権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
不正競争
令和2年12月16日 知的財産高等裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ネ)10031控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
被控訴人Y1
Y2
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不正競争防止法2条1項7号
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[概要] 1 本件は,アパレルブランド及びアパレルショップを運営する株式会社である
控訴人が,かつて控訴人において人材開発チームのマネージャーを務めていた被控
訴人Y1及び部長等を務めていた被控訴人Y2に対し,被控訴人らにおいて控訴人
の従業員を社会的相当性の範囲を超える態様で違法に引き抜く本件引抜行為をし,
その際,不正競争防止法2条1項7号の定める不正競争行為に当たる形態で,控訴
人の営業秘密である本件情報を不正に使用したと主張して,民法709条及び不正
競争防止法4条に基づき,本件引抜行為及び本件情報の不正使用行為により控訴人
が受けた損害額のうち各160万円並びにこれに対する被控訴人ら各自に対する訴
状送達の日の翌日から支払済みまで平成29年法律第44号による改正前の民法所
定の年5分の割合による各遅延損害金の支払を求めるとともに,不正競争防止法3
条に基づき,本件情報の使用の各差止めを求める事案である。
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不正競争
令和2年12月3日 大阪地方裁判所
▶概要
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令和1(ワ)5462請求棄却
損害賠償等請求事件
原告BSTONE株式会社 被告株式会社ALEFS
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[概要] 1 本件は,別紙原告商品目録記載の商品(以下「原告商品」という。)を製造
販売している原告が,別紙被告商品目録記載の商品(以下「被告商品」という。)
は原告商品の形態を模倣したものであり,被告によるその販売等の行為は不正競争
(不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条1項3号)に該当するとして,
被告に対し,不競法3条に基づく被告商品の販売等の差止並びに同法4条に基づく
損害賠償金2000万円及びこれに対する不正競争後である平成30年1月19日
から支払済みまで民法(ただし,平成29年法律第44号による改正前のもの)所
定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
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不正競争
令和2年11月17日 東京地方裁判所
▶概要
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平成31(ワ)10672等請求棄却
損害賠償請求事件
原告株式会社リリーラッシュ 被告A
B
C
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[概要] 1 事案の概要
本件は,まつげエクステ専門店を営む法人である原告の元従業員であった被告
Aが,原告と同一市内にあるまつげエクステサロンで勤務を開始した後に原告の5
顧客情報を不正に取得,使用等した行為が不正競争防止法(以下「不競法」とい
う。)2条1項4号所定の不正競争行為に該当し,上記サロンの経営者である被
告B及び被告Cが,不正に取得,使用等されたことを知りながら,又は重過失に
よりそれを知らないで上記顧客情報を使用,開示等した行為が不競法2条1項5
号所定の不正競争行為に該当するなどと主張して,原告が,被告らに対して不競10
法4条に基づき損害賠償金及び遅延損害金の支払を求めるとともに,被告B及び
被告Cに対して不競法3条1項及び2項に基づき別紙顧客情報目録記載の情報
(以下「原告主張顧客情報」という。)の使用の差止め及び廃棄を求める事案であ
る。
2 前提事実(当事者間に争いがないか,後掲各証拠及び弁論の全趣旨によって容15
易に認められる事実)
原告は,まつげエクステ専門店を営む法人であり,リリーラッシュ国分寺南
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不正競争
令和2年11月10日 大阪地方裁判所
▶概要
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令和2(ワ)3499認容
発信者情報開示請求事件
原告株式会社北の達人コーポレーション 被告エックスサーバー株式会社
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不正競争防止法2条1項21号 不正競争防止法4条 不正競争防止法2条1項20号
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[概要] 本件は,原告が,氏名不詳者(以下「本件発信者」という。)により別紙ウェブ25
ページ目録記載のウェブページ(以下「本件ウェブページ」という。)に掲載され
た別紙記載目録記載1ないし6の記載(以下,同目録の番号に合わせて「本件記載
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不正競争
令和2年11月4日 知的財産高等裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ネ)10034控訴棄却
不正競争行為差止等請求控訴事件 (ビジネスサポート協同組合)
被控訴人協同組合ビジネスサポート
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不正競争防止法2条1項1号
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[概要] 1 本件は,中小企業等協同組合法に基づき設立され,名称を「ビジネスサポー
ト協同組合」とする事業協同組合である控訴人が,同法に基づき設立され,名称を
「協同組合ビジネスサポート」とする被控訴人に対し,被控訴人が「協同組合ビジ
ネスサポート」との名称及びその略称又は通称である「ビジネスサポート」という
表示を使用することが,不正競争防止法2条1項1号の不正競争に当たると主張し
て,①同法3条1項に基づき,同名称及び同表示の使用の差止めを,②同条2項に
基づき,被控訴人の法人登記のうち名称部分の抹消登記手続を,③同法4条に基づ
き,損害賠償金597万4000円及びこれに対する被控訴人の設立日である平成
28年8月1日から支払済みまで平成29年法律第44号による改正前の民法所定
の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
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不正競争
令和2年10月28日 東京地方裁判所
▶概要
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令和1(ワ)14136請求棄却
損害賠償請求事件
原告株式会社リアライズコーポレーション 被告A
B
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民法709条
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[概要] 本件は,原告が,その保有する情報(名刺管理ソフトで管理していた名刺情
報,原告車両の在庫情報,中古車オークションサイトのID及びパスワード。
以下,併せて「本件情報」という。)について,原告の営業秘密であるにもか
