権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
特許権
令和4年4月22日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和2(ワ)3297請求棄却
特許権侵害行為差止等請求事件 (マグネットスクリーン装置)
原告泉株式会社 被告株式会社近畿エデュケーションセンター
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特許法29条1項2号 特許法29条の2 特許法123条1項 特許法102条3項
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実施 | 25回 | 無効 | 20回 | 特許権 | 19回 | 進歩性 | 13回 |
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[概要] 本件は、発明の名称を「マグネットスクリーン装置」とする各特許(以下「本
件各特許」という。)に係る特許権(以下「本件各特許権」という。)を有する
原告が、被告が本件各特許の各特許請求の範囲請求項1記載の各発明(後記本件
訂正後のものを含む)の技術的範囲に属する被告製品を製造し、譲渡等すること
は本件各特許権の侵害に当たると主張して、被告に対し、特許法100条1項及10
び2項に基づき、被告製品の製造、譲渡等の差止め及び廃棄を求めるとともに、
不法行為(民法709条)に基づく損害賠償7963万4080円及びこれに対
する不法行為の日の後(本訴状送達の日の翌日)である令和2年4月18日から
支払済みまで平成29年法律第44号による改正前の民法所定年5分の割合に
よる遅延損害金の支払を求める事案である。15
▶判決の詳細
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特許権
令和4年4月21日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和3(ネ)10022請求棄却
特許権侵害に基づく不当利得返還等請求控訴事件
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特許法70条1項 特許法102条3項
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[概要] 1 事案の概要
⑴ 本件は,一審原告が,一審被告に対し,一審被告の運営するウェブサイト
等において提供されている地域ターゲティング広告等のサービスが一審原告10
の有する特許権を侵害すると主張して,民法709条及び特許法102条3
項に基づく損害賠償請求又は民法703条及び704条に基づく不当利得返
還請求の各一部請求として,30億円及びこれに対する平成29年8月2日
(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法(平成29年法律第44号に
よる改正前)所定の年5分の割合による遅延損害金又は利息の支払いを求め15
た事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和4年4月20日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和3(ネ)10091控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (軟骨下関節表面支持体を備えた骨折固定システム)
被控訴人バイオメットシーブイ
メイラ株式会社
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特許法102条2項 特許法100条1項 特許法1条
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[概要] 1 本件は、発明の名称を「軟骨下関節表面支持体を備えた骨折固定システム」
とする本件特許権を有する一審原告が、一審被告の製造、販売する一審被告各製品
が本件特許権に係る発明の技術的範囲に属すると主張して、一審被告に対し、特許
法100条1項及び2項に基づき、一審被告各製品の製造販売の差止め及び廃棄を
求めるとともに、不法行為に基づき、損害賠償金465万4478円及びこれに対
する不法行為の後の日である令和元年6月8日(訴状送達の日の翌日)から支払済
みまで民法(平成29年法律第44号による改正前のもの。以下同じ。)所定の年5
分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和4年4月14日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和3(行ケ)10068審決取消訴訟
審決取消請求事件 (弾球遊技機)
原告株式会社高尾 被告特許庁長官
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特許法36条6項2号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は、平成29年9月4日、発明の名称を「弾球遊技機」とする発明に
ついて、特許出願(特願2017−169837号。以下「本願」という。)
をした(甲3)。
⑵ 原告は、令和元年12月4日付けの拒絶査定(甲9)を受けたため、令和
2年2月20日、拒絶査定不服審判(不服2020−2334号事件。甲10)
を請求するとともに、特許請求の範囲及び明細書について手続補正((以下
「本件補正」という。甲5)をした。
▶判決の詳細
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特許権
令和4年4月14日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和3(行コ)10004控訴棄却
手続却下の処分取り消し請求控訴事件 (ボトルキャップ開けホルダー)
被控訴人国
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民事訴訟法16条1項
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、発明の名称を「ボトルキャップ開けホルダー」とする発明について
特許出願(特願2019-86601号。以下「本件出願」という。)をした控
訴人が、本件出願について拒絶査定(以下「本件拒絶査定」という。)を受けた
ため、拒絶査定不服審判(不服2020-4104号事件。以下「本件審判」
という。)を請求するとともに、特許請求の範囲について手続補正(以下「本件
