権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
不正競争
令和7年3月13日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(ネ)10071控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
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民法709条
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[概要] 本件は、東京会目黒支部所属の行政書士である原告が、同支部所属の行政書士
である被告に対し、本件総会における被告の本件発言は、虚偽の事実を摘示又は
流布することにより原告の名誉ないし営業上の信用を毀損するものであり、名誉
毀損の不法行為(民法709条)及び信用毀損の不正競争(不競法2条1項21
号)に当たる旨主張して、損害金220万円及びこれに対する令和5年4月2120
日(不法行為の日)から支払済みまで民法所定の年3分の割合による遅延損害金
の支払を求めると共に、虚偽の事実の告知又は流布の差止め(不競法3条)及び
名誉ないし信用回復措置(民法723条、不競法14条)を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和7年3月12日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(行ケ)10043審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (弾塑性履歴型ダンパ)
原告大和ハウス工業株式会社 被告NextInnovation合同会社
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等5
(1) 被告は、平成24年12月14日に出願した特許出願(特願2012-27
3962号(優先日平成23年12月16日、優先権主張国日本)の一部を分割し
て、平成26年6月17日、発明の名称を「弾塑性履歴型ダンパ」とする発明につ
いて、新たな特許出願(特願2014-124689号。以下「本件出願」という。)
をし、同年12月19日、特許権の設定登録(特許第5667716号。請求項の10
数は20。以下、この特許を「本件特許」という。)を受けた。(甲18)
(2) 原告は、令和4年3月25日、本件特許の請求項1~20に係る発明の特許
を無効にすることについて特許無効審判を請求した(無効2022-800025
号)。被告は、同年7月22日付けで、本件特許の特許請求の範囲及び明細書を訂正
する旨の訂正(以下「本件訂正」という。)を請求した(甲80の1・2)。15
特許庁は、令和6年3月28日、本件訂正を認めた上で、「特許第5667716
号の請求項1、2、4、5、7~20に係る発明についての本件審判の請求は成り
立たない。特許第5667716号の請求項3、6に係る発明についての本件審判
の請求を却下する。」との審決(以下「本件審決」という。)をし、その謄本は、同
▶判決の詳細
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著作権
令和7年3月7日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和6(ワ)70278
発信者情報開示請求事件
原告A 被告GMOインターネットグループ株式会社
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著作権法10条1項7号
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[概要] 本件は、原告が、被告が提供するインターネット接続サービスを介して、イ
ンターネット上の電子掲示板にされた投稿において、原告が配信した動画を複
製した動画ファイルを無料でダウンロードすることができるウェブページのU
RLが公開されたことによって、原告の営業活動上の利益及び著作権(公衆送
信権)が侵害されたことが明らかであるとして、被告に対し、特定電気通信役
務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(以下「プ5
ロバイダ責任制限法」という。)5条1項に基づく発信者情報の開示を求める事
案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和7年3月7日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和6(ワ)70052等
発信者情報開示命令の申立てについての決定に対する異議事件
原告GoogleLLC 被告A
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民事訴訟法146条1項2号 民事訴訟法146条1項 民事訴訟法179条
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[概要] 1 事案の要旨
被告は、原告の運営する「Googleドライブ」と称するクラウドストレ
ージ(以下「本件サービス」という。)に氏名不詳者(以下「本件氏名不詳者」
という。)が投稿した別紙投稿情報目録記載第1の投稿(以下「本件投稿」とい10
う。)により、別紙制作物目録記載の3Dモデル(以下「本件被告モデル」とい
う。)のうちのコスチューム及び髪の各部分に係る被告の著作権(翻案権及び公
衆送信権)並びに著作者人格権(同一性保持権及び名誉声望保持権)が侵害さ
れたことは明らかであり、本件氏名不詳者に対する不法行為に基づく損害賠償
請求権等を行使するため、別紙発信者情報目録記載の各情報の開示を受けるべ15
き正当な理由があるとして、特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及
び発信者情報の開示に関する法律(以下「プロバイダ責任制限法」という。)5
条1項及び8条に基づき、発信者情報開示命令の申立てをした。
▶判決の詳細
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特許権
令和7年3月6日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(ネ)10001控訴棄却
特許権侵害行為差止等請求控訴事件
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特許法29条2項 特許法100条1項
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[概要] 本件は、本件特許1、本件特許2及び本件特許3に係る特許権(以下「本件各
特許権」という。)を有する原告が、被告製品はいずれも本件各発明(本件発明
▶判決の詳細
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特許権
