権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
特許権NEW 6/30掲載
令和7年6月26日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和7(ネ)10005控訴棄却
特許権侵害排除等請求兼損害賠償等反訴請求控訴事件 (親綱支柱用治具)
被控訴人大嘉産業株式会社
Y1
Y2
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特許法70条1項 特許法100条1項
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[概要] 1 事案の要旨20
本訴事件は、発明の名称を「親綱支柱用治具」とする本件特許に係る特許権
者である控訴人が、被告製品が本件発明の技術的範囲に属し、被控訴人会社に
よる被告製品の販売等が本件発明の実施に該当すると主張して、被控訴人会社
に対し、特許法100条1項及び2項に基づき、被告製品の販売等の差止め及
び廃棄を求めるとともに、被控訴人らに対し、民法709条又は会社法42925
条1項に基づく損害賠償として550万円及びこれに対する不法行為の日であ
る令和4年12月1日から支払済みまで民法所定の年3%の割合による遅延損
害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権NEW 7/3掲載
令和7年6月26日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(ネ)10068控訴棄却
損害賠償請求控訴事件 (微細粉粒体のもれ防止用シール材)
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特許法102条2項 特許法101条1号 特許法36条6項2号 特許法101条1項1号
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[概要] 1 事案の要旨
原告は、発明の名称を「微細粉粒体のもれ防止用シール材」とする特許(特20
許第4818622号。本件特許)に係る本件特許権の共有持分2分の1を有
する者である。甲事件被告は被告製品を製造し、乙事件被告は甲事件被告から
被告製品を購入してキヤノンに販売している。本件は、原告が、被告らに対し、
被告らが被告製品を製造販売する行為は本件特許権(本件訂正後の特許請求の
範囲請求項1及び4)を侵害すると主張して、特許権侵害の共同不法行為に基25
づく損害賠償請求の一部請求(民法709条、719条1項前段、特許法10
2条2項)として、1億円及びこれに対する不法行為後である令和4年12月
23日(1審乙事件訴状送達日の翌日)から支払済みまで民法所定の年3%の
割合による遅延損害金の連帯支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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商標権NEW 7/2掲載
令和7年6月25日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和7(行ケ)10004審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
原告株式会社ダイレクトマーケティングエージェンシー 被告特許庁長官
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審決 | 20回 | 拒絶査定不服審判 | 1回 | 実施 | 1回 | ライセンス | 1回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は、令和4年12月21日、「ダイレクトマーケティングエージェンシ
ー」の文字を標準文字で表してなる商標(以下「本願商標」という。)について、第
35類及び第42類に属する別紙のとおりの役務を指定役務として商標登録出願25
(以下「本願」という。)をした。
▶判決の詳細
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特許権NEW 6/30掲載
令和7年6月24日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(行ケ)10042審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (溶解炉)
原告株式会社ダイキエンジニアリング 被告Y1
Y2
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特許法29条2項 特許法17条の2
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審決 | 26回 | 無効 | 25回 | 進歩性 | 18回 | 無効審判 | 5回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがないか、又は当裁判所に
顕著である。)5
(1) 被告らは、発明の名称を「溶解炉」とする発明についての特許第649
8843号(請求項の数6。以下「本件特許」という。)の特許権者であり、
本件特許に係る発明について、平成27年11月12日(パリ条約による優
先権主張外国庁受理2015年10月13日、タイ王国)を国際出願日とす
る特許出願(特願2018-516074号)をし、平成31年1月22日10
の手続補正書により特許請求の範囲が補正され(以下、この補正を「本件補
正」という。)、同年3月22日に特許権の設定登録がされたものである。
▶判決の詳細
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商標権NEW 7/2掲載
令和7年6月19日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和7(ネ)10003控訴棄却
商標権移転登録手続請求控訴事件
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民事訴訟法3条の5 商標法4条1項7号 商標法18条1項
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商標権 | 25回 | 損害賠償 | 3回 | ライセンス | 3回 | 無効 | 1回 |
