権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
特許権
令和6年7月10日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(行ケ)10145審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (発光装置)
原告日亜化学工業株式会社 被告特許庁長官
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特許法17条の2 特許法159条2項 特許法49条
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがない。)
(1) 原告は、令和4年5月10日、発明の名称を「発光装置」とする特許出願5
(特願2022-77536号、当初の請求項の数8)をした。この出願(本
願)は、以下の特許出願を順次分割して新たな出願としたものである。
▶判決の詳細
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著作権
令和6年7月10日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(ネ)10008
発信者情報開示請求控訴事件
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著作権法2条1項9号 著作権法23条1項
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[概要] 1 請求25
主文2項と同旨
2 原審の判断及び控訴の提起
原審は、本件各通信は著作物を「送信可能化」する行為に該当せず、本件
各通信に係る情報の流通によって控訴人の権利が侵害されたと認めることは
できないとして、控訴人の請求を全部棄却した。
▶判決の詳細
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著作権
令和6年7月10日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10109
発信者情報開示請求控訴事件
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著作権法2条1項9号 著作権法23条
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[概要] 1 請求25
主文2項と同旨
2 原審の判断及び控訴の提起
原審は、本件各通信は著作物を「送信可能化」する行為に該当せず、本件
発信者情報は「権利の侵害に係る発信者情報」に当たらないとして、控訴人
の請求を全部棄却した。
▶判決の詳細
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著作権
令和6年7月10日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(ネ)10006
発信者情報開示請求控訴事件
被控訴人ソフトバンク株式会社
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著作権法2条1項9号
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[概要] 1 事案の要旨
⑴ 本件は、別紙作品目録記載の動画(以下「本件動画」という。)の著作権を25
有する控訴人(1審原告。以下「原告」という。)が、電気通信事業者である
被控訴人(1審被告。以下「被告」という。)に対し、氏名不詳者ら(以下「本
件各氏名不詳者」という。)において、P2P方式のファイル共有プロトコル
であるBitTorrent(以下「ビットトレント」という。)を利用し、
本件動画を複製して作成された動画ファイルを送信可能化したことにより、
本件動画に係る原告の送信可能化権を侵害したことが明らかであり、原告の5
損害賠償請求のために、被告が保有する別紙発信者情報目録記載の各情報(以
下「本件各発信者情報」という。)の開示を受けるべき正当な理由があると主
張して、特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開
示に関する法律(以下「プロバイダ責任制限法」という。)5条1項に基づき、
本件各発信者情報の開示を求める事案である。10
⑵ 原審は、本件各氏名不詳者が、本件動画の表現上の本質的な特徴を直接感
得することのできる程度の情報を送信可能化したと認めることはできないか
▶判決の詳細
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著作権
令和6年7月10日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10108
発信者情報開示請求控訴事件
被控訴人ソフトバンク株式会社
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著作権法2条1項9号 著作権法23条1項 著作権法2条
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[概要] 1 事案の要旨
(1) 本件は、別紙3映像作品目録記載の映像作品(本件映像作品)の著作権25
を有する控訴人(1審原告。以下「原告」という。)が、電気通信事業者で
ある被控訴人(1審被告。以下「被告」という。)に対し、氏名不詳の発信
者(本件発信者)において、P2P方式のファイル共有プロトコルであるビ
ットトレントを利用し、本件映像作品を複製して作成された動画ファイルを
送信可能化したことにより、本件映像作品に係る原告の送信可能化権を侵害
したことが明らかであり、原告の損害賠償請求のために、被告が保有する別5
紙1発信者情報目録記載の各情報(本件発信者情報)の開示を受けるべき正
当な理由があると主張して、特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限
及び発信者情報の開示に関する法律(以下「プロバイダ責任制限法」とい
う。)5条1項に基づき、本件発信者情報の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
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商標権
令和6年7月8日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(行ケ)10010審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
原告株式会社グリーンメディック 被告特許庁長官
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商標法3条1項6号
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[概要] 1 特許庁における手続の経過等(当事者間に争いがない。)
(1) 原告は、令和4年2月9日、「オンライン医療モール」の文字を標準文
字で表してなる商標(本願商標)について登録出願した。その指定商品及び25
