権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
著作権
令和1年10月3日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)5427請求棄却
著作権侵害差止等請求事件
被告有限会社ピー・エム・エー
P3
P4(以下「
インターステラー」という。)
P5
ら
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著作権法18条1項 著作権法112条1項
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[概要] 本件は,原告が,「ライズ株式スクール」を運営していた被告ピー・エム・エー,25
その代表者である被告P3及びその取締役である被告P4,並びに被告P4が新た
に設立した会社である被告インターステラー及びその取締役である被告P5に対し,
原告が被告ピー・エム・エーから依頼を受けて作成した,同被告のウェブサイト
(1risekabu.com/ 以下「原告ウェブサイト」という。)を,被告らが無断で複製
し,新たなウェブサイト(risekabu.com/ 別紙被告著作物目録記載1。以下「被告
ウェブサイト」という。)及びこれと一体となった動画配信用のウェブサイト5
(https://plusone.socialcast.jp/ 別紙被告著作物目録記載2。以下「本件動画
ウェブサイト」という。)を制作してインターネット上に公開したことが,原告の
著作権及び著作者人格権の侵害並びにその他不法行為に当たると主張し,著作権法
112条1項,2項に基づき,①被告ウェブサイト及び本件動画ウェブサイトの複
製,翻案又は公衆送信の差止め,②被告ウェブサイト及び本件動画サイトの削除,10
並びに,③民法709条,719条,会社法429条1項に基づく損害賠償請求又
は原告と被告ピー・エム・エーとの契約に基づく請求として,1260万円及びこ
れに対する不法行為の後の日又は請求日の翌日である平成30年7月14日(被告
▶判決の詳細
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特許権
令和1年10月3日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10043控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (第IX因子/第IXa因子の抗体および抗体誘導体)
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特許法100条1項
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「第IX因子/第IXa因子の抗体および抗体誘導体」
とする特許第4313531号の本件特許権を共有する控訴人らが,原判決別紙「被
告製品目録」記載の製品(以下,「被告製品」という。)は,本件各発明の技術的範
囲に属すると主張して,被控訴人に対し,特許法100条1項に基づき,被告製品
の製造,使用,譲渡,輸出及び譲渡の申出(以下,これらを併せて「製造等」とい
う。)の差止めを求めるとともに,同条2項に基づき,被告製品の廃棄を求めた事案
である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年10月3日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)3928請求棄却
製造販売差止等請求事件
被告ウラックス電子株式会社
武蔵野通工株式会社
清水電子工業株式会社
P1
山陽電氣工業株式会社
今井電機株式会社
日幸電機株式会社
渡辺電機株式会社
有限会社イチデン製作所
浦川トランス工業株式会社
鶴田電機株式会社
株式会社保全工業
有限会社国電機製作所
大阪高波ら
東京トランス株式会社
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民法90条 不正競争防止法2条1項7号
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特許権 | 126回 | 実施 | 101回 | 許諾 | 77回 | ライセンス | 18回 |
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[概要] 本件は,川鉄電設株式会社(現JFE電制株式会社。以下「川鉄電設」という。)
が被告らと締結した,後記WBトランス事業に係る後記本件各基本契約についての
契約上の地位を川鉄電設より承継した原告が(一部は被告らと原告との直接契約),15
被告らの債務不履行を理由に本件各基本契約を解除したとして,被告らに対し,①
本件各基本契約解除前に発生していたロイヤルティ支払義務の履行として,本件各
基本契約に基づき,平成27年4月から8月までの未払いロイヤルティ(金額は,
別紙損害推計一覧表のとおり。)及びこれに対する支払期日の翌日である同年11
月1日から支払済みまでの商事法定利率である年6%の割合による遅延損害金の支20
払を請求し(請求の趣旨1ないし17),②被告らが,本件各基本契約の解除後に
おいても,原告から被告らに対して開示した後記本件技術情報を使用して変圧器を
製造,販売していることは,不正競争防止法2条1項7号の不正競争行為に当たる
として,同法3条1項及び2項に基づき,被告らの製品の製造,販売の差止め及び
廃棄を求めた(請求の趣旨18及び19)事案である。25
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商標権
令和1年10月3日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成31(ワ)256一部認容
商標権侵害差止等請求事件
被告P2
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商標法38条3項 商標法36条1項 商標法37条1号
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[概要] 本件は,原告が商標権を有している登録商標(以下「本件商標」という。)につ25
いて,被告が,これらと同一又は類似する標章(別紙被告標章目録1ないし6。以
下「被告標章1」等といい,総称して「被告各標章」という。)を商標として使用
しており,これは原告の商標権の侵害に当たると主張して,商標法36条1項及び
2項に基づき,その使用の差止め等を求め,民法709条,商標法38条3項に基
づき,本件商標に係る商標公報発行日である平成29年9月12日から平成31年
1月11日までの16か月の使用料相当損害額の損害賠償及びこれに対する訴状送5
達の日(同年1月25日)の翌日から支払済みまでの遅延損害金の支払を請求した
事案である。
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不正競争
令和1年10月3日 東京地方裁判所
▶概要
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平成31(ワ)5391
不正競争行為差止等請求事件
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[概要] 本件は,原告が,原告の販売する別紙「原告商品等表示目録」記載の標章が25
付され,又は形態的特徴を有するサーボモータ(以下,同目録1-1ないし同
1-3に対応する商品を「原告商品1」,同目録2-1ないし同2-3に対応す
る商品を「原告商品2」といい,併せて「原告商品」ともいう。)の標章又は形