かわらず,①原告の従業員であった被告Aが,本件情報を不正の手段により取
得し,原告の元従業員で被告Aの上司であった被告Bに開示するとともに,被
告Bが,不正取得行為の介在について故意又は重過失により,本件情報を被告5
Aから開示を受けて取得し,原告の競合会社の業務に使用し,又は,②本件情
報を原告から示された被告Aが,不正の利益を得る目的等により,被告Bに開
示するとともに,被告Bが不正開示行為について故意又は重過失により,本件
情報を被告Aから開示を受けて取得し,上記競合会社の業務に使用した行為
が,不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条1項4号,5号又は同項10
7号,8号所定の不正競争行為に該当し,原告との雇用契約に基づく秘密保持
義務にも違反すると主張して,不競法4条,民法709条及び同法719条又
は債務不履行責任に基づき,連帯して,損害賠償金4400万円(逸失利益4
000万円,弁護士費用400万円)の一部である4000万円及びこれに対
▶判決の詳細
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不正競争
令和2年10月1日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)4029請求棄却
不正競争行為に基づく損害賠償等請求事件
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民法715条 民法709条 特許法102条1項 民法719条
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侵害 | 92回 | 実施 | 19回 | 差止 | 17回 | ライセンス | 17回 |
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[概要] 1 本件は,リフォーム事業をその事業の一環として営む原告が,原告の元従業
員であり原告退社後に被告会社に勤務した被告P1が,原告のリフォーム事業に係
る営業上の秘密を原告在籍中に不正の手段により取得して被告会社へ開示し(不正
競争防止法(以下「不競法」という。)2条1項4号),又は原告から示されて取得
した当該営業秘密を図利加害目的で使用して被告会社に開示し(同項7号),被告
会社が,当該営業秘密につき,被告P1による不正取得行為が介在すること又は同
人が図利加害目的で開示したことを知って又は重大な過失によりこれを知らないで
取得し,自らのリフォーム事業に使用した(同項5号,8号)として,被告らに対
し,以下の請求をする事案である。
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不正競争
令和2年8月27日 大阪地方裁判所
▶概要
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令和1(ワ)7786請求棄却
不正競争行為差止請求事件
原告公立大学法人京都市立芸術大学 被告学校法人瓜生山学園
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不正競争防止法2条1項2号 不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法3条1項
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[概要] 1 本件は,原告が,その営業表示として著名又は需要者の間に広く認識されて
いる別紙原告大学表示目録記載1~5の各表示(以下,順に「原告表示1」などと
いう。)に類似する営業表示である「京都芸術大学」(以下「本件表示」とい
う。)を被告が使用し,原告の営業と混同を生じさせ,その営業上の利益を侵害し
又は侵害するおそれがあるとして,被告に対し,不正競争防止法3条1項,2条1
項1号又は2号に基づき,本件表示の使用差止めを求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和2年7月10日 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)22428一部認容
不正競争行為差止等請求事件
原告ワールドトレーディング株式会社 被告株式会社COMAXJAPAN
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民法709条
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商標権 | 79回 | 侵害 | 58回 | 許諾 | 16回 | 損害賠償 | 3回 |
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[概要] 1 本件は,インターネットショッピングサイトを通じて枕,マットレス等の商
品を販売している原告が,被告に対し,被告による同サイト運営者に対する商5
標侵害に係る告知は虚偽であり,不正競争防止法(以下「不競法」という。)
2条1項21号の不正競争行為に該当すると主張し,被告に対し,不競法3条
▶判決の詳細
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不正競争
令和2年6月30日 知的財産高等裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和1(ネ)10080控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
被控訴人第一生命保険株式会社
Y2
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民法709条
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[概要] 1 本件は,控訴人が,被控訴人らにおいて,共同して,①控訴人の開発した
保険商品の形態を模倣した保険商品を販売して,不競法2条1項3号の不正
競争を行った,②控訴人の開発した保険商品に係る控訴人の営業秘密を不正
に取得し,これを使用して保険商品を開発,販売して,不競法2条1項4号
の不正競争を行った,③これらの行為などにより,控訴人の業務を妨害した
と主張して,被控訴人らに対し,上記①及び②につき不競法4条に基づき,
上記③につき民法709条に基づき,連帯して,損害金60万円の支払を求
める事案である。上記①ないし③に係る各請求は選択的なものである。
▶判決の詳細
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不正競争
令和2年3月24日 東京地方裁判所
▶概要
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令和1(ワ)14303請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
原告ビジネスサポート協同組合 被告協同組合ビジネスサポート
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不正競争防止法2条1項1号
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[概要] 本件は,「ビジネスサポート協同組合」の名称で高速道路ETCカード割引制
度の共同精算事業を営んでいる原告が,被告に対し,被告が高速道路ETCカ
ード事業等を営むに当たり,「協同組合ビジネスサポート」との名称及びその略
称又は通称である「ビジネスサポート」という表示を使用することが,不正競5
争防止法2条 1 項 1 号の不正競争に当たると主張して,①同法3条 1 項に基づ
き,同名称及び同表示の使用の差止めを,②同条2項に基づき,被告の法人登
記のうち名称部分の抹消登記手続を,③同法4条に基づき,損害賠償金597
万4000円及びこれに対する被告の設立日である平成28年8月1日から
支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案10
