権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
不正競争
令和5年9月14日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和4(ワ)3392請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
原告ホワイトスター株式会社 被告株式会社アトラス
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[概要] 1 本件は、原告が、被告に対して「ワンスプーン」ないし「ONE SPOO25
N」との名称(以下、併せて「ワンスプーン」と表記する。)のペット用健康補助
食品(以下「原告商品」という。)を卸売販売していたところ、同販売契約の終了
後、被告が、インターネット上で「ワンスプーンプレミアム」ないし「ONE S
POON PREMIUM」との名称(以下、併せて「ワンスプーンプレミアム」
と表記する。)のペット用健康(栄養)補助食品(以下「被告商品」という。)の
販売を開始するなどしたことは、不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条5
▶判決の詳細
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不正競争
令和5年9月13日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10014控訴棄却
不正競争行為差止等請求控訴事件
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、原判決別紙原告製品目録記載の各製品(以下「原告製品」という。)を10
販売する控訴人が、原判決別紙被告製品目録記載の各製品(以下「被告製品」とい
う。)を販売する被控訴人に対し、原告製品の形態は控訴人の商品等表示として需
要者の間に広く認識されているものに該当し、被控訴人が被告製品を製造又は販売
する行為は、上記商品等表示と類似の商品等表示を使用するものであるから不正競
争防止法(以下「不競法」という。)2条1項1号の不正競争行為に該当する旨主15
張して、被控訴人に対し、不競法3条1項及び2項に基づき、被告製品の製造等の
差止め並びに被告製品及びその製造等に用いられる金型その他の製造機具の廃棄を
求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和5年8月30日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和4(ワ)70055請求棄却
損害賠償(従業員等による競業行為)請求事件
原告FIRSTDEVELOP株式会社 被告A
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民事訴訟法61条 不正競争防止法3条1項 不正競争防止法2条1項4号
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[概要] 主文同旨
▶判決の詳細
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不正競争
令和5年8月24日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和3(ワ)11898
保証金返還請求事件
原告有限会社古谷商店 被告株式会社アーバンリグ
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不正競争防止法4条 不正競争防止法2条6項 不正競争防止法2条1項7号
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[概要] 本件は、原告が、被告との間で、被告が廃棄物処理プラント「アーバンリグ」(以
下「被告製品」という。)を原告の要請により製造し、原告がこれを買い受けて納25
入者に販売すること等を内容とする販売代理店契約(以下「本件代理店契約」とい
う。)を締結し、その際、本件代理店契約に関する合意に基づき、被告に対し契約
保証金300万円を支払ったところ、被告は、その後、本件代理店契約を解除した
にもかかわらず、本件代理店契約終了時に返還が予定されている上記保証金を返還
しないと主張して、被告に対し、上記合意に基づく契約保証金300万円の返還及
びこれに対する令和4年1月12日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法5
所定の年3分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和5年7月19日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(ネ)10063控訴棄却
不正競争行為差止等請求控訴事件
被控訴人東宝株式会社
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不正競争防止法2条1項2号 不正競争防止法5条3項1号 不正競争防止法2条1項1号 商標法46条の2
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[概要] 1 本件は、被控訴人が、①控訴人らは、それぞれ、被控訴人が商品等表示とし
て使用する著名な又は需要者の間に広く認識されている原判決別紙原告商品等
表示目録記載の表示(以下「被控訴人表示」という。)に類似する原判決別紙被
告商品等表示目録記載1の表示(以下「控訴人表示1」という。)を使用したT
シャツ、マスキングテープ等の商品を譲渡等し(不正競争防止法2条1項2号)、10
又は、更に被控訴人の商品又は営業と混同を生じさせて(同項1号)、被控訴人
の営業上の利益を侵害し、被控訴人はこれによって損害を受けたと主張して、
控訴人らに対し、各差止請求権(同法3条1項)及び各廃棄等請求権(同条2
項)に基づき、上記の各商品の譲渡等の差止め及びその廃棄を求める(原判決
「事実及び理由」第1の1、2)とともに、各不法行為による損害賠償請求権15
(同法4条、民法709条、719条)に基づき、控訴人タグチ工業に対し95
万5486円及びこれに対する令和元年10月16日(訴状送達の日の翌日)
から支払済みまで平成29年法律第44号による改正前の民法(以下「旧民法」
という。)所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を、控訴人タグチアシ
ストに対し102万3258円及びこれに対する上記同様の遅延損害金の支払20
▶判決の詳細
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不正競争
令和5年7月3日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和2(ワ)12387請求棄却
