| 権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
特許権
令和1年10月3日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)3928請求棄却
製造販売差止等請求事件
被告ウラックス電子株式会社
武蔵野通工株式会社
清水電子工業株式会社
P1
山陽電氣工業株式会社
今井電機株式会社
日幸電機株式会社
渡辺電機株式会社
有限会社イチデン製作所
浦川トランス工業株式会社
鶴田電機株式会社
株式会社保全工業
有限会社国電機製作所
大阪高波ら
東京トランス株式会社
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民法90条 不正競争防止法2条1項7号
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| 特許権 | 126回 | | 実施 | 101回 | | 許諾 | 77回 | | ライセンス | 18回 |
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[概要] 本件は,川鉄電設株式会社(現JFE電制株式会社。以下「川鉄電設」という。)
が被告らと締結した,後記WBトランス事業に係る後記本件各基本契約についての
契約上の地位を川鉄電設より承継した原告が(一部は被告らと原告との直接契約),15
被告らの債務不履行を理由に本件各基本契約を解除したとして,被告らに対し,①
本件各基本契約解除前に発生していたロイヤルティ支払義務の履行として,本件各
基本契約に基づき,平成27年4月から8月までの未払いロイヤルティ(金額は,
別紙損害推計一覧表のとおり。)及びこれに対する支払期日の翌日である同年11
月1日から支払済みまでの商事法定利率である年6%の割合による遅延損害金の支20
払を請求し(請求の趣旨1ないし17),②被告らが,本件各基本契約の解除後に
おいても,原告から被告らに対して開示した後記本件技術情報を使用して変圧器を
製造,販売していることは,不正競争防止法2条1項7号の不正競争行為に当たる
として,同法3条1項及び2項に基づき,被告らの製品の製造,販売の差止め及び
廃棄を求めた(請求の趣旨18及び19)事案である。25
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特許権
令和1年10月2日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10108審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (重金属類を含む廃棄物の処理装置およびそれを用いた重金属類を含む廃棄物の処理方法)
被告特許庁長官豊永茂弘 原告G-8INTERNATIONA
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,平成24年4月4日,発明の名称を「重金属類を含む廃棄物の処理
装置およびそれを用いた重金属類を含む廃棄物の処理方法」とする発明について国
際特許出願をし,その後,国内移行の手続を採った(特願2014-508992。
請求項数5。甲10)。
(2) 原告は,平成28年7月15日付けで拒絶査定を受けたので,同年10月2
0日,これに対する不服の審判を請求し,特許庁は,これを不服2016-156
50号事件として審理した。原告は,平成30年4月4日付け手続補正書により,
特許請求の範囲を補正した(請求項の数5。甲11)。
(3) 特許庁は,同年6月12日,「本件審判の請求は,成り立たない。」との別紙
審決書(写し)記載の審決(以下「本件審決」という。)をし,その謄本は,同年7
月4日,原告に送達された。
(4) 原告は,同年8月1日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を提起した。
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特許権
令和1年10月2日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10161審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (ベッド操作装置及びプログラム)
被告特許庁長官河本充雄 原告パラマウントベッド株式会社
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特許法29条1項3号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,平成25年4月12日,発明の名称を「ベッド操作装置及びプログ
ラム」とする特許の出願をした(特願2013-084215。甲1)。
⑵ 原告は,平成29年5月22日付けで拒絶査定を受けたことから(甲8),同
年8月30日,これに対する不服審判の請求をし(甲9),特許庁は,上記請求を不
服2017-12815号事件として審理した。
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特許権
令和1年9月19日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)7576一部認容
特許権侵害差止等請求事件 (基礎パッキン用スペーサ)
原告城東テクノ株式会社
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特許法102条2項 特許法102条3項 特許法100条1項
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| 侵害 | 52回 | | 特許権 | 46回 | | 損害賠償 | 16回 | | 実施 | 15回 |
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[概要] 1 事案の概要
本件は,発明の名称を「基礎パッキン用スペーサ」とする特許権(以下「本件第
1特許権」という。)をかつて有し,また,発明の名称を「台輪,台輪の設置構造,
台輪の設置方法及び建造物本体の設置方法」とする特許権(以下「本件第2特許権」
という。)及び「台輪,台輪の設置構造及び設置方法」とする特許権(以下「本件15
第3特許権」という。)を共有している原告が,別紙「被告製品目録」記載の各製
品(スペーサ)を製造販売する被告に対し,特許法100条1項に基づき,同目録
2記載の製品の製造,販売等の差止めを,同条2項に基づき,同製品及びその半製
品の廃棄をそれぞれ請求するとともに,特許権侵害の不法行為に基づき,次の請求
をした事案である。20
(1) 特許法102条2項(一部製品に関しては予備的に同条3項)に基づく逸
失利益及び弁護士費用相当額の損害の一部の賠償請求
(2) 上記(1)の逸失利益に対する平成31年2月28日までの確定遅延損害金の
一部の支払請求
(3) 上記(1)の逸失利益に対する同年3月1日から支払済みまで民法所定の年525
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特許権