である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和2年3月24日 知的財産高等裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和1(ネ)10072控訴棄却
販売差止等請求控訴事件
被控訴人アイスマン株式会社
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不正競争防止法2条1項7号
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[概要] 1 事案の要旨等
本件は,控訴人(一審原告)が,商品開発に係る契約の相手方であった被控訴人
(一審被告)に対し,①被控訴人は契約の約定に違反して控訴人の有していたノウ
ハウを活用し被告製品を販売したと主張して,契約の約定に基づく被告製品の販売
等の差止め等及び債務不履行に基づく損害賠償を求めるとともに,②上記ノウハウ
を使用することが不正競争行為(不正競争防止法2条1項7号)に該当すると主張
して,同法3条1項及び2項に基づく被告製品の製造,販売等の差止め,半製品及
びカタログ等の廃棄,被控訴人のホームページからの被告製品に関する掲載情報の
削除,原告営業秘密の第三者への開示の禁止及び原告営業秘密が記録された媒体の
廃棄等並びに同法4条に基づく損害賠償を求めた事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和2年3月19日 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)23860請求棄却
差止請求等事件
原告ギネマム株式会社 被告レネロファーマ株式会社
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不正競争防止法2条1項7号 不正競争防止法2条6項
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[概要] 本件は,原告が,被告に対し, 被告が原告から示された別紙情報目録記載の
情報(以下「本件情報」という。)を使用して別紙物件目録記載の製品(以下「被
告製品」という。)を製造,販売等する行為が不正競争行為(不正競争防止法2条
▶判決の詳細
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不正競争
令和2年3月19日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成31(ワ)1580請求棄却
損害賠償等請求事件
原告P1ことP2 被告株式会社ザシティ
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民法709条 不正競争防止法2条1項15号
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[概要] 本件は,パチンコ・スロット店(以下「パチンコ店」という。)向けの顧客誘引25
を目的とするゲームコンテンツを開発・販売する原告が,パチンコ店の企画営業を
行う被告に対し,埼玉県警察が実施する管理者講習会に参加した被告の店長が,同
講習会において,原告の販売するコンテンツを利用した広告,宣伝は禁止されると
の説明がなされた旨のメッセージを被告の他の店長らに送信した行為,及びこれを
閲覧した被告の他の店長が当該メッセージを社外の第三者に転送した行為は,「競
争関係にある他人の営業上の信用を害する虚偽の事実の告知又は流布する」不正競5
争行為(平成30年法律第33号による改正前の不正競争防止法2条1項15号。
令和元年7月1日の改正法施行後は21号であるが,以下改正前の号による。)に
該当し,あるいは,被告の店長らが,真偽の確認をせず,また外部拡散の防止等を
せず,虚偽の情報を送信,転送したことは,不法行為に当たり,被告に使用者責任
が成立するとして,不競法4条,又は民法709条,715条1項に基づき,逸失10
利益4764万円の賠償及びこれに対するメッセージ送信の日である平成30年1
0月3日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求め
るとともに,不競法14条に基づき謝罪文の掲載を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和2年3月6日 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)18874請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
原告ヤマム株式会社 被告新東化成株式会社
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民法709条
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侵害 | 77回 | 実用新案権 | 65回 | 実施 | 15回 | 差止 | 12回 |
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[概要] 1 本件は,原告が,被告が別紙1原告製品目録1~6記載の製品(以下,それぞ
れを符号に従い「原告製品1」などという。)に関して虚偽の事実を告知又は流
布したことは不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条1項15号(平成
30年法律第33号による改正後の2条1項21号)の不正競争行為に当たり,
これによって原告の営業上の利益が侵害されたなどと主張して,被告に対し,不15
競法3項1項に基づき不正競争行為の差止めを求めるとともに,民法709条,
不競法4条,5条2項に基づき損害賠償金4600万円及びこれに対する不法行
為の後の日である平成30年6月27日(訴状送達の日の翌日)から支払済みま
で民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和2年2月14日 大阪高等裁判所
▶概要
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令和1(ネ)1635控訴棄却
不正競争行為差止等請求控訴事件
控訴人(一審原告)日本精工硝子株式会社 被控訴人日本耐酸壜工業株式会社
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不正競争防止法2条1項1号 民法709条
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[概要] (以下,略称及び略称の意味は,特に断らない限り,原判決の例に従う。)
▶判決の詳細
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不正競争
令和2年1月31日 知的財産高等裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和1(ネ)10044控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
被控訴人日本製鉄株式会社
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,被控訴人が,被控訴人の元社員である控訴人が,被控訴人の保有す
る営業秘密である電磁鋼板に係る原判決別紙2営業秘密目録記載の技術情報
(以下「本件技術情報」と総称し,そのうちの各技術情報を同目録記載の頭書
の番号に従って「本件技術情報1」などという。)を取得し,これを株式會社
ポスコ(以下「POSCO」という。)に対し開示した行為が不正競争防止法
(以下「不競法」という。)2条1項4号又は7号の不正競争(営業秘密の不
正取得又は不正開示)に当たる旨主張して,控訴人に対し,同法3条1項に基
づき,本件技術情報の使用及び開示の差止めを,同条2項に基づき,本件技術
情報を記録した電子ファイル及び同電子ファイルが保存された媒体の廃棄を,