態が原告の商品等表示として需要者の間に広く認識される状態に至っていたと
ころ,被告が販売を開始した別紙「被告商品等表示目録」記載の標章が付され,
又は形態的特徴を有するサーボモータ(以下,同目録1-1ないし同1-3に5
対応する商品を「被告商品1」,同目録2-1ないし同2-3に対応する商品を
「被告商品2」といい,併せて「被告商品」ともいう。)の標章又は形態は原告
商品の標章又は形態と類似し,これと混同を生じさせるから,被告による被告
商品の販売等は,不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条1項1号の不
正競争行為に当たる旨主張して,被告に対し,同法3条1項及び2項に基づき,10
被告商品の譲渡等の差止め及び商品表示の抹消を求める(前記第1の1ないし
3)と共に,同法4条に基づき,損害賠償金12万2629円及びこれに対す
る訴状送達の日の翌日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損
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特許権
令和1年10月2日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10108審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (重金属類を含む廃棄物の処理装置およびそれを用いた重金属類を含む廃棄物の処理方法)
被告特許庁長官豊永茂弘 原告G-8INTERNATIONA
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,平成24年4月4日,発明の名称を「重金属類を含む廃棄物の処理
装置およびそれを用いた重金属類を含む廃棄物の処理方法」とする発明について国
際特許出願をし,その後,国内移行の手続を採った(特願2014-508992。
請求項数5。甲10)。
(2) 原告は,平成28年7月15日付けで拒絶査定を受けたので,同年10月2
0日,これに対する不服の審判を請求し,特許庁は,これを不服2016-156
50号事件として審理した。原告は,平成30年4月4日付け手続補正書により,
特許請求の範囲を補正した(請求項の数5。甲11)。
(3) 特許庁は,同年6月12日,「本件審判の請求は,成り立たない。」との別紙
審決書(写し)記載の審決(以下「本件審決」という。)をし,その謄本は,同年7
月4日,原告に送達された。
(4) 原告は,同年8月1日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を提起した。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年10月2日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10161審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (ベッド操作装置及びプログラム)
被告特許庁長官河本充雄 原告パラマウントベッド株式会社
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特許法29条1項3号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,平成25年4月12日,発明の名称を「ベッド操作装置及びプログ
ラム」とする特許の出願をした(特願2013-084215。甲1)。
⑵ 原告は,平成29年5月22日付けで拒絶査定を受けたことから(甲8),同
年8月30日,これに対する不服審判の請求をし(甲9),特許庁は,上記請求を不
服2017-12815号事件として審理した。
▶判決の詳細
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商標権
令和1年10月2日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)38481請求棄却
商標権に基づく差止等請求事件
被告株式会社筑摩書房近藤美智子
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商標法3条1項3号
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無効 | 21回 | 商標権 | 14回 | 無効審判 | 11回 | 実施 | 10回 |
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[概要] 1 本件は,原告が,被告は,原告が商標権を有する登録商標に類似する標章を指
定役務に使用して上記商標権を侵害しているなどと主張して,商標法(以下「法」
という。)38条1項に基づく別紙目録記載の各商品の譲渡等の差止めと,同条10
2項に基づく同各商品の廃棄を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和1年9月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)30619請求棄却
販売差止等請求事件 (生鮮海産物の鮮度保持方法)
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不正競争防止法2条1項7号 不正競争防止法3条1項
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[概要] 1 事案の概要
本件は,原告が,被告に対し,原告と被告との間における新商品の共同開発に25
係る契約について債務不履行に基づく損害賠償及び被告製品の販売の差止めな
どを求めるとともに,被告が不正競争防止法2条1項7号の不正競争行為を行っ
たなどと主張して同法3条1項及び2項に基づく被告製品の製造,販売等の差止
め,半製品及びカタログ等の廃棄,被告のホームページからの被告製品に関する
掲載情報の削除,原告営業秘密の第三者への開示の禁止及び原告営業秘密が記録
された媒体の廃棄等並びに同法4条に基づく損害賠償を求める事案である。5
2 前提事実(当事者間に争いがないか,後掲各証拠及び弁論の全趣旨によって容
易に認められる事実)
原告は,冷凍,冷蔵,解凍機器及び冷熱,断熱装置を活用した設備ないしシ
ステムによるエネルギー事業を行うこと等を目的とする株式会社であり,代表
取締役はA(以下「A」という。)である。Aは,平成27年7月3日にブラン10
テック株式会社の商号で人工造雪システムの設計,製作,施工,工事,監理及
び販売等を目的とした株式会社を設立していたところ,平成28年2月29日,
▶判決の詳細
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不正競争
令和1年9月20日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10049控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
控訴人ピュロライト・エージー 被控訴人日立GEニュークリア・エナジー
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不正競争防止法2条1項7号 民法709条
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[概要] 本件は,控訴人が,控訴人との間で東京電力福島第一原子力発電所(以下「福
島第一原発」という。)における放射性物質汚染水浄化事業に関するパートナ
ーシップ契約を締結した被控訴人が,控訴人の関与なく,「高性能多核種除去