補正」という。)をしたが、特許庁が令和2年10月27日に本件補正を却下す
る旨の決定をした上で、本件審判の請求は成り立たないとの審決(以下「本件
審決」という。)をしたため、特許庁長官に対し、本件審決を取り消し、本件出
願について特許査定をすべきである旨の令和2年11月24日付け意見書(以
下「本件意見書」という。)を提出したが、特許庁長官から、令和3年3月11
日付けで本件意見書に係る手続を却下する旨の処分(以下「本件処分」という。)
を受けたことから、特許庁審査官の本件拒絶査定の判断に誤りがある旨主張し
て、本件拒絶査定の取消し、本件処分の取消し及び本件出願について特許査定
をすることの義務付けを求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和4年3月30日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和3(ネ)10049等控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (吹矢の矢)
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特許法102条2項 特許法29条2項 特許法100条1項
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[概要] 1 事案の概要
(1) 本件は,発明の名称を「吹矢の矢」とする特許発明についての本件特許権を
有する被控訴人(原審原告)が,控訴人(原審被告)に対し,控訴人が製造等する
吹矢の矢である被告製品が本件特許の特許請求の範囲の請求項2の発明(本件発明)
の技術的範囲に属すると主張して,特許法100条1項及び2項に基づき,被告製
品の製造販売等の差止め及び被告製品(半製品を含む。)の廃棄を求めるとともに,
民法709条に基づき,損害賠償金4565万3456円(特許法102条2項に
より推定される損害額4150万3142円及び弁護士費用415万0314円の
合計額)及びこれに対する最終の不法行為の日である令和2年6月25日から支払
済みまで民法所定の年3分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和4年3月28日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10146審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (TDIラインイメージセンサ)
原告ビューワークスカンパニーリミテッド 被告特許庁長官
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがない。)
(1) 原告は、発明の名称を「TDIラインイメージセンサ」とする発明につい
て、平成27年5月14日(優先日平成26年5月15日(以下「本件優先
日」という。)、優先権主張国韓国)を国際出願日とする特許出願(特願20
▶判決の詳細
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特許権
令和4年3月28日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和3(行ケ)10063審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (屋内のネット等の吊張体の吊張り方法、及びその装置)
原告テイエヌネット株式会社 被告東田商工株式会社
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特許法36条6項2号 特許法36条4項1号
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[概要] 1 特許庁における手続等(当事者間に争いがない。)25
(1) 被告は、平成16年3月3日、発明の名称を「屋内のネット等の吊張体の
吊張り方法、及びその装置」とする発明について特許出願(特願2004-
▶判決の詳細
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特許権
令和4年3月28日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和3(ネ)10081控訴棄却
債務不存在確認請求控訴事件
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民法709条
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[概要] 1 事案の概要(以下において略称を用いるときは、別途定めるほか、原判決に
同じ。)
本件は、被控訴人が、被控訴人による原判決別紙物件目録記載の各製品の譲10
渡等は、控訴人が有する特許権(特許第6353363号(本件特許権1)及
び特許第6386646号(本件特許権2))を侵害するものではない旨主張
し、控訴人に対し、不法行為(民法709条)に基づく損害賠償請求権を有し
ないことの確認を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和4年3月28日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和3(行ケ)10054審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (移動通信端末機の活性化時に、特定動作が行われるようにするた10めの方法、及び移動通信端末機)
原告ファーストフェイスカンパニーリミテッド 被告AppleJapan合同会社
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特許法29条2項 特許法29条1項2号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがない。)
(1) 原告は、2012年(平成24年)10月17日を国際出願日とし、発明
の名称を「移動通信端末機の活性化時に、特定動作が行われるようにするた10
めの方法、及び移動通信端末機」とする特許出願(特願2014-5369
82号)をし(パリ条約による優先権主張外国庁受理2011年10月19
日、韓国。以下、この日付を「本件優先日」という。)、平成30年6月1
5日、特許権の設定登録(特許第6353363号。請求項の数10。)を
受けた(以下、この特許を「本件特許」という。)。15
(2) 被告は、平成31年1月30日、特許庁に対し、本件特許の請求項1及び
