項1号所定の不正競争に該当すると主張して,被告商
品の製造・販売の差止め及び廃棄を求めるとともに,損害賠償の一部としての10
0万円及びこれに対する訴状送達の日の翌日である平成26年12月9日から支払
済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年7月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)17021等請求棄却
損害賠償請求事件 (サロン木もれ陽)
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民法709条 民法415条 民法656条
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[概要] 1 甲事件は,原告Aが,
(1) 被告Bが,その経営するサロンにおいて,平成26年1月から同年6月まで
の間,被告C及び被告Dとともに「脱がないリンパケア講座」と題する講座を提供
した行為は,被告Bが原告A及び原告ナビスポーツ(以下,併せて「原告ら」とい
う。)から示された原告らの営業秘密を不正の利益を得る目的で使用する不正競争
行為(不正競争防止法〔以下「不競法」という。〕2条1項7号)に当たり,被告
C及び被告Dも同不正競争行為を共同して行った者として連帯責任を負うほか,被
告C及び被告Dの行為は,被告Bが不正の利益を得る目的で開示した上記営業秘密
をそれと知りながら使用する不正競争行為(同項8号)に当たると主張して,不正
競争行為の不法行為による損害賠償請求権(同法4条)に基づき,被告らに対し,
損害賠償金350万円及びこれに対する不法行為後の日である平成26年8月7日
から支払済みまでの民法所定年5分の割合による遅延損害金の連帯支払を求め(前
記第1の1(1)),
(2) 被告Bが上記(1)のとおり「脱がないリンパケア講座」を提供した行為は,原
告Aと被告Bとの間の準委任契約に付随して被告Bが負う秘密保持義務に違反する
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年7月21日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)2505等
不正競争行為差止等請求事件(第1事件)不正競争行為差止請求事件(第2事件)
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法2条1項13号 不正競争防止法2条 民事訴訟法61条
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[概要]
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年7月21日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)11151等請求棄却
不正競争行為差止等請求事件,業務禁止等請求事件
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民事訴訟法248条 不正競争防止法2条1項7号 不正競争防止法5条2項 不正競争防止法2条6項
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[概要] 1 請求の要旨
本件は,①錫器(錫製品)の製造に関する事業に携わる原告らが,被告らにおい
て,錫器の製造に使用する別紙記載の合金(以下「本件合金」という。)に係る営業
秘密を不正の利益を得る目的で使用して錫製品を製造販売していることが,不正競
争防止法2条1項7号の不正競争に該当すると主張して,被告らに対し,同法3条
1項に基づいて,本件合金につき,製造等の差止め,廃棄を求めるとともに,②錫
器の製造を行う原告会社が,上記不正競争行為により損害を被ったと主張して,被
告らに対し,同法4条に基づき,連帯して損害金2296万円及びこれに対する上
記不正競争行為の後であり,訴状送達の日の翌日以降である平成26年12月12
日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案
である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年7月20日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10128請求棄却
損害賠償請求控訴事件,損害賠償請求反訴控訴事件
控訴人・被
(本訴原告・反訴被告)
・被
(本訴被告・反訴原告)
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民法709条
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[概要] 本件の本訴は,原告が,原告の製品である本件製品には欠陥がないにもかかわら
ず,被告が同製品には欠陥があるなどとして苦情を申し立てるとともに,本件製品
の販売店に対して本件製品及び原告自身について虚偽の内容を記載した書面を配布
することにより,原告の名誉・信用を毀損し業務を妨害したことが,①主位的には
不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条1項14号(平成27年法律第54
号による改正前のもの。以下同じ。)所定の不正競争に該当する旨主張して,被告に
対し,同法3条1項に基づき「本件製品には欠陥がある」又は「原告は無責任な会
社である」旨の表現を行うことの差止め,同法14条に基づき,営業上の信用ない
し名誉の回復措置として上記販売店への謝罪文の送付,並びに不競法4条に基づき,