実験装置使用差止等請求事件
原告P1
P2 被告大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構
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侵害 | 16回 | 差止 | 11回 | 損害賠償 | 2回 | 職務発明 | 1回 |
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[概要] 1 本件は、原告らが、被告に対し、次の請求をする事案である。5
(1) 本件物件の使用差止め等請求(①から③は選択的併合)
①原告らと被告の間に科研費契約という契約(以下「本件契約」という。)が
成立したことを前提とする、同契約に付随する秘密保持義務の履行請求、②被
告が本件物件に化体している原告らのノウハウ(以下「本件情報」という。)を
使用又は開示したとして、不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条1項10
7号、3条1項2項に基づく請求、③被告が原告らの意に反して本件物件を使
用した人格権(研究者としての名誉権等)侵害に基づく請求としての、本件物
件の使用等の差止め、引渡請求
(2) 損害賠償請求(①から③は選択的併合)
①本件契約の債務不履行、②不競法2条1項7号、4条、③人格権侵害の不15
法行為に基づく、原告らの被った損害賠償金1億円及びこれに対する令和3年
3月16日付け訴えの変更申立書の送達日の翌日から支払済みまでの民法所定
の割合による遅延損害金支払請求
2 前提事実(争いのない事実又は証拠(枝番号があるものは各枝番号を含む。以
▶判決の詳細
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不正競争
令和5年5月31日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ワ)18869等一部認容
不正競争行為差止等請求事件(本訴事件),損害賠償請求反訴事件(反訴事件)
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不正競争防止法2条1項7号 民法709条 民法715条1項 不正競争防止法2条1項8号
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[概要] 1 事案の要旨25
(1) 本訴事件
本訴事件は、主位的に、原告が、被告らに対し、原告との間のレトルトパ
ウチ食品の製造委託契約(以下「本件製造委託契約」という。)に基づいて、
原告からレトルトパウチ食品の製造方法に関する別紙営業秘密目録記載の営
業秘密(以下、目録記載の順に「本件営業秘密1」、「本件営業秘密2」など
といい、これらを併せて「本件各営業秘密」という。)を示された被告石田5
缶詰が、本件各営業秘密を被告アストに開示し、かつ、自ら使用して、「A
ST 新・備 玄米リゾット」との商品名の長期保存用レトルトパウチ(以
下「被告アスト商品」という。)を製造し、被告アストがこれを販売したも
のであって、被告石田缶詰の行為は不正競争防止法2条1項7号に、被告ア
ストの行為は同法2条1項8号又は同項9号に、それぞれ該当するとして、10
同法3条に基づき、被告らに対し、被告アスト商品の製造及び販売の差止め
並びに廃棄を求めるとともに、同法4条に基づき、8250万円の損害賠償
金(逸失利益7500万円及び弁護士費用750万円。ただし、逸失利益7
▶判決の詳細
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不正競争
令和5年5月11日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和3(ワ)11472一部認容
損害賠償請求事件
原告ANSON株式会社 被告P1
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民法709条
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[概要] 本件は、アマゾンジャパン合同会社(以下「アマゾン」という。)の運営するイ25
ンターネットショッピングサイト(以下「アマゾンサイト」という。)上に開設し
ている仮想店舗(以下「原告サイト」という。)において商品を販売している原告
が、被告に対し、被告がアマゾンに対して原告サイト上に掲載した画像等が被告の
著作権を侵害する等の申告をした行為が不正競争防止法(不競法)2条1項21号
の不正競争行為又は不法行為に該当し、当該行為により損害を被ったと主張して、
不競法4条又は民法709条に基づき、損害賠償金73万4620円(逸失利益95
万1200円、対応人件費14万3420円及び弁護士費用相当額50万円の合計
額)及びこれに対する最終申告日の後日である令和3年10月25日から支払済み
まで民法所定の年3パーセントの割合による遅延損害金の支払を求める事案であ
る。
▶判決の詳細
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不正競争
令和5年4月28日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和3(ワ)14272請求棄却
登録ドメイン名使用権確認請求事件
原告株式会社メディライン 被告スイスラスティック・アクチェンゲゼルシャフト・ザンクト・ガレン
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商標法53条の2 商標法37条
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、株式会社日本レジストリサービス(以下「JPRS」という。)にド
メイン名「venosanshop.jp」(以下「本件ドメイン名」という。)を登録してい20
る原告が、被告の申し立てたJPドメイン紛争処理手続において本件ドメイン
名の登録を取り消せとの裁定が下されたことから、同裁定に基づいて本件ドメ
イン名の取り消される事態を回避するため、本件ドメイン名を使用する権利を
有することの確認を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和5年4月27日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(ネ)10111控訴棄却
不正競争行為差止等請求控訴事件
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不正競争防止法2条1項21号
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[概要] 1 本件は、被控訴人が、控訴人らは被控訴人の取引先に対し被控訴人が製造・
販売する製品が控訴人Xの共有する特許権を侵害している旨通知したところ、これ