4について特許無効審判(無効2019-800006号)を請求した。
▶判決の詳細
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特許権
令和4年3月28日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和3(行ケ)10055審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (移動通信端末機の活性化時に、特定動作が行われるようにするための方法、システム及び移動通信端末機)
原告ファーストフェイスカンパニーリミテッド 被告AppleJapan合同会社
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特許法29条1項2号 特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがない。)
(1) 原告は、2012年(平成24年)10月17日を国際出願日とする特許
出願(特願2014-536982号。パリ条約による優先権主張外国庁受10
理2011年10月19日、韓国。以下、この日付を「本件優先日」という。)
の一部を分割して、平成29年9月22日、発明の名称を「移動通信端末機
の活性化時に、特定動作が行われるようにするための方法、システム及び移
動通信端末機」とする特許出願をし(特願2017-182392)、平成
30年8月17日、特許権の設定登録(特許第6386646号。請求項の15
数9。)を受けた(以下、この特許を「本件特許」という。)。
(2) 被告は、平成31年1月30日、特許庁に対し、本件特許の請求項1ない
し4、7及び8について特許無効審判(無効2019-800007号)を
請求した。
▶判決の詳細
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特許権
令和4年3月28日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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審決取消請求事件
行政訴訟 特許権
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[概要]
▶判決の詳細
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特許権
令和4年3月24日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和1(ワ)5620等一部認容
特許権侵害差止等請求事件、不正競争行為差止等請求事件 (発電制御装置及びそれを用いた発電制御システム)
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特許法101条1号 特許法123条1項 特許法101条2号 特許法29条1項2号
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侵害 | 42回 | 特許権 | 28回 | 実施 | 20回 | 間接侵害 | 13回 |
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[概要] ①事件は、発明の名称を「発電制御装置及びそれを用いた発電制御システム」と5
する特許(以下「本件特許」という。)に係る別紙「特許権目録」記載の特許権(以
下「本件特許権」という。)を有する原告が、被告らが本件特許の特許請求の範囲
の請求項2、3及び6の各発明(後記1の(2)の訂正後のもの)の技術的範囲に属す
る被告製品を製造し、販売し、又は販売の申出をすることは、本件特許権の侵害(直
接侵害)に当たる、予備的に、同行為は上記請求項2及び3の各発明に関し、本件10
特許権の間接侵害(特許法101条1号、2号)に当たると主張して、被告らに対
し、特許法100条1項及び2項に基づき被告製品の製造等の差止め(前記第1の
▶判決の詳細
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特許権
令和4年3月24日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和1(ワ)25152請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (コメント配信システム)
原告株式会社ドワンゴ 被告FC2,INC.
株式会社ホームページシステム
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特許法2条3項1号 特許法100条1項 特許法102条3項 特許法104条の3
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進歩性 | 84回 | 実施 | 44回 | 特許権 | 43回 | 無効 | 39回 |
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[概要] 1 事案の要旨5
本件は、発明の名称を「コメント配信システム」とする特許第652630
4号の特許(以下「本件特許」という。)に係る特許権(以下「本件特許権」と
いう。)の特許権者である原告が、被告FC2が運営するインターネット上のコ
メント付き動画配信サービスである「FC2動画」(https://以下省略。以下
「被告サービス1」という。)、「FC2 SayMove!」(http://以下省略。10
以下「被告サービス2」という。)及び「FC2 ひまわり動画」(http://以下
省略。以下「被告サービス3」といい、被告サービス1ないし3を併せて「被
告サービス」という。)に係るシステム(以下、被告サービスの番号に従って
「被告システム1」ないし「被告システム3」といい、併せて「被告システム」
という。)は本件特許に係る発明の技術的範囲に属するものであり、被告FC215
が別紙3被告サーバ目録記載の各サーバ(以下、併せて「被告サーバ」という。)
から日本国内のユーザ端末に別紙1被告ファイル目録記載の各ファイル(以下、
併せて「被告ファイル」という。)を送信することが被告システムの「生産」と
して本件特許権を侵害する行為に当たると主張し、また、被告HPSは被告F
▶判決の詳細
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特許権
令和4年3月24日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)7391等請求棄却