損害賠償金1760万円(慰謝料1600万円,弁護士費用160万円,売上げ喪
失等による損害950万5000円の合計2710万5000円の一部請求)及び
これに対する不正競争行為後の日である平成25年8月1日から支払済みまで民法
所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求め,②予備的には民法上の不法行
為に該当する旨主張して,被告に対し,同法723条に基づき,営業上の信用ない
し名誉の回復措置として上記販売店への謝罪文の送付,並びに同法709条に基づ
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年7月19日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)33398請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
被告クラシエホームプロダクツ株式会社 原告株式会社グライド・エンタープライズ
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法2条1項3号 不正競争防止法2条4項 不正競争防止法5条1項
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[概要] 本件は,原告が,①原告の販売する別紙原告商品目録記載のフェイスマスク
(以下「原告商品」という。)の形態が原告の商品等表示として需要者の間に
広く認識される状態に至っていたところ,被告が販売を開始した別紙被告商品
目録記載のフェイスマスク(以下「被告商品」という。)の形態は原告商品の
形態と類似し,原告商品と混同を生じさせるから,被告による被告商品の販売
が,不正競争防止法2条1項1号の不正競争行為に当たる旨,②被告商品は,
原告商品の形態を模倣したものであるから,被告による被告商品の販売が,同
条1項3号の不正競争行為に当たる旨主張して,被告に対し,同法3条1項及
び2項に基づき,被告商品の製造・販売・販売のための展示の各差止め並びに
被告商品の廃棄を求める(前記第1の1,2)と共に,同法4条に基づき,損
害賠償金1329万5000円及びこれに対する訴状送達の日の翌日から支
払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める(前記第
1の3)事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年6月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)22423請求棄却
損害賠償等請求事件
被告株式会社マイクロウエア
東阪電子機器株式会社 原告株式会社UCHIOWILL
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不正競争防止法2条1項7号 不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法7条 不正競争防止法2条6項
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[概要] 1 事案の要旨
原告は,被告マイクロウエアに対し,平成22年4月12日付け開発請負基
本契約(以下「本件基本契約」という。)に基づき,印章自動製作販売装置の
開発・製造等を依頼し,同被告は,被告東阪電子機器に対し,同装置のハード
ウェア部分の開発・製造等を依頼した。これを受けて,被告らは,印章自動製
作販売装置「SABBシリーズ」(以下「原告製品」という。)を開発し,原
告に納入した。その後,被告らは,別紙物件目録記載1の印章自動製作販売装
置(以下「被告製品」という。)を開発,製造し,販売している(なお,原告
は,被告マイクロウエアが同目録記載2及び3の部分の開発,製造をしている
旨主張するものと解される。)。
本件は,原告が,①被告らによる被告製品の開発,製造及び販売等は,債務
不履行(本件基本契約に基づき原告が有する独占的製造販売権の侵害等)及び
不法行為(自由競争原理を逸脱するような態様による原告の営業活動上の利益
の侵害)に該当する旨,②被告らは,上記開発・製造の際に,原告保有の営業
秘密を不当に使用・開示し,これは不正競争防止法2条1項7号ないし9号に
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年6月23日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)12149一部認容
不正競争行為差止等請求事件
被告株式会社サカイ生化学研究所
P1 原告株式会社日本医学臨床検査研究所
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不正競争防止法2条1項7号 民事訴訟法64条
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[概要] 1 事案の概要
本件は,臨床検査会社である原告が,原告を退職した幹部従業員であった被告P
1及び同被告が就職した被告株式会社サカイ生化学研究所(以下「被告会社」とい
う。)に対し,下記請求をした事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年6月13日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10137控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
控訴人株式会社DNA 被控訴人株式会社成翔
Y1
Y2近藤明彦