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[概要] 1 事案の概要
⑴ 本件は、原告が、本件各商標権の商標権者として登録されているAの遺産
管理人である被告に対し、次の①から③までの請求をする事案である。原審
が、原告の請求をすべて棄却したところ、原告がこれを不服として控訴した。20
① 本件各商標権の移転登録手続請求
原告が、Aの夫であったBとの間で本件合意をしたことにより本件各
商標に関する権利を取得し、Bの相続人であるAとの間で締結した本件
株主間契約においてもこれを確認したにもかかわらず、Aにおいて本件
各商標につき商標権者として移転登録又は設定登録を受けたことは、公25
序良俗(商標法4条1項7号、民法90条)に反して無効であり、原告
が本件各商標の真の所有者である旨主張して、真正な登録名義の回復を
原因とする本件各商標権の移転登録手続を請求するもの。
② 不法行為に基づく損害賠償請求
原告が、前記①のAによる本件各商標権の移転登録又は設定登録の取
得により本件各商標に関する原告の権利が侵害された旨主張して、不法5
▶判決の詳細
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特許権NEW 6/30掲載
令和7年6月18日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(ネ)10078等控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件
被控訴人株式会社エコプロ
株式会社ウィズユークラブ
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特許法100条1項 特許法187条 特許法102条3項 民法709条
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特許権 | 25回 | 侵害 | 20回 | 損害賠償 | 11回 | 実施 | 9回 |
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[概要] 1 請求の要旨
本件は、控訴人の本訴請求と被控訴人の反訴請求からなる。
(1) 本訴請求
本訴請求は、控訴人が被控訴人に対して次の請求をするものである。5
ア 被控訴人が被告製品を製造又は販売することが本件特許権(特許第47963
34号に係る特許権)の侵害に当たるとして、特許法100条1項に基づく被告製品
の製造、販売及び販売の申出の差止め並びに同条2項に基づく被告製品の廃棄
イ 被控訴人が平成24年頃から本訴提起日(令和4年12月14日)までの間に
被告製品を製造及び販売することによって本件特許権が侵害されたとして、民法7010
9条に基づく損害賠償金6000万円の支払
ウ 被控訴人が平成24年頃から令和4年頃までの間に被控訴人の表札や郵便受け
に控訴人の商号を使用したことが会社法8条に違反し、また、被控訴人が同期間中に
被告製品に控訴人の商号及び「特許取得済」との表示を付したことがいずれも不正競
争防止法(以下「不競法」という。)2条1項20号の不正競争に当たるとして、こ15
れらを原因として、民法709条又は不競法4条に基づく損害賠償金6200万円
▶判決の詳細
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特許権
令和7年6月16日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(ネ)10084控訴棄却
損害賠償請求控訴事件 (遠隔操縦無人ボート)
被控訴人株式会社ハイドロシステム開発
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[概要] と、「被告」とあるのを「被控訴人」と、「別紙」とあるのを「原判決別紙」と
それぞれ読み替える。)
▶判決の詳細
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特許権
令和7年6月16日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和7(ネ)10008控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (故人及び/又は動物の放置された部屋の消臭方法)
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特許法100条1項
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[概要] 判決中の「原告」、「被告」はそれぞれ「控訴人」、「被控訴人」に読み替え25
る。)
▶判決の詳細
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商標権
令和7年6月16日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(行ケ)10107審決取消訴訟
審決取消請求事件
原告キリンホールディングス株式会社 被告キリンフーズ株式会社
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商標法4条1項15号 商標法4条1項11号 商標法64条1項 商標法64条
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 被告は、次の商標(以下「本件商標」という。)の商標権者である(甲1、25
▶判決の詳細
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著作権
令和7年6月5日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和6(ワ)5501一部認容
民事訴訟 著作権
原告A 被告株式会社スーパーホテル
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民法715条1項 著作権法114条3項
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[概要] 1 本判決における呼称
(1) 本件イラスト:別紙「作品目録」に掲げるイラスト
(2) 本件著作権:本件イラストに係る著作権
(3) 本件ホテル:「スーパーホテル釧路駅前」との名称のビジネスホテル
(4) 本件支配人:平成27年10月10日当時の本件ホテルの支配人(統括支配
人及び総支配人を併せて「本件支配人」と呼称する。)5