は不正競争防止法2条1項21号に定める不正競争に該当すると主張し、控訴人ら
に対して、同法3条1項に基づき、被控訴人が同製品を製造・販売することが同特
許権を侵害する旨を被控訴人の取引先その他の第三者に告知・流布することの差止
めを求めるとともに、同法4条本文及び民法719条1項に基づき、損害賠償金の
うち1000万円及びこれに対する不正競争の日の後である令和3年9月11日
(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで同法所定の年3%の割合による遅延損害
金の連帯支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和5年4月27日 大阪高等裁判所大阪高等裁判所
▶概要
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令和4(ネ)2081控訴棄却
不正競争行為差止等請求控訴事件
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[概要] 以下で使用する略称は、特に断らない限り、原判決の例による。
▶判決の詳細
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不正競争
令和5年4月27日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和4(ワ)14148請求棄却
不正競争行為差止請求事件
原告ダイソン株式会社 被告パナソニック株式会社
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[概要]
▶判決の詳細
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不正競争
令和5年4月17日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和3(ワ)11560請求棄却
営業秘密使用差止等請求事件
原告株式会社ポイント 被告GTキャピタルファンド株式会社
P1
P2
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不正競争防止法2条1項21号 不正競争防止法2条1項4号 著作権法112条1項 不正競争防止法4条
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[概要] 1 本件は、原告が、原告の元取締役である被告P1、原告の元従業員である被告25
P2及び被告P1が代表取締役を務める被告会社に対し、以下の各請求をする事
案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和5年3月23日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(ネ)10095等控訴棄却
損害賠償請求控訴事件,同附帯控訴事件
被控訴人カーディナルヘルス株式会社
住友ベークライト株式会社
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、被控訴人が、控訴人による原判決別紙控訴人商品目録記載の商品(控訴
人商品)の販売行為が、被控訴人商品と混同を生じさせる行為であって不正競争防
止法(不競法)2条1項1号の不正競争に当たると主張して、控訴人に対し、不競
法4条に基づき、不競法5条1項又は同条2項によって算定される損害賠償額とし
て3146万4427円(ただし、主張額は訂正後の金額である3144万234
7円である。)及びこれに対する不正競争行為が最後にされた日である令和元年8
月29日から支払済みまで平成29年法律第44条による改正前の民法(以下「改
正前民法」という。)所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案で
ある。
原判決は、控訴人商品の販売量の全てが被控訴人商品と誤認混同したことによる
ものとは考え難いことを理由として、控訴人の譲渡数量の4割については被控訴人
が販売することができないとする事情があるものと判断し、不競法5条1項により
算定される損害額からその4割を控除し、弁護士費用を含めて1358万3708
円及びこれに対する遅延損害金の支払を求める限度で被控訴人の請求を一部認容し、
▶判決の詳細
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不正競争
令和5年3月23日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(ネ)10098控訴棄却
不正競争防止法による差止請求、損害賠償請求と書類提出命令請求控訴事件
被控訴人VENTOTA株式会社
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[概要] 1 本件は、原判決別紙原告製品目録記載の各製品(原告各製品)を販売する控
訴人が、被控訴人に対し、①原判決別紙被告製品目録記載の各製品(被告各製
品)は控訴人の商品等表示として需要者の間に広く認識されている原告各製品
の形態と同一であり、被控訴人による被告各製品の輸入及び販売は控訴人の商
品と混同を生じさせる行為であって、不正競争防止法(不競法)2条1項1号
に該当するものであり、また、②被控訴人が輸入又は販売する被告各製品は、5
原告各製品の商品の形態を模倣するものであるから、同項3号に該当するもの
であると主張して、不競法3条に基づいて被告各製品の販売、輸入の差止め及
びその廃棄を求めるほか、不競法4条に基づいて1億円(不競法5条1項によ
る推定)の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和5年3月16日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和3(ワ)11152一部認容
損害賠償請求事件
原告株式会社アイメシア 被告株式会社00H
P1
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[概要] 1 本件は、ウェブサイト作成、運営、保守等の事業を営む原告が、被告会社及5
びその代表取締役である被告P1に対し、被告P1がインターネット上のウェブサ
イトにおいて、別紙投稿記事目録記載の各「投稿内容」欄のとおりの投稿(以下当
該目録記載の「番号」欄の順に従い「本件投稿1」などといい、総称して「本件各
投稿」という。)をした行為が、被告会社と競争関係にある原告の営業上の信用を
害する虚偽の事実を告知し又は流布する行為(不正競争防止法(以下「不競法」と10
いう。)2条1項21号)に該当し、当該行為により原告が信用毀損等の損害を被
ったと主張し、被告P1に対しては不競法4条に基づき、被告会社に対しては会社
法350条に基づき、連帯して損害賠償金154万円及びこれに対する最終投稿が
行われた日である令和3年7月3日から支払済みまで民法所定の年3分の割合によ