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不正競争防止法2条1項7号 不正競争防止法2条6項
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[概要] 1 事案の要旨
(1) 本件請求の要旨
本件は,会員組織を利用して栄養補助食品等を販売している控訴人が,控訴人の
元会員である被控訴人らに対し,①被控訴人らが共同して,控訴人の営業秘密(不
正競争防止法2条6項)であるとする原判決別紙「DNA会員名簿」(控訴人名簿)
を使用して原判決別紙「商品目録」記載の商品(被控訴人商品。なお,同目録1及
び2記載の商品をそれぞれ「被控訴人商品1」及び「被控訴人商品2」という。)の
販売勧誘をしているとして,[1]営業秘密の不正使用(不正競争防止法2条1項7号)
に基づいて被控訴人商品を控訴人名簿記載の者に販売等することの差止め(同法3
条1項)と,[2]同不正競争に基づく平成26年6月から平成27年5月分までの控
訴人の減収分に係る損害賠償金の一部である3000万円の連帯支払(不正競争防
止法4条)をそれぞれ求めるとともに,②被控訴人らが共謀して,控訴人名簿記載
の者に対して虚偽情報の流布等をしているとして,忠実義務違反又は信義則違反の
一般不法行為(民法709条,719条)に基づいて上記同額の損害賠償金の連帯
支払を求める事案である(不正競争防止法に基づく損害賠償請求とは選択的併合)。
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年5月31日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)15928請求棄却
損害賠償等請求事件
被告株式会社VIVIT
A
B 原告出水商事株式会社
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不正競争防止法3条2項 不正競争防止法2条1項5号 不正競争防止法2条1項4号 民法715条
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,原告が,①原告の元従業員である被告Aらが,原告在職中に,被告
会社を設立し,原告の取引先である海外のワイン生産者らに対し,原告を中傷
した上で被告会社として取引を希望する旨のメールを送ったり,原告における
後任者に虚偽の引継ぎをしたりするなどし,原告退職後に,被告会社において,
原告と取引関係のあった海外のワイン生産者らからワインを購入した,②被告
Aらが,原告の営業秘密たる別紙営業秘密目録記載の顧客名簿(コンピュータ
ー内の記録媒体又はその他の電磁的記録媒体に保存された電磁的データ及び
これを出力した印刷物を含む。以下「本件顧客名簿」という。)を不正に取得・
使用し,又は被告会社に開示して,本件顧客名簿に記載された顧客に対し,被
告会社として営業活動を行い,被告会社も,被告Aらによる本件顧客名簿の不
正開示を知ってこれを取得・使用したなどと主張して,被告らに対し,次の各
請求をする事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年5月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)10534請求棄却
契約金返還等請求事件 (筋力トレーニング方法)
被告KAATSUJAPAN株式会社 原告株式会社サーナアルファ
Aⅰ
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不正競争防止法2条1項7号 特許法69条 民法95条
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,(1) 原告サーナアルファが,被告に対し,同原告によるVRC法の実施
は,被告が同原告に提供した不正競争防止法2条1項7号所定の営業秘密の不正使
用又は不正開示に当たらないとして,同原告のVRC法の実施行為について,被告
が同原告に対して同法3条1項に基づく差止請求権及び同法4条に基づく損害賠償
請求権を有しないことの確認を求めるとともに,同原告が被告と締結した契約(後
に定義する原告サーナアルファ契約)は,錯誤により無効(民法95条)である旨
主張して,不当利得返還請求権に基づき,同原告が上記契約に基づいて被告に支払
った金員相当額合計304万9570円及びこれに対する平成26年10月29日
(訴状送達の日)から支払済みまでの民法所定年5分の割合による遅延損害金の支
払を求め,(2) 原告Aⅰが,被告に対し,同原告が被告と締結した各契約(後に定
義する原告Aⅰ各契約)は,いずれも錯誤により無効(民法95条)である旨主張
して,不当利得返還請求権に基づき,同原告が上記各契約に基づいて被告に支払っ
た金員相当額合計728万2608円及びこれに対する平成26年10月29日
(訴状送達の日)から支払済みまでの民法所定年5分の割合による遅延損害金の支
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年5月24日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)12481請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
原告リモワゲーエムベーハー
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不正競争防止法5条2項 不正競争防止法2条
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[概要] 本件は,スーツケース等を製造販売している原告が,その製造販売に係るスーツ