(5) 本件従業員:平成27年10月10日当時の本件ホテルの従業員
(6) 原告ウェブサイト:原告管理に係るウェブサイト
(7) 本件ウェブページ:宿泊予約サイトである「じゃらん」における本件ホテル
の「お知らせ・ブログ」のウェブページ
(8) 本件掲載行為:平成27年10月10日にされた本件ウェブページ内の「☆10
体育の日☆」と題するブログ記事(別紙「本件ブログ記事」に掲げるもの。以
下「本件ブログ記事」と呼称)における本件イラストの掲載行為
(9) 本件業務委託契約:被告と本件支配人との間で締結された業務委託契約
(10) アートバンク:株式会社アートバンク(同社が運営するイラスト販売サイト
▶判決の詳細
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著作権
令和7年6月2日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(ネ)10088控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
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[概要] 判決中の「原告」、「被告」はそれぞれ「控訴人」、「被控訴人」に読み替え
る。)5
▶判決の詳細
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商標権
令和7年5月29日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和7(行ケ)10006審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
原告X 被告Y
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商標法4条1項7号 商標法2条1項 商標法2条
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがないか、又は当裁判所に顕
著である。)20
(1) 被告は、「JMAC」の欧文字を標準文字で表してなる商標(本件商標)に
ついて、第28類「ミニチュアカー、おもちゃ、人形」を指定商品として令
和3年11月22日商標登録出願をし、令和4年6月3日に登録査定がされ、
同月17日に設定登録を受けた(登録第6573769号)。
(2) 原告は、令和5年9月29日、本件商標について無効審判を請求し、特許25
庁は、同請求を無効2023−890077号事件として審理を行った。
特許庁は、令和6年12月16日、「本件審判の請求は、成り立たない。」
との本件審決をし、その謄本は同月26日原告に送達された。
(3) 原告は、令和7年1月22日、本件審決の取消しを求める本件訴訟を提起
した。
▶判決の詳細
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商標権
令和7年5月29日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和7(行ケ)10008審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
原告X 被告Y
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商標法4条1項7号 商標法2条1項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがないか、又は当裁判所に顕
著である。)20
(1) 被告は、別紙記載1の構成からなる商標(本件商標)について、第28類
「ミニチュアカー、おもちゃ、人形」を指定商品として令和3年11月22
日商標登録出願をし、令和4年6月3日に登録査定がされ、同月17日に設
定登録を受けた(登録第6573771号)。
(2) 原告は、令和5年9月29日、本件商標について無効審判を請求し、特許25
庁は、同請求を無効2023−890079号事件として審理を行った。
特許庁は、令和6年12月16日、「本件審判の請求は、成り立たない。」
との本件審決をし、その謄本は同月26日原告に送達された。
(3) 原告は、令和7年1月22日、本件審決の取消しを求める本件訴訟を提起
した。
▶判決の詳細
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意匠権
令和7年5月29日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(行ケ)10108審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
原告スタシャーインコーポレイテッド 被告特許庁長官
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意匠法10条1項 意匠法3条1項3号 意匠法3条1項1号 意匠法3条1項
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審決 | 12回 | 新規性 | 5回 | 拒絶査定不服審判 | 1回 | 意匠権 | 1回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経過等(当事者間に争いがないか、又は当裁判所に
顕著である。)
(1) 原告は、令和4年3月1日、優先権主張(2021年9月2日、アメリ
カ合衆国)を伴い、意匠に係る物品を「包装用容器」とする意匠の物品の部
分について意匠登録出願(意願2022-4078。意匠の形態について別5
紙第1参照。以下、この出願に係る意匠を「本願意匠」といい、当該部分を
「本願部分」という。)したところ、令和4年9月30日付けで拒絶理由の
通知を受けた。
(2) 原告は、令和5年1月19日、本願を、その出願前に頒布された刊行物
に記載された「収納容器」の意匠(意匠登録第1660736号。令和2年10
5月12日登録。意匠権者は原告。意匠の形態について別紙第2参照。以下
「本件登録意匠」という。)を本意匠とする関連意匠の意匠登録出願に変更
する旨の手続補正(本意匠の表示の追加)をしたところ、令和5年4月12
日付けで、本願意匠と本意匠は類似しないとの理由で、当該手続補正は認め
られないとの拒絶理由の通知を受けた。15
▶判決の詳細
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商標権
令和7年5月29日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和7(行ケ)10007請求棄却