職務発明の対価請求
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意匠法15条3項 民法709条 民法147条3項 民法147条1号
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実施 | 261回 | 特許権 | 82回 | 意匠権 | 24回 | 職務発明 | 18回 |
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[概要] 1 本件は、被告の従業員であった原告が、被告に対し、次のとおりの請求をす25
る事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和4年3月23日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和3(行ケ)10058審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (表示装置、コメント表示方法、及びプログラム)
原告エフシーツー,インク. 被告株式会社ドワンゴ
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特許法29条2項 特許法29条1項3号
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[概要] 本件は、特許無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。争点は、請求
項1及び9に係る特許発明の新規性の有無並びに請求項1、2、5、6、9及び1
0に係る特許発明の進歩性の有無である。
▶判決の詳細
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特許権
令和4年3月18日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)4329等一部認容
損害賠償等請求事件 (二重瞼形成用テープ又は糸及びその製造方法)
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実施 | 71回 | 優先権 | 57回 | 進歩性 | 19回 | 侵害 | 19回 |
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、発明の名称を「二重瞼形成用テープ又は糸及びその製造方法」とす25
る特許第3277180号の特許(以下「本件特許」という。)に係る特許権
(以下「本件特許権」という。)の特許権者である原告が、別紙被告製品目録
▶判決の詳細
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特許権
令和4年3月16日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和3(ネ)10079控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (留置針組立体)
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特許法102条2項
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[概要] (以下、略称は、特に断りのない限り、原判決に従う。)
▶判決の詳細
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特許権
令和4年3月14日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10034一部認容
特許権侵害差止請求控訴事件 (ソレノイド)
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特許法102条1項 特許法102条3項 特許法102条2項 特許法73条2項
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実施 | 96回 | 侵害 | 93回 | 特許権 | 61回 | 損害賠償 | 29回 |
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[概要] 1 事案の概要
本件は、発明の名称を「ソレノイド」とする特許(本件特許)に係る特許権
の共有者の1名である控訴人が、原判決別紙「被告製品目録(原告)」記載の
可変容量コンプレッサ容量制御弁(被告製品)は本件特許の特許請求の範囲の15
請求項1に係る発明(本件発明)の技術的範囲に属し、被控訴人による被告製
品の製造及び販売等は本件特許権の侵害に当たる旨主張して、被控訴人に対し、
特許法100条1項及び2項に基づき、被告製品の製造、使用、譲渡、貸渡し、
輸出又は譲渡若しくは貸渡しの申出の差止めと被告製品の廃棄を求めた事案で
ある。20
原判決は、被告製品は本件発明の技術的範囲に属するものと認めることはで
きないと判断し、控訴人の請求を棄却したところ、控訴人がこれを不服として
控訴をした。
▶判決の詳細
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特許権
令和4年3月10日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和3(行ケ)10062審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (留置針組立体)
原告ニプロ株式会社 被告特許庁長官
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特許法29条の2 特許法126条7項 特許法126条6項 特許法126条5項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,名称を「留置針組立体」とする発明に係る特許(特許第656610
▶判決の詳細
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特許権
令和4年3月7日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10135審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (イソブチルGABAまたはその誘導体を含有する鎮痛剤)