令和7年3月4日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(ネ)10026控訴棄却
特許権侵害行為差止等請求控訴事件
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特許法70条1項 特許法70条2項 特許法36条6項2号 特許法36条6項1号
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[概要]
▶判決の詳細
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商標権
令和7年3月3日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(ラ)10006
商標使用禁止仮処分命令申立却下決定に対する即時抗告事件
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商標法26条1項6号 商標法37条1号
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、原決定別紙商標権目録記載の各登録商標(以下、同目録記載の順に「本件
商標1」などといい、これに係る商標権を「本件商標権1」などという。また、本件
商標1~3を併せて「本件各商標」と、本件商標権1~3を併せて「本件各商標権」
とそれぞれいう。)の商標権者である抗告人が、相手方による原決定別紙債務者標章
目録記載の各標章(以下、同目録記載の順に「債務者標章1」などといい、これらを
併せて「債務者各標章」という。)を付した原決定別紙債務者商品目録記載の各商
品(以下、同目録記載の番号順に「本件商品1」などといい、これらを併せて「本件
各商品」という。)の譲渡、引渡し等の行為及び原決定別紙債務者ウェブページ目録
第1記載の各ウェブサイト(以下「本件ウェブサイト」という。)における展示等の
行為は、いずれも本件各商標権を侵害するものとみなされる(商標法37条1号、2
条3項1号、2号、8号)旨主張して、相手方に対し、本件各商標権に基づき、上記
各行為の差止請求権(商標法36条1項)を被保全権利として、これらの仮の差止め
を求める事案である。
▶判決の詳細
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商標権
令和7年2月27日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(行ケ)10089請求棄却
商標登録取消決定取消請求事件
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商標法4条1項11号
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[概要]
▶判決の詳細
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商標権
令和7年2月27日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(行ケ)10087審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
原告ディーパックファスナーズリミテッド 被告Y
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商標法50条 商標法2条3項2号 商標法50条1項
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[概要] 1 本件は、商標法50条1項に基づく商標登録取消審判請求について、特許庁
が請求不成立とした審決の取消しを求める事案である。争点は、同条2項所定
の期間に日本国内において、登録商標の商標権者、専用使用権者又は通常使用25
権者のいずれかが請求に係る指定商品について登録商標の使用をしていたか否
かである。
▶判決の詳細
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商標権
令和7年2月27日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(行ケ)10091審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
原告応用技術株式会社 被告特許庁長官
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商標法4条1項11号
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[概要] 1 本件は、商標登録出願の拒絶査定に対する不服審判請求について、特許庁が
請求不成立とした審決の取消しを求める事案である。争点は、出願に係る商標
の商標法4条1項11号該当性である。
▶判決の詳細
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著作権
令和7年2月27日 大阪高等裁判所大阪高等裁判所
▶概要
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令和6(ネ)1431請求棄却
著作者人格権侵害差止等請求控訴事件
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[概要] 以下で使用する略称は、特に断らない限り、原判決の例(原判決別紙略語目
録を含む。)による。
▶判決の詳細
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特許権
令和7年2月27日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(ネ)10032控訴棄却
特許権侵害損害賠償請求控訴事件 (携帯情報通信装置及び携帯情報通信装置を使用したパーソナルコンピュータシステム)
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特許法29条2項 特許法102条3項
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[概要] 本件は、発明の名称を「携帯情報通信装置及び携帯情報通信装置を使用したパ
ーソナルコンピュータシステム」とする本件特許に係る特許権(以下「本件特許25
権」という。)を有する原告が、被告各製品は本件発明の技術的範囲に属し、被
告による被告各製品の販売は本件特許権の侵害に当たると主張して、不法行為に
よる損害賠償請求権(民法709条、損害額につき特許法102条3項)に基づ
き、損害額合計115億5700万円の一部である1000万円の損害賠償及び
これに対する令和3年12月8日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法