行政訴訟 商標権
原告X 被告Y
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商標法4条1項7号 商標法2条1項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがないか、又は当裁判所に顕
著である。)20
(1) 被告は、「JAPAN MINIATURE AUTOMOBILE C
LUB」の欧文字を横書きしてなる商標(本件商標)について、第28類「ミ
ニチュアカー、おもちゃ、人形」を指定商品として令和3年11月22日商
標登録出願をし、令和4年6月3日に登録査定がされ、同月17日に設定登
録を受けた(登録第6573770号)。25
(2) 原告は、令和5年9月29日、本件商標について無効審判を請求し、特許
庁は、同請求を無効2023−890078号事件として審理を行った。
特許庁は、令和6年12月16日、「本件審判の請求は、成り立たない。」
との本件審決をし、その謄本は同月26日原告に送達された。
(3) 原告は、令和7年1月22日、本件審決の取消しを求める本件訴訟を提起
した。5
2 無効理由(商標法4条1項7号)についての本件審決の判断は、以下のとおり
である。
▶判決の詳細
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商標権
令和7年5月29日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(行ケ)10110審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
原告株式会社エクスプラウド 被告株式会社スターリーナイトカンパニー
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商標法3条1項3号 商標法3条1項6号 商標法3条1項1号
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[概要] 本件は、商標登録無効審判請求に係る登録無効審決の取消訴訟である。争点25
は、原告を商標権者とする別紙商標目録記載の登録商標(甲7。以下「本件商標」
という。)が、商標法3条1項3号、6号に該当するかである。
▶判決の詳細
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特許権
令和7年5月29日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和5(ワ)10970等一部認容
特許権侵害行為差止等請求反訴事件、損害賠償等請求事件 (映像視聴装置)
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民法709条 特許法102条2項
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[概要] 1(1) 甲事件反訴は、発明の名称を「映像視聴装置」とする特許(以下「本件
特許」という。)に係る特許権(以下「本件特許権」という。)を有する原告が、
被告が本件特許の特許請求の範囲請求項1記載の発明(以下「本件発明」という。)
の技術的範囲に属する被告製品を製造し、販売等することは本件特許権の侵害に当
たると主張して、被告に対し、不法行為(民法709条)に基づき、損害賠償金420
580万円のうち一部請求として1100万円及びこれに対する令和5年11月1
8日(反訴状送達の日の翌日であり、不法行為よりも後の日)から支払済みまで民
法所定の年3パーセントの割合による遅延損害金の支払を求める事案である。なお、
被告は、「TV&ナビキャンセラー ナビ案内対応Ver.2.0」の輸入販売行
為について、原告の被告に対する本件特許権に基づく差止請求権の不存在確認の訴25
え(甲事件本訴)を提起したが、甲事件反訴が提起された後に甲事件本訴を取り下
げた。
(2) 乙事件は、被告が、原告がアマゾンジャパン合同会社(以下「アマゾン」
という。)に対して行った、別紙「被告個別製品目録」記載の各製品(以下「被告
個別製品」という。)の製造・販売行為が本件特許権を侵害する旨の報告(以下
▶判決の詳細
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不正競争NEW 7/3掲載
令和7年5月29日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(ネ)10067控訴棄却
不正競争行為差止等請求控訴事件
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民法719条
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、控訴人が、控訴人の販売する原告商品の形態が、控訴人の商品等表20
示として周知性を獲得したところ、被控訴人らは、原告商品に類似する形態の
被告商品を販売等し、混同を生じさせ、不競法2条1項1号に該当する行為を
している旨主張して、被控訴人らに対し、同法3条1項に基づき被告商品の製
造、譲渡等の差止めを、同法3条2項に基づき被告製品の廃棄を、同法4条及
び民法719条に基づく損害賠償として、2億1507万3874円及びこれ25
に対する令和2年12月11日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法
(平成29年法律第44号による改正前のもの)所定の年5分の割合による遅
延損害金の連帯支払、不競法14条に基づく謝罪広告の掲載を求める事案であ
る。
2 原審の判断及び控訴の提起等
原審は、控訴人の請求を棄却した。その理由の要旨は、①控訴人は平成245
年5月30日に存続期間が満了した原告意匠権を有していたところ、原告意匠
権の存在により獲得された独占状態に基づいて獲得又は維持された特別顕著性
▶判決の詳細
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特許権
令和7年5月26日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(ネ)10076控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (起伏収容式仮設防護柵)
被控訴人株式会社ワイズテック
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特許法70条1項 特許法37条 特許法100条1項