同法4条に基づく損害賠償として,10億2300万円及びこれに対する不正
競争の後である平成24年4月30日から支払済みまで民法所定の年5分の割
合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和2年1月10日 大阪高等裁判所
▶概要
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令和1(ネ)1620控訴棄却
不正競争行為差止等本訴請求,不正競争行為差止反訴請求控訴事件
被告)本部三慶株式会社 控訴人(一審本訴被告・反訴原告)サンケイフーズ株式会社
(一審本訴被告・反訴原告)サンケイアクア株式会社 被控訴人(一審本訴原告・反訴被告)本部三慶株式会社
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法2条1項14号 不正競争防止法5条2項 不正競争防止法2条1項20号
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[概要] 以下において用いる略称は,特に断りのない限り,原判決の例に従う。
▶判決の詳細
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不正競争
令和1年11月13日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)39687等請求棄却
不正競争行為差止請求権不存在等確認等請求事件,不正競争行為差止請求事件
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民事訴訟法3条の3 民事訴訟法3条の7
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[概要] 1 本件本訴事件は,衣料品,服飾雑貨の企画,製造加工,販売及び輸出入等を営
む原告が,デザイナーである被告ジルのマネジメント等を営む米国法人である被
告会社に対し,被告会社は原告との間で締結された修正サービス契約に基づくサ
ンプル提供義務を履行しなかったので,原告が前払したサービス料の全額を同契10
約に基づき返還する義務があると主張して,被告会社に対し,45万米ドル(以
下,米ドルを単に「ドル」と表記する。)及びこれに対する返還義務の生じた日
である平成24年11月10日から支払済みまでニューヨーク州法所定の年
9%の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和1年11月11日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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令和1(ネ)10039控訴棄却
不正競争行為差止等請求控訴事件
控訴人株式会社タカギ 被控訴人合同会社グレイスランド
株式会社好友印刷
Y3
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民法709条
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[概要] 1 本件は,被控訴人グレイスランドがインターネット上の店舗において販売し
ている家庭用浄水器のろ過カートリッジに関し,同様にろ過カートリッジを販
売している控訴人が,被告ウェブサイト1等や被告商品1等のパッケージに付
された被告表示1等は品質を誤認させるものであって,不正競争防止法(平成
30年法律第33号による改正前のもの。以下「不競法」という。)2条1項
14号に当たると主張し,①被控訴人グレイスランドに対し,(ⅰ)同法3条1
項に基づく被告各ウェブサイトにおける被告表示1及び2の表示の差止め,並
びに,同条2項に基づく同各表示の除去,(ⅱ)同条1項に基づく被告ウェブ
サイト1における被告表示3及び4の表示の差止め,並びに,同条2項に基づ
く同各表示の除去,(ⅲ)同条1項に基づく被告表示5を付した被告商品2,
4及び6の譲渡及び引渡しの差止め,(ⅳ)同条1項に基づく被告商品2,4
及び6の商品パッケージにおける被告表示5の表示の差止め,並びに,同条2
項に基づく同被告表示の付された被告商品2,4及び6の商品パッケージの廃
棄を求めるとともに,②被控訴人らに対し,被控訴人好友印刷及び被控訴人Y
3は被控訴人グレイスランドと共同して上記行為を行っているとして,不競法
▶判決の詳細
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不正競争
令和1年10月31日 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)19852請求棄却
損害賠償請求事件 (エアゾール装置)
被告日本インテグレーテッドワークス株式会社B
C
原告A
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不正競争防止法2条1項15号
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実施 | 44回 | 特許権 | 37回 | ライセンス | 15回 | 無効 | 8回 |
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[概要] 本件は,発明の名称を「エアゾール装置」とする特許及び発明の名称を「噴出
ノズル管の製造方法並びにその方法により製造される噴出ノズル管」とする特許
の特許権者である原告が,被告会社や解散前の被告会社の監査役で解散後は被告
会社の代表清算人となった被告Cらが,原告の取引先である訴外日本オイルサー
ビス株式会社(以下「訴外日本オイル」という。)に対し,3回にわたり,上記両5
特許の特許権を被告会社が「保有する」などと記載した通知書(以下「本件各通
知書」という。)を送付した行為について,「競争関係にある他人の営業上の信用
を害する虚偽の事実を告知・・・する行為」(不正競争防止法2条1項15号),
いわゆる信用棄損行為に該当するとして,①被告会社に対し,不正競争防止法4
条に基づき,②被告Cに対し,会社法487条1項に基づき,連帯して,損害賠10
償金3375万6000円及びこれに対する不正競争行為後の日である平成3
0年4月9日(訴状送達日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合に
よる遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和1年10月10日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10064等請求棄却
商標権侵害行為差止等請求控訴事件
被告)合同会社グレイスランド被控訴人兼附帯控訴人(一審
)株式会社好友印刷被控訴人(一審
)Y 控訴人兼附帯被
(一審原告)株式会社タカギ 被控訴人兼附帯控訴人(一審被告)合同会社グレイスランド
兼附帯控訴人(一審被告)株式会社好友印刷
(一審被告)Y
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民法709条 商標法36条1項 商標法38条2項 商標法26条1項6号
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[概要] 1(1) 本件は,浄水器及びその交換用カートリッジ等の製造及び販売等を業と
する一審原告が,インターネット上のショッピングモールである楽天市場に設け
られた仮想店舗において,一審被告らが,原告商標と類似し,また,一審原告の
著名又は周知な商品等表示である本件カタカナ表示(タカギ)と類似する被告標
章1~3を使用して家庭用浄水器の交換用ろ過カートリッジ(被告商品)を販売
していると主張して,一審被告グレイスランドに対し,商標法36条1項及び不
競法3条1項に基づき上記各標章の使用の差止め並びに商標法36条2項及び不
競法3条2項に基づき被告ウェブサイトからの被告標章2,3の除去を求めると
