権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
特許権
令和2年12月15日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10136審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (パロノセトロン液状医薬製剤)
原告ヘルシンヘルスケアソシエテアノニム 被告ニプロ株式会社
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,発明の名称を「パロノセトロン液状医薬製剤」とする発明につい
て,平成16年1月30日(優先日:平成15年1月30日(以下「本件優
先日」という。),優先権主張国:米国)を国際出願日とする特許出願(特
願2006-501686号。以下「原出願」という。)の一部を分割して,
平成23年7月28日に新たな出願(特願2011-165212号。以下
「本件出願」という。)をし,平成26年5月30日,特許権の設定登録
(甲48,特許第5551658号。請求項の数18。以下,この特許を
「本件特許」という。)を受けた。
⑵ 被告は,平成28年10月27日,請求項1~17について特許無効審判
を請求した(無効2016-800125号事件)。原告は,平成29年1
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特許権
令和2年12月14日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10076審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (炎症性疾患および自己免疫疾患の処置の組成物および方法)
原告エフ.ホフマンーラロシュアクチェンゲゼルシャフト 被告アムジェンインコーポレイテッド
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特許法29条の2 特許法36条4項1号 特許法36条6項1号
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実施 | 135回 | 優先権 | 66回 | 無効 | 54回 | 新規性 | 20回 |
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[概要] 本件は,特許無効審判請求に対する不成立審決の取消訴訟である。争点は,後記1
に係る特許の請求項1~17の記載要件違反(実施可能要件違反,サポ-ト要件違
反),新規性及び進歩性の有無である。
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特許権
令和2年12月3日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10117
特許取消決定取消請求事件
原告三菱重工機械システム株式会社 被告特許庁長官
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実施 | 64回 | 刊行物 | 46回 | 進歩性 | 20回 | 新規性 | 20回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,特許第6093811号発明「機械式駐車装置,機械式駐車装置
の制御方法,及び機械式駐車装置の安全確認機能を設ける方法」(以下「本
件特許」という。)の特許権者である。
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特許権
令和2年12月2日 知的財産高等裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和1(ネ)10055控訴棄却
特許法第1条の違反,及び,特許権侵害,慰謝料等被害請求控訴事件
被控訴人日本製鉄株式会社
日鉄テクノロジー株式会社
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特許法79条 特許法125条 特許法102条1項 特許法29条1項2号
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[概要] 1(1) 本件は,被控訴人日本製鉄(以下,被控訴人日本製鉄について,旧商号
時についても特に区別せず,単に「被控訴人日本製鉄」ということがある。)の子
会社であって,後に被控訴人日鉄テクノロジーに吸収合併されたテクノリサーチ社
にかつて勤務していた控訴人が,①船舶の傾斜測定装置として被控訴人日本製鉄の
使用・販売する装置(被告装置)は,控訴人の保有する本件特許に係る発明の技術
的範囲に属するものであり,被控訴人日本製鉄による被告装置の使用及び販売は本
件特許権を侵害し,テクノリサーチ社は被控訴人日本製鉄による本件特許権の侵害
行為の原因となる行為をした,②被控訴人日本製鉄及びテクノリサーチ社は,控訴
人のテクノリサーチ社在勤中にした別件発明につき,別件訴訟1で控訴人の職務を
偽って主張するなどして裁判所に職務発明であるとの誤った判断をさせ,その後,
適切な内容での特許出願をせず拒絶査定を意図的に確定させるなどした上,さらに,
被控訴人らにおいて,異議に理由がないことを知りながら本件特許に対して特許異
議の申立てをするなどの一連の不法行為をし,③被控訴人日鉄テクノロジーはテク
ノリサーチ社を吸収合併したことによりテクノリサーチ社の権利義務を承継したと
主張して,被控訴人らに対し,不法行為による損害賠償請求権に基づき,①につい
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特許権
令和2年12月2日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10096審決取消訴訟
審決取消請求事件 (⽌痒剤)
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特許法148条1項 特許法179条
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無効 | 16回 | 審決 | 15回 | 特許権 | 10回 | 無効審判 | 10回 |
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[概要] 1 本件は,特許権の存続期間の延長登録を無効とする審決に対する取消訴訟で
ある。
2 手続の経緯
(1) 原告は,発明の名称を「⽌痒剤」とする発明に係る特許(特許第3531
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特許権
令和2年12月2日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10097審決取消訴訟
審決取消請求事件 (⽌痒剤)
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特許法148条1項 特許法179条
