権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
特許権
令和1年7月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10131等審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (医薬品相互作用チェック装置)
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特許法29条1項2号
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審決 | 104回 | 無効 | 47回 | 進歩性 | 43回 | 実施 | 13回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告らは,名称を「医薬品相互作用チェック装置」とする発明に係る特許
権(特許第4537527号。出願日 平成12年3月28日,設定登録日
平成22年6月25日。請求項の数9。以下,「本件特許権」といい,同特
許権に係る特許を「本件特許」という。)の特許権者である(甲43)。
被告らは,平成26年1月22日,本件特許につき訂正審判請求をし,同
年3月5日付けで請求成立の審決がされた(以下,この訂正を「本件訂正」
という。)(乙14)。
(2) 原告は,平成29年3月9日,本件特許につき特許庁に無効審判請求をし,
特許庁は上記請求を無効2017-800032号事件として審理した。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年7月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10055審決取消訴訟
審決取消請求事件 (散乱光式煙感知器)
被告能美防災株式会社鷹見雅和 原告ホーチキ株式会社安井友章
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特許法164条の2
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,名称を「散乱光式煙感知器」とする発明に係る特許権(特許第4
010455号。平成15年4月24日出願(以下「本件出願日」という。),
平成19年9月14日設定登録。請求項の数8。以下,「本件特許権」とい
い,同特許権に係る特許を「本件特許」という。)の特許権者である(甲4
4)。
(2) 被告は,平成28年6月29日に特許庁に無効審判請求をし,特許庁は上
記請求を無効2016-800079号事件として審理した。原告は,同年
9月23日付けで本件特許の特許請求の範囲につき訂正請求した(以下「本
件訂正」という。)。
(3) 特許庁は,平成30年3月19日,「特許第4010455号の特許請求
の範囲を訂正請求書に添付された訂正明細書の特許請求の範囲のとおり,訂
正後の請求項〔1-8〕について訂正することを認める。特許第40104
55号の請求項1ないし6,8に係る発明についての特許を無効とする。特
許第4010455号の請求項7に係る発明についての審判請求は,成り立
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特許権
令和1年7月19日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成31(ネ)10019控訴棄却
損害賠償請求控訴事件 (住宅地図)
控訴人生活地図株式会社藤松文 被控訴人ヤフー株式会社木村広行
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特許法101条1号
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「住宅地図」とする発明についての特許(特許第37
99107号。請求項の数1。以下,この特許を「本件特許」といい,本件特
許に係る特許権を「本件特許権」という。)の専用実施権を有していた控訴人
が,被控訴人がユーザ端末にインストールされているWebブラウザを介して
ユーザ端末のディスプレイに地図を表示できるようにしたプログラム(以下「被
告地図プログラム」という。)を製作し,ユーザの求めに応じて被告地図プロ
グラムによってユーザ端末のディスプレイに原判決別紙物件目録記載の電子地
図(以下「被告地図」という。)を表示させる行為が,本件特許権の専用実施
権の侵害(直接侵害)に該当し,又は被控訴人による被告地図プログラムの製
作が上記専用実施権の間接侵害(特許法101条1号)に該当する旨主張して,
被控訴人に対し,専用実施権侵害の不法行為に基づく損害賠償として平成22
年9月7日から平成28年4月28日までの間の損害額の一部である1億円及
びこれに対する平成29年10月18日(不法行為の後で,訴状送達の日の翌
日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求め
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特許権
令和1年7月18日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10145審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (海生生物の付着防止方法およびそれに用いる付着防止剤)
被告三菱瓦斯化学株式会社
株式会社片山化学工業研究所
ナルコジャパン合同会社
ら
ら 原告内外化学製品株式会社高松政裕
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告らは,平成27年8月4日,発明の名称を「海生生物の付着防止方法
およびそれに用いる付着防止剤」とする発明について,特許出願(特願20
15-154203号,優先権主張同年4月15日(以下「本件優先日」と
いう。)。以下「本件出願」という。)をし,平成28年2月12日,特許
権の設定登録(特許第5879596号。請求項の数4。以下,この特許を
「本件特許」という。乙10)を受けた。
(2) 原告は,平成29年12月4日,本件特許について特許無効審判を請求し
た。
特許庁は,上記請求を無効2017-800145号事件として審理を行
い,平成30年9月11日,「本件審判の請求は,成り立たない。」との審
決(以下「本件審決」という。)をし,その謄本は,同月21日,原告に送
達された。
(3) 原告は,平成30年10月17日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を
提起した。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年7月18日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10133審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (1-[(6,7-置換―アルコキシキノキサリニル)アミノカルボニル]-4-(ヘテロ)アリールピペラジン誘導体)
被告特許庁長官 原告レクサンファーマシューティカルズ
コーリアリサーチインスティテュート
ら
ら
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特許法126条1項 特許法126条6項 特許法36条5項 特許法128条
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審決 | 23回 | 実施 | 12回 | 拒絶査定不服審判 | 8回 | 特許権 | 2回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告らは,発明の名称を「1-[(6,7-置換―アルコキシキノキサリ