る遅延損害金の支払を求める事案である。15
2 前提事実(争いのない事実、掲記の証拠及び弁論の全趣旨より容易に認定で
きる事実。枝番号のある証拠で枝番号の記載のないものは全ての枝番号を含む。)
(1) 当事者
原告は、ウェブサイト作成・運営・保守、検索エンジン最適化サービス(以下
▶判決の詳細
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不正競争
令和5年2月21日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和3(ワ)4439請求棄却
損害賠償等請求事件
原告新生ネット株式会社 被告株式会社ネットシステム
P1
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不正競争防止法4条 不正競争防止法2条1項7号 民法709条 不正競争防止法5条2項
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[概要] 1 本件は、原告の元代表取締役である被告P1(以下「被告P1」という。)
が、①原告から示された原告の営業秘密である早見表の数値等を不正の利益を得る
目的又は原告に損害を加える目的で、被告株式会社ネットシステム(以下「被告ネ
ットシステム」という。)に開示した行為が不正競争防止法2条1項7号の不正競
争に当たり、被告ネットシステムが被告P1に図利加害目的があることを知りなが5
ら被告P1から原告の営業秘密を取得し、使用した行為が同項8号の不正競争に当
たるとして、原告が、被告らに対し、同法4条に基づき、連帯して1240万20
00円の損害賠償及びこれに対する判決確定日から支払済みまで民法所定年3%の
割合による遅延損害金の支払、不正競争防止法3条1項に基づき、営業秘密の開示、
使用の差止めを求め、選択的に、②原告が伊勢市の公共事業において設計図書を作10
成する業者と結託して「S-One 工法 新生ネット株式会社同等とする」と記載させ
ることにより原告が受注できるはずであった工事を、被告P1が原告の早見表を被
告ネットシステムに開示した上、「NS 工法 株式会社ネットシステム同等とする」
と記載させたことにより、原告が受注できなかったと主張して、被告らに対し、不
法行為に基づき、連帯して1240万2000円の損害賠償及びこれに対する判決15
▶判決の詳細
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不正競争
令和5年2月13日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和3(ワ)6381等請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
原告エヌアイラボ株式会社 被告エムスリーキャリア株式会社
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[概要] 1 要旨
原告と被告は、いずれも医療機関に対して麻酔科医を紹介する事業(役務)を20
営むものであるところ、
(1) 本件本訴は、原告が、被告の資料等(甲5の1ないし3及び甲6。以下、甲
5の1ないし3の文書を「本件文書」といい、個別には書証の枝番号に従い「本
件文書1」などという。また、甲6を「本件メール」という。)を使用した説明
等(以下「本件告知等行為」という。)が主位的に不正競争防止法(以下「不競25
法」という。)2条1項21号の、予備的に同項20号の各不正競争に該当する
と主張し、被告に対し、同法3条に基づくその行為の差止めと同法14条に基
づく信用回復措置を求めるとともに、同法4条に基づく損害賠償請求として、
原告の被った損害合計2860万円のうち1100万円及びこれに対する行
為の後の日である令和3年7月14日(訴状送達の日の翌日)からの民法所定
年3分の割合による遅延損害金の支払を求め、5
(2) 本件反訴は、被告が、①原告の取締役であるP1が、被告の従業員から後記
本件情報を得て使用した行為(以下「本件取得等行為」という。)が不競法2条
▶判決の詳細
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不正競争
令和5年1月26日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和2(ワ)8168請求棄却
損害賠償等請求事件 (まつ毛エクステンション人工毛の装着方法)
原告RitzCorporation株式会社 被告P1
P2
P3
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不正競争防止法3条 不正競争防止法2条6項
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[概要] 本件は、原告の元従業員である被告らが、原告から示された営業秘密を不正の利
益を得る目的で使用した行為が不正競争行為に当たるとして、不正競争防止法3条
に基づき、営業秘密の使用の差止を求めるとともに、被告らに対し、不正競争防止
法4条に基づく損害賠償として、連帯して、1116万3881円及びこれに対す
る遅延損害金の支払を求め、同営業秘密を使用した行為が原告との「秘密保持及び5
特許技術の漏洩禁止契約」(以下「本件秘密保持等契約」という。)上の義務の債務
不履行に該当するとして、契約上の履行請求権に基づき、営業秘密の使用差止を求
めるとともに、債務不履行に基づく損害賠償として、連帯して、同額の支払を求め
(不正競争防止法に基づく主張との選択的主張)、被告らが原告と競業する店舗を
営業している行為が原告との雇用契約に付随する競業避止義務の債務不履行に該10
当するとして、債務不履行に基づく損害賠償として、連帯して、92万6040円
及びこれに対する請求の日ないし各行為の後日(訴状送達日の翌日)から支払済み
までの遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和5年1月23日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和4(ワ)2188等請求棄却
不正競争行為差止等請求
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[概要] 本件本訴は、別紙原告商品目録記載のスピーカー・アンプ内蔵型マイク(以下
「原告商品」という。)を販売する原告が、被告商品の販売行為が不正競争防止
法(以下「不競法」という。)2条1項1号の不正競争に該当すると主張して、15
被告に対し、不競法3条1項及び2項に基づき、被告商品の販売の差止め等を求
めるとともに、不競法4条に基づき、損害賠償1832万4000円及びこれに
対する不正競争行為の後の日(本訴状送達の日の翌日)である令和4年3月30
日から支払済みまで民法所定年3分の割合による遅延損害金の支払を求める事案
である。20
