権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
特許権
令和1年6月27日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10087控訴棄却
債務不履行に伴う契約解除により返金請求と,その契約不履行と相当因果関係にある損害の賠償請求控訴事件
被告)プロパテント株式会社 控訴人(一審原告)X 被控訴人(一審被告)プロパテント株式会社
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民法559条 民法637条
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[概要] 1 本件の原審は,電子ファイル構造等に係る本件特許(特許第5926470
号)の特許権者である控訴人が,本件特許発明の米国出願をするに当たり,被控訴
人に本件特許の願書に添付した明細書等の英語翻訳を依頼したところ,被控訴人の
作成した翻訳に誤訳・改ざん等があったと主張して,主位的に,①被控訴人の債務
不履行による契約解除に基づく契約代金返還請求及び損害賠償請求並びに被控訴人
の代表者であるA(以下「A」という,)の取締役としての第三者に対する責任(会
社法429条1項)に基づく損害賠償請求として,被控訴人及びAに対し,645
万3200円及びこれに対する平成29年8月22日(最初の訴状訂正申立書の作
成日付)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の連帯支払を,
また,②被控訴人及びAの不法行為に基づく損害賠償請求として,被控訴人及びA
に対し,上記と同額の連帯支払を,さらに,予備的に,③被控訴人の請負契約に係
る担保責任による契約解除に基づく契約代金返還請求及び損害賠償請求として,被
控訴人に対し,645万3200円及びこれに対する平成29年8月22日から支
払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年6月26日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10045審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (複数分子の抗原に繰り返し結合する抗原結合分子)
被告中外製薬株式会社星埜正和 原告アレクシオンファーマシューテ
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特許法36条4項1号 特許法1条
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実施 | 111回 | 無効 | 37回 | 審決 | 21回 | 優先権 | 16回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,名称を「複数分子の抗原に繰り返し結合する抗原結合分子」とす
る発明に係る特許権(特許第5824095号。平成21年4月10日(優
先権主張 平成20年4月11日,平成20年9月26日,平成21年3月
19日)を出願日とする特願2010-507273号の一部を平成23年
8月4日に新たな特許出願とした特願2011-171225号の一部を平
成23年12月8日に新たな特許出願とした特願2011-268497号
の一部を平成24年7月19日に新たな特許出願とした特願2012-16
0692号の一部を新たな特許出願とした(以下,同出願日を「本件出願日」
という。)もの。設定登録日 平成27年10月16日。請求項の数6。以
下,「本件特許権」といい,同特許権に係る特許を「本件特許」という。)
の特許権者である(甲19)。
(2) 原告は,平成28年12月19日,本件特許につき特許庁に無効審判請求
をし,特許庁は上記請求を無効2016-800138号事件として審理し
た。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年6月26日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10044審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (複数分子の抗原に繰り返し結合する抗原結合分子)
被告中外製薬株式会社星埜正和 原告アレクシオンファーマシューテ
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特許法36条4項1号 特許法1条
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,名称を「複数分子の抗原に繰り返し結合する抗原結合分子」とす
る発明に係る特許権(特許第5503698号。平成21年4月10日(優
先権主張 平成20年4月11日,平成20年9月26日,平成21年3月
19日)を出願日とする特願2010-507273号の一部を平成23年
8月4日に新たな特許出願とした特願2011-171225号の一部を平
成23年12月8日に新たな特許出願とした特願2011-268497号
の一部を平成24年7月19日に新たな特許出願とした(以下,同出願日を
「本件出願日」という。)もの。設定登録日 平成26年3月20日。請求
項の数6。以下,「本件特許権」といい,同特許権に係る特許を「本件特許」
という。)の特許権者である(甲16)。
(2) 原告は,平成28年12月19日,本件特許につき特許庁に無効審判請求
をし,特許庁は上記請求を無効2016-800137号事件として審理し
た。被告は,平成29年3月24日付けで訂正請求をした(以下「本件訂正」
という。)。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年6月26日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10043審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (複数分子の抗原に繰り返し結合する抗原結合分子)
被告中外製薬株式会社星埜正和 原告アレクシオンファーマシューテ
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特許法36条4項1号 特許法1条
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,名称を「複数分子の抗原に繰り返し結合する抗原結合分子」とす
る発明に係る特許権(特許第4954326号。出願日 平成21年4月1
0日(優先権主張 平成20年4月11日,平成20年9月26日,平成2
1年3月19日)(以下,出願日を「本件出願日」という。),設定登録日
平成24年3月23日。請求項の数6。以下,「本件特許権」といい,同特
許権に係る特許を「本件特許」という。)の特許権者である(甲16)。
(2) 原告は,平成28年12月19日,本件特許につき特許庁に無効審判請求
をし,特許庁は上記請求を無効2016-800136号事件として審理し
た。
(3) 特許庁は,平成29年11月22日,審判請求は成り立たない旨の審決(以
下「本件審決」という。)をし,その謄本は,同月30日,原告に送達され
た。出訴期間として90日が附加された。
(4) 原告は,平成30年3月29日,本件審決の取消しを求めて本件訴訟を提
起した。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年6月26日 知的財産高等裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
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平成31(ネ)10001等控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴,同附帯控訴事件 (美容器)
控訴人兼附帯被