令和1年9月19日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成31(行ケ)10005審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (アプリケーション生成支援システムおよびアプリケーション生成支援プログラム)
被告特許庁長官辻本泰隆 原告株式会社三菱UFJ銀行阿部実佑季
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特許法29条2項
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| 実施 | 26回 | | 審決 | 17回 | | 進歩性 | 2回 | | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
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[概要] 本件は,特許出願拒絶査定に対する不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟
である。争点は,独立特許要件違反(進歩性欠如)の判断の誤りの有無である。
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特許権
令和1年9月19日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)5189請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (養殖魚介類への栄養補給体及びその製造方法)
被告ケアシェルサポートことP2
ら
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特許法101条5号 特許法102条2項 特許法73条3項 民法108条
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[概要] 本件は,発明の名称を「養殖魚介類への栄養補給体及びその製造方法」とする特
許権(以下「共有特許権」という。)を被告P2と共有するとともに,発明の名称
を「透析機洗浄排水の中和処理用マグネシウム系緩速溶解剤」とする特許権(以下
「甲4特許権」という。)を単独で有している原告が,被告らに対し,次の各請求
をする事案である。5
① 被告会社に対する請求
ⅰ 差止請求・廃棄請求
被告会社による別紙物件目録(1)記載の「ケアシェル」という商品名の粒状物
(養殖魚介類への栄養補給体)(以下「被告製品」という。)の製造販売が共有特
許権の直接侵害(均等侵害を含む。)に当たるとともに,甲4特許権の間接侵害(特10
許法101条5号)に当たることを理由とする,特許法100条1項及び2項に基
づく,被告製品の製造,譲渡等の差止め及び製造装置等の廃棄の請求
ⅱ 被告製品の製造販売を理由とする金銭請求
(ⅰ) 上記ⅰの各特許権侵害の不法行為に基づく,損害の賠償及びこれに対
する訴え変更申立書(令和元年7月3日付け)送達の日の翌日である令和元年7月15
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特許権
令和1年9月19日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10093審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (極めて高い機械的特性値をもつ成形部品を被覆圧延鋼板,特に被覆熱間圧延鋼板の帯材から型打ちによって製造する方法)
被告アルセロールミタル中村雅文 原告JFEスチール株式会社
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特許法36条4項1号 特許法2条3項2号 特許法36条
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[概要] 本件は,特許無効審判請求に対する不成立審決の取消訴訟である。争点は,①サ
ポート要件及び②実施可能要件の各認定判断の誤りの有無である。
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特許権
令和1年9月18日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成31(行ケ)10012審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (ショベル,及びショベル用管理装置)
被告特許庁長官 原告住友建機株式会社
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,平成25年9月26日,発明の名称を「ショベル,及びショベル
用管理装置」とする発明について特許出願(特願2013-199265号。
請求項の数10。以下「本願」という。甲6)をした。
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特許権
令和1年9月18日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)44181
特許権侵害差止等請求事件 (電子メール送信装置及び電子メール送信制御方法)
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特許法36条6項1号 特許法126条 特許法36条6項2号 特許法101条1号
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| 分割 | 409回 | | 進歩性 | 173回 | | 侵害 | 62回 | | 新規性 | 58回 |
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[概要] 1 本件は,原告が,被告は,別紙1物件目録記載の被告製品を製造販売等するこ
とによって原告の特許権(特許第4613238号及び特許第5307281号)
を侵害しており,また,かかる行為が原告の特許権の間接侵害(特許法101条
1号,2号,4号又は5号)に該当するなどと主張して,被告に対し,特許法15
00条1項に基づく被告製品の製造,販売及び販売の申出の差止め並びに同条2
項に基づく被告製品の廃棄を求めるとともに,民法709条及び特許法102条
2項に基づく損害賠償として9億5767万8572円の一部である1億円及
びこれに対する不法行為の後の日である平成30年1月10日(訴状送達の日の
翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求め10
る事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年9月18日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10151審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (ギャッチベッド用マットレス)
被告特許庁長官島田信一 原告パラマウントベッド株式会社
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特許法163条2項 特許法29条2項