本件反訴は、被告が、原告が別紙ウェブサイト目録記載のウェブサイト(以下
「原告サイト」という。)に別紙表示目録記載の表示(以下「本件表示」という。)
を掲載したことが不競法2条1項21号の不正競争に該当すると主張して、原告
に対し、不競法3条1項及び2項に基づき、本件表示の告知又は流布行為の差止
め及び原告サイトから本件表示を削除することを求める事案である。25
▶判決の詳細
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不正競争
令和4年12月26日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(ネ)10051控訴棄却
不正競争行為差止等請求控訴事件
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不正競争防止法2条1項2号
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[概要] 1 事案の概要
控訴人X(以下「控訴人X」という。)は、高級ファンションブランド「クリ
スチャン ルブタン」(ルブタン)のデザイナーであり、控訴人クリスチャン
ルブタン エス アー エス(以下「控訴人会社」という。)の代表者であった
者である。20
控訴人会社は、原判決別紙原告表示目録記載の表示(女性用ハイヒールの靴
底にパントン社が提供する色見本「PANTONE 18-1663TPG」(原告赤色)を付
したもの(原告表示)。)を使用した商品(原告商品)等を製造・販売している。
本件は、控訴人らが、被控訴人が製造及び販売している原判決別紙被告商品
目録第1の女性用ハイヒール(被告商品)は周知又は著名な原告表示と類似す25
る商品であり、被告商品の販売及び販売のための展示は原告商品と混同させる
行為であって、不正競争防止法(不競法)2条1項1号又は2号に該当すると
主張して、被控訴人に対し、不競法3条1項及び2項に基づいて、被告商品の
製造、販売又は販売のための差止めと被告商品の廃棄を求めるとともに、不競
法4条に基づいて、損害賠償(①控訴人Xは902万円、②控訴人会社は23
▶判決の詳細
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不正競争
令和4年12月8日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和1(ワ)11484一部認容
損害賠償請求事件
原告株式会社サンファミリー 被告株式会社グローバル・ジャパン
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不正競争防止法2条1項3号 不正競争防止法5条1項 不正競争防止法4条
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[概要] 1 本件は、別紙原告商品目録記載の女性用下着(以下「原告商品」という。)5
を販売する原告が、別紙被告商品目録記載の女性用下着(以下「被告商品」とい
う。)を販売する被告に対し、被告商品は原告商品の形態を模倣した商品であり、
被告による被告商品の販売は、不正競争防止法2条1項3号の不正競争(商品形態
模倣行為)に該当すると主張して、同法4条に基づき、損害賠償金2184万30
00円及びこれに対する前記行為の後である訴状送達の日の翌日(令和2年1月810
日)から支払済みまでの平成29年法律第44号による改正前の民法所定の年5分
の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和4年11月4日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和3(ワ)18135請求棄却
損害賠償請求事件
原告株式会社チェンジ 被告JamfJapan合同会社
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不正競争防止法2条1項21号
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ライセンス | 29回 | 損害賠償 | 4回 | 許諾 | 2回 | 侵害 | 2回 |
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[概要] 本件は、原告が、被告に対し、①被告が、従業員をして、故意又は過失によ
り、競争関係にある原告の営業上の信用を害する虚偽の事実を告知、流布し
(不正競争防止法2条1項21号)、原告はこれにより営業上の利益を侵害さ
れ損害を被ったと主張して、不正競争による損害賠償請求権(不正競争防止法5
4条)に基づき、796万4000円及びこれに対する不正競争の日である令
和3年2月5日から支払済みまで民法所定の年3分の割合による遅延損害金の
支払を求め、又は、②被告の従業員が上記の事実の告知等により被告の事業の
執行について原告の信用を毀損し、原告はこれにより損害を被ったと主張して、
使用者責任による損害賠償請求権(民法709条、715条)に基づき、上記10
と同額の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和4年11月4日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和4(ワ)5840請求棄却
損害賠償請求事件
原告株式会社サーナ
A 被告B
株式会社アリシア
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著作権法114条3項 不正競争防止法2条1項21号 不正競争防止法2条1項1号
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[概要] 1 事案の要旨10
⑴ 原告会社の被告らに対する請求
原告会社は、選択的に、
①ⓐ被告会社が、原告会社が著作権を有する著作物の複製物を電子商取引サ
イトに表示して原告会社の著作権(複製権、公衆送信権)を侵害し、原告会
社はこれによって損害を受け、ⓑ被告bは、被告会社の代表取締役であり、15
被告会社の上記行為に関してその職務を行うについて重大な過失があったと
主張して、被告会社に対しては不法行為による損害賠償請求権に基づき、被
告bに対しては会社法429条に基づき、連帯して、110万円の支払を求
め、
②ⓐ被告会社は、原告会社が著作権を有する前記の著作物の複製物を電子商20
取引サイトに表示して法律上の原因なく利得し、原告会社はこれにより損失
を受け、ⓑ被告bは、被告会社の代表取締役であり、被告会社の上記行為に
関してその職務を行うについて重大な過失があったと主張して、被告会社に
対しては不当利得返還請求権に基づき、被告bに対しては会社法429条に
▶判決の詳細
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不正競争