株式会社ファイブスター 被控訴人兼附帯控訴人株式会社MTG
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特許法102条1項 特許法167条 特許法29条2項 特許法100条1項
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無効 | 61回 | 無効審判 | 23回 | 進歩性 | 21回 | 審決 | 21回 |
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[概要] 1 本件は,名称を「美容器」とする各発明に係る各特許権(特許第5791
844号及び特許第5791845号。本件特許1及び2)を有する被控訴
人が,控訴人が業として販売等する原判決別紙被告製品目録記載の製品(被
告製品)は,本件発明1及び2の技術的範囲に属するとして,控訴人に対し,
特許法100条1項に基づく同製品の製造・販売等の差止め,同条2項に基
づく半製品及び金型等の廃棄,並びに,平成27年8月14日から平成28
年7月末日までの不法行為に基づく損害賠償として,民法709条により,
●●●●●●●●●円及びうち●●●●円に対する不法行為の日以後である
本訴状送達日の翌日(平成28年5月15日)から,うち●●●●●●●●
●円に対する不法行為の日以後である訴えの変更申立書送達日の翌日(平成
29年10月17日)から,それぞれ支払済みまで民法所定の年5分の割合
による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年6月26日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)15518請求棄却
損害賠償請求事件 (会話処理装置および方法,並びに記録媒体)
被告IPsoftJapan
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特許法101条1号 特許法100条1項 特許法112条3項
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新規性 | 64回 | 実施 | 50回 | 無効 | 35回 | 進歩性 | 31回 |
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[概要] 1 本件は,原告が,原告の有する特許権に係る特許発明の技術的範囲に属する別5
紙1記載の製品(以下「本件製品」という。)を被告が製造販売等する行為が同
特許権の直接侵害又は間接侵害に当たるなどと主張して,被告に対し,特許法1
00条1項に基づく本件製品の製造,譲渡等の差止めと,民法709条,特許法
102条3項に基づく損害賠償として4500万円及びこれに対する不法行為
の後の日である平成29年5月18日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで10
民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和1年6月26日 東京地方裁判所
▶概要
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平成31(ワ)1955
発信者情報開示請求事件
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著作権法32条1項
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[概要] 1 本件は,原告が,電気通信事業を営む被告に対して,被告の電気通信設備を
経由してされたインターネット上のウェブサイトへの写真の掲載によって,当該写
真についての原告の著作権(複製権及び公衆送信権)が侵害されたことが明らかで25
あり,別紙1発信者情報目録記載の各情報(以下「本件発信者情報」という。)が,
その侵害に係る発信者情報であって,上記の掲載をした者(以下「本件投稿者」と
いう。)に対する損害賠償請求を行うために被告の保有する発信者情報の開示が必要
であるとして,特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開
示に関する法律(以下「法」という。)4条1項に基づいて,本件発信者情報の開示
を求める事案である。5
2 前提事実(当事者間に争いのない事実並びに後掲の証拠(以下,書証番号は
特記しない限り枝番を含む。)及び弁論の全趣旨により容易に認められる事実)
(1) 被告は,電気通信事業を営み,インターネット接続サービス等を提供する株
式会社である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年6月20日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)9201一部認容
特許権侵害差止等請求事件 (シリコーン・ベースの界面活性剤を含むアルコール10含有量の高い発泡性組成物)
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特許法102条3項 特許法36条6項2号 特許法100条1項 特許法36条4項1号
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実施 | 128回 | 特許権 | 19回 | 侵害 | 14回 | 進歩性 | 11回 |
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「シリコーン・ベースの界面活性剤を含むアルコール10
含有量の高い発泡性組成物」とする発明に係る特許権(特許第5891575号。
以下「本件特許権」といい,これに係る特許を「本件特許」という。)を有する原
告が,被告サラヤ株式会社(以下「被告サラヤ」という。)が製造し,同被告及び
被告東京サラヤ株式会社(以下「被告東京サラヤ」という。)が販売する速乾性手
指消毒剤である別紙物件目録記載1及び2の各製品(以下,同記載1の各製品を15
「被告製品1」と,同記載2の各製品を「被告製品2」とそれぞれ総称し,また,
これらを併せて「被告各製品」という。)がいずれも,本件特許の請求項1,5及
び6に係る各発明(以下,請求項の番号に従って「本件発明1」のようにいい,ま
た,これらを併せて「本件各発明」という。)の技術的範囲に属するとして,被告
らに対し,以下の各請求をする事案である。20
(1) 差止請求
ア 被告らに対する請求
本件特許権に基づく被告各製品の販売等の差止請求(特許法100条1項)
イ 被告サラヤに対する請求
▶判決の詳細
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商標権
令和1年6月20日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10139審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告アストンマーチンラゴン 原告ブレイントレーディング株式
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商標法50条 商標法50条2項 商標法50条1項
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[概要] 本件は,商標法50条により商標登録を取り消した審決の取消訴訟である。
▶判決の詳細
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著作権
令和1年6月20日 東京地方裁判所
▶概要
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平成31(ワ)2629
発信者情報開示請求事件
原告日本コロムビア株式会社
株式会社バンダイナムコアーツ
キングレコード株式会社
ら
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著作権法102条 著作権法96条の2