所定の年3分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。5
原審が、本件発明は丙B9発明に技術常識を適用することにより容易に発明す
ることができたものであるから、本件発明に係る本件特許は進歩性欠如の無効理
由を有し、原告は本件特許権を行使することができないとして、原告の請求を棄
却したところ、原告がこれを不服として控訴した。
▶判決の詳細
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商標権
令和7年2月26日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(行ケ)10061等審決取消訴訟
審決取消請求事件
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特許法73条3項 商標法50条 商標法2条3項 商標法2条3項8号
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ライセンス | 33回 | 商標権 | 29回 | 許諾 | 28回 | 審決 | 21回 |
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[概要] 原告は、別紙1商標目録記載A~Cの各商標(以下、同目録記載の符号に応じ5
て「本件商標A」などといい、本件商標A~Cを併せて「本件各商標」という。)
に係る商標権の共有者である(甲1、2、36、37、40、41。なお、本判決
では、証拠番号の掲記に際して、特記しない限り、枝番号の記載は省略する。)。
本件のA~C事件は、原告が、本件各商標(ただし、本件商標Cについては指定商
品の一部)についていずれも商標法50条に該当するとしてその商標登録を取り消10
すとした各審決の取消しを求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和7年2月20日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(行ケ)10037請求棄却
特許取消決定取消請求事件 (木質複合材及び床材)
原告大建工業株式会社
地方独立行政法人北海道立総合研究機構 被告特許庁長官
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[概要] 本件は、特許異議の申立てに対する特許取消決定の取消訴訟である。争点は、
進歩性の判断の誤りである。
▶判決の詳細
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特許権
令和7年2月20日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(行ケ)10053請求棄却
特許取消決定取消請求事件 (木質ボード)
原告大建工業株式会社 被告特許庁長官
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[概要] 本件は、特許異議の申立てに対する特許取消決定の取消訴訟である。争点は、
進歩性の判断の誤りである。
▶判決の詳細
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著作権
令和7年2月19日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(ネ)10070控訴棄却
発信者情報開示命令申立却下決定に対する異議請求控訴事件
被控訴人XCorp.
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著作権法32条1項
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、控訴人が、被控訴人の運営するX(インターネットを利用してメッセージ
等を投稿することができる情報ネットワークに係るサービスであり、変更前の名称
は「ツイッター」である。本件サービス)において、氏名不詳者(本件氏名不詳者)5
が行った別紙投稿記事目録記載の投稿(本件投稿)により、別紙動画目録記載の動画(本
件動画)に係る控訴人の著作権(複製権及び公衆送信権)及び著作者人格権(氏名表
示権)並びに本件動画に録画された実演に係る控訴人の実演家人格権(氏名表示権)
が侵害されたことは明らかであり、本件氏名不詳者に対する不法行為に基づく損害賠
償請求権等を行使するため、被告が保有する別紙発信者情報目録記載の各情報(本件10
発信者情報)の開示を受けるべき正当な理由があるとして、特定電気通信役務提供者
の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(以下「法」という。)5
条1項及び8条に基づき、本件発信者情報の開示を求める発信者情報開示命令の申立
てをしたが、東京地方裁判所が同申立てを却下する決定(原決定)をしたため、法1
4条1項に基づき、原決定の取消しを求める事案である。15
原判決は、本件投稿により本件動画に係る控訴人の著作権、著作者人格権及び実演
▶判決の詳細
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著作権
令和7年2月17日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和5(ワ)11871一部認容
著作権確認等請求事件
原告X 被告一般財団法人大阪府結核予防会
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著作権法15条1項
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[概要] 1 原告の請求(訴訟物)
(1) 請求の趣旨1項
本件作品1、同2及び同3が、いずれも著作物であり、かつ原告がその著作15
権者であることを前提とする、被告に対する、各作品の著作権及び著作者人格
権(以下「著作権等」という。)の確認請求
(2) 請求の趣旨2項及び3項
(1)記載の原告の著作権等に基づく被告の各著作物の改変、複製、頒布又は
翻案及び使用の差止め請求20
(3) 請求の趣旨4項の主位的請求
(1)記載の原告の著作権等に基づく、本件各作品を利用した本件システムの
使用の差止め請求
(4) 請求の趣旨4項の予備的請求
本件システムについてされた、原告が定めたルールに基づき原告の許諾を得25
て使用する旨の原被告間の合意に被告が違反し、本件システムを継続使用して
いることが不法行為であるとする、不法行為に基づく差止請求
▶判決の詳細
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商標権
令和7年2月13日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(行ケ)10071審決取消訴訟
審決取消請求事件
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商標法50条1項 商標法50条 商標法50条2項 商標法31条2項