指定役務は、第9類「電子応用機械器具及びその部品、コンピュータプログ
ラム及びコンピュータソフトウェア、アプリケーションソフトウェア、記録
された又はダウンロード可能なコンピュータソフトウェアプラットフォー
ム」、第35類「医師の紹介、市場調査又は分析、商品の販売に関する情報
の提供、経営の診断又は経営に関する助言、事業の管理、コンピュータデー
タベースへの情報編集、消費者のための商品及び役務の選択における助言と5
情報の提供」及び第44類「医療に関する相談、医療に関する相談の媒介、
医療に関する情報の提供、医療に関するコンサルティング、インターネット
による医療に関する情報の提供、調剤、服薬指導、健康診断、健康管理、ダ
イエット・栄養摂取又は健康管理に関する情報の提供、栄養の指導、ダイ
エット・健康管理に関する助言・指導・診断」である。10
(2) 原告は、令和5年2月1日付けで、本願商標が商標法3条1項6号に該
▶判決の詳細
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商標権
令和6年7月8日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(行ケ)10011審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
原告株式会社グリーンメディック 被告特許庁長官
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商標法3条1項6号
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[概要] 1 特許庁における手続の経過等(当事者間に争いがない。)
(1) 原告は、令和4年2月9日、「デジタル医療モール」の文字を標準文字
で表してなる商標(本願商標)について登録出願した。その指定商品及び指25
定役務は、第9類「電子応用機械器具及びその部品、コンピュータプログラ
ム及びコンピュータソフトウェア、アプリケーションソフトウェア、記録さ
れた又はダウンロード可能なコンピュータソフトウェアプラットフォーム」、
第35類「医師の紹介、市場調査又は分析、商品の販売に関する情報の提供、
経営の診断又は経営に関する助言、事業の管理、コンピュータデータベース
への情報編集、消費者のための商品及び役務の選択における助言と情報の提5
供」及び第44類「医療に関する相談、医療に関する相談の媒介、医療に関
する情報の提供、医療に関するコンサルティング、インターネットによる医
療に関する情報の提供、調剤、服薬指導、健康診断、健康管理、ダイエッ
ト・栄養摂取又は健康管理に関する情報の提供、栄養の指導、ダイエット・
健康管理に関する助言・指導・診断」である。10
(2) 原告は、令和5年2月1日付けで、本願商標が商標法3条1項6号に該
▶判決の詳細
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不正競争
令和6年7月8日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和5(ワ)70654請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
原告株式会社北隆館 被告A
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[概要] 本件は、牧野富太郎の著作である「牧野日本植物圖鑑」という図鑑を出版す
る原告が、原告の元従業員であり、別紙書籍目録記載の書籍(以下「被告書籍」
という。)を出版する被告に対し、被告書籍に使用された「牧野日本植物圖鑑」
という表示(以下「本件題号」という。)は不正競争防止法(以下「不競法」
という。)2条1項1号又は2号所定の「商品等表示」に該当し、本件題号を25
付した被告書籍の出版又は販売は、不正競争行為に当たると主張して、不競法
3条1項に基づき本件題号の使用の差止めを求めるとともに、不競法4条に基
づき損害賠償金1009万5000円及びこれに対する不正競争行為日の後
の日(訴状送達日の翌日)から支払済みまで民法所定の年3分の割合による遅
延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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その他
令和6年7月8日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和5(ワ)70722
妨害禁止等請求事件
原告A
B 被告ハチドリーム株式会社
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民法656条 民法651条1項 民法1条3項
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[概要] 1 事案の概要
本件は、いわゆるカップルユーチューバーである原告らが、タレントのマ
ネジメント会社である被告に対し、被告との間で締結した令和4年4月16
日付けマネジメント契約が終了していることの確認を求める事案である。25
なお、原告らは、被告においてマネージャー募集に関するウエブサイト広
告(別紙参照)に原告らの肖像及びグループ名を使用する行為が、原告らの
パブリシティ権侵害等を構成すると主張して、上記肖像及びグループ名の削
除を求める請求をしていたところ、被告は、争点整理の一環として、任意に
削除したことから、原告らは、上記請求を取り下げ、被告もこれに同意した。
▶判決の詳細
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商標権
令和6年7月8日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(行ケ)10087審決取消訴訟一部認容
審決取消請求事件
原告デンツプライシロナインコーポレーテッド 被告株式会社DentalBank
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商標法4条1項11号 商標法4条1項15号 商標法4条1項7号 商標法4条1項19号
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[概要] 本件は、商標登録無効審判請求に係る不成立審決の取消訴訟である。争点は、
後記1の登録商標(以下「本件商標」という。)が、①商標法4条1項11号に
掲げる商標、②同項15号に掲げる商標、③同項19号に掲げる商標、④同項7
号に掲げる商標に、それぞれ該当するか否かである。10
▶判決の詳細
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不正競争
令和6年7月4日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10112原判決変更
損害賠償請求控訴事件
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不正競争防止法5条2項 不正競争防止法2条1項20号 不正競争防止法4条
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[概要] 1 本件は、生ごみ処理機の製造及び販売を行う被控訴人が、控訴人がその販売