設備」に係る事業を受注し,同設備の設計等を行ったことが上記パートナーシ
ップ契約の排他的義務条項に違反する債務不履行に当たり,控訴人から開示さ
れた控訴人の営業秘密である技術情報を控訴人に無断で上記設計等に使用し,
第三者に開示したことが営業秘密の不正使用及び不正開示の不正競争(不正競
争防止法2条1項7号)に該当するなどと主張して,被控訴人に対し,①パー
トナーシップ契約の債務不履行に基づく損害賠償として7億7744万289
2米国ドル及びこれに対する平成25年12月10日から支払済みまで年7分
の割合による約定遅延損害金の支払を,②同法3条1項に基づき,福島第一原
発における放射能汚染水の浄化(放射性物質の除去)作業の従事等の差止め並
びに同法4条に基づく損害賠償として1218億4577万1613円及びこ
れに対する同年10月10日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による
遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年9月19日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10093審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (極めて高い機械的特性値をもつ成形部品を被覆圧延鋼板,特に被覆熱間圧延鋼板の帯材から型打ちによって製造する方法)
被告アルセロールミタル中村雅文 原告JFEスチール株式会社
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特許法36条4項1号 特許法2条3項2号 特許法36条
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[概要] 本件は,特許無効審判請求に対する不成立審決の取消訴訟である。争点は,①サ
ポート要件及び②実施可能要件の各認定判断の誤りの有無である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年9月19日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)5189請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (養殖魚介類への栄養補給体及びその製造方法)
被告ケアシェルサポートことP2
ら
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特許法101条5号 特許法102条2項 特許法73条3項 民法108条
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[概要] 本件は,発明の名称を「養殖魚介類への栄養補給体及びその製造方法」とする特
許権(以下「共有特許権」という。)を被告P2と共有するとともに,発明の名称
を「透析機洗浄排水の中和処理用マグネシウム系緩速溶解剤」とする特許権(以下
「甲4特許権」という。)を単独で有している原告が,被告らに対し,次の各請求
をする事案である。5
① 被告会社に対する請求
ⅰ 差止請求・廃棄請求
被告会社による別紙物件目録(1)記載の「ケアシェル」という商品名の粒状物
(養殖魚介類への栄養補給体)(以下「被告製品」という。)の製造販売が共有特
許権の直接侵害(均等侵害を含む。)に当たるとともに,甲4特許権の間接侵害(特10
許法101条5号)に当たることを理由とする,特許法100条1項及び2項に基
づく,被告製品の製造,譲渡等の差止め及び製造装置等の廃棄の請求
ⅱ 被告製品の製造販売を理由とする金銭請求
(ⅰ) 上記ⅰの各特許権侵害の不法行為に基づく,損害の賠償及びこれに対
する訴え変更申立書(令和元年7月3日付け)送達の日の翌日である令和元年7月15
▶判決の詳細
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特許権
令和1年9月19日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成31(行ケ)10005審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (アプリケーション生成支援システムおよびアプリケーション生成支援プログラム)
被告特許庁長官辻本泰隆 原告株式会社三菱UFJ銀行阿部実佑季
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特許法29条2項
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実施 | 26回 | 審決 | 17回 | 進歩性 | 2回 | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
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[概要] 本件は,特許出願拒絶査定に対する不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟
である。争点は,独立特許要件違反(進歩性欠如)の判断の誤りの有無である。
▶判決の詳細
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商標権
令和1年9月19日 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)11399請求棄却
商標権移転登録手続等請求事件
被告株式会社鈴屋 原告ダミアーニ・ジャパン株式会社
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商標法4条1項11号
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[概要] 1 原告は,別紙目録記載1ないし9の各登録商標(以下「本件各登録商標」と
いい,本件各登録商標に係る各商標権を「本件各商標権」という。なお,個別
の登録商標をいうときには,別紙目録記載の番号を用いて「本件登録商標1」5
などと呼称する。)に係る真の権利者であると主張する者であり,被告は,本件
各登録商標に係る商標登録(以下「本件各商標登録」という。)を有する商標権
者である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和1年9月19日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成31(ワ)1564請求棄却
差止等請求反訴事件
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不正競争防止法2条1項1号
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[概要] 1 本件は,反訴原告が,反訴被告が販売等する別紙反訴被告商品目録記載のカ
ラー筆ペン(以下「反訴被告商品」という。)は反訴原告が製造販売する周知の商
品等表示である別紙反訴原告商品目録記載のカラー筆ペン(以下「反訴原告商品」
という。)と類似の商品等表示を使用するものであり,これを譲渡等する行為は不
正競争防止法2条1項1号所定の不正競争に該当するとして,反訴被告に対し,同25
法3条1項に基づき反訴被告商品の販売等の差止めを求めるとともに,同条2項に
基づき反訴被告商品の販売等に供するなどした別紙物件目録記載の各物件の廃棄を
求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年9月19日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)7576一部認容