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| 審決 | 55回 | | 実施 | 7回 | | 進歩性 | 4回 | | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
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[概要] 1 手続の経緯等
⑴ 原告は,平成25年4月23日,名称を「ギャッチベッド用マットレス」
とする発明について特許出願をした(特願2013-90543号。以下
「本願」という。)。
⑵ 特許庁は,本願につき,平成29年3月28日付けで拒絶査定をした。
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特許権
令和1年9月18日 知的財産高等裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
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平成31(ネ)10032控訴棄却
損害賠償請求控訴事件 (稚魚を原料とするちりめんの製造法及びその製品)
控訴人株式会社グランパレコートドール 被控訴人株式会社中田水産和田聖仁
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[概要] 1 本件は,名称を「稚魚を原料とするちりめんの製造法及びその製品」とする
発明(本件発明)に係る特許権(本件特許権)を有する控訴人が,その専用実施権を
設定する旨の契約(本件契約)の相手方である被控訴人は,本件契約上専用実施権
者に義務付けられた特許発明の実施をせず,また,実施に係る報告もしなかったと
して,債務不履行による損害賠償請求権に基づき,本件契約第16条第2項による
約定損害金1000万円及びこれに対する請求日の翌日である平成28年10月7
日から支払済みまで商事法定利率である年6分の割合による遅延損害金の支払を求
めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年9月18日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10150審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (手袋に対するテクスチャード加工表面被覆および製造方法)
被告アンセルヘルスケアプロダクツ 原告株式会社東和コーポレーション市川泰央
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特許法36条4項1号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 被告は,平成16年6月30日,発明の名称を「手袋に対するテクスチャー
ド加工表面被覆および製造方法」とする特許(以下「本件特許」という。)の出願を
し,平成23年6月17日に特許権の設定登録を受けた(特許第4762896号。
請求項の数6)。
⑵ 原告は,平成29年8月31日,本件特許について無効審判の請求をし,特
許庁は,同請求を無効2017-800121号事件として審理した。
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特許権
令和1年9月17日 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)24717請求棄却
損害賠償請求事件 (住宅地図)
被告株式会社ゼンリン 原告生活地図株式会社
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特許法2条3項1号 特許法101条1号 民法709条
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[概要] 1 事案の概要
本件は,発明の名称を「住宅地図」とする特許権(第3799107号)につ
いて特許権者から専用実施権の設定を受けた原告が,被告が制作し,インターネ
ット上でユーザに利用させている電子地図は前記特許権の請求項1の発明の技
術的範囲に属すると主張して,被告に対し,民法709条に基づき,1億円(一
部請求)及びこれに対する不法行為後の日である平成30年6月16日(訴状送5
達日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払
いを求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年9月11日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10071控訴棄却
損害賠償請求控訴事件 (人脈関係登録システム,人脈関係登録方法と装置,人脈関係登録プログラムと当該プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体)
控訴人株式会社メキキ中島慧 被控訴人合同会社DMMGAMESホールディングス
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[概要] 1 本件は,名称を「人脈関係登録システム,人脈関係登録方法と装置,人脈
関係登録プログラムと当該プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記
録媒体」とする特許権(特許第3987097号)の特許権者である控訴人
が,訴訟承継前被告株式会社DMM.com及び同株式会社DMM.com
ラボ(承継前被告ら)の提供していたソーシャルネットワーキングサービス
(被告サービス)において使用されているサーバ(被告サーバ)について,
本件特許の特許請求の範囲の請求項1及び請求項3に係る発明(本件各発明)
の技術的範囲に属すると主張して,承継前被告らに対し,不法行為に基づく
損害賠償金1500万円及びこれに対する不法行為以後の日である平成29
年7月25日から支払済みまでの民法所定の年5分の割合による遅延損害金
の連帯支払を求める事案であり,被控訴人が,平成30年3月1日に会社分
割により承継前被告らの権利義務を承継した。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年9月11日 知的財産高等裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10006等一部認容
特許権侵害行為差止等請求控訴,同附帯控訴事件 (システム作動方法)
控訴人兼附帯被
株式会社カプコン 被控訴人兼附帯控訴人株式会社コーエーテクモゲームス
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特許法101条4号 特許法102条3項 特許法101条1号
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| 実施 | 174回 | | 特許権 | 76回 | | 侵害 | 75回 | | 無効 | 28回 |
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「システム作動方法」とする特許(特許第33507