令和4年10月28日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和3(ワ)22940一部認容
不正競争行為差止等請求事件
原告株式会社ツインズ 被告A
株式会社COOLKNOTJAPAN
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不正競争防止法2条1項21号 特許法70条2項
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特許権 | 96回 | 侵害 | 91回 | 実施 | 30回 | 損害賠償 | 12回 |
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[概要] 1 本件は、原告が、被告らが原告の取引先に対して、原告の製造又は販売する
製品は被告Aが共有する特許権を侵害している旨の通知書を送付した行為が、
不正競争防止法2条1項21号にいう不正競争行為及び共同不法行為を構成す
ると主張して、被告らに対し、同法3条1項に基づき同行為の差止めを求める15
とともに、同行為により原告に損害が生じたと主張して、被告らに対し、同法
4条及び民法719条1項に基づき損害賠償金1000万円及びこれに対する
訴状送達の日の翌日である令和3年9月11日から支払済みまで民法所定の年
3分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和4年10月25日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ワ)32931一部認容
不正競争行為差止等請求事件
原告SMC株式会社 被告Airtac株式会社
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[概要]
▶判決の詳細
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不正競争
令和4年10月5日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ワ)21047一部認容
民事訴訟 不正競争
原告クラリアントケミカルズ株式会社 被告A
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民事訴訟法135条
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、原告が、被告に対し、かつて原告にて勤務しており、原告との間で
秘密保持契約(以下「本件秘密保持契約」という。)を締結していた被告が、
別紙営業秘密目録記載1の情報(電子データ)(以下「本件ファイル1」とい5
う。)を取得し、また、同目録記載2ないし6の各情報(電子データ)(以下
「本件ファイル2」、「本件ファイル3」などという。)及び同目録記載7な
いし13の各情報(以下「本件情報7」、「本件情報8」などといい、本件フ
ァイル1ないし6と併せて「本件各情報」という。)に係る電子データを別紙
物件目録記載1及び2の各USBメモリに複製するなどして取得した上、それ10
らを使用した各行為が、不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条1項
4号及び7号の不正競争に該当すると主張して、不競法3条1項及び2項又は
本件秘密保持契約に基づき、本件各情報の使用等の差止め及び本件各情報が記
録された文書等(ただし、同各USBメモリは除く。)の廃棄を求め、さらに、
所有権に基づき、同各USBメモリの返還を求める事案である。15
2 前提事実(当事者間に争いのない事実並びに後掲の証拠(以下、書証番号は
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不正競争
令和4年9月30日 大阪高等裁判所大阪高等裁判所
▶概要
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令和4(ネ)574控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
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[概要] 以下で使用する略称は、「被告ゴトウ」を「被控訴人会社」と読み替えるほ
かは、特に断らない限り、原判決の例による。5
▶判決の詳細
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不正競争
令和4年9月13日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和4(ワ)8439請求棄却
請求異議事件
原告株式会社リプロライフ 被告株式会社北里コーポレーション
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不正競争防止法2条1項20号
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[概要] 1 東京地方裁判所は、確定判決(知的財産高等裁判所以下事件番号省略。以下「本
件判決」という。)に基づき、原告が本件判決により禁止された行為をした場合
に原告に対して間接強制金の支払を命ずる旨の間接強制決定(東京地方裁判所以
下事件番号省略。以下「本件決定」という。)をした。
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不正競争
令和4年8月26日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和3(ワ)3418請求棄却
民事訴訟 不正競争
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[概要] 本件は、別紙原告製品目録記載の各製品(以下、同目録記載1の製品を「原
告製品1」、同目録記載2の製品を「原告製品2」などといい、これらを併せ20
て「原告各製品」という。)を販売する原告が、被告に対し、被告は、原告の
商品等表示として需要者の間に広く認識されている原告各製品の形態と同一の
別紙被告製品目録記載の各製品(以下、同目録記載1の製品を「被告製品1」、
同目録記載2の製品を「被告製品2」などといい、これらを併せて「被告各製
品」という。)を販売して、原告の商品と混同を生じさせ、かつ、原告各製品25
の形態を模倣した被告各製品を販売したものであり、これらの被告の行為は、
不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条1項1号、3号の不正競争に
該当すると主張して、不競法3条1項、2項に基づき、被告各製品の販売及び
輸入の差止め並びに廃棄を求め、不競法4条に基づき、1億円(不競法5条1