特許権侵害差止等請求事件 (基礎パッキン用スペーサ)
原告城東テクノ株式会社
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特許法102条2項 特許法102条3項 特許法100条1項
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侵害 | 52回 | 特許権 | 46回 | 損害賠償 | 16回 | 実施 | 15回 |
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[概要] 1 事案の概要
本件は,発明の名称を「基礎パッキン用スペーサ」とする特許権(以下「本件第
1特許権」という。)をかつて有し,また,発明の名称を「台輪,台輪の設置構造,
台輪の設置方法及び建造物本体の設置方法」とする特許権(以下「本件第2特許権」
という。)及び「台輪,台輪の設置構造及び設置方法」とする特許権(以下「本件15
第3特許権」という。)を共有している原告が,別紙「被告製品目録」記載の各製
品(スペーサ)を製造販売する被告に対し,特許法100条1項に基づき,同目録
2記載の製品の製造,販売等の差止めを,同条2項に基づき,同製品及びその半製
品の廃棄をそれぞれ請求するとともに,特許権侵害の不法行為に基づき,次の請求
をした事案である。20
(1) 特許法102条2項(一部製品に関しては予備的に同条3項)に基づく逸
失利益及び弁護士費用相当額の損害の一部の賠償請求
(2) 上記(1)の逸失利益に対する平成31年2月28日までの確定遅延損害金の
一部の支払請求
(3) 上記(1)の逸失利益に対する同年3月1日から支払済みまで民法所定の年525
▶判決の詳細
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特許権
令和1年9月18日 知的財産高等裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
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平成31(ネ)10032控訴棄却
損害賠償請求控訴事件 (稚魚を原料とするちりめんの製造法及びその製品)
控訴人株式会社グランパレコートドール 被控訴人株式会社中田水産和田聖仁
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[概要] 1 本件は,名称を「稚魚を原料とするちりめんの製造法及びその製品」とする
発明(本件発明)に係る特許権(本件特許権)を有する控訴人が,その専用実施権を
設定する旨の契約(本件契約)の相手方である被控訴人は,本件契約上専用実施権
者に義務付けられた特許発明の実施をせず,また,実施に係る報告もしなかったと
して,債務不履行による損害賠償請求権に基づき,本件契約第16条第2項による
約定損害金1000万円及びこれに対する請求日の翌日である平成28年10月7
日から支払済みまで商事法定利率である年6分の割合による遅延損害金の支払を求
めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年9月18日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10150審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (手袋に対するテクスチャード加工表面被覆および製造方法)
被告アンセルヘルスケアプロダクツ 原告株式会社東和コーポレーション市川泰央
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特許法36条4項1号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 被告は,平成16年6月30日,発明の名称を「手袋に対するテクスチャー
ド加工表面被覆および製造方法」とする特許(以下「本件特許」という。)の出願を
し,平成23年6月17日に特許権の設定登録を受けた(特許第4762896号。
請求項の数6)。
⑵ 原告は,平成29年8月31日,本件特許について無効審判の請求をし,特
許庁は,同請求を無効2017-800121号事件として審理した。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年9月18日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成31(行ケ)10012審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (ショベル,及びショベル用管理装置)
被告特許庁長官 原告住友建機株式会社
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,平成25年9月26日,発明の名称を「ショベル,及びショベル
用管理装置」とする発明について特許出願(特願2013-199265号。
請求項の数10。以下「本願」という。甲6)をした。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年9月18日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10151審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (ギャッチベッド用マットレス)
被告特許庁長官島田信一 原告パラマウントベッド株式会社
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特許法163条2項 特許法29条2項
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審決 | 55回 | 実施 | 7回 | 進歩性 | 4回 | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
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[概要] 1 手続の経緯等
⑴ 原告は,平成25年4月23日,名称を「ギャッチベッド用マットレス」
とする発明について特許出願をした(特願2013-90543号。以下
「本願」という。)。
⑵ 特許庁は,本願につき,平成29年3月28日付けで拒絶査定をした。
▶判決の詳細
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著作権
令和1年9月18日 知的財産高等裁判所 静岡地方裁判所
▶概要
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平成31(ネ)10035等一部認容
著作権侵害差止等請求控訴事件,同附帯控訴事件
控訴人兼附帯被
X
兼附帯被
Y 被控訴人兼附帯控訴人一般社団法人日本音楽著作権協会
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著作権法38条1項 著作権法112条1項 著作権法1条 民法90条
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[概要] 1 事案の概要
(1) 本件は,著作権等管理事業者である被控訴人が,控訴人らに対し,被控
訴人との間で利用許諾契約を締結しないまま,①控訴人Xが,平成20年6
月18日から平成27年1月22日までの間「Music Lounge