ニル)アミノカルボニル]-4-(ヘテロ)アリールピペラジン誘導体」と
する発明について,平成17年10月18日(優先日平成16年11月17
日,優先権主張韓国)を国際出願日とする特許出願(特願2007-542
886号。以下「本件出願」という。)をし,平成29年3月3日,特許権
の設定登録(特許第6097946号。請求項の数8。以下,この特許を「本
件特許」という。甲2,19)を受けた。
(2) 原告らは,平成29年11月20日,請求項1ないし8を一群の請求項と
して,請求項1を訂正し,請求項2ないし5を削除する旨の訂正審判(訂正
2017-390124号事件)を請求したが(甲3),平成30年1月5
日付けの訂正拒絶理由通知(甲6)を受けたため,同年3月1日付けの意見
書(甲7)を提出した。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年7月18日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)7456請求棄却
職務発明対価金請求事件
被告株式会社イサミ
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特許法35条3項 実用新案法11条3項
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[概要] 1 本件は,被告の従業員であった原告が,在職中にした3件の商品開発に係る20
職務発明又は職務考案(以下「職務発明等」という。)につき,特許又は実用新案
登録を受ける権利(以下「特許等を受ける権利」という。)を被告にそれぞれ譲渡
したとして,被告に対し,特許法35条3項(平成27年法律第55号による改正
前のもの。以下同じ),実用新案法11条3項に基づき,上記各譲渡に対する相当
対価の合計額1084万7046円及びこれに対する平成30年10月4日(訴状25
送達の日の翌日)から支払済みまで年5分の割合による遅延損害金の支払を請求す
る事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年7月18日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)4311一部認容
特許権侵害差止等請求事件
被告株式会社アイラッシュガレージ
株式会社ビューティガレージ
ら補佐人弁理士松下昌弘
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特許法102条2項 特許法102条4項 特許法100条1項 特許法102条3項
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損害賠償 | 34回 | 侵害 | 32回 | 実施 | 29回 | 特許権 | 22回 |
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[概要] 本件は,アイメイク施術台に関する特許を有する原告が,被告らに対し,被告ら
が販売し又は販売の申出をする製品が原告の特許権を侵害すると主張し,①特許法
100条1項及び2項に基づき,販売,販売の申出の禁止並びに廃棄を,②同法1
02条2項,民法709条に基づく損害賠償として,被告らに対し,各1900万
8000円及びうち178万2000円に対し不法行為の後の日である訴状送達の20
日(平成29年5月18日)の翌日から,うち1722万6000円に対する請求
拡張の後の日である平成30年8月1日から各支払済みまで年5分の割合による遅
延損害金の支払を請求する事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年7月10日 知的財産高等裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
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平成31(ネ)10010控訴棄却
不当利得返還請求控訴事件 (導光板および導光板アセンブリ)
控訴人嶋田プレシジヨン株式会社大森剛 被控訴人Amazon.comInt’lSales,Inc.石原尚子
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特許法29条の2 民法703条
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[概要] 1 本件は,名称を「導光板および導光板アセンブリ」とする発明に係る本件特
許権(特許第2865618号)を有する控訴人が,被控訴人の販売する電子書籍
リーダーは上記特許権に係る特許請求の範囲に記載された構成と均等なものとして
特許発明の技術的範囲に属し,その販売による利益に相当する損失を控訴人が被っ
たと主張して,被控訴人に対し,民法703条の不当利得返還請求権に基づき,本
件特許権の実施料相当額の一部であることを明示した上で150万円の返還を求め,
併せてこれに対する訴状送達の日の翌日である平成28年6月11日から支払済み
まで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年7月4日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)3973請求棄却
損害賠償等請求事件
被告ハリマ化成株式会社
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民法130条 民法134条 民事訴訟法61条 特許法34条の2
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[概要] 本件は,原告が被告に対し,主位的に,「特許権等の専用実施権および仮専用実
施権の設定に関する契約書」に係る契約に基づき,実施料(一時金)4500万円25
及びこれに対する契約成立から60日が経過した後である平成28年6月21日か
ら支払済みまで商事法定利率である年6分の割合による遅延損害金の支払を請求す
るとともに,予備的に,被告が上記契約の停止条件を成就させる意思がないのに,
本件契約を締結してノウハウ等を詐取した旨主張して,不法行為に基づき,損害の
賠償及びこれに対する不法行為の後である同月20日から支払済みまで民法所定の
年5分の割合による遅延損害金の支払を請求する事案である。5
▶判決の詳細
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特許権
令和1年6月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10146審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (パチンコ機)
被告特許庁長官 原告株式会社平和
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成23年12月27日にした特許出願(特願2011-285
629号)の一部を分割し,平成28年2月24日,発明の名称を「パチン
コ機」とする発明について特許出願(特願2016-33001号。以下「本
願」という。甲3)をした。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年6月27日 知的財産高等裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
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平成31(ネ)10009控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (薬剤分包用ロールペーパ)