ともに,一審被告らに対し,民法709条及び同法719条1項前段に基づき
(一審被告Yに対しては選択的に会社法429条1項及び同法597条に基づき),
損害賠償金及びこれに対する遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和1年10月9日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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令和1(ネ)10037控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
控訴人Rセキュリティ株式会社礒井里衣 被控訴人株式会社Superfeed
Y1
Y2
Y3
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民法715条1項 不正競争防止法2条1項4号
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[概要] 1 事案の要旨等
本件は,鍵の販売,取付け,修理等を業とする控訴人が,被控訴人らに対し,(ア)
被控訴人らが共謀して控訴人の所有する工具等を違法に持ち出したことは,不法行
為を構成し,(イ) 被控訴人Y1が控訴人の従業員を違法に引き抜いて被控訴人会社
に転職させた行為は,不法行為を構成し,(ウ) 被控訴人Y1,同Y2及び同Y3が
共謀の上,控訴人の開錠技術等に関する営業秘密を違法に持ち出して,被控訴人会
社の業務に使用した行為は,不正競争防止法2条1項4号及び5号の不正競争行為
に該当し,また,(エ) 控訴人の従業員であった被控訴人Y2及び同Y3が被控訴人
会社に転職したことは競業避止義務違反の債務不履行に該当すると主張して,上記
(ア)ないし(ウ)の被控訴人Y1,同Y2及び同Y3については民法709条,719
条1項,不正競争防止法4条に基づき,被控訴人会社については民法709条,7
15条1項又は会社法350条に基づき,また,上記(エ)の被控訴人Y2及び同Y3
については民法415条に基づき,損害賠償金として1億8783万9135円及
びこれに対する不法行為の最後の日である平成27年3月31日から支払済みまで
民法所定の年5分の割合による遅延損害金を連帯して支払うよう求めた事案である。
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不正競争
令和1年10月3日 東京地方裁判所
▶概要
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平成31(ワ)5391
不正競争行為差止等請求事件
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[概要] 本件は,原告が,原告の販売する別紙「原告商品等表示目録」記載の標章が25
付され,又は形態的特徴を有するサーボモータ(以下,同目録1-1ないし同
1-3に対応する商品を「原告商品1」,同目録2-1ないし同2-3に対応す
る商品を「原告商品2」といい,併せて「原告商品」ともいう。)の標章又は形
態が原告の商品等表示として需要者の間に広く認識される状態に至っていたと
ころ,被告が販売を開始した別紙「被告商品等表示目録」記載の標章が付され,
又は形態的特徴を有するサーボモータ(以下,同目録1-1ないし同1-3に5
対応する商品を「被告商品1」,同目録2-1ないし同2-3に対応する商品を
「被告商品2」といい,併せて「被告商品」ともいう。)の標章又は形態は原告
商品の標章又は形態と類似し,これと混同を生じさせるから,被告による被告
商品の販売等は,不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条1項1号の不
正競争行為に当たる旨主張して,被告に対し,同法3条1項及び2項に基づき,10
被告商品の譲渡等の差止め及び商品表示の抹消を求める(前記第1の1ないし
3)と共に,同法4条に基づき,損害賠償金12万2629円及びこれに対す
る訴状送達の日の翌日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損
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不正競争
令和1年9月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)30619請求棄却
販売差止等請求事件 (生鮮海産物の鮮度保持方法)
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不正競争防止法2条1項7号 不正競争防止法3条1項
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[概要] 1 事案の概要
本件は,原告が,被告に対し,原告と被告との間における新商品の共同開発に25
係る契約について債務不履行に基づく損害賠償及び被告製品の販売の差止めな
どを求めるとともに,被告が不正競争防止法2条1項7号の不正競争行為を行っ
たなどと主張して同法3条1項及び2項に基づく被告製品の製造,販売等の差止
め,半製品及びカタログ等の廃棄,被告のホームページからの被告製品に関する
掲載情報の削除,原告営業秘密の第三者への開示の禁止及び原告営業秘密が記録
された媒体の廃棄等並びに同法4条に基づく損害賠償を求める事案である。5
2 前提事実(当事者間に争いがないか,後掲各証拠及び弁論の全趣旨によって容
易に認められる事実)
原告は,冷凍,冷蔵,解凍機器及び冷熱,断熱装置を活用した設備ないしシ
ステムによるエネルギー事業を行うこと等を目的とする株式会社であり,代表
取締役はA(以下「A」という。)である。Aは,平成27年7月3日にブラン10
テック株式会社の商号で人工造雪システムの設計,製作,施工,工事,監理及
び販売等を目的とした株式会社を設立していたところ,平成28年2月29日,
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不正競争
令和1年9月20日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10049控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
控訴人ピュロライト・エージー 被控訴人日立GEニュークリア・エナジー
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不正競争防止法2条1項7号 民法709条
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[概要] 本件は,控訴人が,控訴人との間で東京電力福島第一原子力発電所(以下「福
島第一原発」という。)における放射性物質汚染水浄化事業に関するパートナ
ーシップ契約を締結した被控訴人が,控訴人の関与なく,「高性能多核種除去
設備」に係る事業を受注し,同設備の設計等を行ったことが上記パートナーシ
ップ契約の排他的義務条項に違反する債務不履行に当たり,控訴人から開示さ
れた控訴人の営業秘密である技術情報を控訴人に無断で上記設計等に使用し,
第三者に開示したことが営業秘密の不正使用及び不正開示の不正競争(不正競
争防止法2条1項7号)に該当するなどと主張して,被控訴人に対し,①パー
トナーシップ契約の債務不履行に基づく損害賠償として7億7744万289
2米国ドル及びこれに対する平成25年12月10日から支払済みまで年7分
の割合による約定遅延損害金の支払を,②同法3条1項に基づき,福島第一原
発における放射能汚染水の浄化(放射性物質の除去)作業の従事等の差止め並
びに同法4条に基づく損害賠償として1218億4577万1613円及びこ
れに対する同年10月10日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による
遅延損害金の支払を求めた事案である。
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不正競争