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[概要] 1 本件は、発明の名称を「起伏収容式仮設防護柵」とする特許第6494125
0号の特許(本件特許)に係る特許権(本件特許権)を有する控訴人が、被控
訴人に対し、被控訴人が原判決別紙被控訴人製品目録記載の製品(被控訴人製
品)を製造等する行為が控訴人の本件特許権を侵害すると主張して、特許法1
00条1項及び2項に基づき、被控訴人製品の製造等の差止め及び廃棄を求め
る事案である。10
原審が、被控訴人製品は本件特許に係る発明の技術的範囲に属せず、均等侵
害も成立しないとして控訴人の請求をいずれも棄却したところ、控訴人がその
取り消しを求めて本件控訴を提起した。
▶判決の詳細
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特許権
令和7年5月26日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(行ケ)10024審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (X線検査装置)
原告株式会社イシダ 被告特許庁長官
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
原告は、平成30年3月20日、名称を「X線検査装置」とする発明につき
特許出願(特願2018-053046号。請求項の数7。以下「本願」とい
う。甲3)をし、令和3年3月17日に手続補正書を提出したが、同年11月
▶判決の詳細
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特許権
令和7年5月26日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(行コ)10007控訴棄却
延長登録出願却下決定取消請求控訴事件 (医薬組成物)
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特許法67条2項 特許法69条1項
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[概要] 1 本件は、発明の名称を「医薬組成物」とする特許の特許権(以下、同特許を
「本件特許」、その特許権を「本件特許権」といい、本件特許に係る発明を「本10
件発明」という。)を有する控訴人が、本件特許権の通常実施権者が既に製造販
売承認を受けている医薬品の添付文書の改訂につき、独立行政法人医薬品医療
機器総合機構(以下「PMDA」という。)を通じて厚生労働大臣に届出をし(以
下、この改訂後の添付文書を「改訂後添付文書」といい、改訂前の添付文書を
「改訂前添付文書」という。)、PMDAのウェブサイトに同改訂に関する情報15
が掲載されたことに基づき、同掲載の日が処分を受けた日であるとして、本件
特許の登録日から同掲載の日の前日までが特許発明の実施をすることができ
なかった期間に当たるとして本件特許権の延長登録出願を行ったところ、特許
庁長官がこれを却下した(以下「本件却下処分」という。)ことから、本件却下
処分には法令の解釈及び適用に関する誤りが存在して違法であると主張し、そ20
の取消しを求める事案である。
▶判決の詳細
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商標権
令和7年5月22日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和6(ワ)19260
売買代金等請求事件
原告株式会社L&K 被告株式会社山内船舶
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[概要] 1 原告は、別紙商標権目録記載の各商標権(以下、併せて「原告商標権」とい
い、原告商標権に係る登録商標を「原告商標」という。)を保有し、被告は、
インターネット上のX及びTikTokのアカウントにおいて原告商標を使用
している。
本件は、原告が、被告に対し、上記各商標権に基づき、被告が運営する上記5
各アカウントから原告商標を削除するよう求めるとともに、被告に納入した商
品の代金が一部未払であると主張して、被告に対し、売買契約に基づき、未払
代金合計333万2791円並びにうち313万1845円に対する請求後で
ある令和6年4月11日から及びうち20万0946円に対する訴状送達の日
の翌日である同年10月10日から各支払済みまで民法所定の年3分の割合に10
よる遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和7年5月21日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(ネ)10080控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (笠木下換気構造体)
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特許法44条2項 特許法100条1項
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[概要] 判決中の「原告」、「被告」はそれぞれ「控訴人」、「被控訴人」に読み替え5
る。)
▶判決の詳細
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特許権
令和7年5月19日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(ネ)10072控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
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民事訴訟法2条
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職務発明 | 22回 | 特許権 | 13回 | 損害賠償 | 7回 | 無効 | 6回 |
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[概要] 判決中の「原告」、「被告」はそれぞれ「一審原告」、「一審被告」に読み替
える。)
▶判決の詳細
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特許権