項による損害)の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和4年8月25日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和2(ワ)4530請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
原告有限会社トオヤ 被告有限会社財津釣具
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[概要] 1 本件は、別紙原告商品目録記載1~14の釣り用のうき(以下、それぞれ25
「原告商品1」~「原告商品14」といい、これらを総称して「原告商品」とい
う。)を販売する原告が、別紙被告商品目録記載1~5の釣り用のうき(以下、そ
れぞれ「被告商品1」~「被告商品5」といい、これらを総称して「被告商品」と
いう。)を販売する被告に対し、次の各請求をする事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和4年7月20日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和1(ワ)31378等請求棄却
損害賠償等請求事件、売買代金返還請求事件
原告バイオ乾燥機株式会社
株式会社山口新建木材センター 被告バイオ乾燥機株式会社
株式会社山口新建木材センター
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民法709条
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[概要] 1 事案の要旨25
(1) 第1事件
第1事件は、原告が、被告に対し、次のア及びイの請求に係る合計181
5万円並びにこれに対する令和2年2月21日(第1事件の訴状送達の日の
翌日)から支払済みまで平成29年法律第45号による改正前の商法514
条所定の利率(以下「商事法定利率」という。)年6分の割合による遅延損害
金の支払を求める事案である。5
ア 「バイオ乾燥機」と称される木材用乾燥機(以下、単に「バイオ乾燥機」
という。)に関する原告の営業秘密である別紙目録の各書面に記載されてい
る情報(以下、番号に従って「本件情報1」、「本件情報2」などといい、
これらを総称して「本件情報」ということがある。)を被告が取得又は使用
した行為が、不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条1項4号又は10
7号の不正競争行為及び不法行為(民法709条)に該当することを理由
とする、損害金1650万円の請求
イ 令和元年8月19日付け売買契約書(以下「本件売買契約書」という。)
▶判決の詳細
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不正競争
令和4年3月11日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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平成31(ワ)11108請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
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商標法3条1項3号 商標法2条1項
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[概要] 原告Xは、高級ファッションブランド「クリスチャン ルブタン」(以下、
同ブランドを「ルブタン」という。)のデザイナーであり、原告会社の代表者10
である。そして、原告会社は、別紙原告表示目録記載の表示(女性用ハイヒー
ルの靴底にパントン社が提供する色見本「PANTONE 18-1663T
PG」(以下「原告赤色」という。)を付したもの。以下「原告表示」という。)
を使用した商品(以下「原告商品」という。)などを製造販売等している。他
方、被告は、別紙被告商品目録記載第1の女性用ハイヒール(以下、同目録の15
番号に従って「被告商品1」ないし「被告商品7」といい、これらを併せて「被
告商品」という。)を製造販売等している。
本件は、原告らが、被告商品は周知著名な原告表示と類似した商品等表示を
使用した商品であり、被告商品の製造、販売及び販売のための展示は、原告商
品と混同を生じさせるなど、不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条20
▶判決の詳細
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不正競争
令和4年2月21日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ワ)19889請求棄却
損害賠償請求事件
原告株式会社GSD 被告A
B
株式会社ソフトユージング
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民法715条1項
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[概要] 1 本件は、原告が、かつて原告の従業員であり、原告を退職した後に被告会社
に入社した被告A及び同Bは、原告の取引先に対して原告と被告会社がグルー
プ会社であるとの虚偽の事実を告げるなどし、被告A及び同Bのこの行為は不25
正競争防止法(以下「不競法」という。)2条1項21号の不正競争、不法行
為又は雇用契約上の債務不履行に該当するものであり、原告はこれにより損害
を被ったと主張して、被告A及び同Bに対しては不競法4条、民法709条又
は平成29年法律第44号による改正前の民法415条に基づき、被告会社に
対しては民法715条1項に基づき、連帯して、1616万4000円及びこ
れに対する平成31年2月1日から支払済みまで上記法律による改正前の民法5
所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和4年1月27日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和3(ネ)10018一部認容
不正競争行為差止等請求控訴事件
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民法709条
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[概要] 1 事案の概要15
(1) 本件は,控訴人が被控訴人に対し,被控訴人が①別紙物件目録記載の商品
(以下「被告商品」という。)の品質について誤認させるような表示をし(不
正競争防止法(以下「不競法」という。)2条1項20号),また,②競争関
係にある控訴人の営業上の信用を害する虚偽の事実を告知するなどして(不
競法2条1項21号),控訴人の営業上の利益を侵害したと主張して,次の各20