73号。請求項の数3。以下「本件特許A」といい,本件特許Aに係る特許権
を「本件特許権A」という。)及び発明の名称を「遊戯装置,およびその制御
方法」とする特許(特許第3295771号。請求項の数12。以下「本件特
許B」といい,本件特許Bに係る特許権を「本件特許権B」という。)の特許
権を有していた控訴人が,①被控訴人が業として,原判決別紙「イ号製品目録」
記載の各ゲームソフト(以下,同別紙の「番号」に従い「イ-1号製品」など
という。また,これらを併せて「イ号製品」と総称することがある。)を製造,
販売又は販売の申出をしたことは,本件特許Aの特許請求の範囲の請求項1及
び2に係る発明についての本件特許権Aの間接侵害(特許法101条4号)に
該当する,又は,侵害行為を惹起したことにつき不法行為が成立する,②被控
訴人が業として,原判決別紙「ロ号製品目録」記載の各ゲームソフト(以下,
同別紙の「番号」に従い「ロ-1号製品」などという。また,これらを併せて
「ロ号製品」と総称することがある。)を製造,販売したことは,本件特許B
▶判決の詳細
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特許権
令和1年9月11日 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)13400請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (アンテナ)
被告原田工業株式会社阿部実佑季
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特許法102条3項 特許法100条1項
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「アンテナ」とする特許権(登録番号特許第5213
250号)を共有する原告が,被告が製造,譲渡等をしている車載用アンテナ5
が,上記特許の請求項1~6に係る発明の技術的範囲に属すると主張して,被
告に対し,特許法100条1項に基づく別紙被告製品目録記載の各製品の製造
等の差止め及び同条2項に基づく同各製品の廃棄を求めるとともに,特許権侵
害の不法行為に基づく損害賠償請求として,又は,民法704条に基づく不当
利得返還請求として,1489万8400円及びこれに対する不法行為又は催10
告の後である平成30年5月16日(訴状送達日の翌日)から支払済みまで民
法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年9月10日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)12296一部認容
特許権侵害差止等請求事件 (棒状フック用のカードケース)
被告アイリスオーヤマ株式会社 原告株式会社ソーグ
ら
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特許法102条1項 特許法102条2項 特許法102条3項 特許法73条2項
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| 侵害 | 49回 | | 特許権 | 48回 | | 実施 | 46回 | | 損害賠償 | 3回 |
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[概要] 本件は,発明の名称を「棒状フック用のカードケース」とする特許権を共有して15
いた原告らが,被告に対し,被告がカードケースの販売により原告らの特許権を侵
害したとして,不法行為に基づき,特許法102条1項又は2項(原告ソーグにつ
いては,予備的に同条3項)に基づく損害及び弁護士費用に相当する損害の賠償並
びに弁護士費用を除く損害について不法行為の後である平成28年6月18日から
支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。20
▶判決の詳細
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特許権
令和1年8月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)31544一部認容
特許権侵害差止等請求事件 (屈折率測定方法及びその装置)
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特許法36条6項1号 特許法102条2項 特許法44条1項 特許法100条1項
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[概要] 1 本件は,原告が,被告は別紙被告製品目録記載の製品(以下「被告製品」とい
う。)を輸入,販売等することにより原告の有する特許権を侵害していると主張10
して,被告に対し,特許法100条1項に基づく被告製品の輸入,使用,譲渡,
貸渡し並びに譲渡及び貸渡しの申出の差止め並びに同条2項に基づく被告製品
の廃棄を求めるとともに,民法709条及び特許法102条2項に基づく損害賠
償金627万2000円及びこれに対する不法行為の後の日(訴状送達の日の翌
日)である平成29年9月22日から支払済みまで民法所定の年5分の割合によ15
る遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年8月29日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成31(ワ)3277一部認容
損害賠償請求事件
被告日本知財開発株式会社
株式会社ジンム
P2
P4
P5
P6
P7
P8
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特許法98条1項
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| 特許権 | 90回 | | 侵害 | 19回 | | 損害賠償 | 14回 | | 実施 | 11回 |
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[概要] 本件は,原告が,被告らに対し,被告らが一体となって原告に対し地盤工法やナ
ビゲーションシステムに関する特許権の共有持分を購入すれば近日中に大幅に価値15
が上がる等と嘘を言って勧誘し,特許権持分の購入代金名下に不法に多額の金員を
支払わせたとして,共同不法行為ないし会社法429条1項に基づく損害賠償請求
として,9032万円及びこれに対する平成29年3月8日(最後の不法行為の日)
から支払済みまでの遅延損害金の連帯支払を請求する事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年8月29日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10084審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (アルミニウム缶内にワインをパッケージングする方法)
被告大和製罐株式会社鮫島正洋 原告バロークスプロプライアタ