控訴人日進医療器株式会社
株式会社セイエー
OHU株式会社
ら
ら補佐人弁理士石川大輔 被控訴人株式会社湯山製作所
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特許法101条1号 民事訴訟法2条 特許法104条の3 特許法17条の2
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無効 | 171回 | 無効審判 | 44回 | 進歩性 | 40回 | 審決 | 33回 |
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[概要] 本件は,発明の名称を「薬剤分包用ロールペーパ」とする発明についての特
許(特許第4194737号。以下「本件特許」という。)の特許権(以下「本
件特許権」という。)を有していた被控訴人が,控訴人らによる原判決別紙「被
告製品目録」記載の製品(以下「被告製品」という。)の製造,販売が本件特
許権の間接侵害(特許法101条1号)等に当たる旨主張して,本件特許権侵
害の不法行為に基づく損害賠償として999万6781円及びこれに対する不
法行為の後である訴状送達の日の翌日から支払済みまで民法所定の年5分の割
合による遅延損害金の連帯支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年6月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10134審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告JNC株式会社深井俊至 原告メルクパテントゲゼルシクテルハフツング
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特許法164条の2 特許法36条6項1号
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[概要] 本件は,被告が請求した特許無効審判の無効成立審決に対する取消訴訟である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年6月27日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10087控訴棄却
債務不履行に伴う契約解除により返金請求と,その契約不履行と相当因果関係にある損害の賠償請求控訴事件
被告)プロパテント株式会社 控訴人(一審原告)X 被控訴人(一審被告)プロパテント株式会社
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民法559条 民法637条
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[概要] 1 本件の原審は,電子ファイル構造等に係る本件特許(特許第5926470
号)の特許権者である控訴人が,本件特許発明の米国出願をするに当たり,被控訴
人に本件特許の願書に添付した明細書等の英語翻訳を依頼したところ,被控訴人の
作成した翻訳に誤訳・改ざん等があったと主張して,主位的に,①被控訴人の債務
不履行による契約解除に基づく契約代金返還請求及び損害賠償請求並びに被控訴人
の代表者であるA(以下「A」という,)の取締役としての第三者に対する責任(会
社法429条1項)に基づく損害賠償請求として,被控訴人及びAに対し,645
万3200円及びこれに対する平成29年8月22日(最初の訴状訂正申立書の作
成日付)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の連帯支払を,
また,②被控訴人及びAの不法行為に基づく損害賠償請求として,被控訴人及びA
に対し,上記と同額の連帯支払を,さらに,予備的に,③被控訴人の請負契約に係
る担保責任による契約解除に基づく契約代金返還請求及び損害賠償請求として,被
控訴人に対し,645万3200円及びこれに対する平成29年8月22日から支
払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年6月26日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10045審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (複数分子の抗原に繰り返し結合する抗原結合分子)
被告中外製薬株式会社星埜正和 原告アレクシオンファーマシューテ
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特許法36条4項1号 特許法1条
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実施 | 111回 | 無効 | 37回 | 審決 | 21回 | 優先権 | 16回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,名称を「複数分子の抗原に繰り返し結合する抗原結合分子」とす
る発明に係る特許権(特許第5824095号。平成21年4月10日(優
先権主張 平成20年4月11日,平成20年9月26日,平成21年3月
19日)を出願日とする特願2010-507273号の一部を平成23年
8月4日に新たな特許出願とした特願2011-171225号の一部を平
成23年12月8日に新たな特許出願とした特願2011-268497号
の一部を平成24年7月19日に新たな特許出願とした特願2012-16
0692号の一部を新たな特許出願とした(以下,同出願日を「本件出願日」
という。)もの。設定登録日 平成27年10月16日。請求項の数6。以
下,「本件特許権」といい,同特許権に係る特許を「本件特許」という。)
の特許権者である(甲19)。
(2) 原告は,平成28年12月19日,本件特許につき特許庁に無効審判請求
をし,特許庁は上記請求を無効2016-800138号事件として審理し
た。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年6月26日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10044審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (複数分子の抗原に繰り返し結合する抗原結合分子)
被告中外製薬株式会社星埜正和 原告アレクシオンファーマシューテ
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特許法36条4項1号 特許法1条
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,名称を「複数分子の抗原に繰り返し結合する抗原結合分子」とす
る発明に係る特許権(特許第5503698号。平成21年4月10日(優
先権主張 平成20年4月11日,平成20年9月26日,平成21年3月
19日)を出願日とする特願2010-507273号の一部を平成23年
8月4日に新たな特許出願とした特願2011-171225号の一部を平
成23年12月8日に新たな特許出願とした特願2011-268497号
の一部を平成24年7月19日に新たな特許出願とした(以下,同出願日を
「本件出願日」という。)もの。設定登録日 平成26年3月20日。請求
項の数6。以下,「本件特許権」といい,同特許権に係る特許を「本件特許」
という。)の特許権者である(甲16)。
(2) 原告は,平成28年12月19日,本件特許につき特許庁に無効審判請求