する業務用生ごみ処理機についてウェブページ(控訴人ウェブページ)上に掲
載した表示は、その品質について誤認させるようなものであり、この表示をし
た行為は不正競争防止法2条1項20号の不正競争に該当し、これにより被控10
訴人の営業上の利益が侵害されたと主張して、控訴人に対し、同法4条に基づ
き、損害金1億3605万6823円の一部である9164万3940円及び
うち4928万円に対する令和4年2月2日(不正競争行為の後の日)から、
うち4236万3940円に対する令和5年5月27日(令和5年5月23日
付け訴えの変更の申立書が控訴人に送達された日の翌日)から、各支払済みま15
で民法所定年3パーセントの割合による遅延損害金の支払を求めた事案である
(一部請求)。
原判決は被控訴人の請求を全て認容したので、控訴人が原判決を不服として
控訴した。
▶判決の詳細
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著作権
令和6年7月2日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和5(ワ)5412請求棄却
著作権侵害差止等請求事件
原告P1 被告P2
P3
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[概要] 本件は、原告が、別紙被告作品目録記載の各作品(以下、総称して「被告各作品」
という。)を制作、販売等する被告らの行為は、原告の著作権(複製権又は翻案権、
譲渡権)及び著作者人格権(氏名表示権)を侵害するとして、被告らに対し、①著
作権法(以下「法」という。)112条1項に基づき、被告各作品の制作等の差止
めを、②同条2項に基づき、被告各製品の廃棄を、③共同不法行為に基づき、損害
賠償金500万円及び不法行為後の各訴状送達の日の翌日(令和5年7月23日)5
から支払済みまでの民法所定の年3パーセントの割合による遅延損害金の連帯支払
を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和6年6月27日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(行ケ)10110審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (カラーテクスチャを伴う口腔内OCT)
原告ケアストリーム・デンタル・テクノロジー・トプコ・リミテッド 被告特許庁長官
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等5
(1) 原告は、名称を「カラーテクスチャを伴う口腔内OCT」とする発明につい
て平成29年(2017年)6月29日を国際出願日とする特許出願(特願201
9-572468、以下「本願」という。甲2)をした。
▶判決の詳細
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著作権
令和6年6月27日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和5(ワ)3064
著作権侵害差止請求事件
原告P1 被告P2
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[概要] 1 本判決における略称
被告書籍 別紙「書籍目録」記載の書籍(甲6、乙7)
被告表 別紙「侵害部分目録」記載の表
原告表 別紙「著作物目録」記載の表(後記甲3論文案に掲載さ
れた「表2 実地指導者に対するアンケート調査」と題
する表の一部)
甲1学会抄録 甲1記載の学会抄録
甲1表 甲1学会抄録に掲載された「表1 実地指導者に対する
アンケート調査」と題する表
甲2論文案 甲2記載の論文案
甲3論文案 甲3記載の論文案
甲4論文案 甲4記載の論文案
甲5論文 甲5記載の論文
甲5表 甲5論文に掲載された「表1 臨床のOJTにおける指
導者のコンピテンシーに対する表面妥当性と内容妥当
▶判決の詳細
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著作権
令和6年6月26日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10102
発信者情報開示請求控訴事件
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著作権法2条1項9号 著作権法23条1項
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[概要] 1 控訴人の原審における請求
被控訴人は、控訴人に対し、原判決別紙発信者情報目録記載の各情報を開示
せよ。25
2 原審の判断及び控訴の提起等
原審は、本件各通信は著作物を「送信可能化」する行為に該当しないとして、
控訴人の請求を全部棄却した。控訴人は、これを不服として控訴を提起する一
方、被控訴人が保全不可能又は特定不可能とした発信者情報については開示請
求の対象から外す訴えの変更(減縮)をした。その結果、控訴の趣旨は主文と
同旨の内容となっている。5
▶判決の詳細
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著作権
令和6年6月26日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10095
発信者情報開示請求控訴事件
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著作権法2条1項9号 著作権法23条1項 著作権法119条1項
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[概要] 1 控訴人の原審における請求25
主文2項と同旨
2 原審の判断及び控訴の提起等
原審は、本件各通信は著作物を「送信可能化」する行為に該当しないとして、
控訴人の請求を全部棄却した。
▶判決の詳細
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著作権
令和6年6月26日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10099
発信者情報開示請求控訴事件
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著作権法2条1項9号 著作権法23条1項 著作権法119条1項
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[概要] 1 控訴人の原審における請求25
主文2項と同旨
2 原審の判断及び控訴の提起等
原審は、本件各通信は著作物を「送信可能化」する行為に該当しないとして、
控訴人の請求を全部棄却した。
▶判決の詳細
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著作権
令和6年6月26日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(ネ)10011
発信者情報開示請求控訴事件