SUQSUQ」(旧SUQSUQ)の,平成27年7月9日から同年11月
30日までの間「LIVE BAND PARADISE」(PARADI
SE)の実質的経営者として,②控訴人らが,平成27年12月7日から現
在に至るまで,「Music Lounge SUQSUQ」(現SUQS
UQ)の実質的経営者として,それぞれ上記各店において,楽曲につき演奏,
歌唱ないしカラオケ機器により使用した行為が,被控訴人が著作権を管理す
る著作物(管理著作物)の演奏権ないし上映権侵害に当たると主張して,控
訴人らに対し,〈1〉著作権法112条1項に基づいて,現SUQSUQに
おける管理著作物の演奏・歌唱による使用の差止めを求めるとともに,
〈2〉主位的に著作権侵害の不法行為に基づく損害賠償請求として,予備的
に不当利得返還請求として,i)控訴人Xにつき,上記各店における平成20
▶判決の詳細
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商標権
令和1年9月18日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成31(行ケ)10036審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件
被告紀州住機建設株式会社 原告X
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商標法2条3項8号 商標法50条 商標法2条3項3号 商標法2条3項4号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(後掲各証拠及び弁論の全趣旨から認められる
事実)
⑴ 原告は,次の商標(以下「本件商標」という。)の商標権者である(甲
1)。
登録番号 第5639879号
登録出願日 平成25年7月9日
設定登録日 平成25年12月27日
登録商標(標準文字) アンドホーム
商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務
第37類 建設工事,建築工事に関する助言,建築物の
施工管理,建築設備の運転・点検・整備
第42類 建築物の設計,測量,地質の調査,デザイン
の考案,建築又は都市計画に関する研究
⑵ 被告は,本件商標の指定役務中,第42類「測量,地質の調査,建築又は
都市計画に関する研究」についての不使用を理由として,商標法50条1項
▶判決の詳細
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商標権
令和1年9月18日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成31(行ケ)10035審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件
被告紀州住機建設株式会社 原告X
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商標法2条3項8号 商標法50条 商標法2条3項4号 商標法2条3項3号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(後掲各証拠及び弁論の全趣旨から認められる
事実)
⑴ 原告は,次の商標(以下「本件商標」という。)の商標権者である(甲
1)。
登録番号 第5639879号
登録出願日 平成25年7月9日
設定登録日 平成25年12月27日
登録商標(標準文字) アンドホーム
商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務
第37類 建設工事,建築工事に関する助言,建築物の
施工管理,建築設備の運転・点検・整備
第42類 建築物の設計,測量,地質の調査,デザイン
の考案,建築又は都市計画に関する研究
⑵ 被告は,本件商標の指定役務中,第42類「建築物の設計,デザインの考
案」についての不使用を理由として,商標法50条1項に基づき,商標登録
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商標権
令和1年9月18日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成31(行ケ)10034審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件
被告紀州住機建設株式会社 原告X
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商標法2条3項8号 商標法2条3項3号 商標法50条 商標法2条3項4号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(後掲各証拠及び弁論の全趣旨から認められる
事実)
⑴ 原告は,次の商標(以下「本件商標」という。)の商標権者である(甲
1)。
登録番号 第5639879号
登録出願日 平成25年7月9日
設定登録日 平成25年12月27日
登録商標(標準文字) アンドホーム
商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務
第37類 建設工事,建築工事に関する助言,建築物の
施工管理,建築設備の運転・点検・整備
第42類 建築物の設計,測量,地質の調査,デザイン
の考案,建築又は都市計画に関する研究
⑵ 被告は,本件商標の指定役務中,第37類「建築工事に関する助言,建築
物の施工管理,建築設備の運転・点検・整備」についての不使用を理由とし
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商標権
令和1年9月18日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成31(行ケ)10033審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件
被告紀州住機建設株式会社 原告X
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商標法2条3項8号 商標法50条 商標法2条3項3号 商標法2条3項4号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(後掲各証拠及び弁論の全趣旨から認められる
事実)
⑴ 原告は,次の商標(以下「本件商標」という。)の商標権者である(甲
1)。
登録番号 第5639879号
登録出願日 平成25年7月9日
設定登録日 平成25年12月27日
登録商標(標準文字) アンドホーム
商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務
第37類 建設工事,建築工事に関する助言,建築物の
施工管理,建築設備の運転・点検・整備
第42類 建築物の設計,測量,地質の調査,デザイン
の考案,建築又は都市計画に関する研究
⑵ 被告は,本件商標の指定役務中,第37類「建設工事」についての不使用
を理由として,商標法50条1項に基づき,商標登録取消審判請求をし,平
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その他
令和1年9月18日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10089一部認容
損害賠償請求控訴事件
控訴人株式会社アールシーコア原雅宣 被控訴人株式会社秀和住研
株式会社秀和
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民法724条 民法166条1項 不正競争防止法4条