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特許法134条の2 特許法36条6項1号 特許法2条3項1号
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[概要] 本件は,特許無効審決の取消訴訟である。争点は,訂正,実施可能要件及びサポ
ート要件についての各判断の誤りの有無である。
▶判決の詳細
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特許権
令和4年3月1日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和3(行ケ)10053請求棄却
特許取消決定取消請求事件 (電子レンジ加熱食品用容器の製法)
原告アテナ工業株式会社 被告特許庁長官
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特許法29条2項 特許法120条の5
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,平成29年2月16日に出願した特許出願(特願2017-27
018号。優先日平成28年3月14日,優先権主張国日本)の一部を分割
して,平成30年3月20日,発明の名称を「電子レンジ加熱食品用容器の
製法」とする発明について,新たな特許出願(特願2018-52726号。
以下「本件出願」という。)をし,令和元年6月14日,特許権の設定登録(特
許第6538225号。請求項の数1。以下,この特許を「本件特許」とい
う。)を受けた(甲14,16)。
⑵ 本件特許について,令和元年12月23日,Aから特許異議の申立て(異
議2019-701049号事件)がされた。
原告は,令和2年9月18日付けの取消理由通知(決定の予告)(以下「本
件取消理由通知」という。甲11)を受けたため,同年11月18日付けで,
本件特許の特許請求の範囲及び明細書を訂正する旨の訂正請求(以下「本件
訂正」という。甲13)をした。
▶判決の詳細
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特許権
令和4年2月28日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和2(ワ)7486請求棄却
特許権移転登録手続等請求事件
原告P1 被告P2
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特許法74条1項 特許法74条 特許法38条 民法709条
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[概要] 1 本件は、原告が、被告に対し、別紙特許権目録記載の特許権(以下「本件特
許権」といい、これに係る特許を「本件特許」という。)につき、被告の冒認出願
(主位的請求)又は共同出願違反(予備的請求)により設定登録されたとして、主
位的請求においては持分全部、予備的請求においては持分2分の1の限度で、特許
法74条1項に基づく移転登録手続をすることを求めると共に、被告のこのような10
特許出願(以下「本件出願」という。)は不法行為を構成するとして、民法709
条に基づき、弁護士費用相当額100万円の損害賠償及びこれに対する不法行為の
日(出願日)である平成30年1月29日から支払済みまで平成29年法律第44
号による改正前の民法所定の年5%の割合による遅延損害金の支払を求める事案で
ある。15
2 前提事実(争いのない事実又は証拠(後掲のもの)もしくは弁論の全趣旨に
より容易に認められる事実)
(1) 当事者
原告は、水産会社に勤務し、活魚の処理業務を日常的に行っている者である(甲
30~33、37、原告本人)。20
▶判決の詳細
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特許権
令和4年2月28日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ワ)19919請求棄却
特許権侵害差止請求事件 (イソブチルGABAまたはその誘導体を含有する鎮痛剤)
原告ワーナー-ランバートカンパニーリミテッドライアビリティー 被告サンド株式会社
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侵害 | 165回 | 特許権 | 40回 | 実施 | 40回 | 無効 | 25回 |
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「イソブチルGABAまたはその誘導体を含有する鎮
痛剤」とする特許第3693258号の特許(以下「本件特許」という。)に
係る特許権(以下「本件特許権」という。)の特許権者である原告が,別紙物10
件目録記載の医薬品(以下,用量にかかわらず「被告医薬品」という。)が本
件特許の特許請求の範囲の請求項1ないし4記載の各発明の技術的範囲に属し,
被告による被告医薬品の製造等が上記各発明の実施に当たると主張して,被告
に対し,特許法(以下「法」という。)100条1項に基づき,被告医薬品の
製造,販売及び販売の申出の差止めを求めるとともに,同条2項に基づき,被15
告医薬品の廃棄を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和4年2月24日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和3(行コ)10003控訴棄却
手続却下処分取消請求控訴事件
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[概要] 1 本件は,「千九百七十年六月十九日にワシントンで作成された特許協力条約」10
(特許協力条約,PCT)に基づく外国語でされた国際特許出願の出願人であり,
特許法(以下「法」という。)184条の4第1項所定の期間(国内書面提出期
間)内に同第3項所定の明細書及び請求の範囲の日本語による翻訳文(明細書
等翻訳文)を提出しなかったことにより当該国際特許出願を取り下げられたと
みなされた者である控訴人が,被控訴人に対し,同第4項所定の「正当な理由」15
があるにもかかわらず,同項に基づく明細書等翻訳文の提出手続を却下した特
許庁長官の処分が違法であると主張して,当該処分の取消しを求める事案であ
る。
原判決が控訴人の請求を棄却したため,控訴人がこれを不服として控訴した。
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特許権