令和1年9月19日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成31(ワ)1564請求棄却
差止等請求反訴事件
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不正競争防止法2条1項1号
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[概要] 1 本件は,反訴原告が,反訴被告が販売等する別紙反訴被告商品目録記載のカ
ラー筆ペン(以下「反訴被告商品」という。)は反訴原告が製造販売する周知の商
品等表示である別紙反訴原告商品目録記載のカラー筆ペン(以下「反訴原告商品」
という。)と類似の商品等表示を使用するものであり,これを譲渡等する行為は不
正競争防止法2条1項1号所定の不正競争に該当するとして,反訴被告に対し,同25
法3条1項に基づき反訴被告商品の販売等の差止めを求めるとともに,同条2項に
基づき反訴被告商品の販売等に供するなどした別紙物件目録記載の各物件の廃棄を
求める事案である。
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不正競争
令和1年9月5日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)9335請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
原告株式会社サンエス
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法19条1項3号 不正競争防止法19条1項5号 不正競争防止法2条1項3号
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[概要] 本件は,原告が,①別紙「原告製品1説明書」記載の製品(以下「原告製品
1」という。)の品番及び形態,並びに別紙「原告製品2説明書」記載の製品(以5
下「原告製品2」という。)の品番及び形態が原告の商品等表示として周知であ
るところ,被告において原告製品1と品番が一致し,形態の類似する別紙物件
目録記載1(1)の製品(以下「被告製品1(1)」といい,同様に,同目録記載1
(2)ないし2(3)の製品につき,それぞれ「被告製品1(2)」ないし「被告製品2
(3)」といい,被告製品1(1)ないし被告製品1(3)を併せて「被告製品1」,被10
告製品2(1)ないし被告製品2(3)を併せて「被告製品2」という。),被告製品
1(1)を含むセット品である被告製品1(2)及び被告製品1(3),原告製品2と品
番が一致し,形態の類似する被告製品2(1)並びに被告製品2(1)を含むセット
品である被告製品2(2)及び被告製品2(3)を販売した各行為が,不正競争防止
法2条1項1号の不正競争行為に当たり,また,原告製品2の形態を模倣した15
被告製品2(1)並びに被告製品2(1)を含むセット品である被告製品2(2)及び
被告製品2(3)を販売した各行為が,同法2条1項3号の不正競争行為に当た
る旨を主張して,被告に対し,同法3条1項,2項に基づき被告製品1及び被
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不正競争
令和1年8月29日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成31(ネ)10002一部認容
不正競争行為差止請求控訴事件
控訴人住友ベークライト株式会社柴野相雄 被控訴人日本コヴィディエン株式会社河村光
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,別紙3原告商品目録記載の商品(携帯用ディスポーザブル低圧持続
吸引器のうち排液ボトル及び吸引ボトルで構成されているもの。以下「原告商
品」という。)を販売する控訴人が,別紙1被告商品目録記載の商品(携帯用
ディスポーザブル低圧持続吸引器のうち排液ボトル及び吸引ボトルで構成され
ているもの。以下「被告商品」という。)を販売する被控訴人に対し,控訴人
の商品等表示として需要者の間に広く認識されている原告商品の形態と類似す
る形態を有する被告商品の販売は,原告商品と混同を生じさせる行為であるか
ら,不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条1項1号の不正競争に当
たる旨主張して,同法3条1項及び2項に基づいて,被告商品の譲渡等の差止
め及び廃棄を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和1年8月28日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成31(ネ)10023控訴棄却
不正競争行為差止請求控訴事件
控訴人ナップエンタープライズ株式会社中川雅之 被控訴人株式会社エス・オー・ダブリュー大塚智倫
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特許法1条 不正競争防止法2条1項15号
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[概要] 1 本件は,イヤホンに装着するイヤーパッドを控訴人(1審被告)から購入し
た上でイヤホンの製造,販売等を行っている被控訴人(1審原告)が,控訴人におい
て,被控訴人による前記イヤホンの製造,販売等は控訴人の保有する本件特許権1
及び本件意匠権(本件知的財産権)並びに本件特許権2を侵害するものである旨を,
その開設するウェブサイト上に記事として掲載し,また,被控訴人の取引先に告知
したこと(本件行為)は,不正競争防止法2条1項15号(平成30年法律第33号
による改正後の2条1項21号)に定める不正競争行為に該当すると主張して,控
訴人に対し,同法3条1項による差止請求権に基づき,本件行為の差止めを求めた
事案である。
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不正競争
令和1年8月21日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10092請求棄却
不正競争行為差止等請求控訴事件
控訴人兼被
株式会社カンバス 被控訴人兼控訴人株式会社フェイス
兼控訴人Y
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[概要] 1 本件は,一審原告が,(1)一審被告Yが,一審原告の営業秘密である,「SS
TG1」との名称の字幕制作ソフトウェア(以下「原告ソフトウェア」という。)を
構成するプログラムのソースコード(以下「本件ソースコード」という。原判決別
紙物件目録2-1)を,正当な権限なく一審原告から持ち出して一審被告フェイス
に開示し,又は開発担当者として保有していた本件ソースコードを不正の利益を得
る目的で一審被告フェイスに開示したこと,(2)一審被告フェイスが,本件ソースコ
ードの前記(1)の不正取得又は不正開示を知りながら字幕制作ソフトウェアである
原判決別紙物件目録1記載のソフトウェア(名称は「Babel」。以下「被告ソフ
トウェア」という。)の制作に当たって本件ソースコードを取得又は使用したことは,
不競法2条1項4号,5号,7号及び8号に規定する不正競争行為のいずれかに該
当することを理由として,一審被告らに対し,不競法3条1項及び2項に基づき,
①被告ソフトウェアの生産・使用等の差止め,②被告ソフトウェアのプログラムを
収納した記憶媒体の廃棄,③本件ソースコードの使用の差止め,④本件ソースコー
ドの全部又は一部を記録した記憶媒体の廃棄,⑤原告ソフトウェアに含まれるファ
イル「Template.mdb」を利用して原告ソフトウェアとの互換性を確保
▶判決の詳細
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不正競争
令和1年8月7日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成31(ネ)10016控訴棄却
競業差止請求控訴事件