令和7年5月15日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(行ケ)10121審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (撮像装置)
原告X 被告富士フイルム株式会社
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特許法123条1項4号
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[概要] 1 特許庁における手続の経過等(当事者間に争いがないか、又は当裁判所に
顕著である。)
(1) 被告は、発明の名称を「撮像装置」とする発明について、平成28年6
月22日を国際出願日(優先権主張:平成27年9月30日)とする特許出25
願(特願2017-542935号)をし、平成29年11月17日、特許
権の設定登録を受けた(特許第6244501号。請求項の数12。以下、
この特許を「本件特許」という。)。
(2) A (以下「A」という。)は、令和4年3月11日、本件特許(請
求項1及び6関係)について特許無効審判請求をし、特許庁はこれを無効2
022-800021号事件として審理を行った。5
(3) 特許庁は、令和5年9月12日、「本件審判の請求は、成り立たない。」
との審決(以下「本件審決」という。)をし、その謄本は同月22日Aに送
達された。
(4) Aは、令和5年10月23日、本件審決の取消しを求める本件訴訟を提
起した。10
▶判決の詳細
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特許権
令和7年5月15日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和5(ワ)70527等却下
消極的確認請求事件、損害賠償請求反訴事件
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特許権 | 84回 | 実施 | 38回 | 侵害 | 10回 | 損害賠償 | 9回 |
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[概要]
▶判決の詳細
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特許権
令和7年5月14日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和5(ワ)70035請求棄却
特許権侵害損害賠償請求事件 (携帯情報通信装置及び携帯情報通信装置を使用したパーソナルコンピュータシステム)
原告株式会社DAPリアライズ 被告シャープ株式会社
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特許法29条1項3号 特許法102条3項
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[概要] 本件は、発明の名称を「携帯情報通信装置及び携帯情報通信装置を使用した
パーソナルコンピュータシステム」とする特許第4555901号の特許(以
下「本件特許」という。)に係る特許権(以下「本件特許権」という。)を有す
る原告が、別紙被告製品目録記載の各製品(以下「被告各製品」といい、同目
録の記載に従い、同目録記載1の製品を「イ号製品」などという。)は本件特許25
の特許請求の範囲の請求項1に係る発明(以下「本件発明」という。)の技術的
範囲に属するものであり、被告が令和2年3月25日から令和5年1月29日
までの間に被告各製品を製造・販売したことが本件特許権の侵害に当たり、こ
れにより損害を被ったと主張して、不法行為に基づく損害賠償として、損害金
9億2300万円の一部である1000万円及びこれに対する遅延損害金の支
払を求める事案である。5
▶判決の詳細
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特許権
令和7年5月14日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和5(ワ)70004請求棄却
特許権侵害損害賠償請求事件 (携帯情報通信装置及び携帯情報通信装置を使用したパーソナルコンピュータシステム)
原告株式会社DAPリアライズ 被告ソニー株式会社
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特許法29条1項3号 特許法44条1項 特許法123条1項2号 特許法102条3項
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実施 | 87回 | 進歩性 | 17回 | 新規性 | 16回 | 分割 | 11回 |
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[概要] 本件は、発明の名称を「携帯情報通信装置及び携帯情報通信装置を使用した
パーソナルコンピュータシステム」とする特許第4555901号の特許(以
下「本件特許」という。)に係る特許権(以下「本件特許権」という。)を有す
る原告が、別紙被告製品目録記載の各製品(以下「被告各製品」といい、同目
録の記載に従い、同目録記載1の製品を「イ号製品」などという。)は本件特許25
の特許請求の範囲の請求項1に係る発明(以下「本件発明」という。)の技術的
範囲に属するものであり、被告が平成23年3月24日から令和5年1月9日
までの間に被告各製品を販売したことが本件特許権の侵害に当たり、これによ
り損害を被ったと主張して、不法行為に基づく損害賠償として、損害金118
億5400万円の一部である1000万円及びこれに対する遅延損害金の支払
を求める事案である。5
▶判決の詳細
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特許権
令和7年5月14日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和4(ワ)70131請求棄却
特許権侵害損害賠償請求事件 (携帯情報通信装置及び携帯情報通信装置を使用したパーソナルコンピュータシステム)
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特許法29条1項3号 特許法44条1項 特許法123条1項2号 特許法102条3項