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無効 | 16回 | 審決 | 15回 | 特許権 | 10回 | 無効審判 | 10回 |
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[概要] 1 本件は,特許権の存続期間の延長登録を無効とする審決に対する取消訴訟で
ある。
2 手続の経緯
(1) 原告は,発明の名称を「⽌痒剤」とする発明に係る特許(特許第3531
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特許権
令和2年12月2日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10098審決取消訴訟
審決取消請求事件 (⽌痒剤)
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特許法148条1項 特許法179条
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無効 | 16回 | 審決 | 15回 | 特許権 | 10回 | 無効審判 | 10回 |
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[概要] 1 本件は,特許権の存続期間の延長登録を無効とする審決に対する取消訴訟で
ある。
2 手続の経緯
(1) 原告は,発明の名称を「⽌痒剤」とする発明に係る特許(特許第3531
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特許権
令和2年12月1日 知的財産高等裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ネ)10039控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (アンテナ装置)
被控訴人株式会社ヨコオ
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特許法36条6項1号 特許法123条1項4号 特許法104条の3 特許法100条1項
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「アンテナ装置」とする特許(特許第5237617
号,請求項の数11。以下「本件特許」という。)の特許権者である控訴人が,
被控訴人が製造又は輸入し,販売又は販売の申出をしている原判決別紙被告製
品目録記載の製品(以下「被控訴人製品」という。)は,後記3⑴の訂正認容
審決及び無効審判請求不成立審決により訂正が認められた後の本件特許の請求
項1(以下,後記3⑴の訂正認容審決及び無効審判請求不成立審決により訂正
が認められた後の本件特許の請求項1を,単に「請求項1」という。)記載の
発明の技術的範囲に属し,その生産,譲渡又は譲渡の申出は,請求項1に係る
特許の特許権を侵害すると主張し,被控訴人製品の生産,譲渡又は譲渡の申出
の差止め(特許法100条1項),被控訴人製品の廃棄(特許法100条2項),
損害賠償4000万円(民法709条,特許法102条3項)及びこれに対す
る不法行為の後である平成30年3月2日(訴状送達日の翌日)から支払済ま
で民法(平成29年法律第44号による改正前のもの。以下同じ。)所定の年
5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年11月25日 知的財産高等裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和1(ネ)10081控訴棄却
損害賠償請求控訴事件 (入力支援コンピュータプログラム,入力支援コンピュータシステム)
被控訴人シャープ株式会社
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特許法104条の3 特許法102条3項
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[概要] 本件は,発明の名称を「入力支援コンピュータプログラム,入力支援コンピ
ュータシステム」とする特許(特許第4611388号。以下,この特許を「本
件特許」といい,本件特許に係る特許権を「本件特許権」という。)の特許権
者である控訴人が,被控訴人によるスマートフォン「AQUOS SERIE
SHV32」(以下「被告製品」という。)の製造及び販売が本件特許権の
侵害に当たる旨主張して,被控訴人に対し,本件特許権侵害の不法行為に基づ
く損害賠償の一部請求として456万円及びこれに対する平成28年8月11
日(不法行為の後)から支払済みまで平成29年法律第44号による改正前の
民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年11月18日 知的財産高等裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和2(ネ)10028控訴棄却
不当利得返還請求控訴事件(本訴),損害賠償請求控訴事件(反訴)
被控訴人株式会社サンワード商会
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不正競争防止法2条1項20号 不正競争防止法4条 不正競争防止法2条1項1号
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[概要] 1 本件の本訴事件は,控訴人と OEM 販売契約(本件 OEM 契約)及びそれに基づ
く本件売買契約を締結していた被控訴人が,控訴人に対し,本件売買契約の解除に
伴う原状回復請求権に基づき,支払済み代金の返還及びこれに対する代金受領後の
日である平成30年4月17日から支払済みまで平成29年法律第44号による改
正前の民法所定の年5分の割合による民法545条2項所定の利息の支払を請求し
たところ,控訴人が,本件特許権侵害の不法行為に基づく損害賠償請求権及び本件
OEM 契約の債務不履行に基づく損害賠償請求権を自働債権とする相殺の意思表示を
した事案であり,本件の反訴事件は,控訴人が,被控訴人による本件特許権侵害の
不法行為,不正競争防止法2条1項1号,4号,20号及び21号(なお,後二者
の行為時の該当法条は,平成30年法律第33号による改正前の14号及び15号
である。)の不正競争,本件 OEM 契約違反行為を主張して,被控訴人に対し,本件特
許権侵害の不法行為,不正競争防止法4条又は本件 OEM 契約の債務不履行の損害賠
償請求権に基づき,7700万円(逸失利益7000万円[予備的に1400万円]
及び弁護士費用相当額700万円)の損害賠償及びこれに対する不法行為又は不正
競争の後の日であり,請求した日(反訴状送達日)の翌日である平成30年12月
▶判決の詳細
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特許権
令和2年11月18日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10018審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (切断起点領域形成方法及び加工対象物切断方法)