ケースの表面形状は原告の商品等表示として周知であり,これに類似した表面形状
を使用した別紙被告商品目録記載1ないし4のスーツケースの被告による販売は原
告の商品と混同を生じさせる不正競争防止法2条 1 項 1 号の不正競争に該当する行
為であると主張し,被告に対し,同法3条に基づき同行為の差止め及び上記被告販
売に係るスーツケースの廃棄を求めるとともに,同法4条に基づき損害賠償として
757万9440円及びこれに対する不法行為の日の後である平成27年1月10
日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案
である。
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不正競争
平成28年5月13日 大阪高等裁判所 棄却
▶概要
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平成27(ネ)3118控訴棄却
不正競争行為差止等請求控訴事件
控訴人兵神装備株式会社 被控訴人武蔵エンジニアリング株式会社
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不正競争防止法2条1項1号
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,原判決別紙原告表示目録記載の各標章(以下,同別紙に従い個別に
「原告表示1ないし4」ともいう。)が,その製造販売する回転容積式一軸偏
心ねじポンプ(以下「一軸偏心ねじポンプ」という。)及び同ポンプの構造を
もつディスペンサーの商品等表示として著名ないし周知となっているとする控
訴人が,被控訴人に対し,被控訴人による原判決別紙被告表示目録記載の各表
示をその商品の商品等表示として使用して製造販売等する行為が不正競争防止
法2条1項1号又は2号に該当する旨主張して,同法3条1項に基づき原判決
別紙被告表示目録記載の表示を付した商品の製造販売等の差止め,同条2項に
基づきその廃棄及び表示の抹消を求めるとともに,同法4条に基づき損害賠償
として844万6200円及びこれに対する不法行為の日の後である平成26
年9月25日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支
払を求める事案である。
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不正競争
平成28年5月9日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)8187請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
被告楽天株式会社 原告株式会社生活と科学社
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不正競争防止法2条1項1号 商標法2条3項8号 商標法38条2項
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[概要] 本件は,後記の各商標権を有し,後記の各登録商標を自己の商品等表示として使
用する原告が,被告が,インターネット上の検索エンジンにおける検索結果表示ペ
ージの広告スペースに,別紙表示目録記載の文言に自社サイトへのハイパーリンク
を施す方式による広告を表示した行為が,原告の各商標権の侵害行為に当たるとと
もに,不正競争防止法2条1項1号の不正競争行為に当たる旨主張して,商標法3
6条1項又は不正競争防止法3条1項に基づいて,上記の表示の差止めを求めると
ともに,民法709条又は不正競争防止法4条(いずれも共同不法行為である場合
の民法719条を含む。)に基づいて,損害金1593万6386円及びこれに対す
る平成26年9月13日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5
分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である(商標権侵害に基づく請求と
不正競争防止法に基づく請求は,選択的併合の関係にある。)。
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不正競争
平成28年4月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)29222請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
被告株式会社INK 原告株式会社メディアハーツ島川知子
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不正競争防止法2条1項3号 不正競争防止法5条2項 不正競争防止法2条4項 不正競争防止法19条1項5号
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[概要] 本件は,別紙原告商品目録記載の商品(以下「原告商品」という。)を販売
する原告が,被告に対し,被告商品が原告商品の形態を模倣したものであるの
で被告による被告商品の販売が不正競争防止法2条1項3号の不正競争に当た
るとともに,被告による被告商品の販売及びウェブ広告の配信が債務不履行に
当たると主張して,①同法3条1項に基づく被告商品の販売の差止め,②同条
2項に基づく被告商品の販売に関する広告の禁止及び被告商品の廃棄,③同法
4条,5条2項に基づく損害賠償金500万円(内金請求)及び債務不履行に
基づく損害賠償金500万円の合計1000万円並びにこれに対する不正競争
行為の後であり,訴状送達の日の翌日である平成27年10月29日から支払