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著作権法2条1項9号 著作権法15条1項 著作権法23条1項 著作権法119条1項
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[概要] 1 控訴人の原審における請求
主文2項と同旨
2 原審の判断及び控訴の提起等
原審は、本件各通信は著作物を「送信可能化」する行為に該当しないとして、
控訴人の請求を全部棄却した。5
控訴人は、これを不服として控訴を提起し、主文と同旨の判決を求めた。
▶判決の詳細
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著作権
令和6年6月24日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(ネ)10020控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
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民法715条
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[概要] 本件は、控訴人(1審原告。以下「原告」という。)が、被控訴人(1審被告。
以下「被告」という。)の実質的な指揮監督下にあったA(以下「A」という。)
が、被告の事業の執行につき、原告撮影の写真を複製等して著作権を侵害する行25
為及び原告を虚偽告訴する行為に及び、これにより精神的損害を受けたと主張し
て、被告に対し、使用者責任(民法715条)に基づき、慰謝料160万円及び
これに対する各不法行為後の日である令和5年10月19日(訴状送達日の翌日)
から支払済みまで民法所定の年3分の割合による遅延損害金の支払を求める事案
である。
▶判決の詳細
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特許権
令和6年6月24日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(行ケ)10053
特許取消決定取消請求事件 (ペリクル膜、ペリクル枠体、ペリクル、その製造方法、露光原版、露光装置、半導体装置の製造方法)
原告三井化学株式会社
国立研究開発法人産業技術総合研究所 被告特許庁長官
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特許法29条1項3号 特許法29条2項 特許法29条3項 特許法29条1項
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進歩性 | 25回 | 新規性 | 11回 | 実施 | 10回 | 刊行物 | 7回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがない。)
(1) 原告らは、発明の名称を「ペリクル膜、ペリクル枠体、ペリクル、その製造
方法、露光原版、露光装置、半導体装置の製造方法」とする発明について、平
成29年7月3日特許出願をし(優先権主張日は平成28年7月5日)、令和10
2年10月21日本件特許に係る特許権の設定登録を受け(請求項の数23)、
同年11月11日に特許掲載公報が発行された。
(2) 本件特許について、特許異議の申立て(①令和3年4月23日付け〔請求
項1~18に係る特許に対するもの〕、②同年5月7日付け及び③同月11
日付け〔いずれも請求項1~23に係る特許に対するもの〕の3件)がされ、15
特許庁は、これらの申立てを異議2021-700369号事件として審理
を行った。
(3) 原告らは、令和4年8月8日付けで取消理由通知(決定の予告)を受けた
ことから、その意見書提出期間内である同年11月11日、本件特許の特許
請求の範囲(請求項1~23)を下記2(1)及び別紙2のとおりに訂正(本件20
訂正)する旨の訂正請求をした(訂正後の請求項の数17)。
▶判決の詳細
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特許権
令和6年6月24日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(行ケ)10061請求棄却
特許取消決定取消請求事件 (燃焼器及びボイラ)
原告株式会社IHI 被告特許庁長官
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経過等(当事者間に争いがない。)
(1) 原告は、発明の名称を「燃焼器及びボイラ」とする発明について、平成
29年2月24日の特許出願を経て、令和3年5月10日に本件特許(特許5
第6880823号)に係る特許権の設定登録を受けた(請求項の数4)。
(2) 本件特許(請求項1~4に係るもの)について、令和3年8月10日に
特許異議の申立てがされ、特許庁は、同申立てを異議2021-70078
9号事件として審理を行った。
(3) 原告は、令和4年9月21日付けで取消理由通知(決定の予告)を受け10
たことから、その意見書提出期間内である同年11月25日、本件特許の特
許請求の範囲の訂正請求をし、さらに同年12月15日付けで訂正拒絶理由
通知を受けたため、令和5年1月17日、上記訂正請求に係る手続補正をし
た(以下、同補正後の訂正請求に係る訂正を「本件訂正」という。これによ
り請求項2は削除されており、本件訂正後の請求項の数は3となった。)。15
(4) 特許庁は、令和5年5月1日、本件訂正を認めた上で、本件特許の請求
項1、3及び4に係る特許を取り消し、請求項2に係る特許についての特許
▶判決の詳細
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著作権
令和6年6月21日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和4(ワ)11762一部認容
損害賠償等請求事件
原告株式会社たび寅 被告有限会社栄太郎
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著作権法2条1項1号 著作権法114条3項 著作権法15条1項 著作権法115条
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[概要] 1 事案の要旨5
本件は、原告が、被告に対し、①インターネットを通じたホテル予約システ
ム、ホームページの制作等について、原告と被告との間で締結されたコンピュ
ーターメンテナンス契約(以下「本件契約」という。)に基づき、令和3年2
月から同年9月までのインターネット総合集客サービス及びドメイン利用サー
ビスの未払利用料(以下「本件利用料」という。)合計11万3854円及び10
これに対する支払期限の翌日である同年11月1日から支払済みまで民法所定
の年3パーセントの割合による遅延損害金の支払を求めるとともに、②被告が、
本件契約の解約後、原告が被告に対して提供していた別紙原告写真目録記載の
各写真(以下「本件各写真」という。)及び別紙原告文章目録記載の各文章
(以下「本件各文章」といい、本件各写真及び本件各文章を併せて「本件各写15
真等」という。)の複製物又は翻案物を、被告のホームページ(以下「被告ホ
ームページ」という。)並びにじゃらん、じゃらんダイレクト、Yahoo!