原告株式会社東京精密 被告浜松ホトニクス株式会社
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特許法29条1項3号
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[概要] 本件は,特許無効審判請求の不成立審決の取消訴訟である。争点は,進歩性につ
いての認定判断の誤りの有無である。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年11月18日 知的財産高等裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ネ)10025控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (発光装置と表示装置)
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特許法102条3項 特許法70条2項 特許法100条1項
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実施 | 117回 | ライセンス | 54回 | 侵害 | 36回 | 特許権 | 29回 |
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[概要] 1 事案の概要
(1) 一審原告は,発明の名称を「発光装置と表示装置」とする本件特許権1(特
許第5177317号),発明の名称を「発光装置,樹脂パッケージ,樹脂成形体
並びにこれらの製造方法」とする本件特許権2(特許第6056934号)及び発
明の名称を「発光装置,樹脂パッケージ,樹脂成形体並びにこれらの製造方法」と
する本件特許権3(特許第5825390号)の特許権者である。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年11月16日 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)36168
不当利得返還等請求事件
原告A 被告一般財団法人中東協力センター
学校法人片柳学園
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著作権法47条の3 著作権法20条2項3号 著作権法15条2項 著作権法38条4項
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[概要] 1 本件は,原告が,被告らに対し,被告らが,原告作成の別紙原告プログラム
目録記載のプログラム(以下「本件プログラム」という。)に係る原告の著作
権(複製権,公衆送信権,貸与権及び翻案権)及び著作者人格権(公表権,氏
名表示権及び同一性保持権)を侵害し,これによって利益を受けたと主張して,5
不当利得返還請求権に基づき,連帯して,利得金合計574万8000円のう
ち500万円及びこれに対する請求日の翌日である平成25年9月12日から
支払済みまで民法(平成29年法律第44号による改正前のもの。以下同じ。)
所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年11月11日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10153審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (ショーツ等の衣料)
原告トラタニ株式会社 被告特許庁長官
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成23年6月22日に出願した特許出願(特願2011-13
8776号)の一部を分割して出願した特許出願(特願2015-1461
▶判決の詳細
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特許権
令和2年11月5日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10132審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
原告株式会社ハナヤマ 被告Y
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審決 | 56回 | 無効 | 36回 | 優先権 | 21回 | 新規性 | 17回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,発明の名称「ブルニアンリンク作成デバイスおよびキット」に
係る特許第5575340号(以下「本件特許」という。)の特許権者であ
る。
(2) 本件特許に係る出願(特願2014-14615号。以下「本件出願」
という。)は,2011年6月23日(パリ条約による優先権主張外国庁受
理2010年11月5日,米国)を国際出願日とする特願2013-537
663号(以下「原出願」という。)の一部を分割して平成26年1月29
日に新たな出願としたものであった。
パリ条約による優先権主張の基礎となった米国仮出願「61/410,3
99」(以下「本件米国仮出願」という。)は,2010年11月5日にな
された。被告は,2011年6月23日,本件米国仮出願に基づくPCT出
願(PCT/US2011/041553)を行い,これを国内移行させて
原出願をした。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年11月4日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10024審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (発光装置,樹脂パッケージ,樹脂成形体並びにこれらの製造方法)
原告東芝映像ソリューション株式会社 被告日亜化学工業株式会社
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特許法36条6項1号
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[概要] 本件は,特許無効審判事件の審決のうち審判の請求が成り立たないとする部分の
取消訴訟である。争点は,サポート要件違反についての認定判断の誤りの有無であ
る。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年10月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10137審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (セレコキシブ組成物)
原告日本ケミファ株式会社
ダイト株式会社 被告ジー.ディー.サール,リミテッド,ライアビリティ,カンパニー
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,発明の名称を「セレコキシブ組成物」とする発明について,平成
▶判決の詳細
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特許権