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実施 | 39回 | 進歩性 | 16回 | 新規性 | 16回 | 分割 | 11回 |
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[概要] 本件は、発明の名称を「携帯情報通信装置及び携帯情報通信装置を使用した
パーソナルコンピュータシステム」とする特許第4555901号の特許(以15
下「本件特許」という。)に係る特許権(以下「本件特許権」という。)を有す
る原告が、別紙被告製品目録記載の各製品(以下「被告各製品」といい、同目
録の記載に従い、同目録記載1の製品を「イ号製品」などという。)は本件特許
の特許請求の範囲の請求項1に係る発明(以下「本件発明」という。)の技術的
範囲に属するものであり、被告が平成23年10月7日から令和4年12月220
6日までの間に被告各製品を販売したことが本件特許権の侵害に当たり、これ
により損害を被ったと主張して、不法行為に基づく損害賠償として、損害金5
5億500万円の一部である1000万円及びこれに対する遅延損害金の支払
を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和7年5月14日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10067控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
被控訴人X
株式会社日本デザインセンター
Y
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著作権法114条3項 著作権法114条2項 商標法38条2項
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[概要] 1 原判決中一審被告らの敗訴部分を取り消す。
2 前項の取消しに係る部分につき一審原告の請求をいずれも棄却する。
3 訴訟費用は第1、2審とも一審原告の負担とする。
▶判決の詳細
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特許権
令和7年5月14日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10114控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (キューブコーナー素子を有する層状体および再帰反射シート)
被控訴人日本カーバイド工業株式会社
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特許法29条2項 特許法123条1項2号 特許法100条1項
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[概要] エムイノベイティブ」と、「被告」を「被控訴人」と、「参加人」を「控訴人
スリーエムジャパン」と、「脱退原告」を「原審脱退原告スリーエムジャパン5
イノベーション株式会社」と、「別紙」を「原判決別紙」とそれぞれ読み替え
る。)
▶判決の詳細
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特許権
令和7年5月14日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(行ケ)10102審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (キューブコーナー素子を有する層状体および再帰反射シート)
被告日本カーバイド工業株式会社
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特許法123条1項4号 特許法123条1項2号 特許法36条6項2号 特許法36条6項1号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 設定登録
原告は、名称を「キューブコーナー素子を有する層状体および再帰反射シ
ート」とする発明に係る特許(特許第5302282号、請求項の数4。以
下「本件特許」といい、その特許権を「本件特許権」と、その明細書を「本10
件明細書」という。その特許公報は別紙のとおりである。甲1)の特許権者
である。
▶判決の詳細
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特許権
令和7年5月8日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(ネ)10041控訴棄却
特許権侵害に基づく損害賠償請求控訴事件 (携帯電話、Rバッジ、受信装置)
被控訴人株式会社ジィ・シィ企画
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特許法128条 特許法123条1項8号 特許法123条1項2号 特許法104条の3
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[概要] 1 発明の名称を「携帯電話、Rバッジ、受信装置」とする本件特許(特許第
4789092号)の特許権者である控訴人モビリティ及び本件特許権の専
用実施権者である控訴人モビリティ・エックスが、被控訴人による被告各製15
品の製造及び譲渡が本件特許権及び本件特許権の専用実施権の侵害に当たる
旨主張して、損害賠償を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和7年5月8日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(ネ)10043請求棄却
損害賠償請求控訴事件
被控訴人株式会社ジィ・シィ企画
株式会社モビリティ
Y
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不正競争防止法2条1項21号 特許法123条1項8号 特許法123条1項 不正競争防止法4条
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無効 | 82回 | 進歩性 | 50回 | 損害賠償 | 15回 | 侵害 | 10回 |
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[概要] 1 本件は、次の本訴及び反訴から成る事案である。
▶判決の詳細
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