令和4年2月24日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和3(ワ)3816請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (ビタミンD誘導体結晶およびその製造方法)
原告中外製薬株式会社 被告沢井製薬株式会社
日医工株式会社
日産化学株式会社
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特許法68条の2 特許法126条1項2号 特許法123条1項8号 特許法67条2項
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[概要] 1 事案の概要
本件は、発明の名称を「ビタミンD誘導体結晶およびその製造方法」とする特
許権を有する原告が、被告沢井製薬株式会社(以下「被告沢井」という。)及び被25
告日医工株式会社(以下「被告日医工」という。)がそれぞれ被告日産化学株式会
社(以下「被告日産化学」という。)に製造を委託した医薬品の原料を被告日産化
学が製造する過程で、同特許権に係る技術的範囲に属する物を製造しているとし
て、被告沢井及び被告日産化学に対して、特許法100条1項、2項に基づき、
被告沢井が販売する医薬品に係る原料の製造及び使用の差止め並びに廃棄を請
求し、民法719条1項前段及び特許法102条2項に基づき、連帯して、2億5
4200万円の一部である5500万円及び遅延損害金の支払を請求し、被告日
医工及び被告日産化学に対して、特許法100条1項、2項に基づき、被告日医
工が販売する医薬品に係る原料の製造及び使用の差止め並びに廃棄を請求し、民
法719条1項前段及び特許法102条2項に基づき、連帯して、2億4200
万円及びその一部である5500万円及び遅延損害金の支払を請求する事案で10
ある。
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特許権
令和4年2月21日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和3(行ケ)10072審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (増幅器の出力回路)
原告X 被告特許庁長官
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特許法36条6項2号 特許法51条 特許法29条2項
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[概要] 本件は,特許出願拒絶査定に対する不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟
である。争点は,明確性の要件違反及び進歩性についての認定判断の誤りの有無で
ある。
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特許権
令和4年2月18日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ワ)22071請求棄却
特許権に基づく損害賠償請求事件 (角栓除去用液状クレンジング剤)
原告甲 被告株式会社ユーグレナ
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特許法104条の3 特許法36条6項1号 特許法29条1項3号 特許法123条1項2号
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「角栓除去用液状クレンジング剤」とする特許第62
71790号の特許(以下「本件特許」という。)に係る特許権(以下「本件
特許権」という。)の特許権者である原告が,被告に対し,別紙被告製品目録
記載の製品(以下「被告製品」という。)が本件特許の特許請求の範囲の請求25
項1記載の発明(以下「本件発明」という。)の技術的範囲に属し,被告によ
る被告製品の製造,販売及び販売の申出が本件発明の実施に当たるとして,民
法709条に基づき,本件特許権の侵害による損害金300万円及びこれに対
する平成29年法律第44号による改正前の民法所定の年5分の割合による遅
延損害金の支払を求める事案である。
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特許権
令和4年2月16日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ワ)19931等請求棄却
特許権侵害差止請求事件 (イソブチルGABAまたはその誘導体を含有する鎮痛剤)
原告ワーナー-ランバートカンパニーリミテッドライアビリティー 被告辰巳化学株式会社
株式会社陽進堂
三笠製薬株式会社
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侵害 | 172回 | 特許権 | 42回 | 実施 | 40回 | 無効 | 22回 |
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「イソブチルGABAまたはその誘導体を含有する鎮
痛剤」とする特許第3693258号の特許(以下「本件特許」という。)に25
係る特許権(以下「本件特許権」という。)の特許権者である原告が,別紙物
件目録記載1ないし3の医薬品(以下,用量等にかかわらず「被告医薬品」と
いう。)が本件特許の特許請求の範囲の請求項1ないし4記載の各発明の技術
的範囲に属し,被告らによる被告医薬品の製造等が上記各発明の実施に当たる
と主張して,特許法(以下「法」という。)100条1項に基づき,被告辰巳
に対し,同目録記載1の医薬品の販売及び販売の申出並びに同目録記載2の医5
薬品の製造,販売及び販売の申出の差止めを,被告陽進堂に対し,同目録記載
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特許権
令和4年2月14日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和3(行ケ)10042審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (無5線充電器用磁場遮蔽シート及びその製造方法と、それを用いた無線充電器用受信装置)
原告アモセンス・カンパニー・リミテッド 被告特許庁長官
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがない。)
(1) 原告は、平成24年12月21日を国際出願日とする特願2014-54
8673号(パリ条約による優先権主張・2011年12月21日、優先権