令和2年10月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10126審決取消訴訟
審決取消請求事件
原告株式会社技研製作所 被告株式会社コーワン
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[概要] 1 手続の経緯
⑴ 被告は,特許第5763225号(以下「本件特許」という。)の特許権
者である。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年10月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10130審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (非磁性材粒子分散型強磁性材スパッタリングターゲット)
原告田中貴金属工業株式会社 被告JX金属株式会社
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特許法36条6項1号 特許法29条2項 特許法29条1項1号 特許法29条の2
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 被告は,名称を「非磁性材粒子分散型強磁性材スパッタリングターゲット」
とする発明に係る特許権(特許第4975647号。平成18年12月26
日出願,同年1月13日優先権主張,平成24年4月20日設定登録。請求
項の数6。以下,同特許権に係る特許を「本件特許」という。)の特許権者で
ある(甲16)。
⑵ア 原告は,平成26年9月12日,特許庁に本件特許の請求項1~6につ
いて無効審判請求をした。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年10月21日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10161審決取消訴訟
審決取消請求事件 (弾塑性履歴型ダンパ)
原告NextInnovation合同会社 被告特許庁長官
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特許法29条2項
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[概要] 本件は,特許出願拒絶査定に対する不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟
である。争点は,独立特許要件違反(進歩性欠如)の判断の誤りの有無である。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年10月21日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10112審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (エクオール含有抽出物及びその製造方法,エクオール抽出方法,並びにエクオールを含む食品)
原告株式会社ダイセル 被告大塚製薬株式会社
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特許法70条 特許法29条1項3号 特許法41条1項 特許法123条1項2号
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[概要] 本件は,特許無効審判請求に対する不成立審決の取消訴訟である。争点は,①訂
正要件違反の有無,②サポート要件及び実施可能要件違反の有無,③新規性・進歩
性の各認定判断の誤りの有無である。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年10月7日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10148審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (医薬品相互作用チェックシステム)
原告株式会社アイシーエム 被告株式会社湯山製作所
株式会社システムヨシイ
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特許法36条
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[概要] 本件は,特許無効審判請求に対する不成立審決の取消訴訟である。争点は,特許
発明の進歩性(発明の要旨認定の誤り,一致点及び相違点の認定の誤り)である。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年9月30日 知的財産高等裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和2(ネ)10004控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (光照射装置)
被控訴人シーシーエス株式会社
株式会社レイマック
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特許法102条2項 特許法126条6項 特許法36条6項1号 特許法103条
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「光照射装置」とする特許(特許第4366431号。
以下,この特許を「本件特許」といい,本件特許に係る特許権を「本件特許権」
という。)の特許権者である一審原告が,一審被告による別紙被告製品目録1
ないし7記載の各製品(以下「被告各製品」と総称し,同目録記載の番号に従
い,それぞれを「被告製品1」などという。)の製造及び販売が本件特許権の
侵害に当たる旨主張して,一審被告に対し,①特許法100条1項に基づき,
被告各製品の製造,販売等の差止めを,②同条2項に基づき,被告各製品の廃
棄を求めるとともに,③本件特許権侵害の不法行為に基づく損害賠償として1
億0307万4986円(令和元年法律第3号による改正前の特許法102条
(以下,単に「特許法102条」という。)2項に基づく損害額9370万4
533円と弁護士及び弁理士費用相当額937万0453円の合計額)及びう
ち7812万9991円に対する平成29年8月11日(訴状送達の日の翌日)
から,うち2494万4995円に対する平成30年10月1日(最終販売日
の後)から各支払済みまで平成29年法律第44号による改正前の民法所定の
▶判決の詳細
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特許権
令和2年9月29日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10128審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (低鉄損一方向性電磁鋼板)
原告JFEスチール株式会社 被告日本製鉄株式会社
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特許法36条6項1号 特許法29条1項3号