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[概要]
▶判決の詳細
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特許権
令和7年2月13日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(ネ)10058控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
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[概要] 本件は、被告との間で「水車を利用した青ノリの採苗技術の開発」に関する共25
同研究契約(甲2契約)を締結した原告が、①被告による本件公表行為は、甲2
契約に反し、原告の承諾なく本件共同研究の研究成果を公表する行為に当たる、
②被告は本件特許に係る原告の特許権取得を妨害し、研究成果の特許出願に係る
甲2契約上の義務に違反したと主張して、各債務不履行に基づき、損害賠償金1
億円(明示的一部請求)及びこれに対する令和4年10月21日(訴状送達日の
翌日)から支払済みまで民法所定の年3分の割合による遅延損害金の支払を求め5
る事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和7年2月13日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(行ケ)10093審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (運動障害治療剤)
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特許法128条
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがない。)
(1) 本件特許の設定登録15
被告は、発明の名称を「運動障害治療剤」とする発明について、平成15年
▶判決の詳細
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不正競争
令和7年2月13日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和5(ワ)5749請求棄却
損害賠償請求事件
原告株式会社アイ工務店 被告株式会社リズムホーム
M1(以下「被告M1」といい、被告リズムホ
讃岐空間デザイン株式会社
M2(以下「被告M2」といい、被告讃岐空間
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民法709条 民法719条 民法415条
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[概要] 1 本件は、いわゆるハウスメーカーである原告が、以下の(1)ないし(3)のとお
り、被告らに対し、損害賠償金4758万2123円及びこれに対する訴状送達日
の翌日から支払済みまで民法所定の年3パーセントの割合による遅延損害金の連帯
支払を求める(ただし、(3)は被告M1のみに対する請求)事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和7年2月13日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(行ケ)10093等審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (運動障害治療剤)
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特許法128条
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがない。)
(1) 本件特許の設定登録15
被告は、発明の名称を「運動障害治療剤」とする発明について、平成15年
▶判決の詳細
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不正競争
令和7年2月7日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和3(ワ)18479等請求棄却
損害賠償請求事件、使用差止め等反訴請求事件
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民法709条 著作権法112条1項 著作権法114条2項 著作権法112条2項
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許諾 | 146回 | 侵害 | 59回 | 商標権 | 23回 | 差止 | 20回 |
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[概要] 1 事案の要旨20
(1) 本訴事件
本訴事件は、「ちぃたん☆」という名称のキャラクター(以下「キャラクタ
ーちぃたん」という。)を使用する原告が、被告に対し、被告による原告の取
引先への通知及び被告代表者による記者会見における発言等が、①不正競争
防止法(以下「不競法」という。)2条1項21号所定の営業誹謗行為、②信25
義則上の義務違反を理由とする不法行為及び③名誉毀損を理由とする不法行
為に当たり、原告は、これらの行為によってキャラクターちぃたんに係る各
種活動を取り止めざるを得なくなり、出演料及びロイヤリティに係る逸失利
益合計1695万7379円、放送できなくなったアニメの制作費に係る損
害金1728万円、名誉毀損に係る損害金500万円及び弁護士費用相当損
害金393万円の合計4316万7379円の損害を被ったとして、主位的5
に民法709条、予備的に国家賠償法(以下「国賠法」という。)1条1項に
基づき、同額及びこれに対する令和3年8月20日(不法行為後の日)から
支払済みまで平成29年法律第44号による改正前の民法(以下「改正前民
▶判決の詳細
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特許権
令和7年2月6日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(行ケ)10050審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (情報処理装置)
原告株式会社カーチスホールディングス 被告株式会社リアライズコーポレーション
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特許法36条6項2号 特許法1条 特許法36条4項1号 特許法2条1項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがない。)
(1) 本件特許の設定登録