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[概要] 1 事案の要旨
⑴ 本件は,ログハウスを中心とする企画型住宅の設計をし,販売会社(販社)
を通じて顧客に販売している控訴人が,控訴人の販社であった被控訴人らにおいて,
控訴人の商品の展示場で勧誘した顧客に自らの商品である建物を販売するなどした
ことは,販社契約上の義務の違反に当たると主張して,① 平成12年から平成1
7年まで控訴人の販社であった被控訴人秀和住研に対し,債務不履行による損害賠
償請求権に基づき,419万2894円及びこれに対する遅延損害金の支払を求め,
② 平成17年以降控訴人の販社となった被控訴人秀和については債務不履行によ
る損害賠償請求権に基づき,その債務を連帯保証した被控訴人秀和住研については
保証債務履行請求権に基づき,被控訴人らに対し,1億1788万3739円及び
これに対する遅延損害金の連帯支払を求めた事案である(遅延損害金はいずれも訴
状送達の日の翌日である平成28年12月19日を起算日とし,商事法定利率であ
る年6分の割合による。)。
⑵ 原審は,控訴人の主張した2つの契約上の義務のうち,① 販社は模倣品を
取り扱ってはならない義務(模倣品非取扱義務)について,被控訴人らにおいて建
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特許権
令和1年9月18日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)44181
特許権侵害差止等請求事件 (電子メール送信装置及び電子メール送信制御方法)
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特許法36条6項1号 特許法126条 特許法36条6項2号 特許法101条1号
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分割 | 409回 | 進歩性 | 173回 | 侵害 | 62回 | 新規性 | 58回 |
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[概要] 1 本件は,原告が,被告は,別紙1物件目録記載の被告製品を製造販売等するこ
とによって原告の特許権(特許第4613238号及び特許第5307281号)
を侵害しており,また,かかる行為が原告の特許権の間接侵害(特許法101条
1号,2号,4号又は5号)に該当するなどと主張して,被告に対し,特許法15
00条1項に基づく被告製品の製造,販売及び販売の申出の差止め並びに同条2
項に基づく被告製品の廃棄を求めるとともに,民法709条及び特許法102条
2項に基づく損害賠償として9億5767万8572円の一部である1億円及
びこれに対する不法行為の後の日である平成30年1月10日(訴状送達の日の
翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求め10
る事案である。
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著作権
令和1年9月18日 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)14843一部認容
著作権侵害差止等請求事件
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著作権法114条3項 著作権法115条 民法190条1項 著作権法112条2項
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[概要] 1 事案の要旨5
本件は,原告が,原告代表者によりその職務上撮影された別紙2原告写真目録
記載1ないし61の各写真(以下,番号順に「本件写真1」などといい,これら
を一括して「本件各写真」という。)は著作物であり,被告において,本件各写
真を複製し,その複製物である別紙3被告写真目録記載1ないし156の各写真
(以下,番号順に「被告写真1」などといい,これらを一括して「被告各写真」10
という。また,本件各写真と被告各写真を併せて「本件各写真等」という。)を
運営するウェブサイトに掲載して公衆送信して原告の著作権(複製権又は翻案権,
公衆送信権)及び著作者人格権(氏名表示権,同一性保持権)を侵害したなどと
主張して,被告に対し,①著作権法112条1項に基づき,本件各写真等の複製,
改変,公衆送信の差止め(請求の趣旨1項),②同条2項に基づき,本件各写真15
等のデータの廃棄,その実態の報告,紙媒体による著作権侵害の調査,報告(請
求の趣旨2項,3項),③民法709条(対象期間は平成28年7月26日から
平成30年1月25日までである。)に基づき,損害金51万0600円(著作
権侵害につき46万3800円,著作者人格権侵害につき4万6800円の各損
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特許権
令和1年9月17日 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)24717請求棄却
損害賠償請求事件 (住宅地図)
被告株式会社ゼンリン 原告生活地図株式会社
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特許法2条3項1号 特許法101条1号 民法709条
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[概要] 1 事案の概要
本件は,発明の名称を「住宅地図」とする特許権(第3799107号)につ
いて特許権者から専用実施権の設定を受けた原告が,被告が制作し,インターネ
ット上でユーザに利用させている電子地図は前記特許権の請求項1の発明の技
術的範囲に属すると主張して,被告に対し,民法709条に基づき,1億円(一
部請求)及びこれに対する不法行為後の日である平成30年6月16日(訴状送5
達日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払
いを求める事案である。
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商標権
令和1年9月12日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成31(行ケ)10020審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告特許庁長官豊田純一 原告シーティービーエイティーニーリミテッド
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商標法4条1項11号 商標法1条 商標法4条
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[概要] 1 本件は,原告が出願した商標について拒絶査定を受けたことから,不服審判
請求をしたところ,請求は成り立たない旨の審決がされたので,原告がその取消し
を求める事案である。
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特許権
令和1年9月11日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10071控訴棄却
損害賠償請求控訴事件 (人脈関係登録システム,人脈関係登録方法と装置,人脈関係登録プログラムと当該プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体)
控訴人株式会社メキキ中島慧 被控訴人合同会社DMMGAMESホールディングス