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特許法36条6項1号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,発明の名称を「アルミニウム缶内にワインをパッケージングする
方法」とする発明について,平成14年6月5日(優先日平成13年9月2
8日(以下「本件優先日」という。),優先権主張国オーストラリア)を国
際出願日とする特許出願(特願2003-532366号。以下「本件出願」
という。)をし,平成17年4月15日,特許権の設定登録(特許第366
8240号。請求項の数15。以下,この特許を「本件特許」という。甲1
29,163)を受けた。
(2) 被告は,平成28年4月6日,本件特許について特許無効審判の請求(無
効2016-800043号事件)をした。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年8月29日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10040控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (アルミニウム缶内にワインをパッケージングする方法)
控訴人バロークスプロプライアタ 被控訴人モンデ酒造株式会社
大和製罐株式会社
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特許法36条6項1号 特許法101条4号 特許法36条4項1号
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| 無効 | 26回 | | 実施 | 14回 | | 特許権 | 11回 | | 無効審判 | 7回 |
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「アルミニウム缶内にワインをパッケージングする方
法」とする発明についての特許(特許第3668240号。請求項の数15。
以下,この特許を「本件特許」といい,本件特許に係る特許権を「本件特許権」
という。)の特許権者である控訴人が,被告各方法が缶入りワインという「物」
を生産する方法の発明である本件特許の特許請求の範囲の請求項1に係る発明
(以下「本件発明」という。)の技術的範囲に属し,被告各アルミ缶が被告各
方法の使用にのみ用いる物に該当し,被控訴人モンデ酒造による被告各方法を
使用した被告各製品の製造及び被控訴人モンデ酒造らによる被告各製品の販売
が本件特許権の侵害(直接侵害)に当たり,被控訴人大和製罐による被告各ア
ルミ缶の製造及び販売が本件特許権の間接侵害(特許法101条4号)に当た
る旨主張して,被控訴人モンデ酒造に対し,被告各方法の使用の差止めを,被
控訴人モンデ酒造らに対し,被告各製品の販売の差止め及び廃棄を,被控訴人
大和製罐に対し,被告各アルミ缶の製造等の差止め及び廃棄を求めるとともに,
被控訴人らに対し,本件特許権侵害の不法行為に基づく損害賠償5億7000
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特許権
令和1年8月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10164審決取消訴訟
審決取消請求事件 (酸味のマスキング方法)
被告三栄源エフ・エフ・アイ株式会社小林幸夫 原告盐城捷康三氯蔗糖制造有限公司
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特許法36条6項1号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 被告は,平成9年2月12日,発明の名称を「酸味のマスキング方法」とする
特許の出願をし,平成19年2月16日に特許権の設定登録を受けた(特許第39
16281号。請求項の数は2である。以下「本件特許」という。甲33)。
⑵ 原告は,平成26年7月9日,本件特許について無効審判の請求をし,特許
庁は,上記請求を無効2014-800118号事件として審理した。
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特許権
令和1年8月27日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)2554
特許権侵害差止等請求事件
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特許法104条の3 特許法17条の2 特許法2条3項1号 特許法36条4項1号
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[概要] 本件は,交差連結具に関する特許権を有する原告が,被告に対し,被告の製造・
販売する製品が原告の特許権を侵害したと主張し,特許法100条に基づき,被告
製品の製造,販売等の差止め及び被告製品の廃棄を求め,並びに,損害賠償(特許
法102条2項,民法709条)として2364万円及びうち1300万円につい25
ては不法行為の後の日である訴状送達の日(平成30年3月31日)の翌日から,
うち1064万円については本件訴え変更の申立書送達の日(平成31年3月22
日)の翌日から支払済みまでの遅延損害金の支払を求めた事案である。
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特許権
令和1年8月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10091審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (三次元リアルタイムMR画像誘導下手術システム)
被告特許庁長官高見重雄 原告国立大学法人滋賀医科大学
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成23年9月16日,発明の名称を「三次元リアルタイムMR
画像誘導下手術システム」とする発明について,特許出願(特願2011-
203232号。以下「本願」という。)をした。
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特許権
令和1年8月8日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10128審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (多色ペンライト)
被告ターンオン有限会社飯田和彦 原告株式会社ルイファン・ジャパン栁澤俊貴
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特許法29条2項
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[概要] 本件は,発明の名称を「多色ペンライト」とする発明に係る特許権(特許第56
08827号。以下「本件特許権」といい,本件特許権に係る特許を「本件特許」
という。)の特許無効審判請求に対する不成立審決の取消訴訟である。争点は,進歩
性の有無(引用発明の認定,一致点及び相違点の認定及び相違点に係る判断の当否)
である。