をし,特許庁は上記請求を無効2016-800137号事件として審理し
た。被告は,平成29年3月24日付けで訂正請求をした(以下「本件訂正」
という。)。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年6月26日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10043審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (複数分子の抗原に繰り返し結合する抗原結合分子)
被告中外製薬株式会社星埜正和 原告アレクシオンファーマシューテ
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特許法36条4項1号 特許法1条
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,名称を「複数分子の抗原に繰り返し結合する抗原結合分子」とす
る発明に係る特許権(特許第4954326号。出願日 平成21年4月1
0日(優先権主張 平成20年4月11日,平成20年9月26日,平成2
1年3月19日)(以下,出願日を「本件出願日」という。),設定登録日
平成24年3月23日。請求項の数6。以下,「本件特許権」といい,同特
許権に係る特許を「本件特許」という。)の特許権者である(甲16)。
(2) 原告は,平成28年12月19日,本件特許につき特許庁に無効審判請求
をし,特許庁は上記請求を無効2016-800136号事件として審理し
た。
(3) 特許庁は,平成29年11月22日,審判請求は成り立たない旨の審決(以
下「本件審決」という。)をし,その謄本は,同月30日,原告に送達され
た。出訴期間として90日が附加された。
(4) 原告は,平成30年3月29日,本件審決の取消しを求めて本件訴訟を提
起した。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年6月26日 知的財産高等裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
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平成31(ネ)10001等控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴,同附帯控訴事件 (美容器)
控訴人兼附帯被
株式会社ファイブスター 被控訴人兼附帯控訴人株式会社MTG
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特許法102条1項 特許法167条 特許法29条2項 特許法100条1項
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無効 | 61回 | 無効審判 | 23回 | 進歩性 | 21回 | 審決 | 21回 |
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[概要] 1 本件は,名称を「美容器」とする各発明に係る各特許権(特許第5791
844号及び特許第5791845号。本件特許1及び2)を有する被控訴
人が,控訴人が業として販売等する原判決別紙被告製品目録記載の製品(被
告製品)は,本件発明1及び2の技術的範囲に属するとして,控訴人に対し,
特許法100条1項に基づく同製品の製造・販売等の差止め,同条2項に基
づく半製品及び金型等の廃棄,並びに,平成27年8月14日から平成28
年7月末日までの不法行為に基づく損害賠償として,民法709条により,
●●●●●●●●●円及びうち●●●●円に対する不法行為の日以後である
本訴状送達日の翌日(平成28年5月15日)から,うち●●●●●●●●
●円に対する不法行為の日以後である訴えの変更申立書送達日の翌日(平成
29年10月17日)から,それぞれ支払済みまで民法所定の年5分の割合
による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年6月26日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)15518請求棄却
損害賠償請求事件 (会話処理装置および方法,並びに記録媒体)
被告IPsoftJapan
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特許法101条1号 特許法100条1項 特許法112条3項
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新規性 | 64回 | 実施 | 50回 | 無効 | 35回 | 進歩性 | 31回 |
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[概要] 1 本件は,原告が,原告の有する特許権に係る特許発明の技術的範囲に属する別5
紙1記載の製品(以下「本件製品」という。)を被告が製造販売等する行為が同
特許権の直接侵害又は間接侵害に当たるなどと主張して,被告に対し,特許法1
00条1項に基づく本件製品の製造,譲渡等の差止めと,民法709条,特許法
102条3項に基づく損害賠償として4500万円及びこれに対する不法行為
の後の日である平成29年5月18日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで10
民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年6月20日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)9201一部認容
特許権侵害差止等請求事件 (シリコーン・ベースの界面活性剤を含むアルコール10含有量の高い発泡性組成物)
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特許法102条3項 特許法36条6項2号 特許法100条1項 特許法36条4項1号
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実施 | 128回 | 特許権 | 19回 | 侵害 | 14回 | 進歩性 | 11回 |
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「シリコーン・ベースの界面活性剤を含むアルコール10
含有量の高い発泡性組成物」とする発明に係る特許権(特許第5891575号。
以下「本件特許権」といい,これに係る特許を「本件特許」という。)を有する原
告が,被告サラヤ株式会社(以下「被告サラヤ」という。)が製造し,同被告及び
被告東京サラヤ株式会社(以下「被告東京サラヤ」という。)が販売する速乾性手
指消毒剤である別紙物件目録記載1及び2の各製品(以下,同記載1の各製品を15
「被告製品1」と,同記載2の各製品を「被告製品2」とそれぞれ総称し,また,
これらを併せて「被告各製品」という。)がいずれも,本件特許の請求項1,5及
び6に係る各発明(以下,請求項の番号に従って「本件発明1」のようにいい,ま
た,これらを併せて「本件各発明」という。)の技術的範囲に属するとして,被告
らに対し,以下の各請求をする事案である。20
(1) 差止請求
ア 被告らに対する請求
本件特許権に基づく被告各製品の販売等の差止請求(特許法100条1項)
イ 被告サラヤに対する請求
▶判決の詳細
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特許権
令和1年6月20日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10166審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (プログラム及びサーバ)