控訴人株式会社リリ-ラッシュ 被控訴人Y大場規安
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不正競争防止法2条1項4号
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[概要] 1 本件は,東京都国分寺市内でまつげエクステサロンを営む控訴人が,元従業
員である被控訴人が,控訴人を退職後に同市内のまつげエクステサロンで就労
したことは,被控訴人と控訴人の間の競業禁止の合意に反し,また,控訴人の
営業秘密に当たる控訴人の顧客2名の施術履歴を取得したことは不正競争行為
(不正競争防止法2条1項4号,5号又は8号)に当たるとして,被控訴人に
対し,主位的には上記合意,予備的には不正競争防止法に基づき,退職後2年
間の同市内におけるアイリスト業務への従事の差止めを求めた事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和1年8月7日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成31(ネ)10029控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
控訴人X 被控訴人朋和産業株式会社
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民法709条
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[概要] 1 本件は,被控訴人から食品の包装フィルムのデザインを受託していた控訴人
が,被控訴人の営業上の信用を害する虚偽の事実を被控訴人の取引先に告知し
たとして,被控訴人が,控訴人に対し,主位的に不正競争防止法(不競法)4
条,予備的に民法709条に基づき,損害賠償金550万円(慰謝料500万
円及び弁護士費用相当損害金50万円の合計)及びこれに対する不法行為の日
である平成30年3月18日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による
遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和1年6月18日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)31572認容
不正競争行為差止等請求事件
原告株式会社三宅デザイン事務所
株式会社イッセイミヤケ
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不正競争防止法5条1項 不正競争防止法4条 不正競争防止法2条1項1号 著作権法114条1項
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[概要] 本件は,原告らが,三角形のピースを敷き詰めるように配置することなどから
なる鞄の形態は,原告イッセイミヤケの著名又は周知の商品等表示であり,被告
による上記形態と同一又は類似の商品の販売は不正競争防止法2条1項1号又25
は2号所定の不正競争行為に該当するとともに,同形態には著作物性が認められ
るから,被告による上記販売行為は原告らの著作権(複製権又は翻案権)を侵害
するなどと主張して,被告に対し,①原告イッセイミヤケが,不正競争防止法3
条1項,2項又は著作権法112条1項,2項に基づき,原告デザイン事務所が
著作権法112条1項,2項に基づき,それぞれ上記商品の製造・販売等の差止
め及び商品の廃棄を,②原告イッセイミヤケが,不正競争防止法4条,5条1項5
又は民法709条,著作権法114条1項に基づき損害の一部である1億100
0万円及びこれに対する不法行為後の日である平成29年10月4日(訴状送達
日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を,
③原告デザイン事務所が,主位的に不正競争防止法4条又は民法709条(著作
権侵害)に基づき,予備的に民法709条(一般不法行為)に基づき損害の一部10
である7199万5000円及びこれに対する上記②と同一の遅延損害金の支
▶判決の詳細
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不正競争
令和1年6月13日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)12720
不正競争行為差止等請求事件
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不正競争防止法2条1項1号 民法709条 不正競争防止法19条1項5号 不正競争防止法2条1項
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[概要] 原告は,被告が,原告が製造・販売する別紙原告商品目録1ないし15記載の食
品・調味料用瓶(以下,それぞれ「原告商品1」等といい,合わせて「原告商品」
という。)と形態が酷似する別紙被告商品目録1ないし15記載の食品・調味料用
瓶(以下,それぞれ「被告商品1」等といい,合わせて「被告商品」という。)を
製造・販売するところ,主位的に,被告の上記行為は,不正競争防止法2条1項15
号の不正競争行為に当たるとして,同法3条,4条に基づき,製造・販売の差止め
及び廃棄等,並びに損害賠償及びこれに対する訴状送達の日(平成30年1月12
日)の翌日から支払済みまでの遅延損害金の支払を求め,予備的に,被告の上記行
為は民法709条の不法行為に当たるとして,上記同額の損害賠償及び遅延損害金
の支払を求めた。10
▶判決の詳細
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不正競争
令和1年5月30日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10081等
不正競争行為差止等請求控訴事件等
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著作権法114条3項 著作権法112条1項 民法709条 商標法32条2項
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差止 | 62回 | 侵害 | 51回 | 実施 | 30回 | 損害賠償 | 21回 |
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[概要] 1 事案の経緯等
(1) 本件は,一審原告が,一審被告会社による①一審原告の周知又は著名な
商品等表示である原告文字表示(原告文字表示マリオカート及び原告文字表示マリ
カー)と類似する被告標章第1の営業上の使用行為及び商号としての使用行為が,
不競法2条1項1号又は2号の不正競争行為に,②一審原告が著作権を有する原告
表現物と類似する部分を含む本件各写真及び本件各動画を作成してインターネット
上のウェブサイトへアップロードする本件掲載行為が,一審原告の著作権(複製権
又は翻案権,自動公衆送信権及び送信可能化権)侵害に,③一審原告の周知又は著
名な商品等表示である原告表現物又は原告立体像と類似する商品等表示である被告
標章第2を使用する行為である本件宣伝行為(本件掲載行為,従業員のコスチュー
ム着用行為及び店舗における人形の設置行為からなる行為)が不競法2条1項1号
又は2号の不正競争行為に,④一審原告の特定商品等表示である原告文字表示と類
似する本件各ドメイン名の使用が,不競法2条1項13号の不正競争行為に,⑤原
告表現物の複製物又は翻案物である本件各コスチュームを利用者に貸与する本件貸
与行為が,一審原告の著作権(貸与権)侵害に,それぞれ該当すると主張し,一審
▶判決の詳細
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不正競争
令和1年5月27日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)1897等請求棄却
不正競争行為差止等請求事件,不正競争行為差止請求反訴事件