被告は、発明の名称を「情報処理装置」とする発明について、平成29年35
月17日(優先権主張日は平成28年3月17日)に特許出願(特願2017
-53378号)をし、令和元年7月19日、本件特許に係る特許権の設定登
録を受けた(請求項の数7)。
(2) 本件無効審判請求
ア 原告は、令和5年5月31日、特許庁に対し、本件特許の請求項1につい10
て無効審判請求をし、特許庁は、同請求を無効2023-800034号
事件として審理を行った。
イ 特許庁は、令和6年4月18日付けで、「本件審判の請求は、成り立たな
い。」との本件審決をし、その謄本は令和6年5月7日原告に送達された。
ウ 原告は、令和6年6月4日、本件審決の取消しを求めて、本件訴えを提起15
した。
▶判決の詳細
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商標権
令和7年2月6日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(ネ)10051一部認容
商標権侵害損害賠償等請求控訴事件
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商標法38条3項 商標法39条 商標法26条1項6号 特許法105条1項
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[概要] 括弧内の略語は、特段の記載をしない限り、原判決によるものである。
▶判決の詳細
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商標権
令和7年2月5日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(行ケ)10079審決取消訴訟
審決取消請求事件
原告株式会社BROTURES 被告フェダルエンタープライズカンパニーリミテッド
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商標法4条1項7号 商標法4条1項15号
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商標権 | 108回 | 分割 | 55回 | 審決 | 25回 | 侵害 | 17回 |
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[概要] 本件は、原告が、原告が商標権者である商標について商標法4条1項7号に該
当するとしてその登録を無効とするとした審決の取消しを求める事案である。
▶判決の詳細
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商標権
令和7年2月4日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(行ケ)10060審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
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商標法4条1項6号 商標法4条1項10号
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[概要]
▶判決の詳細
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特許権
令和7年1月30日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(行コ)10006控訴棄却
出願却下処分取消請求控訴事件 (フードコンテナ並びに注意を喚起し誘引する装置及び方法)
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特許法184条の5 特許法29条1項 特許法2条1項 特許法68条
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[概要] 原告は、本件出願をした上、本件出願に係る国内手続において、特許庁長官に
対し、本件国内書面を提出した。特許庁長官は、原告に対し、国内書面に発明者10
の氏名として自然人の氏名を記載するよう補正を命じたが、原告がこれに従った
補正をしなかったため、本件処分をした。
▶判決の詳細
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著作権
令和7年1月30日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(ネ)10065控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
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民事訴訟法260条2項
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[概要]
▶判決の詳細
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商標権
令和7年1月30日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(行ケ)10083審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
原告株式会社ばんそう 被告特許庁長官
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商標法4条1項11号
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抵触 | 29回 | 審決 | 16回 | 拒絶査定不服審判 | 2回 | 実施 | 1回 |
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[概要] 1 本件は、商標登録出願の拒絶査定に対する不服審判請求について、特許庁が
請求不成立とした審決の取消しを求める事案である。争点は、出願に係る商標
の商標法4条1項11号該当性である。
▶判決の詳細
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意匠権
令和7年1月30日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(行ケ)10065審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
原告株式会社インターメスティック 被告株式会社ジンズホールディングス
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意匠法3条1項 意匠法3条2項 意匠法3条1項3号 意匠法3条
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、意匠登録無効審判請求について請求不成立とした審決に対する取消