被告特許庁長官尾崎淳史 原告株式会社バンダイナムコエン
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特許法29条2項
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実施 | 64回 | 審決 | 19回 | 分割 | 3回 | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
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[概要] 本件は,特許出願拒絶査定に対する不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟
である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年6月18日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)43269
特許権侵害差止等請求事件 (抗ウイルス性衛生マスク)
被告株式会社徳光
株式会社マルゼン
ら 原告株式会社ジムウェイ
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特許法100条1項 特許法102条2項 民法709条 特許法29条2項
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[概要] 本件は,発明の名称を「抗ウイルス性衛生マスク」とする特許権を有する原告15
が,被告らに対し,被告らが製造,販売等する別紙被告製品目録記載の製品(以
下「被告製品」という。)が,原告の特許権を侵害していると主張して,特許法
100条1項に基づき被告製品の製造等の差止め,同条2項に基づき被告製品及
びその半製品の廃棄,民法709条及び特許法102条2項に基づき,被告徳光
につき損害賠償金11万6270円,被告マルゼンにつき損害賠償金33万5020
38円及びこれらに対する不法行為の後の日である平成31年3月26日から
支払済みまで年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年6月17日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(行コ)10006控訴棄却
異議申し立て棄却処分取消請求控訴事件
控訴人X 被控訴人国
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特許法112条の2
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[概要] 1 本件は,控訴人が,特許料等の不納付により消滅したものとみなされた本件
特許権について本件納付書を提出したにもかかわらず,特許庁長官から本件却下処
分を受けたことを不服として,本件異議申立てをしたが,これを棄却する旨の本件
決定を受けたため,控訴人が,本件却下処分及び本件決定の各取消しを求めるとと
もに,慰謝料の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年6月13日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10125審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (β-アミロイドの対外的減少のための新規組成物及びその製造方法)
被告特許庁長官村上騎見高 原告アミレックスファーマシュイテッド
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特許法69条 特許法29条2項 特許法29条1項3号
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[概要] 本件は,特許出願拒絶査定に対する不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟
である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年6月12日 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)28391請求棄却
特許権侵害差止請求事件
被告コーアイセイ株式会社
日本ケミファ株式会社
日本ジェネリック株式会社
コーアバイオテックベイ株式会社堀籠佳典
ら
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特許法105条1項
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[概要] 1 本件は,原告が,被告らが別紙物件目録記載の各製剤(以下,それぞれを符号
に従い「本件製剤1」のようにいい,併せて「本件各製剤」という。)を製造・
販売等する行為が原告の特許権を侵害すると主張して,被告らに対し,特許法125
00条1項に基づく本件各製剤の生産,使用,譲渡若しくは貸渡し,輸出若しく
は輸入,譲渡若しくは貸渡しの申出又は譲渡若しくは貸渡しのための展示の差止
めと,同条2項に基づく本件各製剤の廃棄を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年6月7日 知的財産高等裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10063控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (二酸化炭素含有粘性組成物)
控訴人ネオケミア株式会社
株式会社コスメプロ
株式会社アイリカ
株式会社キアラマキアート
ウインセンス株式会社
株式会社コスメボーゼ
クリアノワール株式会社 被控訴人株式会社メディオン・リサーチ
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特許法102条2項 特許法102条3項 特許法101条1号 民法709条
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実施 | 91回 | 侵害 | 71回 | 特許権 | 57回 | 損害賠償 | 9回 |
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[概要] 1 本件は,名称を「二酸化炭素含有粘性組成物」とする発明に係る2件の特
許権(特許第4659980号及び特許第4912492号。本件特許権1及び
本件特許権2)を有する被控訴人が,①控訴人らが製造,販売する原判決別紙
「被告製品目録」記載の炭酸パック化粧料(被告各製品)は上記各特許権に係る
発明(本件各発明)の技術的範囲に属し,それらの製造,販売が上記各特許権の
直接侵害行為に該当するとともに,②控訴人ネオケミアが被告各製品の一部に使
用する顆粒剤を製造,販売した行為は上記各特許権の間接侵害行為(特許法10
1条1号又は2号)に該当するなどとして,控訴人らに対し,同法100条1項
及び2項に基づく被告各製品及び顆粒剤の製造,販売等の差止め及び廃棄並びに,
別紙「請求一覧」のとおり,特許登録日から各項記載の日までの期間の不法行為
に基づく損害賠償金及びこれに対する民法所定の年5分の割合による遅延損害金
の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年6月6日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10088控訴棄却