トラベル(以下「ヤフートラベル」という。)及びアゴダ等の旅行予約サイト
(以下、これらの予約サイトを総称して「各種予約サイト」という。)に掲載
▶判決の詳細
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特許権
令和6年6月18日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10101控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (照明装置)
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[概要] 1 本件は、発明の名称を「照明装置」とする特許(特許第6813851号。
本件特許)に係る特許権(本件特許権)を有する控訴人が、原判決別紙商品目
録記載の商品は、本件特許の特許請求の範囲の請求項1に係る発明(本件発明)
の技術的範囲に属しており、被控訴人がこれらの商品を製造、販売等する行為25
によって本件特許権が侵害されたと主張し、被控訴人に対し、不法行為に基づ
く損害賠償請求(一部請求)として、損害金10万円及びこれに対する不法行
為の後の日(訴状送達日の翌日)である令和4年11月29日から支払済みま
で民法(平成29年法律第44号による改正前のもの)所定の年5分の割合に
よる遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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商標権
令和6年6月18日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(行ケ)10009審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
原告株式会社グリーンメディック 被告特許庁長官
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商標法3条1項6号 商標法10条1項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 商標登録出願(乙1)
原告は、令和4年2月9日、次のとおり、商標登録出願を行った(商願225
022-14425号。以下「本願」という。)。
ア 商標登録を受けようとする商標
サプリ処方箋(標準文字。以下「本願商標」という。)
イ 商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務(以下、本願の第9類
の商品群を「第9類商品群」、第35類の役務群を「第35類役務群」、第
44類の役務群を「第44類役務群」という。)5
第9類 電子応用機械器具及びその部品、コンピュータプログラム及
びコンピュータソフトウェア、アプリケーションソフトウェア、
記録された又はダウンロード可能なコンピュータソフトウェア
プラットフォーム
第35類 商品の販売に関する情報の提供、消費者のための商品及び役10
務の選択における助言と情報の提供、消費者のための商品購入
▶判決の詳細
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著作権
令和6年6月13日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和6(ワ)1651
発信者情報開示請求事件
原告P1 被告エックスサーバー株式会社
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著作権法2条1項1号 著作権法114条3項
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[概要] 1 請求原因
(1) 特定電気通信による情報の流通によって原告の著作権が侵害されたこと
ア 著作物
原告は、写真業等を行うことを目的とする株式会社である。
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著作権
令和6年6月13日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和5(ワ)70490
発信者情報開示請求事件
原告株式会社CHERRIES 被告ビッグローブ株式会社
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著作権法14条 著作権法29条1項 著作権法15条1項 著作権法15条
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[概要] 1 本件は、原告が、被告に対し、氏名不詳者ら(以下「本件各発信者」という。)
がファイル交換共有ソフトウェアであるBitTоrrent互換ソフトウ
ェア(以下「BitTоrrent」という。)を使用して、別紙侵害著作物
目録記載の各動画(以下「本件動画」という。)に係る原告の公衆送信権を侵20
害したと主張して、特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者
情報の開示に関する法律(以下「プロバイダ責任制限法」という。)5条1項
に基づき、別紙発信者情報目録記載の各情報(以下「本件発信者情報」という。)
の開示を求める事案である。
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著作権
令和6年6月12日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10105控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
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著作権法20条1項
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[概要] 1 控訴人の請求
被控訴人は、控訴人に対し、8946万円及びうち6000万円に対する平
成17年2月2日から、うち2946万円に対する平成18年1月1日から、5
各支払済みまで年5分の割合による金銭を支払え。
【請求の法的根拠】
・主請求:不法行為に基づく損害賠償請求
・附帯請求:遅延損害金請求(利率は平成29年法律第44号による改正前の
民法所定)10
2 原審の判断及び控訴の提起
原審は、控訴人主張の許諾期間を超えて本件冊子が頒布された事実は認めら