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特許権
令和1年8月8日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10106審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (油冷式スクリュ圧縮機)
被告株式会社神戸製鋼所松井保仁 原告株式会社前川製作所金子明
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特許法153条2項 特許法29条1項3号
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| 刊行物 | 25回 | | 新規性 | 25回 | | 審決 | 22回 | | 進歩性 | 16回 |
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[概要] 本件は,特許無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。争点は,新規
性,進歩性の有無である。
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特許権
令和1年7月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)41474請求棄却
特許権に基づく損害賠償請求事件 (タンパク質を抽出する混合液)
原告A
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特許法102条3項 特許法29条1項2号 特許法70条1項
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[概要] 本件は,タンパク質を抽出する混合液の特許に係る特許権者である原告が,
被告の製造販売に係るクレンジングオイルは,上記特許に係る特許請求の範囲25
に記載された構成を充足するものであり,その特許発明の技術的範囲に属する
ものであるところ,被告の上記製造販売に因り原告に2億4150万円の損害
が生じた旨主張して,被告に対し,特許権侵害の不法行為による損害賠償請求
権に基づき,上記の一部請求として1000万円及びこれに対する訴状送達日
の翌日である平成29年12月20日から支払済みまで民法所定の年5分の割
合による遅延損害金の支払を求める事案である。5
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特許権
令和1年7月30日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成31(行ケ)10002審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (エンジンと多目的ファンモーター)
被告特許庁長官堀川一郎 原告X
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特許法17条の2 特許法36条4項1号 特許法36条6項2号
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[概要] 本件は,特許出願拒絶査定に対する不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟
である。争点は,①補正における新規事項の追加の有無,②明確性要件違反の有無,
③実施可能要件違反の有無である。
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特許権
令和1年7月30日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10160審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (美容器)
被告株式会社MTG 原告株式会社ファイブスター西村啓
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特許法29条2項
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[概要] 本件は,発明の名称を「美容器」とする発明に係る特許権(特許第612102
6号(請求項の数4。)。以下「本件特許権」といい,本件特許権に係る特許を「本
件特許」という。)の特許無効審判請求に対する不成立審決の取消訴訟である。争点
は,本件特許権の特許発明1~4の進歩性の有無(本件特許発明の認定の誤り,引
用発明等の認定の誤り,一致点及び相違点の判断の誤り,相違点に係る判断の当否)
である。
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特許権
令和1年7月24日 知的財産高等裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
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平成31(ネ)10013控訴棄却
職務発明対価請求控訴事件
控訴人X1
X2
ら 被控訴人徳山積水工業株式会社
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特許法35条3項 特許法35条1項 特許法35条
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[概要] 1 本件は,控訴人らが,被控訴人に対し,本件特許に関して,特許法35条
(平成16年法律第79号による改正前のもの。以下同じ。)3項に基づき,
特許を受ける権利を被控訴人に譲渡したことにより被控訴人が受けるべき利益
を基礎とする相当の対価1億5000万円(うち控訴人X1につき1億350
0万円,控訴人X2につき1500万円)及びこれに対する訴状送達日の翌日
である平成29年4月20日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による
遅延損害金の支払を請求した事案である。
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特許権
令和1年7月24日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成31(ネ)10005控訴棄却
特許権侵害行為差止請求控訴事件 (骨切術用開大器)
控訴人HOYATechnosurgical 被控訴人オリンパステルモバイオマテリアル
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特許法100条1項
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[概要] 1 本件は,名称を「骨切術用開大器」とする発明に係る特許権(特許第47
36091号)を有する被控訴人が,控訴人が製造,貸渡し及び貸渡しの申
出をしている原判決別紙物件目録記載の骨切術用開大器(被告製品)は,上
記特許権の請求項1及び2に係る発明(本件発明)の技術的範囲に属すると
して,控訴人に対し,特許法100条1項に基づく被告製品の製造,貸渡し