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[概要] 本件は,レコード製作会社である原告らが,自らの製作に係るレコードについ
て送信可能化権を有するところ,氏名不詳者において,当該レコードに収録され
た楽曲を無断で複製してコンピュータ内の記録媒体に記録・蔵置し,インターネ10
ット接続プロバイダ事業を行っている被告の提供するインターネット接続サー
ビスを経由して自動的に送信し得る状態にして,原告らの送信可能化権を侵害し
たことが明らかであると主張して,被告に対し,特定電気通信役務提供者の損害
賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(以下「プロバイダ責任制限
法」という。)4条1項に基づき,上記氏名不詳者に係る発信者情報の開示を求め15
る事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年6月20日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10166審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (プログラム及びサーバ)
被告特許庁長官尾崎淳史 原告株式会社バンダイナムコエン
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特許法29条2項
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実施 | 64回 | 審決 | 19回 | 分割 | 3回 | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
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[概要] 本件は,特許出願拒絶査定に対する不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟
である。
▶判決の詳細
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著作権
令和1年6月19日 東京地方裁判所
▶概要
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平成31(ワ)7965
発信者情報開示請求事件
被告ソニーネットワークコミュニケ―ションズ株式会社渡邉峻
は,一般利用者に対してインターネット接続プロバイダ事業等を行っ
は,このような特定電気通信の用に電気通信設備を供していたのであ
は,本件発信者情報を保有している。 原告は,実演家Mr.Childrenが歌唱する楽曲「Printin
は,本件レコードの送信可能化権を侵害した本件発信者に対して,損
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[概要] 1 本件は,実演家Mr.Childrenが歌唱する楽曲を録音したレコード
の送信可能化権を有すると主張する原告が,経由プロバイダである被告に対し,
氏名不詳者が上記レコードを圧縮して複製したファイルをコンピュータ内の記
録媒体に記録して蔵置し,被告の提供するインターネット接続サービスを経由
して自動公衆送信し得る状態にした行為により,上記送信可能化権を侵害され5
たことが明らかであるとして,特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限
及び発信者情報の開示に関する法律(以下「プロバイダ責任制限法」という。)
4条1項に基づき,上記著作権侵害行為に係る別紙発信者情報目録記載の各情
報(以下「本件発信者情報」という。)の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
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その他
令和1年6月18日 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(行ウ)424請求棄却
行政訴訟 その他
被告国
指定代理人和氣礎 原告セヴァーン・トレント・ウォーター・リミテッド
ヨークシャー・ウォーター・サーヴィシーズ・リミテッド
エヌセーセー・デンマーク・アクティーゼルスカブ
ヘイデール・コンポジット・ソリューションズ・リミテッド
ら補佐人弁理士中村充利
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特許法112条の2 特許法112条1項 特許法108条2項
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[概要] 1 事案の概要
本件は,特許第4637825号の特許権(以下「本件特許権」といい,その20
特許を「本件特許」という。)の特許権者であった原告らが,特許法112条1項
規定の特許料追納期間中に第4年分の特許料及び割増特許料(以下,特許料及び
割増特許料を「特許料等」と総称する。)を納付しなかったため同条4項により消
滅したものとみなされた本件特許権について,同法112条の2第1項に基づき
第4年分の特許料等を納付する旨の特許料納付書(以下「本件納付書」という。)25
及び回復理由書を提出したところ,特許庁長官が本件納付書による納付手続を却
下した(以下「本件却下処分」という。)ため,上記の追納期間の徒過には同項所
定の「正当な理由」があるから本件却下処分は違法であると主張して本件却下処
分の取消しを求めるとともに,本件却下処分に対する異議申立てを棄却する旨の
決定(以下「本件決定」という。)の取消しを求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和1年6月18日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)31572一部認容
不正競争行為差止等請求事件
原告株式会社三宅デザイン事務所
株式会社イッセイミヤケ
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不正競争防止法5条1項 不正競争防止法4条 不正競争防止法2条1項1号 著作権法114条1項
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[概要] 本件は,原告らが,三角形のピースを敷き詰めるように配置することなどから
なる鞄の形態は,原告イッセイミヤケの著名又は周知の商品等表示であり,被告
による上記形態と同一又は類似の商品の販売は不正競争防止法2条1項1号又25
は2号所定の不正競争行為に該当するとともに,同形態には著作物性が認められ
るから,被告による上記販売行為は原告らの著作権(複製権又は翻案権)を侵害
するなどと主張して,被告に対し,①原告イッセイミヤケが,不正競争防止法3
条1項,2項又は著作権法112条1項,2項に基づき,原告デザイン事務所が
著作権法112条1項,2項に基づき,それぞれ上記商品の製造・販売等の差止
め及び商品の廃棄を,②原告イッセイミヤケが,不正競争防止法4条,5条1項5
又は民法709条,著作権法114条1項に基づき損害の一部である1億100
0万円及びこれに対する不法行為後の日である平成29年10月4日(訴状送達
日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を,
③原告デザイン事務所が,主位的に不正競争防止法4条又は民法709条(著作
権侵害)に基づき,予備的に民法709条(一般不法行為)に基づき損害の一部10
である7199万5000円及びこれに対する上記②と同一の遅延損害金の支
▶判決の詳細
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特許権
令和1年6月18日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)43269