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[概要] 1 本件は,名称を「人脈関係登録システム,人脈関係登録方法と装置,人脈
関係登録プログラムと当該プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記
録媒体」とする特許権(特許第3987097号)の特許権者である控訴人
が,訴訟承継前被告株式会社DMM.com及び同株式会社DMM.com
ラボ(承継前被告ら)の提供していたソーシャルネットワーキングサービス
(被告サービス)において使用されているサーバ(被告サーバ)について,
本件特許の特許請求の範囲の請求項1及び請求項3に係る発明(本件各発明)
の技術的範囲に属すると主張して,承継前被告らに対し,不法行為に基づく
損害賠償金1500万円及びこれに対する不法行為以後の日である平成29
年7月25日から支払済みまでの民法所定の年5分の割合による遅延損害金
の連帯支払を求める事案であり,被控訴人が,平成30年3月1日に会社分
割により承継前被告らの権利義務を承継した。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年9月11日 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)13400請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (アンテナ)
被告原田工業株式会社阿部実佑季
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特許法102条3項 特許法100条1項
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「アンテナ」とする特許権(登録番号特許第5213
250号)を共有する原告が,被告が製造,譲渡等をしている車載用アンテナ5
が,上記特許の請求項1~6に係る発明の技術的範囲に属すると主張して,被
告に対し,特許法100条1項に基づく別紙被告製品目録記載の各製品の製造
等の差止め及び同条2項に基づく同各製品の廃棄を求めるとともに,特許権侵
害の不法行為に基づく損害賠償請求として,又は,民法704条に基づく不当
利得返還請求として,1489万8400円及びこれに対する不法行為又は催10
告の後である平成30年5月16日(訴状送達日の翌日)から支払済みまで民
法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年9月11日 知的財産高等裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10006等一部認容
特許権侵害行為差止等請求控訴,同附帯控訴事件 (システム作動方法)
控訴人兼附帯被
株式会社カプコン 被控訴人兼附帯控訴人株式会社コーエーテクモゲームス
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特許法101条4号 特許法102条3項 特許法101条1号
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実施 | 174回 | 特許権 | 76回 | 侵害 | 75回 | 無効 | 28回 |
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「システム作動方法」とする特許(特許第33507
73号。請求項の数3。以下「本件特許A」といい,本件特許Aに係る特許権
を「本件特許権A」という。)及び発明の名称を「遊戯装置,およびその制御
方法」とする特許(特許第3295771号。請求項の数12。以下「本件特
許B」といい,本件特許Bに係る特許権を「本件特許権B」という。)の特許
権を有していた控訴人が,①被控訴人が業として,原判決別紙「イ号製品目録」
記載の各ゲームソフト(以下,同別紙の「番号」に従い「イ-1号製品」など
という。また,これらを併せて「イ号製品」と総称することがある。)を製造,
販売又は販売の申出をしたことは,本件特許Aの特許請求の範囲の請求項1及
び2に係る発明についての本件特許権Aの間接侵害(特許法101条4号)に
該当する,又は,侵害行為を惹起したことにつき不法行為が成立する,②被控
訴人が業として,原判決別紙「ロ号製品目録」記載の各ゲームソフト(以下,
同別紙の「番号」に従い「ロ-1号製品」などという。また,これらを併せて
「ロ号製品」と総称することがある。)を製造,販売したことは,本件特許B
▶判決の詳細
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特許権
令和1年9月10日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)12296一部認容
特許権侵害差止等請求事件 (棒状フック用のカードケース)
被告アイリスオーヤマ株式会社 原告株式会社ソーグ
ら
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特許法102条1項 特許法102条2項 特許法102条3項 特許法73条2項
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侵害 | 49回 | 特許権 | 48回 | 実施 | 46回 | 損害賠償 | 3回 |
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[概要] 本件は,発明の名称を「棒状フック用のカードケース」とする特許権を共有して15
いた原告らが,被告に対し,被告がカードケースの販売により原告らの特許権を侵
害したとして,不法行為に基づき,特許法102条1項又は2項(原告ソーグにつ
いては,予備的に同条3項)に基づく損害及び弁護士費用に相当する損害の賠償並
びに弁護士費用を除く損害について不法行為の後である平成28年6月18日から
支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。20
▶判決の詳細
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意匠権
令和1年9月5日 大阪高等裁判所
▶概要
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平成30(ネ)2523控訴棄却
意匠権侵害差止等請求控訴事件
控訴人兼被
(一審原告)シーシーエス株式会社
兼被
(一審被告)株式会社イマック
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意匠法3条2項 意匠法37条1項 民法704条 意匠法24条2項
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[概要] (以下,略称及び略称の意味は,特に断らない限り,原判決に従う。)
▶判決の詳細
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不正競争
令和1年9月5日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)9335請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
原告株式会社サンエス
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法19条1項3号 不正競争防止法19条1項5号 不正競争防止法2条1項3号
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[概要] 本件は,原告が,①別紙「原告製品1説明書」記載の製品(以下「原告製品