済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案であ
る。
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不正競争
平成28年4月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)28027請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
被告カネハツ食品株式会社井上尚司 原告ケンコーマヨネーズ株式会社
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法5条1項
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[概要] 本件は,別紙原告商品目録記載のとおりの表示(以下「原告表示」という。)
がされた商品(以下「原告商品」という。)を販売している原告が,別紙被告
商品目録記載のとおりの表示(以下「被告表示」という。)がされた被告商品
を販売している被告に対し,周知の商品等表示である原告表示と類似する被告
表示を使用した被告商品の販売等をする不正競争行為(不正競争防止法2条1
項1号)をしていると主張して,①同法3条1項,2項に基づき被告商品の販
売等の差止め及び廃棄,②同法4条及び5条1項に基づき損害賠償金838万
8000円及びこれに対する不法行為の後(訴状送達日の翌日)である平成2
7年10月16日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金
の支払を求める事案である。
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不正競争
平成28年4月21日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)31898請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
被告株式会社TEG 原告貴金属精錬加工センター
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法5条2項
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[概要] 本件は,原告が,被告に対し,原告が行っているリスティング広告を利用し
た節税を目的とする金の小分け加工サービス(以下「原告サービス」という。)
が商品等表示であって,被告によるリスティング広告を利用した金インゴット
の精錬分割加工サービス(以下「被告サービス」という。)の提供が不正競争
防止法2条1項1号(以下「1号」という。)の不正競争に当たると主張して,
①同法3条1項及び2項に基づく被告サービスの提供の差止め及び広告の削
除,②同法4条及び5条2項に基づく損害賠償金1980万円及びこれに対す
る不法行為の後の日(訴状送達の日の翌日)である平成27年12月2日から
支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案で
ある。
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年3月8日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10118控訴棄却
民事訴訟 不正競争
控訴人株式会社インタープライズ・ 被控訴人株式会社リブ・コンサルティングコンサルティング
合同会社オートビジネス・
Y1
Y2
Y3
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[概要] 1 本件は,コンサルタント業務を主たる業務とする控訴人が,控訴人の元代表
取締役であった被控訴人Y3,専務取締役であった被控訴人Y1,執行役員で
あった被控訴人Y2,被控訴人Y1が代表取締役を務める被控訴人リブ社及び
被控訴人Y2が代表取締役を務める被控訴人オートビジネス社(いずれもコン
サルタント業務を業とする会社)に対し,被控訴人ら(全部又はその一部)は,
共謀の上,①控訴人に対し,被控訴人リブ社,被控訴人Y3又は被控訴人オー
トビジネス社との間で,不当に高額な業務委託料額による業務委託契約を締結
させ,同委託料を支払わせるなどすることによって損害を与え,また,②控訴
人の営業秘密である顧客情報等を不正に取得するなどした上,控訴人所属のコ
ンサルタントを引き抜き,顧客を奪うなどして控訴人に損害を与えたなどと主
張して,不法行為(又は不正競争行為)に基づく損害賠償を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年2月24日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10119控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
被告)株式会社WEB広報鍬竹昌利 控訴人(原告)X1
(原告)X2 被控訴人(被告)株式会社WEB広報鍬竹昌利
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[概要] 1 本件は,弁護士である原告らが,被告に対し,被告が被告ウェブサイトにお
いて,「弁護士は,料金が高い」,「法律のプロの力を借りなければ削除が難しいサイ
トだけに限って弁護士に依頼すれば,全体の費用を大幅に減らすことができます」
等と表示し,「ネット削除に詳しい弁護士」として原告らの氏名を表示したことが,
(1)原告らよりも契約条件において有利であるかのような表示をしている点におい