及び貸渡しの申出の差止め,並びに,同条2項に基づく被告製品の廃棄を求
めた事案である。
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特許権
令和1年7月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10055審決取消訴訟
審決取消請求事件 (散乱光式煙感知器)
被告能美防災株式会社鷹見雅和 原告ホーチキ株式会社安井友章
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特許法164条の2
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,名称を「散乱光式煙感知器」とする発明に係る特許権(特許第4
010455号。平成15年4月24日出願(以下「本件出願日」という。),
平成19年9月14日設定登録。請求項の数8。以下,「本件特許権」とい
い,同特許権に係る特許を「本件特許」という。)の特許権者である(甲4
4)。
(2) 被告は,平成28年6月29日に特許庁に無効審判請求をし,特許庁は上
記請求を無効2016-800079号事件として審理した。原告は,同年
9月23日付けで本件特許の特許請求の範囲につき訂正請求した(以下「本
件訂正」という。)。
(3) 特許庁は,平成30年3月19日,「特許第4010455号の特許請求
の範囲を訂正請求書に添付された訂正明細書の特許請求の範囲のとおり,訂
正後の請求項〔1-8〕について訂正することを認める。特許第40104
55号の請求項1ないし6,8に係る発明についての特許を無効とする。特
許第4010455号の請求項7に係る発明についての審判請求は,成り立
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特許権
令和1年7月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10131等審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (医薬品相互作用チェック装置)
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特許法29条1項2号
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| 審決 | 104回 | | 無効 | 47回 | | 進歩性 | 43回 | | 実施 | 13回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告らは,名称を「医薬品相互作用チェック装置」とする発明に係る特許
権(特許第4537527号。出願日 平成12年3月28日,設定登録日
平成22年6月25日。請求項の数9。以下,「本件特許権」といい,同特
許権に係る特許を「本件特許」という。)の特許権者である(甲43)。
被告らは,平成26年1月22日,本件特許につき訂正審判請求をし,同
年3月5日付けで請求成立の審決がされた(以下,この訂正を「本件訂正」
という。)(乙14)。
(2) 原告は,平成29年3月9日,本件特許につき特許庁に無効審判請求をし,
特許庁は上記請求を無効2017-800032号事件として審理した。
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特許権
令和1年7月19日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成31(ネ)10019控訴棄却
損害賠償請求控訴事件 (住宅地図)
控訴人生活地図株式会社藤松文 被控訴人ヤフー株式会社木村広行
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特許法101条1号
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「住宅地図」とする発明についての特許(特許第37
99107号。請求項の数1。以下,この特許を「本件特許」といい,本件特
許に係る特許権を「本件特許権」という。)の専用実施権を有していた控訴人
が,被控訴人がユーザ端末にインストールされているWebブラウザを介して
ユーザ端末のディスプレイに地図を表示できるようにしたプログラム(以下「被
告地図プログラム」という。)を製作し,ユーザの求めに応じて被告地図プロ
グラムによってユーザ端末のディスプレイに原判決別紙物件目録記載の電子地
図(以下「被告地図」という。)を表示させる行為が,本件特許権の専用実施
権の侵害(直接侵害)に該当し,又は被控訴人による被告地図プログラムの製
作が上記専用実施権の間接侵害(特許法101条1号)に該当する旨主張して,
被控訴人に対し,専用実施権侵害の不法行為に基づく損害賠償として平成22
年9月7日から平成28年4月28日までの間の損害額の一部である1億円及
びこれに対する平成29年10月18日(不法行為の後で,訴状送達の日の翌
日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求め
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特許権
令和1年7月18日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)7456請求棄却
職務発明対価金請求事件
被告株式会社イサミ
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特許法35条3項 実用新案法11条3項
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[概要] 1 本件は,被告の従業員であった原告が,在職中にした3件の商品開発に係る20
職務発明又は職務考案(以下「職務発明等」という。)につき,特許又は実用新案
登録を受ける権利(以下「特許等を受ける権利」という。)を被告にそれぞれ譲渡
したとして,被告に対し,特許法35条3項(平成27年法律第55号による改正
前のもの。以下同じ),実用新案法11条3項に基づき,上記各譲渡に対する相当
対価の合計額1084万7046円及びこれに対する平成30年10月4日(訴状25
送達の日の翌日)から支払済みまで年5分の割合による遅延損害金の支払を請求す
る事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年7月18日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)4311一部認容
特許権侵害差止等請求事件
被告株式会社アイラッシュガレージ
株式会社ビューティガレージ
ら補佐人弁理士松下昌弘
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特許法102条2項 特許法102条4項 特許法100条1項 特許法102条3項
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| 損害賠償 | 34回 | | 侵害 | 32回 | | 実施 | 29回 | | 特許権 | 22回 |