主張国・韓国)の一部を分割して、平成29年12月1日、発明の名称を「無5
線充電器用磁場遮蔽シート及びその製造方法と、それを用いた無線充電器用
受信装置」とする発明について特許出願(特願2017-231517号。
以下「本願」という。)をした。
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特許権
令和4年2月10日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和3(行ケ)10051審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (光子活性化ゲルでコーティングされた頭蓋内ステントおよび塞栓コイル)
原告X 被告特許庁長官
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成27年(2015年)5月12日,発明の名称を「光子活性
化ゲルでコーティングされた頭蓋内ステントおよび塞栓コイル」とする発明5
につき,特許出願(パリ条約による優先権主張(いずれも米国)平成26年
(2014年)5月12日(以下「本件優先日」という。),同日,同年10
月2日)をした(特願2016-566730号。請求項の数16。以下「本
件出願」という。)。(甲12)
(2) 原告は,平成31年2月15日付けの拒絶理由通知を受けたため,令和元10
年7月3日,特許請求の範囲を補正する旨の手続補正書(補正後の請求項の
数11)及び意見書を提出したが,同年8月14日付けで拒絶査定を受けた。
(甲10,11)
(3) 原告は,令和元年12月20日,拒絶査定不服審判(不服2019-17
215号事件)を請求するとともに,特許請求の範囲を補正する旨の手続補15
正書を提出した(補正後の請求項の数4。以下「本件補正」という。)。(甲9)
(4) 特許庁は,令和2年11月30日,本件補正を却下した上で,「本件審判
▶判決の詳細
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特許権
令和4年2月10日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和3(行ケ)10056審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
原告X 被告特許庁長官
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許諾 | 111回 | 実施 | 65回 | 特許権 | 52回 | 審決 | 32回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,平成27年4月9日に出願した特願2015-80124号(以25
下「親出願」という。)の一部を分割して,平成28年3月30日,「情報
処理装置及び方法,並びにプログラム」の発明の特許出願(特願2016-
67886号)をした。
▶判決の詳細
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特許権
令和4年2月10日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和3(行ケ)10134審決取消訴訟却下
審決取消請求事件 (ボトルキャップ開けホルダー)
原告X 被告特許庁長官
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特許法178条3項 民事訴訟法16条1項 民事訴訟法140条
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[概要] 一件記録によれば,以下の事実が認められる。
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特許権
令和4年2月9日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(ネ)10059控訴棄却
特許権侵害差止請求控訴事件 (エクオール含有抽出物及びその製造方法,エクオール抽出方法,並びにエクオールを含む食品)
被控訴人株式会社アドバンスト・メディカル・ケア
株式会社ダイセル
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特許法104条 特許法39条2項 特許法29条1項3号 特許法36条4項1号
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「エクオール含有抽出物及びその製造方法,エクオー
ル抽出方法,並びにエクオールを含む食品」とする物の製造方法の特許(以下「本
件特許」といい,本件特許に係る特許権を「本件特許権」という。)に係る特許権者
である控訴人が,被控訴人ダイセルが実施している原判決別紙被控訴人方法目録記
載の方法(被控訴人方法)は,本件特許に係る特許発明の技術的範囲に属するもの
であるところ,①被控訴人ダイセルが,被控訴人方法を用いて別紙被控訴人原料目
録記載の原料(被控訴人原料)を生産し,これを譲渡するなどすることは,本件特
許権を侵害し,②被控訴人AMCが,被控訴人原料を用いて別紙被控訴人製品目録
記載の製品(以下「被控訴人製品」という。)を生産し,かつ,被控訴人原料を含む
被控訴人製品を譲渡等することは本件特許権を侵害すると主張し,被控訴人らに対
し,特許法100条1項及び同条2項に基づき,以下の各請求をする事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和4年2月8日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和3(ネ)10066控訴棄却
損害賠償請求控訴事件 (入力支援コンピュータプログラム,入力支援コンピュータシステム)
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[概要] 1 事案の概要5
(1) 本件は,発明の名称を「入力支援コンピュータプログラム,入力支援コン
ピュータシステム」とする特許(特許第4611388号。請求項の数5。
以下,「本件特許」といい,本件特許に係る特許権を「本件特許権」という。)
の特許権者である控訴人が,被控訴人シャープによるスマートフォンSHV
39,SHV40,SHV41,SHV42及びSHV43(以下,総称し10
て「被告製品」という。)の製造及び被控訴人KDDIによる被告製品の販売
がいずれも本件特許権の侵害に当たると主張して,被控訴人らに対し,不法