1」という。)の品番及び形態,並びに別紙「原告製品2説明書」記載の製品(以5
下「原告製品2」という。)の品番及び形態が原告の商品等表示として周知であ
るところ,被告において原告製品1と品番が一致し,形態の類似する別紙物件
目録記載1(1)の製品(以下「被告製品1(1)」といい,同様に,同目録記載1
(2)ないし2(3)の製品につき,それぞれ「被告製品1(2)」ないし「被告製品2
(3)」といい,被告製品1(1)ないし被告製品1(3)を併せて「被告製品1」,被10
告製品2(1)ないし被告製品2(3)を併せて「被告製品2」という。),被告製品
1(1)を含むセット品である被告製品1(2)及び被告製品1(3),原告製品2と品
番が一致し,形態の類似する被告製品2(1)並びに被告製品2(1)を含むセット
品である被告製品2(2)及び被告製品2(3)を販売した各行為が,不正競争防止
法2条1項1号の不正競争行為に当たり,また,原告製品2の形態を模倣した15
被告製品2(1)並びに被告製品2(1)を含むセット品である被告製品2(2)及び
被告製品2(3)を販売した各行為が,同法2条1項3号の不正競争行為に当た
る旨を主張して,被告に対し,同法3条1項,2項に基づき被告製品1及び被
▶判決の詳細
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著作権
令和1年9月4日 東京地方裁判所
▶概要
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令和1(ワ)11739
発信者情報開示請求事件
被告ニフティ株式会社穂積伸一
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著作権法14条
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[概要] 1 本件は,原告が,インターネットの動画投稿サイトである「FC2動画」に原
告が著作権を有する別紙作品目録記載の動画(以下「本件作品」という。)の一20
部を何者かが無断でアップロードしたことにより,原告の著作権(公衆送信権)
が侵害されたことが明らかであるから,同アップロードをした者(以下「発信者」
という。)への損害賠償請求権の行使等のために経由プロバイダである被告から
発信者情報の開示を受けるべき正当な理由があるなどと主張して,被告に対し,
特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する25
法律(以下「プロバイダ責任制限法」という。)4条1項に基づき,被告が保有
する別紙発信者情報目録記載の発信者情報の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年8月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)31544一部認容
特許権侵害差止等請求事件 (屈折率測定方法及びその装置)
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特許法36条6項1号 特許法102条2項 特許法44条1項 特許法100条1項
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[概要] 1 本件は,原告が,被告は別紙被告製品目録記載の製品(以下「被告製品」とい
う。)を輸入,販売等することにより原告の有する特許権を侵害していると主張10
して,被告に対し,特許法100条1項に基づく被告製品の輸入,使用,譲渡,
貸渡し並びに譲渡及び貸渡しの申出の差止め並びに同条2項に基づく被告製品
の廃棄を求めるとともに,民法709条及び特許法102条2項に基づく損害賠
償金627万2000円及びこれに対する不法行為の後の日(訴状送達の日の翌
日)である平成29年9月22日から支払済みまで民法所定の年5分の割合によ15
る遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年8月29日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10040控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (アルミニウム缶内にワインをパッケージングする方法)
控訴人バロークスプロプライアタ 被控訴人モンデ酒造株式会社
大和製罐株式会社
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特許法36条6項1号 特許法101条4号 特許法36条4項1号
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無効 | 26回 | 実施 | 14回 | 特許権 | 11回 | 無効審判 | 7回 |
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「アルミニウム缶内にワインをパッケージングする方
法」とする発明についての特許(特許第3668240号。請求項の数15。
以下,この特許を「本件特許」といい,本件特許に係る特許権を「本件特許権」
という。)の特許権者である控訴人が,被告各方法が缶入りワインという「物」
を生産する方法の発明である本件特許の特許請求の範囲の請求項1に係る発明
(以下「本件発明」という。)の技術的範囲に属し,被告各アルミ缶が被告各
方法の使用にのみ用いる物に該当し,被控訴人モンデ酒造による被告各方法を
使用した被告各製品の製造及び被控訴人モンデ酒造らによる被告各製品の販売
が本件特許権の侵害(直接侵害)に当たり,被控訴人大和製罐による被告各ア
ルミ缶の製造及び販売が本件特許権の間接侵害(特許法101条4号)に当た
る旨主張して,被控訴人モンデ酒造に対し,被告各方法の使用の差止めを,被
控訴人モンデ酒造らに対し,被告各製品の販売の差止め及び廃棄を,被控訴人
大和製罐に対し,被告各アルミ缶の製造等の差止め及び廃棄を求めるとともに,
被控訴人らに対し,本件特許権侵害の不法行為に基づく損害賠償5億7000
▶判決の詳細
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不正競争
令和1年8月29日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成31(ネ)10002一部認容
不正競争行為差止請求控訴事件
控訴人住友ベークライト株式会社柴野相雄 被控訴人日本コヴィディエン株式会社河村光
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,別紙3原告商品目録記載の商品(携帯用ディスポーザブル低圧持続
吸引器のうち排液ボトル及び吸引ボトルで構成されているもの。以下「原告商
品」という。)を販売する控訴人が,別紙1被告商品目録記載の商品(携帯用
ディスポーザブル低圧持続吸引器のうち排液ボトル及び吸引ボトルで構成され
ているもの。以下「被告商品」という。)を販売する被控訴人に対し,控訴人
の商品等表示として需要者の間に広く認識されている原告商品の形態と類似す
る形態を有する被告商品の販売は,原告商品と混同を生じさせる行為であるか
ら,不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条1項1号の不正競争に当
たる旨主張して,同法3条1項及び2項に基づいて,被告商品の譲渡等の差止
め及び廃棄を求める事案である。
▶判決の詳細
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