特許権侵害差止等請求事件 (抗ウイルス性衛生マスク)
被告株式会社徳光
株式会社マルゼン
ら 原告株式会社ジムウェイ
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特許法100条1項 特許法102条2項 民法709条 特許法29条2項
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[概要] 本件は,発明の名称を「抗ウイルス性衛生マスク」とする特許権を有する原告15
が,被告らに対し,被告らが製造,販売等する別紙被告製品目録記載の製品(以
下「被告製品」という。)が,原告の特許権を侵害していると主張して,特許法
100条1項に基づき被告製品の製造等の差止め,同条2項に基づき被告製品及
びその半製品の廃棄,民法709条及び特許法102条2項に基づき,被告徳光
につき損害賠償金11万6270円,被告マルゼンにつき損害賠償金33万5020
38円及びこれらに対する不法行為の後の日である平成31年3月26日から
支払済みまで年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年6月17日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(行コ)10006控訴棄却
異議申し立て棄却処分取消請求控訴事件
控訴人X 被控訴人国
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特許法112条の2
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[概要] 1 本件は,控訴人が,特許料等の不納付により消滅したものとみなされた本件
特許権について本件納付書を提出したにもかかわらず,特許庁長官から本件却下処
分を受けたことを不服として,本件異議申立てをしたが,これを棄却する旨の本件
決定を受けたため,控訴人が,本件却下処分及び本件決定の各取消しを求めるとと
もに,慰謝料の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和1年6月13日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)12720
不正競争行為差止等請求事件
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不正競争防止法2条1項1号 民法709条 不正競争防止法19条1項5号 不正競争防止法2条1項
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[概要] 原告は,被告が,原告が製造・販売する別紙原告商品目録1ないし15記載の食
品・調味料用瓶(以下,それぞれ「原告商品1」等といい,合わせて「原告商品」
という。)と形態が酷似する別紙被告商品目録1ないし15記載の食品・調味料用
瓶(以下,それぞれ「被告商品1」等といい,合わせて「被告商品」という。)を
製造・販売するところ,主位的に,被告の上記行為は,不正競争防止法2条1項15
号の不正競争行為に当たるとして,同法3条,4条に基づき,製造・販売の差止め
及び廃棄等,並びに損害賠償及びこれに対する訴状送達の日(平成30年1月12
日)の翌日から支払済みまでの遅延損害金の支払を求め,予備的に,被告の上記行
為は民法709条の不法行為に当たるとして,上記同額の損害賠償及び遅延損害金
の支払を求めた。10
▶判決の詳細
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特許権
令和1年6月13日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10125審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (β-アミロイドの対外的減少のための新規組成物及びその製造方法)
被告特許庁長官村上騎見高 原告アミレックスファーマシュイテッド
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特許法69条 特許法29条2項 特許法29条1項3号
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[概要] 本件は,特許出願拒絶査定に対する不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟
である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年6月12日 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)28391請求棄却
特許権侵害差止請求事件
被告コーアイセイ株式会社
日本ケミファ株式会社
日本ジェネリック株式会社
コーアバイオテックベイ株式会社堀籠佳典
ら
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特許法105条1項
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[概要] 1 本件は,原告が,被告らが別紙物件目録記載の各製剤(以下,それぞれを符号
に従い「本件製剤1」のようにいい,併せて「本件各製剤」という。)を製造・
販売等する行為が原告の特許権を侵害すると主張して,被告らに対し,特許法125
00条1項に基づく本件各製剤の生産,使用,譲渡若しくは貸渡し,輸出若しく
は輸入,譲渡若しくは貸渡しの申出又は譲渡若しくは貸渡しのための展示の差止
めと,同条2項に基づく本件各製剤の廃棄を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年6月7日 知的財産高等裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10063控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (二酸化炭素含有粘性組成物)
控訴人ネオケミア株式会社
株式会社コスメプロ
株式会社アイリカ
株式会社キアラマキアート
ウインセンス株式会社
株式会社コスメボーゼ
クリアノワール株式会社 被控訴人株式会社メディオン・リサーチ
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特許法102条2項 特許法102条3項 特許法101条1号 民法709条
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実施 | 91回 | 侵害 | 71回 | 特許権 | 57回 | 損害賠償 | 9回 |
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[概要] 1 本件は,名称を「二酸化炭素含有粘性組成物」とする発明に係る2件の特
許権(特許第4659980号及び特許第4912492号。本件特許権1及び
本件特許権2)を有する被控訴人が,①控訴人らが製造,販売する原判決別紙
「被告製品目録」記載の炭酸パック化粧料(被告各製品)は上記各特許権に係る
発明(本件各発明)の技術的範囲に属し,それらの製造,販売が上記各特許権の
直接侵害行為に該当するとともに,②控訴人ネオケミアが被告各製品の一部に使
用する顆粒剤を製造,販売した行為は上記各特許権の間接侵害行為(特許法10
1条1号又は2号)に該当するなどとして,控訴人らに対し,同法100条1項
及び2項に基づく被告各製品及び顆粒剤の製造,販売等の差止め及び廃棄並びに,
別紙「請求一覧」のとおり,特許登録日から各項記載の日までの期間の不法行為
に基づく損害賠償金及びこれに対する民法所定の年5分の割合による遅延損害金
の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年6月6日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10088控訴棄却