訴訟である。争点は、工業上利用することができる意匠該当性(意匠法3条15
項柱書)、新規性の有無(同項3号)、創作非容易性の有無(同条2項)であ
る。
2 特許庁における手続の経緯等
⑴ 被告は、意匠に係る物品を「眼鏡用前枠」とする意匠につき、令和元年1
2月12日意匠登録出願(意願2019-27600号)をし、令和2年610
月19日設定登録(登録第1663217号。以下「本件登録意匠」という。
甲1)を受けた。
⑵ 原告は、令和5年7月19日、本件登録意匠につき、意匠登録無効審判請
求(以下「本件審判請求」という。)をした。
▶判決の詳細
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不正競争
令和7年1月30日 大阪高等裁判所大阪高等裁判所
▶概要
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令和6(ネ)338等控訴棄却
不正競争行為差止等請求控訴・同附帯控訴事件
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民法709条
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[概要] 以下で使用する略称は、特に断らない限り、原判決の例による。
▶判決の詳細
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著作権
令和7年1月30日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和3(ワ)32244等請求棄却
損害賠償等請求本訴事件、商標権移転登録請求反訴事件
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著作権法101条 商標法4条1項7号 民法163条 著作権法2条1項12号
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ライセンス | 250回 | 商標権 | 120回 | 無効 | 42回 | 許諾 | 41回 |
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[概要] 1 本件に至る経緯
⑴ 原告らは、スケートボーダー兼アーティストとして活動する米国居住の被25
告との間で、被告のアートワーク等に係るライセンス契約を締結し、当該ア
ートワーク等の著作物、当該著作物又は被告の氏名等を使用した商標その他
の知的財産を使用して商品化ビジネスを広く展開した。その後、被告が上記
知的財産を自己に返還するよう求めたのに対し、原告らが上記知的財産は上
記契約に基づき自己に帰属すると主張して、商品化ビジネスを継続した。そ
のため、被告は、日本国内のサブライセンシーや販売店に対し本件紛争に関5
する警告書の送付等をしたのに対し、原告らは、これらを不法行為であるな
どと主張して、本件訴えを提起した。その概要は、大要次のとおりである。
▶判決の詳細
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著作権
令和7年1月30日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和5(ワ)12479請求棄却
損害賠償請求事件
原告特定非営利活動法人徳島に電子図書館をつくってみる会 被告株式会社PFU
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[概要] 1 本件は、原告が、被告製文書用スキャナーの使用中に高頻度で不具合が生じ
たところ、これは被告が提供するスキャナー制御ソフトウェアのバグ(欠陥)が原
因であって、被告には、同ソフトウェアにつき被告が有するプログラム著作権の利25
用許諾契約上の債務不履行があると主張して、被告に対し、同債務不履行(民法4
▶判決の詳細
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特許権
令和7年1月30日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和5(ワ)12280請求棄却
損害賠償請求事件 (防潮壁および防潮壁用部品組)
原告景観技術株式会社 被告東京製綱株式会社
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特許法102条1項 民法709条
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[概要] 1 本件は、発明の名称を「防潮壁および防潮壁用部品組」とする特許(以下
「本件特許」という。)に係る特許権(以下「本件特許権」という。)を有する原
告が、被告が本件特許の特許請求の範囲請求項1記載の発明(以下「本件発明」と
いう。)の技術的範囲に属する別紙「被告製品目録」記載の製品(以下「被告製品」
という。)を製造し、販売等することは本件特許権の侵害に当たると主張して、被5
告に対し、不法行為(民法709条)に基づき、損害賠償金9573万5200円
及びこれに対する令和5年3月24日(不法行為日)から支払済みまで民法所定の
年3パーセントの割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和7年1月30日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和5(ワ)70680
特許実施権許諾契約に基づく実施料等請求事件
原告A 被告株式会社AIMOPHARMACEUTICAL
B
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民事訴訟法65条1項
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[概要] 1 事案の概要
本件は、原告が、被告会社に対し、令和5年5月26日付け特許権実施許
諾契約(以下「本件契約」という。)に基づき、実施料2200万円及びこ
れに対する弁済期の翌日である令和5年7月31日から支払済みまで約定の25
年8分の割合による遅延損害金の支払を求めるとともに、被告Bに対し、同
人との間で締結した保証契約に基づき、被告会社と連帯して、上記の金員の
支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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商標権
令和7年1月29日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和6(行ケ)10078審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
原告X 被告Y