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審決 | 27回 | 実施 | 21回 | 進歩性 | 14回 | 新規性 | 11回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 被告は,平成18年11月21日,発明の名称を「低鉄損一方向性電磁鋼板」
とする特許出願をし,平成25年4月12日,設定の登録を受けた(特許第524
▶判決の詳細
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特許権
令和2年9月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)24210認容
特許権侵害差止等請求事件
原告パラマウントベッド株式会社 被告株式会社プラッツ
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特許法102条2項 特許法103条 特許法36条6項2号 特許法100条1項
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[概要] 本件は,原告が,被告に対し,①被告による被告製品3及び5の販売は,原告
の有する特許第3024698号の特許権(以下「本件特許権1」という。)を15
侵害すると主張して,不法行為(民法709条,以下同じ。)による損害賠償請
求権に基づき,被告製品3につき別紙「原告の主張」の「被告製品3」の「総計」
欄記載の2億4696万2222円及びうち年ごとの損害額である同各「合計」
欄記載の額に対する各不法行為より後の日である各翌年1月1日から支払済み
まで平成29年法律第44号による改正前の民法所定の年5分の割合による遅20
延損害金,被告製品5につき同「被告製品5」の「総計」欄記載の5億6324
万8383円及びこれに対する上記同様の遅延損害金の支払を求め,②被告によ
る被告製品4の販売は,原告の有する特許第5252542号の特許権(以下「本
件特許権2」という。)を侵害すると主張して,不法行為による損害賠償請求権
に基づき,別紙「原告の主張」の「被告製品4」の「総計」欄記載の3億82325
2万7242円及びこれに対する上記同様の遅延損害金の支払を求め,③被告に
よる被告製品6の販売等は,原告の有する特許第4141233号の特許権(以
下,「本件特許権3」といい,本件特許権1から3を併せて「本件各特許権」と
▶判決の詳細
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特許権
令和2年9月24日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10114審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
原告グリー株式会社 被告特許庁長官
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
原告は,平成30年5月8日に出願した特願2018-89612号(以下
「原出願」という。)を分割して,平成30年8月1日に「アクターの動きに
基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配
信する動画配信システム,動画配信方法及び動画配信プログラム」の発明につ
いて出願(特願2018-144682号。以下「本願」という。)をした。
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特許権
令和2年9月24日 知的財産高等裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和2(行コ)10001控訴棄却
特許料納付書却下処分取消請求控訴事件
被控訴人国
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特許法112条の2 特許法112条1項 特許法112条の3
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[概要] 1 事案の概要
(1) 本件は,特許第4763758号,特許第4889443号及び特許第4
942437号の各特許権(以下,順に「本件特許権1」ないし「本件特許
権3」といい,これらを併せて「本件各特許権」と総称する。)を保有して
いた控訴人が,本件各特許権の第4年分の各特許料及び割増特許料を所定の15
期限までに納付せず,かつ,特許法112条1項により追納することができ
る期間を徒過したため,同法112条の2による特許権の回復を求めて,特
許庁長官に対し,同条1項に基づいて本件各特許権の第4年分及び第5年分
の各特許料及び割増特許料を納付する旨の各納付書(以下「本件各納付書」
という。)を提出したものの,本件各納付書に係る手続をそれぞれ却下する20
旨の処分(以下「本件各処分」という。)を受けたことから,本件各処分は
同条項所定の「正当な理由」の解釈適用を誤ってされた違法なものであると
主張して,被控訴人に対し,本件各処分の取消しを求める事案である。
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特許権
令和2年9月23日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10048審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (水素エンジン装置)
原告X 被告特許庁長官
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特許法29条2項
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実施 | 18回 | 審決 | 16回 | 進歩性 | 4回 | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
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[概要] 本件は,特許出願拒絶査定に対する不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟
である。争点は,進歩性の認定判断の誤りの有無である。
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特許権
令和2年9月16日 東京地方裁判所
▶概要
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令和1(行ウ)536請求棄却
手続却下処分取消請求事件 (IL-21に特異的な結合性分子およびその使用)
原告メディミューンエルエルシー 被告国
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[概要] 1 原告は,発明の名称を「IL-21に特異的な結合性分子およびその使用」と5
する発明につき,平成26年4月8日に米国商標特許庁に対して行った米国特許