特許権侵害行為差止等請求控訴事件 (マグネット歯車及びその製造方法,これを用いた流量計)
控訴人タカハタプレシジョン株式会社 被控訴人株式会社Toshin
笛吹精工株式会社
ら
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特許法29条1項1号 特許法100条1項 特許法29条1項2号 特許法104条の3
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「マグネット歯車及びその製造方法,これを用いた流
量計」とする特許(特許第5554433号。請求項の数5。以下,この特許
を「本件特許」といい,本件特許に係る特許権を「本件特許権」という。)の
特許権者である控訴人が,原判決別紙被告ら物件目録1記載のマグネット歯車
(以下「被告マグネット歯車」という。)が本件特許の特許請求の範囲の請求
項1に係る発明(以下「本件発明」という。)の技術的範囲に属し,被告らに
よる被告マグネット歯車及び同歯車を使用した同目録2記載の流量計用指針ユ
ニット(以下「被告ユニット」といい,また,被告マグネット歯車と被告ユニ
ットを併せて「被告製品」という。)の製造,販売が本件特許権の侵害に当た
る旨主張して,被控訴人らに対し,特許法100条1項及び2項に基づき,被
告製品の製造,販売等の差止め及び被告製品,半製品等の廃棄を求めるととも
に,本件特許権侵害の不法行為に基づく損害賠償として5830万円及びこれ
に対する平成29年6月9日(不法行為の後である訴状送達の日の翌日)から
支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の連帯支払を求める事
▶判決の詳細
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著作権
令和1年6月6日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10052控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
被告)株式会社マルイチ産商被控訴人(一審
)株式会社テクニカルパートナー被控訴人(一審
)Y1被控訴人(一審
)Y2 控訴人(一審原告)株式会社マルスジャパン町田麻美 被控訴人(一審被告)株式会社マルイチ産商
(一審被告)株式会社テクニカルパートナー
(一審被告)Y1
(一審被告)Y2
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著作権法113条2項 著作権法47条の3 民法715条1項 著作権法114条3項
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[概要] 1 前提事実(証拠及び弁論の全趣旨により認められる事実)は,以下のとおり
補正するほかは,原判決の「事実及び理由」欄の「第2 事案の概要」2に記載の
とおりであるから,これを引用する。
(1) 原判決4頁25行目から26行目「原告が被告マルイチ産商に対して」を
「被控訴人マルイチ産商が,控訴人に対して」と改める。
(2) 原判決5頁2行目「(原告を甲とし,被告を乙とする。)」を「(被控訴人マ
ルイチ産商を甲とし,控訴人を乙とする。)」と改める。
(3) 原判決8頁8行目「を締結した」を「が成立した」と改める。
(4) 原判決8頁21行目から22行目「ただし,」から23行目「また,」まで
を削除する。
(5) 原判決8頁24行目「この点にも争いがある。」を「この点については争い
がある。」と改める。
(6) 原判決8頁25行目から9頁4行目までを削除する。
(7) 原判決9頁5行目「(5)」を「(4)」と,10行目「(6)」を「(5)」とそれ
ぞれ改める。
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著作権
令和1年5月31日 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)32055一部認容
損害賠償請求事件
被告Y堀尾純矢
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著作権法114条3項 民事訴訟法3条の3
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侵害 | 63回 | 許諾 | 6回 | 損害賠償 | 6回 | ライセンス | 2回 |
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[概要] 1 本件は,原告が,被告は,原告の著作物である別紙写真目録記載の写真(以下
「本件写真」という。)の画像データを無断で改変の上,2度にわたりオンライ25
ン・カラオケサービスのアカウントのプロフィール画像に設定して原告の著作権
(複製権及び自動公衆送信権)並びに著作者人格権(氏名表示権及び同一性保持
権)を侵害して原告に損害を与えたなどと主張して,被告に対し,民法709条,
著作権法114条3項に基づき,損害賠償金168万9848円及びうち84万
4924円に対する第1の不法行為の日である平成28年1月7日から,うち8
4万4924円に対する第2の不法行為の日である同年2月18日から各支払5
済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
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不正競争
令和1年5月30日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10081等
不正競争行為差止等請求控訴事件等
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著作権法114条3項 著作権法112条1項 民法709条 商標法32条2項
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差止 | 62回 | 侵害 | 51回 | 実施 | 30回 | 損害賠償 | 21回 |
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[概要] 1 事案の経緯等
(1) 本件は,一審原告が,一審被告会社による①一審原告の周知又は著名な
商品等表示である原告文字表示(原告文字表示マリオカート及び原告文字表示マリ
カー)と類似する被告標章第1の営業上の使用行為及び商号としての使用行為が,
不競法2条1項1号又は2号の不正競争行為に,②一審原告が著作権を有する原告
表現物と類似する部分を含む本件各写真及び本件各動画を作成してインターネット
上のウェブサイトへアップロードする本件掲載行為が,一審原告の著作権(複製権
又は翻案権,自動公衆送信権及び送信可能化権)侵害に,③一審原告の周知又は著
名な商品等表示である原告表現物又は原告立体像と類似する商品等表示である被告
標章第2を使用する行為である本件宣伝行為(本件掲載行為,従業員のコスチュー
ム着用行為及び店舗における人形の設置行為からなる行為)が不競法2条1項1号
又は2号の不正競争行為に,④一審原告の特定商品等表示である原告文字表示と類
似する本件各ドメイン名の使用が,不競法2条1項13号の不正競争行為に,⑤原
告表現物の複製物又は翻案物である本件各コスチュームを利用者に貸与する本件貸
与行為が,一審原告の著作権(貸与権)侵害に,それぞれ該当すると主張し,一審
▶判決の詳細
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特許権
令和1年5月30日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10180審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (キャリーバッグ)
被告特許庁長官 原告X