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不正競争防止法5条2項 不正競争防止法2条1項14号 不正競争防止法5条3項 不正競争防止法2条1項1号
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[概要] 1 請求の要旨
(1) 本訴
本訴は,殺菌料製剤の製造販売業者であり,別紙「原告旧商品表示目録」記載の
各表示(以下,両表示を併せて「原告旧商品表示」という。)を使用した殺菌料製25
剤をかつて販売していた原告が,被告らが別紙「被告商品目録」記載の各殺菌料製
剤(以下,目録の番号に従って「被告商品1」及び「被告商品2」といい,両商品
を併せて「被告各商品」という。)を販売等することに関して,以下の各請求をす
る事案である。すなわち,
① 被告らが,別紙「被告品質表示目録」記載のとおり,「内容成分 高度サラ
シ粉 12.00%」という品質表示(以下「被告品質表示」という。)をした被5
告各商品を販売するなどしたことは,不正競争防止法2条1項14号(以下,単に
「14号」ということがある。)の不正競争(ただし,平成28年1月1日より前
の行為については平成27年法律第54号による改正前の不正競争防止法2条1項
13号の不正競争。以下,現行法を記載する。)に該当するとして,
ⅰ 同法3条1項に基づき,被告品質表示をした被告各商品の販売等の差止め10
▶判決の詳細
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不正競争
平成31年4月26日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)19266
不正競争行為差止等請求事件
原告及び被告各商品
は,蛇口一体型浄水器を販売し,交換用カートリッジ(以下「
商
が依頼した被告各商品の試験結果によれば,被告各商品(標準タイ
が,被告各商品(高除去タイプ)について,兵庫分析センターに,
試験2は,
が平成29年9月8日に購入した被告商品4につい
に対し損害賠償責任を負う。
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民法709条 不正競争防止法5条2項
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[概要] 本件は,被告グレイスランドがインターネット上の店舗(以下「被告店舗」
という。)において販売している家庭用浄水器のろ過カートリッジに関し,
同様にろ過カートリッジを販売している原告が,別紙被告ウェブサイト目録
記載のウェブサイト(以下,同目録の符号に従い「被告ウェブサイト1」な
どという。)や別紙被告商品目録記載の商品(以下,同目録の符号に従い
「被告商品1」などという。)のパッケージに付された別紙被告表示目録15
~5記載の表示(以下,同目録の符号に従い「被告表示1」などという。)
は品質を誤認させるものであって,不正競争防止法(以下「不競法」とい
う。)2条1項14号に当たると主張し,①被告グレイスランドに対し,
(ⅰ)同法3条1項に基づく被告各ウェブサイトにおける被告表示1及び2の
表示の差止め,並びに,同条2項に基づく同各表示の除去,(ⅱ)同条1項10
に基づく被告ウェブサイト1における被告表示3及び4の表示の差止め,並
びに,同条2項に基づく同各表示の除去,(ⅲ)同条1項に基づく被告表示
5を付した被告商品2,4及び6の譲渡及び引渡しの差止め,(ⅳ)同条1
項に基づく被告商品2,4及び6の商品パッケージにおける被告表示5の表
▶判決の詳細
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不正競争
平成31年4月24日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)29604認容
損害賠償等請求事件
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民法709条
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損害賠償 | 14回 | ライセンス | 7回 | 実施 | 2回 | 差止 | 2回 |
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[概要] 1 本件は,原告が,被告において,平成17年8月頃から平成19年5月頃まで
の間に,原告の独自技術である電磁鋼板に係る別紙2営業秘密目録記載の技術情報
(以下,頭書の番号に従って「本件技術情報1」などといい,総称して「本件技術情25
報」という。)を不正に取得し,これを株式會社ポスコ(以下「POSCO」という。)
に対して開示したとし,この行為は,不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条
1項4号又は7号の不正競争に当たる旨を主張して,被告に対し,①同法3条1項に
よる差止請求権に基づき本件技術情報の使用及び開示の差止め,②同条2項による廃
棄請求権に基づき本件技術情報を記録した電子ファイル及び同電子ファイルが保存
された一切の媒体の廃棄,③主位的に同法4条,予備的に民法709条による損害賠5
償請求権に基づき,損害賠償金10億2300万円(不競法5条3項3号により算定
された不正競争に対し受けるべき金銭の額に相当する額9億3000万円及び弁護
士費用相当額9300万円の合計額)及びこれに対する不正競争後の日である平成2
4年4月30日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払
を求める事案である。10
2 前提事実(当事者間に争いのない事実並びに掲記の証拠(以下,証拠番号は特
▶判決の詳細
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不正競争
平成31年4月18日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10068等控訴棄却
損害賠償請求控訴事件同附帯控訴事件
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民法709条
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許諾 | 9回 | ライセンス | 8回 | 損害賠償 | 8回 | 商標権 | 2回 |
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[概要] 1 本件は,インターネットショッピングサイトを通じて米国法人の製造する医
薬部外品を日本の消費者に販売していたが,同サイトを運営する会社から,その出
品アカウントの利用を停止された控訴人が,同商品の日本における独占的な販売代
理店であり,そのホームページに原判決別紙本件記載内容目録記載の記事を掲載し
た被控訴人に対し,①上記掲載行為は,不正競争防止法(以下「不競法」という。)
2条1項15号の不正競争行為又は名誉,信用を毀損する民法709条の不法行為
に該当するとして,不競法4条,民法710条又は民法709条,710条に基づ
き,損害金550万円及びこれに対する不正競争行為又は不法行為の後の日である
平成28年9月9日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の
割合による遅延損害金の支払を求めるとともに,②控訴人が上記の出品アカウント
の利用を停止されたのは,被控訴人が,ホームページに原判決別紙本件記載内容目
録記載の記事を掲載し,また,上記米国法人に働きかけ,同米国法人において上記
サイト運営会社に対して控訴人の同サイトへの出品停止を求めたからであるとして,
上記出品アカウントの利用が停止されたことの損害の賠償として,不競法4条又は
民法709条に基づき,平成27年12月7日から平成28年4月22日までの逸
▶判決の詳細
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