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[概要] 本件は,アイメイク施術台に関する特許を有する原告が,被告らに対し,被告ら
が販売し又は販売の申出をする製品が原告の特許権を侵害すると主張し,①特許法
100条1項及び2項に基づき,販売,販売の申出の禁止並びに廃棄を,②同法1
02条2項,民法709条に基づく損害賠償として,被告らに対し,各1900万
8000円及びうち178万2000円に対し不法行為の後の日である訴状送達の20
日(平成29年5月18日)の翌日から,うち1722万6000円に対する請求
拡張の後の日である平成30年8月1日から各支払済みまで年5分の割合による遅
延損害金の支払を請求する事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年7月18日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10145審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (海生生物の付着防止方法およびそれに用いる付着防止剤)
被告三菱瓦斯化学株式会社
株式会社片山化学工業研究所
ナルコジャパン合同会社
ら
ら 原告内外化学製品株式会社高松政裕
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告らは,平成27年8月4日,発明の名称を「海生生物の付着防止方法
およびそれに用いる付着防止剤」とする発明について,特許出願(特願20
15-154203号,優先権主張同年4月15日(以下「本件優先日」と
いう。)。以下「本件出願」という。)をし,平成28年2月12日,特許
権の設定登録(特許第5879596号。請求項の数4。以下,この特許を
「本件特許」という。乙10)を受けた。
(2) 原告は,平成29年12月4日,本件特許について特許無効審判を請求し
た。
特許庁は,上記請求を無効2017-800145号事件として審理を行
い,平成30年9月11日,「本件審判の請求は,成り立たない。」との審
決(以下「本件審決」という。)をし,その謄本は,同月21日,原告に送
達された。
(3) 原告は,平成30年10月17日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を
提起した。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年7月18日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10133審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (1-[(6,7-置換―アルコキシキノキサリニル)アミノカルボニル]-4-(ヘテロ)アリールピペラジン誘導体)
被告特許庁長官 原告レクサンファーマシューティカルズ
コーリアリサーチインスティテュート
ら
ら
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特許法126条1項 特許法126条6項 特許法36条5項 特許法128条
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| 審決 | 23回 | | 実施 | 12回 | | 拒絶査定不服審判 | 8回 | | 特許権 | 2回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告らは,発明の名称を「1-[(6,7-置換―アルコキシキノキサリ
ニル)アミノカルボニル]-4-(ヘテロ)アリールピペラジン誘導体」と
する発明について,平成17年10月18日(優先日平成16年11月17
日,優先権主張韓国)を国際出願日とする特許出願(特願2007-542
886号。以下「本件出願」という。)をし,平成29年3月3日,特許権
の設定登録(特許第6097946号。請求項の数8。以下,この特許を「本
件特許」という。甲2,19)を受けた。
(2) 原告らは,平成29年11月20日,請求項1ないし8を一群の請求項と
して,請求項1を訂正し,請求項2ないし5を削除する旨の訂正審判(訂正
2017-390124号事件)を請求したが(甲3),平成30年1月5
日付けの訂正拒絶理由通知(甲6)を受けたため,同年3月1日付けの意見
書(甲7)を提出した。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年7月10日 知的財産高等裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
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平成31(ネ)10010控訴棄却
不当利得返還請求控訴事件 (導光板および導光板アセンブリ)
控訴人嶋田プレシジヨン株式会社大森剛 被控訴人Amazon.comInt’lSales,Inc.石原尚子
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特許法29条の2 民法703条
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[概要] 1 本件は,名称を「導光板および導光板アセンブリ」とする発明に係る本件特
許権(特許第2865618号)を有する控訴人が,被控訴人の販売する電子書籍
リーダーは上記特許権に係る特許請求の範囲に記載された構成と均等なものとして
特許発明の技術的範囲に属し,その販売による利益に相当する損失を控訴人が被っ
たと主張して,被控訴人に対し,民法703条の不当利得返還請求権に基づき,本
件特許権の実施料相当額の一部であることを明示した上で150万円の返還を求め,
併せてこれに対する訴状送達の日の翌日である平成28年6月11日から支払済み
まで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年7月4日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)3973請求棄却
損害賠償等請求事件
被告ハリマ化成株式会社
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民法130条 民法134条 民事訴訟法61条 特許法34条の2
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[概要] 本件は,原告が被告に対し,主位的に,「特許権等の専用実施権および仮専用実
施権の設定に関する契約書」に係る契約に基づき,実施料(一時金)4500万円25
及びこれに対する契約成立から60日が経過した後である平成28年6月21日か
ら支払済みまで商事法定利率である年6分の割合による遅延損害金の支払を請求す
るとともに,予備的に,被告が上記契約の停止条件を成就させる意思がないのに,
本件契約を締結してノウハウ等を詐取した旨主張して,不法行為に基づき,損害の
賠償及びこれに対する不法行為の後である同月20日から支払済みまで民法所定の
年5分の割合による遅延損害金の支払を請求する事案である。5
▶判決の詳細
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