れないとして複製権の侵害を否定し、また、本件写真③、⑤に係る同一性保持
権の侵害が認められるとしても、消滅時効が成立するとして、控訴人の請求を
全部棄却する判決をした。これを不服として、控訴人が以下のとおり控訴した。15
【控訴の趣旨】
(1) 原判決を取り消す。
▶判決の詳細
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特許権
令和6年6月5日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(行ケ)10086審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (皮膚刺激ブラシ)
原告ヤーマン株式会社 被告有限会社G.Mコーポレーション
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特許法36条6項2号 特許法29条2項 特許法29条1項3号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがない。)
(1) 被告は、令和2年8月6日、発明の名称を「皮膚刺激ブラシ」とする発明
について特許出願をし、令和3年10月26日、本件特許に係る特許権の設10
定登録を受けた(請求項の数10)。
(2) 原告は、令和4年5月2日、本件特許(請求項1~10関係)について、
特許無効審判を請求した。
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商標権
令和6年6月3日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(行ケ)10003審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告特許庁長官
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特許法169条3項
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[概要] 1 特許庁における手続の経過等(当事者間に争いがない。)
(1) 原告は、令和4年4月6日、「骨格診断7タイプ」の文字を横書きして25
なる商標(本願商標)について登録出願した。その指定役務は、第41類
「技芸・スポーツ又は知識の教授、セミナーの企画・運営又は開催、電子出
版物の提供、書籍の制作、教育・文化・娯楽・スポーツ用ビデオの制作(映
画・放送番組・広告用のものを除く。)、興行の企画・運営又は開催(映画・
演芸・演劇・音楽の演奏の興行及びスポーツ・競馬・競輪・競艇・小型自動
車競走の興行に関するものを除く。)、娯楽施設の提供」である。5
(2) 原告は、令和4年12月6日付けで、本願商標が商標法(以下、単に
「法」という。)3条1項3号に該当することを理由に拒絶査定(原査定)
を受けたため、令和5年3月16日、拒絶査定不服審判を請求した。
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著作権
令和6年6月3日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和5(ワ)70602
発信者情報開示請求事件
原告A 被告ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社
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[概要] 本件は、漫画家兼イラストレータである原告が、氏名不詳者がいわゆるファイル20
交換共有ソフトウェアであるBitTorrentを使用して、別紙著作物目録記
載の各漫画(以下「本件各漫画」という。)の複製物である電子データを共有した
ことにより、原告の著作権(送信可能化権及び自動公衆送信権)を侵害したと主張
して、被告に対し、特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報
の開示に関する法律(以下「プロバイダ責任制限法」という。)5条1項に基づき、25
別紙発信者情報目録記載の各情報(以下「本件発信者情報」という。)の開示を求
める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和6年6月3日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和5(ワ)70039請求棄却
発信者情報開示請求事件
原告有限会社プレステージ 被告エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
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著作権法2条1項9号
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[概要] 1 本件は、原告が、被告に対し、氏名不詳者ら(以下「本件各発信者」という。)
がファイル交換共有ソフトウェアであるBitTоrrent互換ソフトウ
ェア(以下「BitTоrrent」という。)を使用して、別紙著作物目録20
記載の動画(以下「本件動画」という。)に係る原告の送信可能化権を侵害し
たと主張して、特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報
の開示に関する法律(以下「プロバイダ責任制限法」という。)5条1項に基
づき、別紙発信者情報目録記載の各情報の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和6年5月30日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和4(ワ)2058一部認容
特許権侵害差止等請求事件
原告城東テクノ株式会社 被告YPC株式会社
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特許法102条2項 特許法102条3項 特許法36条6項2号 特許法36条6項1号
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[概要] 1 本件は、本件各特許権を有する原告が、被告製品1を製造等する被告の行為
が本件特許権1の侵害(間接侵害)であり、被告各製品を製造等する被告の行為が
本件特許権2及び同3の各侵害(直接侵害)であると主張して、被告に対し、①特15