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成28年12月27日,発明の名称を「キャリーバッグ」とす
る発明について,特許出願(特願2016-258008号。請求項の数3。
以下「本願」という。乙1)をした。
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商標権
令和1年5月30日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10173審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告ケーシーピーヘビーインダスト 原告ジー・エス・エフ・ケー・シー
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商標法4条1項19号 商標法36条
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,以下の商標(登録第5779610号。以下「本件商標」という。)
の商標権者である(乙1,2)。
商 標 KCP(標準文字)
登録出願日 平成27年2月18日
登録査定日 平成27年6月1日
設定登録日 平成27年7月17日
指 定 商 品 第12類「コンクリートポンプ車,コンクリートミキサー車
その他の自動車並びにその部品及び附属品,陸上の乗物用の
動力機械(その部品を除く。),陸上の乗物用の機械要素,タ
イヤ又はチューブの修繕用ゴムはり付け片」
(2) 被告は,平成29年6月1日,本件商標について商標登録無効審判(以下
「本件審判」という。)を請求した。
▶判決の詳細
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商標権
令和1年5月30日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10176審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件
被告明京電機株式会社 原告株式会社アイエスエイ舘花敦司
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商標法3条1項3号 商標法4条1項16号 商標法3条1項1号 特許法150条1項
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[概要] 本件は,商標登録無効審判請求に対する不成立審決の取消訴訟である。争点は,
商標法3条1項1号,3号又は4条1項16号該当性である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年5月29日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成31(ネ)10006控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (敗血症及び敗血症様全身性感染の検出のための方法及び物質)
控訴人ベー・エル・アー・ハー・エム・エス 被控訴人ラジオメーター株式会社
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特許法101条5号 特許法100条1項
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「敗血症及び敗血症様全身性感染の検出のための方法
及び物質」とする特許(特許第5215250号。請求項の数1。以下「本件
特許」といい,本件特許に係る特許権を「本件特許権」という。)の特許権者
である控訴人が,原判決別紙物件目録記載1の装置(以下「被告装置」という。)
及び同目録記載2のキット(以下「被告キット」という。)を用いる敗血症及
び敗血症様全身性感染の検出に係る方法(以下「被告方法」という。)が本件
特許の特許請求の範囲の請求項1に係る発明(以下「本件発明」という。)の
技術的範囲に属し,被控訴人による被告装置の製造,譲渡,輸入,貸渡し,譲
渡又は貸渡しの申出(以下「製造等」という。)が本件特許権の間接侵害(特
許法101条5号)に当たり,被控訴人による被告キットの製造等(ただし,
被告キットについては貸渡し及び貸渡しの申出を除く。以下同じ。)が本件特
許権の間接侵害(同条4号)に当たると主張して,被控訴人に対し,①特許法
100条1項に基づき,被告装置及び被告キットの製造等の差止め,②同条2
項に基づき,被告装置及び被告キットの廃棄を求めるとともに,③本件特許権
▶判決の詳細
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特許権
令和1年5月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)44053請求棄却
特許権侵害差止請求事件
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特許法36条6項1号 特許法36条6項2号 特許法102条2項 特許法100条1項
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実施 | 65回 | 分割 | 34回 | 進歩性 | 28回 | 特許権 | 27回 |
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[概要] 1 事案の要旨
⑴ 本件は,特許第6226216号の特許権(以下「本件特許権1」とい
う。),特許第6241794号の特許権(以下「本件特許権2」という。),特
許第6253842号の特許権(以下「本件特許権3」といい,本件特許権1及び5
2と併せて「本件各特許権」という。また,本件各特許権に係る特許及び明細書を,
特許権の番号に対応させて「本件特許1」,「本件明細書1」などといい,これら
の特許及び明細書を一括して「本件各特許」,「本件各明細書」という。)につき,
それぞれ専用実施権(以下,特許権の番号に対応させて「本件専用実施権1」など
といい,これらを一括して「本件各専用実施権」という。)を有する原告が,被告10
らにおいて製造,販売,販売の申出(以下,これらの行為を一括して「製造販売等」
という。)をしている別紙2被告製剤目録記載1の各製剤(以下,これらを一括し
て「被告製剤」という。)は本件特許1の特許請求の範囲請求項1記載の発明(以
下「本件発明1」という。),本件特許2の特許請求の範囲請求項1ないし3記載
の各発明(以下,請求項の番号に対応させて「本件発明2-1」などといい,これ15
らを一括して「本件発明2」という。),本件特許3の特許請求の範囲請求項1記
▶判決の詳細
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特許権
令和1年5月28日 知的財産高等裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10090控訴棄却
自由発明対価等請求控訴事件
控訴人X株式会社 被控訴人サントリーホールディングス
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特許法35条3項 特許法33条3項
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[概要] 1 本件は,後記の特許に係る発明の発明者の一人で,金沢大学の助教授であっ
た控訴人が,同発明についての特許を受ける権利の持分をサントリー株式会社(以
下「サントリー」という。)に譲渡したと主張して,同特許権の特許権者の一人で,
組織改編によりサントリーの権利義務を承継した被控訴人に対し,①特許法35条
3項(平成27年法律第55号による改正前のもの。以下同じ。)に基づく職務発
明の対価として(同請求を,以下「主位的請求」という。),②上記発明がサントリ
ーとの関係で職務発明でないとしても,特許を受ける権利の譲渡に伴う合理的意思
解釈又は信義誠実の原則による合理的な譲渡対価として(同請求を,以下「予備的