特許権侵害行為差止等請求控訴事件 (マグネット歯車及びその製造方法,これを用いた流量計)
控訴人タカハタプレシジョン株式会社 被控訴人株式会社Toshin
笛吹精工株式会社
ら
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特許法29条1項1号 特許法100条1項 特許法29条1項2号 特許法104条の3
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「マグネット歯車及びその製造方法,これを用いた流
量計」とする特許(特許第5554433号。請求項の数5。以下,この特許
を「本件特許」といい,本件特許に係る特許権を「本件特許権」という。)の
特許権者である控訴人が,原判決別紙被告ら物件目録1記載のマグネット歯車
(以下「被告マグネット歯車」という。)が本件特許の特許請求の範囲の請求
項1に係る発明(以下「本件発明」という。)の技術的範囲に属し,被告らに
よる被告マグネット歯車及び同歯車を使用した同目録2記載の流量計用指針ユ
ニット(以下「被告ユニット」といい,また,被告マグネット歯車と被告ユニ
ットを併せて「被告製品」という。)の製造,販売が本件特許権の侵害に当た
る旨主張して,被控訴人らに対し,特許法100条1項及び2項に基づき,被
告製品の製造,販売等の差止め及び被告製品,半製品等の廃棄を求めるととも
に,本件特許権侵害の不法行為に基づく損害賠償として5830万円及びこれ
に対する平成29年6月9日(不法行為の後である訴状送達の日の翌日)から
支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の連帯支払を求める事
▶判決の詳細
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特許権
令和1年5月30日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10180審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (キャリーバッグ)
被告特許庁長官 原告X
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成28年12月27日,発明の名称を「キャリーバッグ」とす
る発明について,特許出願(特願2016-258008号。請求項の数3。
以下「本願」という。乙1)をした。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年5月29日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成31(ネ)10006控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (敗血症及び敗血症様全身性感染の検出のための方法及び物質)
控訴人ベー・エル・アー・ハー・エム・エス 被控訴人ラジオメーター株式会社
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特許法101条5号 特許法100条1項
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「敗血症及び敗血症様全身性感染の検出のための方法
及び物質」とする特許(特許第5215250号。請求項の数1。以下「本件
特許」といい,本件特許に係る特許権を「本件特許権」という。)の特許権者
である控訴人が,原判決別紙物件目録記載1の装置(以下「被告装置」という。)
及び同目録記載2のキット(以下「被告キット」という。)を用いる敗血症及
び敗血症様全身性感染の検出に係る方法(以下「被告方法」という。)が本件
特許の特許請求の範囲の請求項1に係る発明(以下「本件発明」という。)の
技術的範囲に属し,被控訴人による被告装置の製造,譲渡,輸入,貸渡し,譲
渡又は貸渡しの申出(以下「製造等」という。)が本件特許権の間接侵害(特
許法101条5号)に当たり,被控訴人による被告キットの製造等(ただし,
被告キットについては貸渡し及び貸渡しの申出を除く。以下同じ。)が本件特
許権の間接侵害(同条4号)に当たると主張して,被控訴人に対し,①特許法
100条1項に基づき,被告装置及び被告キットの製造等の差止め,②同条2
項に基づき,被告装置及び被告キットの廃棄を求めるとともに,③本件特許権
▶判決の詳細
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特許権
令和1年5月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)44053請求棄却
特許権侵害差止請求事件
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特許法36条6項1号 特許法36条6項2号 特許法102条2項 特許法100条1項
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実施 | 65回 | 分割 | 34回 | 進歩性 | 28回 | 特許権 | 27回 |
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[概要] 1 事案の要旨
⑴ 本件は,特許第6226216号の特許権(以下「本件特許権1」とい
う。),特許第6241794号の特許権(以下「本件特許権2」という。),特
許第6253842号の特許権(以下「本件特許権3」といい,本件特許権1及び5
2と併せて「本件各特許権」という。また,本件各特許権に係る特許及び明細書を,
特許権の番号に対応させて「本件特許1」,「本件明細書1」などといい,これら
の特許及び明細書を一括して「本件各特許」,「本件各明細書」という。)につき,
それぞれ専用実施権(以下,特許権の番号に対応させて「本件専用実施権1」など
といい,これらを一括して「本件各専用実施権」という。)を有する原告が,被告10
らにおいて製造,販売,販売の申出(以下,これらの行為を一括して「製造販売等」
という。)をしている別紙2被告製剤目録記載1の各製剤(以下,これらを一括し
て「被告製剤」という。)は本件特許1の特許請求の範囲請求項1記載の発明(以
下「本件発明1」という。),本件特許2の特許請求の範囲請求項1ないし3記載
の各発明(以下,請求項の番号に対応させて「本件発明2-1」などといい,これ15
らを一括して「本件発明2」という。),本件特許3の特許請求の範囲請求項1記
▶判決の詳細
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特許権
令和1年5月28日 知的財産高等裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10090控訴棄却
自由発明対価等請求控訴事件
控訴人X株式会社 被控訴人サントリーホールディングス
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特許法35条3項 特許法33条3項
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[概要] 1 本件は,後記の特許に係る発明の発明者の一人で,金沢大学の助教授であっ
た控訴人が,同発明についての特許を受ける権利の持分をサントリー株式会社(以
下「サントリー」という。)に譲渡したと主張して,同特許権の特許権者の一人で,
組織改編によりサントリーの権利義務を承継した被控訴人に対し,①特許法35条
3項(平成27年法律第55号による改正前のもの。以下同じ。)に基づく職務発
明の対価として(同請求を,以下「主位的請求」という。),②上記発明がサントリ
ーとの関係で職務発明でないとしても,特許を受ける権利の譲渡に伴う合理的意思