許法100条1項に基づき被告各製品の製造等の差止めを、②同条2項に基づき被
告各製品の廃棄を、③民法709条に基づき、損害賠償金9407万2953円及
びこれに対する令和4年3月31日(訴状送達日の翌日であり、不法行為よりも後
の日)から支払済みまで民法所定の年3パーセントの割合による遅延損害金の支払
を、それぞれ請求する事案である(なお、①及び②は本件特許権2及び同3の侵害20
を理由とする請求であり、③は本件各特許権の侵害を理由とする請求である。)。
2 前提事実(争いのない事実、掲記の証拠及び弁論の全趣旨により容易に認定
できる事実)
(1) 当事者
原告は、建築用資材の製造、販売等を目的とする株式会社である。25
被告は、各種プラスチック製品の開発及び販売等を目的とする株式会社である。
▶判決の詳細
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特許権
令和6年5月30日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(行ケ)10025審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
原告エスエプシー株式会社 被告学校法人関西学院
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特許法29条2項 特許法36条4項1号 特許法36条6項1号 特許法29条1項3号
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審決 | 101回 | 実施 | 101回 | 無効 | 77回 | 進歩性 | 63回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 設定登録
被告学校法人関西学院及び訴外JNC株式会社は、平成26年2月18日
及び同年10月7日の優先権を主張して、平成27年2月18日、発明の名10
称を「多環芳香族化合物」とする特許出願(特願2015-555894号。
以下「本件出願」という。)をし、平成28年5月20日、特許権の設定の登
録を受けた(特許第5935199号、請求項の数は24。特許公報は甲2
9。特許の請求項の数、特許請求の範囲の記載は、その後訂正により変わっ
たが、以下、訂正の前後を通じて、「本件特許」といい、その特許権を「本件15
特許権」と、その明細書を「本件明細書」という。)。
被告エスケーマテリアルズジェイエヌシー株式会社は、令和3年4月26
日、訴外JNC株式会社から、同社の持分につき特定承継による移転を受け
た(甲57)。
⑵ 無効審判請求20
原告は、令和3年5月7日、本件特許の請求項1ないし5、9ないし24
▶判決の詳細
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著作権
令和6年5月30日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和5(ワ)531一部認容
著作者人格権侵害差止等請求事件
原告X1 被告X2
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著作権法115条
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[概要] 1 本件は、原告が、別紙作品目録記載の映画(以下「本件映画」という。)の
脚本原稿(以下「第10稿」という。)を作成したところ、被告が原告に無断で第
▶判決の詳細
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特許権
令和6年5月30日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和3(ワ)2873一部認容
特許権侵害差止等請求事件 (食用畜肉塊の除毛装置)
原告マトヤ技研工業株式会社 被告株式会社セイコン
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特許法102条2項 特許法29条1項 特許法100条1項 特許法105条1項
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侵害 | 24回 | 特許権 | 18回 | 差止 | 15回 | 損害賠償 | 5回 |
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[概要] 1 本件は、発明の名称を「食用畜肉塊の除毛装置」とする特許(以下「本件特
許」という。)に係る特許権(以下「本件特許権」という。)を有する原告が、被
告が本件特許の特許請求の範囲請求項1及び請求項2記載の発明(以下「本件発明」
と総称する。)の技術的範囲に属する別紙「被告製品目録」記載1ないし4の製品
(以下、それぞれ「被告製品1」などといい、被告製品1ないし4を併せて「被告15
製品」と総称する。)を製造し、譲渡等することは本件特許権の侵害に当たると主
張して、被告に対し、特許法100条1項及び2項に基づき、被告製品の製造、譲
渡、貸渡し、輸出等の差止め及び廃棄を求めるとともに、不法行為(民法709条)
に基づき、損害賠償金1573万8528円及びこれに対する令和3年4月22日
(訴状送達日の翌日)から支払済みまで民法所定の年3分の割合による遅延損害金20
の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和6年5月30日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10100控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
被控訴人Y
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、ドキュメンタリー映画「Life」(以下「本件映画」という。)の著作25
者である控訴人が、被控訴人が書籍「捜す人 津波と原発事故に襲われた浜辺で」(以
下「本件書籍」という。)を執筆し、被控訴人補助参加人にこれを出版、販売させた
行為により、本件映画に係る控訴人の著作権(翻案権)、著作者人格権(同一性保持
権及び氏名表示権)及び人格権又は法的保護に値する人格的利益がそれぞれ侵害さ
れたと主張して、被控訴人に対し、各不法行為による損害賠償請求権に基づき、損害
賠償金合計346万円及びこれに対する平成30年8月10日(本件書籍の販売開5
始日)から支払済みまで平成29年法律第44号による改正前の民法所定の年5分