請求をする事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和4年1月20日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和2(ワ)3481請求棄却
損害賠償請求事件
原告株式会社山成建設 被告株式会社ゴトウ
P1
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[概要] 1 本件は,原告の元従業員である被告P1が,不正の手段により原告の営業秘
密である原告の見積情報を取得し,使用し,被告P1が代表者である被告株式会社20
ゴトウ(以下「被告ゴトウ」という。)に開示し,被告ゴトウが,これを知って被
告P1から原告の営業秘密を取得し,使用した行為がそれぞれ不正競争(不正競争
防止法(以下「法」という。)2条1項4号,5号)に当たる,又は,被告P1が,
原告から示された営業秘密を不正の利益を得る目的もしくは原告に損害を加える目
的で,使用し,被告ゴトウに開示し,被告ゴトウが図利加害目的もしくは法的義務25
違反があることを知りながら被告P1から原告の営業秘密を取得し,使用した行為
が不正競争(法2条1項7号,8号)に当たるとして,原告が,被告らに対し,法
4条に基づき,1964万3112円の損害賠償及びこれに対する訴状送達の日の
翌日(令和2年5月13日)から支払済みまで年3%の割合による遅延損害金の支
払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和4年1月18日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和3(ネ)10025控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
被控訴人合同会社グレイスランド
株式会社好友印刷
Y
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民法709条
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,蛇口一体型浄水器及びその交換用浄水カートリッジを製造及び販売
する控訴人が,被控訴人グレイスランドがインターネットショッピングモール
「楽天市場」に出店した店舗のスマホ・タブレット向けウェブサイト(以下「本
件楽天サイト」という。)及びインターネットショッピングモール「アマゾン」
に出店した店舗のウェブサイト(以下「本件アマゾンサイト」という。)におい
て販売する蛇口一体型浄水器の交換用カートリッジの商品の広告にそれぞれ別
紙1⑴の上部の「タカギ社製 浄水蛇口の交換用カートリッジ取扱い店」との
表示(以下「被告表示1」という。)及び別紙1(2)の「タカギ社製」,「浄水蛇
口の交換用カートリッジを」,「お探しの皆様へ」との3段書きの表示(以下「被
告表示2」という。)を掲載する行為が,控訴人の商品等表示として周知な黒色
のゴシック体の「タカギ」の文字を横書きしてなる表示(以下「原告表示」と
いう。)と類似する「タカギ社製」の表示(以下「被告標章」という場合がある。)
を使用し,控訴人の商品又は営業との混同を生じさせる行為に当たり,不正競
争防止法(以下「不競法」という。)2条1項1号の不正競争行為に該当する旨
▶判決の詳細
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不正競争
令和3年12月23日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(ワ)18374請求棄却
損害賠償請求事件
原告ジェイシード株式会社 被告株式会社ベアーメディック
A
株式会社ステラ医療企画
B
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法2条1項3号 不正競争防止法2条4項
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[概要] 1 事案の概要
本件は,原告が,
①被告らに対し,
㋐被告ベアー及び被告ステラによる別紙被告商品目録記載1から4の各商品25
(以下,番号に応じて「被告商品1」などといい,被告商品1から4を併せて
「各被告商品」という。)の製造及び販売等は,原告の商品等表示として需要
者の間に広く認識されている別紙原告商品目録記載の各商品(以下,番号に応
じて「原告商品1」等といい,原告商品1から4を併せて「各原告商品」とい
う。)の形態と同一若しくは類似の商品等表示を使用して原告の商品又は営業
と混同を生じさせる行為(不正競争防止法2条1項1号)であり,又は,各原5
告商品の形態を模倣した商品を譲渡等する行為(同項3号)であって,原告の
営業上の利益を侵害し,被告ベアーの代表取締役である被告A及び被告ステラ
の代表取締役である被告Bには,それぞれその職務を行うについて悪意又は重
大な過失があると主張して,被告ベアー及び被告ステラに対しては不法行為に
よる損害賠償請求権(民法709条,719条,不正競争防止法4条)に基づ10
▶判決の詳細
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不正競争
令和3年11月25日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和3(ネ)10054等控訴棄却
損害賠償,同反訴請求控訴,同附帯控訴事件
被控訴人X
ポラリスエコ株式会社
新理想工業株式会社
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民法709条
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[概要] (以下,略称は,特に断りのない限り,原判決に従う。)
▶判決の詳細
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不正競争
令和3年11月17日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和3(ネ)10038等控訴棄却
損害賠償請求本訴・請負代金等支払請求反訴控訴事件,同附帯控訴事件
被控訴人株式会社YH-Gカンパニー
株式会社アニバーサリー
Y
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民法709条
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[概要] 1 事案の要旨
本件の本訴は,生命保険の募集に関する業務等を業とする1審原告会社及び
その代表者である1審原告Xが,1審被告会社の代表者である 1 審被告Y,1
審原告会社の元従業員のA(以下「A」という。),B(以下「B」という。)及
びC(以下「C」という。)が共同で,1審原告Xを脅迫して,1審原告会社と
▶判決の詳細
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