解釈又は信義誠実の原則による合理的な譲渡対価として(同請求を,以下「予備的
請求1」という。),③控訴人が金沢大学の「従業者等」であり,サントリーの「従
業者等」でないとしても,金沢大学とサントリーとの一体的な関係に照らして特許
法35条3項の類推適用に基づく相当の対価として(同請求を,以下「予備的請求
2」という。),(1)平成27年3月までの国内販売分について1億3500万円及
びこれに対する平成29年8月9日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで年5
分の割合による遅延損害金,(2)平成27年4月以降の国内販売分及び平成15年
以降平成29年までの国外販売分について発明対価の支払を請求した事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年5月23日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10123審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (トンネルの構造)
被告特許庁長官 原告株式会社ドクター中松創研
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特許法17条の2
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成26年9月24日,発明の名称を「トンネルの構造」とする
発明について特許出願(特願2014-193861号。請求項の数1。以
下「本願」という。甲5)をした。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年5月23日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10047審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (半導体装置およびシステム)
被告東芝メモリ株式会社 原告創見資訊股份有限公司(「トランセンレイテッド」)
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特許法29条1項3号 特許法131条の2 特許法134条の2 特許法29条1項2号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 株式会社東芝(以下「東芝」という。)は,平成23年3月16日にした
特許出願(特願2011-58140号。以下「原出願」といい,原出願の
願書に最初に添付した明細書,特許請求の範囲及び図面を併せて「原出願当
初明細書」という。)の一部を分割して,平成26年6月30日,発明の名
称を「半導体装置およびシステム」とする発明について特許出願(特願20
14-134709号。以下「本件出願」といい,本件出願の願書に添付し
た明細書を,図面を含めて「本件明細書」という。)をした。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年5月22日 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)10157請求棄却
独占的通常実施権に基づく損害賠償請求事件 (フラットパネルディスプレイの製造方法,フラットパネルディスプレイ用のガラス基板の外面機械研磨装置)
被告株式会社NSC
株式会社ジャパンディスプレイ
ら
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特許法101条4号 特許法102条3項 特許法101条5号
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実施 | 27回 | 侵害 | 14回 | 特許権 | 10回 | 間接侵害 | 7回 |
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「フラットパネルディスプレイの製造方法,フラット
パネルディスプレイ用のガラス基板の外面機械研磨装置」とする発明に係る特
許権(特許番号第3741708号。以下「本件特許権」又は「本件特許」と
いう。また,特許請求の範囲請求項の符号に従って同各請求項に係る発明を5
「本件発明1」などといい,本件発明1,2,7及び8を総称して「本件各発
明」という。)の独占的通常実施権者である原告が,被告らによるフラットパ
ネルディスプレイの製造方法は本件発明1及び2の技術的範囲に属し,被告N
SCの使用する装置は本件発明7及び8の技術的範囲に属すると主張し,本件
発明1及び2については被告らが共同して原告の独占的通常実施権を侵害し,10
本件発明7及び8については被告NSCが同権利を侵害したとして,被告らに
対し連帯して損害賠償金3億3000万円(一部請求)及びこれに対する不法
行為の後の日である平成30年4月17日(本訴状送達の日の翌日)から支払
済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年5月22日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)14753一部認容
特許権侵害行為差止請求事件 (ネジおよびドライバビット)
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民法703条 特許法100条
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「ネジおよびドライバビット」とする特許第4220
610号(以下「本件特許」という。)に係る特許権(以下「本件特許権」とい
う。)を有していた原告が,被告に対し,被告は業として別紙被告製品目録記10
載の各ネジ(以下,総称して「被告製品」という。)を製造等することにより
本件特許権を侵害したと主張し,特許法100条第1項に基づく被告製品の生
産等の差止め及び同条第2項に基づく被告製品の完成品,半製品及び生産用金
型の廃棄を求めるとともに,民法703条に基づき実施料相当額7200万円
(一部請求)及びこれに対する平成28年12月6日(訴えの変更申立書の送15
達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の
支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年5月16日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)12529請求棄却
損害賠償等請求事件
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特許法102条1項 特許法100条1項 民事訴訟法61条
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[概要] 本件は,特許権(特許第4653110号)の専用実施権を有する原告が,被告
に対し,①(a)被告が原告から購入した同特許権に係る特許の実施品であるケーシ25
ングのチャック爪を交換することが実施品の生産行為に該当し,専用実施権を侵害
するとして,不法行為に基づき,損害の賠償及びこれに対する不法行為の後の日で
ある訴状送達日の翌日から支払済みまで民法所定の年5%の割合による遅延損害金
の支払を請求するとともに,(b)特許法100条1項に基づき,上記実施品の修理の
差止めを請求し,②被告との間で,被告が上記実施品を使用する杭引抜き工事を受
注したときは,受注工事代金額の5%(消費税別)を使用料として支払うことを合5
意したとして,その合意に基づき,被告が原告から受注した工事に係る使用料及び