行為に基づく損害賠償の一部請求として270万円並びにうち106万20
00円に対する令和元年5月21日(不法行為の後の日)から支払済みまで
及びうち163万8000円に対する訴状送達の日の翌日(被控訴人KDD15
Iについては令和2年8月14日,被控訴人シャープについては同月18日)
から支払済みまで民法(平成29年法律第44号による改正前のもの)所定
の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和4年2月2日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10071審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (1回当たり100~200単位のPTHが週1回投与されることを特徴とする,PTH含有骨粗鬆症治25療/予防剤)
原告沢井製薬株式会社 被告旭化成ファーマ株式会社
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[概要] 本件は,特許無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。
▶判決の詳細
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特許権
令和4年2月2日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和3(行ケ)10037審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (片手支持可能な表示装置)
原告有限会社コロンブスの卵たち被告特許庁長官 被告特許庁長官
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特許法157条2項 特許法126条1項 特許法126条
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[概要] 本件は、特許訂正審判請求の不成立審決の取消訴訟である。
▶判決の詳細
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特許権
令和4年2月2日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ワ)19923等請求棄却
特許権侵害差止請求事件 (イソブチルGABAまたはその誘導体を含有する鎮痛剤)
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侵害 | 192回 | 実施 | 47回 | 特許権 | 44回 | 審決 | 25回 |
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「イソブチルGABAまたはその誘導体を含有する鎮
痛剤」とする特許第3693258号の特許(以下「本件特許」という。)に
係る特許権(以下「本件特許権」という。)の特許権者である原告が,別紙物
件目録記載の医薬品(以下,用量にかかわらず「被告医薬品」という。)が本15
件特許の特許請求の範囲の請求項1ないし4記載の各発明の技術的範囲に属し,
被告らによる被告医薬品の製造等が上記各発明の実施に当たると主張して,特
許法(以下「法」という。)100条1項に基づき,被告ダイトに対し,被告
医薬品の製造,販売及び販売の申出の差止めを,被告科研に対し,被告医薬品
の販売及び販売の申出の差止めを,それぞれ求めるとともに,同条2項に基づ20
き,被告らに対し,被告医薬品の廃棄を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和4年1月27日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和3(行コ)10001控訴棄却
手続却下処分取消等請求控訴事件
被控訴人国
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,米国法人である控訴人が,千九百七十年六月十九日にワシントンで
作成された特許協力条約に基づく外国語特許出願(特願2018-55334
0号。以下「本件国際特許出願」という。)につき,国内書面提出期間内に明
細書等翻訳文を提出することができなかったことについて,特許法(以下「法」
という。)184条の4第4項の「正当な理由」があるとして,国内書面提出
期間経過後に国内書面及び明細書等翻訳文の提出をしたが,特許庁長官から,
「正当な理由」があるとはいえず,本件国際特許出願は,同項の要件を満たし
ていないため,同条3項の規定により取り下げられたものとみなされたとして,
上記提出手続(国内書面に係る手続)の却下処分(以下「本件却下処分」とい
う。)を受けたため,その取消しを求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和4年1月25日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ワ)5616請求棄却
特許権 (携帯情報通信装置及び携帯情報通信装置を使用したパーソナルコンピュータシステム)
原告株式会社DAPリアライズ 被告シャープ株式会社
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特許法102条3項 特許法134条の2 特許法126条5項 特許法104条の3
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「携帯情報通信装置及び携帯情報通信装置を使用した
パーソナルコンピュータシステム」とする特許第4555901号の特許(以
下「本件特許」という。)に係る特許権(以下「本件特許権」という。)の特許
権者である原告が,別紙被告製品目録記載の各製品(以下,併せて「被告各製25
品」という。)が本件特許の特許請求の範囲の請求項1記載の発明(以下「本件
発明」という。)の技術的範囲に属するものであり,被告による被告各製品の製
造販売が本件特許権の侵害に当たると主張して,不法行為による損害賠償請求
権に基づき,被告各製品の実施料相当額(特許法102条3項)の合計6億4
000万円の一部として,3000万円及びこれに対する訴状送達の日の翌日
である令和2年3月31日から支払済みまで平成29年法律第44号による改5
正前の民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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