請求1」という。),③控訴人が金沢大学の「従業者等」であり,サントリーの「従
業者等」でないとしても,金沢大学とサントリーとの一体的な関係に照らして特許
法35条3項の類推適用に基づく相当の対価として(同請求を,以下「予備的請求
2」という。),(1)平成27年3月までの国内販売分について1億3500万円及
びこれに対する平成29年8月9日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで年5
分の割合による遅延損害金,(2)平成27年4月以降の国内販売分及び平成15年
以降平成29年までの国外販売分について発明対価の支払を請求した事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和1年5月27日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)1897等請求棄却
不正競争行為差止等請求事件,不正競争行為差止請求反訴事件
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不正競争防止法5条2項 不正競争防止法2条1項14号 不正競争防止法5条3項 不正競争防止法2条1項1号
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[概要] 1 請求の要旨
(1) 本訴
本訴は,殺菌料製剤の製造販売業者であり,別紙「原告旧商品表示目録」記載の
各表示(以下,両表示を併せて「原告旧商品表示」という。)を使用した殺菌料製25
剤をかつて販売していた原告が,被告らが別紙「被告商品目録」記載の各殺菌料製
剤(以下,目録の番号に従って「被告商品1」及び「被告商品2」といい,両商品
を併せて「被告各商品」という。)を販売等することに関して,以下の各請求をす
る事案である。すなわち,
① 被告らが,別紙「被告品質表示目録」記載のとおり,「内容成分 高度サラ
シ粉 12.00%」という品質表示(以下「被告品質表示」という。)をした被5
告各商品を販売するなどしたことは,不正競争防止法2条1項14号(以下,単に
「14号」ということがある。)の不正競争(ただし,平成28年1月1日より前
の行為については平成27年法律第54号による改正前の不正競争防止法2条1項
13号の不正競争。以下,現行法を記載する。)に該当するとして,
ⅰ 同法3条1項に基づき,被告品質表示をした被告各商品の販売等の差止め10
▶判決の詳細
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著作権
令和1年5月23日 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)39200
発信者情報開示請求事件
被告ニフティ株式会社 原告株式会社WILL
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民事訴訟法61条 著作権法23条1項
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[概要] 1 本件は,映画の著作物について著作権を有すると主張する原告が,一般利用
者に対してインターネット接続プロバイダ事業等を行っている被告に対し,被
告の提供するインターネット接続サービスを経由して上記映画を何者かが動画
共有サイトにアップロードした行為によって原告の公衆送信権(著作権法23
条1項)が侵害されたと主張して,特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の
制限及び発信者情報の開示に関する法律(以下「プロバイダ責任制限法」とい5
う。)4条1項に基づき,被告が保有する発信者情報の開示を求める事案であ
る。
2 請求原因(原告の主張)
原告は,別紙著作物目録記載の「グラビアアイドル究極進化!1年で開発
された神BODY!大痙攣イキまくり乱交解禁スペシャル!A」と題する映10
像作品(以下「本件著作物」という。)の制作に発意と責任を有し,本件著
作物の監督であるBは,原告に対し,本件著作物の製作に参加することを約
束して本件著作物の全体的形成に創作的に寄与した。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年5月23日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10123審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (トンネルの構造)
被告特許庁長官 原告株式会社ドクター中松創研
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特許法17条の2
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成26年9月24日,発明の名称を「トンネルの構造」とする
発明について特許出願(特願2014-193861号。請求項の数1。以
下「本願」という。甲5)をした。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年5月23日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10047審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (半導体装置およびシステム)
被告東芝メモリ株式会社 原告創見資訊股份有限公司(「トランセンレイテッド」)
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特許法29条1項3号 特許法131条の2 特許法134条の2 特許法29条1項2号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 株式会社東芝(以下「東芝」という。)は,平成23年3月16日にした
特許出願(特願2011-58140号。以下「原出願」といい,原出願の
願書に最初に添付した明細書,特許請求の範囲及び図面を併せて「原出願当
初明細書」という。)の一部を分割して,平成26年6月30日,発明の名
称を「半導体装置およびシステム」とする発明について特許出願(特願20
14-134709号。以下「本件出願」といい,本件出願の願書に添付し
た明細書を,図面を含めて「本件明細書」という。)をした。
▶判決の詳細
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商標権
令和1年5月23日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)23327等一部認容
商標権侵害行為差止等請求事件
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商標法38条2項 商標法38条3項 商標法4条1項10号 不正競争防止法2条1項1号
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[概要] 1 事案の要旨5
第1事件は,別紙第1事件商標目録記載1の商標(以下「甲商標」という。)
の商標権者であるFC2が,ドワンゴによる別紙第1事件標章目録記載の標章
(以下「乙標章」という。)の使用が商標権侵害及び不正競争行為に当たると主
張して,ドワンゴに対し,不正競争防止法3条1項に基づき,別紙第1事件ウェ
ブサイト目録記載の各ウェブサイト(以下「乙ウェブサイト」という。)及び乙10
ウェブサイトのメタタグにおける乙標章の使用の差止めを求めるとともに,民法
709条,商標法38条2項,3項及び不正競争防止法5条3項に基づき,1億
円(一部請求)及びこれに対する損害賠償請求の対象である不法行為が終了した
日である平成28年9月30日から支払済みまで民法所定の年5分の割合によ
る遅延損害金の支払を求める事案である。15
第2事件は,別紙第2事件商標目録記載の商標(以下「乙商標」という。)の