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商標法51条1項 商標法51条 商標法4条1項13号 商標法4条1項10号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 被告は、次の商標(以下「本件商標」という。)の商標権者である(甲1、25
2)。
登録番号 第6499385号
登録出願日 令和2年12月18日
登録査定日 令和4年1月5日
設定登録日 令和4年1月14日
登録商標5
池善(標準文字)
商品及び役務の区分、指定役務
第35類:化粧品の小売又は卸売の業務において行われる顧客に対
する便益の提供、化粧用具(電動式歯ブラシを除く。)の小売又は
卸売の業務において行われる顧客に対する便益の提供、薬剤(農10
薬に当たるものを除く。)の小売又は卸売の業務において行われる
顧客に対する便益の提供、不動産事業の管理、賃貸事業の管理
▶判決の詳細
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著作権
令和7年1月28日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和6(ワ)70271
発信者情報開示命令の申立てについての決定に対する異議の訴え
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著作権法2条1項7号 著作権法2条1項9号 著作権法15条1項 著作権法29条1項
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[概要] 1 事案の要旨20
被告は、電気通信事業を営む原告に対し、氏名不詳者ら(以下「本件各氏名
不詳者」という。)が、P2P方式のファイル共有プロトコルであるBitT
orrent(以下「ビットトレント」という。)を利用したネットワーク
(以下「ビットトレントネットワーク」という。)を介して、別紙動画目録記
載の動画(以下「本件動画」という。)を複製して作成した動画ファイル(以25
下「本件ファイル」という。)を、本件各氏名不詳者が管理する端末にダウン
ロードし、公衆からの求めに応じ自動的に送信し得る状態とした上で、本件フ
ァイルを公衆からの求めに応じ自動的に送信したことによって、本件動画に係
る被告の著作権(公衆送信権)を侵害したことが明らかであり、本件各氏名不
詳者に対する損害賠償請求のため、原告が保有する別紙発信者情報目録記載の
各情報(以下「本件各発信者情報」という。)の開示を受けるべき正当な理由5
があると主張して、特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者
情報の開示に関する法律(以下「プロバイダ責任制限法」という。)5条1項
に基づき、本件各発信者情報の開示を求める申立てをしたところ、東京地方裁
▶判決の詳細
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著作権
令和7年1月28日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和6(ワ)70291
発信者情報開示命令の申立てについての決定に対する異議の訴え
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著作権法2条1項7号 著作権法2条1項9号 著作権法15条1項 著作権法29条1項
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[概要] 1 事案の要旨20
被告は、電気通信事業を営む原告に対し、氏名不詳者ら(以下「本件各氏名
不詳者」という。)が、P2P方式のファイル共有プロトコルであるBitT
orrent(以下「ビットトレント」という。)を利用したネットワーク
(以下「ビットトレントネットワーク」という。)を介して、別紙動画目録記
載の動画(以下「本件動画」という。)を複製して作成した動画ファイル(以25
下「本件ファイル」という。)を、本件各氏名不詳者が管理する端末にダウン
ロードし、公衆からの求めに応じ自動的に送信し得る状態とした上で、本件フ
ァイルを公衆からの求めに応じ自動的に送信したことによって、本件動画に係
る被告の著作権(公衆送信権)を侵害したことが明らかであり、本件各氏名不
詳者に対する損害賠償請求のため、原告が保有する別紙発信者情報目録記載の
各情報(以下「本件各発信者情報」という。)の開示を受けるべき正当な理由5
があると主張して、特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者
情報の開示に関する法律(以下「プロバイダ責任制限法」という。)5条1項
に基づき、本件各発信者情報の開示を求める申立てをしたところ、東京地方裁
▶判決の詳細
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特許権
令和7年1月27日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(行ケ)10105審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (電子マネー送金方法およびそのシステム)
原告PayPay株式会社 被告株式会社アイエスアイ
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特許法17条の2 特許法29条2項 特許法36条6項1号 特許法29条1項3号
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審決 | 151回 | 実施 | 96回 | 無効 | 55回 | 進歩性 | 39回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 被告は、平成24年(2012年)10月11日(優先権主張平成23年
(2011年)10月25日、日本国)を国際出願日とする特許出願(特願
2013-540720号、以下「最初の原出願」という。)の一部を、平5
成27年12月10日に新たな特許出願とした(特願2015-24076
3号。以下「第1世代出願」という。)。(甲13)
⑵ 被告は、さらに、第1世代出願の一部を分割し、平成29年1月19日、
発明の名称を「電子マネー送金方法およびそのシステム」とする新たな特許
出願(特願2017-7150号)をした(以下、この出願を「本件出願」10
という。本件出願の願書並びに願書に添付した明細書、特許請求の範囲、図
面及び要約書は別紙1のとおりであり、このうち明細書及び図面を併せて「本
件明細書等」という。本件出願の時点での請求項の数は40であった。甲1
8)。被告は、同年2月20日、出願審査請求書を提出するとともに、手続
補正書を提出し、特許請求の範囲を補正して、請求項の数を1とした。さら15
に、被告は、同年5月9日、手続補正書を提出し、特許請求の範囲を補正し
▶判決の詳細
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