出願(US61/976,684)を優先権の基礎となる出願とし,平成27年4
月7日,同庁を受理官庁として,千九百七十年六月十九日にワシントンで作成さ
れた特許協力条約(以下,単に「特許協力条約」という。)に基づき,外国語で国
際特許出願(PCT/US2015/024650。以下「本件国際出願」とい10
う。)をした。
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特許権
令和2年9月15日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10150審決取消訴訟
審決取消請求事件 (空気分離方法)
原告大陽日酸株式会社 被告エア・ウォーター・クライオプラント株式会社
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特許法36条4項1号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 被告は,平成25年6月5日,発明の名称を「空気分離方法」とする特許出願
をし,平成28年9月2日,設定の登録を受けた(特許第5997105号。請求項
の数4。甲21。以下,この特許を「本件特許」という。)。
⑵ 原告は,平成31年1月31日,本件特許について特許無効審判請求をし,
特許庁は,これを無効2019-800009号事件として審理した(甲10,1
▶判決の詳細
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特許権
令和2年9月10日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10070審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
原告テクニカ合同株式会社 被告栗田工業株式会社
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[概要] 1 手続の経緯等
⑴ 被告は,平成17年3月23日,「気泡シールド工法で発生する建設排泥
の処理方法」の発明についての特許を出願し(特願2005-83412号
),平成24年8月17日,特許5063863号(以下「本件特許」とい
う。)として特許権の設定登録を受けた。
⑵ 原告は,本件特許の全ての請求項につき無効審判(無効2018-800
070号)を請求した。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年9月10日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10091審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
原告株式会社ビタミンアイファクトリー 被告特許庁長官
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特許法29条2項
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審決 | 59回 | 実施 | 4回 | 進歩性 | 2回 | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,平成25年7月4日,「走行練習用自転車」という名称の発明に
ついて特許出願をした(特願2013-153910号。以下「本願」とい
う。)。
⑵ 特許庁は,平成29年9月29日,本願について拒絶査定をした。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年9月10日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和2(行ケ)10040審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
原告サンクスアイグローバルプライベートリミテッド 被告特許庁長官
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商標法4条1項11号 商標法4条1項 商標法10条1項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成29年8月4日,別紙記載1の商標(以下「本願商標」とい
う。)について,同年1月16日に商標登録出願をした商願2017-002
878号に係る商標法10条1項の規定による分割出願をしたが,平成31
年2月8日付けで拒絶査定を受けたことから,令和元年5月8日,これに対5
する不服の審判を請求した(不服2019-5954号)。
(2) 特許庁は,令和元年11月18日,「本件審判の請求は,成り立たない。」
とする審決(出訴期間として90日を附加。以下「本件審決」という。)をし,
その謄本は,同年12月2日に原告に送達された。
(3) 原告は,令和2年3月26日,本件審決の取消しを求めて,本件訴えを提10
起した。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年9月9日 知的財産高等裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ネ)10002控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (分割起点形成方法及び分割起点形成装置)
被控訴人浜松ホトニクス株式会社
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特許法101条2号 特許法101条1号 特許法126条5項 特許法126条1項
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[概要] 1(1) 控訴人は,発明の名称を「分割起点形成方法及び分割起点形成装置」とす
る特許権(本件特許)の特許権者であり,被控訴人は,原判決別紙被控訴人製品目
録記載の各レーザエンジン(被控訴人各製品)を製造,販売する者である。
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特許権
令和2年9月3日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10173
特許取消決定取消請求事件 (両面粘着テープ,車載部品固定用両面粘着テープ,及び,車載用ヘッドアップディスプレイカバー固定用両面粘着テープ)
原告積水化学工業株式会社 被告特許庁長官
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特許法36条6項2号 特許法36条6項1号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,平成29年2月22日,発明の名称を「両面粘着テープ,車載部品固
定用両面粘着テープ,及び,車載用ヘッドアップディスプレイカバー固定用両面粘
着テープ」とする発明について特許出願をし(優先権主張:平成28年2月22日,
日本),平成30年7月20日,特許権の設定登録(特許第6370477号。請求