商標権者であるドワンゴが,FC2による別紙第2事件標章目録記載の各標章
(以下「甲標章」という。)の使用が商標権侵害に当たると主張して,FC2に
対し,商標法36条に基づき,別紙第2事件ウェブサイト目録記載の各ウェブサ
▶判決の詳細
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特許権
令和1年5月22日 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)10157請求棄却
独占的通常実施権に基づく損害賠償請求事件 (フラットパネルディスプレイの製造方法,フラットパネルディスプレイ用のガラス基板の外面機械研磨装置)
被告株式会社NSC
株式会社ジャパンディスプレイ
ら
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特許法101条4号 特許法102条3項 特許法101条5号
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実施 | 27回 | 侵害 | 14回 | 特許権 | 10回 | 間接侵害 | 7回 |
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「フラットパネルディスプレイの製造方法,フラット
パネルディスプレイ用のガラス基板の外面機械研磨装置」とする発明に係る特
許権(特許番号第3741708号。以下「本件特許権」又は「本件特許」と
いう。また,特許請求の範囲請求項の符号に従って同各請求項に係る発明を5
「本件発明1」などといい,本件発明1,2,7及び8を総称して「本件各発
明」という。)の独占的通常実施権者である原告が,被告らによるフラットパ
ネルディスプレイの製造方法は本件発明1及び2の技術的範囲に属し,被告N
SCの使用する装置は本件発明7及び8の技術的範囲に属すると主張し,本件
発明1及び2については被告らが共同して原告の独占的通常実施権を侵害し,10
本件発明7及び8については被告NSCが同権利を侵害したとして,被告らに
対し連帯して損害賠償金3億3000万円(一部請求)及びこれに対する不法
行為の後の日である平成30年4月17日(本訴状送達の日の翌日)から支払
済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和1年5月22日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)14753一部認容
特許権侵害行為差止請求事件 (ネジおよびドライバビット)
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民法703条 特許法100条
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「ネジおよびドライバビット」とする特許第4220
610号(以下「本件特許」という。)に係る特許権(以下「本件特許権」とい
う。)を有していた原告が,被告に対し,被告は業として別紙被告製品目録記10
載の各ネジ(以下,総称して「被告製品」という。)を製造等することにより
本件特許権を侵害したと主張し,特許法100条第1項に基づく被告製品の生
産等の差止め及び同条第2項に基づく被告製品の完成品,半製品及び生産用金
型の廃棄を求めるとともに,民法703条に基づき実施料相当額7200万円
(一部請求)及びこれに対する平成28年12月6日(訴えの変更申立書の送15
達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の
支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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令和1年5月21日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)11067請求棄却
著作権侵害差止請求事件 (セルフオーダーによる注文処理方法)
被告株式会社ネクストシステム・
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著作権法112条1項 著作権法2条1項10号 著作権法15条2項
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[概要] 本件は,被告が飲食店等に対して頒布している「でんちゅ~」という名称の「コ
ンピュータ及びタブレット上で動作する注文管理及び商品管理のために利用される
ソフトウェア」(以下「でんちゅ~」という。)に係るプログラム(以下「被告プ25
ログラム」という。)は,以前,原告が開発したプログラム(以下「原告プログラ
ム」という。)を複製又は翻案した物であるから,「でんちゅ~」を制作し,被告
プログラムを複製,販売,頒布する被告の行為は,原告の,原告プログラムについ
ての著作権(複製権,翻案権ないし譲渡権)を侵害する旨を主張し,著作権法11
2条1項に基づき,被告プログラムの複製,販売,頒布の各差止めを,同条2項に
基づき,同プログラムの廃棄を求める事案である。5
▶判決の詳細
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著作権
令和1年5月21日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)37350請求棄却
標章使用差止請求反訴事件
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著作権法112条1項 著作権法112条 商標法29条 著作権法2条1項1号
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[概要] 1 事案の概要
本件は,別紙反訴原告標章目録,同反訴原告関連標章目録及び同反訴原告関連5
標章追加目録記載の各標章(ただし,反訴原告標章目録0記載の標章を除く。)並
びに別紙反訴原告ピクトグラム目録及び同反訴原告ピクトグラム追加目録記載
の各ピクトグラムの著作権者であると主張する反訴原告が,反訴原告が作成した
上記各標章及びピクトグラム並びにそれらに類似等する反訴被告が作成等した
別紙反訴被告標章目録記載の各標章(ただし,反訴被告標章目録0記載の標章を10
除く。)及び同反訴被告ピクトグラム追加目録記載の各ピクトグラムを使用する
反訴被告に対し,反訴原告及び反訴被告間の合意,著作権法112条又は商標法
29条に基づき,別紙反訴原告標章目録,同反訴原告関連標章目録,同反訴原告
関連標章追加目録及び同反訴被告標章目録記載の各標章並びに別紙反訴原告ピ
クトグラム目録,同反訴原告ピクトグラム追加目録及び同反訴被告ピクトグラム15
追加目録記載の各ピクトグラムについて,展示その他の使用行為の差止め及び店
舗における表示の抹消等を求める事案である。
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著作権
令和1年5月17日 東京地方裁判所
▶概要
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平成31(ワ)6060
発信者情報開示請求事件
被告ニフティ株式会社穂積伸一 原告創価学会堀田正明
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[概要] 1 本件は,原告が,経由プロバイダである被告に対し,氏名不詳者らが,イン
ターネット上のウェブサイトに原告が著作権を有する写真を掲載し,原告の公
衆送信権を侵害したことが明らかであるとして,特定電気通信役務提供者の損
害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律4条1項に基づき,当該
著作権侵害行為に係る別紙発信者情報目録記載の発信者情報の開示を求める事
案である。
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