消費税並びにこれらに対する訴状送達日の翌日から支払済みまで商事法定利率であ
る年6%の割合による遅延損害金の支払を請求する事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成31年4月25日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10094審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (流体で満たされた管内の狭窄部の特徴を描写するシステムおよびその動作方法)
被告特許庁長官三崎仁 原告メドソルブリミテッド五十嵐貴裕
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特許法36条4項1号
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[概要] 本件は,特許出願拒絶査定に対する不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟
である。
▶判決の詳細
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特許権
平成31年4月25日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10082審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (車両のドアフレームに細長いストリップを貼付する方法)
被告特許庁長官 原告スリーエムイノベイティブプロパ
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,発明の名称を「車両のドアフレームに細長いストリップを貼付す
る方法」とする発明について,2011年(平成23年)8月26日(優先日
2010年(平成22年)9月3日,優先権主張国欧州特許庁)を国際出願日
とする特許出願(特願2013-527137号。請求項の数15。以下「本
願」という。)をした。
▶判決の詳細
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特許権
平成31年4月25日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10061審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (安定な炭酸水素イオン含有薬液)
被告国立大学法人千葉大学
扶桑薬品工業株式会社
両名
両名 原告ニプロ株式会社
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特許法134条の2 特許法126条5項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 被告らは,発明の名称を「安定な炭酸水素イオン含有薬液」とする発明に
ついて,平成20年10月6日(優先日平成19年10月5日(以下「本件
優先日」という。),優先権主張国日本)を国際出願日とする特許出願(特
願2009-536137号。以下「本件出願」という。)をし,平成25
年8月2日,特許権の設定登録(特許第5329420号。請求項の数17。
以下,この特許を「本件特許」という。甲35)を受けた。
⑵ 原告は,平成29年1月30日,本件特許について特許無効審判の請求(無
効2017-800014号事件)をした(甲13)。
被告らは,平成29年10月20日付けの無効理由通知(職権審理結果通
知)(甲22)を受けたため,同年11月24日付けで,請求項1ないし5
及び8ないし10からなる一群の請求項を,請求項11ないし17からなる
一群の請求項をそれぞれ訂正する旨の訂正請求(以下「本件訂正」という。
甲24)をした。
▶判決の詳細
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特許権
平成31年4月25日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10017一部認容
特許権侵害差止等請求控訴事件 (2-ベンゾイルシクロヘキサン-1,3-ジオン)
控訴人兼被
ビーエーエスエフ(以下「一審原告」という。) 被控訴人兼控訴人バイエルクロップサイエンス(以下「一審被告」という。)
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特許法102条3項 特許法134条の2 特許法126条5項 特許法100条1項
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[概要] 1 事案の経緯等
(1) 本件は,発明の名称を「2-ベンゾイルシクロヘキサン-1,3-ジオ
ン」とする本件特許権を有する一審原告が,一審被告に対し,一審被告が被告各製
品を製造し,販売し,譲渡し,貸渡し,輸入し,又は譲渡等の申出をすることは,
本件特許権を侵害すると主張して,①特許法100条1項及び2項に基づき,被告
各製品の製造販売等の差止め及び廃棄を求めるとともに,②被告製品2に係る特許
権侵害の不法行為並びに被告製品1に係る一審被告及び全農らの共同不法行為によ
る損害賠償(対象期間は,いずれも平成22年9月24日~平成28年9月30
日)として,19億2918万3720円(特許法102条3項により算定される
損害額並びに弁護士及び弁理士費用の合計額),及び,うち1億円に対する不法行
為後の日(訴状送達の日の翌日)である平成27年2月13日から,うち18億2
918万3720円に対する不法行為後の日(平成29年4月7日付け訴えの追加
的変更申立書送達の日の翌日)である平成29年4月11日から,各支払済みまで
民法所定年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成31年4月24日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10082控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (加熱調理器)
控訴人アイリスオーヤマ株式会社弓削田博 被控訴人日立アプライアンス株式会社牧野知彦
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特許法126条5項 特許法29条2項 特許法126条7項 特許法126条1項
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「加熱調理器」とする特許第3895311号の特許
権(本件特許権)及び同特許権に基づく被控訴人に対する一切の請求権の譲渡
を受けた控訴人が,被控訴人に対し,被控訴人において製造し,販売する別紙
1物件目録記載の各製品(被告製品1)及び被控訴人において製造し,販売し
ていた別紙2販売額一覧表記載の被告製品2ないし被告製品7に対応する各製
品につき,本件特許の請求項1記載の発明(本件発明)の技術的範囲に属する
から,被控訴人による被告各製品(被告製品1ないし被告製品7)の製造及び
販売は本件特許権を侵害する旨を主張して,①特許法100条1項に基づき被
告製品1の製造及び販売の差止めを,②同条2項に基づき被告製品1の廃棄を
求めると共に,③民法709条の不法行為による損害賠償請求権(対象期間は,
平成19年1月1日から平成28年12月31日までである。)に基づき,4
億1700万円及びこれに対する不法行為後の日である平成29年7月20日
から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事
案である。
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