て品質等誤認表示(平成27年7月10日法律第54号による改正前の不正競争防
止法〔以下「不競法」という。〕2条1項13号)に,(2)原告らと被告とは競争関
係にあるところ,原告らの料金が不相当に高額であり,被告に比べて「コストパフ
ォーマンスが悪い」との営業上の信用を害する虚偽の事実の告知(不競法2条1項
14号)にそれぞれ当たり,これにより原告らの営業権が侵害され,原告らの名誉,
信用に対する損害を被ったと主張して,慰謝料各80万円の支払を求めた事案であ
る。
原判決は,原告らの請求をいずれも棄却した。これに対し,原告らは,控訴をし
た。
2 前提事実
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年2月15日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)17362請求棄却
損害賠償請求事件
被告A 原告株式会社ティアラ
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[概要] 1 本件は,美容室を経営する原告が,かつて原告の従業員の地位にあった被告
に対し,被告が原告の顧客情報を盗み出したことが,被告による原告の営業秘密の
不正取得行為(不正競争防止法〔以下「不競法」という。〕2条1項4号)に当た
り,原告は,同行為により営業上の利益を侵害されたと主張して,不正競争による
損害賠償請求権(不競法4条)に基づき,損害賠償金375万円及びこれに対する
訴状送達の日の翌日である平成27年9月7日から支払済みまでの民法所定年5分
の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年2月9日 知的財産高等裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10109請求棄却
損害賠償請求控訴事件 (発光ダイオード)
控訴人兼附帯被
日亜化学工業株式会社 被控訴人兼附帯控訴人株式会社立花エレテック
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不正競争防止法2条1項14号 不正競争防止法4条 民法709条 特許法2条3項1号
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[概要] 一審被告は,発明の名称を「発光ダイオード」とする発明に係る特許(特許第4
530094号)の特許権者であるところ,一審原告が,原判決別紙物件目録記載
1及び2の各製品の輸入,譲渡又は譲渡の申出を行っており,一審原告による当該
輸入,譲渡又は譲渡の申出が上記特許権の侵害に当たるとして,一審原告に対し特
許権侵害訴訟を提起するとともに,原判決別紙プレスリリース目録に記載のとおり
のプレスリリースを一審被告のウェブサイト上に掲載した。
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年2月5日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)29417請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
被告スケーター株式会社 原告株式会社ビリーブ
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民法709条 不正競争防止法1条1項1号
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[概要] 1 本件は,別紙1の上段の番号1ないし34の商品及びこれらの各商品に別紙
2のようにケースを付属させた形態を有する練習用箸(商品名「エジソンのお
箸」。以下,原告が販売しているこれらの「エジソンのお箸」を総称して「原
告商品」といい,別紙1の上段の各商品を,その付された番号に従って「原
告商品1」ないし「原告商品34」という。)を販売する原告が,別紙被告商
品目録1ないし20記載の商品(商品名「デラックストレーニング箸」。以下,
これらを総称して「被告商品」という。)を製造・販売する被告に対し,原告
商品の形態は周知な商品等表示であるところ,被告商品がこれと同じ形態を有
しており,混同が生じる蓋然性が高いと主張して,不正競争防止法(以下「不
競法」という。)3条1項,2項に基づき,被告商品の製造・販売の差止め及
び廃棄を求めるとともに,民法709条・不競法5条1項に基づいて,損害金
2800万円のうち100万円及びこれに対する不法行為の後の日である平
成26年12月9日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5
分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年1月14日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)7033請求棄却
不正競争差止等請求事件
被告株式会社セラヴィ
株式会社スタイリングライフ 原告A
B中村小裕
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不正競争防止法2条1項3号 不正競争防止法19条1項5号 民法719条1項 不正競争防止法5条3項2号
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[概要] 本件は,別紙原告加湿器目録記載1~3の加湿器(以下,それぞれを同目録
記載の番号により「原告加湿器1」などという。)の開発者である原告らが,
被告らに対し,被告商品の形態は原告加湿器1及び2の形態に依拠し,これら
を模倣したものであって,被告らによる被告商品の輸入及び販売は上記加湿器