の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和6年5月29日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和5(ワ)70311
発信者情報開示請求事件
原告株式会社ホットエンターテイメント
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著作権法14条 著作権法10条1項7号
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[概要] 事案の概要
本件は、原告が、被告が提供するインターネット接続サービスを介して、ファ
イル共有ネットワークであるBitTorrentを使用して別紙動画目録記
載の各動画に係るデータをアップロードする通信がされ、これにより、原告の著
作権(公衆送信権)が侵害されたことが明らかであるとして、被告に対し、特定25
電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律
(以下「プロバイダ責任制限法」という。)5条1項に基づく発信者情報の開示
を求める事案である。
▶判決の詳細
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商標権
令和6年5月28日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(行ケ)10004審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
原告梅乃宿酒造株式会社 被告特許庁長官
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商標法3条1項3号 商標法4条1項16号 商標法3条2項 商標法4条1項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は、令和3年9月17日、以下の構成からなり、指定商品を第33類
「清酒、日本酒、焼酎、合成清酒、白酒、直し、みりん、洋酒、果実酒、酎25
ハイ、リキュール、カクテル、中国酒、薬味酒」とする商標(以下「本願商
標」という。)について、商標登録出願をした(商願2021-116466
号、甲34)。
(本願商標の構成)
あらごしみかん(標準文字)
⑵ 原告は、令和4年3月7日付けの拒絶理由通知書(甲35)を受け、同年5
7月22日、意見書(甲36)を提出したが、同年10月20日付け拒絶査
定(甲37)を受けたことから、令和5年1月24日、拒絶査定不服審判を
請求した(不服2023-1225号、甲38)。
⑶ 原告は、令和5年9月19日付け上申書(甲40)、同年10月5日付け上
申書(甲41)、同月12日付け手続補足書(甲42)をそれぞれ提出したが、10
特許庁は、同年11月28日、「本件審判の請求は、成り立たない。」とする
▶判決の詳細
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特許権
令和6年5月23日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(行ケ)10002審決取消訴訟
審決取消請求事件 (土木工事用不織布およびその製造方法)
原告株式会社田中 被告前田工繊株式会社
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特許法29条2項 特許法36条6項2号 特許法36条6項1号 特許法36条4項1号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等25
⑴ 被告は、出願日を令和2年12月8日とし(以下「本件出願日」という。)、
発明の名称を「土木工事用不織布およびその製造方法」とする発明について
特許出願をし、令和3年5月26日、特許権の設定登録(特許第68899
70号。請求項の数7。以下、この特許を「本件特許」という。)を受けた。
(甲27、46)
⑵ 原告は、令和4年7月8日、本件特許につき、無効審判請求をした(無効5
2022-800065号事件。以下「本件審判」という。)。被告は、同
年9月30日、審判事件答弁書を提出するとともに、特許請求の範囲及び本
件特許に係る明細書の訂正請求をした(以下「本件訂正」という。)。(甲
28~30)
⑶ 特許庁は、令和5年11月28日、本件訂正を認めた上で、「特許第6810
89970号の請求項1、3~5、7に係る発明についての特許を無効とす
る。特許第6889970号の請求項2、6に係る発明についての本件審判
の請求は、成り立たない。」との審決(以下「本件審決」という。)をし、
▶判決の詳細
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商標権
令和6年5月21日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(行ケ)10123審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
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商標法4条1項7号 商標法4条1項6号 商標法4条1項15号
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[概要] 1 当事者
⑴ 原告は、その目的を「この教団は、A師を教祖と仰ぎ、その垂訓を最高神15
の啓示と信じ、その立教の本義に基づき、教義をひろめ、儀式行事を行い、
信者を教化育成して、世界の人類を救済し、地上天国を建設する使命を有し、
宗教団体を包括し、その他この教団の目的を達成するために必要な業務及び
事業を行う。」とする宗教法人であり、法人の成立は昭和27年8月7日であ
る。(弁論の全趣旨)20
⑵ 被告は、その目的を「この教団は、A師を教祖と仰ぎ、その垂訓を最高神
の啓示と信じ、その立教の本義に基づき、教義をひろめ、儀式行事を行い、
信者を教化育成して、世界の人類を救済し、地上天国を建設する使命を有し、
その他この教団の目的を達成するために必要な業務及び事業を行う。」とす
る宗教法人であり、法人の成立は平成11年6月15日である。(弁論の全趣25
旨)
⑶ 原告と被告との間では、平成12年以降、宗教法人法12条1項4号の規
定に基づき、原告を包括宗教法人、被告を被包括宗教法人とする関係が形成
▶判決の詳細
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