項数7。甲1)を受けた(以下,この特許を「本件特許」という。)。
⑵ Aは平成30年12月4日に,Bは平成31年2月1日に,特許業務法人朝
日奈特許事務所は同月4日に,本件特許について特許異議の申立てをした(異議2
018-700983号)。
⑶ 特許庁は,令和元年11月20日,「特許第6370477号の請求項1ない
し7に係る特許を取り消す。」との決定(以下「本件決定」という。)をし,その謄本
は,同月29日,原告に送達された。
⑷ 原告は,令和元年12月24日,本件決定の取消しを求める本件訴訟を提起
した。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年8月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10139審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (メタルマスク及びその製造方法)
原告アテネ株式会社 被告株式会社ボンマーク
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,名称を「メタルマスク及びその製造方法」とする発明に係る特許
権(特許第4192197号。平成19年4月5日出願,平成20年9月2
6日設定登録。請求項の数9。以下,この特許権に係る特許を「本件特許」10
という。)の特許権者である。(甲24)
(2) 原告は,平成30年11月29日,本件特許のうち請求項1及び2に係る
発明につき,無効審判請求をした。(甲17)
(3) 被告は,平成31年3月5日付けで,本件特許の特許請求の範囲につき訂
正請求をした(以下「本件訂正」という。)。(甲19)15
(4) 特許庁は,令和元年9月18日,本件訂正を認めた上で,「本件審判の請
求は,成り立たない。」との審決(以下「本件審決」という。)をし,その謄
本は,同月27日,原告に送達された。
(5) 原告は,令和元年10月23日,本件審決の取消しを求めて本件訴えを提
起した。20
2 特許請求の範囲の記載
▶判決の詳細
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特許権
令和2年8月26日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10155審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (含硫化合物と微量金属元素を含む輸液製剤)
原告エイワイファーマ株式会社 被告株式会社大塚製薬工場
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特許法29条の2
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[概要] 本件は,特許無効審判請求に対する不成立審決の取消訴訟である。争点は,特許
法29条の2違反についての認定の誤りの有無である。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年8月26日 知的財産高等裁判所
▶概要
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令和1(行ケ)10174審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (加熱式エアロゾル発生装置,及び一貫した特性のエアロゾルを発生させる方法)
原告ブリティッシュアメリカンタバコ(インヴェ 被告フィリップモーリスプロダクツ
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特許法29条2項 特許法29条1項3号 特許法70条2項 特許法36条6項2号
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[概要] 本件は,特許無効審判請求に対する不成立審決の取消訴訟である。争点は,新規
性・進歩性の有無及びサポート要件・実施可能要件違反の有無並びに明確性要件違
反の有無である。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年8月26日 知的財産高等裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ネ)10023控訴棄却
特許権侵害差止請求控訴事件
被控訴人LINEPay株式会社
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特許法100条1項
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[概要] 1 本件は,控訴人が,被控訴人は,被控訴人が管理する原判決別紙1物件目録
記載のコンピュータシステム(以下「被控訴人コンピュータシステム」という。)
を使用して被控訴人のモバイル送金・決済サービスを提供することにより,控訴人
の有する特許権を侵害していると主張して,被控訴人に対し,特許法100条1項
に基づき,被控訴人コンピュータシステムの使用の差止めを求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和2年8月21日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)27378請求棄却
特許権持分一部移転登録手続等請求事件 (癌治療剤)
原告X 被告小野薬品工業株式会社
Y
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特許法74条 特許法26条 特許法2条1項 特許法74条1項
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[概要] 1 本件は,平成12年4月から平成14年3月まで京都大学大学院生命科学研
究科(生体制御学分野)の修士課程に在籍していた原告が,名称を「癌治療剤」
とする別紙特許権目録記載の特許権(以下「本件特許」といい,同特許権に係
る特許を「本件特許」という。)に係る発明(以下「本件発明」という。)は,15
原告が同大学院在籍中に行った実験結果やその分析から得られた知見をまと
めた論文(後記PNAS論文)に基づくものであるから,原告は同発明の発明
者の一人であるとして,本件特許権を共有する被告らに対し,本件発明の発明
者であることの確認及び特許法74条1項に基づく本件特許権の持分各4分
の1の移転登録手続を求めるとともに,被告らが故意又は過失により原告を共20
同発明者として出願しなかったことにより損害を被ったとして,共同不法行為
に基づく損害賠償金1000万円(経済的損害200万円,精神的損害300
万円,弁護士費用500万円の合計額)及びこれに対する訴状送達の日の翌日
(被告小野薬品について平成29年9月5日,被告Yについて同月3日)から
支払済みまで民法(平成29年法律第44号による改正前)所定の年5分の割25
合による遅延損害金の連帯支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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