に係る原告らの著作権(譲渡権又は二次的著作物の譲渡権)を侵害するととも
に,不正競争(不正競争防止法2条1項3号)に当たると主張して,①同法3
条1項及び2項又は著作権法112条1項及び2項(選択的請求)に基づき,
被告商品の輸入等の差止め及び廃棄,②民法709条,719条1項及び不正
競争防止法5条3項2号又は著作権法114条3項(選択的請求)に基づき,
被告らにつき損害賠償金120万円及びこれに対する不法行為の後の日(訴状
送達の日の翌日)である平成27年3月24日から支払済みまで民法所定の年
5分の割合による遅延損害金の連帯支払,被告セラヴィにつき損害賠償金12
0万円及びこれに対する同日から支払済みまで同割合による遅延損害金の支払
を求める事案である。
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不正競争
平成27年12月17日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)6406請求棄却
民事訴訟 不正競争
被告P1
P2 原告一般社団法人たかみクリニック
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不正競争防止法2条1項7号 不正競争防止法2条1項14号 不正競争防止法2条1項9号 民事訴訟法61条
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[概要] 本件は,大阪府茨木市内で在宅療養支援診療所(以下「原告診療所」という。)
を営む原告が,同診療所の元従業員であり,退職後,同様の在宅療養支援診療
所の業務委託を受けている被告P1(以下「被告P1」という。)及び同診療
所を開設した被告P2(以下「被告P2」という。)に対し,被告らは共同し
て,被告P1において原告診療所の患者に関する情報を持ち出して使用する不
正競争防止法2条1項7号該当の行為及び患者に対し原告診療所が組織改編し
て被告P2の診療所となった旨の虚偽の事実を告げて原告の営業上の信用を害
する同項14号該当の不正競争をなし,被告P2において被告P1の提供する
患者の情報が不正取得されたものであることを知りながら使用する同項9号該
当の不正競争行為をなし,原告に損害を与えたと主張して,①同法3条1項に
基づく住所録及びカルテの各写しの使用禁止,②同条2項に基づくレセプトコ
ンピュータ登録画面及びカルテの各写しの廃棄,③同法4条に基づく損害賠償
(遅延損害金を含む。),④同法14条に基づく信用回復措置としての文書の
交付をそれぞれ求めた事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成27年12月10日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)2587等請求棄却
不正競争防止法違反行為差止等請求事件
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[概要] 第1事件は,観賞用水槽内の水を排出するための吸水パイプである別紙原
告製品目録記載の各製品(以下,それぞれを同目録の番号により「原告製品
1」などといい,これらを「原告各製品」と総称する。)を販売する原告が,
同様の吸水パイプである被告各製品を販売する被告に対し,被告各製品の形
態は原告の商品等表示として広く認識されている原告各製品の形態と類似し
ており,その販売は不正競争防止法(平成27年法律第54号による改正前
のもの。以下「法」という。)2条1項1号所定の不正競争に当たると主張
して,法3条に基づき被告各製品の譲渡等の差止め及び廃棄を,法4条に基
づき損害賠償金543万1200円及び遅延損害金の支払を求めた事案であ
る。
第2事件は,被告が,原告が多数の小売店等に対し被告各製品の販売が不
正競争に当たる旨の文書を送付した行為が虚偽事実の告知として法2条1項
14号所定の不正競争に当たると主張して,原告に対し,法3条1項に基づ
き上記事実の告知等の差止めを,法4条に基づき損害賠償金100万円及び
遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成27年12月8日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10070控訴棄却
不正競争行為差止等請求控訴事件
被告)アイリスオーヤマ株式会社江間由実子 控訴人(原告)株式会社ヘルシーロースター 被控訴人(被告)アイリスオーヤマ株式会社江間由実子
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不正競争防止法2条1項1号
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[概要] 1 本件は,原告が,自らが販売するノンダクト式無煙ロースターに付している
原判決別紙原告商品等表示目録1及び2の表示(以下「原告表示」という。)が原告
の商品等表示として周知であり,被告がこれに類似する被告表示を調理器具やその
包装に付して販売し,広告物等に付して使用するなどしたことにより,原告の商品
等との混同を生じさせた旨主張して,不正競争防止法2条1項1号,3条1項及び
2項に基づき,被告の使用する被告表示の使用の差止め,上記表示を付した商品の
廃棄等を求めるとともに,同法4条に基づく損害賠償金6468万円の内金68万
円及びこれに対する不法行為の後である訴状送達の日の翌日(平成26年8月30
日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事
案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成27年11月26日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)9099請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
被告株式会社ジェイシーシー
P1 原告光成薬品株式会社
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不正競争防止法2条1項4号 不正競争防止法2条1項5号 民事訴訟法61条
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[概要] 本件は,医薬品の卸売を業としている原告が,医薬品の卸売を行っている被
告株式会社ジェイシーシー(以下「被告会社」という。)及び同被告において
稼働する原告の元従業員である被告P1(以下「被告P1」という。)に対し,
被告P1は原告の営業秘密である顧客情報を不正に取得して持ち出した不正競
争防止法2条1項4号該当の不正競争行為をなしたもの,被告会社は上記不正
取得行為が介在したことを知って上記顧客情報を取得し使用した同条同項5号
又は6号該当の不正競争行為をなしたものと主張し,①被告会社に対しては同
法3条に基づく営業活動の差止め及び顧客情報の抹消・廃棄を求め,②被告ら
に対しては同法4条に基づく損害賠償請求とともに,不法行為の日の後である
被告P1については平成26年10月10日から,被告会社については同月7
日からそれぞれ支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の連帯
支払を求めている事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成27年11月11日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)25645請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
被告株式会社アオヤギコーポレーション 原告株式会社メテックス
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不正競争防止法2条1項3号 不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法19条1項3号 不正競争防止法2条5項
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[概要] 1 本件は,原告が,被告に対し,(1)①主位的には,被告の販売に係る別紙物
件目録記載の防災用キャリーバッグ(以下「被告商品」という。)は,原告の販
売に係る防災用キャリーバッグ(商品名「EX.48サバイバルローラーバッグ
パワーグランデ」。平成23年9月1日から販売開始。以下「原告商品」とい
う。)の形態を模倣したものであり,被告による被告商品の販売は,不正競争防止
法2条1項3号の不正競争行為に該当すると主張して,②予備的には,原告商品の
形態は,遅くとも平成25年11月頃までに,原告の商品等表示(商品又は営業を
表示するもの)として需要者の間に広く認識されている状態に至っているところ,
被告商品の形態は,原告商品の形態と類似し,原告商品と混同を生じさせるから,
被告による被告商品の販売は,同項1号の不正競争行為に該当すると主張して,平
成25年11月から平成26年6月までの8か月間の被告商品の販売につき,同法
5条2項に基づき,不法行為による損害賠償金200万円及びこれに対する平成2
6年10月8日(不法行為後である訴状送達の日の翌日)から支払済みまでの民法
所定年5分の割合による遅延損害金の支払を求める(前記第1の3)とともに,
(2)上記(1)の②に掲げたとおり,被告が被告商品を譲渡し,引き渡し,譲渡若しく
▶判決の詳細
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不正競争
平成27年11月5日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)9005
商号使用差止等請求事件
被告株式会社ユー・シー・シー 原告ユーシーシーホールディングス株式会社
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不正競争防止法2条1項2号 商標法37条1号 民事訴訟法61条 不正競争防止法3条1項
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[概要] 1 請求原因
(1) 当事者
ア 原告は,コーヒー関連事業等を行うUCCグループを構成する各会社の
株式等を保有して当該会社の事業活動の支配,管理業務等を目的とする株
式会社である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成27年11月5日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)7399
不正競争行為差止請求事件
被告株式会社ユーイッツシステム 原告株式会社三井住友銀行
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不正競争防止法2条1項2号 不正競争防止法2条1項1号
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[概要] 原告は,別紙「請求の原因」のとおり,請求の原因を述べた。
第2 著名表示冒用行為
▶判決の詳細
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